頬に角栓が溜まる原因は?洗顔のポイントや効果的なケア方法

2017.06.21

頬に角栓が溜まる原因は?洗顔のポイントや効果的なケア方法

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

頬に角栓が溜まる原因は、洗顔のしすぎや過剰な毛穴ケアなどが挙げられますが、無理に角栓を出そうとするのはNG。正しい洗顔方法やスキンケア方法を身に付けたり、肌に悪影響を及ぼす生活習慣を見直したりして、健康的な美しい素肌を手に入れましょう。

INDEX

目次

    頬に角栓が溜まってしまう原因

    過剰な毛穴ケア

    角栓とは、皮脂や角質などが毛穴をふさいで固まってできたもの。角栓は放置しておくと、どんどん大きくなっていき、毛穴を目立たせてしまうとともに肌が汚い状態に見えてしまいます。

    頬に角栓が溜まりやすくなるのは、毛穴に汚れや皮脂が残っているのが原因の一つですが、他にも過剰な毛穴ケアによる角栓の取り過ぎも挙げられます。毛穴の汚れや皮脂を取り除こうとして、ピーリングや毛穴パックをしすぎたり、洗顔の時にゴシゴシ擦り過ぎたりすると、毛穴が大きく開いて必要な角質や皮脂まで取り除いてしまいます。

    この過剰な毛穴ケアにより、肌が乾燥して皮膚の角質が硬くなり、開いた毛穴に新たな汚れや皮脂などが溜まりやすくなって毛穴詰まりが起きやすくなります。この毛穴詰まりがひどくなると、角栓ができてしまうのです。

    油分の多い化粧品の多用

    肌への密着度が高い油分の多いファンデーションや、油分の力でメイクや汚れが落ちやすいオイルクレンジングを使う人は多いと思いますが、このような油分の多い化粧品の多用も角栓が溜まりやすくなる原因に。

    ファンデーションやオイルクレンジングは綺麗に洗い流せれば良いですが、毛穴に余分な皮脂が残ったままになっていると、顔の汚れや汗と混じって毛穴詰まりが起きやすくなり、角栓ができやすくなってしまいます。

    ターンオーバーのサイクルの乱れ

    ターンオーバーとは、肌の新陳代謝つまり肌の生まれ変わりのこと。約1カ月かけて、新しい細胞が体内で作られることで、古い角質が垢となって落ちていきます。このターンオーバーが正常に行われていれば、毛穴や皮膚に残った汚れは自然に排出されて、健康的な素肌をキープしてくれます。

    しかし、加齢や寝不足、栄養の偏りなどによりターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、古い角質や余分な皮脂が自然に排出されることなく毛穴周辺に残りやすくなります。毛穴は徐々に狭まっていき、汚れや皮脂などが詰まりやすくなり、角栓ができてしまいます。

     

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    コラーゲンの減少による毛穴のたるみ

    健康的な毛穴であれば、毛穴が開いてしまってもすぐに元の形に戻って修復・再生することが可能です。しかし、洗顔のし過ぎや加齢、紫外線の影響により、毛穴や肌を支える役割のあるコラーゲンやヒアルロン酸などが体内で減少してしまうと、真皮層と呼ばれる肌を支える繊維状の組織の力が緩みます。

    水分保水機能が低下して乾燥しやすくなると同時に、肌を支える力が緩んでしまうことで毛穴の開きが拡大してたるんでしまいます。乾燥や毛穴の開きにより、汚れや皮脂などが毛穴詰まりを起こし、角栓が溜まりやすい環境になってしまうのです。

     

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    メイクの落とし残し

    メイクは、女性の美しさをより引き立ててくれるもの。しかし、クレンジングや洗顔が甘く、メイクの落とし残しがあると、毛穴にメイクが残って毛穴をふさぎやすくなってしまいます。

    また、年齢を重ねるごとにターンオーバーの周期が遅くなることから、古い角質や不要な皮脂などが毛穴周辺に残りやすい状態に。そのため、メイクの汚れと古い角質、皮脂、汗などが混ざり合って、さらに毛穴を詰まらせて角栓が溜まりやすくなる原因になります。

