「ニキビの赤みを解消させる3つの方法」原因とケア方法を徹底解説

2017.09.06

「ニキビの赤みを解消させる3つの方法」原因とケア方法を徹底解説

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

ニキビによる腫れや痛みは治まっても、なかなか引かない赤み。悪化させないように、正しいケア方法を知ることがとても重要です。ニキビによる赤みを治して美肌を手に入れるために、赤みの原因や解消させるケア方法をみていきましょう。

INDEX

目次

    ニキビが赤みを帯びる原因とは

    アクネ菌が増殖を続けている

    ニキビができる原因は毛穴に潜んだアクネ菌。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?このアクネ菌が増殖を続けることで肌が炎症を起こしてしまいます。

    増殖したアクネ菌は、毛穴の中で脂肪酸や活性酸素を排出するのですが、この排出された脂肪酸や活性酸素が原因で肌は刺激を受けます。その結果、炎症を引き起こすのです。ニキビが赤みを帯びる原因は、アクネ菌による炎症なのです。

    ダメージが正常な細胞に及んでいる

    ニキビによって炎症を起こしてしまった肌の内部では、アクネ菌を退治しようと免疫細胞が活躍をしはじめます。アクネ菌と免疫細胞との戦いが起こるわけです。

    免疫細胞はアクネ菌を退治しようと攻撃を仕掛けるわけですが、時として正常な細胞までも攻撃してしまうことがあるのです。その結果、肌がダメージを受けてしまい、これも赤みの原因になってしまいます。

    毛細血管が集中している

    肌に炎症が起きると、ダメージを受けた部分を修復しようとする免疫細胞の働きにより、その部分に毛細血管が集中して増えるという現象が起こります。これは、炎症や傷を自然治癒させるための体の仕組みであり、創傷治癒反応といいます。

    この創傷治癒反応により、炎症でダメージを受けた部分を修復しようと、毛細血管が集中的に増え、拡張することで、その部分の肌表面が赤く見えてしまうのです。これも、ニキビが赤くみえる原因のひとつです。

    刺激で毛細血管が破れている

    ニキビの炎症による刺激によって、毛穴周辺の毛細血管が破れてしまうことがあります。これは内出血のように血液が漏れてしまっている状態です。

    漏れてしまった血液のヘモグロビンが、皮膚の組織に残ってしまうことで、赤みを帯びたニキビ跡になってしまうのです。

    免疫反応が過剰になっている

    免疫反応によりニキビが赤くなったり炎症を起こしたりするわけですが、この免疫反応が過剰になってしまうと、炎症が長引いたり悪化してしまう場合があります。

    ニキビが炎症を起こせば起こすほど、赤みを帯びたニキビ跡になりやすいため、過剰な免疫反応もニキビ跡の赤みの原因となってしまうのです。

    炎症が肌の奥深く内部に広がっている

    ニキビの炎症が長引いたり悪化してしまった場合、肌の奥深く内部にまで炎症が広がってしましまうことがあります。肌の表面はターンオーバー(新陳代謝)によって新しく生まれ変わりますが、肌の奥深くではこのターンオーバーが行われません。

    そのため、炎症によって受けたダメージがニキビ跡としてそのまま残ってしまうことになります。これも赤みの原因のひとつです。ニキビが赤みを帯びるひとつではありません。さまざまな原因があるのです。

     

    赤みが悪化してしまう対処法

    ゴシゴシと力を入れての洗顔

    肌を清潔に保つことはとても大切ですが、ゴシゴシ力を入れての洗顔は赤みを悪化させてしまう原因のひとつとなります。洗いすぎは肌に必要な潤いを奪ってしまうのです。

    また、肌が乾燥すると潤いを補おうと肌の皮脂分泌が盛んになり、余計に毛穴を詰まらせてしまうことにも。毛穴の詰まりを防ぎ、赤みを悪化させないためにも、洗顔時は優しく洗うことを心がけてください。

    洗浄力の強い洗顔料の使用

    スクラブを含む洗顔料は、肌の汚れをしっかり落とすイメージがあり、ニキビ肌には効果があるような気がしますが、実は逆効果。スクラブは肌に必要な潤いを奪うだけでなく、肌に刺激を与えすぎてしまいます。

