目次
ニキビ対策の飲み物選びのポイント
体の中からキレイになれる飲み物を選ぶ
ニキビ対策のためという固定概念に捕らわれず、体の中からキレイになることを意識しましょう。ニキビや吹き出物、肌荒れを引き起こす原因は、腸内環境が悪化したことによる便秘、血行不良、代謝の低下など、スキンケアで対応できるところ以外に潜んでいることが多くあります。
体を内側からキレイにすることで、体調が整い、肌にもその効果が表れてきます。ニキビ対策のための飲み物と考えすぎず、体の中からキレイになれる飲み物という観点で、飲み物を選んでみましょう。
温かいものを選ぶ
冷たい飲み物は体を冷やしてしまいます。体温が低下すると、体は体温を保とうとするので、どうしても血行が悪くなります。その結果、体の代謝が下がり、便秘や肌のターンオーバーの乱れを引き起こします。便秘や肌のターンオーバーの乱れは、ニキビやシミなどの肌トラブルの原因となります。
ニキビを改善するためには、体温を下げないことが大切です。自分の体温より高い温度の飲み物を飲むよう心がけましょう。

一度沸騰させた水
便秘改善の効果がある
水分をしっかりとることで、大腸の動きが活性化し、便秘が改善する効果があります。便秘が続いていると、体の中にある毒素が外に出せずに、血液の流れを悪くなり、肌がニキビや肌荒れで悩まされることがあります。便秘体質の人は特に、水で水分をきっちり補給し、大腸の調子を整えることを意識しましょう。
代謝が良くなる
水の飲むことで、血液の流れがスムーズになり、代謝をアップする効果があります。代謝がアップすることで、肌のターンオーバーが促されるので美肌に繋がります。冷たい水では、体が冷えてしまい、かえって代謝が悪くなってしまうことがあるので、常温の水か白湯を飲むことで体の代謝をあげましょう。
美肌効果がある
体の水分が不足すると、それが肌の乾燥にも繋がってしまいます。乾燥は肌荒れの原因となります。1日に必要な水分摂取量を守り、体の内側からうるおいを保つことを意識しましょう。体内の水分が満たされることで、肌にもうるおいが行き渡り、美しい肌を作ることにつながります。
効果的な水の飲み方
ニキビが気になる方は、200mlから250mlの水を1回として、数回に分けて飲んでください。年齢や体重などによって、1日に必要な水分摂取量は異なりますが、成人の場合は、食事も含めて約2から2.5Lの水分が必要とされています。1回に摂取する量が200mlから250mlなので、合計が2L以上になるようにするためには1日10回程度の摂取が必要ということになります。この水分摂取量を意識した生活をするよう心がけましょう。
これは1日に必要な水分の摂取量なので、水以外の飲み物で摂取することも可能ですが、カフェインや糖分が多い飲み物を多量に摂取することは、ニキビに悪影響となることがあります。水での摂取が難しい場合には、これから紹介するニキビ予防に効果がある飲み物で代用しすることをおすすめします。

肌荒れの予防効果があるお茶
ビタミンやアミノ酸が含まれる鳩麦茶
鳩麦茶には、ビタミンB・ビタミンE・アミノ酸が含まれています。これらの栄養素は肌のターンオーバーを促進させる効果があります。ターンオーバーを促進することで、肌が次々に再生されるので、ニキビだけでなく、肌の老化も防ぐことができます。
味にクセがないので、飲みやすいこともおすすめの理由のひとつです。冷たくして飲むイメージの強い鳩麦茶ですが、温かくして飲むことで体も温まるので、できるだけ温かいものを摂取するするよう意識しましょう。
ビタミンCが豊富な緑茶
緑茶はビタミンCが豊富な飲み物です。ビタミンCには抗酸化作用があり、ニキビの原因でもある活性酵素を無害に変えてくれる効果が期待できます。人間はストレスを感じると、活性酵素の働きが活発になります。そのため、活性酵素を無害に変えようとするビタミンCがどんどん不足していきます。ビタミンCが不足することで、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビや肌の老化を招くことにつながってしまいます。
