肌荒れの原因は化粧のせい?その原因と対策に迫る

2017.07.01

肌荒れの原因は化粧のせい?その原因と対策に迫る

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

素顔を華やかに、綺麗に見せてくれる化粧は、女性にとって欠かせないもの。しかし、良いことばかりではなく肌トラブルの原因にもなることを知っていますか?今回は、そんなお化粧による肌荒れの原因、リスクや対策をご紹介します。自分のお肌に合ったメイク術を身につけて、健やかで悩みのない肌を手に入れましょう。

INDEX

目次

    化粧が肌荒れの原因になる理由

    成分が合っていない

    まず多く見られる原因として、自分の肌と使用している化粧品に配合されている成分が合わないということが挙げられます。人によって肌質はそれぞれで、乾燥肌の人からオイリー肌の人、また混合肌の人まで様々。そのため、合う化粧品も人によって変わってきます。

    肌荒れ防止のために気を付けたい成分「界面活性剤」

    わかりやすく説明すると、本来は混ざり合わない物を混ぜ合わせるために使うもの。界面活性剤は肌の洗浄剤だけでなく、日用品や食品にも使用されている成分です。これらは汚れや余分な皮脂を洗浄することを目的とされています。

    界面活性剤の種類は様々で、「植物性」のものから「石油系」のもなどがあります。「石油系界面活性剤」は油分をきれいに取り除いてくれますが、肌に必要な皮脂まで過剰に取り除いてしまうことも…。

    「植物性」と「石油系」でどちらが合うかという事も人それぞれです。まずは、「自分に合った成分」を知ることが肌荒れ防止の近道でしょう。

    メイクを落とさず寝てしまう

    非常に疲れて帰ってきてメイクを落とさず寝てしまった経験がある方は多いと思います。「1日くらいならダメージは少ない…」などと思っていたら大間違い。
    肌は水分補給が大切なので、それを怠るとどんどん皮脂が出てきてしまいます。皮脂は時間とともに酸化していき、この皮脂の酸化が続くと、肌はどんどん乾燥してしまいます。この乾燥はもちろん後々のシワの原因になるでしょう。
    また、薄くデリケートな肌に色素のついたメイクをした状態でいると、色素沈着の原因にもなってしまいます。肌がくすむと、それを隠そうとメイクを重ね、どんどん悪循環と繋がってしまいますね。メイクを落とすことを怠らないようにしましょう。

    毛穴を塞ぐほど厚塗りしている

    化粧をするなら、ファンデーションでくすみや毛穴を隠したいと思います。しかし、やり方を間違えると余計毛穴も目立ってしまいます。毛穴を隠そう隠そうとするあまりに、ファンデーションを厚塗りにしてしまうと、時間が経って毛穴から皮脂が分泌して、毛穴の存在感が強くなってきてしまうのです。
    また、毛穴は呼吸していますから、塞いでしまうと角質がつまり、黒ずみの原因にもなってきてしまうのです。「厚塗り厳禁」と意識しましょう。

    クレンジングの刺激が負担になっている

    クレンジングは、メイクと同じくらい皮膚にとって大切なことです。みなさんご自分のクレンジング方法を思い出して見てください。手でゴシゴシと皮膚を擦ったりしていませんか?皮膚の角質層は、非常に薄いので、摩擦による影響を受けやすいのです。角質層を壊してしまうと、乾燥も進んでしまいます。クレンジンクが肌になじむよう、優しく肌に乗せる感覚で広げていきましょう。
    また、クレンジングは「オイルタイプ」と「オイルフリータイプ」に大きく分かれています。オイルタイプはメイクを落とす力が強いので便利なのですが、これも成分で合う、合わないが人によってあるので注意して選びましょう。

    メイク用具が汚れている

    普段使うメイク用具はどのくらいの頻度で取り替えていますか?使えるからと油断して、長い期間使用していると肌トラブルの原因になります。何日も前の汚れを再び肌に触れさせているのです。考えただけで不潔ですよね。特にブラシ、パフは、交換がおざなりになりがちなメイク用具ですが、意識してしっかり交換するようにしてください。

