目次
頭皮の気になる症状と原因
フケ、かゆみが出てくる
頭皮の気になる症状として悩んでいる人も多いのが、フケやかゆみです。フケやかゆみは、頭皮を清潔に保てていないことが原因でも起こりますが、毎日シャンプーをしていても症状が治まらないという人も多いようです。
フケは、頭皮の古い角質が剥がれ落ちたものであり、肌が一定の期間で生まれ変わるターンオーバーによるもので、誰にでも起こります。ただ、正常なターンオーバによるフケは、本来とても小さく、目に見えるものではありません。何らかの原因により、正常なターンオーバーが行われていないため、フケが目立ってしまうのです。
フケやかゆみの原因は、頭皮を清潔に保つことができていないことや、頭皮の乾燥だといわれています。あまり汗をかいていないように思えても、汗や皮脂、整髪料などで汚れています。毎日寝る前にシャンプーをする習慣のない人は、毎日シャンプーをして頭皮を清潔に保つことが必要です。
頭皮の乾燥は、必要以上に髪を洗ったり、正しく頭皮を洗えていなかったりすることが原因で起こります。髪を洗いすぎると、必要以上に皮脂をとりすぎてしまいます。また、シャンプーは、ゴシゴシ洗うのではなく、指の腹でていねいに洗い、すすぎ残しがないようしっかりすすぐことが大切です。
頭皮の乾燥や、間違ったケア方法、合わないシャンプーやパーマ・カラー液による負担、またストレスなどによっても、肌のターンオーバーがうまく行われないことがあります。そのため、髪だけでなく、頭皮自体のケアが重要になってきます。
敏感肌の人は、シャンプーの刺激が強すぎてしまい、頭皮に負担がかかってしまうことがあります。結果、頭皮が乾燥したり、肌荒れを起こし、フケやかゆみの原因となってしまいます。洗浄力が強くないものや、成分が低刺激のものなどを選び、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
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抜け毛が増えてくる
シャンプーや髪を乾かすとき、以前よりも抜け毛が増えたと感じることはないでしょうか。髪の毛は本来、ヘアサイクルによって、古い毛は自然と抜け落ち、新しい毛が生えてくるもので、ある程度の抜け毛は正常なことであるといわれています。
ただ、急に抜け毛が増えたときには、正しいヘアサイクルでのものではないこともあるので注意が必要です。女性の抜け毛の原因には、ストレスやホルモンの乱れ、生活習慣によるもの、そして頭皮のケアが充分にされていないことなどが挙げられます。
女性の身体は、ホルモンによって左右されやすく、年齢や出産、ストレスなどにより女性ホルモンが影響を受け、抜け毛が増えてしまうことがあります。また、規則正しい生活や食事、睡眠などがきちんととれていないと、ホルモンの乱れや血流が悪くなり、抜け毛につながってしまうことがあります。
また、シャンプーによる刺激や、度重なるパーマ、カラーリングによる負担などにより、頭皮の乾燥などの頭皮トラブルを招くことがあり、抜け毛の原因となることがあります。
シャンプーの方法に気を付けたり、頭皮に合ったケア用品を使うなど、充分な頭皮のケアを行うことで、抜け毛の症状を落ち着かせることができます。
頭皮の乾燥の原因はセラミド
頭皮の乾燥は、セラミドの減少によって起こりやすくなります。セラミドは、角質層に存在し、水分を蓄えたり、外部の刺激から守ったりする働きがあります。セラミドが減少すると、肌の乾燥や老化の原因となってしまいます。
セラミドは20歳を過ぎると減り始め、年齢とともにどんどん減っていき、乾燥しやすくなります。また、紫外線やストレス、シャンプーなどの強い刺激などによっても減少していきます。
頭皮の乾燥を防ぐためには、セラミドの減少を抑えることや、失ったセラミドを補うことが大切になります。そのため、刺激から頭皮を保護したり、ケア用品での頭皮ケアが必要です。
