目次
パック効果が期待できる肌状況
肌バリアが低下した肌
角質層の水分量が減少すると、肌は乾燥し、バリア機能が低下します。つまり、肌の表面が荒れるので、異物が皮膚内部に入り込みやすくなるのです。
さらに乾燥が進むと、敏感肌と言える状態になります。肌バリアが低下した肌には、保湿成分を含んだフェイスパックで、保湿と水分を補給しましょう。角質層まで保湿できると、キメが整い、肌バリアの機能も改善します。
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日焼けをした肌
日焼けした肌にフェイスパックで必要な水分と栄養を与えましょう。日焼けは軽いヤケドの状態です。肌のバリア機能も低下しています。そのうえ日焼け後の肌は、水分の蒸発がしやすくなっていまので、保湿成分であるヒアルロン酸が配合されているパックを使用しましょう。
また、日焼けした肌は、刺激に弱くなっているので、パックの時間は短時間で。パックをはがしたらすぐに保湿しましょう。
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疲れを感じた肌
女性の肌は敏感です。少しの体調の変化やストレス、寝不足などで、肌も疲れてしまいます。その疲れた肌は、角質が溜まります。角質が溜まっていると肌荒れや乾燥の原因になることも。また、刺激に敏感な状態になっているのです。フェイスパックでうるおいを与え、保湿しましょう。
寝不足
肌は眠っている間に生まれ変わります。日中の紫外線や乾燥で傷ついた肌を、修復、再生する働きをする成長ホルモン。この成長ホルモンは眠りについてから、3〜4時間の熟睡している時間に、分泌量が増えます。
睡眠時間が不足すると成長ホルモンの分泌量が減るので、肌の代謝は落ちてしまいます。もし、寝不足が続いて肌の代謝が落ちているような時は、保湿成分の配合されているフェイスパックをしましょう。
ほうれい線が気になる肌
顔の表情筋が弱ってたるんだことが原因のほうれい線のほか、ほうれい線の原因はそれぞれ違います。肌の乾燥、むくみ、肌の成分の減少の3タイプ。ほうれい線はそのタイプによって、ケアの方法を選びましょう。
フェイスパックの効果が期待できるのは、乾燥タイプ。肌にうるおいと保湿をもたらす、ヒアルロン酸とコラーゲンが配合されているシートを選びましょう。
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ハリが無くなった肌
肌のハリがなくなる原因は、皮膚のたるみ、脂肪のたるみ、表面筋の衰えの3つです。表情筋は、顔筋トレーニングでリフトアップが期待できます。皮膚のたるみは乾燥と紫外線顔筋原因です。コラーゲン、ビタミンC誘導体、プラセンタなどの保湿成分と弾力成分を配合したフェイスパックを使用しましょう。
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メイクのノリが悪い肌
メイク前のスキンケアが少ない、古い角質が溜まっているなどで、メイクのノリが悪くなる時があります。原因は肌のターンオーバーが乱れ。角質肥厚といわれる状態です。
角質肥厚を改善するには、古い角質を取り除く必要があります。そのためには、きちんと洗顔します。化粧のノリが悪い場合、シートパックより、クレイタイプのフェイスパックがおすすめです。肌表面の角質ケアと保湿が同時に行え素肌美人に近づけます。
フェイスパックの役割
効率よくスキンケアができる
フェイスパックはシートに凝縮した保湿成分や美容液成分などを配合しています。シートが肌を密閉するので肌に浸透。即効性があります。
特に保湿については、直接肌へ化粧水や美容液を塗るよりも、効率よく肌に保湿成分が浸透。しかも、フェイスパックをしたまま、ドライヤーの熱風は顔にあてないようにすれば、髪を乾かすなどの事もできます。
美容液を全体に浸透させる
シートに染み込ませておくマスク液には、美容液1本分の美容液成分が凝縮されシートに染み込んでいます。しかも、たっぷり美容成分を含んでいるシートで顔を密封するので、美容液成分が肌の奥深くまで浸透。角質層がやわらかくなり、古い角質を落としやすくします。
気になるシミなどがある場合、美白美容液を気になる部分に塗ってから、シートマスクを使用します。シートマスクが蓋の役割をして美白成分が浸透します。