ストレスのない生活を送ることを心がけることが重要ではありますが、それも難しい話です。ストレスをためてしまいがちな人は、ターンオーバーが乱れないよう、温かい緑茶でビタミンCを補いましょう。
カルシウムやミネラルが豊富なルイボスティー
ルイボスティーに含まれるカルシウムやミネラルは、肌のバリア機能の低下を防ぎ、肌の状態を整えてくれます。また、ルイボスティーには、ニキビや肌荒れの大敵となる便秘や、代謝の低下を招く体の冷えを改善してくれる効果があるので、ニキビになりやすい体質の改善にもつながっていきます。
抗酸化作用にも優れていて、ニキビの原因となる活性酵素にも効果を発揮してくれます。味や香りに抵抗がなければ、接触的に摂取してもらいたい飲み物です。
十薬という漢方の一種であるどくだみ茶
どくだみは「十薬」と漢方の一種で、その名のとおり、10個以上の効能があるといわれているほど、体にいい生薬です。どくだみに含まれるカリウムは、腎臓機能を高め、体内の塩分を調整、血流を促進する効果があります。これにより肌のターンオーバーが促され、ニキビができにくくなります。
カリウム以外にも、利尿作用があり、便通の改善に効果的なクエルチトリン、血行を促進し、新陳代謝を向上させるイソクエルチトリン、殺菌作用があり、皮膚の状態を正常に保つデカノイルアセトアルデヒドなど、肌の状態をきれいに保つために効果的な成分がいくつも含まれています。ニキビ対策だけでなく、体の内側からきれいになることを意識させてくれる飲み物です。
普通の100倍のルチン量が含まれる韃靼そば茶
韃靼そば茶には、ビタミンPの一種であるルチンが普通のそばの100倍含まれています。ルチンは、抗酸化作用があるだけでなく、血流をよくしたり、毛細血管を強くする効果があるため、代謝が上がり、肌荒れやニキビの原因を作りません。
それ以外にも、ルチンにはビタミンCの働きを助ける効果があります。ビタミンCの吸収を助けることで、コラーゲンの生成を促進されます。コラーゲンは、肌のターンオーバーが正常化してくれるので、ニキビができにくい肌へと導いてくれます。また、ビタミンCはメラニン色素の生成を抑制する働きがあるので、ニキビ跡によるシミや黒ずみを防止してくれます。
ちなみに、韃靼そばはお茶として飲むだけでなく、ごはんに混ぜて炊いたり、パンに混ぜて焼いたりしても摂取することができます。ルチンの効果をより多く得たい場合には、食材として活用することもおすすめします。

リグリンやポリフェノールが含まれるココア
ココアの効果
ココアに含まれるリグニンは、食物繊維の一種です。腸内の悪玉菌を減らして、善玉菌を増やしてくれるため、腸内環境を整えてくれる効果をもっています。また、ココアは、抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含んでいます。抗酸化作用は、ニキビやシミ、そばかすなどの肌トラブルの原因となる活性酸素の働きを抑制してくれるので、肌荒れ対策として有効です。
牛乳にも効果あり
ココアを飲むときに、一緒に摂取することが多い牛乳にもニキビ対策の効果があります。牛乳には皮脂の分泌を調整するため「美肌成分」と呼ばれることもあるビタミンB2や、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれるオリゴ糖が含まれています。より高いニキビ対策の効果を得るためには、温めた牛乳にココアを溶かして飲む方法をおすすめします。
ココアを飲むときの注意点
リグリンやポリフェノールの効果で、ニキビ対策をすることができるココアですが、糖分が多いので、飲みすぎには注意が必要です。糖分の採り過ぎは、肌のターンオーバーの乱れを引き起こし、逆にニキビができやすい状況を招いてしまいます。粉末を購入する際にはできるだけ加糖されていないものを選んでください。ココアを作る際にも、なるべく砂糖を加えずに作ることで、糖分の取り過ぎにならないよう心がけましょう。
