日焼け止めの選び方。上手に使い分けて将来のシミに備えよう

2017.06.21

日焼け止めの選び方。上手に使い分けて将来のシミに備えよう

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

紫外線対策に関心の高い人が増えていますが、日焼け止めも種類が多すぎてどう選べばよいのか迷ってしまいますね。日焼け止めは種類もタイプも実にさまざまなものが販売されています。特徴をよく理解して上手に利用し、シミのない美肌を目指しましょう。

INDEX

目次

     

    日焼け対策はいつからしたらいいか

    紫外線の多くなる時期

    日焼け対策はいつ頃からはじめればよいのかと疑問に思っている人はいませんか?紫外線は5月頃から増え始めて、7~8月に一番多くなります。地表まで届く紫外線には、真皮にまで到達する”UV-A波”と、エネルギーが強くて表皮にダメージをあたえる”UV-B波”の2種類あります。

    UV-B波は夏に多くなりますが、UV-A波は春から秋ごろにかけて続きます。つまり、一年の半分は紫外線に注意したほうがよいということになりますね。

     

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    冬でも紫外線はある

    春先から秋まで強くなるUV-Aですが、UV-Bは冬になると量がぐっと減るのに対して、UV-Aは冬場でもそれほど減らずに夏場の半分ほどしか減りません。

    紫外線は太陽から降り注いでいるものと思われがちですが、実は空気中のちりなどに散乱されて地表に届くものもあります。曇っているときでも快晴の日の6割程度の紫外線量があるといわれているので、油断は禁物です。

     

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    日焼け止めが冬でも必要な理由とは?紫外線対策している方は必見。

    焼きたくなければ一年中対策は必要

    紫外線は夏場や晴れた日だけでなく、季節や天気を問わずにいつでも降り注いでいます。紫外線は目には見えないものなので、感覚的にとらえられないので注意が必要ですね。

    美白ケアに関心が高い人は多いですが、絶対に焼きたくないのであれば一年中紫外線対策を行うことをおすすめします。特に毎年うっかり日焼けをしているという人は、意識してみてください。

    洗顔料の種類

     

    日焼け止めのSPF・PAとは

    PAは+でランク分け

    日焼け止めのパッケージには、「SPF」や「PA」と表記されていて数字や+マークも記されています。SPFやPAとはどういう意味?だとか、なんとなく数値が高い方がいいのではなどと意外とうやむやにされがちなのではないでしょうか。

    PAは地上に降り注ぐ紫外線のおよそ9割を占めるUV-Aを防止する効果を数値であらわしています。PAは+の数でランク分けされていて、+は効果がある、++はかなり効果がある、+++は非常に効果がある、++++は極めて高い効果とされています。

    SPFもPAも数値が高いほど効果が期待できる

    SPFは、サンバーンと呼ばれる赤くなってヒリヒリする日焼けを引き起こすUV-Bを防止する効果をあらわしています。たとえば日焼け止めを塗らない状態で25分でサンバーンを起こす人は、SPF24のものを使用すると赤くなるまでの時間を約24倍伸ばせます。

    SPFは数字が多いほど、PAは+の量が多いほどUVカット効果が期待できるということになります。最近では普通肌向けの製品であれば、ほとんどがどちらも最高値となっている商品が多くなってきました。

    紫外線UV-AとUV-Bの関係性

    紫外線にはUV-A(A波)とUV-B(B波)の2種類あって、このどちらも違ったアプローチで肌にダメージをあたえるので厄介です。

    UV-Aは長波長でエネルギーはそれほど強くないものの、照射されると真皮の中層にまで到達してシミやしわなどの要因にもなります。これに対してUV-Bは短波長でエネルギーが強く、肌の表面にダメージを与えて乾燥や肌荒れを引き起こします。このように性質は違いますがどちらも肌に悪影響をあたえるので、しっかりと防ぐことが重要です。

    日焼け止めの種類

    リキッドタイプは種類も多い

    市販されている日焼け止めの多くがこのリキッドタイプになります。リキッドタイプは種類が豊富で、高いUVカット効果に美肌成分が配合されていて肌に優しい、落ちにくいなど高機能な製品がそろっています。

    メントールが入ったクールタイプ、同じシリーズで香りが選べるもの、同シリーズでSPF・PA値が選べるものなどバラエティに富んで多くの製品の中から選べる点も魅力の一つでしょう。

    メイクの上からならパウダータイプ

    日焼け止めはこまめに塗り直しましょうといわれても、外出先で顔の日焼け止めを塗り直すときに「メイクをしているしどうすればいいの?」と悩んでいませんか?

