目次
太って脂肪がつく原因
脂っこい食べ物を摂取
脂質が多い脂っこい食べ物は脂肪になりやすいのでダイエット中の食事では注意が必要です。取りすぎてしまうとカロリーの過剰摂取にもつながります。
また、脂質の取りすぎは生活習慣病のリスクが高まり、健康にも影響が出てきますので脂っこい食べ物の過剰摂取は控えましょう。
炭水化物を食べすぎる
炭水化物は糖質でできています。体を動かすエネルギーにつながるので不足すると体に影響も出てきますが、自身でエネルギーを消費できる基礎代謝以上の糖質摂取はその分脂肪になってしまいます。
夕食など寝る前の食事では炭水化物を控えたり、よく噛むことで少しの量の炭水化物でも満足感を得やすくなるので咀嚼回数を増やしてみましょう。
糖分を過剰摂取
糖分は摂取すると血糖値が上がり脂肪になりやすい点の他、脳に刺激を与え満足感を感じます。
そのため、糖分を多く取ることが日常化すると糖分が足りない時にイライラしてしまったり、少ない糖分では満足できなくなり徐々に量が増えていってしまいます。
食後に甘いものを食べる習慣があるかたは量を減らしたり、甘いおやつを食べたい時はトマトに置き換えるなどしてみましょう。
運動不足によるもの
いくら食べ物に気をつけていても運動不足だとダイエットで結果を出すのは困難です。運動不足だと消費カロリーが少なくなるだけでなく筋肉量が落ちるので脂肪を燃焼する力も衰えていきます。
フィットネスジムなどで体を鍛えたたりすることももちろんよいですが、帰り道でわざと通り道をしてみたり、電車に乗る際に階段を使用するなど日々の生活で自然な運動を取り入れると運動が習慣化しやすくなります。
加齢によるもの
加齢による筋肉の低下で、基礎代謝量も減ってきます。基礎代謝量が減ると若いころより同じ運動量であっても痩せにくくなってしまったり、少しの運動で疲れやすくなります。
20歳前後を期に筋肉は衰えの一途をたどるといわれているので、年齢を重ね、疲れやすくなったときこそ筋肉をつけ基礎代謝量を健康的に維持できるようにしましょう。
代謝が悪い
代謝が悪くなると体が冷え脂肪をためやすくなってしまったり、汗をかきにくくなります。汗をかきにくくなると老廃物を外に出すことができません。
代謝をあげるにはウォーキング等の有酸素運動が大切です。また、体が硬いと代謝が悪くなるともいわれているので、お風呂上がりにストレッチを取り入れるなどして柔軟な体を目指しましょう。
不規則な生活
不規則な生活はダイエットの天敵です。特に睡眠不足が続くと、夜間に間食をしやすくなってしまったり、疲れがたまり甘いものを体が欲してしまいます。
また、食事の時間が日によってまちまちだと、満腹な時間と空腹な時間が定まらず体が常に脂肪を蓄えようとしてしまいます。可能な限り睡眠をしっかりと取り、規則正しい生活を心がけましょう。
お酒を飲む機会が多い方も注意が必要。お酒を飲むとむくんでしまったり、ついお酒と一緒に塩分やカロリーの高いおつまみを食べすぎてしまったりするので気をつけましょう。
よく噛まないで食べる
よく噛んで食べることでインスリンとヒスタミンが分泌され、満腹中枢が刺激されます。そのため、よく噛まずに食べたときよりも満腹感を得られ、少ない量の食事量で満足することができます。
また、よく噛むことにより消化を助け胃の負担を軽減。さらによく噛むことによりカロリーの消費にもなるのでダイエットに適しています。
ストレスを溜める
ストレスを感じると、脳がドーパミンというホルモンを分泌します。ドーパミンは食欲を促進させる働きがあるので過食に走ってしまったり、いつもより甘いものが欲しいと感じるようになってしまいます。
また、同じくストレスにより分泌されるコルチゾールというホルモンが成長ホルモンの分泌を妨げます。成長ホルモンが十分でないと脂肪を燃焼する力が弱くなりますので、ダイエットをしていても痩せにくい体になってしまいます。
脂肪燃焼するトマトの効果
成長ホルモンの分泌を促す
トマトには成長ホルモンの働きをサポートする成分が含まれています。成長ホルモンが活性化すると脂肪燃焼の力が高まり、新たな脂肪がつきにくくなります。
成長ホルモンは筋トレをすることや、睡眠を十分にとることでも増えるといわれているのでトマトを食べたことで相乗効果となるよう、運動と上質な睡眠も取り入れましょう。
健康な体作りを助ける
トマトのリコピンは免疫力を上げてくれるので、風邪の予防になるなど体を壊しにくくしてくれます。また、ナリンゲニンカルコンという成分がアレルギー反応を抑えるサポートをしてくれるので、アレルギーによる皮膚炎や花粉症にもいいとされています。
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トマトでダイエット。食事にプラスするだけで痩せやすい体をつくる