また、牛乳にもニキビ対策効果があると記載しましたが、なかには牛乳を飲むとお腹を下しやすい人がいます。牛乳でおなかを下しやすい人は、乳糖たんぱく質を分解する酵素を持っていない可能性があります。無理に牛乳を摂取しようとせず、牛乳以外のもので代用するか、ココア以外の飲み物でニキビ対策をしていきましょう。

ノンカフェインのハーブティー
たくさんのビタミンを含むローズヒップ
ローズヒップティーは美肌や美白に欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンC には美肌効果だけでなく免疫力をアップする効果があるので、肌トラブルを回避したい人には必須の栄養素です。
また、ローズヒップティーはビタミンCだけでなく鉄分、カルシウム、ビタミンA、ビタミンE、美白効果の高いリコピン、抗酸化作用のあるフラボノイドなども含まれているので、実肌対策には最適のハーブティーです。
消炎作用のあるカモミール
カモミールには、消炎作用があります。ハーブティーとして飲むだけでなく、コットンに浸してニキビや湿疹の患部を拭いたり湿布したりしても、その効果を得ることができます。また、健胃作用や消化促進作用に優れており、胃腸の調子を整えてくれるので、吐き気、食べすぎ、ストレス性の下痢などに役立ちます。
気分をリラックスさせる効果があるので、ストレスや不安、不眠にも有効です。寝つきが悪いときに飲むことで、気分を落ち着かせ、安眠効果をもたらしてくれます。その他、ホルモンバランスを整える作用もあり、生理痛や生理不順、冷え性の改善など、ホルモンが影響する症状にも効果があります。
殺菌作用が高いセージ
セージは殺菌作用が高いので、昔から常備薬ハーブとして親しまれています。ニキビの原因であるアクネ菌を殺菌してくれるので、炎症ニキビの改善に役立ちます。また、女性ホルモンを活発にする効果があり、崩れたホルモンバランスを整えてくれます。特に、ホルモンバランスの乱れからくるニキビの改善に効果が期待できます。
血流をよくするネトル
ネトルはイラクサ科の植物で、ビタミンやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル類、鉄分など、体に必要な栄養素が豊富に含まれています。造血作用があるので貧血を予防して、血流をよくしてくれます。血行がよくなることで、肌のターンオーバーが正常化し、ニキビなどの肌トラブルを解消してくれます。
また、ネトルにはヒスタミンが含まれており、抗アレルギー作用があるので、花粉症に効果を発揮します。ネトルは、ニキビ対策より花粉症対策として活用されているケースの方が多いかもしれません。ぜんそくなどの症状の緩和にも役立つので、ニキビとともにこのような症状でお悩みの人にはおすすめのハーブです。

ビタミン類が豊富に含まれている豆乳
善玉菌を増やす大豆オリゴ糖
大豆に含まれている「大豆オリゴ糖」は、腸の中の善玉菌を増やしてくれる有益な成分です。ニキビの原因にもつながる便秘を引き起こす腸内環境の悪化は、栄養素の偏った食生活が原因になることがあります。とくに化学調味料などが多く使用されている料理ばかりを好んで食べていると、腸にとっていい働きをしてくれる善玉菌の数を減ってしまいます。そんなとき、大豆オリゴ糖を摂取することで善玉菌の数を増やして、腸内環境を整えてくれます。
ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンEなどの栄養素
ニキビや肌荒れを防ぐ効果が期待されるビタミン類を多く含んでいるのも投入の魅力のひとつです。豆乳に含まれるビタミンB2やビタミンB6は、体の代謝を助けてくれる働きがあります。それ以外にも、体内の血流をよりスムーズにする効果が期待できるビタミンEや、肌の細胞の再生や成長を促してくれるビオチンやナイアシンといった栄養素も含まれています。
ニキビが気になる人にはもちろんですが、ニキビ以外の肌トラブルを抱えている人にもおすすめの飲み物です。