    皮脂の過剰分泌による角栓の詰まり

    脂肪分の摂り過ぎや、ストレスや睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れにより、皮脂の分泌が過剰になることも、頬に角栓が溜まることと大きく関係しています。

    脂肪分を体内に多く摂取してしまうと、内臓機能に大きな負担をかけて、分解・消化する機能を低下させてしまい、老廃物や毒素が体内に残りやすくなってしまいます。この時、これらの老廃物や毒素を毛穴から体外に排出しようとする作用が働き、皮脂となって毛穴から排出されていきます。脂肪分を多く取れば取るほど、皮脂の分泌は過剰になり、正常なターンオーバーの働きを阻害してしまいます。

    また、ストレスや睡眠不足により、自律神経が乱れてしまうと、緊張状態の時に作用する交感神経が優位になり、交感神経がコントロールしている男性ホルモンを過剰に分泌します。男性ホルモンは皮脂の分泌量を調整しているホルモンであるため、男性ホルモンが過剰に分泌されると皮脂の分泌も過剰に。このように、脂肪分の摂り過ぎやホルモンバランスの乱れにより、皮脂の分泌が過剰になることで、角栓ができやすくなります。

     

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    紫外線に当たって皮脂が酸化している

    紫外線に皮膚が当たって皮脂が酸化することによって、毛穴に汚れが溜まる場合も。紫外線が肌に当たると、体内では肌を守ろうとするために、活性酸素と呼ばれる物質が発生します。しかし、必要以上に活性酸素が発生してしまうと、細胞や血管を傷つけてしまったり、脂質を過酸化脂質と呼ばれる毛穴や周囲の皮膚にダメージを与えてしまう物質に変化させたりしてしまいます。

    過酸化脂質は一度溜まってしまうと自然には排出されず、毛穴に溜まってしまい、角栓や黒ずみ、濃いシミなどとなって肌に現れてしまいます。さらに、紫外線のダメージにより、肌が大きなダメージを受けて、正常よりも速いスピードで必要な角質などを落としてしまうため、毛穴汚れが溜まりやすくなり、角栓ができてしまいます。

    頬の角栓を解消する洗顔の秘訣

    オイルフリーのクレンジングを使う

    オイルクレンジングは洗い残しがあると、皮膚の表面や毛穴に余分な油分が残りやすくなってしまいます。そのため、頬の角栓を解消するためには、オイルフリーのクレンジングを使うようにしましょう。

    リキッドクレンジングやクレンジングジェル、ミルクタイプのクレンジングなどクレンジングの種類や特徴はさまざま。クレンジングオイルはクレンジングの中でも洗浄力が高く、油分の多めのメイクや濃いメイクを落とすのに効果的です。しかし、角栓や肌トラブルが気になる場合には、少し控えめなナチュラルメイクにして、クレンジングオイルの使用を控えるのも肌にとっては大切なことです。

    自分の肌質や状態に合ったクレンジングを選ぶようにしましょう。

    洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開かせる

    洗顔の前に蒸しタオルを顔に乗せておくと、毛穴周辺の角質が柔らかくなって、毛穴が開きやすくなります。そのため、毛穴の奥に詰まった汚れや余分な皮脂、角栓などを落としやすくなります。

    まず、メイクをしている場合には、自分に合ったクレンジングでメイクや表面の汚れを落として準備を行いましょう。その後、水が垂れない程度に絞ったタオルをお皿にのせて電子レンジで30秒~1分程度温めて作っておいた蒸しタオルを、顎からゆっくり顔に乗せていき、2~3分程度放置しておきます。

    この時、熱すぎるタオルを顔に当ててしまうと肌にダメージを与えてしまいます。顔に当てた時に心地良いと感じる程度の温度になるまで冷ましてから、顔に乗せるようにしてください。

    酵素の入った洗顔料がおすすめ

    角栓は余分な皮脂や角質などが混じってできたものですが、角質の約70%はたんぱく質でできていると言われており、一般的な洗顔料や洗顔石鹸では皮脂や汚れは落とせても、たんぱく質は落とすことができません。一方、酵素洗顔と呼ばれるたんぱく質や脂質を分解する酵素の働きを利用した洗顔方法では、たんぱく質で作られた角質や角栓、皮脂の汚れなどをきれいに毛穴から取り除くことができます。

