目次
唇の皮がむける原因
乾燥による唇の荒れ
皮膚には肌表面を保護するための「皮脂膜」があります。皮脂膜は、外からの刺激を守るだけでなく、内側からの水分の蒸発も防いでくれます。この皮脂膜は「皮脂腺」という場所で作られます。ところが、唇にはこの「皮脂腺」が存在しません。皮脂腺がないと、皮脂膜も作られませんので唇は身体の中で一番乾燥しやすいのです。
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消化器官の働きの低下は唇の荒れを引き起こす
唇は胃腸の自律神経と密接に関係しています。東洋医学では胃の不調は上唇に、腸の不調は下唇に現れ、気の巡りが悪くなることで唇の状態が悪くなると言われています。胃の調子が悪いときに口内炎ができるように、内臓の調子が悪いと唇が荒れる場合があります。
紫外線によるダメージ
唇にはなかなか日焼け止めを塗ることができないため、常に紫外線にさらされている状態なのです。また、唇は、皮膚そのものが薄いため、かなり刺激に弱く、紫外線や風が吹くだけで乾燥してしまいます。
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リップクリームがあっていな
リップクリームは唇を保護するためにつけますが、必要以上に塗ったり肌に合わないものを使用すると余計に唇の皮がむける原因となってしまうことがあります。
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刺激の強い食べ物は唇のトラブルの原因
辛い食べ物などの刺激の強い食べ物は、胃腸に負担をかけてしまいます。そうすると、消化器官の働きが低下してしまうので、唇の荒れを引き起こしてしまう場合があります。
ストレスが原因の可能性もある
ストレスも、気の巡りが悪くなったり、胃腸に負担をかけるため結果的に唇のトラブルの原因につながることがあります。唇は肌の中でも皮膚が薄いため、かなりデリケートであると言えます。
頻繁に唇を舐めてしまう
唇が乾燥しているとついつい頻繁に唇を舐めてしまいがちですが、実はこれがさらに唇の乾燥を進行させてしまいます。唇についた唾液が蒸発するとき、もともとあった水分も奪われてしまいます。そうすると、舐める前よりもさらに乾燥します。これが乾燥の原因です。
今すぐ出来るガサガサ唇への対策
自分にあったリップクリームを選ぶ
まず、今使っているリップクリームの見直しから始めましょう。
リップクリームを選ぶとき、香りやデザインで選んでしまいがちですが、しっかりと成分表記を見てどんな成分が配合されているか知りましょう。唇のかさつきがひどい人は、唇への刺激が少ない成分の配合されたリップクリームを選ぶと良いでしょう。
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自分の唇に合う普段使用しているリップクリームを塗って、サランラップを唇にかぶせて保湿します。私の場合はガサガサになる理由は乾燥なので、とにかく保湿をして乾燥させないことを心掛けています。サランラップをかぶせて20分〜30分おけばめくれていた表面の皮のガサガサ感もなくなります。10分保湿するだけでも十分効果がみられます。
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皮はむいたり擦ったりしない
唇がガサガサしたり皮がむけかけているとどうしても皮をめくりたくなってしまいますが、そこは我慢してください。これ以上唇を刺激しないように安静に保つことが大切です。
食生活を改善する
胃腸の調子が悪くなることで唇が乾燥したり荒れてしまうことがあるため、食生活の改善をすることも唇のトラブルを防ぐ方法の一つです。刺激物を食べることはなるべく控え、肌にうるおいを与え、細胞の再生能力を高めてくれるビタミンやミネラルを積極的に食事で摂取していきましょう。
UVカット成分の配合されたリップを選ぶ
唇は皮膚が非常に薄いため、紫外線からの刺激は大敵です。そこで、UVカット成分の配合されたリップクリームを使用することで紫外線から唇を守ることができます。
