目次
結婚を面倒だと思う女性の割合とその理由
7割弱の未婚女性が結婚を面倒だと感じている
最近では結婚を面倒だと感じる未婚女性が7割弱の割合でいると言われています。結婚する年齢も年々高くなっています。独身生活を楽しんでいる女性も多く、結婚は面倒だと考える傾向が強くなっているのかもしれません。
仕事にいきがいを感じ、仕事を中心に生活を送っている女性が現在はとても多く、結婚をすれば今まで仕事に費やしてきた時間を、家庭のために割かなければいけなくなります。
結婚した場合、家庭優先でいるべき、という慣習がまだ現在でも強く残っており、結婚を面倒だと感じている女性は、仕事と家庭の両立に自信がないという人も多いでしょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
「結婚したくない女性」が「幸せ」を手に入れるための考え方
一人が気楽だから
趣味のためなど、一人の有意義な時間を多くとれるのは独身の特権です。結婚することによって、相手に合わせて時間を調整したり、独身のとき以上に家事に時間を費やすこととなりますので、自分のペースで好きなことをできる自由な時間がなくなってしまうと考えられます。
家事をしなければならないから
実家暮らしの場合は、ほとんど家事をしなくても生活できる女性は多いでしょう。また、一人暮らしだったとしても、自分のペースで家事ができますし、自炊しない日は外食で済ますこともできます。
結婚すると、家事のために費やす時間は圧倒的に増えるため、今まで自分のために使ってきた自由な時間を削ることとなります。
炊事、洗濯、掃除と、家事はやり始めたらきりがありません。家事が苦手な女性は特に、結婚して家事をしなければいけなくなることが面倒だと感じてしまうのでしょう。
自分の時間がなくなるから
一人での生活が長く続くと、他人のペースに合わせるということが難しくなってしまいます。結婚すれば当然家族のために費やす時間が増えるため、一人で自由に過ごすことのできる時間は少なくなるか、なくなってしまうと考えられます。
旅行、外食、映画など、独身の時は思いついた時に動くことができますが、結婚すると相手の了承が必要となります。また、子供ができた場合は場所や時間帯を子供に合わせる必要があります。
他人と暮らすのに抵抗があるから
育ってきた環境も価値観も違う他人と暮らすということは、思っている以上に大変なことです。特に自分か相手のどちらかが神経質、潔癖症の場合は、掃除にも気を使うため、大きなストレスを感じるでしょう。
一緒に暮らすようになると、よいこともたくさんありますが、それまで見えていなかった相手の悪いところも見えてくるものです。同じように自分の悪いところも相手に見られることとなりますので、自分をさらけ出すことに抵抗がある女性は、抵抗感を感じてしまいます。
親戚付き合いが面倒だから
結婚すれば、相手の親や親戚との付き合いが多くなります。お盆、年末年始などの行事にも参加しなくてはいけなくなりますし、家庭内のしがらみや、嫁姑問題に悩まされることもあります。
独身のときにはしなくてよかった苦労も、たくさんしなければならなくなります。これらのようなわずらわしさが苦手で、結婚から遠ざかっている女性も少なくないでしょう。

既婚者が思う面倒だった結婚関係
結婚式の準備
どんな式場で結婚式を挙げるにしても、式場との打ち合わせも何度が必要となりますし、誰を招待するべきか、席次をどうするか、余興を誰にお願いするかなど、他人に気を遣うことも多く、慣れない準備に疲れてしまうことも…。
結婚式を挙げるためには、衣装、料理、引出物などにお金もかかります。準備のために多くの時間を費やしますが、本番の結婚式自体はあっという間に終わってしまったという感想をもつ人が多くいます。
結婚式の準備の段階で、相手が協力的でなかったり、意見の食い違いなどもあり、喧嘩になってしまうことも多いようです。
親や親戚への挨拶
結婚をすると決めた場合、お互いの親や親戚に相手を紹介する必要があります。もし親がその結婚に賛成してくれない場合は説得する必要がありますし、自分が相手の親に認めてもらえるのか…など、不安に思うこともあるでしょう。
メールなどでコミュニケーションをとることが増えている現在は、面と向かって話すということが苦手な人が多いように感じます。しかし、親や親戚への挨拶についてはメールや電話で済ます訳にもいきません。結婚する上で越えなければいけない壁ですが、ストレスを感じてしまう人は多いようです。
