目次
ニキビ跡のタイプ
赤みが残ったタイプ
赤みのあるにきび跡は目立ちやすく、ニキビができているときと同じような見た目となってしまいます。赤みは炎症を起こしているので、肌がSOSを出しているサイン。放置したり間違ったケアをしてしまうと跡に残ってしまいますので、早めの対策が必要です。
ただし、まだ治りかけている段階なので他のタイプに比べ跡になる前に治りやすく、対策もしやすいのも特徴です。非常に肌が敏感な状態なのでやさしくケアをすることが大切です。
▼さらに詳しい解説はこちら
赤みのあるニキビ跡は治せる。原因と対処法を知って美肌を手に入れる
色素沈着してしまったタイプ
赤みのあるにきび跡から、茶色や黒ずんだ色などの色素沈着となってしまったタイプです。
紫外線によりシミのようになってしまうと消すことは難しく、薄くするのにも時間がかかります。こうならないためにもしっかりとした紫外線ケアや、赤みのある状態の時に刺激を与えずに早めの対策をすることが大切です。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビ跡が色素沈着してしまった肌。自分で治すポイントは?
凸凹のクレーターになったタイプ
肌の表面が凸凹になってしまったタイプ。肌の皮膚が固かったり、乾燥してしまうとクレーター状になりやすいと言われています。
こうなってしまうと非常に改善は難しくなってしまいます。ただ、肌を柔らかくしたり、ターンオーバーを促すことで肌の生まれ変わりを促進し、修復できることも。
ただ時間やお金もかかってきてしまうことが多いのでクレーター状になる前にできる限り改善するよう心がけましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
気になるニキビ跡「クレーター」あきらめないケアの方法は

赤みのあるニキビ跡をキレイにする方法
赤みを抑える化粧水をつける
赤みや炎症を抑える化粧水を使うことで、にきび跡になってしまうことを防ぐことができます。肌が炎症を落としているときに刺激は厳禁。できる限り刺激の弱いものを使い、肌を休ませながら修復しましょう。
また、ニキビ跡にとって大切なのは肌へ浸透する化粧水です。肌の表面だけではなく奥深くまで浸透すると新しい肌への生まれ変わりに働きかけ、新しい肌を健康的に保ちます。
肌の再生を促す食べ物の摂取
肌のターンオーバーを促すにはスキンケアだけではなく、食生活もとても大切です。栄養が足りないと肌の乾燥や肌荒れの原因にも。スキンケア商品に頼りすぎず食生活も見直してみましょう。
卵
卵に含まれるビタミンAは肌を健康に保ち、皮膚や粘膜を正常に整えてくれます。また、卵に含まれるたんぱく質は肌のターンオーバーの促進に欠かせません。ターンオーバーが正常化することで、肌荒れの改善や肌の修復、きれいな素肌の維持につながり、まさに卵肌に近づきます。
加齢やストレス、紫外線など肌のターンオーバーを乱す原因は日常に多く潜んでいるのでたんぱく質をしっかり摂取し対策、改善をしましょう。
アーモンド
アーモンドに含まれるビタミンEは血行を促進することで肌のターンオーバーを促します。抗酸化作用もあるので肌のアンチエイジングにも。
腸内環境を整える働きもあるので、老廃物を外に出し便秘による肌荒れ対策にもなります。ただ、他の食べ物にも言えますが食べ過ぎは逆効果となる場合があるので適量を摂取することを心がけましょう。
赤ピーマン
赤ピーマンにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは肌の新陳代謝を促進し新しい肌を蘇らせるサポートをしてくれます。赤ピーマンは他の色のピーマンより日光にあたる時間が長い為活性酸素対策をしてくれる栄養素が豊富。
ビタミンCだけでなく、ビタミンAやビタミンEも合わせて摂取が可能です。
コンニャク芋
コンニャク芋には、化粧品に含まれていることも多いセラミドが豊富に含まれています。セラミドが肌から不足すると肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れるだけでなく肌荒れの原因にもなってしまいます。
また、セラミドは肌を最近などの外敵から守り、免疫力を高めてくれる働きがあるので肌荒れや肌の炎症の対策にも。
タマネギなどの血流を促す食べ物も一緒に摂ると、よりセラミドの生成につながります。
炎症に効果的な洗顔を使う
ニキビ跡の赤みや炎症を抑えるには洗顔選びも大切。赤みがある時に刺激を与えると悪化してしまったり、跡に残りやすくなってしまいます。
赤みがある場合はスクラブ洗顔や、刺激が強いものは避け、きめ細かい泡立ちのものでやさしく洗うようにし、すすぎをしっかり行いましょう。
早く治したいからといって洗いすぎても必要な皮脂を落としてしまい肌荒れの原因となります。適度な回数も大切です。

