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まぶたが厚く見えるのは脂肪があるから
まぶたの脂肪は2種類”眼窩脂肪”と”ROOF”
二の腕や腰回り、太ももなど脂肪のつきやすい部位は、女性の悩みの筆頭です。そんなダイエットの対象である脂肪は、まぶたにも脂肪がつきます。そのまぶたについた脂肪で厚くなり、目つきが悪くなってしまったり、目が小さく見えてしまったりと、強く印象にも残ってしまう部位です。
まぶたには、”眼窩脂肪”(がんかしぼう)と、”ROOF”(ルーフ)と呼ばれる2種類の脂肪があります。眼窩脂肪(がんかしぼう)は、眼球を守るように目の裏側で上まぶたと下まぶたが繋がっています。そして、ROOF(ルーフ)は、まぶたの皮膚側にあります。
目の奥から、眼窩脂肪(がんかしぼう)、眼窩隔膜(がんかかくまく)、ROOF(ルーフ)、筋肉、皮膚の順で並んでいます。
まぶたの脂肪は年齢と共に減少する
加齢とともに、コラーゲンの生産力が落ちていき分解されてしまいます。薄い目の周りの皮膚にもコラーゲンが存在しているのですが、分解されて少なくなるとまぶたの厚みが薄くなっていきます。ハリがなくなり、脂肪が支えきれずまぶたがたれてきます。
肉付きや骨格の違いで腫れぼったい感じやくぼんでしまったりと、さまざまな違った現れ方になります。睡眠不足やストレスなどで目元に集中する神経が、まぶたの筋肉を硬直させ血の巡りを悪くしてしまいます。そのため、血行不良により代謝が落ちてコラーゲンの生成サイクルが遅くなり、うるおいがなくなり痩せたまぶたとなるのです。
不要な水分や老廃物が溜まり、腫れぼったいまぶたになってしまうことも。まぶたの血行不良やむくみで、下まぶたの涙袋もたれ下がってしまったり、げっそりとした印象になります。
まぶたの脂肪を減らすのは基本的に治療しかない
まぶたの脂肪を減らすのは、マッサージクリームを使う方法と、後は基本的に治療を行う方法しかありません。治療としては、ROOF(ルーフ)を切除する方法と、眼窩脂肪(がんかしぼう)を取る手術を受ける、といった方法になります。
ROOFを切除する方法では、傷跡が残りダウンタイム(腫れや内出血)が起こります。まぶたの切る部位は、眉毛に沿って眉毛の下を切る方法と、二重のラインを傷と重ねるように切る方法の2種類になります。
まぶたをスッキリとさせる方法としては一番効果があるといわれていますが、まぶたの筋肉の厚みや皮膚の厚みが人それぞれ違ってきますので、必ずしも全員がスッキリするとは限りません。ダウンタイム(腫れや内出血)の継続期間は、二重のラインを切る全切開法で1~2週間は、強い腫れが続くそうです。
まぶたのむくみを改善することで痩せて見える
顔や脚、二の腕のむくみなどと同じでまぶたのむくみも同じように起こります。顔のむくみを知ってまぶたのむくみを改善させていきましょう。顔がむくみやすいのは、日中に蓄えた余分な水分が下半身から上半身に向けて、就寝時に集まります。
上半身の一番上にある顔には一番むくみやすくなるのです。そして、移動した余分な水分は、朝起きて活動を始めるとだんだんと、顔から下半身に向かって下へ移動し、気が付くとむくみがマシになっていたりします。
これは、ただ単に余分な水分が重力によって移動しただけにすぎません。根本的なむくみの改善をしたわけではないのです。この余分な水分であるむくみを改善するには、普段の食生活、生活習慣を改善し、見直しを行うことで解消されていきます。
まぶたの脂肪を減らしずぎると目がくぼむ
ヒトの印象は、目元で大きく違ってくるものです。まぶたの脂肪が減り過ぎることで、目がくぼんでしまいいつも疲れたような印象になってしまったり、実年齢よりも老けた印象になってしまいます。元々まぶたは少しくぼんでいるものですが、若いころには気になるようなくぼみではありません。
年齢を重ねるごとにそのくぼみがだんだんと目立ってくるようになります。加齢による筋肉の衰えでまぶたの脂肪が薄くなったり、まぶたにある眼輪筋(がんりんきん)は、その筋力が30代後半で落ちてくるといわれています。そのため30代に入り急にまぶたがくぼんでくることもあります。
