洗顔後のスキンケアで減らせる角栓。正しい洗顔方法とお手入れの仕方

2017.06.21

洗顔後のスキンケアで減らせる角栓。正しい洗顔方法とお手入れの仕方

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

洗顔後、どんなスキンケアをしたらいちばん良いのか迷う時もありますよね。角栓が肌悩みの方も、洗顔後に肌がつっぱったり赤くなったりする方も、敏感肌の方も、保湿重視のスキンケアを取り入れて肌のターンオーバーを正常化させて美肌を手に入れましょう。

INDEX

目次

    洗顔後のスキンケア

    スキンケアを効果的にするには保湿が重要

    洗顔後の肌にいちばんにつけるのは化粧水、導入美容液、先行乳液などさまざまですが大切なことは一つ、保湿がとても重要になってくるということです。洗顔にとは、古い角質や皮脂、埃などを落とすだけではなく肌にとって必要な潤いや天然の保湿因子や栄養分なども洗い流してしまう行為。

    洗顔が終わってもそのまま放っておくとどんどん乾燥が進んでしまいます。基礎化粧品でのお手入れをしっかりすることで、洗顔で失われてしまった潤いや栄養分を補給し、肌に閉じ込めましょう。

    洗顔後3分以内にスキンケアするといい

    洗顔後はなるべくならすぐにスキンケアを始めるのが良いでしょう。3分以内くらいに基礎化粧品でのお手入れを始められると肌がそれ以上乾燥するのを防ぐことができます。

    すぐにスキンケアが始められないという人はスプレータイプの化粧水または手持ちの化粧水をスプレーボトルに入れたものを洗面所に置いておくと便利です。洗顔後すぐにスプレーすれば、お手入れまでのつなぎになってくれるからです。

    洗顔後に角栓ができる原因

    角栓は皮脂と角質が混ざったもの

    鼻の頭や頬の毛穴にポツンと見えることがある角栓。とても気になりますよね。角栓とは余分な皮脂と剥がれ落ちた角質が混ざって毛穴に詰まったもののことを言います。皮脂の割合は少なく、ほとんどが角質と皮でできているのが特徴です。スキンケアの段階ではあまり目立たないのに、ファンデーションを重ねると角栓が目立ってくるということはよくあります。

    気になって剥がすパックなどでケアするのは毛穴にとって負担になりますし、角栓も次々と出てきてしまうので結果的には一時しのぎになるだけです。なるべくなら触らずに、保湿を心がけることで減らして行くことができます。

    毛穴が開いている

    頬や小鼻で見られる開いている毛穴、気になりますよね。毛穴の開きは乾燥やターンオーバーの乱れが原因となって起こってきます。肌が乾燥すると、これ以上乾燥を進ませないために肌が皮脂を過剰に分泌し始めるのですが、それが原因となって毛穴が開くということが挙げられます。

    もう一つ、ターンオーバーが乱れてくることが原因で毛穴は開いて来ます。肌の代謝能力が落ちると毛穴に古くなった角質がたまったままになり、角栓ができることで毛穴が大きく開いてしまうのです。

     
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    顔の毛穴の開きや黒ずみ対策。毛穴の目立たない美しい素肌に 

    スキンケア不足や角質ケアのしすぎ

    スキンケア不足も角栓を作ってしまう原因の一つです。保湿が十分でないと、皮脂分泌が過剰になりやすく肌表面はオイリーなのに肌の内部は乾燥している状態、インナードライ肌になってしまいます。内部は乾燥していますが、皮脂分泌が多い肌表面では角栓ができやすい状態になってしまうのです。

    また、ケアのしすぎで角質などが取れ過ぎてしまうことも原因になります。角質が取れ過ぎてしまった肌は角層が薄く、刺激にとても弱い状態です。肌のバリア機能が失われ乾燥も進みます。乾燥が進むと皮脂分泌量が増え角栓もできやすくなるということなのです。

    ターンオーバーの乱れ

    30代から40代の方に多い、肌のターンオーバーの乱れも角栓ができる原因です。ターンオーバーが遅すぎると、自然に剥がれ落ちるべき角質がとどまったままになり、古い角質が毛穴に詰まって角栓の原因になります。逆にターンオーバーが早すぎる場合だと未成熟な角質細胞が表に出てきてしまい、皮脂やメイクなどの汚れが混ざることにより酸化します。そして角栓となって行くのです。

