目次
日焼けをするとヒリヒリする理由とその他の症状
細胞に炎症が起こる
日焼けをすると、肌がヒリヒリすることがありますが、強い紫外線により肌が火傷しているような状態とです。火傷をした後は肌がヒリヒリと痛みますよね。それと同じ状態なのです。特に肌の色が白い人や、肌が弱い人の特徴として多く見られます。
このヒリヒリは、紫外線を浴びる事により、血管が拡張する事から、肌の細胞が傷つく事が原因です。細胞が傷つく事により、皮膚が炎症を起こし、それによって肌がヒリヒリするのです。この時は皮膚が炎症しているので、日焼け後の手入れがとても重要になってきます。
UVBによるダメージ
紫外線はエネルギーの弱いUVAとエネルギーの強いUVBがあります。肌がヒリヒリ痛くなる原因は基本的にUVBによるもの。UVBは周波が短いため、皮膚にとても強い刺激を与えます。このヒリヒリした状態をサンバーンといい、UVBの強い日差しをうけるために起こります。
UVBは周波が短いため、表皮にとても強いダメージを与えるため、皮膚がヒリヒリするのです。UVBはUVAと違って皮膚に強いダメージを与えるという事を把握しておきましょう。
赤くなったり水ぶくれができる
日焼けによっては、赤くなるだけではなく、水ぶくれができる事があります。先ほども言ったように、これは軽い火傷状態です。赤くなったり水ぶくれができたりする人の特徴としては、メラニンの生成スピードが遅いために、多くの紫外線を防ぎきれなくなってしまいます。
そして、メラニン色素が少ないために、皮膚バリアを作る事ができず、紫外線を直接受けてしまうのです。軽いやけど状態がひどくなり悪化し水ぶくれになったりするのです。皮膚への影響も大きい分これは老化の原因にもなるので注意しましょう。
ヒリヒリは酷いと一週間も続く
日焼けによるヒリヒリは平均的に6~24時間前後といわれていますが、皮膚の状態、体質によって酷いときは1週間続く人もいると言われています。体質だけではなく、紫外線の強さや、紫外線の量が多くなると、長びく可能性がありますので、注意しましょう。
軟膏や保湿クリームを塗ってもなかなか治らない場合は、医師の診断を受け、悪化しないように心がけるようにしましょう。
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肌のヒリヒリはレスキューサイン。肌と向き合って正しい対処を
シミや皮膚がんの原因にもなる
紫外線を直接受けた肌は、表皮だけでなく、真皮という皮膚の奥深くまで浸透してしまい、シミやシワの原因になります。シミやシワをつくるだけではなく、紫外線は老化の原因にもなります。
夏のような日差しが強い季節だけではなく、紫外線は1年中降り注いでいます。色白の人は紫外線に弱いので、特に注意が必要。紫外線によって肌にダメージを繰り返し受けていると、常に皮膚の細胞が刺激を受けている状態で、皮膚がんに発展するケースが高まります。年中を通して紫外線対策をする事が大切ですね。
日焼けでヒリヒリしたときの対処法
素早く冷やす
日焼けをしてしまたら、濡れタオルや保冷材などで素早く冷やしましょう。まずは冷やす事が大切です。日焼けで赤くヒリヒリした状態は、軽い火傷状態なので、熱を持ている患部を冷やす事が必要です。
冷やす事で炎症を抑えることができ、痛みが和らぎます。この時、急激に冷やさないようにしましょう。急激に冷やすと、返って皮膚細胞を傷つけてしまう恐れがあります。保冷材を使う際は、タオルなどで巻いて使うようにするといいでしょう。
シャワーを30分程度浴びる
日焼けをした後の体は火照っています。ほてりをとるためにシャワーを30分程度浴びる事をおすすめします。炎症を起こしている部分は熱をもっているので、シャワーなどで火照りをさますようにしましょう。
患部の炎症が悪化しないためにも、体を水で流し清潔に保つ必要があります。そのためにもシャワーをしっかり浴びるようにしましょう。
体に水分補給をする
乾燥している肌に水分を与えるためには、体の中から水分を取る事も大切です。表面の保湿も大切ですが、日焼けをした後は水分をたっぷりとりましょう。
表面の保湿だけでは、乾燥をまかないきれません。水分補給をすることで、体を冷やす事ができるので、クールダウンにもなり、体に十分な水分を与えましょう。
十分に冷えたら保湿する
日焼けをした後の肌はとても乾燥しています。乾燥は炎症を悪化させる原因につながるので、しっかりと体に水分補給をしましょう。ボディーローションや、ボディークリームなどで全体的に水分を与えましょう。
香料はあまり入っていないものをおすすめします。固すぎるすべりの悪いクリームは、塗る際に痛みを感じることもあるので、すべりのいいやわらかいクリームやローションがおすすめです。日焼けをした皮膚を保湿しないでいると、シミやシワの原因にもなりますので、注意しましょう。
私が子供の頃は「夏場の海で水着の跡が付くくらい、日焼けをするのが元気の証」言われていました。
現在では、皮膚癌を始め過度な日焼けは、体への悪影響が指摘され、誰もが日焼け止めを付ける時代になりましたね。
それでも、日焼け止めの塗り直し忘れや急なアウトドア等で、ついつい焼けてしまう事はあると思います。
日焼けは、ヤケドと同じ状態です。
甘く見ず、早い段階で流水などで冷却しましょう。
アイスノンや保冷剤の使用もお勧めです。
その際はは、肌に直接ではなくタオル等で冷却剤を巻いてから、冷やす様にして下さい。
冷却後は、アルコールフリーの化粧水等でしっかり保湿をしてあげます。
