目次
肌が赤くなる原因
日常のスキンケアから
日常的なスキンケア方法が間違っていると、肌に負担がかかり赤みが生じてしまう恐れがあります。特に、ゴシゴシと擦る洗顔は、刺激が強くなりがち。
まずは、洗顔の仕方に問題がないか見直してみることをおすすめします。擦ったり高温での洗顔は絶対にNG。できるだけ肌の刺激とならないよう、やさしい洗顔を心がけてください。また、洗顔後の保湿なども重要です。
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肌の赤みはどうして起こる?原因を知って気になる赤み肌の正しい対策
もともと肌の皮膚が薄い
もともと肌の皮膚が薄い方は、どうしても外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。さらに、肌の皮膚が薄いと、表皮を通して血管の色が透けてみえてしまいます。その結果、赤みのある肌に。
また生まれつき皮膚が薄い方もいらっしゃいますが、加齢によってどんどん皮膚が薄くなってしまうことも。保湿や適切なケアで、肌の状態を整えることが大切です。
肌に合わない化粧品
肌に合わない化粧品を使用すると、それだけで大きな負担に。場合によっては、炎症を起こしてしまうこともあります。少しでも肌に違和感を感じた場合は、すぐにその化粧品の使用を中断してください。
また自分では「合っている」と感じていても、実は赤みの原因になっている可能性が。炎症やかゆみなどの症状がない場合でも、赤みが生じた場合いったん化粧品の使用を中断してくださいね。
乾燥肌によるダメージ
肌が乾燥している状態は、外部からの刺激を受けやすいです。そのため、少しの刺激で赤みが生じてしまうことも。
乾燥肌によるダメージが赤みの原因である場合は、しっかりと保湿をすることが重要。中には「脂性肌だと自覚していたのに、実は隠れ乾燥肌だった…」という場合も。まずは、ご自分の肌質を確認するところからはじめましょう。
紫外線からの刺激
紫外線は肌の赤みの大きな原因。紫外線を受けると、肌はかるいやけど状態となり赤みが生じてしまいます。特に、もともと色白の方はメラニン細胞が少ないため、赤く炎症を起こしやすくなります。
紫外線は赤みが生じるだけでなく、シミやくすみの原因になる可能性もあるのできちんと対処を行う必要があります。夏だけでなく、年中しっかりと対策を行ってくださいね。
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日焼け後でも使える「化粧水」で赤みも痛みもスピード解消
免疫力が落ちる
免疫力が低下しているときは、いつもと比べて肌荒れを起こしやすくなります。ちょっとした刺激で炎症を引き起こし、赤みが生じてしまうことも。
特に疲れがたまっているときや、睡眠不足のときは免疫力が低下しがち。毎日規則正しい生活・バランスのよい食生活を意識して、免疫力アップを目指しましょう。
角層が壊れる
皮膚が薄く、刺激を受けやすい状態は角層が壊れやすくなっています。角層というのは、肌の水分を維持し刺激から肌を守るための大切な存在。
そんな角層がダメージを受け、壊れてしまうと炎症を起こし肌に赤みが生じてしまうのです。角層が持つバリア機能を低下させないよう、しっかりと保湿を行ったりスキンケアで肌状態を向上させていきましょう。毎日のケアで徐々に角層を丈夫にしていくことが可能です。

おすすめのスキンケア
洗顔はソフトタッチで
肌にできるだけ負担をかけないためには、やさしく洗顔を行うことが重要。下記が正しい洗顔方法となります。
1.洗顔料をネットに乗せる
2.丁寧によく泡立てる
3.泡を乗せていくように洗う
4.しっかりとぬるま湯で洗い流す
ポイントは、絶対に強く擦らないこと。また、高温でのすすぎは乾燥を引き起こしやすいので、34~36度程度のぬるま湯を使用してください。また、一日に何度も洗顔をする必要はなく、基本的には朝・夜の2回でOKです。
保湿をきちんと行う