ニキビ跡の赤みに効く化粧水
アクネケア化粧液 (FANCL)【医薬部外品】
ニキビが新しくできてしまうのを防ぎながら、できてしまっているニキビのケアも。潤うのにベタつかずすっきりした付け心地です。
プルーン酵素エキスで毛穴の角質をケアし、硫黄成分で肌を柔らかくしニキビのできにくい肌に。天草成分誘導体でニキビの赤味、炎症を抑えてくれます。
アケビアエキスで炎症により発生したメラニンにも働きかけ茶色いニキビ跡になってしまうのも防ぎます。市販の化粧水でありながら、皮膚科専門医に協力を依頼し作られた商品なので安心感もありますね。
オッペン化粧品 DR メディアッククリスタル ホワイトニングエッセンスEX
赤味を抑えながら紫外線による肌荒れケアもしてくれる化粧水です。グリチルリチン酸ジカリウムでニキビの炎症を抑え、テンニンカ果実エキスで紫外線ダメージのケアをしてくれます。
コムギ胚芽エキスで肌のコンディションを整え、ビフィズス菌エキス配合で肌に栄養を与え健康的な肌に。
さらにアーティチョークエキスで毛穴の引き締めもしてくれるので次に毛穴汚れを詰まりにくくしてくれます。

肌代謝を促してニキビ跡を消す食べ物
たんぱく質の含まれる肉類
美肌に欠かせないコラーゲンはたんぱく質でできています。その為、ダイエットなどでたんぱく質を断っていると肌にも影響が。きちんと肉を食べたんぱく質を補給することで肌ツヤが良くなり、肌荒れのしにくい肌になります。
肌だけではなくたんぱく質は健康的な髪や爪にも働きかけます。美にとってたんぱく質は欠かせないので毎日きちんと摂取しましょう。
亜鉛が含まれる貝類
亜鉛が不足するとはだから潤いが失われ、肌の新陳代謝が乱れてしまいます。肌を乾燥から守るには食べ物も大切。貝の中でも特に牡蠣には亜鉛が豊富に含まれているので乾燥しやすい肌の方には特におすすめです。
肌が乾燥すると肌荒れの原因になってしまったり、毛穴の開きも目立ちやすくなってしまうのでしっかり乾燥を防ぎましょう。
亜鉛の吸収率を上げる柑橘類
亜鉛は栄養素の中でも吸収率が低く、体内に浸透しにくいとも言われています。ですがビタミンCを一緒に摂取することでビタミンCが亜鉛の吸収力を高めてくれます。
その為、亜鉛を効率的に摂取したい時は柑橘類などでビタミンCもしっかりとりましょう。牡蠣にレモンをかけて食べることもありますがとても理にかなってますね。
ビタミンB群の多いレバー類
ビタミンBも、不足するとターンオーバーが乱れ肌荒れの原因になるので美肌の為には欠かせません。レバーにはビタミンBだけでなく、葉酸やビタミンAなど肌の代謝を助ける栄養素が豊富に含まれています。
また、血流も促進し肌の老化も防ぐことから美肌の為に食べている方も非常に多い食べ物です。

