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断食中に水分補給をする理由
水分不足になりやすい
断食中は食べ物を口にしないので、通常の生活よりも塩分の摂取が減っています。 食事をとらない状態では、体の中の塩分が少なくなり脱水症状気味になることもあるのです。
そこで、たくさんの水分を体の中に摂り入れ体の循環をよくしましょう。特に肝臓の機能は水分によって円滑になり脂肪燃焼に影響を与えます。 脱水状態を防ぐためにも、こまめに水分補給をしましょう。
代謝を上げる
水を飲むと、血液とリンパの流れがよくなるため、老廃物を排出できるようになります。 血液の流れがよくなると、栄養素を身体中のすみずみの細胞まで送ることができるので、栄養素を受け取った細胞は活発に働きます。
水を飲むと体は冷えてしまいますが、その体を元の状態に戻すときにもエネルギーが必要になります。 肝臓に集められた脂肪は酵素の力によって分解されますが、この時に水が必要となりエネルギーとして利用されるのです。 このように、エネルギーを使うということは代謝をしていることに繋がり、水を飲むと代謝が上がるというわけです。
体の不要物を排出
水分をたくさん摂ると、血液やリンパの流れがよくなり、体内循環が改善されます。 それは、体内の老廃物や毒素を汗や尿として排出するために、体の中に溜まっていた不要物デトックスするからです。 さらに腸内のデトックスもできるため、代謝が上がり痩せやすい体を作ることができます。
ただし、今まで体に溜まっていた毒素が循環がよくなることで一時的に血液中を流れるため、風邪のような症状が見られることも。 これは「好転反応」といわれる症状で体の中の不要物を排出している証拠なので、気にする必要はないでしょう。
血行をよくする
断食をして食べ物を摂らないだけでなく、水分まで摂らないようであれば、体の中の老廃物は溜まる一方です。また、血液がドロドロ状態になり、体内での循環がうまくできず、老廃物の排出が滞りむくみの原因になることも。
水分を摂りすぎるとむくむと思いがちですが、実は逆で、水分不足の場合がほとんどです。水分をたっぷりとって体の老廃物を排出し、血液のドロドロ状態を解放して血行をよくしていきましょう。
体温調節を維持する
断食をすると体温が上昇します。 それは、食べたものを消化した後で、吸収した栄養素を燃焼して体熱を作るためです。 体内に残っている脂肪や老廃物を燃焼してから、体熱を作る方がスムーズに産熱ができます。
しかし、脂肪を常に燃やし続けるような効率の悪い燃焼の仕方では、全身のエネルギーを使用するため体温が高くなるのです。 水分は汗で体を冷やす体温調節機能にも有効ですので、体の機能を維持するためにも水分だけは必ず補給するように気を付けましょう。
便秘解消になる
断食することによって、摂取する水分量が減ってくると便が固くなってしまいます。 便秘の時の便はとても固くなりがち。毎日、きちんと排便の習慣を保つためには、常に柔らかい便にする必要があります。そのためにも水分はしっかり補給することが大切です。
また、朝起きて一番初めに水を飲むと、眠っていた内臓を起こすことができます。体内に水が入ってくると胃腸の働きに刺激を与えるため、朝の排便につながります。
断食中におすすめの飲み物
満腹感が得られる酵素ドリンク
断食中に飲めるドリンクの中でも酵素ドリンクは一番のおすすめです。 酵素ドリンクは有名なモデルさんや芸能人が愛飲しているイメージがありますが、雑誌にも特集が組まれるほど酵素ドリンクは人気があります。
酵素ドリンクは、甘みとフルーツのような香りでしっかりと満足感を感じられ、食事の置き換えとしても有効です。 酵素ドリンクには、酵素やビタミン、ミネラルがたっぷりと含まれていて、健康と美肌効果を実感できるでしょう。
野菜が豊富なスムージー
スムージーとは凍らせたフルーツや野菜を使った、シャーベット状の飲み物のことで、 ジュースと比較した場合、食物繊維を含むため、満腹感が持続できます。 特に、生のフルーツを使ったスムージーには酵素が豊富に含まれていて、断食時の水だけの水分補給に比べて腸のデトックス効果がとても高いところが魅力です。
余計なエネルギーを摂取しないので、フルーツスムージーからビタミンやミネラルなどの栄養素を取り入れることができ、断食によるデトックス効果も合わさって肌の状態の回復が期待できます。
