目次
唇が綺麗になるワセリンの効果
ワセリンの成分は石油です。石油から得た炭化水素類の混合物を精製したものがワセリンです。
つまり、石油から不純物を取り除き精製したものがワセリンです。
皮膚を保護する
ワセリンには、皮膚のバリア機能を補ってくれる効果、乾燥から唇を保護する効果、皮膚表面の乾燥を防いでくれるので保湿効果など、皮膚を保護する効果があります。
皮膚のバリア機能とは、空気中に漂うゴミやホコリ、化学物質などの異物から皮膚を守る役割のことです。
肌に低刺激
ワセリンは、さまざまなリップクリームや軟膏、皮膚科で処方される薬などの基材として使われるほど肌に対して低刺激です。
また、界面活性剤が含まれていないため肌の角質層まで浸透せず、肌の細胞を傷つけません。そのため皮膚の自己修復力を邪魔しません。
唇の荒れが治りやすい
界面活性剤を含まないため皮膚の細胞を傷つけないことや、添加物や不純物がほとんど配合されていないため、唇の荒れの原因となるものが少ないこと。さらに、皮膚のバリア機能を保護し肌の新陳代謝が正しく行われることをサポートする働きによって唇の荒れが治りやすいといえます。
潤いが長く続く
ワセリンは、皮膚の角質層にほとんど浸透せず皮膚の表面に留まり続けてくれるため、潤いが長く続きます。
ワセリンを使う前は1日に何度も塗り直していましたがワセリンを初めて使った時に1度塗っただけで潤いが長時間、持続されたのにとても驚きました。もっと早く使っていればよかったと思いました。唇の表面に留まって守ってくれているような感覚で冬はもちろん夏の唇ケアにも欠かせないアイテムです。少量で潤ってくれるのでコスパが良いのも魅力的です。
リップクリームで唇が荒れる原因
成分が刺激
リップクリームには、多くの添加物や不純物が含まれています。UVカット成分、添加物や不純物は、皮膚の弱い人にとっては刺激になる場合があります。
また、荒れた状態の唇には含まれている成分が刺激になり荒れが悪化してしまう恐れがあります。リップクリームを使用した直後に唇が荒れた場合は、一度使用をやめてみましょう。
唇に成分が残っている
クレンジングやメイクを落とした際に、リップクリームや口紅に含まれている成分や添加物、不純物が落としきれずに唇に残ったままになってしまう場合があります。こちらも唇や皮膚の弱い人、荒れた状態の唇にとっては、唇が荒れる原因になります。
荒れてしまった唇は治りにくい
唇は他の皮膚に比べて角質層が薄く、潤いを保つための皮脂腺や汗腺がありません。角質層にはバリア機能がありますが、角質層が薄いということはバリア機能が弱いということです。
また、皮脂腺や汗腺がないということは、皮脂と汗からできる皮脂膜を作ることが出来ません。皮脂膜は、外側からの刺激から肌を保護する働きがあり、 肌の水分の蒸散を防ぐという役割を果たしています。
そのため、他の肌以上にデリケートで荒れてしまうと治りにくい皮膚です。扱いや乾燥には気を付けましょう。
温かいと皮膚の新陳代謝は正しいリズムで行われます。マッサージや加湿器などで温めるようなケアをすることで皮膚のターンオーバーや色素沈着に効果があります。
ワセリンの副作用と注意点
わずかな不純物が皮膚の炎症に
ワセリンには副作用がほとんどありません。ワセリンは皮膚の表面に留まるため皮膚の角質層や毛穴の中に侵入しません。もし入りこんだとしても皮膚に働きかける成分が入っていないため、炎症やアレルギー反応など、ほとんど起きません。
ですが、皮膚の弱い人にとっては、ワセリンの中にわずかに残留する不純物が皮膚の炎症の原因になる場合があります。
日中はつけない
ワセリンは油性のため、太陽光による紫外線吸収の影響をうけやすく、日焼けしやすくなります。皮膚の色素沈着、黒ずみ、シミを作る原因となりますので注意が必要です。
とくに、唇は他の皮膚と比べて皮膚が薄く、紫外線での日焼けの影響を受けやすいです。
雑菌を付けない
わずかな刺激が炎症の原因になる場合もあります。そのため、なるべく雑菌などをつけないよう清潔な手での使用を心がけてください。
塗りすぎない
皮膚の角質層は、わずかな水分を空気中へ蒸発させています。この蒸発した水分は時間がたつと再び角質層へ吸収されます。
ワセリンの塗りすぎは、ラップをしたような密閉現象が起きてしまいます。塗りすぎによる密閉現象は、肌が自分自身で保湿する能力を著しく低下させてしまう可能性があります。その結果、乾燥の原因となってしまいます。ワセリンを薄く塗ることで角質層が水分を蒸発、吸収するはたらきを邪魔しないまま、皮膚の乾燥を防ぐことができます。
また、塗りすぎると油分が1度の洗顔では落ちず、洗いすぎて皮膚を傷めたりなど、こちらも乾燥の原因になってしまう可能性があります。
入浴後や寝る前の夜に塗る
