目次
ファスティングとは
絶食や断食により食を断つこと
ファスティングとは、「絶食」や「断食」という意味を表します。しかし、食事を全く摂らないということではありません。身体にとって負担となる食事を摂らずに、内臓器官を休めるという目的で行います。身体の毒素や老廃物を排出する役割があるため、食べ過ぎてしまったときや、ダイエットをしたい方は、健康的に痩せることができます。ファスティングは、短期間で定期的にできるため、おすすめです。
腸内環境を整える
内臓は、休むことなく毎日動いています。そのため、継続的に体内の毒素や老廃物が溜まっている状態です。そんなときファスティングを行うと、腸内環境を整えてくれる働きがあります。腸内環境を改善できると、美容や健康にとっても嬉しいことばかりです。肌荒れはよくなり、ダイエット効果も期待でき、便を排出させるため内臓機能の向上につながります。
体内の毒素を排出しやすくする
体内の毒素を排出することで、デトックス効果が高くなります。毒素は体内に溜まると、腸内環境を悪化させるだけではなく、痩せにくい身体にしてしまいます。ダイエットをしてもリバウンドしてしまう方は、体内の毒素が排出しきれていない可能性があります。毒素を排出することで、内臓機能を活性化してくれる効果が期待できます。
ファスティングの種類
水分と塩分のみでする古典的な水断食
水分と塩分不足は、脂肪燃焼しにくく、脱水症状を招く恐れがあります。生きるためには「水分」が不可欠です。体内の水分を維持するためには、「塩分」が必要になります。ファスティング中は、「ミネラル」を豊富に含んでいる「硬水」がよいとされています。一日に必要な水分量である、常温の水を2リットルは飲みましょう。
野菜や果物をとりながらする野菜ジュース断食
野菜ジュースは、身体のエネルギー源となる「オリゴ糖」が含まれています。また、「食物繊維」も含まれています。そのため、便を排出しやすくし、腸内の善玉菌を増やす効果があります。しかし、野菜ジュースは、添加物も含まれてる上、糖分も多いです。選ぶ際は、無添加のものを選び、飲み過ぎには注意しましょう。果糖は、朝から昼の時間帯に補給すると、すぐにエネルギーへと変わります。朝から昼の体内時計は、「排出」の時間を指すため、体内に糖分は吸収されにくいです。そのため、野菜ジュースは、朝に摂取するとよいでしょう。
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酵素をとりながらする酵素断食
野菜や果物、海藻には、「酵素」が含まれているため、栄養豊富です。酵素断食は、水以外何も口にしないということではありません。水と、少量の生野菜や果物、海藻などを、一日2~3食、食べることをいいます。ミネラルやビタミンなどを摂取することができるため、無理なく安全に、定期的に行うことができます。また、野菜にドレッシングをかける場合は、カロリーの低いノンオイルのものを選びましょう。野菜や果物は、すりおろして食べることで、酵素の活性化が進み、効果も高くなります。
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ファスティングの効果
便秘が改善する
ファンスティングは、便を排出してくれる効果があります。ファスティング中は、最低限の食事しか摂りません。そのため、空腹を感じることがあります。空腹を感じると、空腹時に分泌されるホルモン「モチリン」が十二指腸から分泌されます。モチリンは、腸の働きを良くし、便を運ぶ「蠕動運動(ぜんどう運動)」を促進する働きがあるホルモンです。しかし、ファスティングをすると、便秘を引き起こすことが多いようです。身体は、生命維持の危険を感じると、水分や栄養を吸収するため、便を排泄させないようにします。この便秘は、一時的なものであり、ファスティングを終了し、食事を再開すると、すっきりと便の排出ができるようになります。
集中力がアップする
ファスティング中は、身体のエネルギー源となる「糖分」が不足状態です。身体は、エネルギー源がなくては体力を維持することはできません。身体の臓器の中で、最もエネルギーを消費するところは、「脳」になります。通常、脳のエネルギー源は、食事から摂取した「ブドウ糖」です。ファスティング中は、糖分を摂取しません。身体は、糖分の不足を感じると、脂肪を燃焼し、「ケトン体」というエネルギー源を作ります。ケトン体は、脳のエネルギー源として活性化し、集中力をアップさせることができます。また、アルツハイマーの予防に効果的といわれています。
