シミやシワを増やさない。自宅でできるエイジングケアとは?

2017.07.01

シミやシワを増やさない。自宅でできるエイジングケアとは?

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

年齢を重ねるにつれて増えるシミやシワを見て、「もう年だから・・・」と諦めていませんか?正しいケアを続けていければ、シミやシワのない若々しいお肌を維持していくことができます。毎日の肌ケアによって、マイナス10歳肌を目指しましょう。

INDEX

目次

    シミシワの原因

    紫外線によるメラニンの蓄積

    紫外線というと日焼けを引き起こすものだというイメージがありますが、実はお肌への影響は日焼けだけではありません。紫外線のお肌のダメージは、シミやシワなどの肌トラブルを招きやすくなるのです。

    お肌に紫外線が当たると、表皮の基底層にあるメラノサイト(色素形成細胞)がお肌を守ろうと活発に働き始めます。すると、メラニンが沢山作られてしまい、シミができあがってしまうのです。このように紫外線によって起きる肌トラブルを「光老化」と呼び、シミやシワなど老化の約8割は「光老化」によるものと言われています。

    また、紫外線によって刺激を受けるのはメラノサイトだけにとどまらず、お肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの線維にも影響を及ぼします。お肌の保湿機能や弾力の低下を招き、シワの元にもなってしまうのです。

     

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    メラニンを徹底解説。メラニンの構造を理解して、適切な対策をしよう

    加齢による肌の水分量の減少

    シミやシワなどを引き起こす原因として、無視できないのが年齢による影響です。わたしたちのお肌にある細胞は、年齢を重ねるとともに働きが衰え、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

    お肌の一番表面にある層のことを表皮と呼びます。表皮の角層は、細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)といった成分から成っており、うるおいを保ち、お肌のバリア機能を維持する役割を果たしています。年齢が進むにつれて、細胞間脂質やNMFがうまく作られなくなり、水分量が減少し、乾燥しやすいお肌となってしまうのです。

    また、表皮の下にある真皮層では、コラーゲン線維やエラスチン線維によって、お肌の弾力やハリを生み出しています。加齢とともに、コラーゲン線維やエラスチン線維を作り出す細胞の働きが弱まり、たるみやシワを引き起こしやすくなってしまいます。

     

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    肌の水分量はどのくらいが理想的?保湿をしてくれる皮膚のしくみとは

    毛細血管の衰えによるゴースト化

    「ゴースト血管」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。わたしたちの体には、動脈や制脈をつなぐための毛細血管が通っています。毛細血管は、髪の毛の約10分の1の細さとも言われているほどの極細な血管であり、ちょっとしたことで傷つきやすいものです。

    血管の老化や破損によって、血管はあるものの血液が流れなくなってしまったものを「ゴースト血管」と呼びます。「ゴースト血管」になってしまうと、老廃物や水分を流すためのリンパの動きが悪くなってしまうほか、全身に酸素や栄養素が届きにくくなり、お肌の老化を招きやすくなるのです。

    女性ホルモンの減少

    女性の体には、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンがあり、この2つが互いにバランスを取り合うことによって、女性らしく健康的な身体を維持しています。

    特に、エストロゲンは美肌を作り出すために大切なホルモンです。コラーゲンを作り出す働きがあり、ハリや弾力のある元気なお肌を保ってくれます。エストロゲンは、思春期頃から増加し始めるものですが、40歳ごろから減少し始め、閉経を迎えるころには分泌量はかなり低下してしまいます。そのため、加齢とともにコラーゲンが減少し、たるみやシワを加速させてしまうのです。

     

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    エストロゲンの作用。ホルモンの増減による体の変調や、妊娠について

    毛細血管を鍛えてシミシワを防ぐ方法

    下半身の運動トレーニング

    毛細血管が衰えて「ゴースト血管」になることで、シミやシワができやすくなることをお伝えしました。毛細血管は、加齢や紫外線、衝撃などによって老化が進むようになりますが、筋肉と同じように鍛えていくこともできるのです。

    毛細血管を鍛える方法の1つが運動をすること。運動と言っても、自分の力いっぱい使い切る運動から、自宅でできるストレッチなどの軽い運動までさまざまなものがありますが、毛細血管を鍛えるために行ってほしいのは、有酸素運動と筋トレです。