体の中を浄化するジュースクレンズ
ジュースクレンズとは、食事の代わりに野菜や果物を使ったジュースを飲むというダイエット方法の一つです。 固形物ではなく、ジュースにすることで 胃腸の負担を軽くしてデトックス効果を高めることができます。
ジュースクレンズは利尿作用を高め、体内に溜まっている毒素を排出する解毒効果が期待できます。 また、野菜や果物に含まれる繊維質が整腸作用に役立ち、大腸の働きを活発にするため便秘の解消効果も。 食べ過ぎて疲れている消化器官や胃腸を休ませることができるので体内浄化も期待できます。
体が温まるスープ
温かいスープには冷え性や肩こりの解消や体質改善に効果があります。 主に、キャベツ・タマネギ・ニンジン・セロリ・ピーマン・トマトの6種類の野菜を使ったスープには、脂肪燃焼効果が認められており、断食の間の水分補給にスープを使った「スープクレンズ」と呼ばれることも。
スープはカロリーを低く抑えることができるため、痩せられるだけではなく、内蔵を休ませることもできるので、デトックス効果も期待できます。 そして、スープの味を楽しめるため、空腹感を紛らわすことができるのも大きなメリットでしょう。 断食中にスープを飲む場合は、固形物をできるだけ入れないことと、油分を控えめにすることの2点に気を付けることが大切です。
水分補給におすすめの飲み物
手軽に飲める水
水は人間にとって最も必要なものの一つで、 きれいな水はどんな飲み物よりもいちばん優れてるといってもよいでしょう。 水は体の隅々に血液を運び、不要な老廃物を尿や汗とともに体の外へ排出する働きがあります。
断食中、1日に摂取する水分量は、全ての飲み物を合わせて3リットルが目安です。 断食中には水をたっぷりと補給して、体に不要なものをきれいに排出しましょう。
カテキンが豊富な緑茶
緑茶には渋み成分でもあるカテキンが多く含まれています。 カテキンは、体脂肪を燃焼させる効果があり、腹部などについた余分な脂肪を減らすなどダイエットの手助けをしてくれる成分です。 善玉コレステロールと悪玉コレステロールを調整し、血中の脂質を正常にすることで動脈硬化などのリスクを減少させる効果も。
また、血圧を上昇させる原因である酵素を抑えて高血圧の予防にもつながります。 そのほか、抗酸化作用があるため、体内の酸化を防止し老化を防ぎ、若さを保つ効果があります。がんの発生を抑える効能があるという報告も。
体に優しい麦茶
麦茶はカフェイン0%。 麦茶特有の香ばしい香り成分であるアルキルピラジンは、血行をよくし、血液をサラサラにする効果があります。血栓を防止するため、心筋梗塞や脳卒中の予防にも効果的。 胃の保護作用もあります。
麦茶にはカリウムが多く含まれていますが カリウムが足りなくなると、体内の塩分濃度があがりバランスがくずれて体がむくみやすくなります。 特に、夏は汗をかいて体内の塩分濃度があがりやすいので、むくみ予防のためにもカリウムが含まれている麦茶を飲むのはおすすめです。
カフェインが含まれる烏龍茶
ウーロン茶に含まれるポリフェノールには、脂肪分解酵素リパーゼを活性化し、体についた中性脂肪をいち早く分解してくれる作用があります。 また、血中の中性脂肪も分解する効果があり血液をサラサラにして、代謝アップも期待できます。代謝がアップすると、冷えやむくみも解消されやすくなり肥満を予防してくれる効果も。
ウーロン茶は、飲むだけで活性酸素を除去する効果がありますので、シミやしわをつくる原因を抑えたり、肌だけでなく体の老化の原因も取り除いてくれます。 ただ、ウーロン茶にはカフェインも多く含まれているため摂りすぎには注意が必要です。 カフェインの摂りすぎは、自律神経のバランスを崩し、睡眠の質が低下したり精神的にも不安定になることがあります。 特に夕方以降はあまりカフェインを摂らないほうがいいでしょう。
美容にもよいハーブティー
ハーブティーはたくさんの種類がありますので、バラエティ豊かに用意しておくと断食中も楽しく過ごすことができます。 ハーブティーは輸入品が多く、海外で人気の「リラックス」や「リフレッシュ」、などテーマに合わせたブレンドティーも。
「ノンカフェイン」「カフェインレス」などの表記がある、カフェインが含まれないハーブティーを選ぶようにしましょう。
代謝を上げる生姜茶
生姜には、体を温める効果があり、冷え性の改善や代謝の効果が見られるため、断食中の飲み物としてはおすすめです。 体温は1度上がると12%も基礎代謝がアップするので、基礎代謝が1,000kcalの場合、120kcalもアップします。
