美肌を育む効果的な食べ物まとめ。美肌作りは体の内側から

2017.06.21

美肌を育む効果的な食べ物まとめ。美肌作りは体の内側から

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

美肌を作るには、スキンケアによるケアと食べ物による内側からのケアが必要です。肌に良い食べ物や必要な栄養素を積極的に食べることで、内側から効果的にケアすることができます。足りない栄養を食事から習慣的に補い、内側から美肌をサポートしましょう。

INDEX

目次

    美肌作りの基本となる食べ物

    体のもとになるたんぱく質を含む豆類

    納豆や大豆、味噌などの豆類に、豊富に含まれているたんぱく質。人間の体は約20%がたんぱく質でできており、髪や皮膚、爪、内臓など体のほとんどの部分がたんぱく質により構成されています。また、ハリや弾力を保つコラーゲンを構成しているのもたんぱく質です。

    そのため、豆類などから積極的にたんぱく質を補給することで、新陳代謝がアップして正常なターンオーバーに整えられたり、肌にハリや弾力を出したりする効果があるとされています。

    ミネラルたっぷりの海藻類

    わかめや海苔などの海藻類には、人間の体に必要なカルシウムや鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルとは、肌の弾力やハリをキープする効果や、肌を傷つけて老化を促進させてしまう活性酸素から肌を守る効果が期待できる栄養素のこと。

    ミネラルには、代謝を良くして正常なターンオーバーをサポートする役割もあるため、高い美肌効果が期待できます。

    活性酵素を取り除く緑黄色野菜

    野菜の中でも、ピーマンやにんじん、ブロッコリー、カボチャなどの緑黄色野菜には、肌を傷つける活性酸素を体内から取り除く効果があると言われています。活性酸素を取り除くことで、細胞の老化を防止したり、血行が改善されたりするため、若々しくハリのある肌に整えやすくなります。

    また、脂質の代謝を促進させて、皮脂の分泌を抑制するビタミンB6も豊富に含まれているため、ニキビや肌荒れの改善にも効果が期待できます。

    カルシウムが豊富な小魚

    カルシウムが豊富な煮干しやしらすなどの小魚を摂取することで、角質や細胞が成長するのをサポートして新陳代謝を促進する効果や、細胞同士の密着度を高めてバリア機能を高める効果が期待できます。また、角質層の潤いをキープする細胞間脂質と呼ばれる脂質を合成する役割も担っているため、保湿機能を高める効果も得ることができます。

    カルシウムは比較的体内への吸収率が低く、不足しがちな栄養素なので小魚のほかにも、チーズや牛乳などから意識して摂取していきましょう。

    食物繊維の多いキノコ類

    食物繊維の豊富なしいたけやえのきなどのキノコ類を摂取すると、腸内環境が改善できて便秘を解消したり、体全体の巡りを良くしたりする効果があるとされています。

    また、キノコ類には、食物繊維のほかにも、血管の若返り効果のあるキノコキトサンや細胞の再生を促進させるビタミン2、ミネラルなども多く含まれているため、美しい肌に整えやすくなります。

    栄養バランスの良いイモ類

    ジャガイモや里芋などのイモ類は、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、栄養バランスの良い食べ物と言われています。体や肌に必要な栄養をバランス良く補給することで、健康的な体を作るとともに、美しい肌を作りやすくなります。

    特に、イモ類の中でもさつまいもは食物繊維が豊富に含まれており、腸内の善玉菌を増やして毒素や悪玉菌を効率的に外に出す働きがあります。便秘を解消することで、ニキビや肌荒れなどのトラブルが起こりにくくなるため、健やかな素肌をキープすることができます。

    • Private: 堀田薫
      Private: 堀田薫(35)会社員
      3133-1:栄養バランスの良いイモ類

      私はもともとさつまいもが大好きでよく食べていました。ダイエットの為に、朝ごはんに焼き芋を食べるようになってから肌の調子も良くなった事に気づきあとから調べたら美肌にも効果がある事を知りました。食物繊維も豊富なので便通も良くなり、腹持ちも良いのでダイエットには最適ですし、美肌にもなれるさつまいもは美容にうってつけの食材だと思います。

