「乳液の効果」を最大限に活かすコツ。うるおう素肌を手に入れよう

2017.06.21

「乳液の効果」を最大限に活かすコツ。うるおう素肌を手に入れよう

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

スキンケアの中でも乳液は、油分が含まれていることからベタつきが気になる方も多くいます。まったく使用しない方もいるかもしれません。乳液も正しく使用すれば、うるおいある肌になります。効果的な乳液の使用方法や選び方はどんなことに注意すべきでしょうか?

INDEX

目次

    乳液の働きと特徴

    角質層の水分を逃さない働きがある

    角質の水分保持などの保湿に必要なのはセラミドなどの細胞間脂質。セラミドには、細胞と細胞の間に水分をはさみ、逃さない働きをします。乳液に含まれている油分が膜となりセラミドなどの働きを助け、化粧水に含まれている水分を逃しません。

    また、油分が含まれている乳液は水分の蒸発も防ぐので、乳液を使用することで肌の乾燥に効果があります。

    保湿成分を助ける働きがある

    洗顔後につける化粧水には、美容成分や保湿成分が含まれています。本来、人の肌には皮脂膜があり、水分の蒸発を防ぐ働きをしますが、洗顔後は皮脂膜も一時的に減少します。

    乳液は皮脂膜の代わりに、乳液に含まれている油分によって水分の蒸発を防ぎ、配合されている保湿成分で保湿します。

    化粧水に含まれない油分が入っている

    乳液は、水分50%~30%、鉱物油や植物油などの油分が15%~30%。水分や油分を混ぜ合わせるために、乳化剤と呼ばれる界面活性剤の一種も配合されています。油分の成分としてオリーブ油、スクワラン、シクロメチコン、ワセリンなどを配合しています。

    使用する目的によって、油分の量に違いがあります。さっぱりタイプは1%から10%。ニキビ専用は10%から20%。油分で肌に栄養を与え肌を整えます。

    美容成分を肌に閉じ込める働きがある

    肌は皮脂膜によるバリア機能があります。このバリア機能は、肌の内部の水分の蒸発を防ぎ、ほこりなどの刺激から肌を守る働きをします。しかし、クレンジングや洗顔で皮脂膜は一時的に減少します。皮脂膜が不足すると、水分を保つ力が弱くなり、肌は乾燥状態に。

    乳液は、油分で皮脂膜の代わりになり、化粧水や美容液の保湿成分や美容成分を肌に閉じ込めます。美容成分が長く肌に留まるので、肌のバリア機能も強くなり、肌荒れを防ぐ働きをします。

    肌を柔らかくしてキメを整えてくれる

    乳液を使う利点として、保湿し肌を柔らかく、キメを整え、ふっくらさせることです。乳液は油分で保湿をしますが、油分のほかに水分も配合されていることから、潤いも肌に与えることができます。

    乳液をつけることで肌が柔らかくなり、化粧水の保湿成分や美容成分が肌に浸透。乳液にも、保湿成分と美容成分が含まれているので、キメも整います。

    乳液の種類

    一般的な保湿乳液

    水分と油分が混ざった白い液体は、「エマルジョン」「モイスチャーミルク」「ミルキーローション」「エッセンスミルク」などと言われ、保湿効果の高い成分を配合しています。

    化粧水で潤った肌にさらに潤いと適度な油分を補い肌を保護します。働きがよく似ているクリームとの違いは、クリームよりも、油分が少なく水分が多いのが乳液になります。

    美白効果を加えたUV乳液

    一般的な保湿乳液に加え、紫外線防止成分が配合されているものも多くあります。UV効果のみのタイプと、メラニンの生成を抑えシミ、くすみなどを防止する美白成分も配合したタイプも。SPFやPAが配合されているUV乳液は乳液と日焼け止めの役割があるので、紫外線対策としても効果的です。

    化粧下地の役割を加えたティント乳液

    ティントには、英語で薄い色がつくの意味があります。色素が配合されているので、うっすらと色がついています。確認するには、パッケージ表記を見ること。ファンデーション乳液と呼ばれることもあります。化粧下地や日焼け止めの役割があります。化粧品の刺激から肌を守り、ノリを良くする効果もありますが、一般的な保湿乳液よりは保湿効果は弱いです。

    ホットクレンジング

    乳液を選ぶ際の注意点

    オイリー肌にはオイルフリーのものを選ぶ

    皮脂量が多くなりがちなオイリー肌の表面は、酸性になっています。ニキビや肌の黒ずむのはそのため。アルコールフリー、オイルフリーで、ビタミンCやE、アスタキサンチン、アントシアニンの成分配合したものを選びましょう。

