目次
フェイスパウダーの役割
ファンデーションをより肌に定着させる
フェイスパウダーはベースメイクの仕上げに使用するものです。ファンデーションよりも油分が少なく粉状なので軽いつけ心地がします。基本的にはファンデーションを塗った後に、フェイスパウダーを重ねて使用します。
フェイスパウダーを重ねることで、ファンデーションが肌とフェイスパウダーの間に挟まれる状態になるのでより、肌にファンデーションが密着し定着します。リキッドファンデーションやクリームファンデーションなど、液状のファンデーションを使用した後にフェイスパウダーを使用することで、サラサラした肌を作ることができるのです。
化粧もちをよくさせる
フェイスパウダーはベースメイクの最後の仕上げです。ファンデーションやコンシーラーなどで気になる部分をカバーした上からのせます。上からのせることでベースメイクを肌に密着させるので、ファンデーションなどがヨレにくくなり化粧崩れが起きるのを防いでくれるのです。フェイスパウダーを使用した状態としない状態では、使用した状態のほうが化粧もちがよくなります。

フェイスパウダーの種類
乾燥肌におすすめのプレストタイプ
プレストタイプは粉を押し固めた(プレスした)固形状態のフェイスパウダーです。固形おしろいと呼ばれているのもこのタイプになります。押し固められているので、粉が飛び散る心配がありません。
プレストタイプはフェイスパウダーとしての働きが高いので、肌にぴったりと定着し化粧を長持ちさせます。化粧崩れがしにくくなるので、化粧直しの回数も減るのです。肌にファンデーションやフェイスパウダーを塗るとそのぶん肌に負担がかかります。化粧直しが少なくなるプレストタイプは肌にかかる負担を減らせるので、乾燥肌の方におすすめのフェイスパウダーです。
オイリー肌におすすめのルースタイプ
ルースタイプは粉が固まっていないサラサラと離れているルース状のフェイスパウダーです。プレストタイプと違い粉が固められていないので持ち運びには向いていません。朝、メイクをするときに使用することがベターです。
ルースタイプはルース状の粉が皮脂を吸収することで、ファンデショーンのヨレやテカリを防ぎます。また、汗も吸収するので化粧崩れしにくくしてくれます。そのため、皮脂が多く顔のテカリが気になるオイリー肌の方はルースタイプのフェイスパウダーがおすすめです。

フェイスパウダーの選び方
日焼け対策用のものを選ぼう
「SPF」と「PA」
フェイスパウダーには日焼け対策ができるものがあります。紫外線防止の効果は「SPF」と「PA」で表されているので、表示をチェックすることでどれくらいの紫外線を防げるのかわかります。
「SPF」は紫外線のUVBを防ぐ効果を表し、「SPF20」や「SPF50」などのように数字で表されます。20や50など数字が大きいほど紫外線防止の効果が高いです。また、「PA」は紫外線のUVAを防ぐ効果を表し、「PA+」や「PA++」など「+」で表されます。「+」の数が多いほど紫外線防止効果が高いです。
▼さらに詳しい解説はこちら
日焼け止めのSPFとPAって何?理解して使って美肌を保つコツ
選ぶときの目安
通勤や仕事の営業で外に出るという方は、SPF16~30/PA++の表示があるフェイスパウダーがおすすめです。海や山に出かける場合はそれよりも効果が高い、SPF31~50/PA+++~PA++++の表示があるものを選ぶとよいでしょう。
日焼け対策用のフェイスパウダーは紫外線を防止してくれますが、汗などによって落ちやすいというデメリットがあります。目安を参考にして、少し強いものを選ぶことがおすすめです。
普段はCHANELのルースパウダーを使用しておりますが夏に向けて日焼け対策用にエトヴォスのミネラルUVパウダーを購入しました。SPF50,PA++++なのに石鹸で落とせるのでお気に入りです。通勤や普段使いならここまで高い数値の紫外線防止の効果は必要ないかもしれませんがお肌にも優しいので安心して毎日使用することが出来ます。日焼け止めを塗り直すのもパウダーなので楽ですが汗で落ちやすいとは思うのでこまめに塗り直しています。パウダーはピンクベージュなので上から重ねても自然な仕上がりになります。夏の旅行やお出かけに日焼け対策用もフェイスパウダーは必須だと思いました。
カラーコントロールできるものを選ぼう
フェイスパウダーには日焼け対策ができるものの他に、肌のカラーコントロールをできるものがあります。主にルーセントカラーと呼ばれるものと、ピンクやオークルなどカラーがついたものに分けられます。
ルーセントカラーのものは半透明のパウダーになっているので、下地やファンデーションの色、肌の色を引き立てるのでナチュラルメイク向きです。逆に、ピンクやオークルなどカラーがついているものは肌の血色感や立体感を演出してくれます。ピンク系はくすみがちな肌を自然な血色のある肌色にしてくれたり、オークル系はカバー力が高く白浮きしないので色黒な方におすすめだったり効果が違います。
ピンク系やオークル系の他にパープル系やホワイト系などがあり、それぞれ効果が違います。どんな印象にしたいかや自分の肌の色などで、効果的なカラーのものを選ぶとよいでしょう。