    酵素は水と混ざり合って効果を最大限発揮できるため、使い切りタイプのパウダータイプのものが多く販売されています。パウダータイプは水が含まれておらず、品質安定剤などの余分なものが配合されていないため、肌に優しく使えます。しかし、洗顔のやり過ぎてしまうと、必要な皮脂や角栓まで取り除いてしまう恐れがあるため、週に1~2回程度の使用にとどめておきましょう。

    ネットを使ってよく泡立てる

    ネットを活用して洗顔料や洗顔石鹸をよく泡立ててから使うようにすると、キメ細かく弾力のある泡が毛穴や肌の細部に付着している汚れや余分な皮脂などを落としやすくなります。また、指が肌に直接触れることなくなり余分な力を加えることがないため、肌へのダメージを減らすことができます。

    まずは、泡立てネットを水でたっぷり濡らし、洗顔料なら適量を手のひらに出してネットの上に、洗顔石鹸ならさっとぬらしてネットの上に乗せましょう。その後、空気を入れるようにして泡立ってきたら、少し多めに水を加えてさらに泡立ちを良くするという作業を4~5回程度繰り返すとキメ細かく弾力のある泡を作ることができます。

    洗顔ブラシを使うのも効果的

    頬の角栓を解消するには、柔らかい天然の毛が使われた洗顔ブラシを使うのも効果的です。小さい洗顔ブラシで顔を優しく擦ることで、目立つ角栓や毛穴の奥の汚れを掻き出すことができます。天然の毛は柔らかく、肌に優しく使えるので、安全性の高い方法と言えます。

    しかし、マッサージ感覚で長時間使って洗いすぎたり、力を入れすぎたりすると、肌や毛穴にダメージを与えてしまいます。洗顔ブラシは週に1回のスペシャルケアとして使い、肌に負担を与えないようにそっと添えるようにして優しく顔に当てていきましょう。

     

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    すすぎには35度くらいのぬるま湯を使う

    肌に付着している汚れや余分な皮脂は、35℃前後のぬるま湯で落ちると言われています。クレンジングや洗顔をすすぐ時には、35℃程度のぬるま湯を使うようにすると、皮膚や毛穴に余分な皮脂や角質などが残りづらくなり、清潔な肌に整えやすくなります。

    熱すぎても冷たすぎても肌に刺激やダメージを与えてしまうため、肌に当てた時に気持ちが良い温度に設定しておきましょう。

    洗顔は朝と夜の2回まで

    毛穴の汚れや角質が気になるからと言って、洗顔を1日に何度もしてしまうと、肌や毛穴にダメージを与えてしまい、乾燥を招いたり、かえって角栓が目立ったりしてしまいます。

    洗顔は朝と夜の2回を基本として、朝は寝ている間に付着した汚れやほこりなどを落とすようにぬるま湯や水で。夜は1日を通して排出された余分な皮脂や角質、汗、汚れなどを落とすように洗顔料をしっかり泡立てて洗顔するようにしましょう。

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      頬に角栓が溜まる原因は?洗顔のポイントや効果的なケア方法
      3115-1:洗顔のポイントや効果的なケア方法

      以前は洗顔時にただ泡を立てて包み込むようにしているだけでした。しかし、エステ店で担当して下さる方の前で自身の洗顔法を実践したところアドバイスを頂きました。ポイントは泡を立てて洗う際に顔にサランラップが敷かれているのを意識して洗顔する事だと教わりました。また、敏感肌の場合、洗い流す温度は36度〜37度。これを実践した事で綺麗に角栓の汚れを落とせるようになりました。

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    頬の毛穴を引き締めるスキンケア方法

    冷やした化粧水でコットンパック

    洗顔で開いた毛穴に、冷蔵庫で冷やした化粧水などでコットンパックを行うと、毛穴を引き締めながら保水と保湿を効果的に行うことができます。

    しかし、冷たい化粧水を使って毛穴が引き締まったと感じるのは一時的なものと言われており、あまりに冷やしすぎてしまうと、肌が敏感になってダメージを与えてしまいます。肌や毛穴を冷やし過ぎない程度の温度で、トントンと叩くように優しくコットンでパッティングしましょう。また、引き締めた毛穴を開かせないように、乳液や美容液で保水効果と保湿効果を逃さないようにすることが大切です。