皮膚が過敏になっておりますので、化粧水の上から「馬油」を塗ってあげると良いです。
炎症が治るまでは、日焼けした部位にガーゼを巻くなどの保護をして、摩擦や刺激を与えない様にしましょう。 日焼けによるヒリヒリから肌を守ろう。もう夏の外出も怖くないさんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
ラップで保湿効果アップ
保湿ローションやボディークリームで保湿するのはもちろんですが、保湿効果をアップさせる方法として、ラップを巻く方法があります。ラップを巻くことで、肌の乾燥や、水分の蒸発を防ぐ事ができます。
1日に2、3回ラップを交換するようにすると、衛生的にも清潔に保つ事ができます。ラップを巻いて保湿効果をアップさせましょう。
冷湿布を使うのはNG
冷湿布は冷たいからといって、日焼けの後に使うのはNGです。湿布の冷たい感じはメントールなどの成分によって冷たく感じます。肌が炎症を起こしたところにメントールは刺激が強いので皮膚の炎症を悪化させてしまいます。
日焼けした部分は軽い火傷状態といいましたが、皮膚が異常を起こしている時に、湿布を患部に貼ってしまうと、そこが炎症を起こし、かぶれたり、症状が悪化する原因になってしまいます。悪化してしまえば、治るまでに時間もかかります。冷たいからといって冷湿布を遣うのはやめましょう。
入浴よりもシャワーで済ませる
日焼けをした後は入浴よりも、シャワーで済ませるようにするといいでしょう。入浴する事により、体の火照りがなかなか取れなかったり、熱いお湯に浸かることで、皮膚によりダメージを与えます。
そしてなによりも、日焼け後の肌はとても乾燥していますから、入浴する事でまた乾燥してしまいます。入浴する事で皮脂をとりすぎてしまうので、なるべくシャワーで済ませるようにしましょう。
日焼けでヒリヒリしたときにおすすめな保湿剤
アベンヌ アベンヌ ウオーター 50g/150g/300g
敏感になった肌を落ち着かせてくれる化粧水です。アベンヌウォーターは温泉水をそのまま化粧水にしたスプレーで、防腐剤や香料が使われていません。なので敏感肌の人にもおすすめの化粧水です。スプレータイプなので、かけた後もひんやり冷たく、冷却効果も抜群です。
アベンヌ アベンヌ ウオーター 50g/150g/300g
井藤漢方製薬 アロエクリーム 210g
こちらはアロエ成分が配合されております。油分、水分も適度に含まれているので、乾燥したお肌をやさしく包みます。肌に潤いを与えてくれるので、日焼けした後の感想したお肌にももってこいです。
井藤漢方製薬 アロエクリーム 210g
尊馬油 ソンバーユ無香料 75mL
こちらは無香料で添加物も一切入っておりません。馬油というときついイメージがありますが、臭いもなくやわらかくて、なめらかなすべり心地です。人間の皮脂と性質が似ており、浸透力もよく抗炎症作用があるので、日焼け後の赤く炎症を起こした肌をやさしく保護します。
尊馬油 ソンバーユ無香料 75mL
資生堂 カーマインローション(N)260mL
龍角散のような臭いが少しきついですが、肌を整えて保湿してくれます。こちらは日焼けの後の皮むけや、炎症を抑えてく、肌をやさしく保護します。沈静化をしてくれるローションなので、赤く炎症したお肌を沈めてくれるでしょう。
資生堂 カーマインローション(N)260mL
ヒリヒリを沈めてくれるおすすめクリーム
アロエ製薬 「間宮」アロエクリーム 15g/60g/90g
アロエ成分で肌の保湿かつ再生力を高めるクリームです。アロエの成分が凝縮されており、炎症を起こした肌修復してくれます。油性タイプの軟膏なので、浸透しやすく、保湿力も抜群です。
アロエ製薬 「間宮」アロエクリーム 15g/60g/90g
オロナイン オロナインH軟膏 (医薬品) 30g/100g/250g/500g
殺菌効果でやけどに効果があるあります。肌の炎症を抑えて、悪化を防ぎます。少しべた付きますが、やわらかく、なめらかなクリームなので、塗りやすく、患部にも浸透しやすくなっています。
オロナイン オロナインH軟膏 (医薬品) 30g/100g/250g/500g
メディケア パンパス軟膏(医薬品) 15g
酸化亜鉛がヒリヒリした炎症を抑え、お子様も使用可能です。殺菌作用があるので、肌の炎症を抑え、悪化するのを防ぎます。しみにくいタイプなので、お子様も嫌がらずにつけられる軟膏です。
メディケア パンパス軟膏(医薬品) 15g
佐藤製薬 キップパイロール-Hi(医薬品) 23g
3種類の殺菌成分がやけどの肌を優しくケアしてくれる軟膏です。殺菌成分が炎症を起こした部分の悪化を防ぎ、炎症を抑えます。塗った後も白くなりにくく、保湿効果もあるので、乾燥した肌を潤わせ、健やかな肌に保ちます。
佐藤製薬 キップパイロール-Hi(医薬品) 23g
ヒリヒリした日焼けは冷やしてから保湿を
日焼けのヒリヒリが起こるのは、細胞が傷つき皮膚が炎症を起こしているからで、それによって軽い火傷状態になる事です。日焼けは軽く見ていると、しみやしわの原因や、老化、最悪の場合は皮膚がんになるケースもあります。それを防ぐたためにも日焼け後は患部をすぐ冷やし、保湿を十分にしましょう。
注意点としては、急激に冷やしたり、湿布をはったりしない事です。日にちがあっても治らない場合は、かってな判断をせず、医師に相談しましょう。日焼けをしたら「冷やして保湿」でこれからの夏ももう怖くありませんね。