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    美容への効能がある良質な油

    ココナッツオイルやアマニ油などの良質な油は、美容への効能が高いと言われています。ココナッツオイルは、腸内環境を改善する食物繊維や、抗酸化作用や高い美白効果のあるビタミンEが豊富に含まれているため、肌トラブルのない潤い肌をキープしやすくなります。

    また、アマニ油には、抗炎症作用や腸の働きを改善する効果のあるαリノレン酸が豊富に含まれており、効果的にニキビケアや肌荒れ対策ができます。また、αリノレン酸には保湿効果もあるため、美しいつるすべ肌に整えやすくなります。

     

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    オリーブオイル

    オリーブオイルには、高い抗酸化作用を持つβカロテンや、角質のごわつきや小じわを抑制して改善する効果の高いオレイン酸などが豊富に含まれています。これらの成分により、血管や細胞を老化から守るとともに、肌トラブルを効果的に改善できるため、肌を美しくキープしやすくなります。

    また、抗酸化作用や、血行改善、保湿などの効果があるビタミンEもオリーブオイルには含まれているため、透明感や潤い力をアップさせることもできます。しかし、摂り過ぎると体に負担になることもあるため、新鮮なオリーブオイルを選ぶようにし、1日大さじ2杯程度を目安に摂取しましょう。

     

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    簡単にできるオリーブオイル ダイエット。効果と成功のポイントとは?

    豚肉

    乾燥肌や肌トラブルが気になっている人には、ビタミンB1やコラーゲン、コエンザイムQ10などが含まれている豚肉がおすすめ。ビタミンB1には、糖質をエネルギーに変換する効果やターンオーバーを正常に整える効果があります。また、保湿効果の高いコラーゲンや、高い抗酸化作用やコラーゲンの合成をサポートする効果を持つコエンザイムQ10も含まれていることで、トラブルのない潤い肌に整えやすくなります。

    ここで、ビタミンB1はすぐに体外に出てしまう性質がありますが、玉ねぎなどに含まれるアリシンと呼ばれる成分と結びつくことで体内への吸収率をアップさせることができると言われています。豚肉の生姜焼きや、玉ねぎや野菜をたっぷり使った豚肉との炒め物などを調理例として、日々の献立に取り入れましょう。

    健康的な皮膚や粘膜を維持する効果や余分な皮脂を抑制する作用のあるビタミンA、脂質の代謝を促進するビタミンB2、B6などが豊富に含まれている卵。コラーゲンの合成をサポートしたり、炎症や傷を治したりする効果のある亜鉛も含まれています。

    ビタミンAやビタミンB類、亜鉛の働きにより、ニキビなどの肌トラブルを改善して予防するとともに、ハリや弾力のある健康的な素肌に整えやすくなります。

    ナッツ類

    抗酸化作用や保湿効果の高いビタミンEや、栄養を届ける血液の元となる鉄分が豊富に含まれているナッツ類。ビタミンEはビタミンAやビタミンCとともに、鉄分はビタミンCやたんぱく質とともに摂取すると吸収率がアップしやすくなります。

    そのため、アーモンドやマカデミアナッツなどのナッツ類を食べる時には、ビタミンCが豊富に含まれたアセロラジュースやグレープフルーツジュースなどと一緒に摂取すると効果的です。

    アボカド

    肌のザラザラ感や小じわなどを改善する効果の高いオレイン酸や、体内でのコラーゲンの合成をサポートするコエンザイムQ10などが多く含まれているアボカド。そのほかにも、セラミドを作って潤い力をアップさせるリノール酸や、抗酸化作用の効果を高めるビタミンCなども含まれており、潤いを保ちながらトラブルのない若々しい肌に整えやすくなります。

    また、アボカドは果物の中で一番多く食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えて、肌荒れやニキビなどのトラブルを改善する効果が期待できます。

    しかし、アボカドに含まれているビタミン類は、熱を加えると破壊してしまう可能性があります。茹でるなら短時間で軽めに茹でて、生で食べるならサラダにして食べるなど、栄養素の効果を生かしながら摂取しましょう。

