目次
クレンジングはどんなものがあるのか
洗浄力の強いものから弱いものがある
クレンジングの目的は、当然ですが「メイクを落とすこと」です。クレンジングはベースメイクの濃さに合わせて選びましょう。メイクが濃い日は「洗浄力が強いもの」を、メイクが薄い日は「洗浄力が弱いもの」と使い分けるのがおすすめです。
一番良くないのはメイクが落ち切らずに肌に残ったままになってしまうことです。落ち切れていないと肌への負担となるのでしっかりベースメイクを落とせるクレンジングを選びましょう。
クレンジングの種類について
クレンジングには主に「オイル」「リキッド」「ジェル」「クリーム」「ミルク」などの5種類があります。オイルから順番に洗浄力が高くなっており、ご自身の肌やその日のベースメイクに合わせて使い分けるのもおすすめです。
それぞれのクレンジングは「配合されている成分」「テクスチャー」などが異なり、洗浄力も違います。それぞれの特徴をしっかり理解したうえで肌にとっても優しいものが人気となっています。
洗顔が一緒にできるクレンジング
本来はクレンジングで油性の汚れを落とした後に、洗顔料で水性の汚れを落としますが、2回も顔を洗うのが面倒という声で生まれたのがダブル洗顔不要クレンジングです。
メリットとしては、「洗顔料がいらないのでコストの節約ができる」「2回洗顔しなくていいので楽」「洗いすぎによる肌のダメージを軽減できる」ということです。ですがデメリットもあり、「ダブル洗顔と比べると洗浄力が劣る」ということです。そのときどきによって使い分けるのが一番理想的と言えます。
アイメイククレンジングは別に考える
なかなか落ちない頑固なアイメイク・リップメイクなどのポイントメイクを基準としてクレンジングを選ぶのはよくありません。あくまで「ベースメイク」を基準にしてクレンジングは選ぶことをおすすめします。
目元や口元などにしっかりメイクをしていたり、ティントを使っているとベースメイク用のクレンジングでは落とす力が弱くしっかりと落ち切りません。ベースメイクを落とすクレンジングとは別に専用のポイントメイクリムーバーを用意して目元・口元はしっかり落としましょう。
肌の特徴別クレンジングの選び方
肌の特徴はそれぞれ違いますが一般的に3つに分けられます。
乾燥しやすい
肌が乾燥しがちな方のクレンジングは、肌に摩擦などの負担をかけないようにすること・適度にうるおいを落とし過ぎないようにすることが重要です。
オイリー肌
皮脂が多いオイリーになりがちな肌の場合しっかり落ちるクレンジングを選ぶ方も多いようですが、基本的に皮脂は洗顔で落とすものですので、クレンジングはメイクによって選ぶようにします。
敏感肌
敏感肌といっても人によって認識に差があるようです。大切なのはその日のメイクや自分の肌に合ったクレンジングを選ぶことです。
クレンジングと洗顔の効果
クレンジングは油性の汚れを落とす
クレンジングはファンデーションなどのメイクなどの脂汚れや、毛穴につまった汚れである角栓、毛穴の黒ずみなどを落とすものです。つまりクレンジングはメイクなどの油性の汚れを落としてくれます。
油性の汚れは水で洗い流そうとしても、油が水を弾くのでなかなか落とせません。クレンジングには界面活性剤という水と油をなじませる成分が入っていて、これが含まれている量によって油性の汚れを落とす力やクレンジング料の形状などが変わります。
洗顔は顔のアカやほこり汗などの汚れを落とす
洗顔は、古くなり肌に必要のなくなった角層や余分な皮脂や汗、顔についたホコリなどを落とすものです。クレンジングと洗顔では落とせる汚れの種類が違うのです。
洗顔料もまた種類によってしっかり皮脂を取ってくれるものや潤い成分が含まれているものもあります。どんなに強力に洗浄出来るものであっても、皮脂を取り過ぎると乾燥・ニキビ・肌荒れの原因にもなるので、ご自身の肌に合ったものを選ぶことが重要です。
ダブル洗顔は必要か必要でないか
メークが濃い薄いときでかわる