     

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    収れん化粧水で毛穴を引き締める

    収れん化粧水とは、瞬時に毛穴を引き締める効果や皮脂の分泌を抑制する効果が期待できるスキンケアアイテムのこと。収れん化粧水に良く配合されている成分は、毛穴を引き締めてテカリを防止する効果のあるビタミンC誘導体や、保湿効果の高い植物抽出エキス、毛穴の開きを改善する有機酸やアルコールなどがあります。自分の肌の状態やトラブルの悩みに合った成分が含まれているか確認して選びましょう。

    収れん化粧水は、皮脂の分泌を抑制してテカリを改善する効果が高いことからオイリー肌の人に効果的と言われています。しかし、敏感肌の人や乾燥肌の人には、刺激が強く感じられてダメージを与えてしまう恐れがありますので、使用はできるだけ控えた方が良いでしょう。

     

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    セラミドの含まれた化粧水で保湿

    セラミドとは、肌の細胞間を満たして肌の潤いをキープする成分のこと。保水力が高く乾燥を防止する役割がありますが、摩擦や紫外線などの外的な刺激により、どんどん減少してしまうと言われており、減少すると肌の弾力やハリが失われたり、乾燥肌になったりします。

    セラミドの含まれた化粧水を使うことで、肌の奥から保湿する効果が期待できますし、高い抗酸化作用によりシミやシワなどのトラブルもケアしてくれます。特に、乾燥肌や潤い不足に悩んでいる人は、セラミドが多く配合されている化粧水を選ぶようにしましょう。

     

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    美容液をプラスして乾燥を防ぐ

    美容液とは、ビタミンCやコラーゲンなどの美容成分や保湿成分が含まれた液状のスキンケアアイテムのこと。化粧水を使った後に使うことで、肌に必要な美容成分や保湿成分を角質層まで届けることができ、乾燥を防ぐとともにシミやシワなどのトラブルを改善し、防止する効果があります。

    美容液に配合されている美容成分や量などに決まりはなく、商品ごとに効果や特徴が異なるため、配合成分や効果、テクスチャーなどから自分の肌に合った美容液を選ぶようにしましょう。

    たまに美白成分の入ったパックで保湿

    化粧水や乳液、美容液など日々のスキンケアは大切です。その毎日のケアに加えて、たまに美白成分が含まれたパックで保湿すると、より効果的な毛穴ケアを行うことができます。特に、集中的にケアしたい部分や乾燥が気になる部分に5~10分程度乗せておくだけで、保湿効果を高めて正常なターンオーバーに整えやすくしてくれます。

    しかし、使用時間を守らずにパックを放置してしまうと、水分が蒸発してしまうので注意が必要。また、何度もパックをしすぎても水分が蒸発して乾燥しやすくなってしまうため、商品ごとの使用頻度や使用時間などを必ず確認して守るようにしましょう。

     

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    摩擦による刺激を与えない

    スキンケアを行う際に注意しないといけないことは、肌に化粧水などを浸透させる時に余分な力を加えて刺激を与えないこと。摩擦による刺激を与えてしまうと、色素沈着や乾燥を招く原因になり、シミやニキビなどの肌トラブルを起こすことがあります。

    例えば、化粧水を肌になじませる際には、手のひらに適量を取り、両手でハンドプレスするようになじませていきましょう。この時、目元や口元などの細かい部分は、コットンを使ってトントンと優しくなじませると効果的です。他のスキンケアアイテムを使う際にも、ハンドプレスをしながら優しくなじませるようにして、肌へ刺激を与えないように心がけましょう。

    毎日欠かさずスキンケアを継続する

    スキンケアにおいて、前日にたくさん保湿したから今日はしないというような考えはNG。洗顔後や入浴後、乾燥が気になる時など、毎日欠かさずスキンケアを継続することで、肌のターンオーバーを正常に整えたり、肌の保水力や保湿力をアップさせたりしてくれます。