     

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    美肌のために避けたい食べ物

    インスタントやジャンクフード

    忙しい時には特に、カップラーメンなどのインスタント食品や、スナック菓子やハンバーガーなどのジャンクフードなどで食事を済ませてしまいがちです。しかし、これらの食べ物は高カロリーであり、栄養のバランスが悪いと言われています。栄養のバランスが悪いと、肌に必要な栄養が取り入れられずに、ターンオーバーが乱れたり、肌トラブルがおきやすくなったりする原因に。

    また、品質を安定させるために添加物が含まれていることが多く、胃腸などの内臓機能を低下させてしまいます。忙しい時には難しいかもしれませんが、できるだけ野菜や魚、肉などを中心として自炊をする機会を設けるように心がけましょう。

    トランス脂肪酸の多い加工された油

    トランス脂肪酸とは、細胞や組織を作る材料となる不飽和脂肪酸の一種。トランス脂肪酸の中には、牛肉や乳製品に含まれる天然のものと、油脂を加工する過程で水素を添加することで人工的に作られたトランス脂肪酸の2種類があります。トランス脂肪酸は、体内で分解・消化されにくく、体内に蓄積する性質があり、悪玉コレステロールを上昇させて、善玉コレステロールを低下させるなどの悪影響を及ぼしやすくなると言われています。

    また、バリア機能の低下によるアトピー症状や、ハリや弾力の低下、肌細胞の酸化によるたるみやシワなどの老化現象が起こるなど、肌にも悪影響があります。トランス脂肪酸の多い加工された油の代表として、マーガリンやショートニング、植物油などが挙げられ、日常的にクッキーやパン、揚げ物などを食べることで、気づかないうちに摂取しています。

    安くて使いやすい特徴から、スーパーやコンビニなどで販売されている加工食品に使われていることが多いため、できるだけ加工食品を避けるようにしましょう。

    血流が悪くなる冷えた飲み物

    血流が悪くなる原因として、冷えた飲み物を日常的に飲んでいることが挙げられます。冷えた飲み物を飲むと、体や内臓機能などを必要以上に冷やしてしまい、代謝機能が低下することで、血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると正常なターンオーバーができなくなったり、顔がくすんで見えたりする原因に。

    水分補給をする際には、できるだけ常温の水や、少し熱を加えた白湯などを飲むようにして、体や内臓機能を冷やさないようにしましょう。

    皮脂を増やす糖分と油脂分の多いもの

    ケーキやチョコレートなどの糖分や、スナック菓子や揚げ物などの油脂分の多い食べ物は、過剰に摂取しすぎると胃腸機能を低下させて消化・分解する力を弱めさせ、分解されずに毒素や老廃物として体内に残りやすくなります。この時、毒素や老廃物を毛穴から排出しようとする力が働き、皮脂として毛穴から排出されます。

    そのため、糖分や油脂分が多い食べ物を食べるほど、過剰な皮脂が分泌されてしまい、ニキビや肌荒れなどの原因に。また、消化されなかった糖分や油脂分が血液の中に溶け込むと、血液がドロドロになりやすくなり、必要な栄養や酸素が隅々まで行き届かなくなり、正常なターンオーバーができなくなってしまいます。

    適度な糖分や油脂分を摂取することで、気分転換する効果が期待できますが、過剰な摂取は控えるようにしましょう。

    カフェインの含まれた飲み物

    コーヒーや緑茶などに含まれているカフェインは、ビタミンやミネラルなどの肌に必要な栄養素を体外に排出してしまう働きがあると言われています。そのため、過剰に摂取してしまうと、肌に必要な栄養が届けられなくなるとともに、ビタミンがコントロールしていた皮脂の分泌量が過剰になることも。また、高い抗酸化作用を持つビタミンCを破壊する性質から、肌の新陳代謝機能を低下させる原因にもなります。

    適度に補給する分には良いですが、過剰な摂取は控えるようにしましょう。

    肝臓に負担のかかるアルコール

    酒は百薬の長と呼ばれており、健康に良い効果をもたらすことがありますが、過剰な摂取は肝臓に負担をかける原因に。毒素を分解する働きを持つ肝臓の機能が低下してしまうと、分解されなかったアルコールなどの毒素が血液をドロドロにして、必要な栄養を肌に届けにくくしてしまいます。

