目次
敏感肌の主な症状
赤みが出る
敏感肌の人は赤みが出たりしますがその原因は、皮膚が薄くなっていることで引き起こされているかもしれません。何故、皮膚が薄くなっていると赤みが出るのかというと、生まれつきの肌体質等ことも考えられますが、肌の表面にある角質層の幕が薄くなっているせいでもあります。
外部からの刺激に肌を守るはずの肌バリアの機能が弱くなっているからです。ちょっとした刺激にも肌が敏感に反応して、炎症やかぶれが起こっていると考えられます。
赤くなることを「発赤」とも呼び外からの有害物質が皮膚の内部に侵入してしまった時、除去するために血流が増え、毛細血管が充血して顔に赤みが出たり腫れたりします。
▼さらに詳しい解説はこちら
肌の赤みを消すには?赤ら顔を上手に隠しながら改善して綺麗な素肌へ
ピリピリする
肌に赤みが出てヒリヒリしたり痛みが伴っているのは、肌の表面で炎症が起こっているのが原因です。肌のバリア機能が低下している表面は外部からの有害物質も内部に侵入されやすくなっています。
誇りや汚れ、細菌、排気ガスなどにも含まれる化学物質が侵入してしまうと、皮膚が痛む「疼痛」という炎症が出てたりします。また紫外線を浴びて少し日焼けしただけでも肌は刺激を防ぎきれなくなり、ダメージを受けています。肌の免疫力が下がっているせいですぐに炎症を起こし、ピリピリとした痛みが伴いやすくなるのです。
▼さらに詳しい解説はこちら
肌のヒリヒリはレスキューサイン。肌と向き合って正しい対処を
肌が乾燥する
刺激に敏感になっている肌は、潤いのない乾燥した肌によって引き起こされるケースが多いです。潤いが少ないので皮膚は常にゴワゴワした固い状態なので表面はかさつき、ファンデーションを塗っている時も伸びが悪く、ノリが悪い状態になっています。
また肌が乾燥していると感じるのは表皮が薄くなっていることにも原因があります。肌をゴシゴシ洗ったり、また頻繁なピーリングをして角質をよく落としている、刺激の強い化粧品を使い続けているなど原因が挙げられます。
間違ったスキンケアによって表皮を薄くしているのかもしれません。ターンオーバーを早めたいからと、角質を落としすぎてしまうのは乾燥肌になる要因になります。
▼さらに詳しい解説はこちら
超乾燥肌はセラミドで潤い肌に。加齢でなるカサカサ肌を改善しよう
かゆみ
敏感肌によるかゆみは、まず皮膚の薄いところから乾燥するので目元や口元がカサカサになり次第に?も乾燥してくるので、ひどいと顔中がかゆくなったりします。乾燥が進むと目元の小ジワや、ほうれい線やたるみの原因にもなります。
かゆいからといって弱い皮膚を擦ったり、かいてしまうのは厳禁です。かきむしってしまうことでかゆみの原因となる、ヒスタミンを誘発する物質が出てしまい、さらにかゆみが増す結果となります。
しかも薄い皮膚の部分をかいてしまうとさらに乾燥し、そのままシワがついてしまったり刺激に弱い状態ですから赤みが出て炎症を起こしてしまう危険もあります。かゆみはなるべく我慢するようにして、かゆみ止めの抗ヒスタミン剤を使うことも有効です。
▼さらに詳しい解説はこちら
肌のかゆみの原因を検証。まずは規則正しい生活と食事から
かぶれる
肌がかぶれるというのは肌のほれりや赤み、ブツブツとなってその部分がかゆくなったり、新しい化粧品で肌荒れを起こしたりと敏感肌の人にとっては目にしたことがある症状かもしれません。
化粧かぶれの場合
可能性として挙げられる原因は刺激に肌が負けたものなのか、特定成分に対するアレルギー反応として起こったものかです。単純に肌が刺激に負けた場合は刺激性のある成分が肌に触れることで起こる皮膚炎です。発赤やヒリヒリした痛み、かゆみが伴います。
アレルギー反応の場合
アレルギー性接触皮膚炎です。化粧品に含まれている基剤成分などに特定成分(アレルゲン)が含まれている場合、免疫システムが反応して起こる皮膚炎です。赤み、かゆみや湿疹などの症状が現れます。
しかし、健康な肌でも体調が悪かったり、生理前や生理中、睡眠不足など体の抵抗力が弱っていると、肌バリアが不安定になっていて普段から使っている化粧品に対しても刺激を感じてかぶれることがあります。
ニキビや吹き出物ができやすい
ニキビや引き出物ができやすくなっている要因として、毛穴のつまりがあります。肌の乾燥によって肌は油分で補おうと皮脂の分泌を活発化させます。皮脂の分泌が多くなると水分が少ないままで油分ばかりが多くオイリー肌になり、結果、皮脂が毛穴を詰まらせてしまいます。