結婚で生じた人付き合い
結婚する前までは、自分の周りの人付き合いだけでよかったのですが、結婚することによって付き合うことになる人は増えます。
特に相手の親や親戚との関係を面倒と感じる人が多いようです。 気が合わない場合でも、一生付き合っていかなければいけません。実家のしきたりや風習の違いもあるため、常に気を使って合わせたりすることも億劫に感じてしまうかもしれません。
親や親戚以外にも、相手の友達や会社の人など、人付き合いも増えてきますし、子供ができればママ友との付き合い方に悩まされることもあるでしょう。
結婚書類の手続き
結婚によって姓や住所が変わる場合は、免許書、銀行口座、クレジットカードなど、さまざまな変更手続きが必要となります。
また、市役所や銀行でのそういった手続きは土日休みの場合が多く、土日休みの仕事をしていると行く時間を作ることが難しいですし、何ヵ所も回ることは面倒だと感じてしまいます。
新居へ引っ越し
まずは新居の場所を決めることから始まりますが、実家の近くがいいのか、仕事先から近い方がよいのか、二人の職場が離れている場合はどうするのか、など、話し合うべきことが事前にたくさんあります。
また、新居の場所が決まったとしても、家具や家電を揃えたり、必要な物を運んだりと、何かと手間とお金がかかってしまいます。

結婚のメリット
子供をつくっても大丈夫
結婚していれば、いつ子供ができたとしても大丈夫な状態にあるため、独身の時のように避妊をしたり生理が遅れていたときに心配したりする必要がありません。
子どもがほしいと考えている人にとっては、結婚して相手と一緒に暮らすことで、計画的に排卵日を見てタイミング法を実施できたり、二人で協力して計画を立てることができます。
精神的に安定する
結婚してパートナーがいるということで、気持ちに余裕ができますし、自分が不安定な時には支えてもらうことができるため、独身の時よりも精神的には安定すると考えられます。
好きな人と一緒にいられる
好きな人と一緒に暮らせるということは、とても幸せなことです。同じ時間を過ごすだけではなく、結婚をすると将来設計についてなど二人で共有して話し合うことも増えますので、絆も深まり、結婚前よりも愛情を感じたりすることもあるでしょう。
老後の不安が軽減される
独身の場合、老後の不安や孤独を心配してしまうこともあります。結婚して共に過ごす相手がいると、二人で歩んでいくこととなるため、不安は半減されますし、安心感を得ることができます。
もし子供ができた場合は、この上ない幸せを感じるかもしれません。子供の成長が楽しみになり、自分のこと以上に子供のために時間を使いたいという気持ちも出てくるでしょう。将来的に孫ができたりする可能性もありますので、老後の楽しみも増えます。

結婚のデメリット
食事のメニューで揉めやすい
「男性の胃袋を掴む」という言葉をよく聞きますが、食事は結婚生活の中でとても重要です。食事というのは家庭によって、メニューも味付けもそれぞれ違いますし、その日に食べたいと思うものがお互い違うのは当たり前です。
結婚すると、同じ食事をとることになりますので、自分の食べたい物ばかりを作る訳にもいきませんし、相手が今日何を食べたいと思っているのかということも当然予想することは難しくなります。相手の好みを把握し、健康面も考えて食事を作るということはとても大変なことです。
パートナー以外の異性と遊べなくなる
独身の時は彼氏がいたとしても、パートナー以外の異性と遊ぶこともできますが、結婚をした場合は同じような付き合いはできなくなります。
自分達だけの問題ではなく、世間の目というのが気になるようになります。また、今まで友達として仲良くしていた異性でも、結婚したことによって遊びに誘いにくくなるため、疎遠となってしまう場合もあります。
家事に点数をつけられる
家事については共働きの場合は分担するのがよいでしょう。例えば、料理と洗濯は自分、ゴミ出しとお風呂掃除は相手、など、分担制にすることで揉めることは少なくなると考えられます。
分担制にしたとしても、それぞれ家事に対してのこだわりがある場合、目に付いてしまうこともあり、ついつい口を出してしまったりすることが喧嘩の原因となることもあります。点数をつけられて文句を言われたりでもしたら、自分を否定されているようでイライラしてしまうかもしれません。