ワセリンは、油性のため太陽光による紫外線吸収の影響をうけやすく、何もしていない状態の肌に比べて日焼けをしやすくなります。また、わずかな刺激が炎症の原因になる場合もありますので、入浴後の清潔な状態や紫外線の影響を受けない夜の使用をおすすめします。
唇には精製度が高いのを使う
唇は他の皮膚と比べて薄くデリケートです。わずかな刺激や微量の不純物が荒れの原因になってしまう場合があります。荒れ、皮むけがひどいときは、不純物の混入量が少ない精製度の高いワセリンを使いましょう。
皮膚炎には向かない
ワセリンは油性ですので、角質層まで浸透せず皮膚の表面に留まります。そのため皮脂腺をふさぎます。皮脂の過剰分泌で起こるニキビや皮膚炎には向かないことが多いです。
炎症がある場合は皮膚科へ
炎症がある場合は自己判断をせずに皮膚科へ相談してください。
ワセリンは4つの種類がある
黄色ワセリンの特徴
黄色ワセリンは、精製度が低く不純物が多いことが特徴です。
白色ワセリンの特徴
白色ワセリンは、黄色ワセリンよりも精製度が高いことが特徴です。白色ワセリンは微量ですが不純物がまだ残っています。ですが、皮膚トラブルのない人が使用する分には、全く問題のない品質です。
ですが、ごくまれに肌に合わない場合もあります。そのような人には、より精製度の高いプロペトやサンホワイトの使用がおすすめです。
プロペトの特徴
プロペトは、白色ワセリンよりもさらに高純度、高品質なことが特徴です。皮膚科で処方される薬などの基材として使われています。医療機関でも使われている高品質なワセリンです。そのため、赤ちゃんや皮膚の敏感な人へおすすめです。
サンホワイトの特徴
サンホワイトは、プロペトをさらに精製したものでプロペトよりも高品質なことが特徴です。白色ワセリンやプロペトよりも純度が高く、ほとんど不純物を含みません。サンホワイトも、プロペトと同様に、赤ちゃんや皮膚の敏感な人へおすすめです。
ワセリンで唇の荒れ対策
口紅の下地代わりに
口紅で唇が荒れる人は、口紅に含まれている成分が合わないことが原因です。特に、タール系色素で荒れる人が多いようです。ワセリンを口紅の下地として使うと、唇を口紅の成分から保護することが出来るとともに、口紅の色が映えやすくなります。
グロスの代わりに
リップグロスも、口紅と同様に、グロスに含まれている成分が合わないと唇が荒れてしまうことがあります。グロスにもタール系色素が含まれているものが多いです。ワセリンは、グロスのような光沢があるので、リップグロスの代わりとして使用することも出来ます。
リップクリームの代わりに
リップクリームで唇が荒れてしまう人は、リップクリームに含まれている多くの添加物や不純物が肌に合わないことが原因です。UVカット成分やメンソールなど、添加物や不純物は皮膚の弱い人にとっては刺激になる場合があります。リップクリームの代わりにワセリンを使うことで、それらの刺激を受けずに皮膚を保湿することが出来ます。
荒れた唇にワセリンパック
1.はちみつとワセリンを1:1の割合で混ぜる。
2.1のはちみつとワセリンを混ぜたものを、唇にたっぷり塗り、ラップをして5分~10分ほど待つ。
3.ラップを外してティッシュなどで優しくふき取り、なにも混ぜていない普通のワセリンをもう一度唇に塗る。
4.はちみつには、保湿効果、殺菌効果、消炎効果があります。そのため、炎症を抑え、潤いのある唇へ導きます。
荒れた唇におすすめのワセリン
サンホワイト サンホワイトP1 チューブ50g
大人から赤ちゃんの肌にも使用出来る低刺激、高品質な白色ワセリンです。
目の周りや唇の乾燥、肌のスキンケアや保湿に。肌を乾燥から優しく保護します。
無着色、無香料、保存料不使用。
オープン価格(参考価格 1,200円)
サンホワイト サンホワイトP1 チューブ50g
健栄製薬 白色ワセリン50ml
第3類医薬品。皮膚用薬。皮膚の乾燥を防ぐ低刺激な白色ワセリンです。
手足のヒビ。アカギレや乾燥した肌や皮膚、唇の保護にも。
50g 410円
健栄製薬 白色ワセリン50ml
ワセリンを上手に使って美しい唇を手に入れよう
ワセリンには、添加物や不純物がほとんど含まれていません。角質層へ浸透しないため潤いが長く続いてくれるのが特徴です。リップクリームや口紅で唇が荒れてしまう方は、それらに含まれている成分や界面活性剤などの化学物質が原因であることが多いです。リップクリームや口紅でケアしていても、なかなか改善しないと感じている方は、ワセリンを使ってケアしてみてはいかがでしょうか。
ワセリンを使ってセルフケアをする際は、日焼けや衛生面、塗りすぎや自分の肌の状態に合った精度のワセリンを使用することに気を付けて、肌の自己修復力を補う使い方をしてください。自宅で簡単にケアし、つるつるの美しい唇を手に入れましょう。