美白効果がある
トマトに含まれるリコピンは紫外線による肌の中のメラニン生成を防いでくれる働きがあるのでシミやしわの予防にも。イギリスの皮膚科学教授の研究ではトマトを食べていない人は食べている人の3倍日焼けによるダメージを受けるという結果が出ています。
また、ビタミンCも含まれているので肌に蓄積されてしまったメラニンへ働きかけ、できてしまったシミの対策にも役立ちます。
アンチエイジングの効果
トマトに含まれるリコピンという成分には抗酸化作用があります。肌の酸化を防ぐことでアンチエイジングにもつながり肌の生まれ変わりを助けてくれます。
リコピンは油と摂取するとより成分の良さを生かせるといわれているので、オリーブオイルなどと一緒に摂取するといいでしょう。また、トマトの細胞が壊れることでもリコピンの力を発揮するので、大きめに切るよりは小さめに切ることがおすすめです。
中性脂肪値を下げる
トマトに含まれる「13オキソ ODA」という成分が脂肪燃焼を助ける、という実験結果が京都大学から発表されています。
また、βカロテンという成分も中性脂肪を下げる手助けをしてくれる成分なのでトマトはダイエットの味方の野菜代表ともいえます。
便秘を改善する
トマトには食物繊維も含まれているので便秘の改善にも。便秘になると体調がいまいち優れなかったり肌荒れをしやすくなってしまいます。トマトを食べることで食物繊維と、十分な水分を摂取することで便秘の改善・予防をしましょう。
満腹感を促す
トマトには満腹感が得られることが英国大学の研究でも証明されています。トマトは水分含有量が多く、また食物繊維が含まれているため満腹感を得やすいのです。
普通の食事をとる前にトマトを食べるだけでもその後の食事の量を少なくすることができますし、間食をしたくなった時にお菓子代わりに食べてもいいですね。
代謝を上げる
トマトを食べると成長ホルモンが活性化し基礎代謝が上がります。基礎代謝は運動などをせずに自然の生活の中でエネルギーを消費する力なので、基礎代謝が上がると普段の生活でも痩せやすい体に近づきます。
トマトの成分別の栄養効果
目の健康を保つビタミンA
視機能等の目の健康維持に良いとされているビタミンAもトマトには含まれています。スマートフォンやパソコンで目を使う機会が多く、目がかすんだり疲れている方も多いのではないでしょうか。目を健康に保つためにもビタミンAはとても大切な栄養素です。
ビタミンAは体内に吸収されやすいのでトマトを生で食べた場合はもちろん、焼いたり煮ても摂取しやすいビタミンです。
免疫力を上げるビタミンC
ビタミンCは免疫力を高め最近やウイルスなどの外的から体を守ってくれます。風邪を引きやすい方や、体の疲れを感じやすい方は特に積極的に摂取しましょう。
また、ビタミンCは肌の酸化を防ぎハリを与え、しみも防いでくれる力があるので美肌にもいいとされています。ビタミンCは熱を通すと力が半減してしまいますのでトマトなどの野菜で摂取する際はなるべく生で食べるといいでしょう。
皮膚の健康を保つビタミンH
ビオチンとも呼ばれるビタミンHは肌の新陳代謝を高め血流をよくし、肌のターンオーバーを促してくれる働きがあります。そのため肌荒れ改善によいとされています。
また、髪の健康促進にも良いので髪の毛にコシがなくなってきたり、白髪が増えてきたといった場合にも摂取するとよいといわれているビタミンです。
ビオチンはビタミンCと一緒に摂るとより効果を発揮するといわれているので、両方含んでいるトマトで相乗効果を得られますね。
メラニン生成を抑制するリコピン
リコピンはトマトの鮮やかな赤い色を作る色素の一種です。リコピンは抗酸化作用があるので紫外線によるシワやシミの対策にいいとされています。
また、リコピンには新陳代謝高める働きもあるので、不要な老廃物を対外に排出する手助けも。そのため脂肪燃焼にも効果的です。
美肌効果も期待できるグルタミン酸
肌の潤いを保持し乾燥を防いでくれるのがグルタミン酸。肌の乾燥、乾燥による肌荒れが気になる方にはぜひ摂取していただきたい栄養素です。
グルタミン酸はアミノ酸の一種なので肌の内部に働きかけ肌の健康維持、美肌づくりのサポートをしてくれます。
むくみ対策になるカリウム
カリウムが不足すると水分を欲し、体がむくみやすくなってしまいます。カリウムを摂取することで余分な水分の蓄積を防ぐことができるのでむくみの解消、予防にもつながります。
また、カリウムは血流がよくなるので冷えの解消や、脂肪の蓄積対策にもいいとされています。
脂肪燃焼するトマトの摂り方
栄養バランスのとれた彩野菜とトマトのスープ
好みの野菜をオリーブオイルで炒め、コンソメで煮るだけで色合いも鮮やかで栄養たっぷりのスープができます。温かいものはもちろん、冷やしても美味しくいただけます。