    このような日々の積み重ねにより、角栓ができにくい健康的な美しい素肌に整えやすくなります。毎日肌の調子や肌トラブルの状態などを鏡で確認しながら、その日その日に合った効果的なスキンケアアイテムを選ぶように心がけましょう。

    頬の角栓を取る方法と注意点

    爪やピンセットで無理やり押し出さない

    頬の角栓を早く改善しようと、角栓を爪で押し出したり、ピンセットで無理矢理押し出そうとしたりするのはNG。無理に押し出そうとしてしまうと、毛穴や周辺の皮膚まで傷つけてしまい、摩擦による色素沈着や凹凸のあるクレーターができる原因に。

    また、無理に角栓を押し出した後の毛穴は、新たな汚れや菌が侵入しやすくなってしまい、ニキビなどの肌トラブルが起きる恐れがあります。

    指の腹で優しく押してみるのはOK

    角栓は指の腹であれば押し出しても良いと言われていますが、押し出して良いのは柔らかい角栓が出てくる場合のみ。なかなか取り除けないからと言って、爪を立てたり、余分な力を加えたりすると肌を傷つけてしまいます。

    角栓が硬くてなかなか毛穴から出ない場合には、無理に押し出そうとせずに酵素が含まれた洗顔パウダーを使ってみたり、蒸しタオルを利用して洗顔を行ったりして、頑固な角栓を徐々に改善していきましょう。

    綿棒とオイルを使って角質を溶かしてみる

    角栓は皮脂と角栓が混ざり合ってできているため、皮脂になじみやすいオリーブオイルなどを使用することで角栓を浮かせて溶かすことができると言われています。硬くなってしまった角栓でもオイルの滑りの良さにより、浮かせてきれいに取り除くことができます。

    方法は簡単で、オイルをたっぷりと染み込ませた細い綿棒をコロコロ優しく転がしていくだけ。ゴシゴシ擦ると肌に刺激を与えてしまうため、優しく転がしていきましょう。オイルは肌に直接なじませるため、香料など余分なものが使用されていないオイルを選ぶようにすると、肌にダメージを与えずに安心して使用することができます。

    スクラブやゴマージュは刺激が強いので控える

    溜まった角栓を落とすために、粒子状のスクラブで肌の表面を擦る方法や、塗ってなでるようにして洗い流すゴマージュと呼ばれる方法を行う人は多いと思います。しかし、どちらも擦るようにして角栓を落とそうとするため、肌を摩擦して刺激を強く与えて、乾燥や肌トラブルを起こす原因に。

    できるだけ肌に刺激を強く与えてしまうスクラブやゴマージュは控えるようにして、行うとしても肌の調子を見ながら1カ月に1回程度にとどめておきましょう。

    美顔器がある場合は活用する

    角栓を取り除く際に、自分の手では効果的にケアできないのではないかと心配してケアに踏み出せない場合には、市販でも数多く販売されている美顔器を活用してみましょう。普通の洗顔では落としきれない毛穴の奥の汚れや角栓などをきれいに取り除けるため、毛穴ケアに効果的ですし、肌に負担をかけ過ぎずに使用することができます。

    エステでも角栓ケアはできますが、コストが割高になってしまいます。家で手軽に毛穴ケアをしたいと考えている人は特徴や効果、コストなど商品ごとの違いを見比べながら、自分に合った美顔器を探して、ケアに活用するか考えてみましょう。

    皮膚科やエステは費用が高額になる

    美容皮膚科やエステでは、角栓吸引や毛穴を引き締める効果の高いイオン導入、血行を促進して老廃物を取り除くマッサージなどが行われており、効果的な毛穴ケアが可能です。また、アフターケアも行ってもらえることもあるため、角栓のできにくい肌質に改善しやすくなります。

    しかし、美容皮膚科やエステは市販の美顔器を使ってケアを行うよりも高額なコストがかかります。プラン内容や施術時間にもよりますが、アフターケアを含めて1回の施術で7000円~1万円弱かかってしまいます。事前にホームページで料金形態やプラン内容などを確認し、自分の予算や肌の状態にあったケアを行ってもらえる美容皮膚科やエステを探しましょう。