ニキビ跡の色素沈着を早く治す方法
メラニンの生成を抑える美容液を使う
茶色くくすんだニキビ跡は紫外線によるメラニンが原因となってしまいます。メラニンの生成を抑える美容液を使うことで、メラニンを抑制しシミになりにくくしてくれます。
1年を通し日焼け止めを忘れずに塗り、メラニンによるダメージから肌を守ることも大切ですが、紫外線を浴びた後はメラニン対策も忘れずに取り入れましょう。
UVカットのできるメイク用品を使う
肌を休ませようとすっぴんでいると、肌に直接紫外線を浴びてしまいます。紫外線を浴びるとニキビ跡やシミ、たるみの原因にも。
UVカットのできるメイク用品を取り入れ、肌を紫外線から守りましょう。帰宅したらすぐにメイクを落とす、必ずメイクをきれいに落としてから就寝するなどするとメイクをしても肌への影響をある程度抑えることができます。
エステで施術を受ける
どうしても色素沈着が気になる場合はエステに行く方法も1つの手です。エステではレーザーやピーリングでケアを行います。最近では毛細血管に働きかけるフォトフェイシャルも人気のようです。
ただ料金もそれなりに高額になるので行く前にそのエステの評判や施述方法をチェックしてから行くようにするといいですね。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビ跡にはエステも有効。素肌に自信を持てる最高の施術とは
睡眠をしっかりとる
肌を修復し、新しい肌を蘇らせるには睡眠は欠かせません。睡眠時間が足りないと肌のターンオーバーが正常に行わず、肌荒れの原因となってしまいます。
また、疲労やストレスが溜まってしまっても肌荒れの原因に。睡眠をリラックスした状態でしっかり取れるようにするとにきび跡の改善にもなります。
肌のゴールデンタイムと言われる22時から午前2時の間に睡眠をとることが大切ですが、お仕事などで難しい場合は休みの日だけでもこの時間に就寝するよう心がけましょう。

メラニン色素を薄くする効果のある成分
メラニンを還元するプラセンタ
プラセンタは肌のターンオーバーを促し健康的な肌へ修復する力があります。その為メラニンによりシミになったり色素沈着してしまった肌を蘇らせるサポートも。
また、肌にハリも与えてくれるので肌を柔らかくふっくらさせ、毛穴を目立ちにくくしてくれるとも言われています。
漂白作用のあるハイドロキノン
ハイドロキノンは肌の漂白剤ともいわれています。他の成分より効果が強いので、皮膚科で処方されることが多くあまり市販のスキンケアには含まれていません。
濃度により肌への刺激が違うので初めて使うときは1%以下のものから使い、肌の目立たないところで異常が出ないかパッチテストをしてから使用しましょう。
還元と生成を抑制するビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体にはメラニンを還元、生成を抑制する力があります。ビタミンCが肌にいいのは知られていますが、実はビタミンCは繊細で肌に浸透しにくいもの。
そのビタミンCを肌に浸透しやすく加工したものがビタミンC誘導体です。メラニンによるシミや色素沈着を防ぎ、できてしまったシミや色素沈着を薄くしてくれるといわれています。
▼さらに詳しい解説はこちら
化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

ニキビ跡の色素沈着を解消する美容液
資生堂 HAKU メラノフォーカスCR
独自開発の成分である4MSKとm-トラネキサム酸配合。肌の奥深くまで浸透し、メラニンを抑制します。紫外線による肌ダメージに着目した美容液なので色素沈着によるにきび跡の修復のサポートも。
アンプルール ラグジュアリーホワイト メラルミナス
新安定型ハイドロキノンとメラルミナスペプチドのWアプローチで肌を修復し、色素沈着の改善を促します。メラニンを抑制する力もあるので、紫外線によるシミや色素沈着を防いでくれる効果も。
なめらかなテクスチャーなので肌にも密着しやすく使いやすいのも特徴です。

ニキビ跡のクレーターを改善する方法
コラーゲンを増やす化粧品を使う
美肌にとって欠かせないのがコラーゲン。コラーゲンは加齢や疲労、紫外線など日常生活の中で様々な原因で失われていきます。
コラーゲンが不足すると肌荒れや肌の乾燥に。肌に弾力がなくなってしまうのでスキンケアの浸透力が弱くなってしまったり、ニキビ跡が治りにくくなってしまいます。
コラーゲンを増やすにはビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンが大切といわれています。この3つが含まれている化粧品を選ぶとニキビ跡の改善のサポートをしてくれます。
化粧品のとともにコラーゲンやビタミンCを摂取するとより肌の修復力が上がります。
ピーリング効果のある化粧品を使う
ピーリングも血行を良くすることで生まれ変わりを促進してくれるので、クレーターのできてしまった肌を蘇らせるには適しています。肌表面の古い角質を除去し毛穴汚れを落としたり、肌の生まれ変わりを促進し滑らかで健康的な肌に。
ただし、強くこすってしまうと肌荒れの原因になってしまったり肌を傷つけてしまい逆効果になってしまいます。使用する際はまず肌の目立たないところで刺激が強すぎないかを確認したあと、肌の表面をやさしくマッサージするように肌をいたわりましょう。
使用頻度も1週間に1回ほどに抑え、赤みのあるニキビやにきび跡ができてしまった場合には使用を一度控えましょう。
皮膚科で治療薬を処方してもらう
あまりにも悪化してしまった場合や、自身のケアでは改善が難しい場合は皮膚科で治療薬を処方してもらいましょう。
治療薬は塗るタイプのものや、飲み薬等の内服薬があります。市販のものと同じく合う合わないがあるので医師と良く相談し、自身の肌に合ったものを使いましょう。