シーンによって使い分ける事
しかし、UVカット成分が配合されたリップクリームはつけすぎるとかえって唇への刺激となり荒れてしまいやすくなります。そこで、外出する際はUVカットのものを使用し、室内で使用するときには低刺激のものを使用するなど、シーンによってリップクリームを使い分けることがおすすめです。
口紅も見直してみる
そしてリップクリームだけでなく口紅を見直すことも大切なポイントです。口紅も商品によって配合成分が違います。また、クレンジングのときに口紅がしっかり落とせていないことがガサガサ唇の原因になっている場合もあります。最近では、刺激の強くない口紅やリップグロスもあるので、少しでも刺激の少ない口紅を選択することがおすすめです。
リップクリームの正しい塗り方
あたためてから使用する
リップクリームは脂でできているため、冷えると固まってしまいます。冷えて固まった状態のまま使用すると、摩擦で唇に刺激を与えてしまいます。塗る前に手で包んだり吐息を吹きかけて温めることでリップクリームを少し柔らかくして使用すると唇への刺激が軽減されます。
唇のシワに合わせて縦に塗る
リップクリームを横にスライドさせて塗る人が多いですが、実は横に塗るよりもシワに合わせて縦方向に塗るのが正しい塗り方です。シワの向きに逆らって塗ると皮がむけやすくなるため、シワと同じ方向に向かって塗ります。
使用回数は3回から5回までに
乾燥しているとついついこまめにリップクリームを塗ってしまいがちですが、リップクリームの塗りすぎもかえって唇のトラブルを引き起こしてしまう原因になります。リップクリームを塗るのは必要最低限の回数に留めましょう。
ワセリンで簡単セルフケア
乾燥のひどい唇のケアにはワセリンがおすすめです。
ワセリンは油でできており、皮膚表面に長く留まることで乾燥から皮膚を守ってくれます。リップクリームだけでなかなか唇の荒れが改善しない場合はワセリンもあわせて使うことで綺麗な唇へと導いてくれます。
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意外と知らない唇の荒れを悪化する行為
寝る前にリップクリーム
寝る前こそリップクリームを塗って乾燥から守るべきではないかと思う人も多いと思いますが、就寝中はリップクリームの成分が朝まで唇についたままの状態となるため、寝ている間は刺激が強くかえって乾燥が進行してしまいます。
ナイト用のリップクリームや無添加素材のものならいいですが、普通のリップクリームを寝る前につけるのはやめましょう。
使用期限のすぎたリップクリームの使用
リップクリームにも使用期限があります。知らずに古いものをつけていると肌への刺激が強く唇の荒れを悪化させてしまいます。
リップクリームが残っていても、使用期限を守って使ってください。
ウエットテッシュで口を拭う
食事の際などに、唇についたソースなどをついついウエットティッシュで拭き取ってしまうことがあると思いますが、これも唇の荒れを悪化させる行為のひとつです。これは、唇を舐めるのと同様、唇についたウエットティッシュの水分が蒸発する際に唇の水分も蒸発させてしまうからです。
メンソール系は避けるべき
メンソール系のリップクリームはスーッとしてつけ心地も良いですが、局所刺激成分が配合されているため、唇の荒れやすい人にはあまりおすすめできません。
ピーリングのやりすぎ
ピーリングとは角質を剥がすスキンケア方法で、古い角質を剥がすことで肌の再生を促す効果があります。
唇のピーリングもありますが、やりすぎると大事な角質も一緒に剥がしてしまい、かえって唇の皮膚トラブルを招く場合があります。そのためピーリングのやりすぎには注意しましょう。
正しいケアを心掛けて唇のトラブルを解消
肌のスキンケアに力を入れているという女性も意外と唇のケアにはおろそかなことがあります。しかし、唇も正しいケアをしてあげないと皮がむけ、赤くただれたり出血したりしてしまいます。せっかく肌の手入れをしていても、唇が荒れていたらもったいないです。肌と同様、唇もしっかりとケアをして女性の魅力あふれる綺麗な唇を手に入れましょう。