    頬に角栓を作りにくくする食べ物と栄養素

    肌の生成に関わる亜鉛

    レバーや牡蠣などに豊富に含まれている亜鉛は、たんぱく質やコラーゲンの生成や、皮膚の健康を保つのをサポートする役割のある栄養素。亜鉛を多く摂取することで、コラーゲンを生成する代謝を促進させたり、傷ついた部分の細胞を修復したりしてくれるため、正常なターンオーバーに整えやすくなり、頬の角栓を改善できる効果が期待できます。

    血行を促進させる鉄分

    卵黄やシジミに多く含まれている鉄分は、体内の血行を促進させる効果があり、栄養が肌の隅々まで届きやすくするのをサポートしてくれます。また、鉄分を摂取することで、肌を傷つける性質を持つ活性酸素の発生を防ぎ、シミなどの肌トラブルを予防してくれます。

    さらに、コラーゲンの生成をサポートする効果もあるため、ハリや弾力のある美しい肌に整えやすくなります。ビタミンCは鉄分の吸収効率をアップさせてくれるため、一緒に摂取すると効果的です。

    皮脂分泌を抑えるビタミンC

    活性酸素を分解する働きや、皮脂の分泌を抑制する効果のあるビタミンC。アセロラやレモンなどに豊富に含まれており、積極的に摂取することでシミやシワなどを改善したり、肌のターンオーバーを整えたりする効果も期待できます。

    また、コラーゲンの生成をサポートする働きもあり、ハリや弾力のあるみずみずしい肌に整えやすくなることから、エイジングケアにも効果的です。

    活性酸素を除去するビタミンE

    ナッツ類やかぼちゃなどに含まれているビタミンEは、活性酸素を除去したり、毛細血管の流れを改善したりする効果が期待できます。血行が改善されれば、体全体の巡りも良くなって代謝が良くなるため、肌のターンオーバーを正常に整えるのに最適です。

    また、ホルモンバランスを整える効果もあるため、女性の悩みの種である生理痛や肌トラブルなどを改善しやすくなると言われています。

    脂質の代謝に関わるビタミンB2やビタミンB6

    レバーやサバなどに含まれているビタミンB2やビタミンB6は、脂質を分解してエネルギーに変えることで肌の代謝を正常にする効果のある栄養素。

    不足してしまうと、古い角質や分解されなかった皮脂などが表面や毛穴に残りやすくなってしまうため、正常なターンオーバーが乱れる原因になります。レバーやサバ以外にも、ビタミンB2はヨーグルトやうなぎ、カマンベールチーズなどに、ビタミンB6はバナナやさつまいも、豚肉などに含まれています。魚類が苦手な場合には、ヨーグルトやバナナなどを食べるようにして、積極的に摂取するように心がけましょう。

    女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン

    イソフラボンは、マメ科の植物に含まれているポリフェノールの一種であり、大豆由来のものは大豆イソフラボンと呼ばれます。大豆イソフラボンには、活性酸素を抑制して肌や細胞を守る効果や、ホルモンバランスを整えてニキビや肌荒れ、生理痛などを改善する効果が期待できます。

    主に、豆乳や納豆、豆腐などの大豆食品に多く含まれています。例えば、朝ご飯に納豆を食べたり、味噌汁に豆腐を入れたりして、できるだけ毎日摂取するようにしましょう。

    不足時はサプリメントを活用して

    毎日の食生活ですべての栄養素を補給しようとしても、鉄や亜鉛などどうしても不足しがちな栄養素は出てきてしまいます。そのような不足時には、サプリメントを活用して、体や肌のバランスを整えるようにしましょう。サプリメントには、ビタミン群や鉄分、カルシウム、亜鉛などさまざまな栄養素がバランスよく配合されていますし、自分の好きなタイミングで飲めるため、忙しい人にもおすすめです。

    しかし、サプリメントですべての栄養素を補給することはできないため、あくまでも不足分を補うという目的で活用し、バランスの良い食生活を心がけましょう。

    普段の生活から角栓を予防するために

    質の良い睡眠を毎日とる

    体や肌の調子を整えるためには、質の良い睡眠を毎日取ることが必要です。最低でも6~7時間以上の睡眠を取るように心がけ、できれば肌のゴールデンタイムと呼ばれる夜の22時~深夜2時の間にベッドに入って就寝するようにしましょう。