スキンケア化粧品にもよく配合されているイソフラボン
豆乳にはイソフラボンが含まれています。イソフラボンは、スキンケア化粧品にもよく配合されている成分で、ホルモンバランスを整えてくれる効果があります。女性の場合、特に生理前は黄体ホルモンが分泌され、肌荒れやニキビになりやすいのですが、豆乳の飲むことで、ホルモンバランスが整い、ニキビができにくくなります。
調整豆乳ではなく無調整豆乳を飲む
豆乳には、成分無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の3種類ありますが、ニキビ対策として豆乳を摂取する場合には、成分無調整豆乳を選びましょう。調整豆乳や豆乳飲料は、飲みやすくするために砂糖が含まれています。糖分を多く含んだ飲み物はニキビに効果的ではありません。少し飲みにくいかもしれませんが、加糖されていない無調整豆乳で、美肌を手に入れましょう。

糖質を含まないお酒
糖質を含まないお酒の種類
ニキビ対策としてお酒を摂取したい場合には、糖質を含まないものを選ぶことが重要です。糖質を含まないお酒には、焼酎、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラムなどがあります。糖質を多く含むビールや日本酒などの蒸留酒や、甘い酎ハイやカクテルは避けましょう。
糖質を含まないお酒の効果
アルコールには、体内の血液循環を良くしてくれる働きがあります。お酒を飲むと、体温が高くなったように感じるのはこのためです。血行を促進することで、肌に充分な栄養素を送ることができ、また肌のターンオーバーも正常に働かせることができるので、ニキビ予防になります。
また、アルコールの適量の摂取は、抗ストレス作用があるといわれています。ストレスを感じると、活性酵素の働きが活発になり、肌トラブルを引き起こす要因となります。アルコールとうまく付き合うことで、ストレスを発散しましょう。
お酒を飲む時の注意点
抗ストレス作用があるのは、適量のアルコールを摂取した場合です。適量を超えて飲んでしまうと、肝臓に負担をかけるだけでなく、アルコールを分解するためにビタミンB2やビタミンB6など、代謝に必要なビタミン類を大量に消費してしまいます。それにより代謝のリズムが崩れ、皮脂の分泌がコントロールできず、肌荒れやニキビを引き起こすことにつながってしまいます。お酒の飲みすぎには充分注意しましょう。
また、アルコールに弱い人は、別の飲み物でもニキビ対策は可能です。無理にお酒を摂取しようとせず、別の手段でニキビ対策を行いましょう。

その他のニキビに効く飲み物
発酵エキス飲料の酵素ドリンク
酵素ドリンクは、野菜や果物などに含まれる乳酸菌や酵母菌と呼ばれる菌を酵素で発酵させ、それらを熟成されて作られた飲料のことです。野菜や果物、野草などをまるごと発酵させるため、食事などで摂取するよりも効率よく、そして無駄なく、ビタミンやミネラル、食物繊維といった美肌に効果のある栄養素を摂取することができます。
ただし、添加物を使用している酵素ドリンクは、すでに酵素の働きを失っている可能性があります。無添加のものを選ぶようにしましょう。
野菜不足を解消する青汁
健康的な食生活を送っていないと、栄養不足になり、ニキビや肌荒れの原因となることがあります。特に野菜には、ビタミンやミネラルなど、ニキビのケアや予防に役立つ栄養素がたくさん含まれています。野菜の成分が抽出されている青汁を飲むことで、野菜不足による栄養素の不足を手軽に補うことができます。
また、青汁には便秘予防に効果のある食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、腸の動きを活発にし、便通を良くする効果があります。腸内環境を整えてくれるので、ニキビや肌荒れ改善にもつながります。
タンパク質が含まれるプロテイン
ニキビや肌荒れのことばかり気にしていると、見逃してしまいがちな栄養素が「タンパク質」です。タンパク質は、筋肉だけでなく、肌や爪、髪の毛など身体の多くの部分をつくる材料です。きれいな肌を手に入れるためには、タンパク質を継続的に摂取する必要があります。
