目次
化粧水を付けるベストタイミング
洗顔後すぐに化粧水を塗る
化粧水は、洗顔後すぐに塗りましょう。洗顔後の肌は、表面の皮脂などが全て落ちた無防備な状態のためとても乾燥しやすくなっています。肌が乾燥すると角質が硬くなってしまい、化粧水や乳液などの浸透率も下がってしまいます。
洗顔後にタオルでやさしく水分を拭いたあとは、できるだけ早めに化粧水を塗り、乾燥を防ぎましょう。
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化粧水のタイミングで違いを実感。いつつけるのが正解?
朝と夜のスキンケアに化粧水を使う
朝は、洗顔後のあとに化粧水を塗りましょう。洗顔後は肌の乾燥が急速に進むため、できるだけ早めに塗ることがおすすめです。夜は、入浴後もできるだけ早く肌に化粧水を浸透させましょう。
入浴後には、皮脂などの保湿因子が洗い流されているため、肌の水分を守ることができません。また、湯船につかることにより、体の温度も上昇して内側からの水分も失われるため、1日の中でいちばん乾燥しやすい状態です。化粧水をしっかり塗って、乾燥から肌を守ることがポイントです。
化粧水を手で付ける際のメリット3つ
1.手で直接肌に触れると肌状態が分かる
化粧水を手で付けると、肌を直接触るため肌の状態が分かります。乾燥や肌のざらつき、ニキビや肌荒れなどのトラブルの場所や状態などを直接把握することができます。指先の神経はとても繊細なため、肌の小さな変化にもいちはやく気が付くことができます。
ケアも早めに行え、肌トラブルも未然に防げます。また、乾燥しがちな場所や皮脂の多い部分など、使用する化粧水の量を調節できることもメリットです。
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化粧水はコットンと手はどちらがいい?肌悩みに合わせた活用法
2.摩擦によるダメージが少ない
コットンを使用すると、摩擦が生じるため肌を傷める可能性があります。洗顔後の肌は、柔らかくとてもデリケートな状態です。どんなに上質なコットンを使用していても、肌には異物になるため、ストレスがかかるのです。コットンによる摩擦はとても小さいものですが、ダメージは蓄積していきます。
肌の小さな傷はシミやしわ、色素沈着などの肌トラブルにもつながるため、刺激の少ない手のひらでやさしく塗るようにしましょう。
私は皮膚がとても薄く、赤みが出やすいです。そのため、クレンジングや洗顔などで肌を直接擦ると、すぐに赤くなってしまいます。そのため、普段肌をできるだけ擦らないように意識しています。そこで、化粧水を肌に浸透させる際、コットンを使わずに手で染み込ませることで、擦らず手の温度で化粧水をしっかり浸透させることができます。また、アトピー肌のため、合わないコットンを使用するとすぐに肌荒れしてしまいます。そのため、手だと安心して化粧水をつけることができます。 化粧水の塗り方は間違っていない?正しいケア方法で肌を守ろうさんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
3.手から伝わる温度で肌が温まる
化粧水は、両手のひらにとり、肌にやさしく押し当てるようにしてハンドプレスしましょう。化粧水が手のひらの温度で温まることにより、肌への浸透率が高まります。
肌をたたくパッティングよりも刺激が少なく、プレスすることによって肌の表面を密閉するため、美容成分が浸透しやすくなります。また、手で肌をやさしく触ることで手の体温が伝わりリラックス効果を感じられて、ストレスの解消にもつながります。
化粧水をコットンで付ける際のメリット3つ
1.使い捨てなので衛生的
コットンは、毎回新しいものを使用するため衛生的です。コットンを使用することで、肌へ直接触れないため手の雑菌が移ることもありません。また、手に取るよりもこぼれにくく、手のように凹凸が無いため均等にとることができ、使いすぎてしまうなどの無駄になりません。
2.化粧水が蒸発しにくい
コットンは、いくつかの層から成り立っているため吸水性が高く、水分をたくさん含むことができます。コットンをムラなく化粧水に浸すことで、美容成分も均一に含ませることができ、水分も多く保てます。蒸発しにくく肌に均等に美容成分を塗ることができます。
3.顔全体にフィットしやすい
コットンには、柔らかく柔軟性があるため顔の小鼻(鼻の両側のふくらんだ部分)や目元などの細かく凹凸のあるパーツにもしっかりとフィットします。そのめ、塗りにくい部分にもまんべんなく化粧水を塗ることができます。
手を使った化粧水の塗り方
手を清潔してから化粧水を使う
私たちの手は、さまざまなものに触れるため思った以上に雑菌が付着しています。水洗いだけでは不十分で、手にはたくさんの雑菌が残っています。ハンドソープや石鹸などで、しっかりと手を洗いましょう。とくに、薬用と謳っている商品は殺菌効果や消毒作用が高いため、より効果的です。
化粧水は手で温めてから使う
化粧水は、手のひらにとり温めてから塗っていくことで、浸透率が上がり美容成分が肌に馴染みやすくなります。また、人肌に温めることで付けた時の肌への刺激も抑えることができます。手の温度を感じながらやさしく化粧水を塗ることによって、リラックス効果も得られます。
塗る順番はUゾーンからTゾーン
化粧水は、面積の広いUゾーン(頬と口の周りをつないだU字型の場所)から塗っていくと塗り残しができにくく塗りやすいです。Uゾーンは、皮脂腺が少なく、乾燥しやすい場所です。乾燥してしまうと、皮脂の分泌量が少なくなり肌のバリア機能が低下してしまいます。
