目次
唇の黒ずみの原因
日焼けの影響
唇も肌と同じように、紫外線の影響を受けて日焼けしてしまいます。目元と同じように皮膚が薄いため、紫外線の影響も受けやすいのです。
唇の紫外線対策は、意外と盲点なのではないでしょうか。年間を通して紫外線対策をしないと、黒ずみだけでなく乾燥の原因にもなってしまいます。
▼さらに詳しい解説はこちら
唇が日焼けしたらどうすれば良い?対策とケア方法を伝授
血行が悪い
唇は皮膚が薄い場所なので、体の血流が悪いとそのまま血液の色が、透けて見えてしまいます。プールなどで体が冷え切ったときに、唇が紫色になると思います。一時的なもので済めばよいですが、常に冷え性の方などは、血行不良によって唇が黒ずんでみえることが多いです。
タバコによるビタミンCの破壊
タバコに含まれるタールやニコチンは、メラニンの生成を抑制してくれるビタミンCを破壊してしまいます。タバコ1本吸うだけで、25〜100mgのビタミンCが奪われるといわれています。人間は、健康体の人で1,500mgのビタミンCを体内に温存しておかなければいけません。
ビタミンCは体内に貯めておくことができない成分なので、喫煙者は積極的に摂取していかなければ、メラニンの生成を止めることができなくなってしまうのです。
口紅の成分の影響
タバコだけでなく、口紅などの化粧品にもタール色素が含まれています。タール色素はタンパク質を破壊する性質があります。タンパク質が破壊された部分に紫外線があたると、メラニン色素が沈着して黒ずみを進行させてしまうのです。
刺激や摩擦
唇は肌の中でも皮膚の薄い部分です。無意識に唇を噛んだり、触ったり、食事中こまめに唇を拭いたりすると刺激になってしまいます。刺激を受けた唇は、活性酸素が発生してメラニン色素を作り出してしまうのです。
日常のケアの仕方
日焼けを避ける
唇の黒ずみが気になるなら、肌だけでなく唇の紫外線対策を行いましょう。口紅を塗るなら、UVカット加工されているものを使います。タール色素が含まれていると黒ずみの原因になるので、赤色202号や黄色204号などの表示があるものは使用しないほうがよいです。
口紅、リップクリーム、グロスそれぞれタール色素を含む商品もあるので、◯色◯号といった表示のない、無添加の商品を使用するのがおすすめです。
リップクリームや口紅を塗り過ぎない
リップクリームや口紅は保湿効果がありますが、唇に塗る際に多少の摩擦が起こっています。摩擦があると刺激となって、色素沈着や乾燥につながります。
特にリップクリームは乾燥するとこまめに塗りたくなりますが、塗れば塗るほど刺激になるので1日に3〜5回程度の使用にとどめましょう。
あまりに乾燥する場合は、唇のパックをするのがよいです。市販のパックも使ってもよいですし、ハチミツやオリーブオイルをたっぷり塗ってラップをし5〜10分置いておくというパック方法もあります。
冬場に唇の乾燥が気になり過ぎて30分〜1時間に1回程度のペースでリップクリーム(白ワセリン)を塗っていたら、刺激の与え過ぎで接触性皮膚炎になってしまった事があります。
皮膚科での唇の治療が終わって以降は、しっかり保湿はしつつも摩擦の刺激を与え過ぎない様に、ラップパック等で潤いを染み込ませて閉じ込めるケアに切り替えました。 唇の黒ずみはなにが原因?日常生活で受ける影響とその効果的な対策さんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
禁煙や喫煙回数を減らす
理想をいえば禁煙するほうがよいのですが、できない場合は喫煙直後に保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。タバコを吸うたびに、タールを唇に直接のせていることになるので、アフターケアはしっかりと行いましょう。
