目次
顔のシワの種類
肌の表皮の下にある真皮シワ
「大ジワ」「構造ジワ」「加齢ジワ」とも呼ばれている真皮シワで肌内部の構造が老化や紫外線によって乱れてしまい、コラーゲンやエラスチンが減少するのが原因です。
コラーゲンは、真皮・靭帯・腱・骨・軟骨を構成するためのタンパクの一つ、エラスチンはそのコラーゲンの繊維を支える役割を持つ繊維。これらが減少するとハリと弾力がなくなり、肌の表面にシワとなって表れるのです。一度できると取ることが難しいといわれている厄介なシワです。
皮膚の表面の表皮シワ
肌の新陳代謝の悪化や乾燥からの影響で、目や口のまわりの日頃からよく動かす場所にできる表皮シワ。一つ一つは小さく、この段階でしっかりとケアすれば改善されるのですが、ケアを怠ると真皮シワへと悪化して、より老けてみえるのです。
表皮シワは保湿や血行促進などで改善されるので、あきらめずに毎日のケアを続けることが大切です。
同じ表情をしているとできる表情シワ
同じ表情といえば、笑っているときが一番多いのではないでしょうか。また無意識に眉間にシワを寄せている人もいるかもしれません。こういった同じ表情をすることで、シワも同じ場所にできます。
若いときはその表情をやめるとこのシワもなくなるのですが、同じ表情を続けることで癖になってしまいシワが戻らなくなるのです。日頃の動作や無意識にでる癖で、しだいに老けてみえてくるのですから、真皮シワ同様厄介なシワかもしれません。
▼さらに詳しい解説はこちら
眉間のシワ知らずの「表情美人」に。正しいスキンケア、生活習慣とは?
年を重ねてできる加齢シワ
加齢による肌のたるみ、水分保持力が低下することでの乾燥、コラーゲンが減少することでのハリ・弾力の低下など理由を上げれば悲しくなってくるほど、しょうがない加齢シワ。
目尻のシワやほうれい線などもこれに含まれます。しょうがないならケアしても意味ないじゃない…なんて思わないで下さい。できてしまったシワを完全にとることはできませんが、今よりも悪化を防ぎ、老けてみえるのを食い止めることはできるはずです。
シワのできる原因
紫外線の浴び過ぎ
紫外線は年間を通してずっとあります。小麦色に焼けた肌は健康的でいいのですが、なんの対策もなしに紫外線を浴びすぎたり、また日焼け後のケアもしないとなれば、真皮に大ダメージとなります。
全ての紫外線を完全に防ぐことは無理ですが、日焼け止めをぬるなどしてきちんと対策しましょう。しかし、骨を丈夫にしたり体を健康にするためにも必要なので、適度な紫外線は浴びるように。その後のケアはしっかりしましょうね。
空気などの乾燥
空気の乾燥で肌水分も減少し肌がカサカサになり、ダメージを受けやすい皮膚の薄い目のまわりに小ジワとなって表れたりします。乾燥による小ジワなら、そのときにしっかりケアすることで改善されるので諦めないでくださいね。
空気は季節を問わず乾燥し、冷暖房の影響でも乾燥します。空気の乾燥を防ぐためにコップややかんに水を入れたり、部屋なら洗濯物を干したりしましょう。
表情の癖
人は表情に癖というものがあります。笑ったり、まばたきをしたり、無意識に眉間にシワをよせているなんて癖もあります。若い頃には正常に働く形状記憶力が、このような表情の癖が、表情を戻してもシワのまま残ってしまうのです。
これは、若い頃には正常に働く形状記憶力が、コラーゲンやエラスチンの減少で正常に働かなくなるためです。
加齢によってハリがなくなる
コラーゲン、エラスチンの減少で肌内部の構造が乱れるというのは説明しました。コラーゲンは個人差がありますが、20歳前後をピークに徐々に減少していきます。30歳を超えたあたりから急に、肌のたるみやハリがなくなった気がするのはこのためです。
しかし、日頃のケアを怠らず丁寧なケアをしていれば、年を感じさせないハリのある肌を手に入れることはできるのです。
急激な体重の変化
女の人は、ほとんどの人がダイエットの経験、またはダイエットをしようと考えたことがあるのでは…。健康管理を整え、無理なく自分に合ったダイエットをするのはいいのですが、短期間での急激な体重の変化は禁物です。
急激な体重の増加で肉割れになるように、急激な体重の減少でホルモンバランスが崩れ、体内の水分も減少。肌は潤いをなくし、シワができてしまいます。
過剰なスキンケアの使用
シワの予防や対処には保湿が必要です。ですが、必要以上の保湿、過剰なスキンケアもかえって肌に悪影響です。顔のシワはとても気になります。保湿が良いからといって、化粧水を何度も何度もぬったり、乳液・美容液・クリームに部分クリームと次から次にはやりすぎです。
肌は本来「自分で潤う機能」というものがあります。過剰なスキンケアをすることでその機能を停止させ老化の進行を早めてしまうのです。
顔にできるシワの対策
