目次
好きだけど別れたいと言う男の心の内
ごまかしの言葉
「好きだけど別れたい」というワードはよく耳にしますが、この言葉はとてもあいまいで、ごまかしの言葉のようにも聞こえます。「好きなら別れる必要はないんじゃない?」というのが女性の本音なのではないでしょうか。
この言葉は、必要以上に女性を傷つけないための気遣いとしていっている場合がほとんど。中には自分が悪者のなるのを避けるためでもあるのです。そして残念ながら「嫌いではないが好きじゃない」というのが本音のよう。
もちろん本当に「好きだけど…」という場合もありますが、特別に別れたい理由がなく、このような当たり障りのないあいまいな別れ文句をいう男性は多いようですね。
束縛されている感が強まった
女性、男性問わず付き合いの中で過剰な束縛はお互いの首を締めることになりかねません。多少の独占欲は恋愛関係においてほどよいスパイスになりますが、特に自由を求める男性には女性の束縛は辛いものです。
恋愛においては愛されているという気持ちも大切ですが、それ以上に愛していると感じることの方が重要だったりします。束縛をするタイプの女性だと、男性はその関係を窮屈に思い、好きな気持ちはまだあるけど自由になりたいと感じます。
女のヤキモチ焼きに疲れた
何をしても、どこへ行っても彼女に報告を強要されている男性が多いのではないでしょうか?またいつでも「誰と?」などと聞かれるのは面倒くさくて、ほとんどの男性はうんざりしているのでしょう。
付き合いたての頃のヤキモチは愛情を感じるし、時には可愛くも見えるでしょう。ですが、いつでもちょっとしたことでヤキモチを焼き、怒り出す彼女をなだめるのは男性にとってかなりの負担になります。
好きだけどしんどいから別れたい。という場合もあるでしょうが、「好きだけど別れたい」は彼女を怒らせないための逃げの言葉の可能性もあります。
遠距離恋愛がつらい
遠距離恋愛の場合は「会いたいのに会えない」「浮気などが心配」などいつでも顔を合わせられる関係の2人よりも状況が複雑に。しかも相手のことが好きであればあるほど不安な気持ちはつのります。
そのようなネガティブな思考回路では、相手のことを好きな気持ちよりも会えないつらさの方が勝り、別れを選択する男性が多いのです。
遠距離恋愛での寂しさやそばにいてもらえないつらさは、別れるか・遠距離を解消するかの二択しかない場合が多いので、別れの原因は「好きだけどつらい」というのが主な理由の場合があります。
仕事をバリバリやりたい
男性は恋愛よりも仕事を選び、女性は仕事よりも恋愛を選びがち。人にもよりますが、重きをおいている比重が多かれ少なかれ異なります。仕事に集中したいからという理由で別れを切り出す男性の場合は彼女のことを嫌いになったからというのではなさそうです。
「彼女のことは大事だけど、仕事の方が今は大事」ということ。特に20代の男性は、仕事とプライベートのバランスを取るのがまだ難しかったりします。
彼女の性格があっさりとしていて、仕事を尊重してくれる場合うまくやっていけるかもしれませんが、構って欲しいタイプの女性だと男性にとっては重荷となり、別れにつながる可能性が高くなるでしょう。
自分の事情で迷惑をかける
「彼女のことが好きだからこそ、迷惑はかけたくない。」など相手を思うからこそ湧き上がる感情。迷惑をかけるという理由は、病気になったり、借金があるなど事情はさまざまあるでしょう。
特に同棲しているカップルの場合、金銭的な理由から別れる結論を出す男性もいます。「迷惑をかけたくないから別れたい」というのは、一見トラブル回避のためのあいまいないい方のようにも感じますが、本当にそう思っている可能性もあります。
多くの男性は、男としてのプライドを大切にしています。大切な彼女を守れない、一緒にいることで迷惑をかけると感じることは、男のプライドに反すると考える方も多いでしょう。
自分に自信がない
自分の将来を不安に思わない男性はあまりいません。そこに彼女との未来となると、自分の方に降りかかる負担は大きく感じます。自分1人であればどんな状況でも生きていけるかもしれませんが、女性との将来のこととなるとそうはいきません。
現代では、イクメンや専業主夫など耳にしますが、それでも色濃く残るのが男性が家族を養い、女性が男性を支え、家庭を切り盛りするという考え方です。