    肌表面のメイク汚れや油性化粧品の残りなどが酸化して、過酸化脂質というものを作り出すのですが、その過酸化脂質も角栓の原因になるのです。

     

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    美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法 

    油性化粧品の多用

    油性化粧品の多用によって肌表面が油でテカテカしているような状態には気を付けてください。落ちにくい油性のファンデーションやスキンケアの最後にたっぷりと塗る乳液やオイル配合の濃厚なクリームなどは、肌表面にとっては過剰な皮脂となり得ます。

    過剰な皮脂はニキビの原因にもなりますし、角栓ができる元にもなってしまいます。メイクをきちんと落とすこと、乳液やクリームを塗り過ぎないことで対策することができます。

    無理やり落とそうとするのはNG

    角栓を無理やり取ろうとするのはやめた方がよいでしょう。洗顔時にごしごしと力を入れてこすったり、角質ケアをやり過ぎると悪化する可能性があるからです。理由としては、こすったり角質を無理に取りすぎたりすることで肌表面の角層が薄くなり、バリア機能が働かなくなってしまうことが挙げられます。

    バリア機能が働かなくなった肌は、乾燥や刺激に弱い敏感肌傾向になり、ターンオーバーが乱れるので角栓のできやすい肌状態ができあがってしまうのです。

    対処法は「放置」する

    では角栓を見つけてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。答えは、へたに触らずにそのまま放置して自然に治る、またははがれ落ちるのに任せるということです。毛穴パックやピンセットなどで角栓を取り除いたとしてもそれは一時的なものでし、周りの肌を傷つけてしまうこともあります。また、やり過ぎてどんどん角栓が大きくなり目立つような肌になってしまうこともあります。

    本来の肌のターンオーバーを正常化させない限り、角栓の目立つ肌状態というのは変わりません。メイク落としの選び方の見直し、正しい洗顔方法、保湿重視のスキンケアを心がけていくことで角栓のできやすい肌状態を変えていきましょう。

    もしも角栓が原因で黒ずみやにきびができたら

    角栓を放置しておくことは述べました。ですが、角栓が原因で黒ずみやニキビができてしまっては何か対策をと思うものです。そのためには肌を柔らかくすることつまり、保湿重視のスキンケアが大切になってきます。乾燥した肌は、乾燥を食い止めるために皮脂を過剰に分泌してしまいます。それを避けるためにも、保湿ケアが重要になってくるのです。

    肌を柔らかく保ちターンオーバーが正常化するのを待つ。すると自然に角栓のできにくい肌環境になりますし、黒ずみやニキビといった肌悩みも少なくなっていくことでしょう。

    できてしまった黒ずみやニキビにはなるべく触らずに、自然に治るのを待ちます。ニキビの症状が酷い場合には手持ちのお薬を塗っても良いでしょう。それでも治らないようでしたら、皮膚科への受診をおすすめします。

     

    洗顔後につっぱる原因

    皮脂の落としすぎ

    洗顔後に肌がつっぱる原因として考えられるのは、すすぎのお湯が熱すぎるということがあります。熱いお湯は皮脂を落とし過ぎてしまうので、洗い上がりがつっぱるように感じるのです。

    皮脂を落とし過ぎると後の皮脂分泌の過剰を招いてしまうので、熱いお湯は洗顔には適さないものだと覚えておくと良いでしょう。また、冷たすぎる温度も皮脂が落ちにくくなるため適していません。洗顔にいちばん適切な温度はぬるま湯くらいです。

    水分が蒸発して乾燥している

    もう一つの原因としては、水分が蒸発して肌が乾燥しているということが挙げられます。洗顔方法にもよりますが、顔を洗顔料で洗うという行為は潤いや天然の保湿因子を少なからず洗い流してしまうということなのです。

    肌を洗顔の刺激から守るには、できるだけ洗顔料を乗せている時間を短くする、ゴシゴシとこすらない、たっぷりの泡で洗顔するということを守って正しく洗顔することで、防ぐことができます。

     

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    肌の水分量はどのくらいが理想的?保湿をしてくれる皮膚のしくみとは 