洗顔後の肌はとても乾燥している状態。そのままの状態を放置していると、どんどん乾燥が加速していきます。洗顔後はできるだけ素早く保湿を行ってください。
特に、乾燥肌の方は念入りな保湿が必要です。高保湿成分であるヒアルロン酸やセラミドが含まれている化粧水でケアしましょう。また、化粧水を塗布したあとは乳液やクリームで油分の蓋をするのもお忘れなく。
化粧品は刺激の少ないものを
敏感肌・乾燥肌の方は合わない化粧品によってダメージを受けてしまうことも多いです。できるだけ刺激の少ないものを選びましょう。
おすすめは天然由来成分が豊富に配合されているものや、添加物が配合されていない化粧品。肌へ負担を少なく、しっかりケアできる商品が理想ですね。人によって肌に合う・合わないがあるため、複数試して一番肌なじみがよいものを使用しましょう。
皮膚の健康を守るビタミンC
健康的な肌を維持するためにも欠かせないのがビタミンC。不足していると、毛細血管が破裂してしまうこともあり赤みが生じやすくなります。
また、ビタミンCは血管や皮膚の老化を防ぐ作用を持っています。さらに、血管壁の成長を促し、強化する効果も。赤み改善には欠かせないので積極的に体内へ取り入れましょう。化粧品などから導入するのも、食べ物から摂取するのも効果的。赤ピーマンやパセリ、ブロッコリーに豊富に含まれているのでぜひ食事メニューに取り入れてくださいね。
紫外線対策をしっかりと
肌への負担をなくすためには、紫外線対策が欠かせません。日差しが強くない秋や冬でも、紫外線は降り注いでいるので季節問わず毎日しっかりと対策を行いましょう。
紫外線対策として手軽でおすすめなのは、日焼け止めの使用。外出時間や日差しの強さに応じてSPFとPAを選ぶのがポイントです。日常生活なら、SPF10~20、PA+~++程度が適しています。ジェルタイプや乳液タイプなど使用感もさまざまなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

肌の赤み改善のためのおすすめ化粧水
アルージェ トラブルリペアリキッド
肌の赤みのほか、かゆみや吹き出物などさまざまな肌トラブルをトータルケアできる化粧水。高保湿成分である天然セラミドがすばやく肌の奥へ浸透し、快調な肌状態へと整えます。
さらに生薬やハーブなど4つの植物成分を配合。トラブルの少ない健康な肌へと導きます。無着色・無香料・無鉱物油なので肌にやさしく使用できることも高評価の理由です。
ペア ペアアクネクリーンローション
トラブルを引き起こしやすい肌をしっかりケア。毛穴の奥の汚れを清潔にし、肌状態を向上させることが可能です。うるおい成分としてはダイズエキス・ビタミンC誘導体を配合。しっとりもちもちの肌を目指せるでしょう。
さらに、弱酸性で低刺激性。パッチテスト済なので化粧品で肌荒れを起こしやすい方でも安心です。また殺菌成分や消炎成分が配合されているため、炎症による赤みを効果的に抑えられるでしょう。
プラスレイ 雫肌
甘草エキスが豊富に配合された化粧水。無着色でありながら、濃い紫色の液体が特徴です。うるおい成分としてはヒアルロン酸を配合。乾燥しがちな肌にしっかりとうるおいを与えつつ、赤みを抑えられるでしょう。
さらに、無香料・無鉱物油・界面活性剤不使用で安心感も抜群。アレルギーテスト済みなので、肌荒れを起こしやすい敏感肌の方にもおすすめです。
PEARLISH ARMOR P.A ホワイトローション
コラーゲン・ビタミンC・プラセンタをはじめとした6種の美容成分を配合。乾燥を防ぎながら、なめらかな肌を目指せます。とても保湿力が高いため、乾燥が気になる方にもおすすめ。
さらに、無着色・無香料・無鉱物油・パラベンフリーなので肌にやさしく使用可能。特に乾燥が気になる部分には重ねづけして使用してくださいね。
無印良品 化粧水 敏感肌用 高保湿タイプ
敏感肌用・高保湿タイプの化粧水。肌保護成分であるスベリヒユエキス・グレープフルーツ種子エキスによって刺激を受けやすい皮膚を守ります。