    その結果、肌のバリア機能を壊してしまう可能性もあるのです。ニキビの赤みの悪化にもつながりますので、洗浄力の強い洗顔料の使用は避けるようにしましょう。

    市販のニキビ薬を塗る

    ニキビのタイプや原因はさまざまです。自分のニキビがどのタイプに当てはまるのかを知らないまま、やみくもに市販のニキビ薬を塗ることは、ニキビを悪化させてしまう場合があります。

    このため、市販のニキビ薬を使用する際には十分に注意し、炎症が続く場合には、皮膚科専門医に相談することをおすすめします。

    ローラーなどでのマッサージ

    肌にとってマッサージは悪いことではありません。ただし、炎症を起こし、赤みを帯びているニキビ肌には刺激が強すぎます。症状を悪化させる可能性があるのでおすすめできません。

    炎症を起こし、赤みを帯びている状態の肌にはできるだけ触らないようにすることが、肌トラブルを長引かせないためにも大切です。

     

    無防備な状態で日差しに当たる

    ニキビ肌にとって紫外線は大敵。中でも紫外線B波(UVB)は、肌の表面に炎症を起こす作用があるため、ニキビの赤みを悪化させる恐れがあります。

    また、色素沈着などの原因にもなるため、無防備な状態で日差しに当たることは避けるようにしてください。日焼け止めを塗ったり、日傘を使うなど、紫外線対策をしっかりするように心がけましょう。

    小見出し:何も対処せず放置する
    ニキビによる赤みは、皮膚の内部に傷がついてしまっている状態です。何も対処せずに放置すると、そのままニキビ跡として残ってしまいます。

    皮膚の表面は肌のターンオーバー(新陳代謝)により、生まれ変わることができますが、皮膚の内部では、このターンオーバーがおこなわれません。炎症による赤みを解消させるためには、適切なケアや対策が必要なのです。

     

    赤みに効く化粧水の有効成分

    抗酸化作用のあるビタミンC誘導体

    ビタミンC誘導体には、活性酸素を抑えたり抗酸化作用や抗炎症作用があります。ビタミンC誘導体にはいくつかの種類がありますが、ニキビ肌に最適なのは、浸透する力が強く低刺激で肌に優しい、APPS(アプレシエ)です。

    APPS(アプレシエ)には、炎症や皮脂を抑える働きのほか、毛穴を引き締める作用もあります。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

    美白効果のあるプラセンタ

    プラセンタには、ニキビの原因菌に対する抵抗力を向上させたり、炎症を抑える抗炎症作用があります。

    そのほか、活性酸素を除去する効果があるため、メラニン色素を作りだす働きを抑制したり、色素沈着にも効果があります。ニキビの炎症による赤みのケアに有効な成分です。

    ターンオーバーを活性化させるレチノール

    レチノールとはビタミンAのことです。ビタミンAには、肌のターンオーバーを活性化させる働きがあるため、肌の生まれ変わりを促し、炎症によるニキビの赤みに効果があります。

    また、コラーゲンを作りだす繊維芽細胞を活性化させる働きもあるため、肌にハリを与える効果も期待できる成分です。

    炎症を抑えるグリチルリチン酸

    グリチルリチン酸は漢方や医薬品にも使われている成分です。高い抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。

    ニキビの赤みの原因は炎症による肌のダメージですので、炎症を抑える効果のあるグリチルリチン酸が効果的というわけです。

    乾燥を防いで肌を潤す保湿成分

    大人ニキビの原因のひとつとして肌の乾燥があります。肌が乾燥していると外部からの刺激を受けやすくなり、その刺激によってニキビができてしまうのです。

    炎症によるニキビの赤みを解消するためにも、新たにニキビができないように予防することがとても大切です。肌を潤してくれる保湿成分(ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン)は、ニキビ肌にもとても有効なのです。

     

    赤みを引かせる皮膚科での治療法

    抗生物質の飲み薬や塗り薬の処方

    ニキビの炎症による赤みには、皮膚科専門医での治療が必要な場合もあります。炎症が酷い状態で重要なことは、できるだけ早くその炎症を鎮めることだからです。

    抗生物質は肌の炎症の原因となるアクネ菌を殺菌し、増殖を抑える働きがあります。抗生物質には飲み薬と塗り薬があるので、炎症が長引く方は皮膚科専門医に相談してみるといいでしょう。