お金の心配、環境の心配など不安な要素はたっぷり。自分に自信が持てないのに彼女との未来にも自信は持てません。ポジティブな考えの人なら思い切って結婚などを決断できる人もいるでしょうが、シリアスに物事を受け止める人の場合そうはいかないのでしょう。
好きな気持ちよりも、将来の不安が勝って別れを決意する可能性があるのかもしれません。
身分の差を感じる
身分の差を感じるというのはひと昔前の言葉のようにも思えますが、多かれ少なかれ育ちの違い、いわゆる「格差」はどの時代にも健在です。
女性は比較的柔軟にさまざまなことに対処していける性質を持っていますが、プライドの高い男性陣ではそうはいきません。家柄や立場などの大きな違いは男性に負担をかけます。
さらに親などが出てきで、付き合いや結婚に反対されると心が折れてしまう男性も多いでしょう。身分の差といえば大げさですが、金銭的な面、ライフスタイルの違いは多いな弊害に。
育ちの違いや性格の不一致も差が出る
育ちの違いは付き合いが長くなればなるほど浮き彫りになる可能性も。はじめは好きだから相手に合わせることも苦ではないですが、付き合いが長くなればなるほど弊害は大きくなります。
趣味が合わない、笑いのツボが違う、金銭感覚の違いなどは我慢ができなくなる大事な要素です。「好きだけでは一緒にいられない。」などは、このような場合に多く見られるかもしれません。
夢や目標を優先したい
夢や目標を持つ男性は、女性から見ると輝いて見え、魅力的にも感じます。しかし、そういう男性も同様に彼女などを作ったりしますが、結局は自分の夢や目標を何よりも大切に思う傾向にあるのです。
中には夢を実現するために新たなことに挑戦する人も少なくはありません。例えば、海外に行ったりするのも同様です。遠距離を続けるのは、お互いにとって負担になるため、別れを切り出す人も多いでしょう。
また、叶っていない夢や目標を追いかけるには自由でいることが重要な時があります。好きだから付き合い始めても、結局は自分を大切にしているため、うまくはやっていけなくなるのです。
好きだけど別れたいと言う女の心の内
趣味や好みの大きなズレ
お互いに何がダメで嫌いになったわけではなくとも、別れは突然訪れます。付き合いの中で価値観の違いというのは必ず起こること。完璧に価値観があう人などそうそうにはいません。よって、付き合いはじめのうちは「我慢しなきゃ」「相手に合わせなきゃ」と無理も必要です。
しかし、長く付き合えばどうしても我慢できない部分が出てきます。趣味や食事などの嗜好品、金銭感覚の違いは、あまりにも合わなければ「大好きな彼も一緒にいるだけで疲れる存在」となってしまいます。
価値観の違いが別れの決め手
「あなた自身は好きだけど、あなたの考え方は好きではない」などどこかが気に食わないという状態に。男女問わず価値観の違いは、二人の関係に大きな障害となりますが、特に女性は共感型の性質も持つので、なんでも一緒に共有したい傾向にあります。
そのため価値観が違う人とは一緒にはいられないという結論に達するのでしょう。
男性上位的な所が嫌に
「古きよき時代の女」は時代遅れ。「関白宣言」の歌詞に出てくる女性像なんて、現代ではナンセンス。しかし、男性の中には未だに男性上位的な考え方を持つ方もいます。ぐいぐいと引っ張ってくれる男性は、一見男らしくて魅力的ですが、行き過ぎの行動は女性にとっては疲れの原因に。
自分の意見をはっきりいってくれる男性は、時に一緒にいて楽ですが、度がすぎると女性にとって押し付けのように感じてしまいます。一緒にいる時は自分の意見を一切いえず、彼の顔色ばかりを伺って彼女の方が疲れ切ってしまい、別れを切り出す傾向にあります。もちろん「好きだけど」は彼のプライドを傷つけないためには必要なワードです。
相手が本気なのか信じられなくなった
恋愛関係に発展するには自分から、相手からの告白、友人の紹介、中には体の関係から発展した人もいるでしょう。きっかけはどうであれ、はじめから真剣に付き合っていく場合も、付き合っていくうちに真剣になっていく場合もあるでしょう。
特に、軽いノリのような感じで付き合い始めた2人の場合は、どちらかだけが真剣に付き合っているという展開も予想できます。自分は彼氏を好きになり、真剣に付き合っていきたいと思っていても、彼氏の方がどう思っているのかいまいちわからないケースもあります。