さらに保湿成分としてはリピジュアR・ヒアルロン酸を配合。乾燥しがちな肌にしっかりとうるおいを与えられるでしょう。また、ノンアルコール処方なので安心感も抜群。肌に負担なく使用できる化粧水です。
無印良品 敏感肌用薬用美白化粧水
敏感肌用の美白化粧水。岩手県釜石の天然水をしているのが特徴です。肌保護成分としてはスベリヒユエキスを配合。
さらに、天然うるおい成分としてアンズ果汁・グレープフルーツエキスが配合されています。弱酸性のやさしい使い心地なので、刺激を受けやすい敏感肌の方でも安心ですね。サイズは持ち運びに便利な50mlと、大容量の200mlが用意されています。

ニキビ肌からくる赤み
ニキビによる炎症
ニキビによる炎症も肌の赤みの原因の一つ。ニキビができた最初の段階では、白っぽく毛穴に角栓が詰まっただけの状態。しかし、この状態を放置しておくとどんどん症状が悪化。
溜まった汚れが酸化し、黒色に変色。やがて炎症を起こした赤ニキビへと変化するのです。ニキビを見つけたときは、スキンケアを見直すなどして早めに対処しましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
「ニキビの赤みを解消させる3つの方法」原因とケア方法を徹底解説
残った炎症が赤みを強く見せている
炎症を引き起こしたニキビを放置しておくと、どんどん赤みを帯びてきます。また、ピークの状態を過ぎても残った炎症により赤みが生じることも。
炎症を放置せず、抗炎症成分が配合されたニキビ治療薬などで対処を行う必要があります。またあまりにも症状がひどい場合は、皮膚科を受診するのも一つの手段です。
悪化すると色素沈着してしまう
炎症した状態を放置し、症状が悪化するとニキビが色素沈着を起こしてしまうことがあります。赤っぽい状態から徐々に茶色へと変化するのです。
色素沈着したニキビは、炎症を起こしているときより赤みがないものの治療がとても大変。なかなか元の状態に戻せないため、色素沈着をする前にしっかりと対策を行いましょう。また、できたニキビを潰す行為も色素沈着の原因となりやすいので絶対にNGです。

ニキビ肌からくる赤み肌改善におすすめの化粧品
ビーシキスキンケア 白漢しろ彩
大学病院皮膚科にて肌への安全性を臨床試験しているため、非常に安心感が強い化粧水。敏感肌の方や肌荒れを起こしやすい方にも適しています。
保湿成分としては、コラーゲン・ヒアルロン酸を配合。さらにビタミンCが配合されており、効果的に肌状態を改善できるでしょう。また、世界特許済みの技術であるラメラ構造で製造されているため浸透力・保湿力も抜群です。
ヴァリエサポート レネソワンささやき
美容液から生まれた化粧水。吸着型保湿で、しっかりとうるおいを与えます。また、ニキビにも高い効果を発揮する天然ハーブエキスをはじめとした成分を豊富に配合。赤みを抑えつつ、ニキビをケアできるでしょう。
さらに、肌なじみが非常によいことが特徴。顔のみならず髪の毛、体など全身に使用可能です。ノズル型のスプレー缶なので手軽にサっとケアできますね。
ナールス ナールスピュア
エイジングケアも可能な化粧水。保湿成分としては、コラーゲン・エラスチンを配合。さらにビタミンE誘導体配合で、肌状態を整えていくことが可能です。
また、さらっとした快適な付け心地も人気の理由。不快感なく、快適に使用できるでしょう。界面活性剤不使用・バラ便フリーなので肌にもやさしいですね。
ロゼべ プラセンタエンリッチローション
プラセンタエキス配合で、肌をしっとりかつ柔らかく整えます。角層までしっかりとうるおいを与えられるため、赤み改善にも非常に効果的。
また、美容液のようなテクスチャも魅力の一つ。もちもちツヤ肌を目指せるでしょう。さらに、お手入れ時の気分が高まるリッチな香りも特徴。天然ローズ水・ローズオイル配合でリラックスしながら使用できますね。
アクセーヌ シーバムクリー ンウォーターACモイスト