艶肌フェイスパウダーおすすめ
クレ・ド・ポー ボーテ レオスールデクラ 10g
パウダーに含まれているイルミネイティングビーズが肌に光を与えるので、ひと塗りで表情に輝きを演出します。表情が動くたびに肌が輝きを放つので、周りの目をくぎづけにしてしまうでしょう。ブラシ付きのフェイスパウダーです。
クレ・ド・ポー ボーテ レオスールデクラ 10g
プードゥル ルミエール グラッセ 14g
パール粒子がパウダーに含まれているので、肌にツヤを出し輝きをもたらします。パウダーが微粒子なので肌に密着するのに、ふんわりとした印象を与えます。また、顔に立体感を与えるのでTゾーンなどにハイライトとして使用できることも特徴です。
プードゥル ルミエール グラッセ 14g
AQ MW フェイスパウダー 20g
オーガニックパウダーを美容成分のアミノ酸でコーティングした、パフ付きのフェイスパウダーです。キメ細やかな粒子が肌にフィットして毛穴をカバーするので、ふんわりとなめらかな質感の肌へ導きます。また、オーガニックパウダーを使用しているので肌に優しく、乾燥しにくいフェイスパウダーです。
AQ MW フェイスパウダー 20g
ゲラン メテオリット ビーユ 25g
今まで目に見えなかった光の源を捉え、肌のきらめきに変えるスターダストテクノロジーを搭載したフェイスパウダーです。やわらかくふわっとしたテクスチャーをしています。パウダーが集めた光の源を閉じ込め、肌の上で光を放つかのように肌に輝きと明るさをプラスしてくれます。
ゲラン メテオリット ビーユ 25g
ラ プードル オートニュアンス 8.8g
色とりどりのペールトーンが特徴的な、プレストタイプのフェイスパウダーです。ファンデーションの質感を生かしながら肌に透明感を与え、ふんわりとした明るさがあるシルクのようなキメ細かい肌へ仕上げます。見た目がゴージャスなイメージを与えるコンパクトなのも特徴的です。
ラ プードル オートニュアンス 8.8g
ジパンシイ プリズム・リーブル 3g×4
計算された4色にわかれているフェイスパウダーです。粒子の大きさが均等になっているため、4色を混ぜて使用してもムラになりません。つけているのにつけていない感覚で、羽のように軽いテクスチュアが特徴的です。ケースと一緒にやわらかさにこだわったパフがついています。ブラシを持っている方はブラシを使用することで、より軽いタッチに仕上がります。
ジパンシイ プリズム・リーブル 3g×4