また、見えにくくケアしにくい場所でもあるためしっかりとケアを行いましょう。Uゾーンのケアの後は、Tゾーン(頬、鼻、顎先をつないだT字型の場所)に塗りましょう。額と鼻は、とくに皮脂の分泌が多い場所ですが、乾燥することにより肌を守ろうと必要以上に皮脂が分泌されてしまいます。肌の皮脂などのバランスを崩さないように、しっかりとケアを行いましょう。
乾燥が気になる場所には化粧水を重ね付け
目元や小鼻(鼻の両側のふくらんだ部分)などの細かい部分や、乾燥の気になる部分には少しずつ重ね付けしていきます。何度も重ね付けして化粧水をしっかりと浸透させることが大切。指で量を調節しながら、肌からしっとりと潤いを感じられるくらいまで付けましょう。
ハンドプレスで肌に浸透させる
化粧水は、手で優しく顔を包むようにハンドプレスしながら付けましょう。ハンドプレスとは、スキンケアなどで化粧水を付ける際に、手のひらを使って肌を押さえるように軽く圧力をかけながら馴染ませていく方法です。手のひらから体温が伝わり血行促進が期待でき、化粧水を人肌に温めて、手のひらで密閉するように付けるため浸透率も高まります。
コットンを使った化粧水の塗り方
化粧水におすすめのコットン
コットンには、さまざまな素材や形があります。毛羽立ちを抑える加工を施したコットンシートをカットしただけのふんわりと柔らかいカットタイプや、中綿を不織布の間に挟み繊維を毛羽立ちにくくして、両端を貼り合わせたサイドシールタイプ。中綿を不織布の間に包み込んだ封入型のラウンドタイプ。薄手のコットンを何層かに貼り合わせたセパレートタイプなどがあります。
肌に繊維が残ることが気になる場合は、毛羽立ちにくく肌に繊維が残らないサイドシールやラウンドタイプ。敏感肌で刺激が気になる場合には柔らかなカットタイプ。コットンパックを行うときには、薄くはがして使えるコスパのいいセパレートタイプというように、用途に合わせて選ぶといいでしょう。
中心から外側に向かって塗布
コットンは、顔の中心から外側に向かってすべらせるように使用します。中指と薬指に乗せて、人差し指と小指で押さえるように持つと使いやすいでしょう。
コットンは、寸法が長い方向に繊維が流れるように作られているため、流れに沿って長いほうの辺と並行になるように肌の上をすべらせるのがポイント。流れに逆らって動かすと、コットンが毛羽立ってしまうことがあります。毛羽立ったコットンは肌に刺激を与える可能性があるため注意しましょう。
肌が乾燥気味ならコットンパック
コットンパックは、洗顔後すぐに行うことが効果的です。洗顔後の肌は、乾燥しやすい状態のため、すぐにパックを行い保湿しましょう。
コットンパックの方法は、まずコットンに水を含ませ、そのあとに水分を軽く絞ります。そして、水分を軽く絞ったコットンへ化粧水をしっかりと染み込ませます。コットンを裂いて、おでこや頬、顎や鼻などに貼り付けます。サラッとした化粧水であれば2~3分、しっとりしたものであれば5分程度待ち、コットンをはがして終了です。
あまり長くパックをしていると、コットンから化粧水が蒸発する際に肌の水分も奪ってしまい、余計に乾燥してしまうため注意が必要です。化粧水はほとんどが水分でできているため、化粧水のパックは毎日行っても肌への負担が少ないので、ニキビなど肌トラブルが無い場合には保湿のためにもこまめにパックを行うことがおすすめです。
化粧水を付けるときの注意点
パッティングはやさしく
パッティングとは、手やコットンで軽く叩きながら化粧水などを肌に馴染ませて浸透させる方法です。叩いて圧をかけることでより肌の深いところまで美容成分を浸透させたり、毛穴が引き締まる効果が期待できることがメリットです。
デメリットとしては、手や指で叩くことにより肌は刺激を受けています。刺激が肌の奥まで伝わり毛細血管が広がるため、赤ら顔になりやすかったり、刺激を加えることによりシミの原因となるメラノサイトや新陳代謝に影響を与えてしまい、肌がバランスを崩してシミになる原因を作ってしまうことなどが挙げられます。顔は、皮膚がとても薄くて繊細な場所なので、弱い力でやさしくパッティングするようにしましょう。
手やコットンで擦らない
顔の皮膚は私たちの身体のなかでも薄く、肌の表面の表皮は約0,2㎜程度、その奥の角層は約0,02㎜程度と食品用ラップ1枚程度の厚さしかありません。とてもデリケートで刺激に弱いため、コットンや手によって生じる小さな摩擦でも肌には大きな負担になります。
表皮や角層が傷ついてしまうと、そこから水分が逃げて乾燥しやすくなったり、摩擦が起こることでメラノサイトを刺激して、シミの原因となる可能性があります。できるだけ肌に負担をかけないように、やさしくケアを行いましょう。
化粧水は適量をつかう
化粧水は適量を使用しましょう。適量とは、だいたい500円玉硬貨1枚分くらいといわれています。メーカーや商品によって異なるため、確認してみましょう。化粧水を付けすぎてしまうことで、過乾燥といった余計に乾燥を招いてしまう状態になったり、肌のバランスが崩れてしまい、もともと持っている保湿機能が衰えたり著しく低下してしまうなどの肌トラブルにつながる可能性があります。
知識を深めて輝く美肌を手に入れる
化粧水は、肌に水分を補うものですが肌自体の水分量を底上げするものではないため、それだけではスキンケアは不十分です。
化粧水の大きな役割は、その後に使う美容液や乳液の美容成分を浸透させるための土台作りです。しっかりと水分を補い、肌を柔らかく整えることでその後のスキンケアの効果もより実感できます。輝く美肌を手に入れるために、丁寧なケアを心がけましょう。