    そんなときには、パウダータイプの日焼け止めがおすすめです。メイクの上から付けるだけで、メイク直しと同じ感覚で使用できます。パウダータイプは皮脂を抑えたり化粧崩れを防止する効果などもあり、メイクの仕上げパウダーと兼用できるので便利です。

    軽い付け心地のジェルタイプ

    ジェルタイプの日焼け止めは、軽い付け心地でべたつかずに肌にさらっとなじむので、特に夏真っ盛りの時期におすすめです。ジェルタイプは透明なものが多く、日焼け止めにありがちな白浮きしない点も魅力の一つ。

    意外ですが、ジェルタイプは使い心地の良さに反して、心地よさを出すために肌に負担がかかりやすい成分が配合されていることが多いということも覚えておくとよいでしょう。

    背中も簡単につけれるスプレータイプ

    プールや海などに出かけたときにはスプレータイプの日焼け止めを持参すると効率的。スプレータイプなら背中などの塗りづらい部分にもシューっと吹きかけるだけなので便利です。

    また、スカートをはいて出かけたときなどにも使えます。外出先で容器から日焼け止めを出して、ひざ下に手で塗るのはなんだか面倒に感じるものです。そんなときもシュッとふきかけて、うっかり日焼けを防ぎましょう。

     

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    まだ間に合う。日焼け止めスプレーで手軽にしっかりできる紫外線ケア

    持ち歩きに便利なシートタイプ

    日焼け止めは出かける前に一度塗ればいいわけではなく、こまめに塗り直すことがポイントとなります。とはいえ、でかけた先で何度も日焼け止めを塗り直すのは意外と面倒だし人目が気になることも。

    シートタイプの日焼け止めなら、コンパクトサイズのウェットティッシュのような感覚で気軽に持ち運べます。さらにプライベートでないときでも、さっと取り出してひと拭きするだけなので簡単に塗り直しができて便利です。

    みずみずしい乳液タイプ

    乳液タイプの日焼け止めはみずみずしい使用感で塗りやすく、肌にやさしいのが特徴です。肌に負担がかかりづらい敏感肌用などノンケミカルな製品に多く見られます。

    ただし敏感肌用やノンケミカルの日焼け止めは配合成分にこだわっているものが多く、どうしても割高感があってコスパが良いとはいえません。

    日焼け止めを選ぶポイント

    秋・冬も焼きたくな人はPAが強めのものがおすすめ

    真皮にまで届いてサンタンを引き起こすUV-Aは、夏だけでなく年間を通して降り注いでいます。さらにUV-Aはガラスやカーテンなども通過するので、家の中にいて知らず知らずのうちに浴びてしまっている可能性も。

    特に冬場も焼きたくないという場合は、UV-Aを防止する効果の高いPAが強めのものを選ぶとよいでしょう。ただしPAが強いと肌に負担もかかりやすいので、肌タイプや使用するシーンに合わせて使い分けることも必要になります。

    敏感肌の方は紫外線吸収剤がない方がいい

    日焼け止めに配合されている日焼けを防ぐ成分には、”紫外線吸収剤”と”紫外線散乱剤”の二種類あります。紫外線吸収剤は、紫外線を吸収すると化学変化を起こし熱に変換して紫外線を和らげます。一方で紫外線散乱剤は、酸化チタンや酸化亜鉛などを用いて紫外線を肌の上で反射、散乱させることで紫外線から肌を守ります。

    紫外線吸収剤は化学物質が使用され、紫外線散乱剤よりも肌への負担が高いといわれています。ですから敏感肌の人は、どういう成分が使用されているか意識してチェックするようにするとよいでしょう。

     

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    紫外線吸収剤が肌を乾燥させる原因に?日焼け止めの失敗しない選び方

    敏感肌専用や赤ちゃんにも使えるタイプのものを選ぶ

    いまどきの日焼け止めは紫外線カット効果が高い製品が多く、肌を焼きたくない人にとってはありがたいといえます。ただしそういった効果の高い日焼け止めだと、肌に強すぎると感じる人も少なくありません。