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頭皮の保湿方法
シャンプーで頭皮の保湿をする
頭皮を保湿する方法として、気軽に試しやすいのは、保湿効果のあるシャンプーを使用することです。シャンプーそのものに保湿成分が配合されているものであれば、いつも通り洗髪するだけで、気軽に保湿効果を得ることができます。
洗浄力がやさしく、成分が低刺激で頭皮に負担がかかりにくいシャンプーは、洗うことで失われる水分やセラミドをより少なく抑えることができます。結果的に、低刺激でないものと比べると、うるおいを保ちやすい状態になります。
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頭皮は基本もみ洗い
頭皮をシャンプーするとき、とにかくゴシゴシこするという人も多いのではないでしょうか。頭皮を洗う時には、基本的にもみ洗いで汚れを落としていきます。ゴシゴシこするのではなく、頭皮をマッサージするような感覚で行いましょう。
まず、シャンプーをする前に、髪の毛を根元までしっかりと濡らします。そのままお湯で流しながら、もみ洗いを行います。予洗いと呼ばれ、これだけでもある程度の汚れは落ちるといわれています。また、しっかり予洗いすることで、泡立ちがよくなります。
シャンプーを適量手に取り、手のひらで軽く泡立ててから、髪の毛につけていきます。髪全体をなでるようにすることで、全体的に泡立てていきます。泡立ったら、指の腹で頭皮をマッサージするようにして、もみ洗いしていきます。皮脂や汚れをしっかり落とすだけでなく、頭部の血流を促します。
全体的にしっかり洗うことができたら、泡を流していきます。このとき、流し残しがあるとかゆみやフケの原因となることがあるため、流し残しがないよう、時間をかけてしっかり流しましょう。
頭皮専用のケア用品で保湿
頭皮の保湿には、専用のケア用品を使うことでしっかりと保湿をすることができます。頭皮専用のものは、頭皮に塗りやすい形状の容器や、べたつきにくいもの、垂れにくいものなど、頭皮に塗りやすいように工夫しています。入浴後に顔や身体を保湿するのと同じように、頭皮もシャンプーの後、保湿するようにしましょう。
頭皮の保湿ケア用品の選び方
安い市販のオイルよりもローションがおすすめ
頭皮を保湿するためのケア用品は、オイルやローションなどの種類があり、それぞれ保湿に効果的です。オイルも品質の良いものは、肌なじみがよく、べたつかずに頭皮を保湿します。ただ、オイルの中には頭皮になじみにくく、べたつきが気になるものもあるので注意が必要です。
頭皮の保湿には、べたつきが少なく、扱いやすいローションがおすすめです。頭皮に失われた水分を与え、乾燥から守ります。
顔用化粧水で頭皮ケア
頭皮専用のローション、オイルは、頭皮のケアがしやすく便利ですが、顔用の化粧水を使って頭皮をケアすることができます。頭皮の乾燥が気になったとき、手持ちの化粧水で保湿できるのでケアしやすいですね。
ただし、顔用の化粧水をなんでも使用してよいわけではなく、刺激が強すぎたり、油分が多いクリームなどは控えましょう。頭皮が肌荒れを起こしたり、毛穴がつまったりと、頭皮トラブルを起こすことがあります。
顔に化粧水を塗った後、その手で頭皮にも顔用化粧水をなりつつ軽くマッサージをしています。頭皮が乾燥することで皮脂が増し、かゆみやベタつきの原因になるので手軽にできて無理なく続けられる頭皮の保湿がとても効果的だと思います。頭皮ケアは今ある髪だけでなく新しく生えてくる髪にも大切で、ハリやコシのある髪が生えやすくなります。また、洗い流さないトリートメントやスタイリング剤を付ける際も頭皮に直接つかないよう、注意しています。 頭皮も保湿したい。気になるフケやかゆみを防ぐ保湿剤とケア方法さんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
潤いを与えることが重要