体が温まると血流やリンパの流れがよくなり体のむくみも改善されます。内臓の動きが活発になり、便秘の解消も期待できます。
断食中に避けた方が良い飲み物
極端に多くのカフェインが含まれている
カフェインが含まれている飲み物といえば、コーヒーが挙げられますが、1日にコーヒーを何杯も飲むのは断食中は避けた方がよいでしょう。 カフェインは胃を刺激しやすいので、固形食を胃の中に入れない断食中には刺激が強すぎます。
また、カフェインには体を冷やす作用があり、体が冷えると倦怠感や頭痛などの好転反応がひどくなることも。 コーヒーだけでなく、玉露やエナジードリンクなども控えるようにしましょう。
太りやすい糖分が多い
ジュースは太るといわれますが、その理由はジュースは糖分と添加物の塊だからです。 特に糖分で問題になるのが、果糖ぶどう糖液糖という人工甘味料。 果糖ぶどう糖液糖は、主に果糖とブドウ糖からできており、そのほとんどはエネルギーにはならず、そのまま脂肪になってしまうのです。
諸外国で清涼飲料水の飲み過ぎで肥満が増えているのは、この果糖ぶどう糖液糖が原因の一つと考えられます。 また、ジュースを美味しそうに見せている着色料や香料、保存料などの添加物も体によいことはありません。 ただし、ジュースの中でも「ジュースクレンズ」であれば天然の食品が使用されているので安心です。
胃に負担をかける食品添加物が多い
スポーツドリンク系ははなんとなく体によさそうなイメージがありますが、実は断食中には適したものではありません。 スポーツドリンクには、甘いジュースや清涼飲料水でも使用されている果糖ぶどう糖液糖や添加物がふんだんに使われています。
特に「スクラロース」「アスパルテーム」「アセスルファムK」などの甘味料は、カロリーはないのですが動物実験などでも様々な障害が報告されています。 栄養ドリンクにも保存料の安息香酸ナトリウムが使われていることが多いようですので気をつけましょう。
コンビニで買える断食中の飲み物の選び方
手軽に野菜が取れる野菜ジュース
断食中に飲める飲み物は色々ありますが、飲み物に特化したダイエットがブームになっていることもあり、野菜ジュースやスムージーが人気を集めています。 野菜ジュースやスムージーは野菜に含まれるビタミンやミネラルがダイエットの効果をサポートしてくれるうえ、固形物を食べなくても満腹感が得られやすいので、ストレスを感じにくいというメリットがあります。
また、デトックスに必要な便秘解消に効果のある食物繊維をしっかり含んでいるため、よりダイエット効果を高めることができるといえます。 断食中に野菜ジュースを飲む量は、1回あたり200~300ml程度にしておきましょう。
イソフラボンが豊富な豆乳
豆乳の原料である大豆にはたんぱく質が豊富に含まれています。 断食中のたんぱく質はNGといわれますが、それは肉などに含まれる動物性たんぱく質の話です。大豆に含まれる植物性たんぱく質は、全く問題ありませんので、安心して飲むことができます。
また、豆乳には女性ホルモンに非常に似ているといわれる大豆イソフラボンが多く含まれています。 大豆イソフラボンには、ストレスなどが原因で起こる肌荒れや体調不良を、ホルモンバランスを整えることによって、症状を緩和してくれる効果があります。
乳酸菌が多い飲むヨーグルト
ヨーグルトには、乳酸菌をはじめ 整腸効果のある細菌や成分が多く含まれています。 中でも乳酸菌の効果は 女性を悩ます頑固な便秘を解消し、お腹をスッキリサポートしてくれます。便秘が進んでしまうと腸の中が便で詰まるので必要な栄養をしっかりと吸収することができません。
つまり、痩せるために必要になる栄養も吸収できないため、ますます痩せにくい状態を作ってしまい、断食をしても効果が期待できないのです。 飲むヨーグルトを断食中に取り入れることで、便秘を解消しながらダイエットに取り組んでいきましょう。
編集部が選んだ断食におすすめローソン飲料
ローソン NL 生きて腸まで届くビフィズス菌 ドリンクヨーグルト チアシード入り キウイ
スーパーフードと呼ばれる栄養価の高い「チアシード」を使用し、腸までいきたまま届くビフィズス菌を増やすオリゴ糖も配合しています。1本飲み切っても、脂肪は0%。キウイ果汁入りで飲みやすい味となっています。
ローソン NL 生きて腸まで届くビフィズス菌 ドリンクヨーグルト ストロベリー