リーズナブル艶肌フェイスパウダーおすすめ
モイスティシモ プレストパウダー 14.5g
ピンク色層がくすんでいる肌をカバーして、肌の血色感を整えるプレストタイプのパウダーです。乾きセンサーベールが肌にうるおいを与え、乾燥崩れを防ぎます。なめらかなパウダーが毛穴の凹凸が整えふんわりツヤ肌に仕上げてくれれる上に、メイクしたての仕上がりを長続きさせるフェイスパウダーです。
モイスティシモ プレストパウダー 14.5g
キッカ ラディアントヌード プレストパウダー 11g
繊細なミストラメが特徴的な、プレストタイプのフェイスパウダーです。ルーセントカラーのパウダーがファンデーションの質感をそのまま残し、上質で自然な肌に仕上げます。また、皮脂吸収パウダーが配合されているので肌のベタつきを抑え、美しい肌を保ちます。
キッカ ラディアントヌード プレストパウダー 11g
コフレドール ルーセントフィニッシュパウダー 15g
保湿成分の水溶性コラーゲンが配合されているので、肌が乾燥しにくいパフ付きのフェイスパウダーです。キメ細やかなパウダーが皮脂を吸収しテカリやヨレを防ぐので、化粧もちをアップさせます。白浮きがない軽やかなパウダーは自然なツヤを与え、透明感のある肌に仕上げてくれます。
コフレドール ルーセントフィニッシュパウダー 15g
カバーマーク シルキールースパウダー 10g
SPF28PA+++のUV効果がある、ルースタイプの日焼け対策用フェイスパウダーです。肌にふわっとのせるだけでキメ細かいパウダーが、毛穴やキメをカバーしてなめらかな肌に仕上げてくれます。
カバーマーク シルキールースパウダー 10g

ブラシでのルースパウダーの使い方
ルースパウダーをブラシにつける
ルースパウダーをブラシにとるときは、ブラシの根元までパウダーを含ませるようにしましょう。根元までパウダーを含ませることで肌にのせたときに、ムラになってしまったり厚塗りになってしまったりするのを防ぎます。
余分なパウダー落としながらなじませる
ブラシにパウダーをとったら手の甲やティッシュの上で、余分なパウダーを落としながらブラシにパウダーをなじませましょう。余分なパウダーを落とすことでファンデーションの質感を残したまま、厚塗り感のないナチュラルな肌に仕上がります。
ブラシを回しながらつける
顔の中心にはTゾーンなど皮脂が出やすくテカリやすい場所です。テカリにくくするためにパウダーを顔にのせるときは、顔の中心から外側に向かってつけるようにしましょう。このときにブラシを回しながらつけることがポイントです。ブラシを回すことで、パウダーがムラになりにくくなります。また、小鼻や目のまわりは化粧崩れしやすいので、丁寧につけるようにしましょう。
首や生え際などの境目をぼかす
パウダーをのせた肌はトーンが明るくなるので、パウダーをのせた部分とのせていない部分の境目がはっきりしていると顔だけ浮いてしまいます。顔全体にパウダーをのせたら首や生え際などと顔の境目をぼかしましょう。ぼかすことで境目がはっきりしなくなるので、違和感のない自然な仕上がりになります。
顔に浮いた余分なパウダーを落とす
最後にブラシについているパウダーをティッシュなどでオフして、パウダーがついていない状態のブラシで顔全体を軽くはらいます。軽くはらうことで顔についた余分なパウダーが落とされるので、より自然でナチュラルな肌に仕上がります。また、化粧崩れがしにくくなるので化粧もちも良くなります。顔全体をはらうために、大きめのブラシを別に用意して使用することもおすすめです。