    そういう肌が弱い人には、敏感肌専用のものや赤ちゃんが使ってもOKな日焼け止めがおすすめです。敏感肌の人の場合は日焼け止め選びも大変かもしれませんが、できるだけ肌に負担のかからないタイプをいくつか試してみるとよいでしょう。

    添加物の少ないものを選ぶ

    日焼け止めは夏場に出番が多いですが、年間を通して使用するのが理想的。ということは、日常的に肌に付けることになるので、できるだけ添加物の少ないものを選んだほうが無難といえます。

    日焼け止めに配合されている添加物には合成香料や合成着色料、防腐剤、石油系界面活性剤などがあります。防腐剤は品質保持のためにも必要な成分ですが、不要な成分はできる限り入っていない製品を選ぶようにしましょう。

    保湿成分の入ったものを選ぶ

    特に敏感肌というわけではないのに、日焼け止めが肌に合わずに乾燥してしまうという人もいます。日焼けを防止する目的で塗ったもので肌が荒れてしまうなんて複雑ですね。

    肌が日焼け止めによって乾燥する人には、保湿成分が配合されたものをおすすめします。日焼け止め効果が高くても保湿成分によって肌への負担が軽減されている製品も多数あります。実際に使った人の口コミなども参考にして選んでみてはいかがでしょう。

    テスターで塗った感触を確かめる

    日焼け止めを使用したときの不満で意外と多いのが、べたつくなどの使用感についてではないでしょうか。口コミなどを見て確認する方法もありますが、同じ商品なのに逆の意見が見られることも少なくないですね。

    商品説明を見て”べたつかない”、”伸びがいい”などと書かれていても、実際に使ってみたら違かったなんてことも少なくありません。できれば購入する前にテスターなどを使用して、感触を確かめてみるとよいでしょう。

    日常用とアウトドア用と分ける

    日焼け止めを使用する目的は、ずばり肌を焼かないこと!であれば、UVカット効果が高くて水や汗に強い高機能タイプを選ぶことで、精神的にも安心できる気がしてしまいます。

    しかしさまざまな機能が加わるほど肌へのダメージも強くなるので、いつでも同じものを使うのは考えものです。日常使いとアウトドア用など日に当たる時間と肌への負担を考えて、賢く使い分けるようにしたいです。

    数値が高いものを選んだら安心というわけではない

    多くの日焼け止めには、SPFやPAの数値の高さを競うようなキャッチフレーズがつけられています。確かに紫外線カット効果は優れているに越したことはないでしょう。しかし数値が高くなるほど肌への負担が大きくなるというリスクがあることも忘れてはいけません。

    日常生活レベルであれば、SPFは20、PAは++もあれば充分ともいわれています。特に肌が弱い人の場合は、肌に負担がかかりづらい数値が低めの日焼け止めを選び、こまめに塗り直すとよいでしょう。

    • 日焼け止めの選び方。上手に使い分けて将来のシミに備えよう
      日焼け止めの選び方。上手に使い分けて将来のシミに備えよう
      3204-1:数値が高いものを選んだら安心というわけではない

      日焼け止めは強い方が良いと思っており、昔は常時SPF50の物を使用しておりました。 ただ、何故か保湿をしても肌が乾燥し肌荒れを起こす事に悩んでいました。原因は、SPF50は日常生活の範囲内では毎日使うものでは無かった、という所です。 普段使いでは、SPF20〜25程度で十分だと皮膚科のDr.に教えて頂き、その強さの物へ変更しましたら、肌荒れ・乾燥共に改善しました。 日焼け止めには、保湿成分と美白成分が配合されている物を使用しております。 肌への負担を減らす為にも、アウトドアなど以外では、SPFが低めの物を使い、気になる場合は化粧直しの際に付け直す方法がお勧めです。

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    おすすめの日焼け止め

    アネッサ パーフェクトUV アクアブースター 25ml

    アネッサ パーフェクトUV アクアブースター 25ml
    「日焼け止めはやっぱりこれが一番」という口コミが多数の大人気の日焼け止めです。UVカット効果はSPF50+・PA++++と最高値。バラ果実エキス、ヒアルロン酸、グリセリンなどの美肌エッセンスが紫外線による乾燥から肌を守ります。