    ウォーキング

    ウォーキングは、ゆっくりと呼吸をしながら全身に酸素を行きわたらせる有酸素運動のひとつです。下半身の筋トレと組み合わせて行うと、より効果が表れやすいと言われています。

    ウォーキングを行う際には、背筋をしっかりと伸ばし、普段よりも歩幅を大きく広げるようにするのがおすすめ。姿勢を正すことによって、足腰が鍛えられやすくなります。

     

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    ウォーキングで健康的な毎日を過ごそう。その効果と楽しく続けるコツ

    筋トレ

    筋トレは、瞬間的に筋肉を収縮させることを繰り返して鍛えていく無酸素運動のひとつです。毛細血管を鍛えるためには、とくに下半身を中心としたトレーニングを行うと良いと言われています。

    特に、かかとの上げ下げをするなどして、ふくらはぎの筋肉を刺激する筋トレがおすすめです。ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれているほど、血流を促すためには大切な部位です。

    1日に0.6gシナモンを摂る

    弱まった毛細血管は、食べ物によって回復を助けることができます。中でも、代表的な食べ物がシナモンで、1日0.6g摂取すると良いと言われています。

    毛細血管は、壁細胞と内皮細胞による2層構造になっています。壁細胞から分泌されるアンジオポエチンがTie2という物質を活性化させることによって、壁細胞と内皮細胞が結びつき、毛細血管が働いているのです。しかし、何らかの原因によって壁細胞が傷ついてしまうと、内皮細胞との間に隙間が生じ、毛細血管がもろくなってしまいます。

    シナモンには、アンジオポエチンと同じように、Tie2を活性化させてくれる働きがあります。Tie2が働くことによって、壁細胞と内皮細胞が再び結合。弱まった毛細血管の修復につながるのです。

    ハーバード呼吸法

    丈夫な毛細血管を維持するために、今すぐ実践できる方法があります。それが「ハーバード呼吸法」です。アメリカのハーバード大学を卒業したアンドルー・ワイル博士が提唱したとされている呼吸法で、「4-7-8呼吸法」と呼ばれることもあります。

    1. 口から息を出し切る
    2. 鼻から4秒息を吸う
    3. 7秒息を止める
    4. 8秒かけて口からゆっくり息を出す
    5. 1~4を4回繰り返す

    ハーバード呼吸法には、副交感神経を高める働きがあります。血流が促され、丈夫な毛細血管を維持することにつながるのです。また、リラックス効果もあるため、眠る前に行うことによって、しっかりとした睡眠をとることができるとも言われています。

     

    メラニンが原因のシミに効く化粧水

    エスト ホワイトニングフォース ローション β 120ml

    エストのホワイトニングフォースローションは、ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸)が配合された美白化粧水です。メラニンの生成を抑え、シミやそばかすの予防に役立ちます。また、お肌をみずみずしくうるおわせ、透明感のあるお肌に。さっぱりタイプのαとしっとりタイプのβの2種類が販売されています。

    エスト ホワイトニングフォース ローション β 120ml

    ソフィーナ ボーテ 美白化粧水 しっとり 140ml

    ソフィーナボーテの高保湿化粧水は、メラニンの生成を抑える美白有効成分を配合。メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを予防してくれます。また、保水向上成分によって、角質細胞に水分を抱え込ませ、うるおいあるお肌へと導いてくれます。しっとりタイプととてもしっとりタイプの2種類が出ており、ほのかな花雫の香りです。

    ソフィーナ ボーテ 美白化粧水 しっとり 140ml

    トランシーノ トランシーノ 薬用ホワイトニングクリアローション 175ml

    トランシーノの薬用ホワイトニングクリアローションは、美白有効成分であるトラネキサム酸を配合した美白ローション。ハス種子発酵液やアンズ果汁などの角質柔軟成分によりターンオーバーを正常に促し、透明感あふれるみずみずしいお肌に。低刺激性、無香料、無着色のお肌にやさしい処方がなされています。

