肌の赤みはどうして起こる?原因を知って気になる赤み肌の正しい対策

2017.06.22

肌の赤みはどうして起こる?原因を知って気になる赤み肌の正しい対策

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

女性の悩みで多いのが肌の赤み。大事な場面で赤くなってしまい恥ずかしい経験をしたことがある方も多いと思います。今回は、肌の赤みの原因とその対策方法をご説明していきます。ご自分にあった対策を見つけ、改善を行っていきましょう。

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目次

    肌に赤みが出る原因

    毛細血管が拡張したままになり血流が滞る毛細血管拡張症

    血管は通常、神経の働きにより拡張と縮小を繰り返しています。繰り返すことにより、血液の量や循環がバランス良く調整されているのです。この働きが滞り毛細血管が拡張したままとなってしまうのが、「毛細血管拡張症」です。

    血流がひとつの場所で滞ってしまい、肌から血液が透けることで赤みが発生してしまいます。残念ながら、現在のところ、毛細血管拡張症の原因は詳しく解明されていません。

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    過剰に分泌された皮脂と常在菌が反応し炎症を起こす脂漏性皮膚炎

    脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、何らかの影響で過剰に分泌した皮脂と皮膚常在菌、カビのひとつであるマラセチアが反応し、炎症を起こしてしまう疾患。かゆみを伴うのが特徴です。

    特に、鼻や額が赤くなってしまいやすく脂漏性皮膚炎を患っている間は全体的に顔が赤い印象となってしまうのです。一般的に脂漏性皮膚炎は皮膚科で処方してもらう抗真菌外用薬で治療を行います。

    皮脂腺の増殖により毛細血管が増えて炎症による赤みを帯びる酒さ

    酒さ(しゅさ)というのは、まるでお酒を飲んだかのように顔が赤くなってしまう症状。皮脂腺が増えることで毛細血管が増え、肌に炎症が発生します。

    初期症状は毛細血管拡張症と非常に似ていますが、酒さは皮脂腺が大きく影響しています。悪化していくにつれ、肌に発疹や吹き出物ができやすくなるのです。肌がべたつき炎症が多いようであれば、酒さを疑いましょう。

    刺激による炎症が長引いて真皮までダメージを与えてしまう赤くす

    肌が弱っている状態のときに、ニキビなどの炎症が起こると表皮だけではなく、奥にある真皮にまでダメージを与えてしまいます。真皮には毛細血管があり、赤い色素が色素沈着してしまいます。

    その結果、炎症が落ち着いても赤いくすみが治らなくなるのです。特に、鼻周りや頬は赤くすみができやすい部分なので注意しましょう。

    治った後も繰り返してニキビができるうちに跡が残ってしまうニキビ跡

    治っても何度も繰り返す慢性的なニキビに悩んだことがある方も多いと思います。ニキビを繰り返すと、その部分が赤く跡となってしまいます。

    また、一度きりのニキビでも潰してしまったり、間違ったケアをするとニキビ跡が残ってしまう可能性があります。ニキビができたときは、正しく治療することが大切です。

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    赤みのあるニキビ跡は治せる。原因と対処法を知って美肌を手に入れる

    毛細血管拡張症を引き起こす可能性

    血管の色が表皮を通して透けるくらい皮膚が薄い

    毛細血管は本来であれば、皮膚表面から見えることはありません。しかし、皮膚が薄い方の場合表皮を通して血管の色が透けてしまい、赤く見えてしまうのです。

    皮膚が薄いのは、もともとの体質が要因となっていることや、加齢によって皮膚の菲薄化(ひはくか)が進んでいることが考えられます。加齢や女性ホルモンの影響で、皮膚が薄くなってしまうのです。菲薄化を防止するには、保湿や適切なスキンケアが重要です。