せっかく好きになって付き合った人なのに、自分を大切に、または好きに思ってくれない人とは女性は一緒にはいられないと判断するのかもしれません。
フレッシュ感が無くなった
付き合うまでの興奮やときめきを感じ、付き合いはじめのドキドキ感というのは、女性にとっては胸キュンポイント。しかし、付き合いが長くなればそうそういつまでも胸キュンが訪れるわけではありません。長く付き合えば付き合うほど、マンネリ化してきます。
マンネリという言葉はネガティブな印象ですが、よい意味で取れば2人の関係が安定してきたともいえます。ところが、悪い意味でのマンネリは「嫌いじゃないから一緒にはいるけど」「でも好きって聞かれるとわからない」などあいまいな状況になっている可能性も。
そういう関係は、2人が努力しなけれが脱出は難しいでしょう。マンネリカップルでは2人の将来のことを前向きに考えたりもできず、ずるずるの関係に。特に、女性はドラマや漫画の影響を受けやすく、胸キュンすることを必要とする傾向にあります。嫌いになったわけではないですが、別れを思い切って切り出す潔さがあるかもしれません。
フラれる前に別れたい
恋愛関係において一番避けたいのがフラれて傷つくこと。たいていの女性の場合は、経験上相手が別れたがっているのか?など察しがつきます。相手の男性の態度から自分があまり好かれていないことや、もしかしたら浮気をしているのかもと不安な気持ちを抱きます。
なんだか素っ気ない彼の態度を見て「いつフラれるのか」と不安に思うのはなかなか苦しいものです。どうせフラれるのを待つぐらいなら、自分から切り出そうとする女性も多いのです。
その場合は一見フラれたようなものですが、自分から切り出せた分、気持ちの軽さが違います。
結婚を期待しているが兆候無し
誰もが憧れる結婚。ある程度の年齢になれば、多くの女性が彼氏との結婚を考えるでしょう。結婚というワードを出して前に前進できるカップルと、なんだか関係がギクシャクしてしまうカップルの2つに分かれます。
ギクシャクしてしまうカップルの場合は、男性にその気がないパターンがほとんど。もちろんその時はそうでも、時間が経てば考えも変わるかもしれないと付き合いを継続する彼女もいますが、「結局時間を無駄にしてしまった。」というケースも。
結婚を期待しているなら、彼と真剣に話あうことは重要なことです。もし、結婚する気がないといわれても「彼を逃したら次に恋愛できるのか不安」という理由からなかなか別れられない場合もあるでしょう。
潔い女性の場合はグタグタ考えたとしても、結果的に別れを選び、自分の幸せを自分で掴みに行こうとするケースも多いのです。
相手の両親が苦手
付き合いが長くなるにつれて、相手の両親に会うシチュエーションも出てきます。彼氏の両親はどのような人でしょうか。相手の実家に行ったり、両親に会うという時は、少なからず結婚の意識が2人の中にあるからだですよね。
しかし、彼の両親に会った瞬間、彼女が「結婚はないかも」と思う場合も結構あるのです。嫁姑問題は昔よりも緩和してきている傾向にはありますが、実際未だに離婚原因の1つになったりと問題もさまざまあります。
結婚は彼氏と女性2人でするものですが、相手の両親のことは無視はできません。さらに、彼がマザコンだったりすると自体は最悪です。意外かもしれませんが、苦手な彼氏の両親と彼氏を天秤にかけて、彼と別れる結論を出す女性は意外と少なくはないのです。
もっと合いそうな人がいる
彼氏のことは嫌いではないし、好きな気持ちはあるのに、心のどこかで「他のよい人を探している」女性もいます。いわゆるキープの状態になっているのです。常にもっと自分に会う人がいるのでは?と彼氏を品定め状態にしている場合もあります。
そういった女性の場合、最終的によい人が現れなかった場合、そのまま付き合いは続くかもしれませんが、ちょっとよい出会いがあったりすると別れを切り出す場合も。
女性より男性の方が浮気をするイメージがありますが、女性は女性で浮気こそしませんが彼氏がいる状態でも他の男性を探している可能性も。残酷な展開ですが、特に結婚を重視している女性の場合は、性格などよりルックスや年収などを気にしている人もいます。
好きだけど別れたい場合にするべき行動
別れる前にゆっくり心を分析
本当に別れたいと思った場合は、悩む必要すらないかもしれませんが、考えるということは好きな気持ちも残っているからではないでしょうか?