頭皮の保湿をする上で、一番大切なのは、うるおいをしっかりと与えることです。商品によって、表示される効果はさまざまですが、頭皮の乾燥を防ぐために、まずはしっかりとうるおいを与えることのできるものを選びましょう。
頭皮を保湿するためのおすすめオイル
モロッカンオイル モロッカンオイル トリートメント 25ml
・アルガンオイル、プロテイン、脂肪酸、オメガ3オイルビタミン類配合。
保湿成分であるアルガンオイルやオメガ3オイル、補修成分であるプロテインなどが配合され、髪のトリートメントやスタイリング剤として使います。頭皮につけて保湿することもできるので、1つあると髪と頭皮を同時にケアすることができます。
モロッカンオイル モロッカンオイル トリートメント 25ml
ジョンマスターオーガニック ARオイル(アルガン) 59ml
オリーブオイルよりもビタミンEが2~3倍も含まれているオーガニックのヘアオイルです。髪の毛だけでなく、全身に使うことができるので、頭皮にも安心です。頭皮の保湿や頭皮マッサージで頭皮をすこやかに保ちます。
ジョンマスターオーガニック ARオイル(アルガン) 59ml
大島椿 大島椿(ツバキ油) 40ml
椿油100%のヘアオイルです。髪にツヤとうるおいを与え紫外線や乾燥から髪を守るだけでなく、肌のクレンジングにも使用でき、頭皮の汚れを取りやすくしたり、頭皮を保湿したりと、頭皮の状態を整えます。
大島椿 大島椿(ツバキ油) 40ml
キュレル 頭皮保湿ローション 120ml
フケやかゆみの原因となる頭皮の乾燥対策に、うるおい成分配合で肌をやさしくうるおします。容器の先端が細くなっているダイレクトタッチノズルタイプの容器で、塗りにくい頭皮にも直接塗ることができます。垂れにくいジェル状のローションで、気になる部分をしっかり保湿することができます。
キュレル 頭皮保湿ローション 120ml
MEJ すこやか地肌 120ml
フケやかゆみ、赤みにサクラ葉エキスとわさび根発酵エキス、5つの保湿成分がうるおいを与えます。とろみのあるテクスチャーで垂れにくい頭皮をやさしく保湿します。無添加で刺激も少なく、敏感肌の人も安心です。
MEJ すこやか地肌 120ml
シェルミラック スキンコンディショナー 200ml
ホタテの貝殻と酢酸を配合した、ノンアルコール、自然素材100%のローションです。PH12と強アルカリ性で、かゆみや吹き出物などの肌荒れをやさしくケアします。頭皮のかゆみやフケ、顔、身体など全身の気になる部分に使うことができます。
シェルミラック スキンコンディショナー 200ml
ホルモードオリーブ オリーブ ゴールド
http://www.cosme.net/product/product_id/10010390/top
上質のオリーブに、エストラジオールと呼ばれる女性ホルモン様の成分を配合し、顔をはじめ、頭皮、身体の保湿、マッサージに使用できます。数滴でしっかり保湿してくれるので、毎日のケアに安心して使うことができます。
アドバンジェン Jo-Juスカルプローション
頭皮の気になる部分に、シュッとスプレーしてなじませます。保湿効果のある地楡(ジユ)、営実(エイジツ)を配合し、頭皮を保湿し、スプレーの爽快感で気持ちよくケアできます。気になる抜け毛対策にもおすすめです。
ハウス オブ ローゼ ハーバル エナジー スカルプ ローション
天然精油とハーブの優しくさわやかな香りで、頭皮の血流を促し、抜け毛対策に。頭皮につけるとスーッとした爽快感で、髪にコシを与えます。頭皮からきれいな髪を育てましょう。
ハウス オブ ローゼ ハーバル エナジー スカルプ ローション
頭皮を保湿するためのおすすめシャンプー
オージュア イミュライズ シャンプー 1l
シャンプーでありながら、洗うと同時に保湿し、毛髪保護成分の浸透を促してくれる下地を作ります。汚れを落とすだけでなく、髪や頭皮を保湿し、ダメージに負けないしっかりとした髪を作ります。
オージュア イミュライズ シャンプー 1l