ニキビ跡のクレーターを改善するクリーム
ノエビア スペチアーレ 薬用デイセラム
上質なベルベットのように肌を包み込む日中用の薬用クリーム。ライトボールパウダー配合で肌を修復しながらも肌をワントーン明るく。美しくみせてくれます。保湿力も高いので紫外線による乾燥も防ぎ、ふっくらみずみずしい肌に仕上がります。
少しの量でもスッと馴染み伸びがいいので肌へ負担なくつけることができ、肌の奥まで働きかけます。
ブルガリアンローズ、ターキッシュローズなどの花精油を使用しているので、女性らしい、上品で華やかな香りも人気です。
アンプルールラグジュアリーホワイトクリームAO
肌を健康的に修復してくれるクリーム。浸透性コラーゲン配合なので肌をふっくら若々しくよみがえらせます。肌にハリと潤いを与え、柔らかくすることで肌の表面を滑らかにします。
ハイドロキノン等の部ライトニング成分も配合なので肌に透明感も与えます。

ニキビ跡がカバーできるメイク用品の選び方
コンシーラーはスティックタイプを選ぶ
ニキビ跡をケアするコンシーラーはスティックタイプがおすすめです。スティックタイプはカバー力が高く、少量でもニキビやニキビ跡を目立ちにくくしてくれます。にきび跡の気になるところに適量とり、指で軽くなじませましょう。
また、クリームやリキッドタイプのコンシーラーに比べ油分が少ないのも魅力。油分が多いとニキビを悪化させる原因となってしまうこともあるので気をつけましょう。
ファンデーションはリキッドタイプを選ぶ
リキッドタイプのファンデーションはカバー力が高く、肌への密着力も高いのでにきび跡を目立たなくするには最適です。
肌へ付ける際のブラシやスポンジは常に清潔に保ち、よく洗うか、こまめに新しいものに取り替えましょう。
リキッドタイプのファンデーションは仕上がりがパウダーファンデーションに比べべたつきやすいのでパウダー等で抑えて仕上げましょう。パウダーを使うことで化粧崩れも防げます。
赤みにはグリーン系の下地
下地というと肌に合わせた色や、透明、白い色のものを選びがちですが、ニキビの赤みを目立たなくするにはグリーン系がおすすめです。グリーンは赤みを消してくれるので肌の炎症や、赤みのあるにきび跡を目立ちにくくしてくれます。
色素沈着には黄色の下地
色素沈着をしているところにはイエロー系の下地を。全体的に色むらやくすみがきになるときは顔全体に薄く伸ばし、部分的に気になるときには気になる箇所にだけつけ馴染ませましょう。
シミやくすみを目立たなくすることもできるのでにきび跡の改善後のメイクにも使えます。逆に黄色くくすんでしまった肌の場合にはブルー系の下地を使いましょう。
クレーターは毛穴隠しのできる下地
肌に凸凹ができクレーター状になってしまっているときにはシリコンタイプの下地を使うとしっかり目立ちにくくしてくれます。シリコンは柔らかく肌の凸凹を埋め滑らかにしてくれます。そのあとのファンデーションの塗りやすさもアップ。
また、マットな質感のものは余計目立たせてしまうこともあるのでツヤ感を肌にある程度与えてくれる下地を使うと、肌の表面を光の反射により凸凹を目立ちにくくしてくれます。
シリコン状の下地はカバー力が高い分他のタイプの下地よりも肌に影響が出やすいので化粧落としは入念に行い、洗い残しによる肌荒れも防ぎましょう。

メイクで隠しながらニキビ跡のケアも続けよう
できてしまったニキビやニキビ跡はメイクで隠したくなりがちですが、間違ったケアをすると悪化させてしまうことも。ニキビやにきび跡のケアも一緒にできるメイク用品やスキンケアを上手く取り入れ、普段の生活では目立たなくしながら改善し、新たな肌荒れの発生も防げるといいですね。