    そのほか、ノンコメドジェニックテスト済みのものは、ニキビができにくい成分を使用しています。一般の保湿乳液よりもさっぱりしたつけ心地です。

    保湿効果の高いセラミド配合の乳液がおすすめ

    人間の内部にある物質であるセラミド。角質の細胞間にあり、水分や栄養分をつなぎとめています。また、バリア機能があり、ウィルスなどの異物から肌を守る役目も。洗顔後一時的に減少してしまうセラミド、セラミドが減少した肌は乾燥しやすくなり、シワ、ニキビの原因に。肌を乾燥から守るには、セラミド配合の乳液を使用しましょう。

    そのほか、ユーカリエキスは、セラミドの生成促進をし、血行促進作用もあります。ライスパワーNo.11もセラミドの生成を促進します。お米から抽出されたエキスで、このエキスが配合されている化粧品が医療部外品となります。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    セラミドってホントに効果があるの?いつまでもハリのある肌を

    美容成分の入っていない乳液は使わない

    乳液の主な成分は水、油、そして乳化剤と防腐剤や美容成分など。数多くの乳液の中には、低濃度の美容成分しか配合されていない商品があります。保湿効果のない商品も存在します。乳液を選ぶときは、肌の状態や目的によって高濃度の美容成分が配合されているものを選びましょう。

    例えば、美白やシミの対策にはトラネキサム酸、アルブチン。乾燥対策には、セラミド、スクワラン、コラーゲン。パッケージの成分表をみて、上位に美白成分や保湿成分がないものは、あまり効果は期待できません。

    界面活性剤の入っているものは避ける

    界面活性剤は乳化剤とも呼ばれ、水と油の両方になじみやすい性質を持っています。肌に塗った時、なじみが良いので化粧水にも乳液にも配合されています。人間の肌には、保湿し外からの刺激にも対抗するバリア機能がありますが、界面活性剤はこのバリア機能を破壊します。肌はデリケートになり、紫外線やホコリなどの悪影響を受けやすくなり、乾燥します。

    ただし、乳液に使用されている界面活性剤は、洗顔料に配合されているものよりも弱く、水分と油分をつなぎとめる働きをするだけです。そのほか、エタノールが配合されてるものも避けましょう。エタノールは肌の水分を蒸発させてしまうので、乾燥しやすくなります。

    安価すぎるものはなるべく選ばない

    ドラックストアなどの商品はなるべく避けましょう。肌に有害な物質が薄めて配合されている可能性があります。化粧品の値段には、宣伝費や研究費が含まれています。値段の高いものは、使用されている原材料も、良いものを使用しています。

    安価な物でも、セラミド配合の表記があるものがありますが、それは疑似セラミドと呼ばれる石油由来の成分の可能性があり、保湿効果はあまり望めません。

    ネームバリューよりも口コミを重視する

    日本人の肌は、外国の方よりも角質層が薄いので、欧米の有名化粧品ブラントの商品に配合されている成分は、日本人の肌に合わない事があります。国内の化粧品ブランドの商品でも、ニキビ専用、敏感肌用と様々な肌質に合わせたスキンケア商品が販売されています。

    乳液に限らず、肌質に合ったスキンケア商品を探すのは大変なことです。その場合、口コミサイトを利用してみましょう。自分の肌質と、年齢が近い方のコメントを参考に、サンプルを手に入れ、自分の肌で試す。有名な商品が自分の肌に合うとは限らないのです。

    乳液を使う際のポイント

    量の目安は10円玉ほどの大きさ

    乳液の成分には、油分が含まれています。この油分の多い乳液を肌にたっぷり使用すると、ニキビや肌のトラブルの原因になることもあります。パッケージに使用量が表記されているものもありますが、適量と表記されている場合は、10円玉ほどの大きさの量を使用しましょう。

    手の上で乳液を少し温めてから使う

    まず、温かいお湯などで手を温めましょう。その手の上で乳液を少し温めます。温めることで、つけやすく浸透しやすくなります。肌が特に乾燥しやすい、頬やあご、額から塗り始めます。Tゾーンは最後に。軽くマッサージするつもりで、顔全体に塗ったら軽くハンドプレスをします。

    手の温度で温めてやさしく丁寧につけることで乳液の成分が肌に浸透します。レンジで化粧水や乳液を温める方法が話題ですが、成分が変わる恐れもあるのでおすすめできません。