    トランシーノ トランシーノ 薬用ホワイトニングクリアローション 175ml

    SHISEIDO ホワイトルーセント ルミナイジング インフューザー 150ml

    美白有効成分トラネキサム酸を配合した薬用美白化粧水。お肌の奥までエッセンス成分を届けてくれます。シミやそばかすを防ぐとともに、うるおいと透明感のある美透白肌へと導いてくれます。保湿成分として、ヒアルロン酸ナトリウムも配合。お肌にやさしいアルコールフリーです。

    SHISEIDO ホワイトルーセント ルミナイジング インフューザー 150ml

    アスタリフト アスタリフトホワイト ローション 150ml

    アスタリフトのブライトローションは、美白有効成分アルブチンを配合。メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを予防する美白化粧水です。ナノAMAとフェルラ酸からなる独自成分「ナノAMA+」や3種類のコラーゲンなど、うるおい成分もたっぷりと配合。みずみずしく、輝き溢れるお肌に整えてくれます。

    アスタリフト アスタリフトホワイト ローション 150ml

    ディセンシア サエル ホワイトニング ローション クリアリスト 125ml

    セラミドの産生を促す成分「白様雪」を配合し、敏感なお肌に輝きをもたらしてくれる薬用美白化粧液です。メラニンの生成を抑える成分の働きで、白く美しいお肌に整えます。また、浸透性保湿成分「ウォータリーモイスチャー」も配合。お肌につけた瞬間からなじみ、しっとりと柔らかい肌触りを実現します。

    ディセンシア サエル ホワイトニング ローション クリアリスト 125ml

    美肌に欠かせないスキンケアアイテム乾燥が原因のシワに効く化粧水

    ソフィーナ ライズ・バイタルリッチ ライズ ローション lll (しっとり) 140ml

    きめが細かくうるおいあふれるお肌に整えてくれるライズローション?です。うるおい保持成分ユーカリエキス、保湿向上成分うるおいセラミドβ、保水向上成分アクアフィクサーEX配合で、見た目は美しく、触ると弾むお肌に導きます。

    ソフィーナ ライズ・バイタルリッチ ライズ ローション lll (しっとり) 140ml

    ソフィーナジェンヌ 化粧水 しっとり 140ml

    保水向上成分アミジノプロリンを配合したしっとりタイプの化粧水です。角層の奥までうるおいを与え、テカりやカサつきを抑えたしっとりしたお肌へと導きます。無着色、ノンオイリー、エチルアルコール無添加、ニキビになりにくい処方がなされています。ほのかな花果実の香りです。

    ソフィーナジェンヌ 化粧水 しっとり 140ml

    DHC リバイタライジング ブースターセラム 50ml

    DHCのリバイタライジングブースターセラムは、美肌力と浸透力を高めてくれる美容液です。角層まで美肌成分を届ける導入美容液としての機能と、シワやシミなど加齢によるトラブルのための美容液機能をこれ1本で補うことができます。ゆるりとしたテクスチャーで伸びが良く、新党したお肌にうるおいを感じられます。聖マリアンナ医科大学とナノエッグ社が共同開発したナノキューブが配合されています。

    DHC リバイタライジング ブースターセラム 50ml

    pour moi プモア ミルキーローション 120ml

    プモアのミルキーローションは、酵母エキス・乳酸桿菌培養液のW美活を配合した化粧水。保湿成分を極限まで細かくしたナノエマルジョン技術によって、塗った直後から吸い込まれるように角層に浸透。うるおい成分をしっかりとキープしてくれます。無香料、無着色、パラベンフリーのお肌にやさしい処方です。

    pour moi プモア ミルキーローション 120ml

    ディオール カプチュール トータル セルラー ローション 150ml

    カプチュールトータルセルラーローションは、みずみずしいテクスチャーが特徴の高機能化粧水です。ディオール独自の高浸透フォーミュラによって、お肌のすみずみまでうるおいを届けてくれます。また、ディオールガーデンで育った整肌成分のロコンザとケンジンを配合しており、ハリのあるお肌に仕上げてくれます。