タンパク質を含むプロテインであれば、効率よくタンパク質を摂取することができます。また、美肌に有効なビタミンも配合しているプロテインを選ぶことで、トラブルに強い肌を作りましょう。
大切な栄養素を摂取できる便利なグリーンスムージー
グリーンスムージーは、野菜や果物をまるごと凍らせて作るシャーベット状の飲み物です。水分を絞ったジュースとは異なり、食材をまるごと使用しているので、ジュースでは摂取しにくい食物繊維などの栄養素ももれなく摂取することができます。
せっかく栄養素を摂取しても体内で有効活用されなくては意味がありません。そこで、ミネラルや酵素といった、摂取したビタミンなどの栄養素を体内で有効に機能させてくれる成分が配合されたものを選ぶことを心がけましょう。
野菜やフルーツのフレーバーを楽しむデトックスウォーター
デトックスウォーターは、ほんのりと野菜やフルーツの香りがする水です。自分が毎日飲んでいるミネラルウォーターや水に、気になっている悩みに合わせた身体にいい食材を入れて飲むという簡単な方法で作ることができます。
ニキビ対策で飲む場合には、ビタミンが豊富なオレンジとリンゴなどの組み合わせが有効です。砂糖や甘味料を一切使わないので、ただの水では飲みにくいと感じる人には特におすすめの飲み物です。

ニキビに良くない飲み物
糖質を含むお酒
アルコールは体内の血液循環を良くしてくれる働きがあるので、少量を摂取する分には問題ありませんが、糖質を含むお酒は、ニキビや吹き出物を悪化させることがあります。糖質を含むお酒には、梅酒、リキュール、ビール、発泡酒、日本酒、ワイン(白)などの種類があります。
糖質を含む甘いお酒を飲むことで糖質を摂取しすぎると、皮脂の分泌量が増え、アクネ菌が増殖します。その結果、ニキビができやすい肌状態になってしまうので、肌トラブルに悩んでいる人がお酒を選ぶ際には、糖質を含まないものを選ぶようにしましょう。
ニキビの原因になるカフェインを含むコーヒー
ニキビの原因となるカフェインを含むコーヒーは避けることをおすすめします。カフェインは、利尿効果があるため、摂取しすぎると体内の水溶性ビタミンやミネラルも一緒に排出してしまいます。美肌の強い味方であるビタミンやミネラルを体外に排出してしまうことで、ニキビや肌荒れの原因となることがあります。
また、カフェインには、血管の収縮を促す作用もあるため、冷え性になりやすくなります。冷え性になると、体の血行が悪くなるので、肌のターンオーバーの乱れにつながってしまいます。お茶や紅茶にもカフェインは含まれていますが、コーヒーの方がカフェインの濃度が高いため、飲む量には注意が必要です。
どうしてもコーヒーを飲みたい場合には、ブラックコーヒーを選びましょう。コーヒーを飲むときに、砂糖やミルクを入れて飲む人も多くいますが、糖分の採り過ぎはニキビの大敵です。また、市販のインスタントコーヒーには添加物がたくさん入っているので、ニキビが気になる人は避けた方がいいでしょう。
パラベンや安息香酸などの防腐剤が含まれている栄養ドリンク
栄養ドリンクには、パラベンや安息香酸などの防腐剤が含まれています。このような成分が多く含む飲み物を多く飲み過ぎると、腸内細菌が死んでしまう可能性があります。腸内細菌には、体内に必要な栄養素を合成してくれる働きがあるため、腸内細菌が死んでしまうと、腸内環境の悪化を招き、肌荒れの原因につながります。栄養を手軽に摂取することができるドリンクを飲むこともありますが、飲みすぎには充分に注意しましょう。
大量の砂糖や添加物が含まれている市販の野菜ジュース
野菜ジュースは、野菜不足やビタミン・ミネラル不足を防ぐことができるので、ニキビ対策にも効果的に感じますが、実は注意が必要な飲み物のひとつです。市販の野菜ジュースは、飲みやすくするために大量の砂糖や添加物を含まれていることが多くあります。糖質を分解するためには、体内のビタミンを大量に消費します。ビタミンを摂取するつもりで飲んでいる野菜ジュースが、かえってビタミンの大量消費につながってしまうのです。