    ベタつく夏場は化粧水だけでもOK

    夏場は、汗で肌もベタつきます。湿度が高く、毛穴も開いているので皮脂の量も多いので、化粧水のみのスキンケアで済ませたくなります。しかし、紫外線やエアコンの使用で肌はダメージを受けています。また角質も、汗でふやけてはがれ落ちています。

    つまり、肌のバリア機能にダメージを受けているのです。個人差もありますが、乾燥が気になる方は、さっぱりタイプの乳液の使用をおすすめします。薄く塗って保湿しましょう。朝はUV乳液を塗れば、UV効果も期待できます。

    冬場は乳液も使いしっかり保湿

    冬は空気中の湿度も低く乾燥しています。気温も低く肌も冷えて、新陳代謝も落ちてしまいます。そんな冬はスキンケアも保湿を重点にします。化粧水や美容液の成分で、潤うのは肌の表面。乾燥は肌の内部から始まります。乳液の適度な油分の膜は、肌の内部の乾燥から守ります。

    最近は乳液パックも話題です。乳液パックのやり方は、乳液をコットンに伸ばし、顔全体に貼り付けて3分間パック。しっかりと保湿ができ、キメも整います。毎日行うのではなく、週に1度でも良いです。

    肌質やパーツでケアの方法を変える

    鼻や額などのTゾーンは皮脂分泌量が多いので、テカリが気になる場合は、乳液のつける量を減らします。多すぎる油分は、ニキビや毛穴の黒ずみ、開きの原因になります。

    オイリー肌の方は、全体的に薄く塗るようにしましょう。乾燥しやすい口元や目元は多めの量を塗ります。特に乾燥が気になる時は、乾燥している場所は、2度塗りします。自分の肌の状態でケアの方法を変えてみましょう。

    化粧水をしっかりなじませた後に使う

    化粧水はたっぷりと肌に塗ります。化粧水や美容液を塗ったあと、肌に美容成分を浸透させる必要があるので、1分~2分は間をおきます。乳液は頬や額、あごから塗りはじめ、目元、口元に塗ります。最後にTゾーン。指の腹で優しく、こすらずに塗ります。

    塗った直後は油分でツヤツヤしている肌が、ツヤツヤ感がなくなってきたら、乳液の美容成分が浸透したサインです。その後にクリームを塗ります。肌に合った乳液を使用すると、肌はふっくらと潤いのある肌になります。

    • 「乳液の効果」を最大限に活かすコツ。うるおう素肌を手に入れよう
      「乳液の効果」を最大限に活かすコツ。うるおう素肌を手に入れよう
      3183-1:化粧水をしっかりなじませた後に使う

      汗や皮脂が多くなる今の季節は、乳液やクリームの使用を控えたくなりますよね。 ここで1度、スキンケアの基礎をお伝えした上で乳液までしっかりケアが出来る方法を記載致します。 スキンケアには4段階あり、それぞれに役割があります。 1、化粧水は、洗顔後のお肌の水分補給。 2、美容液は、それぞれのお肌の悩みに合わせた美白や美肌の栄養剤。 3、乳液は、水分と油分の両方を持ち合わせた、2までのスキンケアの保護。 4、クリームは、3までのスキンケアの効果を守ってくれるパックの様な役割。 スキンケアで大切なのは、順番を守る事と慌てずゆっくりと、それぞれの成分が肌に馴染ませていく事です。 化粧水を付けた後、水分が残ったまま次のスキンケアにいくと、油分を含んだ乳液が肌に密着しなくなります。 化粧水は、優しく手で包み込む様にし、顔と手がくっつくくらいが馴染んだ目安です。 その状態から、美容液や乳液を使用しますと、ふっくら潤いのあるお肌になりますので、是非この機会にスキンケアの見直しをしてみて下さいね。

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    乳液をうまく活用すれば潤いのある肌を手に入れられる

    スキンケアの1つである、乳液はつけるとベタベタしているので、使わない方もいらっしゃいます。数多くの乳液が販売されていますが、オイリー肌の方はオイルフリーの乳液、敏感肌の方は界面活性剤が配合されていない商品を選ぶとよいでしょう。

    安価な商品の中には、肌に有害な成分を薄めて使用している場合があります。また、選ぶ際は美容部員さんの意見や口コミサイトでの、自分の肌質や年齢に近い方の意見を参考にしましょう。ネームバリューで選ばずに、自分の肌質や肌の状態に合うものを選ぶことが大切です。

    なぜ乳液を使用するかというと、化粧水や美容液の一つである、保湿成分のセラミドの働きを助けること。乳液の油分が、洗顔で一時的に減少した、皮脂膜の代わりをします。肌質に合った乳液を使用すると、肌はふっくらと柔らかくなり、キメも整います。

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