    洗顔後に赤くなる原因

    洗顔料の成分が肌に合っていない

    洗顔後に肌が赤くなってしまう場合があります。洗顔料の成分が肌に合っていないのが原因の一つだと考えられます。そのような時は洗顔料を無添加か敏感肌用のものに変えてみてください。

    肌への負担が減り、赤みが抑えられてくるはずです。洗顔で肌が赤くなりやすい人は、なるべく低刺激な洗顔料を選ぶこと、あまり念入りに洗顔しないことに注意すると良いでしょう。

    洗顔中の力加減

    無意識に手のひらや指に力が入り過ぎている可能性もあります。ゴシゴシ、こすってしまっているんですね。肌は摩擦にとても弱いので、すぐに赤みを帯びてしまうのです。知らず知らずやっているうちに肌が炎症を起こしてしまうことも考えられますので、意識的にやさしく丁寧に泡で洗う感覚をもって洗顔した方が良いでしょう。

    泡で包んで汚れを落とす感覚で、決して指や手のひらで汚れを落とそうとしないことが大切です。

    洗顔後はなにもつけない

    朝洗顔は洗顔料不要

    朝の洗顔時に洗顔料を使わず、水だけで洗うという美容法があります。夜にきちんとスキンケアをしていれば、朝は老廃物を流すだけでいいという考え方。一概にすべての人に当てはまる美容法だとは言い切れませんが、敏感肌の人や乾燥肌の人にとっては洗顔料を使わない方が良い場合もあるでしょう。

    では、洗顔料を使わない方が良い場合とはどういう時でしょう。洗顔で失われてしまう肌の潤いや栄養分のことを考え、夜に肌についてしまった汚れは埃、皮脂、汗くらいのものなので、わざわざ洗顔料を使って落とすよりかは洗顔料を使わないで洗った方がメリットが多い場合です。敏感肌や乾燥肌の人の肌状態があまり良くない時にも、洗顔料は使わずにすすぎ洗いだけにとどめておく方が良い場合もあります。自分の肌質と朝起きた時の肌状態を見極めてから選択するようにします。

    ぬるま湯洗顔がいい

    洗顔に適した温度は刺激のない25度から32度が良いでしょう。それよりも熱すぎると皮脂が落ちすぎて肌が乾燥してしまいますし、冷たすぎる水温だと皮脂汚れの落ちが悪くなってしまいます。少し冷たいかなと思うくらいのぬるま湯がちょうど良い温度です。

    20回程度洗顔する

    洗顔料を使わない朝洗顔の場合は、汚れを落とすには数回では落ちないので20回程度洗顔するのが良いでしょう。シャワーなどで顔にお湯をかけるのではなく、手ですくって顔にお湯を流しかけてすすぐ感じで洗います。ゴシゴシとこすらないように注意しながら洗います。洗顔する前に、石けんで手洗いをして雑菌をきれいに落としておくのを忘れないようにしましょう。

    タオルでこすらない

    洗顔後、水気を取る時にタオルで肌をゴシゴシとこすらないように気を付けます。こすると肌にダメージを与えてしまうので、やさしく押さえるようにして水気を取ってあげましょう。肌は摩擦に弱いものです。赤みを帯びたり色素沈着の原因にもなってしまうので、こするのはやめましょう。タオルは乾いていて清潔なものを使います。

     

    敏感肌の人は洗顔後のスキンケアが重要

    水分補給を意識

    敏感肌の人は肌のバリア機能が低下している傾向にあります。水分保持能力が低くなり、いろいろな刺激に弱くなっている状態です。洗顔で失ったものを補うためにも水分補給、保湿を心がけましょう。洗顔後のスキンケアで毛穴のトラブルにもアプローチ。化粧水でたっぷりとうるおいを与えた肌はキメも整ってくるでしょう。

    仕上げは乳液で水分と油分のバランスを整え、クリームでフタをして完成です。洗顔料から基礎化粧品までを敏感肌用のもので揃えると、刺激に弱い敏感肌の人にとっては肌にやさしいといえます。

    化粧水をたっぷりと

    洗顔後の化粧水はたっぷりと使いましょう。ビタミンCの成分が入ったものがおすすめです。ビタミンCにはたくさんの働きがあります。皮脂抑制、抗酸化、美白、コラーゲン生成を助ける、メラニンの生成抑制などの働きがあります。敏感肌の人にとってはビタミンCは刺激となり、乾燥を呼んでしまう場合もあるため配合の濃度が低いものを選ぶと良いでしょう。

    セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入った化粧水も多いので、成分表を見ながら上手に選んでみましょう。お気に入りが見つかったら、毎日のお手入れに取り入れてたっぷりと使い肌が潤うのを手伝ってあげましょう。

    手で化粧水をつける

    敏感肌の人が化粧水をつける時は、肌に優しく効率的に浸透するので、コットンよりも手で付けた方が良いでしょう。手のひらで人肌に温めた化粧水を顔全体に広げて、ハンドプレスで丁寧に浸透させます。肌を傷める可能性があるのであまり強くパッティングなどはしないようにします。化粧水は数回に分けて、たっぷりとした量を使いましょう。余った化粧水で首筋やデコルテのケアも同時に出来ると良いですね。

    • 洗顔後のスキンケアで減らせる角栓。正しい洗顔方法とお手入れの仕方
      洗顔後のスキンケアで減らせる角栓。正しい洗顔方法とお手入れの仕方
      3201-1:手で化粧水をつける

      敏感肌の方は、肌がとてもデリケートの状態になっていますのでコットンを使用するより一時的にでも、ハンドプレスによる保湿に変えてみましょう。 洗顔後は5分以内に化粧水を付ける事が大切です。 尚、化粧水を付ける前のプレ先行美容液として無添加のEGF・FGF配合の先行美容液があります。 簡単にご説明しますと、EGF=表皮に働きかける物。角質層に働きかけて再生を促し、細胞の成長と増殖を調整する因子の事。 FGF=細胞に働きかける物。真皮層の繊維芽細胞(繊維芽細胞。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成する)に働きかける。繊維芽細胞だけではなく、中胚葉系、神経外杯葉系、胚葉系、外胚葉系など体の様々な細胞に働きかけ、細胞を増殖、細胞の運動・分化のために機能している物の事です。 是非、取り入れてみて下さいね。 疑問点や不安な事がありましたら、お気軽にInstagramから御相談下さい。

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    顔だけではなく身体全体にも使えます。日焼けした後の火照った肌のクールダウンにも、お風呂上がりの保湿にも使えてとても便利です。
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    美容液をつける

    化粧水の次は美容液です。敏感肌傾向の人には、新陳代謝やターンオーバーを促す成分が入ったものがおすすめです。具体的な成分名ですとビタミンCやプラセンタなどがあります。どちらの成分も新陳代謝を促進し、ターンオーバーを整える働きをしてくれます。美容液は肌に栄養を与えてくれる基礎化粧品の一つです。上手に取り入れて健康的な肌を目指しましょう。

    乳液やクリームをつける

    お手入れの最後は乳液やクリームをつけます。化粧水や美容液で水分や栄養を補給した肌に薄膜を作り、水分の蒸発を防ぐ役割をしてくれます。肌の状態に合わせてバランスよく量を調節して使うのがポイント。夏場はベタつくので乳液やクリームを避けてしまいがちですが、肌にフタをする意味のあるお手入れですので必ずつけるようにします。多すぎたなと思ったら、ティッシュオフなどして調節してください。

    夏場だけサラッとタイプのようなベタつかないテクスチャーのものを選ぶのも良いでしょう。季節によってテクスチャーの異なるものを使い分けるのもスキンケアを億劫なものにしないためのポイントです。

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    テクスチャーはさらっとしているので使いやすいアイテムだといえます。合成着色料、合成香料、パラベンが無添加です。
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    洗顔の後はしっかりと保湿をしておきましょう

    正しい洗顔を行った後は、しっかりと保湿をすることが大切だということが分かりました。洗顔で失ってしまった潤いや栄養分を補給する意味での基礎化粧品でのお手入れ。化粧水を数回に分けて丁寧にハンドプレスして浸透させることや、乳液やクリームを上手に使って肌にフタをすること、どれもが大切なお手入れの一つです。

    気になる角栓に働きかけるためにターンオーバーを整えることは、敏感肌の人にとっても肌のバリア機能を回復させるという意味でとても重要です。角質ケアをやり過ぎることなく保湿重視のスキンケアにシフトすることで、バリア機能の回復とターンオーバーが整った美しい素肌を手に入れましょう。

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