    また、毒素が毛穴から皮脂として分泌された場合には、正常なターンオーバーを妨害して、肌荒れやニキビなどを起こしてしまうこともあります。過剰なアルコールの摂取を避けて、健康的な素肌をキープするようにしましょう。

    乾燥肌対策におすすめの栄養素と食品

    水分保持力のあるセラミド

    乾燥肌には、こんにゃくや黒豆などに豊富に含まれているセラミドの摂取がおすすめです。セラミドは、角質層に存在しており、細胞と細胞の間に潤いを与える細胞脂質の一つ。セラミドを摂取することで、水分や潤いを角質層に閉じ込めて効果的に保湿できるとともに、紫外線などの外的な刺激から肌を守る機能をアップさせることができます。

     

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    皮膚を守るビタミンA(βカロテン)

    しそやにんじんなどに含まれているビタミンA(βカロテン)は、細胞や皮膚などの健康を維持するために必要な栄養素。ビタミンAには、肌の新陳代謝を促進させる働きもあり、皮膚を守りながらシミやくすみなどを改善する効果が期待できます。また、皮脂をコントロールする作用もあるため、過剰な皮脂の分泌を防止し、ニキビや肌荒れなどのトラブルを未然に予防することもできます。

    保水力に優れたヒアルロン酸

    軟骨やフカヒレなどに含まれているヒアルロン酸は、肌のハリや弾力をキープするために必要な成分。保水・保湿効果が高く、肌のバリア機能を高める効果や、保湿不足による小じわやたるみなどを改善する効果が期待できます。

    肌の中にもともと存在する成分ですが、加齢ともに減少してしまうため、食べ物やサプリメント、スキンケアアイテムなどから補給するようにしましょう。

    ヒアルロン酸の生成を促進するグルコサミン

    エビやカニなどに含まれているグルコサミンは、肌に必要な潤いや水分をキープする働きのあるヒアルロン酸の生成をサポートしてくれる自然由来の成分。グルコサミンには、体内の細胞や組織を結び付ける役割もあるため、摂取することで細胞やそれぞれの器官が正常に働き、健康的な体や肌を作ることができます。

    グルコサミンは体内で生成される成分ですが、加齢とともに生産量は減少してしまうため、食べ物やサプリメントなどから補うようにしましょう。

    コラーゲンを生成するためのビタミンC

    レモンやアセロラなどに含まれるビタミンCは、シミ改善効果やキメを整える効果などのさまざまな美容効果をもたらす栄養素。また、加齢とともに減少していくコラーゲンの生成をサポートすることで、ハリや弾力のある若々しい肌を守るとともに、シワやたるみなどのトラブルを改善してくれます。

    発汗作用のある香辛料

    カレー粉や唐辛子などに含まれる香辛料は、発汗作用や冷え性の改善効果などがあり、血行や代謝を促進してくれます。血行や代謝を促進することで、ターンオーバーを正常に戻すとともに、くすみや乾燥などを改善することができます。

    香辛料には、ビタミンを豊富に含むサフランや、アンチエイジング効果の高いターメリック、代謝を促進させるシナモンなどさまざまな種類があるため、自分の症状に合った香辛料を試してみましょう。

     

    シワやたるみの改善に効く食べ物の栄養

    コラーゲンを生成する鉄分

    ひじきやシジミに豊富に含まれている鉄分には、血液の元となって肌に必要な栄養や酸素を運ぶ働きがあります。また、体内でコラーゲンの生成をサポートする作用や抗酸化作用もあることで、ハリや弾力を取り戻すとともに、活性酸素から肌を守ってシミやくすみを予防することができます。

    コラーゲンを作りだすオメガ3脂肪酸

    鮭やまぐろに多く含まれているオメガ3脂肪酸は、コラーゲンの生成をサポートして、弾力のある若々しい肌に整える効果が期待できます。また、全身の代謝をアップさせる働きもあるため、ターンオーバーを正常に戻して、美肌に導いてくれます。