額のシワには保湿化粧品やコラーゲン強化の化粧品
額にできるシワも、一度できるととるのが難しいといわれているシワです。加齢からくる頭皮のたるみが額にもシワをつくってしまいます。
対策としては頭皮の筋力アップのマッサージ、ヒアルロン酸、コラーゲン配合の保湿化粧品や、コラーゲンが強化されている化粧品で保湿しましょう。先ほどもいいましたが、過剰なスキンケアに気をつけてくださいね。
眉間のシワにはコラーゲン強化の化粧品
無意識にする癖や物が見づらいときに目を細めたり、考え込んだり、怒ったときなどが原因で残ってしまう眉間のシワ。日頃の動作でごく普通にしてしまうことなので、気をつけるのは難しいかもしれませんが、眉間を軽くマッサージしたり、コラーゲン強化の化粧品で水分を補いましょう。
コラーゲンは肌のハリと弾力の源です。このコラーゲンを減少させないためにも保湿機能の高い化粧品を使用しましょう。
頬のシワにはヒアルロン酸を増やしマッサージが効果的
頬のシワで一番気になる人が多いのは、ほうれい線ではないでしょうか。ほうれい線の他にも縦や横などに細かく何本もシワのできている人もいます。肌のバリア機能を回復させる食材を食べヒアルロン酸を増やしたり、筋力を回復させるためにマッサージをしてみたりましょう。
マッサージと兼用して、ターンオーバーの働きを助けてくれるソフトピーリングをするのが効果的です。
手軽にシワ取りができる方法
保湿力が高いシワ取りクリームを使う
シワを取るというよりも、継続して使用することでシワを薄くし、「目立たなくさせる」という意味で理解してくださいね。
シワに効果のあるクリームはたくさんありますが、注目して欲しいのは“保湿力が高い”という点。シワができる原因には乾燥も含まれます。肌のバリア機能が低下しては体内からの保湿は難しいもの。
保湿力の高いクリームで外側からの手助けをしてあげましょう。
25を過ぎた頃にふと、出てきた目の下のちりめんシワ!普段は出ないのですが笑うと、なみなみに出てきました。それからは化粧水のあと、たまにシートパック。皮膚科でもらうヒルドイドを乳液にして、素肌しずくリッチのオールインワンゲルを目の下にパックしています。洗い流し不要です。翌朝まで、水滴がのって保湿しているのに、びっくりします。ただ、素肌しずくリッチは顔全体だとテカテカになってしまうので目の下のパックとして使用するのがオススメです
マッサージで顔の血行をよくする
マッサージをすることで血行やリンパの流れがよくなると老廃物が排出されやすくなり、新陳代謝もよくなります。すると、コラーゲンやエラスチンの働きにも効果が表れ、肌のハリと潤いを保つことができるのです。
肌細胞を活性化させ、表情筋を鍛えるためにも顔のマッサージをして血行をよくしましょう。表情筋が鍛えられると肌の筋肉のもとに戻ろうとする力も改善されます。
シワに効くサプリメントを取り入れる
スキンケアやマッサージが毎日しっかりできればいいのですが、なかなかそうはいかなかったりするもの。そこでおすすめなのがサプリメント。シワの種類によって含まれている成分を見極めるのがポイントですが、総合的にみて新陳代謝をアップさせるのに期待があるプラセンタや、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の手助けをするビタミンB群などが含まれているサプリメントがおすすめです。
シワによい食べ物を摂る
シワには外からも中からもしっかりケアしましょう。シワ・たるみによい食べ物は、シミ・くすみの原因となるメラニン色素の発生を抑え、刺激から肌を守り、コラーゲンの育成を手助けし肌にハリと弾力もたせてくれるビタミンC。保湿効果があり、女性ホルモンと似たような働きをする納豆や豆腐などに使われる大豆。
シワを予防する食べ物として、ビタミンCを豊富に含む、キウイフルーツ・グレープフルーツ・イチゴ・ミカンなどの酸味のある果物がいいでしょう。
シワ取りテープを使う
シワ取りテープといっても専用のものではなく、100均やドラッグストアなどで買えるサージカルテープです。通気性がよく適度な粘着力があり肌にも優しいのが特徴です。
このサージカルテープを、寝る前に気になるシワに貼って寝るだけ。貼り方はシワをピンと軽く引っ張った状態で、無理に引っ張り過ぎないようにしましょう。翌朝テープをはがすとシワは薄くなっています。
表情筋のトレーニング
たるんでしまった肌を引き締めるための方法の一つとして、表情筋をトレーニングするというものがあります。緩んでしまった表情筋をトレーニングすることで筋肉は引き締まり、筋力は回復していきます。
表情筋が鍛えられると、その筋肉は本来あるべき場所に戻ろうとします。その結果、シワも薄くなっていくのです。
シワに効果のある商品