    この時間帯は、体や肌の調子を整える成長ホルモンが多く分泌されるため、健康的な素肌に整えるために最適な時間帯と言えます。また、睡眠不足の状態が続くと、体や脳にストレスが溜まりやすくなるため、質の良い睡眠を毎日とるようにし、心身ともに体を休めましょう。

    眠りが浅く、疲れが取れない場合には、入浴後の約1~2時間以内のリラックスした状態の時に寝るのをおすすめします。リラックス状態の時には、成長ホルモンが分泌されやすくなりますし、質の良い睡眠にもつながります。アロマや間接照明なども活用して、体や肌に疲れを残さないようにしましょう。

    適度な運動を取り入れる

    激しい運動は体がストレスを感じて、肌にダメージを与える活性酸素が体内で大量に発生しやすくなってしまいますが、適度な運動はストレス解消効果や血行を改善する効果などを得ることができます。

    血行が改善すれば、肌の修復に必要な栄養素や酸素が隅々まで届きやすくなりますし、代謝が改善して正常なターンオーバーに整えることができます。毎日30分程度の軽めのストレッチをしたり、週に2~3回はバスや電車を使わずに徒歩通勤をしたりするなど、日々の生活の中で適度な運動を取り入れるようにしましょう。

    湯船に浸かって冷えを予防する

    体が冷えていると、血管が収縮して血流が悪くなってしまいます。血行が悪くなると、全身の代謝が悪くなるとともに、体の隅々まで必要な栄養が血液を通して届きにくくなってしまいます。また、代謝が悪くなることで、老廃物が体内に溜まりやすくなるため、皮脂の分泌も過剰に。

    毎日シャワーだけの人も多いと思いますが、週に3回程度は37~39℃程度のぬるま湯に30分~1時間程度浸かるようにして、冷えを改善し、予防するようにしましょう。

    笑ったりして表情豊かに過ごす

    顔の筋肉を支える表情筋が緩んでしまうと、毛穴のたるみや開きにもつながります。笑ったり、表情筋のトレーニングをしたりして表情金を鍛えて、表情を豊かにするように心がけましょう。

    例えば、時間がある時に大きく口を開けて笑ってみたり、顔を上向きにして天井に向かって舌を思いっきり出して5秒キープしたりするなどして、フェイスラインのたるみを改善していきましょう。

    メイクを全くしないで肌を休ませる日を作る

    過剰なクレンジングや洗顔、スキンケアのやり過ぎは正常なターンオーバーを乱れさせる原因になることがあります。毎日メイクをして女性らしさを演出するのも良いですが、メイクを全くせずに肌を休ませることも必要です。

    誰とも会わない日や仕事が休みの日などがあれば、化粧水や乳液などの基本的なスキンケアのみにすることで、肌への負担を減らすことができるため、健やかな素肌に整えることにつながります。

    定期的に好きなことをする時間を作る

    ストレスが体内に溜まっていると、肌や細胞を傷つける活性酸素が体内で発生しやすくなり、血行を悪くしたり、肌のターンオーバーを阻害したりして、角栓や肌トラブルを発生させる原因に。また、ストレスが溜まっている状態が続くと、自律神経が乱れて、男性ホルモンとともに皮脂の分泌も過剰になってしまうため、皮脂の分泌も過剰になってしまいます。

    空いた時間を利用して、友人と会ったり、カラオケに行ったり、趣味に没頭したりして定期的に好きなことをする時間を作ることで、ストレスを適度に発散するように心がけましょう。

    頬に角栓を作らせない習慣を身につけよう

    頬に角栓ができてしまう原因はさまざまですが、スキンケア方法や乱れた生活習慣を改善して、肌のターンオーバーサイクルを整えたり、肌の奥からしっかり保湿したりすることが大切。角栓ができてしまった後のケアはもちろん重要ですが、まずは角栓を作らせない環境を整えることも必要です。

    効果的なスキンケア方法や頬に角栓を作らせない習慣を身に付けて、角栓のない健康的な素肌をキープしましょう。

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