そこで何回も洗顔をしてピーリングをしてを繰り返していると、表皮が薄くなり肌バリアの機能は低下して敏感肌になります。外部からの刺激に弱いため細菌や汚れ、紫外線にも弱く肌荒れだけでなく、ニキビや吹き出物もできやすくなってしまいます。
まずはターンオーバーが正常になるよう、潤いのある健やかな肌になるよう改善する必要があります。
敏感肌の原因
間違ったスキンケア
敏感肌になりやすい原因として間違ったスキンケアがあります。例えば、クレンジングでメイクを落とす際につい手の平で顔をこすりすぎている場合、皮脂膜を必要以上にしっかり落としてしまっているかもしれません。
皮脂膜は皮膚から水分が蒸発しないように蓋をしている役目があります。肌の水分保持力をキープすることで乾燥や紫外線といった外部の刺激から肌を守る役割があります。
肌バリアをできるだけ壊さないようにするには、肌を優しく洗うしかありません。クレンジングではあまり時間をかけず、その後の洗顔は、洗顔料を泡立て器でしっかり泡立て、泡を転がすように洗顔するようにしましょう。
またニキビの原因や肌荒れの原因では、洗顔料のすすぎ不足があります。特に顎、こめかみ、額、小鼻周りなとうっかりすすぎが甘くなってしまうやすい部分にニキビができたりします。
すすぐ際は洗顔をしている時間以上に、すすぎを丁寧に行うようにしてください。できればゴシゴシ手ですすがずに、ぬるま湯を顔にかけるよにパシャパシャすすいでください。
-
0
乾燥肌であると、ついつい化粧水やパックで治ると勘違いしがちですよね。私も実際は乾燥肌で、お化粧ののりが悪くなってくると水分不足かなと毎晩パックして、朝には化粧水。すると、パックをした時に頬がピリリと痛む症状が出ました。皮膚科に行ってみると、間違えたスキンケアでさらにお肌が敏感になっていたんです。あの時はショックでした。化粧水やパックも毎日すればいいものではなく、肌に合うものを朝だけ、夜だけなど個人差がありますが。私の肌は水分取りすぎも良くなかったみたいです。敏感肌の方は一度皮膚科に行って自分に合うスキンケアを探すことをお勧めします。
肌に合わない化粧品を使用する
肌荒れの原因として肌に合わない化粧品を使用している場合です。体調が悪かったり抵抗力が低くなっていると普段使っている化粧品で肌荒れすることもありますが、肌に合わないと分かっていて使い続けていると敏感肌になる恐れがあります。
高かった化粧品だが肌に合わないと分かっても、高かったので勿体なくて使い続けていたり、高い化粧品ほど成分を確認してみてください。製品によっても様々ですが、例えば合成界面活性剤や合成ポリマー、ピーリング作用が入っている化粧品も刺激が強く使い続けていることで、敏感肌になる可能性もあります。
肌が気づかないうちに研磨され薄くなり、肌バリアの機能が低下した状態になっているかもしれません。肌に合わない、合わなくなった化粧品はすぐに使うのをやめましょう。
空気の乾燥
空気の湿度が30%以下になると、肌の水分が蒸発しやすくなると言われています。空気が乾燥していることで体は自動的に角質細胞から水分を補おうとします。それでも肌の水分は通常約30%を保とうとします。肌の水分保持力が正常なら30%を維持できるのです。
ところが肌機能がうまく働かなくなると、その結果、肌の乾燥が始まり皮脂分泌を活発化させます。特にエアコンの部屋に一日中いたり、冬場は乾燥している上に、暖房の影響で室内の空気はカラカラになってしまうのです。
セラミド不足の乾燥
セラミドと呼ばれる角質層に含まれているバリア機能の要となる細胞間脂質の主成分が不足すると、化粧水を使っても乾燥が改善されない場合があります。セラミド不足で肌が水分を蓄えられなくなっていると考えられます。
セラミド不足で角質層が乾燥すると肌バリアが正常に機能せず、外部からの刺激にも弱くピリピリと痛みを感じたり、肌老化が進んでしまいます。
▼さらに詳しい解説はこちら
セラミドってホントに効果があるの?いつまでもハリのある肌を
食生活や生活習慣の乱れ
慢性的な睡眠不足でも敏感肌になりやすい原因です。寝不足や夜10時から深夜2時の間に就寝できないことでターンオーバーの周期が乱れ、自然に古い角質が落とせない肌になってしまいます。
古い角質が表皮に溜まると毛穴が詰まる原因となり、ニキビや吹き出物ができやすくなります。また食生活の乱れによっても肌荒れが起きやすくなります。外食が多くなると塩分過多、油物を多く摂取することで体内の水分も奪われ、皮脂分泌が多い肌になってしまいます。
▼さらに詳しい解説はこちら
お金をかけなくてもキレイになれる。美肌美人の生活習慣とは?