離婚の不安がうまれる
一緒に生活を共にする中で、今まで見えていなかった相手の嫌なところや、合わないところも見えてくるため、常に離婚の可能性が0ということはありません。
周りから見たらおしどり夫婦で、離婚なんて絶対しないだろうと思われていた夫婦でも、突然離婚することを知らされてびっくりすることがあります。
お金や時間の使い方を自分だけで決められない
結婚すると、二人で協力して家計をやりくりしなくてはいけません。独身の時には自分の意志でお金を使うことができますが、結婚すると何かを購入したいと思った時には相手にも相談する必要もあり、ストレスに感じてしまうこともあります。
お金だけの問題ではなく、家事の時間、相手と過ごす時間も考えると、自分の好きなように行動はしにくくなるでしょう。

結婚に向かない女性の特徴
いい子ぶりすぎる性格
誰からもよく見られたいと思うのは悪いことではありませんが、20代前半まではなんとか許せるものの、20代後半以降もいい子ぶりを続けるのには無理があるようです。
そのような付き合い方を続けて、いざ結婚した時にも相手に合わせて生活を続けると、自分自身疲れてしまいますし、不満を溜め込むと一気に爆発してしまうこともあります。
常に正論を押し付けてしまう
常に正論を押し付けてしまう人は、競争心が強かったり、プライドが高い傾向があります。そのような人と話すと、上から物を言われているように聞こえるため、相手は嫌な気持ちになってしまいます。
自分が正しいと思っていることが、本当に正しいこととは限りません。押し付けるのではなく、相手の考え方を理解しようとして、話し合うことが大切です。
結婚生活においては、特に話し合いをすることが重要となってきますので、正論を押し付けるだけでは次第に相手の気持ちが離れてしまい、うまくいかなくなってしまう可能性があります。
問題と向き合わない
結婚すると夫婦の間にはさまざまな解決していかなければいけない問題が常に出てきます。親や親戚との関係、お金の管理の問題、住居や子育てについてなど。どんなに相手と意見が食い違ったとしても、その度に話し合い、1つずつ解決していく必要があります。
問題と向き合わない、向き合うのを避けてしまう女性は、結婚生活においてそのような話し合うべき問題を解決できないため、二人の間に溝ができてしまう可能性もあります。
相手を優先しすぎて我慢してしまう
相手の気持ち把握し、相手を優先しすぎてしまう人は、相手ありきの行動パターンが根付いてしまい、自分の気持ちを把握できなくなることがあります。
相手のため、という考え方や行動が習慣になって、自分の気持ちを優先することに抵抗感がでてきてしまいます。結婚生活で長くそうした状態が続くと、余裕がなくなりストレスや不満がどんどん募ってしまいます。
お金の使い方が粗い
男性は女性の金銭感覚から「結婚したい女性か」ということを判断している人も多く、どのような目的のためにものを買って、どのように活用しているかを見ていることがあります。お金の使い方は人間性を判断する要素の一つといっても過言ではありません。
衝動買いが多い、必要ない物を買っている、カードでリボ払いをしているなど、付き合っていると次第に見えてきてしまいます。交際中はそれほど気にならないかもしれませんが、結婚するとなると、堅実なお金の使い道ができる人の方が安心して家計を任せられます。お金の使い方が粗い女性は気を付けましょう。
整理整頓が苦手
普段から部屋がぐちゃぐちゃだったり、整理整頓ができていない女性は結婚に向かない傾向があります。自分の持ち物もきちんと整理ができていないのに、結婚して家族が増えた時にその整理ができるのだろうか。と男性は思ってしまうでしょう。
また、整理整頓ができないということは、何か頼んだときに中途半端に片づけられてしまうのではという不安も出てくる可能性があります。
「家のきれいさは心を表わす」とも言われています。掃除が得意で家の中をきれいにしている女性は、ある程度人から信頼を得ることができます。家の中が汚くて散らかっていても気にならない女性は、ネガティブな要因となります。結婚して家が汚いと、夫婦喧嘩の原因にもなってしまいますし、運気も下がってしまうかもしれません。
ネガティブで暗い性格
ポジティブで明るい性格の女性は、たとえ一見嫌な出来事も前向きに捉えようと努力してくれるので、一緒にいて勇気づけられます。なにか仕事で失敗してしまったときも、また明日から頑張ろうという気にさせてくれる女性に対して、男性はずっと傍にいてほしいと思うでしょう。