    使い捨てのものでなければ、できれば1週間に1回を目安に中性洗剤で洗いましょう。しっかり乾燥させてまた使用するように心がけてください。一種類のメイク用具も、二個ずつ持っているとローテション出来るのでいいでしょう。

    化粧をしないすっぴんの肌荒れリスク

    紫外線の影響を無防備に受ける

    化粧による肌荒れリスクももちろん多くありますが、反対に化粧をしないことでの肌荒れリスクも多くあります。
    特に気を付けたいのが紫外線による肌ダメージです。メイクをしていれば、下地やファンデーションに日焼け効果のある成分が入っているものがほとんどですから、日焼け止めを塗らなくても、自然に日焼け止め対策ができています。何もしていない状態は直に紫外線を受けてしまうので、メイクをしていない状態よりもダメージを受けてしまいます。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう

    乾いた空気に肌の水分が奪われる

    乾燥している日に外に出ると、体内の水分がどんどん抜けていってしまいます。これはもちろん顔の毛穴にも同様のことが言えます。乾燥は肌にとって大敵。乾燥することで、カサカサしたり、逆に皮脂分泌が増えすぎてしまったり、毛穴も開いてしまいます。
    そうなってしまってからでは、元の綺麗な状態に戻すのに時間がかかります。ファンデーションの膜が一枚あるだけで少なからず肌は守られるので、面倒臭がらずに肌の保護をしてください。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    肌の水分量はどのくらいが理想的?保湿をしてくれる皮膚のしくみとは

    排気ガスなどの有害物質を直に浴びる

    「排気ガス」とは、「大気中に放出されると環境汚染の原因にもなる気体」です。昔は、肌トラブルの原因で「紫外線」が多く挙げられてきましかが、最近ではシミやシワの原因の8割は大気汚染のような有害物質であると言われているくらいです。
    私たちが出来ることは、外出時に有害物質から肌守ることです。お肌の老化を少しでも遅くするためには、有害物質を直に浴びることは絶対に避けるようにしましょう。

    花粉やホコリが毛穴に詰まりやすくなる

    肌をカバーするものが何もなければ、もちろん毛穴にダイレクトに汚れが入ってきてしまいます。目に見えない程度の花粉やホコリでも、しっかりと毛穴に入ってきてしまうのです。
    また、毛穴の汚れがしっかりと落ちていないことで毛穴が開いてしまう原因にも。これらの理由から、化粧をしないことによる肌荒れリスクは深刻です。
    一度肌が荒れてしまうと、元の状態になるまで、時間も化粧品のお金もかかってしまいます。少しの時間しか直射日光に当たらないからと言って油断しないでくださいね。

    肌荒れ対策の化粧品選び

    水と石鹸だけで落とせるもの

    クレンジングの中でも洗浄力のあるもので何度も洗顔すると、お肌に負担がかかってしまい、それが肌荒れの原因になっていることがあります。
    水と石鹸だけで落とせる化粧品を使えば、その分洗顔時の負担が減ります。化粧下地ではなく、水で落とせる日焼け止めを使い、ファンデーションの代わりにベビーパウダーなどを使ってみてください。

    オイルフリーのもの

    オイルフリーの化粧品は、ニキビの原因であるアクネ菌の栄養となる余分な皮脂を作らないため、お肌にいいと言えるでしょう。とはいえ、肌質は人それぞれ肌質が異なるので、オイルが入っていた方がいい場合やオイルフリーの方がいい場合があるでしょう。使い比べて自分に合っている方を選択することが重要です。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    おすすめなオイルフリークレンジングまとめ。肌に優しくマツエクOK

    肌に優しいミネラルコスメ

    ルースタイプ(粉状)のミネラルファンデなどは、石鹸などで簡単に落とせる場合が多いので、その点ではお肌に優しいものです。
    しかし「ミネラル=肌に優しくて安全」というのは大きな間違い。「ナノ酸化チタン・合成ポリマーでコーティング・合成界面活性剤を使用」のものはお肌に優しいとは言えないため、成分表示をしっかり見て本当にお肌にいいものを選びましょう。