ニキビ対策として効果的な化粧品。AHA(フルーツ酸)配合で、古い角質をしっかりケアすることが可能です。さらに、黒ずみを抑制する効果を強化。肌全体の状態を向上できるでしょう。
もちろん保湿効果も高いので、赤みに対する効果にも期待できます。無着色・無香料かつアレルギーテスト済みなので、安心して使用できますね。
フィンギー THE FINGGY
全身用のスキンローション。消炎効果を持つサリチル酸メチル・ハッカ油がニキビの炎症を和らげます。ニキビや過敏な肌をしっかりとケアできるでしょう。
さらに、すっと目覚めるような清涼感や独特の香りも特徴。毎日快適に使用できる美肌養成水です。THE FINGGY使用後にいつもの化粧水・乳液などのケアをするとさらに効果的。
無印良品 アルガンオイル
モロッコ地方に自生するアルガンの木の種子から抽出したオイルを化粧用として精製。うるおいを与え、乾燥しがちな肌をいたわります。
また、伸びがよく肌になじみやすいことも特徴。手のひらにとると、とろみがありますが肌に伸ばすとサラサラに。ベタつかず快適に使用できるでしょう。アレルギーテスト済みなので、安心感がありますね。

生活習慣を整える
睡眠不足を改善する
睡眠中は、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されます。正常に成長ホルモンが分泌されていなければ、肌のターンオーバーが乱れ、さまざまなトラブルが起こりやすくなってしまいます。
肌状態を改善するためには睡眠不足の改善が必須。最低でも6時間の睡眠をとるよう心がけてください。また、就寝前のスマートフォンはPCの使用は質のよい睡眠の妨げに。室内を暗くし、リラックスした状態で就寝しましょう。
寝具の清潔を保つ
意外と見落としがちなのが寝具。不衛生な寝具には雑菌が多く繁殖しており、ニキビや肌状態低下の原因となってしまいます。
最低でも週1回はシーツ・布団カバー・枕カバーの洗濯を行いましょう。毎日肌に触れる寝具。しっかりと清潔な状態をキープしたいですね。また、寝具だけでなく肌に直接触れるバスタオルや洋服なども清潔に保つことが大切です。
偏りのない食生活
毎日忙しい生活の中では、食生活がおろそかになりがち。「大体コンビニ食や外食で済ませている」という方も多いのではないでしょうか。
肌の状態を適切に保つためにはバランスのよい食生活が重要。野菜を中心とし、タンパク質などをしっかり摂取してください。また、インスタント食品やコンビニ食はどうしても栄養が偏りやすいです。できるだけ自炊を心がけましょう。
適度な運動で活性化
肌を美しい状態にするためには、定期的な運動も必須。毛穴から汗をかくことで、老廃物が排出されるのです。
さらに定期的な運動を行うと成長ホルモンの働きが活性化。ターンオーバーを促し、肌状態を向上させます。毎日の運動が難しい場合でも、休日は散歩をするなど定期的に汗をかいてくださいね。運動が苦手な方は、汗を大量にかく岩盤浴などもおすすめです。
ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込むとホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌に影響を及ぼします。その結果、赤みが生じたりニキビができてしまうことも。
肌状態を低下させないためにも、定期的にストレス発散を行ってください。発散方法はご自分の好きなことでOK。趣味に打ち込んだり、エステで思いきりリラックスするのもよいですね。お好きな方法でストレスを緩和させましょう。

肌にやさしいスキンケアをしよう
肌の赤みが生じる原因はさまざま。一度毎日のスキンケアや生活習慣を見直し「赤みの原因となっている事柄はなにか」探してみてください。きっと思い当たる節があるのではないでしょうか。
また、肌の赤みは日々のスキンケアや対策で改善可能です。適切なケアや生活習慣の改善を行い、赤みを解消させていきましょう。今回ご説明した改善方法を参考に、ぜひ赤みのない美しい肌を目指してくださいね。