    気温の変化により毛細血管の収縮力が低下する

    毛細血管が収縮するのは、気温の変化も関係しています。急に気温が変化すると、血管が急激に膨張するのです。特に、室内外の温度差の激しい地域でよく起こります。

    血管が膨張するので顔が赤くなりますが、あくまでも一時的なもの。敏感肌の方が赤くなりやすい傾向にはありますが、多くの人がなるものなので、あまり心配する必要はないでしょう。

    アルコールや香辛料などの過剰摂取により毛細血管を広げてしまう

    アルコールや香辛料などの刺激の強いものは、自律神経を刺激しやすいです。自律神経が乱れると、体を活発に活動させる時に働く交感神経が優位となり毛細血管が膨張してしまいます。

    その結果、顔が赤くなってしまうのです。お酒や辛いものを食べて顔が赤くなってしまう方は、交感神経が優位となっている状態。大切な場面では、刺激物やアルコールは避けたほうが良いですね。

    ニキビや肌荒れなど肌の免疫システムの誤作動で炎症を引き起こす

    ニキビや肌荒れが発生しているときは、体内に細菌や雑菌が入っています。これに抵抗して打ち勝つのが免疫です。通常であれば、免疫は敵である細菌や雑菌のみに抵抗します。

    免疫が何らかの誤作動で味方である自分自身の組織を攻撃し、炎症を引き起こしてしまいます。肌が弱っているときや、皮膚が薄くなっているときは外部からの刺激を受けやすいため、長期間炎症による赤身が続いてしまうのです。

    肌の赤みを改善する対策

    無添加、無香料、アルコールフリーの化粧品を使用する

    肌の赤みに対して、刺激は厳禁。刺激を与えると、赤みが引かずに悪化してしまうこともあります。赤みを改善するためには、刺激の少ない肌に優しい化粧品を使用しましょう。

    無添加、無香料、アルコールフリーの化粧品を使用することで、肌が敏感に反応するのを防ぎます。化粧品選びの際は、配合されている成分をきちんと確認してくださいね。

    保湿力を高める

    乾燥によって赤みが発生している場合は、肌の保湿力を高めることが大切です。特に、洗顔後や入浴後は肌が乾燥しやすいので、しっかりと保湿を行うようにしましょう。

    セラミドなど保湿成分が高い化粧品を使用するのがおすすめ。また、しっかりと保湿をすることで皮膚の菲薄化の防止に繋がります。毎日きちんとケアをしましょう。

    洗顔の際肌をこすらない

    洗顔のときに顔をゴシゴシとこすると、皮膚が削られてしまう可能性があります。皮膚が薄くなり赤みが悪化してしまう危険がありますので、注意が必要。また、こすりすぎが肌への刺激となって毛細血管が膨張するリスクもあります。

    洗顔の際は、フォームを良く泡立てくるくると優しく洗うことが大切。こすらずに、肌への刺激を防ぎましょう。

    • 肌の赤みはどうして起こる?原因を知って気になる赤み肌の正しい対策
      肌の赤みはどうして起こる?原因を知って気になる赤み肌の正しい対策
      3062-1:洗顔の際肌をこすらない

      私は皮膚が薄く赤みが出やすいです。そのため、洗顔のときには普通よりも多めの洗顔料を使用し、しっかりと泡立ててから洗顔しています。手が直接肌に触れないように意識し、泡を肌の上で転がすようにします。また、洗顔だけでなくクレンジングも、多めに使用することで、できるだけ直接肌を擦らないように意識しています。

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    帽子や日傘や日焼け止めを使い紫外線対策をする

    日焼けをすると肌がひりひりしたり赤くなってしまいます。紫外線による赤みはなかなか引かないので、やっかいなもの。しっかりと紫外線対策を行いましょう。

    紫外線対策としては、防止や日傘、日焼け止めが有効です。日差しや外出時間に合わせ、SPFとPAを選ぶようにしましょう。日常生活なら、SPF10~20、PA+~++程度が適切です。

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    通気性の良い服装など着用してこまめに体温調節をする