    オメガ3脂肪酸は、熱によって失われやすいため、焼いたり揚げたりせずに、生の刺身で食べると効果的に摂取できます。

    血管に弾力を持たせるエラスチン

    牛肉や豚肉などに含まれるエラスチンは、血管に弾力を持たせて、血行を改善する効果が期待できる成分。また、エラスチンは弾力性や伸縮性が高く、コラーゲンと組み合わせることによって、シワやたるみのない弾力のある肌に導きやすくなります。

    美肌に必要なコラーゲン

    牛筋や鳥皮などに含まれるコラーゲンは、たんぱく質の一種で骨や血管、肌を健康的に保つ上で必要な成分。コラーゲンは、ヒアルロン酸やセラミドとともに3大保湿成分と呼ばれており、肌に必要な潤いや水分をキープしてくれます。また、古い角質などを分解して新しい細胞や皮膚に作り変える作用もあるため、新陳代謝が促進されて、美しいクリアな肌に整えやすくなります。

    保湿効果のあるアスタキサンチン

    ビタミンCの6000倍の抗酸化作用を持つと言われているアスタキサンチンは、鮭や桜エビなどに多く含まれています。高い抗酸化作用のほかにも、保湿効果や血流改善効果などもあり、正常なターンオーバーに整えながら、紫外線によるシミやくすみなどのトラブルを改善し予防することができます。

    細胞の水分量を保つムチン

    オクラや山芋などのネバネバ系の食材に多く含まれるムチンは、胃の粘膜を保護して腸の調子を整える効果や、細胞の水分量をキープする効果などが期待できます。細胞の水分量を保つことで、水分が外に蒸発しにくくなり、潤いのある肌に整えやすくなります。

    また、ウイルスへの免疫力を高めたり、疲労を回復したりする働きもあるため、肌だけでなく健康的な体を作るのに最適です。

    ニキビや毛穴の詰まりを抑える栄養

    過剰な皮脂を防ぐビタミンB2

    納豆やチーズなどに含まれるビタミンB2は、脂質を効率よく代謝するとともに、過剰な皮脂が分泌されるのを防止する効果のある栄養素。過剰な皮脂を防止することで、ニキビや肌荒れなどのトラブルを改善し予防できます。また、細胞の新陳代謝をサポートする働きもあり、摂取することで正常なターンオーバーに整えやすくなります。

    ビタミンB2は、体内に蓄えておくことができないため、毎日摂取するようにしましょう。

    エネルギーの代謝に関わるビタミンB3(ナイアシン)

    マグロやたらこに含まれるビタミンB3(ナイアシン)は、たんぱく質や脂質などからエネルギーを作り出す際に働く酵素の力をサポートする役割があります。また、エネルギーの代謝を助けるとともに、血行を改善する効果や抗酸化作用、アルコールの分解を助ける作用などもあり、効果的にトラブルのない美肌に整えやすくなります。

    脂質の燃焼を助けるビタミンB5(パントテン酸)

    脂質の燃焼をサポートするビタミンB5(パントテン酸)は、卵やアボカドなどに豊富に含まれています。脂質の燃焼をサポートすることで、毛穴から余分な皮脂が分泌されるのを防止し、肌の新陳代謝を促進させて、健康的な素肌に整えやすくなります。また、ビタミンB5には、セラミドなどの脂肪間脂質の働きを強化する働きもあるため、外的な刺激から肌を守るバリア機能をアップさせる効果が期待できます。

    皮脂をコントロールするビタミンB6

    レバーや鶏肉、バナナなどに含まれるビタミンB6は、たんぱく質や脂質の代謝をサポートして、皮脂の分泌量をコントロールする効果のある栄養素。また、体内でたんぱく質が合成するのを助ける働きもあるため、正常なターンオーバーに整えやすくなります。

    抗酸化力の高いビタミンE

    いくらや筋子などに含まれるビタミンEは、高い抗酸化力や血行改善効果のある栄養素。体内で活性酸素が増加するのを防止してシミやくすみの原因を改善したり、ターンオーバーを促進させてトラブルのない肌に整えたりする効果が期待できます。