    水浴テストで80分の耐水性が確認されたスーパーウォータープルーフなのに、せっけんでするりと落とせます。汗や水に触れるとブロックする膜が強くなるアクアブースター技術も採用されています。最強のUVカット効果で落ちにくく、水中に入ってもOK、さらに美肌エッセンス配合でとどんなシーンでも大活躍してくれます。

    ビオレ ビオレUV アクアリッチウォータリーエッセンス 50g

    ビオレ ビオレUV アクアリッチウォータリーエッセンス 50g

    サラサラな付け心地で大人気のビオレUV アクアリッチウォータリーエッセンスは、肌にしっかりとどまる耐久型となってリニューアルされ、汗にも水にも落ちにくい日焼け止め。

    SPF50+、PA++++と最強のUVカット効果があるのに、美容液成分のヒアルロン酸、ローヤルゼリーエキス、シトラスMIXエキスが配合され、軽くてみずみずしい使用感となっています。化粧下地効果もあり、ファンデーションの仕上りもなめらか。普段のせっけんや洗顔料で落とせる点も魅力です。

    アクセーヌ スーパーサンシールド EX 22g

    アクセーヌ スーパーサンシールド EX 22g
    最高のUVカット効果がありながら、敏感肌の人でも使える日焼け止めベースクリーム。無香料、無鉱物油、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)、ノンアルコールと低刺激性なのに強い日差しはしっかりブロックしてくれます。

    直に肌に触れないようにコーティングされたUVカット粒子を採用し、こだわりの乾燥&皮脂対策によってずっとつけていたいような使い心地を実現。二種類の特殊パウダーが配合され、ファンデーションのつきや持ちを良くして、毛穴の目立たない明るい肌に。

    ニベア ニベアサン プロテクト ウォータージェル こども用 120g

    ニベア ニベアサン プロテクト ウォータージェル こども用 120g
    ニベアサンの無着色、無香料、ノンアルコールの子ども用日焼け止め。ジェルタイプでべたつかず、スーッとのびるテクスチャーで親子で使えると人気の商品です。UVカット効果はSPF28、PA++と控えめですが、敏感肌で大人用の日焼け止めでは強すぎて使えないという人でも安心して使用できます。

    化粧下地としても使えて、せっけんや洗顔料で落とせます。1歳くらいまでの発達段階にある赤ちゃんに使用するときは、赤ちゃんの肌の状態をチェックしながら注意して使用しましょう。

     

    焼かないためのポイント

    日焼け止めをきちんと塗る

    日焼け止めをきちんと塗るためのポイントは以下の3つです。

    1.適量を塗る
    2.重ね塗りをする
    3.こまめに塗りなおす

    まずは日焼け止めの量ですが、少なすぎると表記通りのUVカット効果が発揮されません。使用量の目安としては、一回分は500円玉位とちょっと多いなと感じる量です。さらに一度塗っただけでは塗りムラができている可能性があるので、重ね塗りをすることで防げます。

    日焼け止めは重ね塗りをすれば完璧というわけではなく、時間と共に汗や皮脂と共に流れ落ちてしまいます。こまめに塗り直すことで確実に紫外線から肌を守りましょう。

    用途に合った日焼け止めを塗る

    日焼け止めはSPFやPA値の違いに加えてウォータープルーフ機能がついていたりなどするので、さまざまなシーンによって使い分けることができます。

    海やスキーなどアウトドアの時には、UVカット効果が高くて水にも強いタイプを使いたいですね。こうした高機能なタイプは肌へのダメージは強くなりがちなので、普段使いには向いていないといえます。日焼け止めは用途に合わせて上手に使いましょう。

    外に出ても日焼け知らずになろう

    日焼け止めの種類や特徴について詳しくみてきましたが、それぞれのタイプの特徴や性質などは理解していただけたでしょうか?いままで日焼け止めをなんとなく選んでいたという人、そして夏だけ使用するものと思っていた人は意外と多いかもしれませんね。

    しかし紫外線の性質や多い時期などをきちんと理解して対処しないと、知らないうちに浴びてしまっていて、後悔しても後の祭りなんてことにもなりかねません。一年を通して日焼け止めで対策をして、外出しても日焼けなんて気にならないといえるようになりたいですね。

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