ニキビを豆乳で改善。飲み方のポイントをおさえて内側からキレイに

2017.07.02

ニキビを豆乳で改善。飲み方のポイントをおさえて内側からキレイに

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

ニキビができたり、肌荒れに悩むことはよくあることです。基礎化粧やエステに行ってのお手入れも重要ですが、日々の飲み物を少し意識して、簡単に美しくなれたら素敵ですよね!取り入れやすい豆乳の魅力を知って、内側からもきれいになりましょう。

INDEX

目次

    ニキビにも効く豆乳の健康美肌成分

    ?エストロゲンの減少を補う大豆イソフラボン

    大豆イソフラボンは、化学構造がエストロゲン(女性ホルモン)と似ているため、体内でエストロゲンのようなはたらきをすると言われています。エストロゲンは、肌のハリや髪の毛の潤いを保つなど女性の美容と健康をサポートしてくれるホルモンです。

    生理前などニキビや肌荒れの症状が出やすくなりますが、これは子宮の収縮を抑えるために黄体ホルモンの分泌が増え、エストロゲン(女性ホルモン)とのバランスが崩れるためです。生理前の不安定なホルモンバランスを整えてくれるので、大人ニキビなどの肌荒れの予防に効果的です。

    免疫力を上げるサポニン

    植物の根、葉、茎などに含まれている苦みのもととなる成分です。ウイルスや細菌から身体を守る免疫機能を司る、ナチュナルキラー細胞を活性化させるはたらきがあります。免疫力が向上することで、風邪やインフルエンザの予防につながります。その他、コレステロールの除去をしたり動脈硬化の原因となる過酸化脂質の抑制をするはたらきがあるそうです。

    善玉菌のエサになる大豆オリゴ糖

    オリゴ糖に代表されるのは7種類ありますが、大豆オリゴ糖は、その名の通り、大豆に含まれるオリゴ糖です。熱や酸、消化酵素に強いため大腸にしっかりと届き、善玉菌を活性化させるはたらきを持ちます。

    他のオリゴ糖に比べて、少量で便秘解消や腸内環境を改善する効果があります。砂糖に近い甘みがあり、低カロリーといった特徴があるため、ダイエットにもおすすめの成分と言われています。

    血圧を下げる大豆ペプチド

    大豆ペプチドは、血管収縮にかかわる酵素に働きかけ、血圧対策に効果があるそうです。大豆特有の成分が血液をサラサラにし、高血圧や動脈硬化を予防します。

    大豆たんぱく質を分解したものが大豆ペプチドで、ペプチドとはアミノ酸が結合されたものであり、たんぱく質とアミノ酸の中間物質にあたります。また大豆ペプチドは消化吸収されやすく、コレステロールを下げる効果も認められています。

    肌の保護機能をアップさせるリノール酸

    肌の保湿・抗炎症作用・老化防止作用といった、バリア機能を高める効果があるとされています。リノール酸は、体内で生成不可能な必須脂肪酸の一つです。必須脂肪酸は微量でも生理的なはたらきがあると言われており、コレステロール値や血圧を下げるなどの各組織を正常にする効果があります。

    ただし、リノール酸の過剰摂取はがんの原因になったり、アレルギー症状の悪化、老化を招くなどの悪影響もあるようなので、摂取量に注意が必要です。

    皮脂の代謝を助けるビタミンB群

    ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8種類のビタミンの総称です。生きるためのエネルギーを作るのに欠かせない栄養素であり、一つだけでは効果を発揮しにくいといわれています。そのため、ビタミンB群は一緒に摂る(複合体)のが望ましいようです。

    ビタミンB群の中でも、ビタミンB2は糖質とタンパク質の代謝に関わり、健康な肌や髪を作ったり、肌荒れや髪のトラブルを予防します。ビタミンB群はあらゆる酵素の補酵素としてはたらいており、代謝ビタミンと呼ばれています。

    脂質の酸化を防ぐビタミンE

    脂溶性ビタミンの代表といわれます。脂からできているため、細胞膜に存在し、活性酸素の攻撃から細胞を守るはたらきがあります。活性酸素により細胞が酸化してしまうことが老化や生活習慣病の根本的な原因といわれているため、摂取することで、老化や生活習慣病の予防につながります。