化粧水などの蒸発を防ぐ
フェイスパックは美容液と同じ位置づけにあります。化粧水で、軽く水分を補給し、肌を柔らかくします。しかし、手で直接つける場合、手のひらに美容成分や保湿成分が奪われたり、成分が肌に浸透する前に化粧水などは蒸発してしまいます。フェイスパックは、シートが十分に水分を含んでいるので、美容成分や保湿成分を肌に浸透させます。
フェイスパックをする時のポイント
使用時間は必ず守る
フェイスパックの使用時間は約5分から約10分。美容成分を角層の奥まで浸透させようとして、長時間使用するのは、実は逆効果なのです。パックの水分は蒸発します。その時、肌の水分も一緒に蒸発するのです。肌のうるおい補給のためのパックで、肌を乾燥させてしまうことになります。必ず、使用時間を確認しましょう。
必ず洗顔してから使用する
フェイスパックを使用する時は、必ず洗顔をして肌を清潔な状態にしてから、フェイスパックを使用します。メイクの汚れや肌汚れが残っていると、毛穴も詰まっています。それではせっかくのパックの美容成分が角層に浸透しません。
フェイスパックを使用する前には必ず洗顔をして、肌を清潔に毛穴の汚れを落と状態にします。
毛穴が開いてる時がベスト
フェイスパックを使用するベストタイミングは、お風呂上がりです。お風呂上がりの肌は、蒸気によって毛穴が開いている状態なので、角層にまで美容成分が浸透します。だからといって入浴中のパックはおすすめできません。なぜなら、入浴中は汗をかいています。その汗と一緒にパックの美容成分も流れ落ちてしまいます。
お風呂上がりにパックできない場合、ホットタオルを使用し、毛穴を開かせます。方法は、タオルを水で濡らし固く絞ります。電子レンジで約1分間温めます。温まったタオルを広げて少し冷まし、約1分2分、顔にのせます。その後、フェイスパックを使用します。
ラップを使うとよりうるおう
上手に美容成分を取り込むには、フェイスパックの上にラップを重ねましょう。ラップがフェイスパックの水分の蒸発を防ぎます。美容成分が角層まで浸透するので、肌がうるおいます。冷暖房の効いた部屋でパックする時はおすすめです。
ラップを使用したパックを行うと、角質層にまで水分が浸透し、肌の血行もよくなります。血行が良くなった肌は、くすみも解消され、透明感のある肌に。
パック後は保湿クリーム
フェイスパックには、化粧水や美容液が含まれています。そのせいかフェイスパックのケアで終わる方が多くいます。でも、フェイスパックの後は必ず、乳液や保湿クリームを塗りましょう。
肌の水分はすぐに蒸発します。美容成分を肌に閉じ込め、水分の蒸発を防ぐためにも、乳液や保湿クリームの油分で肌を保護しましょう。何もしないでいると乾燥の原因になります。
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最初のうちはパックをした後はすごく水分量が多くなるので、その上から乳液とか全くしてませんでした。でも時間が経つと水分が飛んで、逆に乾燥してるなって感じた後からは、必ず、パッティングをして水分を肌に馴染ませた後に上から乳液をするようにしました。 そうすると、次の日の肌の調子も良く、化粧ノリもいいし乾燥した感じもなくなりました。
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フェイスパックの正しい頻度
基本は週1回〜2回
ほとんどのパックので説明書きには「週1回から週2回の使用でとされています。シートパックには、たくさんの美容成分が含まれていて、過度な栄養量を肌に与えます。その肌には自己再生機能が備わっています。フェイスパックを毎日使用することで、この自己再生機能が低下します。
つまり、過度な栄養が肌原因になるのです。フェイスパックを使用するなら、週1回から2回の基本の使用方法を守りましょう。
メーカーで違う場合がある
フェイスパックは、含まれている成分やメーカーによって推奨の使用頻度があります。美容成分が多く含まれるタイプの使用頻度は、週1回から2回。肌トラブルを起こさないためです。
肌の水分補給などの保湿を目的としたタイプには、毎日の使用が可能なタイプもあります。また、使用時間も、保湿や美白などの目的によって、5分から15分と違います。使用する際は、説明書きを確認しましょう。
毎日使えるのは化粧水パック