    なるべく成分がシンプルなもの

    エタノールや、合成着色料、合成香料などは、必ずしも化粧品に必要な成分ではありません。不必要な成分は入っていないに越したことはありません。肌への刺激になりかねない成分の入っていない、できるだけシンプルなものを選択しましょう。

    テスターや試供品でタッチアップしてみる

    「これにしよう」と思ったものを買ってみたら、肌に合わなくて、肌荒れしてしまっては非常に残念なことです。失敗せずにお肌にあったものを選びたいですよね。そんな事態を避けるためには、まずテスターや試供品を使ってみてください。よく吟味して自分の肌との相性を見てみましょう。

    肌に負担の少ない化粧のポイント

    事前に保湿をしっかりしておく

    お化粧をしても、事前のケアが足りないままだと、途中でよれてきたり、乾燥してカサカサになってしまうことはありませんか?それをカバーするために、またその上からお化粧を重ねては、肌の負担になってしまいます。
    一番大切なベースメイクである、ファンデーションのノリをよくするためには、事前の保湿が大きなポイント。きちんとメイク前のスキンケアをするよう心がけましょう。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    保湿のケアと生活環境で乾燥肌が改善。透明感のある美肌を目指そう

    UV機能がついた下地を使う

    私たちの皮膚は、紫外線の刺激により、メラニン色素を生成します。メラニン色素は普段は紫外線を吸収して肌を守るものなのですが、強い紫外線を浴びるとメラニン色素が過剰に生成されてしまい、しみやシワ、弾力の低下といった肌の老化を促進してしまうのです。

    お肌を守るためには、少しの外出でも、しっかりとUV機能がついた下地を塗る癖をつけましょう。

    ファンデーションはパウダーを使う

    数あるファンデーションの種類の中でもパウダーファンデーションは、おすすめです。ファンデーションとフェイスパウダーのいいところを併せ持っている上に肌への負担が少なく、化粧直しが簡単で、落とす時も石鹸などで簡単に落とせる場合が多いので、肌荒れ防止に繋がります。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    日焼け止めにはパウダリーファンデーション!UV効果を上げる方法

    ポイントメイクに力を入れる

    顔のテカりの定番、額から鼻にかけたTゾーン。そこは顔の中で、特に焼けやすい部分でもあります。Tゾーンのテカリを抑えるために、その部分のポイントメイクに力を入れましょう。しっかりとベースメイクをすることでテカリを抑えると同時に、紫外線防止効果も得ることができます。
    また頬も顔の中で日に焼けやすい部分。こちらもハイライトや、チークを入れる前に、しっかりとベースメイクをして、紫外線対策をしましょう。

    トラブルはコンシーラーを活用して隠す

    シミ、ソバカスなどを隠すために、顔全体にファンデーションを塗っていませんか?顔全体をファンデーションでしっかりカバーすると、その分肌の負担になってしまいます。
    >気になる部分のみをコンシーラーで隠してあげることで、お肌への負担が軽くなりますし、顔全体のファンデーションが薄付になることで、化粧の持ちもよくなりますから、うまくコンシーラーを活用することをおすすめします。

    帰宅後になるべく早く落とす

    ファンデーションなどのメイク用品に含まれている油分や顔料は、汗や皮脂と混ざり合うと過酸化皮脂という、皮膚細胞を傷つけてしまう成分に変化します。その過酸化皮脂が毛穴の詰まり、炎症や乾燥肌、シミやしわの原因となるのです。帰宅したらまずは、お化粧を落す習慣をつけましょう。
    もし、万が一化粧を落とさないで寝てしまった時は、翌日はパックなど特別なお手入れをして、お肌のダメージを蓄積しないようにしましょう。

    負担をかけないメイクで肌を外的刺激から守ろう

    ちょっと面倒だなーとメイク前のお手入れを怠ったり、近所のコンビニに行くだけだからと、日焼け止めを塗らなかったり、ついついお化粧を落とさずに寝てしまうこと、誰にでもありますよね。

    しかし、少し意識をすることと、少しの工夫、使う化粧品を変えるだけで、これから美肌を手に入れることができるのだから、是非チャレンジしていただきたいと思います。最初はちょっと面倒でも、しっかりと毎日の習慣にしていきましょう。

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