ロレッタ まいにちのすっきりシャンプー 300ml
シアバター由来の界面活性剤や、ティーツリーオイル、セージ葉エキスを配合し、髪をと頭皮をやさしく、かつすっきり洗い上げます。べたつきが気になる季節に、頭皮からしっかり洗い、気持ちよく過ごしたいですね。
ロレッタ まいにちのすっきりシャンプー 300ml
アロマのやさしさ アミノ酸系シャンプー アロマのやさしさ 500ml
植物由来のアミノ酸洗浄成分を中心とした、植物由来の肌にやさしい洗浄成分だけで作られたシャンプーです。アミノ酸成分の保湿力に加え、植物油、天然精油をバランス良く配合し、頭皮をやさしく守りながら洗います。刺激が少なく、敏感肌の人も安心です。
アロマのやさしさ アミノ酸系シャンプー アロマのやさしさ 500ml
頭皮を保湿するための習慣
髪や頭皮にも紫外線対策をする
顔や身体には必ず日焼け止めを塗っていても、髪や頭皮は紫外線対策をしていないという人は少なくありません。髪や頭皮も、顔や身体と同じように紫外線によってダメージを受け、乾燥しやすくなります。身体の中で一番高く、太陽に近い場所であるため、紫外線対策をしていないと、髪や頭皮は気づかぬうちにダメージを重ねていきます。
顔や身体と同じように、髪や頭皮も紫外線対策をすることが大切です。紫外線の強い季節には、帽子や日傘などで頭を守りましょう。スプレータイプなど、髪に直接使える日焼け止めもあり、うまく取り入れると便利です。
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紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう
肌をいたわるのと同様、規則正しい生活習慣をする
頭皮をすこやかに保つためには、頭皮を保湿剤やシャンプーなどでケアするのと同時に、規則正しい生活を送ることが大切です。十分な睡眠をとり、適度な運動を行うなど、規則正しい生活習慣を身に付けることで、内側から頭皮の状態を整えます。
エアコンの温度設定の管理をする
頭皮のうるおいを守るためには、エアコンの温度設定などに気を付けましょう。暑い季節には、強い紫外線を浴びたり、汗をたくさんかいて蒸れたりと、外でたくさんの刺激を受けます。室内に入ると、エアコンの影響で乾燥したり、冷えてしまったりと、さらに負担がかかることになります。
冬には、外気も乾燥していることに加え、室内もエアコンで乾燥するため、頭皮は常に乾燥にさらされた状態になります。エアコンを使う時には、温度や風量に気を付け、頭皮などの肌に負担がかかりすぎないように気を付けましょう。エアコンと併用して加湿器などを使うのも効果的です。
頭皮の保湿を考えて栄養バランスの取れた食事をする
頭皮のうるおいを守るためには、保湿などのケア用品だけでなく、食事にも気を付けるようにしましょう。偏ったダイエットなど、栄養バランスがとれていないと、髪や頭皮をすこやかに保つために必要な栄養が不足してしまいます。
栄養バランスに気を付けた食事を心がけ、内側から頭皮を整え、より効果的に頭皮のうるおいを守りましょう。
頭皮からしっかり保湿して頭皮の悩みから抜け出そう
顔や身体などの乾燥は気づいても、頭皮の乾燥は、自分で見にくいこともあり、なかなか気づかないことも多いようです。美容院で言われたり、実際に頭皮トラブルを起こしたりするまで気づかなかったという人も少なくありません。
一度頭皮トラブルを起こしてしまうと、すぐに治りにくいことも多いため、トラブルが起きてしまう前に頭皮ケアを心がけるようにしましょう。頭皮の乾燥やフケ、かゆみなどの気になる症状には、不足しているうるおいを与えることが大切です。
フケやかゆみなどの症状は、ケアを始めてすぐに改善することは難しいかもしれません。でも、頭皮に合った正しいケアで頭皮をしっかり保湿することで、乾燥や乾燥によるダメージを防ぐことができます。毎日の積み重ねで、頭皮のうるおいを守り、健康的な頭皮に近づきましょう。