愚痴や不平不満の多い
愚痴や不平不満が多い人は、他人に対して完璧を求めている場合が多く、自分の思い通りにならない状況になると不平不満が溜まってしまいます。
また、他人をうらやむことから愚痴や不平不満が出やすく、結婚生活においても他人と自分の生活を比べてしまい、相手にその感情をぶつけてしまうこともあるかもしれません。
わがままで対人トラブルが多い
自己中心的でわがままな人は、頑固で気の強さがあり、男性を包み込むような柔らかい母性が表れにくく、男性に敬遠される傾向があります。
プライドが高く、わがままな女性は「守ってあげたい」という男性の本能をくすぐることがなく、結婚を自分から遠ざけてしまっていることが多いのです。
また、わがままな人というのは対人トラブルも多くなり、相手の両親や親戚とも対立してしまう可能性があります。

女性が結婚を意識する瞬間
金銭的に余裕ができたとき
ある程度貯金もできて、金銭的に余裕ができたとき、結婚という選択肢を考え、意識することができます。結婚願望がなかったとしても、貯金を計画的にしている人は、自分の将来をしっかりと考えているのでしょう。金銭的な余裕は、気持ちの余裕にも比例します。
結婚するためにはお金がかかるものです。結婚によって大金を使うこととなったとしても、お金に余裕があることで、安心して生活を送ることができます。
子供が欲しいと感じ始めた
最近は晩婚化が進んでいるとはいえ、結婚を面倒と考えている女性でも、子供を出産するということについては自分の年齢なども考え、意識してしまいます。
現在治療を受けながら高齢出産をする人も少なくありませんがリスクが伴うこともあります。結婚したとしてもすぐに子供ができるとも限りませんので、子供が欲しいならば治療を受けるにしても、できるだけ早いに越したことはありません。
そういった将来のことを考えると、やはり早めに結婚して将来設計を描いた方がよいのかもしれないと感じるとき、女性は結婚を意識するのでしょう。
まわりの友人の結婚式
30歳前後になり、周りの友人の結婚式に参加する機会が多くなると、幸せそうな友人の姿を見て、今まで結婚願望が無かった人でも結婚を意識するようになることがあります。
また、友人の綺麗なウエディングドレス姿を見ていると、自分も若くて綺麗なうちにウエディングドレスを着たいという気持ちも湧いてくるようです。
仕事を辞めたいと思う瞬間
どんな仕事でもストレスがかかり、肉体的にも辛いことがあります。働く女性にとって結婚退職は憧れる会社の辞め方かもしれません。
独身の場合は仕事を辞めると収入が0になってしまうため、生活することが困難になってしまいます。結婚した場合、相手の収入があれば、自分が仕事を辞めたとしてもおそらく最低限の生活はできると考えます。
体調を崩したとき
体調を崩したときに一人きりで過ごしていると、心細くなるものです。そのようなときは、将来をサポートしてくれる人が必要だと思うことがあります。
自分が弱っているときに看病をしてくれたり、心配してくれる相手がいて、そのやさしさに触れたときに結婚を意識するのかもしれません。
お付き合いしている相手を愛おしく感じたとき
お付き合いをしている相手に対して、ふとした瞬間に愛を感じることがあります。そんなとき、素直にずっと一緒にいたい、幸せな家庭を彼と一緒に築いていきたいと強く思うこともあるでしょう。
結婚においてさまざまな面倒な問題があることも理解している上で、それを乗り越えてでも一緒にいたいと思う相手に出会えることは、人生の中でそう何度もあるものではありません。よい出会いや縁を大切にして、結婚について前向きに考えてみるのもよいかもしれません。

本当に結婚が面倒か考えてみよう
昔と比べて現在は、女性が結婚した後でも働きやすい制度が見直されてきています。共働きで家事を分担できるような家庭がこの先は増えてくるでしょう。
結婚することで、自由な時間が減ってしまうなどのデメリットは確かにありますが、結婚することで得られるメリットもたくさんあります。
もし、よい人と巡り会えた場合には、一度相手との将来の結婚生活を想像してみて、結婚を意識してみるのもよいでしょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
婚約破棄をするとき、されるとき。もしものときに知っておきたいこと