そして、睡眠不足や眼精疲労などからくる血行不良、コラーゲン不足によるハリ不足、乾燥、痩せ型の女性の皮下脂肪減少によるものなど、まぶたのくぼみに繋がる原因はさまざまです。これらの原因により脂肪が減り目がくぼんでしまい、一気に老け顔となってしまうのです。

まぶたのむくみを除去しよう
まぶたのマッサージ法
シワやクマの原因となるむくみは、血行が悪くなり起こります。この血行をよくさせるには、リンパのマッサージが効果的です。飲み会の翌日や、泣き明かしたときの緊急時に、むくみや腫れを短時間で解消させる方法は、ホットタオルと冷水を交互にまぶたへあてることで解消できます。
1.ホットタオルやぬるま湯で目の周りを温める
2.眉の下の骨を眉頭から眉尻に向かって押す
3.涙袋の下の骨を眉頭から眉尻に向かっておす
まぶたの皮膚は薄いため優しくケア
まぶたのむくみを除去させるためには、しっかりとマッサージしていきますが、まぶたや下まぶたなどの目の周りの皮膚は、とても薄くてデリケートな部位のため、強い刺激は避けてやさしくマッサージしていきましょう。
また、目元のむくみはツボを刺激する方法や、化粧水や目元専用の保湿クリームを使うことで、ケアできます。化粧水をたっぷり使いうるおいを与えて、目元専用の保湿クリームで目元を保湿していきましょう。
そうすることで、血流が良くなりむくみを解消できるようになります。そして、保湿クリームを塗るときにはマッサージを一緒にやさしく行うと、より血流がよくなるので効果的です。

マッサージや保湿ができるアイクリーム商品
キラリエ アイクリーム3<目元用クリーム>20g
キラリエ アイクリーム3<目元用クリーム>は、保湿成分であるヒアルロン酸やコラーゲン、乾燥から守るビタミンAの一種であるレチノールなどを配合。目の下のクマや、目元のむくみに有効なトリネコ樹皮エキスを配合し、弾力やハリのある目元を取り戻してくれます。
すこやか素肌 すこやか素肌 尿素のしっとり目もとクリーム 30g
すこやか素肌 尿素のしっとり目もとクリームは、さらっとのびてべたつきが少なく、うるおいのある弾むような目もとを作るヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されています。
SK-II R.N.A.パワー アイ クリーム ラディカル ニュー エイジ 15g
SK-II R.N.A.パワー アイ クリーム ラディカル ニュー エイジは、包み込むようなハリを取り戻してくれるアイクリームです。凛としたぱっちりな印象的で存在感のある目元に変身させてくれます。
クリニーク リペアウェア レーザー フォーカス アイ クリーム 15g
クリニーク リペアウェア レーザー フォーカス アイ クリームは、美容液が配合されたアイケア商品です。最先端の技術で肌に成分を浸透させることができ、みずみずしいハリやツヤ、手に入れたかったワンランク明るい肌へ導いてくれます。
ロスミンローヤル ロスミンリペアクリーム ホワイト 30g
ロスミンローヤル ロスミン リペアクリーム ホワイトは、シミを防いで、小じわを目立たなくする薬用化粧品です。ウメ果実エキスやシルバーバイン果実エキスなどの天然由来成分として、シミに効果のある成分が配合されています。くすみやシミを抑制してくれ、肌のキメを整えてくれます。
セザンヌ モイスチュア リッチ エッセンスアイクリーム 15g
セザンヌ モイスチュアリッチ エッセンスアイクリームは、真珠エキス・コメエキス・コメヌカエキス配合でしっかりと保湿。レチノールも配合されているため、目じりのシワや乾燥にも効果的で、ハリのあるふっくらとした肌へ導いてくれます。
ディオール プレステージ ル コンサントレ ユー 15ml
Christian Dior クリスチャン ディオール プレステージ ル コンサントレ ユーは、目元用に配合された成分が年齢によるシワなどを改善してくれます。「オープンアイ(TM)アプリケーター」と呼ばれる独自の成分がプレステージ ル コンサントレ ユーだけのために開発され、さらに効果を実感として表れさせてくれます。
エファクト アイゾーン セラム 28ml
エファクト アイゾーン セラムは、気になる目もとのくすみを改善してくれる目もと美容液です。アイプロテイン・ソイプロテインなどの美容液成分配合で、目もとのマッサージなどにも使えます。