    また毛細血管が拡張しやすくなるため、肌のすみずみまで血液が巡回することで肌荒れの予防にもつながります。

     

    豆乳が効果を発揮するニキビの原因

    生理前のホルモンバランスの乱れ

    生理前などホルモンバランスが崩れるとニキビや肌荒れなどの症状が出やすくなります。生理前や妊娠中は子宮の収縮を抑えるために黄体ホルモンの分泌が増え、卵胞ホルモン(女性ホルモン)とのバランスが崩れます。

    女性ホルモンは肌や髪のハリや潤いを保つなどの美容と健康をサポートしているため、バランスが崩れることでニキビや肌荒れの症状が出やすくなるのです。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    エストロゲン・プロゲステロンのことを知って、女性ホルモンを整えよう

    便秘の毒素による血液の汚れ

    便はなるべく早く体外に排出すべきです。長期的に便が体内に残ってしまう事で、便の腐敗・発酵が進みます。そうすると、善玉菌が減少し、悪玉菌の勢力が強くなってしまい、有害物質やガスが発生します。

    身体は有害物質が増えると、体外へ排出しようとしますが、便が詰まっているので出口がふさがっています。結果、有害物質は腸壁から吸収され、血液に溶け出して全身を巡ります。そして体中に行きわたった有害物質は汗や皮脂などとして体外へ放出されるのです。

    肌細胞は日々お肌に溜まった汚れや水分を排出していますが、有害物質の排出に手間を取られてしまうことで、通常の新陳代謝のはたらきでは追いつかなくなってしまい、お肌の状態が悪くなってしまいます。

    脂質の摂り過ぎなどの食生活の乱れ

    毛穴に皮脂が詰まると、アクネ菌が繁殖し、ニキビが発生すると言われています。アクネ菌は常在菌ですべての人に存在するため、完全に取り除くことはできません。しかし皮脂量をコントロールすることは可能であり、とても大切なことです。

    肉や揚げ物、ファストフード、バターを多く含むお菓子などの取り過ぎは皮脂を過剰に分泌させる原因となります。皮脂が過剰に分泌されることで毛穴がつまり、毛穴が詰まってしまうとニキビができやすくなってしまいます。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    美肌をつくる健康レシピ9選。日々の食生活で肌に変化を

    乾燥による皮脂の詰まり

    ニキビは脂分が多い脂性肌にできるイメージがありますが、実は、乾燥肌が原因でできるニキビもあります。脂性肌によるニキビは皮脂の過剰分泌により毛穴がつまることが原因ですが、乾燥肌の場合は皮脂分泌が少ないがために引き起こされるのです。

    皮脂分泌が少ないと肌のバリア機能である皮脂膜をしっかり作ることができにくくなります。皮脂膜が作られないと、角質層の水分が大量に蒸発してしまいます。水分を失うと角質は硬くなり毛穴がだんだんと細くなっていきます。結果、わずかな皮脂でも毛穴が詰まってしまい、ニキビの原因となるのです。

    栄養の乱れによる免疫力の低下

    肌の細胞を作るには、タンパク質やビタミンといったさまざまな栄養素が必要で、特にタンパク質は細胞の材料となる大切な栄養素です。ダイエットで肉や卵などのタンパク質を多く含む食品を控えると、新しい細胞が作りにくくなります。結果ターンオーバーが乱れ、古くなった角質もはがれにくくなりニキビの原因となりやすいです。

    また、身体の免疫力が低下すると風邪をひきやすいのと同じで、肌も免疫力が低下するとニキビ菌やブドウ球菌などに負けてしまいニキビができやすくなってしまいます。日々の栄養を整えて免疫を高めておくことで、菌に負けない肌に近づきます。

     

    豆乳でニキビ対策をする時のポイント

    大量に摂取しない

    食品からの1日当たりのイソフラボンの摂取量は、70~75?が推奨されています。豆乳に含まれるイソフラボンの量は、メーカーや商品によって違います。参考として紀文の200mlのパックの無調整豆乳には68?、調整豆乳には50?、豆乳飲料には30?前後が含まれるそうです。

    イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)と似たはたらきをするため、過剰摂取するとホルモンバランスを崩してしまい、月経不順やニキビの悪化を招く可能性があります。豆乳のほかにも、豆腐や納豆、きな粉などの大豆製品にはイソフラボンは多く含まれていますので、普段からこれらの食品を摂る習慣のある人は特に、過剰摂取とならないよう気を付けましょう。

    なるべく砂糖の入っていない無調整豆乳を使う

    豆乳は、無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料と3種類あります。無調整豆乳は、大豆を絞ったままの無添加の状態で、濃度の高い豆乳です(大豆固形成分8%)。調整豆乳は、砂糖などを加え飲みやすくしたもので、濃度はやや低めの豆乳です(大豆固形成分6~8%)。豆乳飲料は、果汁や珈琲を加え製法したもので、濃度は無調整豆乳と比べると半分ほどとなります(大豆固形成分4~6%)。

    添加物を一切加えていない無調整豆乳は、大豆ペプチド、大豆サポニンが豊富に入っています。そのため一番効率よく美肌成分をとり入れ易いと考えられます。また、飲みやすい調整豆乳や豆乳飲料には砂糖や、油、香料などが含まれるため、継続することでニキビに悪影響を与える可能性も否定できません。なるべく無調整豆乳を使うようにしましょう。

    甘みを足したい時はオリゴ糖を

    オリゴ糖を使うメリットは二つあり、一つは、カロリーの低さにあります。砂糖のカロリーは1gあたり約4kcalですが、オリゴ糖は約2kcalと約半分です。しかしオリゴ糖のほうが甘味度は低いので、摂取量が多くならないように注意しなければなりません。

    もう一つは、便秘の解消にも役立つことです。オリゴ糖は腸内の善玉菌を増やすはたらきがあり、腸内細菌に分解されず、大腸まで到達します。大腸まで到達したオリゴ糖は、善玉菌であるビフィズス菌の餌となるので、善玉菌の増加につながるのです。

    毎日継続して飲み続ける

    毎日継続して、200mlの豆乳を飲んでみましょう。1日のうちでどのタイミングで飲んでも良いですが、朝起きてすぐに温かい豆乳を飲むことが最も効果的といわれています。朝飲むことで、腸が活発に働き便秘解消に効果的であり、食前の空腹時は栄養を吸収しやすいため、効率よく栄養をとりいれることができます。

    また、豆乳は熱や冷えにも強いため、温めても栄養価がほとんど変わらないそうです。60~70℃くらいがちょうどよいと言われており、温めることで、身体への栄養素の吸収がさらに良くなります。

    即効性があるわけではなく、大豆イソフラボンによる効果が現れるのは、1カ月ほど時間がかかります。毎日継続して飲み続けてみましょう。

    飲んで効果がなければ飲むのは控える

    豆乳はホルモンバランスによるニキビに効果的な方法です。ニキビの原因がホルモンバランス以外にある場合は効果を発揮しにくいこともあります。例えば乾燥が原因でニキビができている場合は、保湿をしない限り、改善にはつながりません。

    1カ月飲み続けても効果が現れない場合は、飲むのを控えましょう。ホルモンバランス以外に原因があるかもしれません。また飲みすぎることで、逆にニキビができやすくなる場合があります。

     

    豆乳が苦手な人向けのアレンジレシピ

    コーヒーに足して豆乳ラテ

    材料

    ・無調整豆乳 適量

    ・インスタントコーヒー お好みの分量

    ・お湯 適量

    作り方

    1.お湯を沸かし沸騰したら蓋を外して少し冷ましておく。

    2.カップの半分程度まで豆乳を入れて、沸騰しない程度にレンジで加熱する。表面に膜がはったら取り除く。

    3.インスタントコーヒーを豆乳に加えよく混ぜる。

    4.コーヒーと豆乳がよく混ざったら、お湯を加えて完成。

    バナナと混ぜた豆乳バナナスムージー

    材料

    ・豆乳150~200ml

    ・バナナ1本

    作り方

    1.バナナを適当な大きさに切る。

    2.ミキサーに豆乳とバナナを入れる。

    3.好みのとろとろ具合になったらできあがり。

    ※はちみつ、黒ごま、シナモン、きなこなどを加えると味のバリエーションが増えます。

    牛乳の代わりに豆乳を使った豆乳シチュー

    材料(二人分)