ダブル洗顔が必要かは使うクレンジング料で変わります。アイメイクをバッチリした日や汗や水に強い化粧品を使用した際には洗浄力の高いオイルタイプやポイントメイククレンジングでしっかりメイクを落としたほうが良いです。ただしオイルタイプは肌に残りやすいので綺麗に取り除くためにダブル洗顔をしたほうが良いでしょう。
メイクが薄い日は洗浄力よりも肌へのやさしさを重視したクレンジングを選んでみましょう。「皮脂や顔に付着したホコリなどの汚れ」や「クレンジング料の肌残り」が気になる場合はダブル洗顔をおすすめします。
そのときの肌の状態による
時期によって肌の状態はめまぐるしく変化します。「季節の変わり目」「体調不良の時」「生理中・生理前」などの時期は敏感肌になりやすい傾向があります。
敏感肌になっていると洗浄成分や摩擦刺激によって肌がダメージを受けやすいので注意してください。このような状態のときは肌に優しいクレンジング料や洗顔料で落とせるほどの薄めのメイクにして、ダブル洗顔をしなくていいように心がけることが大切です。
乾燥肌の人はダブル洗顔しないほうがいい
乾燥肌の方は皮脂の落とし過ぎに気を付けたほうがいいのでダブル洗顔は不要です。クレンジング料を選ぶ際にも刺激の少ないシンプルなものや界面活性剤の配合量が少ないもの、洗浄力が強すぎないものを選択することをおすすめします。
また肌質がいつもと違ったり、肌が弱っているときはメイクをしない日を設けて、洗顔のみにしてください。角質ケアや肌の汚れは洗顔で落ちますので余分に皮脂を落とさずにしっかり洗うことができます。
クレンジング洗顔人気ランキング
D U O ザ クレンジングバーム
1つで5役のクレンジング、植物由来洗浄成分が落ちにくいメイクや毛穴の黒ずみまですばやくしっかり落とします。ダブル洗顔不要です。
また31種類のエイジングケア成分を配合していて、肌本来のターンオーバーを正常にし、使うほどに年齢を重ねた肌が磨かれていくクレンジングです。さらに7つの無添加で安心してお使いいただける設計になっています。
リ ダーマラボ モイストゲルクレンジング
保湿成分だけでクレンジングを可能にし、失われががちなバリア機能を補いながら優しく洗い上げ、クレンジング後も肌の潤いをキープしてくれます。またこんにゃくスクラブで毛穴の汚れやメラニンを含む古い角質もスッキリ落とします。
ダブル洗顔不要で濡れた手でも使用できます。またセラミドやヒアルロン酸・アミノ酸などをはじめとした42種類の美容成分が全成分の99.3%となっており肌に優しいクレンジングです。
ラフラ バームオレンジホットクレンジング
濃厚な質感とオレンジが香る温感マッサージで透明美肌へ導きます。ダブル洗顔不要で、メイク落とし・洗顔・温感マッサージ・角質ケア・美容パックの5つの機能がこれ1つで完了します。
保湿成分であるコラーゲン・ヒアルロン酸・ローヤルゼリーを配合しています。まるで美容液を使ったあとのようなふっくらで優しい洗いあがりになっています。
マナラ ホットクレンジングゲル
保湿効果を高める美容成分を贅沢に91.4%配合したホットクレンジングです。温感ゲルがメイクはもちろん気になる毛穴の汚れを優しく落とし、潤いに満ちた肌に洗い上げます。またカプセルパパイン酵素が古くなった角質を優しくオフします。
マナラホットクレンジングゲルには「ハイドロキノン誘導体」と「油溶性ビタミンC誘導体」が含まれていて、使い続けることでシミを改善したり、明るい肌になることができます。
ハーバー ミクロフォースクレンジング
ミクロの力で落とす、新感覚のクレンジングです。リキッドタイプのクレンジングですが、オイルクレンジング並みのメイク落ちの良さを実現しています。
独自技術により水の中にスクワランをミクロ化して配合しています。ダブル洗顔不要です。さらにハーバーは肌に優しい5つの無添加にこだわっています。防腐剤パラベン・石油系界面活性剤・合成香料・鉱物油・タール系色素が不使用となっています。
サンタマルシェ ディープクレンジング
しっかりメイクや毛穴汚れ・黒ずみをスルリと落とす、肌に優しい美容液クレンジングです。強力メイクや毛穴汚れも軽くなじませるだけで、刺激を与えることなくスルリと落とし、たっぷりの天然保湿成分が肌に必要な潤いをキープしてくれます。