プラセホワイター 薬用美白アイクリーム 30g (医薬部外品)
プラセホワイター 薬用美白アイクリーム 30g (医薬部外品)は、特濃配合の医薬美白成分プラセンタで、くすみやシミを抑えます。コラーゲンやハトムギエキスなどを配合し肌にハリとツヤを与えます。
ホワイトラベル 金のプラセンタもっちり白肌濃シワトール
ホワイトラベル 金のプラセンタもっちり白肌濃シワトールは、濃密プラセンタエキスを配合、ヒアルロン酸やコラーゲンでハリを与え、セラミドやレチノールで水分を保つ新感覚ジェルです。

まぶたの痩せすぎによるくぼみの原因
顔やまぶたの筋肉の衰え
顔やまぶたの筋肉の衰えは、まぶたを支える眼輪筋(がんりんきん)によるもので、まぶたを開いたり閉じたりすることで使われるドーナツ状の筋肉です。老化や衰えが眼輪筋(がんりんきん)にも影響し、不完全瞬目(ふかんぜんしゅんもく)というドライアイの原因にもつながります。
瞬目(しゅんもく)とはまばたきのことで、このまばたきが不完全であるということです。顔やまぶたの筋肉が衰えることで、たるみや下まぶたのクマ、老け顔の原因となってしまいます。目を大きく開ける際に、おでこに横じわが入っていないでしょうか。
このおでこの横じわはおでこの前頭筋(ぜんとうきん)という筋肉を使っています。そのため、まぶたを支える眼輪筋(がんりんきん)を使っていないことになります。日ごろからこの眼輪筋(がんりんきん)を意識して使うようにしていきましょう。
目の疲れなどによる循環不良
目の疲れなどによる循環不良は、パソコンやスマートフォンなどの長時間のブルーライトを浴びることや、読書などで目を酷使し過ぎないことが大切です。寝不足や疲労などで、循環不良などさまざまな症状を引き起こしてしまいます。
目がかすんでしょぼしょぼしたり、乾燥や充血したり、目のピント機能がうまく働かないなど、目を使いすぎることで、目以外の身体全体にも悪影響がでてしまうのです。めまいや吐き気、頭痛や肩こりなど、休息を取ることで治っていくようであれば、眼精疲労かも知れません。
目の疲れなどによる循環不良は、まぶたの凝り固まった筋肉をマッサージなどをして、血行促進させることで解消していけます。
肌の乾燥やハリが不足している
加齢により減少していくコラーゲン、目もとのハリに欠かせない大切な成分です。目もとの皮膚のハリが減少してくると、弾力や水分量も不足し重力によって皮膚がたるんできてしまいます。年齢を重ねることで、コラーゲンや水分量はどんどん減少していってしまいますので、積極的な保湿が必要となってきます。
そして、まぶたや目の周りの皮膚は、とても薄くダメージを受けやすい状態になっています。ちょっとした刺激で乾燥してしまいます。また、まぶたは他の部位と違い皮脂の分泌量も少なく乾燥しやすいので、水分が蒸発していきカサカサしやすい部位です。積極的に、保湿ケアをして乾燥から守ってあげることが大切です。
体全体の皮下脂肪の減少
ダイエットには大敵な皮下脂肪ですが、この適度な皮下脂肪は若さの素でもあります。その皮下脂肪が減少してしまうことで、まぶたの脂肪も減少し目がくぼむという結果になってしまうこともあります。
痩せ型のヒトや、無理なダイエットで痩せすぎてしまったりすると、程よい皮下脂肪もなくまぶたがくぼみ、げっそりとした印象、そして老け顔を引き起こしてしまいます。健康的に程よい皮下脂肪を保ち痩せすぎないよう気を付けることが、若さを取り戻すコツとなります。

まぶたの痩せすぎを予防しよう
まぶたや目元まわりの乾燥を防ぐ
まぶたや目もと周りの乾燥の原因には、保湿不足があげられます。この保湿不足を補い目もと周りの乾燥を防いでいきましょう。コツとしては、セラミド配合の美容クリームや美容液を使用することで、保湿効果が一層高まります。
1.化粧水を顔全体につける
2.コットンやパックを使って目のまわりに貼り付ける
3.約5分程度そのまま放置する
4.乳液や美容液で仕上げる
目元専用のアイクリームを使う
まぶたや目の周りの皮膚は、とても薄くてデリケートです。その上、加齢によるエラスチンやコラーゲンの減少で、ハリやツヤも減少していきます。目もとの動きを担っている眼輪筋(がんりんきん)も、表情豊かに動かすことを続けていなければ、歳とともにだんだんと衰えていってしまうものです。