    アクネ菌と戦うビタミンA

    鶏レバーや豚レバーに含まれるビタミンAは、ニキビの原因菌となるアクネ菌と戦う効果のある栄養素。アクネ菌の増殖を防止することで、ニキビや肌荒れなどのない健康的な素肌に整えやすくなります。また、ビタミンAは、ビタミンCやビタミンEと一緒に摂取すると、抗酸化作用をアップさせることができるため、シミやくすみなどの発生を防止する効果も期待できます。

    メラニンの生成を抑える食べ物の栄養

    抗酸化力の強いリコピン

    トマトやスイカなどに含まれるリコピンには、ビタミンEの100倍以上の強力な抗酸化作用があるとされており、メラニンの生成を抑制してシミやくすみなどのトラブルを改善する効果が期待できます。また、リコピンには紫外線によるコラーゲンの減少を防止するとともに、コラーゲンの合成をサポートする働きもあることから、シワやたるみの改善にも効果的です。

    メラニンの生成を抑制するL-システイン(メチオニン)

    マグロや鶏肉などに多く含まれるL-システイン(メチオニン)は、体の内側から代謝をサポートするアミノ酸の一種。L-システインを摂取することで、シミの原因となるメラニンの生成を抑制することができるほか、過剰に発生したメラニンの排出もサポートしてくれるため、シミやくすみ対策に効果的です。

    また、L-システインには、コラーゲンの合成をサポートする働きもあるため、角質層を柔らかくしてニキビなどの発生を防止したり、弾力のある肌をキープしたりする効果も期待できます。

    肌荒れを防ぐエラグ酸

    ザクロやイチゴに含まれるエラグ酸は、果物に含まれる天然のポリフェノールの一種。ポリフェノールの働きから、高い抗酸化作用あると言われており、活性酸素から肌や細胞を守ることで、肌荒れや老化現象などを防止する効果が期待できます。

    紫外線から肌を守るアントシアニン

    ブルーベリーやカシスなどに含まれるアントシアニンは、高い抗酸化作用を持つ色素成分のこと。紫外線により体内に発生した活性酸素を取り除き、健康的な肌や細胞を守ってくれます。また、肌のターンオーバーを促進させる働きもあるため、シミやくすみなどのトラブルのない美しい肌に導いてくれます。

    抗酸化作用を持つポリフェノール

    カカオなどに含まれているポリフェノールとは、植物が光合成を行う時に発生する物質のこと。木の葉や花などに含まれており、エラグ酸やカテキンなど4000種類以上のものが存在しています。

    ポリフェノールには、抗酸化作用と抗菌作用があります。抗酸化作用により、活性酸素の働きを抑制してシミやシワ、たるみなどを改善してくれます。また、抗菌作用により、ストレスやホルモンバランスの乱れなどによるニキビや肌荒れから肌を守ってくれます。

    女性ホルモンに似た働きをするイソフラボン

    大豆や豆乳などに含まれるイソフラボンは、マメ科植物に含まれるポリフェノールの一種。女性ホルモンに似た働きをすることから、体内で不足している女性ホルモンの代わりとなって働き、コラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートしてくれます。また、ホルモンバランスの乱れによる生理痛や肌荒れなどの諸症状が緩和されることで、ニキビなどの肌トラブルを改善する効果も期待できます。

    さらに、ポリフェノールの働きから、体内で発生する活性酸素の働きを抑制するため、シミやくすみのないクリアな肌に整えやすくなります。

    美肌を育む食べ方のポイント

    1日3食欠かさず食べる

    美肌を作るには、栄養バランスの取れた食事を毎日心がけることが大切。例えば、仕事や家事が忙しくて、消化・分解機能が低下した夜の時間だけ食事を摂取するようにしていると、胃腸や体に負担をかけてしまい、体内に老廃物や毒素が溜まりやすくなってしまいます。

    1日3食欠かさず食べることで、体や肌に必要な栄養や酸素が途切れることなく隅々まで届きやすくなりますし、夜の暴飲暴食を防ぐことができます。朝と夜は体が活動しやすいように少し多めの量を、夜は胃腸に負担をかけないように魚や野菜などを中心とした食事を心がけて、少なめの量を食べるように心がけましょう。