    患部に直接ステロイドの局所注射

    ニキビの炎症が激しい場合、赤みのある患部に直接ステロイドの局所注射をする治療法があります。炎症が激しい場合だけでなく、しこりや線維化のあるニキビにも行われる方法です。この治療方法は、他のニキビ治療方法よりも即効性が高いのが特徴です。

    角質を剥がすケミカルピーリング

    ケミカルピーリングとは、皮膚の表面に酸性の薬剤を塗り、古くなった角質を剥がしたり毛穴の老廃物などを取り去る方法です。ケミカルピーリングを行うことで、肌の生まれ変わりを促進するので、ニキビだけでなく、他の肌トラブルにも効果がある治療法です。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ケミカルピーリングが自宅でできる?憧れのツルツルたまご肌を目指す

    毛細血管を凝固させるレーザー

    ニキビの炎症によりダメージを受けた部分を修復しようと、毛細血管が集中して拡張している創傷治癒反応によるニキビの赤みには、レーザーでの治療が効果的です。

    毛細血管が集合している患部に直接レーザー光線を当て、毛細血管を焼き固めます。必要のない毛細血管を壊すことができるため、赤みの原因を根本的に取り去ることができる治療法です。

    フォトフェイシャルで毛細血管を縮小させる

    フォトフェイシャルとは、ニキビ跡に特殊な光を当て、肌の細胞にあえてダメージを与えることで、肌の生まれ変わりを促進させる治療法です。レーザー治療と似ていますが、レーザーよりもマイルドな光を当てるため、肌への負担も少ないのが特徴です。

     

    赤みを改善するための生活ケア

    睡眠は8時間を目安にしっかりとる

    睡眠不足は肌にとっては大敵です。ニキビの赤みの改善にはたっぷりと睡眠をとることが重要になってきます。

    肌の生まれ変わりが活発になるのは、成長ホルモンが分泌されやすい睡眠中。特に夜22時~夜中2時の間と言われています。この時間帯を含め8時間を目安に睡眠をとることが、炎症によるニキビの赤みを改善させるためにはとても大切です。

    肌のターンオーバーを正常化させるためにも、睡眠をたっぷりとるように心がけてください。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビと睡眠の関係。質のいい睡眠でニキビレスな肌へ

    バランスを重視して3食きちんと食べる

    偏った栄養バランスはニキビ肌だけでなく、すべての肌にとってよくありません。肌の健康に関係深いビタミンなどを積極的に摂取するように心がけましょう。

    忙しさやダイエットなどを理由に、朝食を食べない人が増えているようですが、美肌を目指すためには、野菜や肉などバランスの取れた食生活にするたことがとても重要。3食きちんと食べることが大切です。

    サプリやビタミン剤を活用する

    3食しっかりと食べていても、栄養的に足りない場合もあります。食事で補いきれないミネラルやビタミンなどの栄養分は、サプリメントやビタミン剤を活用することがおすすめです。

    肌のターンオーバーを促進させる働きを持つ、ビタミンA(レチノール)や亜鉛、抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEなど、ニキビ肌に良いとされている栄養素を積極的に摂るように心がけましょう。サプリメントを上手に使って摂取してみてください。

    紫外線のUV対策を徹底する

    紫外線はニキビ肌にとって大敵です。ニキビで炎症を起こしている肌に日焼け止めを塗るのは心配…と思っている方もいるかもしれませんが、何もしない無防備な状態で紫外線を浴びることは、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因になるのでおすすめできません。

    外出するときには日傘を使用したり、日焼け止めを塗るなどの対策が必要になります。日焼け止めによる、肌への刺激などが心配な方は、オイルフリーや紫外線吸収剤が入っていないタイプの日焼け止めを選べば安心です。

    ニキビのある肌にも負担がかかりにくく、紫外線を防ぐ効果もありますので、上手にUV対策をしてくださいね。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    日焼け止めの紫外線吸剤不使用とは。違いを知って紫外線対策をしよう

    長期的なケアの継続で肌の赤みを解消しよう

    ニキビの赤みの原因は組織のダメージだけではなく、日ごろの間違った対処法にもあります。すでにできてしまったニキビの赤みを悪化させないためにも、また、新たなニキビや赤みをつくらせないためにも、肌の赤みを解消する正しいケア方法を知り、実践することはとても大切です。

    炎症によるニキビの赤みを解消し、美しい肌へと導くためにも、自分にできることから始めてみましょう。毎日の正しいケア方法の積み重ねが美肌への近道です。

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