免疫力が高まる
免疫力の低下は、風邪などをひきおこす原因になります。抵抗力をつけるためには、「細胞」を活性化すると、免疫力が高まるといわれています。細胞は、毎日休むことなく働いています。私たちの身体には、「代謝酵素」が備えられています。ファスティングをすると、代謝酵素が活性化し、傷んだ細胞の修復をする働きがあります。そのため、免疫力が高くなり、病気の予防につながります。
ストレスが解消される
腸内環境とストレスは関係しており、便が排出されないとストレスを感じます。また、ストレスが溜まると、便秘になります。これは、自律神経の機能低下によるものといわれています。腸内に便が溜まると、悪玉菌から出る有害物質などにより、自律神経に影響を与えてしまいます。また、腸の働きが正常に機能されないと、便秘の原因になります。ファスティングをすることにより、自律神経の機能を正常に戻す効果があります。自律神経が正常に働くことで、ストレス解消などメンタルへの効果も期待できます。
味覚が改善する
普段から、濃い味付けを好んで食べることで味覚が麻痺してしまう場合も多くあります。糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、「味覚」と深く関係しています。ファスティングをすると、素材の味に慣れ、味覚が改善するという効果があります。細胞が修復され、味を脳に伝える電気信号の働きが素早くなるために、効果を発揮するといわれています。
酵素断食をオススメする理由
水断食よりデトックス効果が高まる
水断食は、ほかの断食方法と違い、難易度が高く体調を崩しやすくなるといわれています。健康やダイエット効果も期待できるのですが、3日以上の水断食は、専門家のサポートが必要になります。酵素断食は、安全性が高く、継続ができるため、おすすめです。酵素ドリンクは、ビタミンやミネラルが含まれているので、糖分なども含まれていますが血糖値はわずかにしか上がりません。そのため、低血糖を防ぎ、身体の電解質バランスを保つことができます。余分な糖分は、体内に吸収されることもないため、ダイエット効果を得ることができます。酵素ドリンクにより、排出機能も高くなるため、デトックス効果も期待できます。
体内酵素の無駄遣いをなくす事ができる
体内酵素である酵素には、2種類あります。食べ物を消化し、栄養を吸収する際に必要な「消化酵素」と、すべての生命維持活動を行う「代謝酵素」です。体内酵素は、不足してしまうと、栄養素を吸収できなくなり、生命維持に支障をきたします。また、酵素は「熱」に弱いため、加熱調理には不向きです。酵素断食は、酵素ドリンクを飲むことで酵素を摂取できるため、体内酵素を減らすことなく維持できます。
空腹感を感じにくい
ファスティング中は、脳へブドウ糖がおくられず、空腹を感じやすくなります。空腹感を感じるところは、「脳」です。酵素ドリンクは栄養素を凝縮し、発酵させて作られたものです。ミネラルやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。ファスティング中は、糖分などのエネルギー源となるものが不足しがちになります。酵素ドリンクは、それらの栄養素が含まれていることにより、空腹感を感じにくくなります。
栄養不足による内臓機能低下を防げる
毎日の食生活で、内臓は大きな負担を受けています。胃腸に負担のかかる食生活や、食べ過ぎなどの生活を続けると、内臓機能の低下や、自律神経のバランスが乱れてしまいます。ファスティングは、内臓活動を休ませる効果があります。内臓を修復し、自律神経の負担を軽減します。酵素断食は、水断食に比べ、栄養不足に陥ってしまう心配がいりません。身体に負担が少ないため、内臓機能の低下を防ぐことができます。
1食を酵素に置き換える
ファスティングは、初心者の方には継続しにくいことが多いように見受けられます。しかし、腸内環境を休ませてあげたい、きれいにしたいという方は、1食分を酵素ドリンクに置き換えるとよいでしょう。時間帯は、「朝食」に行いましょう。朝の4時から正午までは、体内では、「排泄」の時間帯とされています。そのため、腸内環境の改善や、デトックスに効果的な時間帯となります。
ファスティングをする際の流れ
準備期間をもうける