唇におすすめのUVカットリップクリーム
資生堂 モアリップN 8g
グリチルレチン酸が唇の炎症を抑え、ビタミンB6やパンテノールが皮膚の健康を維持してくれます。唇の荒れが数日で解消された、乾燥したときの救世主などの声が多く、評価が高いリップクリームです。医薬品で低価格なのも嬉しいポイントです。
DHC V/Cホワイトスティック 1.7g
唇の荒れを防いでくれる高濃度ビタミンCや、しっとりと潤わせてくれるローヤルゼリーやニンジンエキスも配合。リップクリームよりリッチで、スペシャルケアのような感覚で使用できるリップスティックです。なめらかな使用感で、唇にやさしく塗ることができます。
ハーバルラビット ナチュラルゲルクリーム 35g
メラニン色素沈着抑制作用のあるビサボロール、加水分解米ぬかエキス、ビタミンC誘導体配合で黒ずみをシャットアウトしてくれます。トリプルヒアルロン酸やセラミドなどの潤い成分もたっぷり配合。
デリケートゾーンの黒ずみケア商品として紹介されていますが、デリケートゾーン以外にも使えるので唇の黒ずみ対策に使ってみたら、効果があったという声があります。お値段はお高いですが、60日間の全額返金保証制度があるので安心です。
メコゾーム ColdZyme 酵素リップバーム 8ml
ペンザイムという自然由来の酵素配合で、免疫機能を助けてくれるので、乾燥やひび割れた唇におすすめです。唇専用のスペシャルな美容液。
水のようにサラサラとした使い心地で、舐めてみると甘い味がするそうで、寝る前に使用すると翌日の唇がぷるぷるになると評判です。スウェーデンで開発、販売されている商品。
メコゾーム ColdZyme 酵素リップバーム 8ml
リバテープ製薬株式会社 リマーユ プラセラ原液 5ml
皮膚の原料になるアミノ酸が豊富で、コラーゲン生成も行ってくれる美容液。加工したり薄めたりすることなく、濃厚な馬プラセンタ、セラミドがつまっています。サイタイエキス配合なので、肌のターンオーバーを整えてくれます。
唇のためのスペシャルケアに取り入れてみると、効果を発揮してくれるでしょう。塗った後にラップをして、パックすると成分がしっかり浸透してくれます。
唇にやってはいけないこと
唇をなめる
乾燥するからと唇をなめると、ついた唾液とともに唇の水分まで一緒に蒸発してしまいます。余計に乾燥してしまうことになるので、唇をなめるのは避けましょう。
緊張したときや、普段からの癖でもなめてしまうことがあるので、自分がどんなしぐさをするのか意識して把握することも大切です。
紫外線を浴びる
黒ずみを生み出す原因のメラニン色素を増やす原因になるので、外出時は必ず紫外線の対策を怠らないようにしてください。日傘や帽子、日陰を歩く、日光と反対の方を向くことでも紫外線を浴びにくくなります。
ゴシゴシと刺激する
口紅を洗い残しても色素沈着になりますし、きれいに洗い流そうとしてゴシゴシこすってしまうと摩擦によって色素沈着してしまいます。きめ細かい濃密な泡であれば、やさしくかつきれいに汚れを落とすことができるでしょう。
口呼吸をする
口呼吸をすると、息に含まれる水分によって唇が潤う、水分が蒸発するときには唇の水分も一緒に蒸発して乾燥するという繰り返しになります。唇をなめて乾燥するときと同じような現象が起こるのです。
口呼吸は免疫力も低下させるので、唇の荒れにつながります。鼻呼吸を意識して生活することが大切です。
就寝時はUVカット効果のあるリップは塗らない
UVカット効果のあるリップクリームは刺激が強いので、就寝時は塗るのを控えたほうがよいでしょう。就寝時はリップクリームが取れにくいので、保湿効果のあるものならより効果を発揮しますが、刺激の強いものは唇に長く刺激を与えることになります。UVカット効果のあるものは、日中に使用してください。