毎日使えるのは化粧水パックです。リーズナブルなシートマスクにこのタイプが多いようです。保湿を目的とした化粧水パックは、普通に化粧水を使用するよりも、肌に化粧水の水分や成分が浸透します。
水分と美容成分が十分に浸透した肌は、柔軟性が高まるので、乳液や美容液、保湿クリームの成分も浸透しやすくなります。
シートパックの毎日の使用で起こる肌トラブル
乾燥肌を作る
毎日、フェイスパックを使用することにより、乾燥肌になってしまうことがあります。原因は、使用時間を守っていないこと。長時間、シートを肌に貼り付けておくと、シートの水分は蒸発が始まります。その時、肌の水分も一緒に蒸発します。つまり、肌が乾燥してしまい、乾燥肌になってしまうのです。
ニキビの原因になる
保湿成分が配合されたシートパックはニキビを悪化させてしまいます。肌に刺激が強く、悪影響になります。そして、水分を与えすぎた肌は、角質が柔らかく、柔らかくなった角質と角質の間に、雑菌が入り込みやすくなります。その雑菌がニキビの原因につながります。
肌が弱くなる
毎日のフェイスパックの使用は肌を弱くします。美容液は適量が望ましく、毎日のフェイスパックは、肌には栄養が多すぎてかえって負担。
必要以上の水分で、肌に元々ある天然皮脂が奪われ、角質層は脆くなります。角質層が脆くなると、角質と角質の間から、体の中の水分が蒸発しやすい状態へ。つまり、肌のバリア機能が低下し、乾燥が原因で敏感肌になってしまいます。
毎日使えるおすすめのフェイスパック
ルルルン フェイスマスク ルルルン (うるおいタイプ) 480ml 42枚入り
コメセラミド入りのフェイスパックです。コメセラミドとは、肌のセラミドと似た成分で浸透力に優れています。毎日、朝、夜と使用できます。化粧水がわりに使用できる商品。一箱に化粧水が4本分とたっぷり含まれています。
美容成分の肌への浸透力にすぐれ、保湿力も高いです。保湿成分のヒアルロン酸Naやハリ・ツヤ成分がマンダリンやオレンジ果皮エキスが配合されています。
ルルルン フェイスマスク ルルルン (うるおいタイプ) 480ml 42枚入り
ルルルン フェイスマスク 青のルルルン(もっちり高保湿タイプ) 380ml 32枚入り
ローヤルゼリーエキス、ユズ果実エキスなどの4つの天由来エキスを配合。リピジュア、グリコシルトレハロースヒアルロン酸などの保湿成分も配合。リピジュアとは、保水力が高く、肌へのなじみもいい成分です。乾燥肌タイプの方におすすめです。
ルルルン フェイスマスク 青のルルルン(もっちり高保湿タイプ) 380ml 32枚入り
ルルルン フェイスマスク 白のルルルン(さっぱり透明感タイプ) 380ml 32枚入り
紫外線を浴びた肌が糖化するのを防ぎ、透明感のある肌へ導きます。キウイエキスやプルーンエキスを配合。肌の調子を整えます。また、保湿成分としてフコゲルを配合。さっぱりしているのに、しっとり感もあります。
ルルルン フェイスマスク 白のルルルン(さっぱり透明感タイプ) 380ml 32枚入り
SK-Ⅱフェイシャル トリートメントマスク 1枚入り
酵母菌の一種、ピテラの優れた効果が高い保湿力をもたらします。ピテラとは、ガラクトミセス培養液と呼ばれ、整肌保湿成分のことです。みずみずしい、透明感のある肌になると、幅広い世代に人気です。
SK-Ⅱフェイシャル トリートメントマスク 1枚入り
透明白肌ホワイトマスクN 10枚入
紫外線からの乾燥ダメージをケアします。豆乳発酵液イソフラボンや植物プラセンタなどの透明肌成分やうるおい成分を配合。そのほかにクズ根エキスやクロレラエキスなどを配合。
シートは日本製の厚手のものを使用し、肌に密着。肌本来がもっているうるおいのある透明肌に。イソフラボンにはメラニンの生成を抑制する作用があるので「シミの予防」に。
透明白肌ホワイトマスクN 10枚入
毎日の化粧水パックで美肌になろう
フェイスパックは、スキンケアのひとつ、美容成分を角質の奥深くまで浸透させることができます。美容成分がたっぷり入っている、週1回から2回使用するタイプ。保湿成分がたっぷり入っている毎日使えるタイプがあります。肌の状態によって使い分けが必要です。
使用時間には注意が必要です。説明書に記載された時間を守りましょう。長い時間、顔にシートマスクをのせていると、マスクの乾燥とともに、肌の水分も蒸発をしてしまいます。