ケンカなど気持ちが盛り上がり、ついつい別れを切り出してしまいそうになりますが、別れは軽いものではないため、一度冷静になってゆっくり自分の心を分析してみましょう。衝動的に切り出した別れは、後悔する結果になる可能性があります。自分から別れたいと思った場合でも冷静さは大切です。
結論を急ぐ前に、まずは分析する時間を作りましょう。例えば紙に彼のよいところ、嫌いなところを書き出して客観的に見てみるのも効果的です。
2人が付き合うきっかけになった事を思い出したり、自分が恋人にしてきたことを思い出すと、改めて自分の気持ちを再確認するとこができます。結果的に別れることを選んだとしても、冷静に相手に気持ちを伝えることができ、後悔しない結果をもたらしてくれるでしょう。
相手と話し合う
相手と話し合いをすることは、別れのシチュエーション以外でも2人にとってよい結果をもたらします。特に別れるか悩んでいる時期は、相手とコミュニケーション不足になっているのではないでしょうか?
相手とちゃんと話し合うことは、すれ違っている2人の気持ちと向き合えるきっかけになるかもしれません。相手に対して不満に思っていたことは、実は彼氏、彼女も同じように思っていたなんてこともよくあります。
どうせ別れる結果になるのなら、しっかりと向き合って2人でよい結論を導き出せるようにしてみましょう。
一旦距離をおいてみる
距離をおくことは、相手のことや自分の気持ちを冷静に見極めるチャンスを作ることができます。いわゆる2人の冷却期間。そばにいすぎたため、見えなかった相手のことや自分の気持ちと向き合うことができます。
しかし、一旦距離をおくという行為ですが、女性から切り出した場合は比較的、2人の仲をよくしたい、ちゃんと復縁したいというポジティブな可能性を探している場合が多いようですが、男性の場合は少し違うようです。
男性の場合は、心変わりなど「別れたい」という方に気持ちが引っ張られているケースがほとんどのよう。一方、この冷却期間の間に、1人は寂しい、やっぱり彼女・彼氏がよいと思い、復縁に向かっていく可能性もあります。
この距離を置いている間は中途半端に連絡をとったり、会いに行ったりするのは禁物です。距離をおくと決めたら、ある程度期間を決めるなどして距離をおくようにしましょう。
頼れる第三者に相談
本当に迷った時は、2人の関係を知っている第三者や、もしくは頼れる人に相談するのもよいでしょう。年齢が上の人や同じような経験をした人からは、後悔した経験や別れてよかった経験などのアドバイスをくれるかもしれません。
自分自身で抱え込みすぎるとマイナス思考の考えになってしまいますが、他人に話すことで客観的に自分の考えを見てもらえるかもしれません。
しかし、頭ごなしに「別れなさい」などとアドバイスしてくる人には要注意。人の不幸は蜜の味というように、楽しんでいる可能性も。その場で適切にアドバイスをくれる、しっかりと信頼できる人に相談してよい結果を出しましょう。
別れたいなら別れよう
「好きだけど」という言葉の中には、別れたいと考えている気持ちの方がより大きい可能性がありますよね。実際は別れてみないと、その結論が適切だったのか判断はできません。
しかし、2人でいることがマイナスの空気を発しているのならお互いが好転するために、現状を思い切って変えてみるのもよい方法です。
思い切って別れた先に、もし別れた恋人が運命の人であったのなら、成長した2人でもう一度やり直すきっかけにもなるかもしれません。時には思い切った結論を出し、前向きに物事を考えてみるのも1つの手です。
好きだけど別れる方が良い場合も
付き合う男女の関係には、別れはつきもの。そして、好きという気持ちだけでは生活は難しかったりするのも現実です。別れを切り出すのも、決断するのもとても難しいことですが、迷った時は現状維持を考えるより、思い切って別れる方がよい場合もあります。
しっかりと自分の気持ちと向き合い、よい選択をして幸せな人生を送りましょう。