野菜ジュースでビタミンやミネラル不足を解消したい場合には、買ってきた新鮮な野菜で自家製野菜ジュースを作って摂取することをおすすめします。野菜ジュースを作る際に、砂糖を加えないことで、ビタミンの過剰流出を防ぎ、必要な栄養素を体に取り込むことができます。
人工甘味料をたくさん使った飲むヨーグルト
飲むヨーグルトには、人工甘味料が含まれている商品が多いため、ニキビ対策をしたい場合には避けた方がいいでしょう。ヨーグルト自体は、乳酸菌を豊富に含んでいるので、腸内環境を整える効果があります。しかし、人工甘味料が含まれていると、腸内の善玉菌を殺してしまうので、摂取することで逆に、腸内環境を悪化させてしまいます。
無糖で純粋なヨーグルトは摂取することで、美肌効果をもたらしてくれます。ヨーグルトを摂取する際には、飲むヨーグルトではなく、無糖のヨーグルトを食べるようにしましょう。

コンビニでも買えるニキビに効果のある飲み物
ビタミンCとクエン酸が1350mgと豊富なキレートレモン
キレートレモンには、レモン1個分の果汁が入っており、ビタミンCとクエン酸が1350mgと豊富に含まれています。ビタミンCには、抗酸化作用があるので美白に効果があり、クエン酸には、疲労回復やアンチエイジング効果があるので、美肌を保つことにつながります。すばやくビタミンなどの栄養素を摂取するので、忙しいときには特におすすめです。
ビタミンB2やB6やヨクイニン配合のチョコラBBドリンクビット
医薬品ドリンクのチョコラBBドリンビットには、ビタミンB2やビタミンB6、ヨクイニンといった肌を整える成分が配合されています。ヨクイニンには肌を潤わせる効果があるので、体の中からニキビや肌荒れをケアしてくれる効果が期待できます。
また、肌荒れやニキビを緩和するだけでなく、口内炎などにも効果があります。ノンカフェインのドリンクなので、カフェインの影響を気にすることなく飲むことができるところもおすすめの理由のひとつです。
無添加の野菜ジュース
野菜ジュースを摂取する場合には、無添加のものを選ぶようにしましょう。大量の砂糖や添加物が含まれている市販の野菜ジュースは、前述したようにニキビを悪化させる要因になります。成分表示をよく確認して、砂糖や添加物が含まれていないものを探してみましょう。
無添加のもののなかでも、ビタミンが豊富なレモンやビタミンBが豊富な緑黄色野菜などが入っているジュースがおすすめです。
食物繊維やコラーゲンやビタミン配合のヤクルトのミルミルS
腸内環境を整えてくれる乳酸菌飲料のなかでも、おすすめなのがヤクルトのミルミルSです。ミルミルSには、腸内環境を整えて、便秘予防に効果を発揮するビフィズス菌が多く含まれています。
ビフィズス菌以外にも、食物繊維やコラーゲン・ビタミン類など美容効果のある成分もたくさん配合されています。便秘を原因としたニキビに悩んでいる人には特におすすめの飲み物です。

ニキビに効く食べ物
ビタミンAを含む食べ物
肌荒れのないキレイな肌を維保つためには、抗酸化物質を含む食品意識的に摂取することが重要です。抗酸化物質の代表的な栄養素であるビタミンAは積極的に摂取したいところです。
ビタミンAを含む食べ物には、トマト・ホウレンソウ・卵・コマツナ・牛乳・豚レバー・鳥レバーなどがあります。ビタミンAには、肌を乾燥から守り、うるおいを保つ効果もあります。ニキビ以外の肌の悩みを抱える人にも、ぜひ摂取してほしい栄養素です。
ビタミンB類を含む食べ物
ビタミンB類には、脂質の代謝を活発にして、皮脂の分泌を適正に保つ働きがあります。そのなかでも、皮脂の分泌を調整してくれるビタミンB2が不足すると、ニキビができやすくなったり、すでにできてしまったニキビを悪化させたりします。
ビタミンB類を多く含む食べ物には、レバー・納豆・卵・モロヘイヤ・牛肉・ゴマ・豚肉・マグロなどがあります。ビタミンB類は、体内にためておくことができません。毎日摂取することを心がけましょう。