精神的なストレス
精神的なストレスや疲れが溜まることで免疫力の低下が低下し、肌の抵抗力も弱くなります。外部からの刺激に弱くなり、肌荒れが続いたりします。
また過度なストレスでホルモンバランスが崩れ、女性ホルモンが弱まり男性ホルモンが多く分泌されるようになると、肌の皮脂分泌が活発になってしまいます。
体質的理由
生まれつきの体質で肌荒れしやすい場合もあります。花粉やアレルギーで肌がピリピリしたり、赤みを帯びたり、カサカサしてかゆみが感じたりします。こういった肌トラブルを花粉症皮膚炎とも言います。
また加齢によるセラミドやコラーゲンの減少によって、水分が保ちにくく、潤いを失いやすい肌になっている場合もあります。保湿してもなかなか潤いある健やかな肌に改善しにくくなっていると、敏感肌になりやすい傾向があります。
敏感肌症状が出た時の対処法
突然出た時は今までのスキンケアを一度中止する
普段使っていた化粧品なのに、突然肌トラブルが増えたと思ったら、使っている化粧品を一度中止し、肌のバリア機能の回復を待ってみてください。その後、少し様子を見てやはり化粧品に問題があるなら、思い切って化粧品を変えた方が無難です。
ひどいときは医療機関に相談する
敏感肌の症状がひどい時は早めに皮膚科に受診しましょう。専門家が診ることで正しい判断と、早期の解決が望めます。
皮膚科のパッチテストで原因を特定する
アレルギー性接触皮膚炎の確定判断にはパッチテストがあります。多数の試験を一度に検索できるというメリットがあります。貼付するパッチテスターは背部や上腕内側の健常皮膚に48時間アレルゲンをつけておきます。絆創膏による刺激反応が消え判定を行います。
ライフスタイルでできる敏感肌改善ポイント
食事は1日3食バランスよく摂る
自分でもできる肌質改善として栄養バランスの良い食事です。食べたい食べ物ばかりを選ぶとどうしても栄養が偏りがちです。炭水化物や油物に偏ったり野菜もあまり摂らない食生活では肌質に悪影響があります。また間食での糖分や、冷たい食べ物の摂りすぎは内臓機能を低下させたり、肌と糖化させターンオーバーを乱れさせる原因にもなります。
肌荒れを防止する食品群
肌の再生を促すタンパク質や、美白やコラーゲン生成に必要なビタミンB2、B6が含まれている食品が良いでしょう。具体的には、ビタミンB2、B6が含まれる豚肉やレバー、卵黄、バナナなどが良いでしょう。
皮膚の細胞に保水成分を働かせるのに役立つカルシウム
カルシウム不足になると、水分を引き寄せる力が衰え、乾燥やシワの原因に繋がります。肉、魚、ビタミンの多い野菜、果物の他にもカルシウムが多く含まれているひじきなどの海藻系をうまく有効利用して、バランスよく摂取していきましょう。
質の良い睡眠をとる
早く寝ても睡眠の質が悪いと、成長ホルモンも正常に分泌されずターンオーバーがうまくされない可能性もあります。質の良い睡眠とは浅い睡眠と深い睡眠が交互に行われることです。
しかし、仕事のことが頭にあると自律神経が乱れやすくなります。自律神経は、緊張状態の交感神経とリラック状態にある副交感神経があります。日中は活動モードになるので交感神経が活発に働いています。
夜になると次第に副交感神経が活発化して休息モードになるのですが、このバランスが崩れると寝る直前になっても緊張状態が続き、眠っても浅い眠りのままになってしまいます。
寝る前にはなるべくリラックスできるように、軽いストレッチをして気分的にリフレッシュしたり、静かに音楽を流して体がリラックスモードになるようにしましょう。
ストレスをためない