    気温差によって毛細血管が膨張することで赤みが発生する場合は、こまめに体温調節をするのが有効です。通気性の良い服などを着用するようにしましょう。

    特に赤みが発生しやすいのが、室内と屋外の気温の変化が激しい冬。着脱をしやすい服を選んだり、外に出るときは防寒するなどして寒冷対策を行ってくださいね。

    血管を保護する働きを持つビタミンCを多く摂取する

    ビタミンCには、血管や皮膚の老化を防ぐ作用があります。血管壁の成長を促し、強化する効果があります。ビタミンCが不足している状態だと血管が毛細血管が破裂したりと、赤みも発生しやすくなります。

    ビタミンCが豊富に含まれてるのは、赤ピーマンやパセリ、ブロッコリーなど。どれもメニューに取り入れやすい食材ですので積極的に摂取しましょう。

    規則正しい生活や充分に睡眠をとる

    血液循環が滞ると、一部に血液が溜まってしまい赤みが発生してしまいます。赤みを改善するためには、血液循環を改善することが必要です。

    血液循環を良くするには、第一に規則正しい生活が大切。適度な運動をしたり、バランスの良い食生活を心掛けましょう。また、睡眠不足は血行不良の大きな要因。最低でも6時間以上の睡眠を確保してくださいね。

    刺激物の摂取を控えて栄養バランスの摂れた食事をとる

    刺激物の摂取は、交感神経を優位にし赤みを発生させてしまいます。辛いものや香辛料はおいしいですが、赤みが気になっている場合は避るようにしましょう。

    赤みの発生を根本から抑えるためには、食生活もとても重要です。ビタミン不足にならないよう、野菜を中心とした栄養バランスの良い食事をとりましょう。外食やコンビニ食は脂質や塩分が多いので注意が必要です。

    過度な緊張を回避するようにしてストレスをためない

    刺激物だけではなく、過度な緊張も交感神経を優位にさせてしまう原因。できるだけ緊張したりストレスがかかる場面を避けることが大切です。

    会議やプレゼンなど大事な場面で過度に緊張してしまう場合は、漢方などを処方してもらうのもおすすめです。また、ストレスの蓄積は赤みのほか、肌荒れを引き起こしてしまう要因に。趣味や半身浴などでリラックスをし、こまめにストレスを解消してください。

    顔の赤みを予防する洗顔方法

    洗顔料をよく泡立てる

    洗顔料をよく泡立てずにゴシゴシこすってしまうと赤みの原因になることがあります。もちもちフワフワの泡になるまで、しっかり泡立てましょう。泡立てるのが苦手な方は、泡立てネットや、ポンプ式で泡が出てくる洗顔料を選ぶと良いでしょう。

    きめ細かい泡を作りTゾーンから優しく泡をのせていく

    もちもちのきめ細かい泡をつくったら、その泡をそっと顔にのせていきます。皮脂汚れがつきやすいTゾーンからのせていきましょう。

    泡をのせたあとは、くるくると優しく顔をつつみこむように洗顔を行っていきます。決してゴシゴシとこすらずに、慎重かつ丁寧に行うのがポイント。細かなところまでしっかり洗顔してください。

    すすぎは洗顔料が顔に残らないように優しく丁寧に洗い流す

    洗顔が終わったあとはすすぎです。洗顔料が顔に残っていると、雑菌が繁殖し肌トラブルの原因となってしまいます。肌が乾燥しないよう、ぬるま湯で優しく丁寧に洗い流します。

    また、洗顔後の肌はとてもデリケートで水分が不足している状態。化粧水や乳液でしっかりケアを行いましょう。

     

    肌に良い生活を心がけ、赤みのできない肌をキープ

    さまざまな原因で起こる肌の赤み。女性にとって大きな悩みですよね。しかし、赤みは生活習慣やスキンケアを改善することで、対策できます。
    継続して行うことで健やかな肌を目指すことも可能。今回ご説明した改善方法は、どれも今日から実践できるものばかりです。さっそく赤み対策を行っていきましょう。

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