ビタミンCを含む食べ物
ビタミンCには、抗酸化作用があり、ニキビの原因となる活性酸素の発生を抑制してくれる効果があります。また、ビタミンCは、肌だけでなく体全体の代謝機能をアップしてくれるので、体の中からキレイになることができます。代謝機能がアップすることで、肌のターンオーバーが正常化し、ニキビや肌荒れから肌を守ってくれます。
ビタミンCを多く含む食べ物には、レモン・アセロラ・赤ピーマン・キウイ・イチゴ・黄ピーマンなどがあります。ビタミンCは、不足しやすい栄養素ですので、意識的に摂取しましょう。
ビタミンEを含む食べ物
ビタミンEにも、強い抗酸化作用があり、肌の老化の原因となる活性酸素を排除する働きをします。そのため、ビタミンEを摂取することで、肌のターンオーバーの乱れを未然に防ぎ、正常に機能するよう導いてくれます。
ビタミンEを多く含む食べ物には、カボチャ・ウナギ・サツマイモ・イクラ・あんきもなどがあります。これらも食べ物以外に、ビタミンEをサプリメントなどで摂取することも可能ですが、過剰に摂取すると皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性があります。結果、ニキビのできやすい肌状態を招くので、サプリメントの摂取目安量を守り、過剰摂取にならないように注意しましょう。
ミネラルを含む食べ物
ミネラルは、体の調子を整えたり、新しい細胞を作るのに欠かせない栄養素です。ミネラルには、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄などがあり、どれも美肌を保つために重要な働きをしてくれます、なかでも、カルシウムたマグネシウムにはストレスを緩和して、気持ちを安定させる働きがあります。
ストレスがたまると、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビや吹き出物の原因となります。カルシウムもマグネシウムも現代の日本人に不足しがちな栄養素です。積極的に摂取し、ストレスのない生活を送りましょう。ミネラルを多く含む食べ物には、シジミ・牡蠣・牛肉・バナナ・チーズ・ヒジキ・大豆などがあります。
コラーゲンを含む食べ物
コラーゲンには、肌にハリや弾力を与えてくれる他にも、細胞と細胞をつなぐ存在となり、栄養素を取り入れや老廃物を排出をスムーズにする働きがあります。代謝を助けるので、肌のターンオーバーを正常に保つ効果があります。コラーゲンを多く含む食べ物には、イカ・ブリ・エビ・フカヒレ・鳥軟骨・モツ・レバーなどがあります。
ただし、脂性でニキビができやすい肌の人は、コラーゲンを摂取することで、皮脂分泌がさらに増え、ニキビが悪化することがあります。摂取する際には注意しましょう。
コンビニで食べ物を買うときの注意点
小腹がすいているときなどにコンビニで食べ物を選ぶときにも、ニキビ対策を意識して買い物をしましょう。
麺類を食べたいと感じたときには、カップラーメンではなく、ヘルシーな春雨スープがおすすめです。お菓子を食べたいと感じたときには、スナック菓子ではなく、ビタミンEの多く含まれるナッツ類にしましょう。ナッツには、肌の油分のバランスをとってくれる働きがあります。また、甘いものを食べたいと感じたときには、チョコレートではなく、グミを選んでください。ビタミンが多く含まれるものを選ぶことで、ニキビ対策の一端を担うことにつながります。
こういった観点で食べ物を選ぶ習慣をつけることで、自然とニキビ対策を意識した毎日を送ることができるようになります。

手軽な飲み物の改善でニキビを撃退
ニキビ対策には、もちろんスキンケアも重要ですが、毎日摂取する飲み物でニキビを撃退することも可能です。時間やお金のかかるケアが難しい場合には、コンビニなどでも手軽に入手することができる飲み物を有効活用してください。
日々の生活のなかで、少し心がけるようにするだけで肌の状態に現れてきます。自分の肌に合った飲み物をみつけて、ニキビのない美しい肌を手に入れましょう。