食事で色素沈着のサポートを
メラニンの生成を抑制するビタミンC
ビタミンCは美肌に万能の栄養素です。メラニンの抑制をしてくれますが、失われやすい栄養素でもあります。朝昼晩に分けて、こまめに摂取しましょう。イチゴ・レモン・アセロラ・キウイなどに多く含まれています。
色素沈着を予防するビタミンA
皮膚や粘膜を強くしてくれるので、色素沈着を予防してくれるビタミンA。風邪をひくと唇が荒れてしまいますが、ビタミンAは風邪予防にも効果的です。鶏レバー・卵・シソ・人参・かぼちゃなどの色の濃い野菜に多く含まれています。
お肌の健康を保つビタミンB
代謝のサポートや肌を健康に保ってくれるビタミンB群。ビタミンCと同じく、余分な分は尿として排出されて、蓄積しておくことができないので、毎日こまめに摂取することが大切です。アボカド・ニラ・カボチャ・うなぎなどに多く含まれています。
ビタミン不足にならないように積極的に食事に取り入れましょう
ビタミンが不足すると体調を崩したり、肌が乾燥しやすくなったり、紫外線から肌を守る力が弱くなります。体内に蓄積することができない栄養素もあるので、毎回の食事で少しずつ摂取していくようにしましょう。
唇の黒ずみをレーザーで治療
クリニックによって値段はさまざま
レーザー治療の値段は症状やクリニックによっても異なります。黒ずみやシミが点状に1つあるだけであれば、1回のレーザー治療でとれることが多いです。初診限定で400円前後で行えるクリニックもあります。
その他の美容治療と比べるとお手頃価格で受けられるので、気になる方は一度受診するのもよいでしょう。
色素沈着の具合によっては3~5回の施術が必要
唇全体の黒ずみや、唇周りが黒ずんでいる場合は、複数回の治療回数がかります。炎症があまり現れていなければ、3〜5回のフォトフェイシャルで改善されるようです。効果があまり見られない場合は、さらにワセリンでのケアや内服薬を使用することがあります。
改善がなかなかみられない方は、唇だけでなく肌にもトラブルを抱えていることが多いので、肌全体のスキンケアを見直すことから始めるそうです。
病院選びは慎重に
価格が手頃だからと安易に病院を選んでしまうと、後悔することもあります。アフターケアがなかったり、先生の腕がいまひとつだったりすると、せっかくのキレイな唇になりたいという思いが台無しになってしまいます。
口コミや病院の雰囲気、先生の治療方針などを初診の際にしっかり確認して、慎重に病院選びをしましょう。
施術後はどうなるのか
個人差もありますが施術後は、唇が腫れてジンジンすることもあります。ですが、すぐに治るので心配しなくても大丈夫です。純度の高いワセリンのみを使用して、敏感になっている施術後の唇を保護するように、医師の方から指示があると思います。
アフターケアはもちろんのこと、レーザー治療前に、効果を高めるためのプレケアをするのも大切でしょう。両方のケアを提案してくれる医師は、安心感があります。
かさぶたははがさない
薄いかさぶたができますが、ワセリンでの保護やUVケアを行っていれば、4〜5日で自然に取れてくるので無理して剥がさないようにして下さい。無理して剥がして、色素沈着の原因になったりすれば、治療した意味がなくなってしまいます。
ケアを実践して黒ずみからピンクの唇を取り戻しましょう
日頃の癖や使用している口紅などの影響で、唇は黒ずんできてしまいます。できることなら喫煙し、タール色素無添加の口紅やリップクリームを使うようにしましょう。唇をなめたり噛んだりする癖は見直して、紫外線対策も行うことが大切です。
唇には健康状態が現れやすいので、ビタミンA・B・Cをこまめに摂って、肌だけでなく体全体を健康に保てるようにすれば、ピンク色の唇を取り戻すことができるでしょう。