肌に優しい100%オイルカット・パラベンフリー・石油系界面活性剤フリー・旧表示指定成分(香料を除く)フリー・の安心設計です。ダブル洗顔不要で濡れた手と顔にも使用できます。
リッツ リバイバルリッチクレンジングウォッシュ
優しいロマンティックシトラスの香りとしっとりしたジェルが肌に心地良く、ダブル洗顔不要のクレンジング洗顔料です。毛穴やキメの奥に残ったメイクや汚れをすっきり落としながら、肌に潤いを与えて、しっとり洗い上げます。
ぬれた手でも使用できます。12種類の植物由来保湿成分と9種類の天然オイル由来成分を配合し、香りも合成香料は不使用で安心して使用できる設計になっています。
クレンジングを選ぶときの注意
成分表を見る
クレンジング料はどんな成分が使用されているかによって肌に感じる刺激なども変わってきます。低刺激なものを選ぶ場合は石油系の合成界面活性剤や防腐剤といった肌に負担をかける恐れがある添加物がなるべく使用されていないものがおすすめです。
無添加のクレンジング料もさまざまなメーカーから発売されていますが、それらが必ずしも安全とは限らず、肌との相性もありますから注意したほうが良いでしょう。
自分の肌質に合うか確認する
自分に合ったクレンジングとは肌質とメイクの濃さの2つを考慮するようにしてください。肌質が敏感肌だからとメイクは濃いのに肌に優しいタイプを使ってもメイクが落ち切れずに肌に悪影響です。
メイク落ちが悪いと力を入れて洗ってしまったり、何度も繰り返し洗ったりと摩擦が起きて肌荒れの原因にもなります。肌質重視で選んで、メイクの濃さを無視するとこのように悪循環になってしまいます。肌質とメイクの両方を考慮しつつ、季節や体調の変化によってクレンジングを使い分けるようにしましょう。
敏感な肌のときは低刺激なクレンジングを
敏感肌と一言で言っても肌質にはそれぞれに特徴があります。それにより必要なクレンジングは変わってくるのです。毛穴の黒ずみにはクレンジングフォーム、敏感乾燥肌にはクレンジングオイル、ニキビを治したい肌にはクレンジングミルク、赤み肌には添加物が少ない無添加クレンジング石鹸などです。
敏感肌だからといってクレンジングを怠っていると、汚れが蓄積し肌荒れに繋がります。メイクは薄めを心がけて低刺激でご自身の肌に合ったもので優しく洗い上げるようにしてください。
敏感肌にとっての正しいスキンケア
正しい洗顔方法
- 1.アイメークから顔の順番で:まずポイントメイクには、必要な部分にだけオイルをなじませてすばやく落とします。
- 2.クレンジング材を両手で温める:クレンジングの量が少ないと肌への摩擦が大きくなるためたっぷりと使います。目安はポンプ式で4~5プッシュ程度です。両手でしっかりとクレンジング剤を温めて肌になじみやすくしておきます。
- 3.汚れとなじませる:まずは皮脂の多い小鼻や額のTゾーン、次にあごやフェイスラインに沿ったUゾーンにのせてくるくると円を描くようになじませます。強くこすらないように注意しましょう。あまり時間をかけると刺激になるため全体で1分程度にしておきましょう。
- 4.水からぬるま湯の温度で洗い流す:熱いお湯は汚れを落としてくれますが、皮脂を必要以上に落として乾燥に繋がる恐れがあります。人肌程度のぬるま湯で20~30回しっかりすすぎます。
洗顔するときの注意点
基本的に敏感肌の方はダブル洗顔をおすすめします。クレンジングで落としきれなかったメイクや肌に残ったままになっているクレンジング料もここでしっかり落とすことができます。
洗う際はしっかりと泡立てて手のひらでこするのではなく泡で優しく洗い上げます。手のひらで擦ってしまうと摩擦が起きて肌荒れの原因にもなりますので注意してください。
自分の肌と相談してクレンジング方法を決めれば美肌へ近づく
クレンジングには数えきれないほどの種類があり、また肌質もひとりひとり違うため、どれが一番いいというのはなかなか難しいです。一番いいのはいろいろな方法、たくさんの種類を試してみてご自身の肌に合ったものを見つけることです。季節や体調によって使い分け、その日の肌と相談しながらケアをしていけば美肌へと近づいていけるでしょう。