エステデソワン アスタハニー ソープリッチ 80g
国産ハチミツの他に、高い保湿効果のあるローヤルゼリーエキス、乱れたターンオーバーを正常に戻すリンゴ果実培養細胞エキスなど贅沢な美容成分がたくさん入っています。
また、シミ・くすみの原因となるメラニンを抑えるフラーレンも入っており、弾力のあるもっちりとした泡が潤いをキープしながら透明感のあるある素肌へ導いてくれます。
エステデソワン ASエッセンスリッチ 30m
コクのある乳液のようなテクスチャーが肌にスッとなじむ美容液。潤い・ハリに必要なコラーゲン、エラスチンはもちろん、45種類もの美容成分が凝縮されたエッセンスリッチ。キメの細かい泡が、ピンッとしたハリを与えてくれます。
継続することで、「思わず触れたくなる肌」へ。友達やまわりの人と差を付けたいなら、ぜひ一度使ってほしい美容液です。
ハリ&のび ハリ&のび美容液 12g
値段も手ごろで、気になるところにサッと塗れ化粧下地としても使え、メイクの上からでも使用できる優れもの。目のまわりの小ジワなどの応急処置にポーチに入れておくと安心なアイテムです。
シワ取りテープ感覚で安心して使える、アルジリンが配合された美容液です。
※アルジリンは使い続けることで、シワの深さが浅くなる効果がある美容成分です。
ビューリ ビューリSi-Slimセット
フェイスケアに必要な全ての道具が揃ったフルセット。イオンと超音波でフェイスケアすることで、肌にハリと弾力、明るさを与えてくれるビタミンCが浸透しやすくなります。
フェイスケアだけでなくボディにも使用できるので、ボディ全体の気になる部分がこのセットで一気にケアできます。本格的にケアしたい人におすすめの美顔器セットです。
エスプリーク ツヤ・ハリ仕上げ 発光下地 30ml
ヒアルロン酸・コラーゲン・植物性スクワランといった高保湿成分がたっぷり入った化粧下地。オールシーズンOKで日焼け止めとしても使え、乾燥から肌を守ります。スーパーフラットパウダーが毛穴をフラットに整えツルンとした手触りに。
小ジワやほうれい線まで光で飛ばす下地。肌の内側から発光するようなツヤとハリは使った人だけが実感できるのです。
医療機関でシワを取る方法
効果が続く長期持続型ヒアルロン酸注入
もともと体の中にあるヒアルロン酸。加齢とともに減少するこのヒアルロン酸を増やすのには時間がかかります。そこで、短期間でこのヒアルロン酸を増加させることができるのが“ヒアルロン酸注入”。
深いシワには少し効果がでにくく、浅いシワなら個人差はありますが、ほとんど目立たなくなります。一度注入すると長期間効果が持続し、人によっては半永久的に効果が続きます。
肌をなめらかにしてシワを取るをボトックス
ボツリヌスという語源をもつ菌が作り出した毒素を、大幅に弱めた薬のボトックス。毒素というと不安かもしれませんが、人体には無害でタンパク質の一つに含まれます。
このボトックスを気になるシワの部分に注射すると、長くて半年間はシワが目立たなくなります。効果を長持ちさせるために一度に大量に注射すると、不自然な表情になったり、思わぬトラブルの原因になるので、もしボトックス注射をお考えの方は経験豊富な信頼できる医師に診察してもらいましょう。
肌年齢が10歳以上若返る金の糸美容術
ゴールデンリフトとも呼ばれている美容医療。皮膚の下に金の糸をいれ、損傷を回復する力と細胞を増やそうとする力が働き、血行をよくし保湿成分を生み出します。
徐々に効果が出てくるのでじれったい感じがしますが、その効果は半永久的で、肌年齢がなんと10歳以上も若返るといわれています。
ツヤのある若々しい肌プラチナの糸美容術
金の糸と同様の施術方法で、肌の内部に入れます。プラチナの糸は“老化を防ぐ”という、とても強い酸化還元作用があり、細胞を衰えさせる活性酸素を半永久的に除去し続けるのです。
リフトアップに加え、美肌・美白効果もあり、ツヤのある若々しい肌を手に入れることができます。
肌の引き締めるリフトアップ治療
フェイスリフトなどの切るリフトアップもあり、シワの深さによって治療内容が異なってきます。顔のたるみは皮膚だけでなく、肌の奥深くにある皮下組織まで緩んでいることが多く、皮膚だけを引っ張てもあまり効果がないといわれています。
しかし、皮下組織の下にある表在性筋膜から引き上げることで、肌も引き締まり、なりたい自分に近づけます。
シワのない若々しい肌になり素肌美人
誰でも年をとるにつれシワができてきます。シワができるのは、生きていれば当たり前のことですが、このシワをどうにかしたいと思うのも事実です。自分に合うシワとり効果が、なかなか見つからないかもしれませんが、まずはしっかりと、紫外線・乾燥防止に心がけ、正しい肌ケアをし、数年後も…何年たっても、シワのない若々しい肌・みんなが羨む素肌美人を目指しましょう。