    また、夜は消化・分解する機能が低下しているため、水分を多めに取りながら食べると、胃腸の負担を減らすことができるので効果的です。

    しっかり噛んで満腹中枢を刺激する

    好きなものばかりたくさん食べて暴飲暴食を続けてしまうと、内臓機能に負担をかけてしまい、脂肪や老廃物を分解して排出する力を低下させてしまいます。その際、排出できずに体内に残った老廃物や毒素を毛穴から出そうとする作用が働いて、過剰な皮脂の分泌の原因に。

    過剰な皮脂の分泌が繰り返されると、肌が余分な皮脂や角質を処理しきれなくなり、毛穴詰まりやニキビなどが起こりやすくなってしまいます。胃腸や体に負担をかけないためにも、暴飲暴食を控えることが大切です。一口当たり30回以上しっかり噛むようにして、満腹中枢を刺激しましょう。

    間食を控える

    ストレス解消や疲労回復のために適度に間食を行うのは良いですが、過剰に間食し過ぎると内臓機能に負担をかけてしまい、体内に毒素や老廃物が溜まりやすくなってしまいます。そうなると、血流が悪くなり、必要な栄養や酸素が肌に届きにくくなったり、皮脂の分泌が過剰になったりして、キメの整った美しい肌を作るのが難しい状況に。

    体や内臓機能の負担を減らすために、間食はできるだけ控えるようにしましょう。どうしても何か口に入れて空腹を満たしたい場合には、フルーツ系やミント系のガムを噛むようにして、満腹中枢を刺激するようにしましょう。

    朝ごはんにはスムージーがおすすめ

    朝時間がない場合には、野菜や果物などの酵素や、ビタミン、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれたスムージーがおすすめ。スーパーやドラッグストアなどで数多くの種類が販売されており、水や牛乳などで溶かして簡単に飲むことができるため、忙しい人に最適です。

    しかし、甘味料などの添加物が含まれている場合があります。できるだけ無添加・添加物の少ないアイテムを選んだり、時間がある時には野菜やリンゴやバナナなどの果物を買って自分で作ってみたりしても良いでしょう。

    就寝の3時間前には食事を済ませておく

    20時以降に食事を行うと、朝や昼間に働いているような分解・消化のエネルギーが減少してしまい、脂肪や糖分などが老廃物や毒素となって体内に残りやすくなると言われています。体内に残った老廃物などは毛穴から排出されて、肌荒れやニキビなどの原因に。

    就寝の3時間前には食事を済ませるように心がけましょう。また、低カロリーで栄養が豊富な魚や肉、卵などを中心とした食事を取ったり、疲労回復効果の高いバナナなどを一緒に食べるようにしたりするなどして、体や内臓機能への負担を減らすことも大切です。ここで、脂っぽい物や冷たいものなどをたくさん食べてしまうと、胃腸などの負担が高くなってしまうため、できるだけ控えるようにしましょう。

    お腹いっぱいになるまで食べない

    満腹になるまで食べてしまうと、食べ物を消化する内臓機能に大きな負担をかけてしまい、分解・消化する力を低下させてしまいます。内臓機能への負担を減らすために、腹8分目を基本として食事を取るようにしましょう。

    空腹感が気になる場合には、スープやみそ汁などの汁物などでお腹を満たしたり、よく噛んで満腹中枢を刺激したりして、腹8分目にとどめるように心がけましょう。

     

    足りない栄養を補って内側から美肌をサポート

    外側からのスキンケアとともに、食べ物による内側からのケアを行うことで、健康的な体や美肌を作ることができます。栄養バランスの悪い食事や、間食、暴飲暴食などは、体や内臓機能の負担になります。そのため、習慣的にビタミンやミネラルなど含まれた野菜や果物などを取るようにしたり、よく噛んで満腹中枢を刺激したりするようにしましょう。

    美肌を育む食べ物や、不足しがちな栄養素を日々の食事から補って、内側から美肌作りをサポートしていきましょう。

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