    ディオール カプチュール トータル セルラー ローション 150ml

    シミやシワの予防対策

    スキンケアを毎日継続して行う

    美しいお肌は、毎日のケアによって作られていきます。一定期間お肌に何もしない「肌断食」が話題になりましたが、素人の独断で行うのはとても危ない方法です。肌トラブルを改善したり、今のお肌を維持していくためにも、基礎化粧水をしっかりと使って毎日のスキンケアを行っていきましょう。

    シミやシワには、乾燥を防ぎハリを与えるうるおいタイプの化粧水や美白成分が配合された高保湿タイプの乳液などがおすすめです。お肌の悩みや年齢に応じたスキンケアによって、ダメージを受けたお肌をいち早く修復させていくことが大切です。

    外出時の紫外線対策を怠らない

    紫外線はお肌に大きなダメージを与えるもの。うるおいや弾力を奪ったり、メラニンの蓄積によってシミを増加させたりしてしまいます。そのため、美肌のためには紫外線対策はとても重要です。

    紫外線は大量に浴びてしまう夏のレジャー時はもちろんのこと、外出する予定のない日や冬の季節にも日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めを使いながら、帽子や日傘を併用していくことがおすすめです。

    UV機能のついたメイク用品を使う

    日焼け止めは、2~3時間ごとに塗りなおさないと、記載されているSPF・PA値の効果を発揮することができません。しかし、日焼け止めは基礎化粧品とメイク用品の間に塗るもの。こまめに塗り直しをするのは、とても大変ですよね。

    最近販売されているファンデーションや化粧下地の中には、紫外線をカットする成分を含んだ商品が増えています。お直し用として、UVケア効果のあるメイク用品を持ち歩き、化粧直しと紫外線対策を同時に行っていきましょう。また、休日の軽いメイクと紫外線予防にもUVケア用品が向いています。

    果物や野菜などの食べ物を多めに摂る

    果物や野菜には、若々しいお肌を維持するために欠かせないビタミンが豊富に含まれています。特に、肌トラブルを防ぐビタミンB群、コラーゲンを作り出したりお肌の新陳代謝を整えたりするビタミンCがおすすめ。スキンケアに加えて、食べ物によって体の内側からもケアしていきましょう。

    サプリメントを活用する

    ビタミンを効率よく摂取するために、サプリメントがおすすめです。数あるサプリメントの中でもおすすめなのがビタミンC。美白や保湿など、シミやシワのためのケアには欠かせない栄養素です。

    ビタミンCは、水に溶けやすい性質を持っているため、週に1度大量に摂取するのではなく、毎日適量ずつ摂取していくことが大切です。野菜中心の食生活をしながら、サプリメントで補っていきましょう。

    タバコやカフェインを控える

    脳を覚醒させたり、落ち着かせたりするためにタバコやカフェインが欠かせないという方もいるのではないかと思います。しかし、摂り過ぎは美肌の大敵。なるべく控えるように心がけていきましょう。

    カフェインは脳を覚醒させると同時に、血管を収縮させてしまう成分でもあります。そのため、摂り過ぎにより血行不良を招き、お肌にも悪影響です。1日に2杯までと決めておくことがおすすめです。

    また、タバコを吸うと、有害物質を破壊するために、ビタミンCが働くようになります。そのため、せっかく摂取したビタミンCがお肌に行き届かなくなり、ハリや弾力を回復させることができなくなってしまうのです。

    適度な運動で汗を流す

    運動は、お肌にうれしいさまざまな効果をもたらしてくれます。血流が良くなることでお肌に栄養素が行き届きやすくなったり、疲労回復・リラックス効果によってストレスを軽減したりと、シミやシワ、ニキビなどの肌トラブルを予防することにつながります。美容・健康のための適度な運動を日課にしてみましょう。

     

    内外からのケアでシミシワを解消しよう

    シミやシワなどを解消するためのケアには、年齢や悩みに合わせた化粧品選びに加えて、運動や食事などの生活習慣がとても大切になってきます。これまで受けてきたお肌のダメージを簡単に取り除くことは容易ではありませんが、コツコツと続けていくことによって、お肌の老化を遅らせたり、うるおいとハリのあるお肌を取り戻したりすることができます。内側と外側、両面からの肌ケアによって、マイナス10歳肌と呼ばれる美しいお肌を手に入れましょう。

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