ごろごろと大きな苺の果肉が入った嬉しい飲むドリンクヨーグルト。ヨーグルトの中には「ビフィズス菌」を増加させるフラクトオリゴ糖を加え、機能性を重視した健康ドリンクです。
編集部が選んだ断食におすすめセブンイレブン飲料
セブンイレブン のむプレーンヨーグルト
生きたまま腸まで届く乳酸菌(HN019菌)が配合された飲むヨーグルトです。 ヤクルト社のオリゴメイトという腸内のビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きのあるガラクトオリゴ糖を使用しています。 ヨーグルトにコクがあり、なめらかな舌触りが飲むヨーグルトファンの心を離しません。
セブンイレブン アロエのむヨーグルト
まろやかなヨーグルトの中にシャキシャキとしたアロエ葉肉の食感が残った味わえる飲むヨーグルトです。 生きたまま腸まで届く乳酸菌入りが体にうれしいですね。
セブンイレブン グリーンスムージー
一日に必要とされる野菜量の3分の1(約120g)を摂取できるスムージーです。 小松菜、ほうれん草、ニンジン、ケール、バナナ、リンゴ、レモン、キウイを使い飲みやすくミックスさせました。 砂糖、甘味料、香料無添加。野菜と果物本来の美味しさだけで飲める健康ドリンクです。
セブンイレブン スムージーベリーミックス
ベリー系フルーツの特有の甘味と酸味、渋味とフルーティーな香りを生かしたスムージーです。紫ニンジンとニンジンを使用することでスムージー特有のとろっとした食感に仕上げました。砂糖、甘味料、香料は無添加物。 野菜と果物だけで美味しさを引き出した女性好みのスムージーです。
セブンイレブン スムージーマルチビタミン
1日に必要な野菜量の3分の1(約120g)とビタミンA、C、E、その他、複数のビタミンを摂取できるうれしいスムージーです。 レモン果汁は皮ごと絞っているためとてもジューシー。柑橘系の酸味が爽やかな風味のスムージです。 砂糖、甘味料、香料、増粘剤は使用していません。
編集部が選んだ断食におすすめファミリーマート飲料
ファミリーマート グリーンスムージー
国産の野菜を10種類も使用した、野菜本来の味わいを引き出したスムージー。 サラっとした飲み口で、適度な甘さとフルーツのサッパリした味が飲みやすいと好評です。 野菜の苦味も臭みも全くなく、甘味を感じるほどの美味しい味わい。
ファミリーマート スクイーズスクイーズキウイフルーツ
栄養満点フルーツといわれるキウイフルーツ。 中でもニュージーランド産のさわやかな酸味のグリーンキウイフルーツを使用し、100%ピューレを使用したスクイーズです。 香料・砂糖は使用しておらず、キウイフルーツの素材をそのままの味わえます。
ファミリーマート レッドスムージー
1日分の鉄分と1食分の野菜118gが、これ1本で満足に摂れます。 ニンジン、セロリ、小松菜、パセリ、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三ツ葉、ラズベリー、イチゴ、レモン 9種類の国産野菜と3種の果実を加え、野菜ジュースが苦手な人も美味しく飲める味わいに仕立てました。
ファミリーマートクリーミープレーンヨーグルトドリンク
長時間発酵による、まろやかでコクのある味わいに仕上げたのむヨーグルト。酸味が少ないので、酸っぱいヨーグルト苦手な人におすすめです。生クリームを入れたようなまろやかな味わいで、かなりクリーミーな飲むヨーグルト。
ファミリーマート ブルーベリーヨーグルトドリンク
まろやかなヨーグルトに、つぶつぶのブルーベリー果肉をブレンドしたのむヨーグルトです。ゴロゴロとブルーベリーの粒がたくさん入っていて飲むというよりも食べる感覚とも言えるドリンクです。果肉がしっかりと入っているので、自然な甘さや食感が楽しめます。
断食中はしっかり水分を取ろう
断食ダイエットとはいえ、全く何も口にしないというのは大間違いです。固形物を取らないとしても、水を中心とした水分は1日に1.5~2リットル飲みましょう。絶食中のストレスや空腹感を紛らわすために、500ml以内のスムージーや100%ジュースなら飲んでよいでしょう。
断食は、確かに高いダイエット効果が期待できますが、反面、危険性もとても高いといえます。水分は必ず摂るという基本的なルールをしっかり理解して、守ることが重大なポイントです。 断食中も安心して飲める飲み物を口にして無理のないダイエットを進めていきましょう。