ファスティングには、「準備期」、「断食期」、「回復期」があります。ファスティングを開始する前の規則正しい生活や、胃腸を整えることが、準備期には必要です。身体に負担の少ない「和食」中心のご飯を食べ、質の良い睡眠を心がけるとよいでしょう。準備期をしっかり行っていても、断食期に入り、体調を崩すようなことがあります。その際は、すぐに中止し日を改めましょう。
酵素ドリンクと水のみで過ごすファスティングをする
ファスティング中は、水分補給を必ずしなくてはいけません。身体の毒素や老廃物を排出するため、水分は必要になります。間違った飲み物で、ファスティングを行うと、身体に悪い影響を与え、内臓を休ませることができなくなってしまいます。酵素ドリンクや常温の水を使用したファスティングをするようにしましょう。きちんとしたファスティングをすることで、排泄を促進し、アンチエイジング効果なども期待できます。
回復食期間をもうける
回復期は、ファスティングを終了し、普段の食事に戻すまでの期間です。準備期と回復期は、とても重要です。怠ると、リバウンドをしたり、内臓に急激な刺激を与えてしまいます。回復食期間は、ファスティング期間と同日数、または、それ以上の日数をもうけましょう。急に、普段通りの食事をとることで、体調不良や、自律神経が乱れてしまうため、注意が必要です。
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準備期間の際に気をつけること
ファスティング期と同日数行う
ファスティングをする際、準備期日数と断食期日数は同日数にしましょう。例えば、断食期が3日ならば、準備に必要な日数は、3日です。しっかりと計画を立てて行うことで、胃腸の負担を少なくして、ストレスなく過ごすことができます。
動物性たんぱく質や乳製品は控える
肉や魚などの動物性たんぱく質や、牛乳などの乳製品を摂ることは控えましょう。消化の際に、時間がかかります。内臓に大きな負荷をかけ、消化に負担がかかります。また、身体を冷やしてしまう原因にもなります。
白砂糖や油脂を含んだ食品は控える
白砂糖は、漂白の際に化学薬品が使用されています。マーガリンなどの油脂類は、「トランス脂肪酸」という人工的な油が使用されているといわれています。そのため、脂肪を分解するのに時間がかかるため、身体に蓄積されやすくなります。
カフェインを含んだ飲料類は控える
コーヒーや緑茶に含まれているカフェインは、胃を刺激する作用があります。また、カフェインには、利尿作用もあるため、脱水症状をひきおこす原因になります。カフェインを含んだ飲料類は、消化をする際に酵素が必要となります。消化は、酵素の働きを必要とします。これでは、ファスティングの効果を十分に得られなくなるため、消化の負担となるカフェイン摂取は控えるようにしましょう。
暴飲暴食はしない
生活習慣やストレスなどが原因で、暴飲暴食を引き起こすといわれています。しかし、食べ過ぎは、消化に時間がかかり、体内に固形物が蓄積され、ファスティング効果が得られません。また、準備期に暴飲暴食をすることで、断食期に物足りなく感じ、ファスティングを失敗に終わらせることもあります。身体にやさしい食事を、腹7~8分目を目安に摂りましょう。
アルコールは控える
アルコール摂取は、内臓に負担をかけるだけではなく、利尿作用や、酵素を大量に使用します。また、「肝臓」にまで負担をかけてしまいます。肝臓は、栄養物を代謝する働きと、体内の毒素を排出する働きがあります。アルコールを摂取すると、体内では、固形物よりアルコールの分解を優先してしまいます。ファスティング中のアルコール摂取は、デトックス効果が期待できなくなるため、控えましょう。
和食中心の食事にする
消化の良い和食中心の食事を心がけましょう。温かい食事をよく噛んで食べることで、満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを予防できます。健康によい食生活は、「まごはやさしいこ」の語呂合わせです。豆類、ゴマ、発酵食品(海藻類)、野菜、魚、しいたけ(キノコ類)、イモ類、米になります。これらの食材を意識した和食中心の献立にすることで、胃腸にやさしい食事ができます。また、汁物を多く摂取し、前日は流動食(おかゆ)を中心にした食事を摂るとよいでしょう。
ファスティング中に気をつけること
生理前はやらない
生理前は、黄体ホルモンの分泌量が増加します。黄体ホルモンは、身体に必要な栄養や脂肪、水分などを蓄える働きがあります。そのため、生理前にファスティングをしても、効果を感じにくくなります。体調不良の原因となることもあります。生理前はファスティングには不向きです。