パフでのルースパウダーの使い方
ルースパウダーを適量とって手の甲でなじませる
パフにルースパウダーをとり手の甲を使って、パフにパウダーをなじませましょう。なじませることでムラになったり、厚塗りになったりするのを防ぎます。パフにとるときに適量をとるようにして、つけすぎないように注意してください。
顔の中心から外の方向へ滑らせながら伸ばす
ブラシでパウダーをのせる場合と同様に、テカリやすい顔の中心から外側に向かってパフを滑らしながらパウダーを伸ばしていきます。このときに軽く滑らせることを意識して、パフで顔をこすらないように注意しましょう。
小鼻や目の周辺はパフを折って丁寧につける
小鼻や目のまわりは化粧崩れしやすい場所です。パフを折って、隅まで丁寧にパウダーをつけるようにしましょう。パウダーで肌表面の皮脂を抑えてあげることで、メイクがヨレたり滲んだりするのを防ぎます。
首のラインをぼかす
パウダーを顔全体にパフでつけたら、ブラシを使用した場合と同様に首のラインをぼかします。首のラインをぼかすことで、顔だけ浮いてしまうのを防ぎます。
ブラシで余分なパウダーを落とす
最後にパフではなくパウダーがついていない状態のブラシを使用して、顔についている余分なパウダーを落とします。最後にブラシを使用して一手間かけることで、ヨレやテカリを防ぎ化粧崩れが起きにくくなるので長時間美しい仕上がりを保つことができます。また、化粧直しの回数も減るので厚塗りになってしまったり、加太に負担をかけてしまったりしにくくなるのです。

ブラシでのプレストパウダーの使い方
プレストパウダーをブラシにつける
プレストパウダーをブラシにとるときは、均等にパウダーがつくように意識しましょう。ブラシに均等にパウダーがつけることで、ムラをなくし厚塗りを防止します。
ブラシを回すようにして余分なパウダー落とす
顔にのせる前にパウダーがついたブラシを手の甲やティッシュの上で、くるくると回しながら余分なパウダーを落とします。余分なパウダーを落とすことで厚塗りを防止し、透明感のある肌に仕上がります。
ブラシを回しながらパウダーをつける
顔にパウダーをのせるときもブラシをくるくる回しながら、顔の中心から外側に向かってのせていきます。顔の中心からのせることで、皮脂の出やすい小鼻などがしっかりカバーされるのでテカリを防止できます。
Tゾーンにもしっかりつけてパウダーを固定する
おでこから鼻にかけてのTゾーンは皮脂が出やすくテカリやすい場所です。テカリは化粧崩れを起こしてしまうので、しっかりパウダーをのせるように意識しましょう。パウダーをしっかりのせることで、パウダーが皮脂を吸収しテカリにくくしてくれるので、化粧崩れを防ぎ化粧もちが良くなります。

パフでのプレストパウダーの使い方
パウダーをパフにとって両手で揉み込む
パフ全体にパウダーをなじませるためにパウダーをとったら、パフを両手で揉み込みます。パフ全体にパウダーがなじむことによって、ムラをなくし均等にパウダーを肌へのせることができます。
範囲の広い顔のパーツにパウダーをのせる
顔にのせたときにムラができてしまわないように、パフを額や頬など面積の広い部分からのせていきます。小鼻や目元など細かい部分までパウダーを丁寧にのせた後に、もう1度パフで顔全体をなじませると均等に美しく仕上がります。
外側へ向けて押し込まずに伸ばすようにする
パウダーをのせるときはテカリを防止するために、顔の中心から外側に向かってバランスよくのせていくことが基本です。パフでパウダーをのせる場合は、パフで肌にパウダーを押し込めないように軽く伸ばしていきます。肌に押し込めてしまうと、下地やファンデーションがヨレてしまうので化粧崩れの原因になってしまいます。

フェイスパウダーで艶やかな肌をつくりましょう
フェイスパウダーはファンデーションや下地のヨレを防ぎ、化粧崩れをしにくくしてくれます。また、皮脂を吸収するのでテカリも抑えられます。
カバー力が高く乾燥肌におすすめなプレストタイプと皮脂を吸収しやすいルースタイプのフェイスパウダーの特徴を知り、正しいパウダーのつけ方を知ることで化粧崩れ知らずな美しい肌を保つことができます。
日焼け対策用のものやカラーコントロールできるものがあるので、印象や場面にあったフェイスパウダーを選ぶようにしましょう。フェイスパウダーの効果を最大限に発揮することで、艶のある美しい肌を作ることができます。