自律神経やホルモンバランスを崩さないためにも、なるべくストレスを溜めない生活を心がけると肌質改善につながります。休日などは運動などをして気分的にストレスを発散したり、仕事中でも適度な休憩をとるなどして、ダラダラ仕事をするのではなくメリハリをつけることも大切です。
身の回りを清潔にする
肌荒れ防止のために、毎日肌に触れるものは清潔さを心掛けましょう。顔を洗ったとに使うフェイスタオルやバスタオル。ベッドシーツや枕カバーなど目に見えなくても、汚れは溜まっていきます。できるだけ清潔さを保ちましょう。
敏感肌に対応オススメ化粧品
ビサキ ローション 200ml
低刺激設計の浸透性と保湿力に優れた美容液発想の化粧水です。天然ハーブのセージ、カモミール、月桃が肌状態を整えます。セラミド、ヒアルロン酸、ライスエキスが肌の内側から潤いを導きます。
アクセーヌ モイストバランスローション 360ml
まるで「肌になる」かのような感覚で多角質層に浸透。さらっとしたテクチャーで一日中乾きを知らない肌をキープします。潤い保持に優れた成分を超微細化して配合。角質細胞のすみずみまで潤いを浸透させます。低刺激性、ノンコメドジェニックテスト済
エトヴォス セラミドスキンケアモイスチャライジングセラム 50ml
敏感肌・乾燥肌のために、肌の潤いバリアに着目した保湿美容液です。ヒト型セラミドをバランスよく配合し、キメの整ったみずみずしい肌へ。シリコン、石油系界面活性剤、鉱物油、パラベン、合成香料、着色料フリー。パッチテスト済み
エトヴォス セラミドスキンケアモイスチャライジングセラム 50ml
ドゥ・ラ・メール クレーム ドゥ・ラ・メール 30ml
主成分「ミラクルブロス」に海藻、カルシウム、マグネシウム配合で肌は柔らかくなり、引き締まった状態に。年齢を重ねた肌も乾燥肌も潤います。顔、首筋、デリケートな目の周り以外にも顔を含めた全身使用設計
敏感肌を防ぐ正しいスキンケアポイント
洗顔はぬるま湯とたっぷりの泡ですばやく行う
敏感肌を防ぐにはなるべく刺激を与えないことが大切。洗顔の際はぬるま湯を使い、洗顔料は泡立て器で泡立っててから、なるべく時間をかけずにこすらず優しく洗います。泡が残らないようにしかりすすいでください。
洗顔後は低刺激で高保湿成分の化粧水をすぐつける
洗顔後は皮脂も落とされているので肌はすぐに乾燥します。なるべくすぐに化粧水をつけてください。また角質層に潤いを与えてくれるセラミドが配合されていると、肌から水分蒸発を守り、肌の保水機能を上げてくれます。
化粧水は手で温めて優しく顔を押さえるようにつける
化粧水は出してすぐつけるのではなく、まず自分の手の平で温めてからつけると肌の奥まで吸収されやすくなります。またパチパチ叩くと刺激を与えてしまうので、優しく表皮を押さえるようにつけると刺激も少なく角層の奥まで浸透しやすくなります。
保湿ケアに乳液やクリームまたは美容液を重ねる
化粧水で水分を与えた後は、栄養成分のある美容液を補給してから、油分のある乳液をつけると肌の奥まで潤いが届きみずみずしい肌へ導いてくれるのと同時に、水分を油分でフタをしてくれます。
また最後にクリームをつけて全ての工程にフタをして潤いを保つ役割があります。また栄養成分もあるので敏感肌になるのを防ぎます。
お肌を労わるスキンケアを心がけ美しい肌を目指して
肌に合わない化粧品は使わない、体に負担がかかるような生活習慣や食生活を改善するだけで敏感肌は自分でも改善することができます。また毎日見られる肌なので、ニキビを気にして何回も洗顔してしまうとさらに肌が荒れてしまう危険もあります。健やかな肌質を保っていられる環境を作ってあげることで、自信のある見せたい肌に生まれ変わることもできます。