    ・豆乳400ml

    ・人参1/4本

    ・ジャガイモ1個

    ・玉ねぎ1/4個

    ・ブロッコリー1/4房

    ・ベーコン2枚

    ・小麦粉大さじ1

    ・コンソメキューブ1個

    ・塩こしょう少々

    ・粉チーズ大さじ1

    作り方

    1.野菜とベーコンを好みの大きさに切る。

    2.鍋にバターを溶かしブロッコリー以外の野菜とベーコンを入れ、玉ねぎが透き通るまで炒める。

    3.小麦粉を加え、焦げないように弱火で、粉っぽさがなくなるまで炒める。

    4.豆乳、コンソメキューブを入れ、野菜に火が通り、とろっとするまで煮る。豆乳はふきこぼれやすいので、時々かき混ぜながらごく弱火で煮る。

    5.粉チーズを入れてよく混ぜ、塩こしょうで味を調えて完成。

     

    美肌に欠かせないスキンケアアイテム

    豆乳を使ったニキビ予防におすすめの化粧水

    豆富庵 豆乳ローション 200ml

    URL:http://www.cosme.net/product/product_id/321593/top

    「大豆イソフラボン」を含んだ豆乳発酵液を配合。豆乳には大豆イソフラボンのほかにも、レシチン・サポニン・リノール酸などの大豆成分が豊富に含まれています。また尿素、ヒアルロン酸、グリチルリチン酸配合により、しっとりとした感触でたっぷりとお肌をうるおすローションで、乾燥肌におすすめです。

    グランデーヌ アミノ バイタライジング ローション II(しっとりタイプ) 180ml

    URL:http://www.cosme.net/product/product_id/2878000/top

    豆乳発酵液配合で外的ストレスに負けない肌を目指します。アミノフルファクターPT-Lという成分が角質層に浸透し肌の潤いを高めます。また、アミノ酸高濃度配合により、角質の奥までうるおいで満たしふっくらとしたハリのある肌に導きます。エッセンスのようなコクのある使用感が特徴です。

    suisai スキンタイトニングクールローション 150ml

    URL:http://www.cosme.net/product/product_id/10127389/top

    ひんやりとした感触が好きな方におすすめのローションです。清涼成分イソプレゴール・メントキシプロパンジオール配合で、つけた瞬間ひんやりと感じます。豆乳発酵液・セイヨウナシ発酵エキス・Wヒアルロン酸配合で角質をうるおいで満たしつるつるすべすべ肌に整えます。

    なめらか本舗 しっとり化粧水 NA 200ml

    URL:http://www.cosme.net/product/product_id/10024683/top

    遺伝子組み換えなし大豆を使用しています。なめらか本舗は無香料、無着色、無鉱物油のスキンケアブランドです。べたつかない使用感で、肌にどんどん浸透し、濃いうるおいでしっとりと、内側からハリのある女性らしいお肌へ導きます。豆乳発酵液にイソフラボンが含まれています。

    こだわり自然化粧品 リッチローション S3 130ml

    URL:http://www.cosme.net/product/product_id/2889508/top

    豆乳発酵液配合で、ハリやツヤを与えます。また、肌を健やかに保つコクトオリゴ糖・ビタミンB6、日焼けによるしみ・くすみをケアするチンピエキス・ビタミンC誘導体などが配合されています。天然成分配合でお肌にやさしく、洗顔後の肌を弱酸性に保ち、雑菌から守ります。

    豆乳イソフラボンの力でニキビレスな肌に

    豆乳イソフラボンは、お肌をきれいにするだけでなく、生活習慣病の予防など非常に有益なはたらきをしてくれる素敵な成分であることがわかりました。日々の生活に上手に豆乳をとり入れて、内側からも健康的で美しく、ニキビレスな肌を目指しましょう。

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