この眼輪筋(がんりんきん)を、おでこにしわを寄せずに動かすことや、目もと専用のアイクリームや美容液などを使い、エラスチンやコラーゲンでハリツヤを取り戻していきましょう。アイクレームを使用する際に目もとのマッサージを行い、滞ったリンパの流れを循環させ、日々衰えていく皮膚に筋力を取り戻す手助けをしましょう。
目のまわりを温めて循環を良くする
パソコンやスマートフォンの使い過ぎ、紫外線やアイメイクなどの外的刺激から目の周りの血流、リンパの流れが停滞してしまい、目がショボショボしてきたりします。逆に、目がショボショボとしてきたときは、疲れ目、使い過ぎのサインということになります。
そのため、目の周りをあたためて循環を良くする必要があります。目の周りを温める方法には、シャワーであたためたり、ホットタオルで目を覆ったり、アイマスクをするなど、温めながら目を休めることで効果があがってきます。アイマスクには、電池式のサーモ機能の付いたものもありますので、それらを利用するのもおすすめです。
眼輪筋を鍛えてくぼみを予防する
目の周りにある眼窩脂肪(がんかしぼう)が減少してきたり、眼輪筋(がんりんきん)の筋力が衰えてくると、まぶたの上や目の下側にくぼみができて、クマの原因となったり一気に老け顔になりやつれた感じになってしまいます。そうなる前に、眼輪筋(がんりんきん)を鍛えて、くぼみを予防することでハリのあるふっくらとしたやさしいまぶたを維持しましょう。
1.中指と人差し指を眉頭と眉尻に当てる
2.眉全体を下から持ち上げる
3.まぶたは瞬きをする状態にして20秒程キープ
4.この運動を1日5回程繰り返す
コラーゲンをサプリメントから取る
コラーゲンは肌の水分を保ってくれる大切な役割をもっています。このコラーゲンは、食材に含まれる摂取量ではなかなか補いきれず、食事とともにサプリメントを使って効率的に摂取していく方法があります。通常摂取できるコラーゲンは、その分子が大きく体内で吸収される効率がとても悪く、なかなか補いきれません。
サプリメントは、その分子が最小単位まで小さくさせているため、吸収効率を上げることができるのです。そして、コラーゲンをより効率的に摂取するには、継続的に摂取する必要があります。
食事で毎日のように牛すじやフカヒレなどの、コラーゲンを含む食材を食べていくことは難しいですが、サプリメントなら、継続して摂取することが可能になります。
ストレスや睡眠不足を改善する
日々のストレスや、睡眠不足、暴飲暴食などの生活の乱れが引き起こす、自律神経の乱れは身体への悪影響は目にも顕著に影響します。自律神経の乱れは「活動の交感神経」と「リラックスの副交感神経」のバランスを崩してしまいます。
このバランスが崩れることで、収縮した筋肉が凝り固まり血流を悪化させ、目を疲れさせてしまっているのです。これらの生活の乱れを改善していくことで、目の筋肉の緊張をほぐしリラックスさせることができます。
目が痒くてもゴシゴシ擦らない
乾燥などで目が痒くなり、皮膚をゴシゴシと擦ってしまうのは避けましょう。上まぶたや下まぶたといった目の周りの皮膚は、とても薄くダメージを受けやすく、隔膜が傷ついてしまう恐れがあるのです。また、目を擦ることで感染症や、炎症を引き起こしてしまう可能性もありますので注意が必要です。どうしても目が痒い場合には、冷たいタオルを痒みのある部位にしばらく置いておくと収まりやすくなります。
アイメイクを優しく落とす
アイメイクは、薄くダメージを受けやすいまぶたにのせていますので、落す際にはやさしく落とすこと、擦らずに落とすこと、丁寧に落とすことに気を付けながら行いましょう。皮膚を擦って傷つけてしまわないように、コットンなどにリムーバーを染み込ませまぶたにのせて時間を置きましょう。その後やさしくふきとることで落としていきましょう。

まぶたの脂肪を上手にコントロールしてすっきりとした印象にしよう
上まぶたのくぼみや下まぶたのくぼみは、ヒトの印象を左右するものでもあります。眼窩脂肪(がんかしぼう)の減少や、むくみで水分の溜まったまぶたは疲れた体調そのものを表しています。まぶたのマッサージやアイクリームでのケアなど、まぶたの脂肪をコントロールしてスッキリ目もと美人を目指しましょう。