水分を十分にとること
ファスティング中は、水分をしっかり摂取しないと、脱水症状を引き起こす危険性が高くなります。ファスティング中に摂取する水は、「常温の水」や「白湯」にしましょう。効果を得るためには、身体を冷やさないことが大切です。脂肪燃焼や、デトックス効果が期待できます。
タバコは控える
タバコは、タールやニコチンなどの有害物質が含まれています。酵素には、これらの有害物質を排出してくれる働きがあります。ファスティングに必要となる酵素を、タバコで無駄にはできません。また、血行が悪くなったり、体温が低下することで、脂肪燃焼効果も期待できません。禁煙をするか、喫煙は控えるようにしましょう。
酵素ドリンクの推奨分量以上はできるだけ飲む
酵素ドリンク商品によって、一日の摂取量に違いはあります。水分や栄養素などが足りないと、体調不良の原因にもなるため、推奨分量以上は、できるだけ飲みましょう。
回復食期に気をつけること
重湯など胃にやさしいものから少量食べるようにする
断食期を終了した回復食期は、消化がよく、胃腸の負担とならないような食事を心がけましょう。まずは、重湯や、具の入っていない味噌汁などから始めてましょう。また、おかゆや野菜、豆類など、胃にやさしいものを少量ずつ、食べるとよいでしょう。
ファスティング期と同日数行う
回復食期は、ファスティング期間と同日数行いましょう。急に、普段の食生活に戻してしまうと、体調不良になりかねません。リバウンドもしやすくなるため、準備期と回復期は、しっかり丁寧に行いましょう。
酵素ドリンクを選ぶ際のポイント
なるべく無添加のもの
飲みやすくするために、甘味料や香料などの添加物を配合している商品があります。添加物は、酵素の働きを阻害してしまうものです。選ぶ際は、無添加商品を選ぶことをおすすめします。
白砂糖を使用していないもの
甘く飲みやすい商品にするために、白砂糖などの糖分を配合しているものもあります。原材料名を確認し、主成分が「糖」と表記されているものは避けましょう。リバウンドの原因になります。
加水率が低いもの
酵素ドリンクには、水分が含まれています。原液100%がおすすめですが、商品によっては、水分をいれている場合もあります。水分をいれることにより、保存料なども含まれてきます。なるべく原液の商品を選ぶとよいでしょう。
発酵エキス主成分のもの
原材料名の主成分に、「~エキス」や、「~糖」と表記がある商品は避けましょう。糖分が含まれていない、酵素の働きを阻害されない商品を選ぶことが大切です。
オススメの酵素ドリンク
ベルタ 酵素ドリンク
新鮮な野菜や果物を使用したジュースです。ベルタの酵素ドリンクは、165種類と多種類の酵素を配合しています。また、美容成分は、プラセンタやヒアルロン酸、ザクロを配合しています。脂質ゼロのピーチ味ですので、飲みやすい美味しさです。コスパがよく、作る手間も省けるため、気軽に摂取できるドリンクです。ダイエット効果や体調管理、美容などに効果が期待されています。酵素ドリンクランキングでは、数々の受賞を果たしています。
シリウスラボ ピュアネス酵素
野菜や果物、野草を217種類使用して作られた酵素ドリンクです。ブラジル酵素82種類と日本産酵素135種類をブレンドして作られました。植物発酵エキスを93.2%配合しています。また、美容成分コラーゲンも配合されています。エネルギーの代謝にコエンザイムQ10(補酵素)を配合しています。完全無添加のアップル味ですので、安心して美味しく飲み続けられます。
ファスティングダイエットの効果を上げる秘訣
簡単な運動を取り入れる
正しく適度な運動を取り入れることで、ファスティング効果を高めることができます。ただし、ファスティング期間によって、運動の種類も変わってきます。1日のみの場合は筋トレを、3日の場合は軽い有酸素運動を、6日の場合はストレッチやヨガなどがよいとされています。リバウンドをしにくいため、おすすめです。
定期的に行う
ファスティングを定期的に行うことで、身体の毒素や老廃物を排出できます。また、太りにくくなる体質を手に入れられます。
ファスティングを生活に取り入れてより健康になろう
ファスティングは、計画的にしっかりと丁寧に行うことで、美容や健康、ダイエットにとても効果が高くなります。しかし、方法や酵素ドリンクなどの選び方を間違えてしまうと、効果が得られず、体調不良の原因にもなります。さまざまな効果が得られ、自分のタイミングでできるため、きちんと理解したうえでファスティングを始めてみましょう。