物足りないときにはベーコンやソーセージをプラスしてもいいですね。いろいろな野菜を入れると見た目も色鮮やかになるので、見た目にも満足感を得られます。
老化防止のトマトジュースを飲む
トマトにはダイエットのためだけでなくアンチエイジングの力を始め、美容にも嬉しい成分がたくさん含まれているので毎日摂取したいものです。
トマトをそのまま食べるのが苦手なかたはトマトジュースを毎日飲むようにしても、気軽にトマトの栄養を摂取できます。
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トマトジュースで今日からできるダイエット。体内美人を目指す
満腹感のある寒天トマトゼリー
寒天を鍋で煮たところにトマトジュースを加え、冷やすだけで食べやすいトマトゼリーを手作りすることができます。レモン果汁を少し足して酸味を加えたり、甘みが少し欲しいときははちみつを少し入れてもいいですね。
トマトが苦手なかたや、お子さまでも食べやすいので家族でおやつに食べるのもおすすめです。
コレステロール抑えるオリーブオイルとトマトのサラダ
トマトにオリーブオイルを加えるだけで、生で食べるのとはまた違った味わいになります。お好みでベビーリーフやパプリカなどの野菜を加えても。
トマトには悪玉コレルテロールを下げる働きがあるので、コレステロール値が気になるときには、味付けが控えめで素材の味が楽しめるサラダを食べましょう。
カロリー抑えたトマトリゾット
食欲がないときや体調がすぐれないときにも食べやすく、栄養も取れるリゾット。ダイエットには玄米やもち米に変更してもいいですね。
他の野菜や、キノコなどを加えても彩りも加わり、食感も楽しめそうです。
美容効果のオリーブオイルと冷製トマトパスタ
トマトとオリーブオイルはパスタとも相性抜群です。暑い時期で食欲がない時には冷静パスタも。バジルを加えてジェノベーゼ風にしても美味しそうですね。
ダイエット効果のトマト摂取の注意点
他の栄養素もバランス良く摂る
ダイエットにいいとされる食品はそればかりを中心に食べてしまいがちです。トマトには多くの栄養素が含まれていますが、すべてが摂取できるわけではありません。
栄養素によっては、トマトに含まれていないほかの栄養素と一緒に摂取することで、より力を活かすことができるものあるので、ほかの食べ物とバランスよく栄養を摂るようにしましょう。
塩分の摂りすぎ
トマトを味付け無しの自然な塩分でそのまま食べるのがダイエットには理想的ですが、味付けをする場合には塩分量に注意しましょう。いくらトマトのよさを発揮しても、塩やドレッシング等で塩分を過剰摂取するとむくみなどの原因になってしまいます。
トマトの種類によっても味わいがさまざまなので、いろいろな種類のトマトを試し、調味料が少なくても食べられる好みの味付けのものを探してみるのもいいですね。調理方法によっても酸味などのバランスで合うもの、合わないものがあります。
寝る直前に食べない
トマトにはチラミンという成分が含まれています。チラミンには交感神経の動きを刺激し、活発化する働きがあるため、寝る直前に食べると神経が興奮し、寝つきに影響が出てしまうことも。
また、水分量も多いので食べるときは寝る直前は避け、食前や食事をとる際などにしましょう。
過剰な効果の期待はしない
これを食べれば痩せられる、と過剰な期待をしてしまうこともダイエットには禁物です。なかなか思い通りに行かなかったときにストレスを感じてしまったりするので、美味しく食べつつ、ついでにダイエット、という気軽な気持ちを持ち、長い目で取り組むこともダイエット成功の近道です。
また、ダイエットによいとされる食べ物に頼りすぎず、きちんと運動も取り入れることで筋肉も増え効果も見えやすくなり、リバウンドも防ぐことができます。
飽きない続けられるメニューで摂取する
最初に「ダイエットの為」と食べすぎてしまうと飽きてしまったり、効果が見える前に食べるのが嫌になってしまう場合があります。好物でない場合は特に最初にトマトばかりを食べすぎてしまうことを避け、無理せずにリラックスしてダイエットが続けられる量やメニューを取り入れましょう。
トマトは和食・洋食・中華など様々な料理や調味料に合うので、自分で無理なく作れるいろいろなレパートリーを持っておくと作るのが楽しくなりそうですね。
美味しくトマトを食べて美しく痩せよう
無理なダイエットをすると続かず効果が出る前に辞めてしまったり、リバウンドにもつながります。トマトはダイエットの味方だけでなく美容にも嬉しい栄養素がたくさん。さらにレパートリーを増やすと料理の腕も上がります。普段の生活にトマトを取り入れ、楽しく美味しく理想的な体を目指しましょう。