顔の肌荒れをなくすために。日々の生活習慣を見直して美肌を目指そう

2017.09.05

顔の肌荒れをなくすために。日々の生活習慣を見直して美肌を目指そう

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

ニキビや吹き出物、ざらつきなどの肌荒れに悩んでいる人は幅広い年齢層に及びます。 肌荒れの種類や原因、肌荒れをなくすための方法にはどのようなものがあるのでしょうか。 肌荒れを改善して、潤いのある美肌を手に入れましょう。

INDEX

目次

    顔の肌荒れの種類と原因

    肌のかさつきはバリアの弱まり

    肌のバリア機能を低下させる要因に、肌の乾燥があります。肌の中の「角層」というところの水分量が減少することにより、肌が乾燥してバリア機能が低下するのです。

    肌の乾燥を招く要因として、加齢による皮脂やセラミドの減少、洗顔のしすぎなどがあります。

    肌の乾燥は小じわが増えるだけではなく、亀裂や粉がふく、ざらつくという状態になることもあるので、乾燥しないようにしっかりと保湿し、肌に潤いを与えることが大切です。

    またバリア機能が低下すると、少しの外部からの刺激でもかゆみが出たりします。かゆいからといって、かきむしってしまうと肌が傷付いたり、炎症が起きたりしてさらに肌の状態が悪化してしまう可能性がありますので注意しましょう。

    赤みは肌が薄くなっている

    人間の肌は「表皮」「真皮」「基底層」の3つの層からできています。このうち毛細血管は「真皮」に集中していて、通常は透けて見えることはありません。ところが「真皮」の上にある「表皮」が薄くなっていると、毛細血管が透けて見えてしまい、これにより肌が赤く見えるのです。

    肌が薄くなるということは、外部からの刺激を和らげたり、菌などの侵入を防ぐバリア機能が低下していることの現れです。

    改善するためには、角層を健康な状態にする必要があります。角層が健康な状態になると、「表皮」の水分保持量が増えるので、外部からの刺激から肌を守るバリア機能がしっかりと働くようになります。

    肌を乾燥させないように、刺激が少なく保湿力のあるスキンケアアイテムを使用する、肌に負担が大きいオイルクレンジングは使用しないようにする、血管を保護するビタミンCを多く摂取するなど、日々の生活を見直しながら角層を健康な状態にして、肌の赤みをなくしましょう。

    かゆいときはかぶれているかも

    かぶれは、皮膚の表面にある樹状細胞(じゅじょうさいぼう)という細胞が、関係しています。

    体に悪影響があるものに対して、樹状細胞がリンパ節にいる白血球に知らせ、攻撃対象とするのです。攻撃対象はこの樹樹細胞が自ら判断して決めており、普段は化粧品や目薬などに反応しませんが、たまたま敵と認識した場合に攻撃対象となり、かぶれが発生します。

    また、かぶれには症状が出るのが「早いかぶれ」と「遅いかぶれ」があります。「早いかぶれ」は、ついてからすぐ出て、二時間くらいでおさまり、「遅いかぶれ」は、ついて一日後にかゆみが出て二週間程度続く場合があります。

    化粧品、ボディーソープ、リップクリーム、目薬など、かぶれの原因として思い当たるものがあれば、すぐに使用を中止しましょう。

    かぶれたときの対策方法としては、精油がベースの保湿クリームを使うと症状が収まったという声を聞くことがあります。

    ローマンカモミール

    抗炎症作用、抗アレルギー作用があり、かゆみに効果があります。皮膚の代謝を高める作用もあるので、しみ、そばかすにも効果があります。

    ジャーマンカモミール

    抗炎症作用、沈静効果があります。

    ラベンダー

    抗菌、殺菌作用があります。

    ティートリー

    優れた殺菌力があります。

    これらの精油をホホバオイルに数滴たらして、自家製の保湿クリームをつくり、セルフケアをするのも良いでしょう。

    またこれらのハーブは、お茶にして飲むと肌にも効果があるとされていて、さらに香りからもリラックス効果が得られます。

    ニキビや吹き出物はホルモンバランスの乱れかも

    女性は、月経後に排卵が終わってからの二週間が一番ニキビや吹き出物などの肌トラブルが起こりやすいと言われています。これは、ストレスや不規則な生活、睡眠不足などにより、ホルモンバランスが乱れるために起こります。

    女性ホルモンには、セラミドを増やして肌に潤いを与える「エストロゲン」と、排卵後、女性の体が妊娠しやすいように子宮内の環境を整える「プロゲステロン」があります。

    この「エストロゲン」と「プロゲステロン」が正常に分泌されていない状態が、ホルモンバランスの乱れです。

    ホルモンバランスを乱さないためには、しっかりと睡眠をとる、ストレスをためないようにする、バランスの良い食事をとることなどでが大切です。

    肌に合わない化粧品を使っている

    化粧品を使用してヒリヒリしたり、しみたりする症状が出たら、一旦使用を中止し、数日後にもう一度試してみます。それでも、ヒリヒリしたりしみるようなら、使用した化粧品の中に、肌に負担となる成分が含まれている可能性があります。

    赤み

    肌の状態は悪化することが多く、アレルギーの可能性もあるので、使用を中止しましょう。

     

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    肌の赤みを消すには?赤ら顔を上手に隠しながら改善して綺麗な素肌へ

    かゆみ

    治まらない場合は、使用した化粧品の成分が合わないので、使用を中止しましょう。

    湿疹

    化粧品を使用後すぐに湿疹が出た場合は、化粧品をよく洗い流して化粧品の使用を中止しましょう。

    肌に合わない化粧品は、肌にダメージを与えてしまいますので、化粧品を使用後に何らかの症状が出た場合は、使用を中止するのが良いでしょう。

    ニキビや肌荒れは顔ダニが関係しているかも

    顔ダニは正式名「デモデクス・フォリキュロラム」といい、人間の皮膚に寄生しています。顔にダニと思うでしょうが、怖がる必要は全くありません。この顔ダニは、人間の役に立っているダニなのです。もし顔ダニの数のバランスが崩れた場合、肌荒れの原因となってしまいます。

    では、顔ダニはどのように人間の役に立っているのでしょうか。顔ダニは単に顔に住んでいるだけでなく、顔ダニが余分な皮脂を食べてくれることで「表皮」を正常な状態に保ってくれています。

    もし顔ダニが顔に存在しない場合、バランスがおかしくなり、乾燥肌になったり、ニキビや吹き出物ができやすくなる肌荒れの原因となると言われています。

    顔ダニの数が少ない

    皮脂量や老廃物が増えてバランスが崩れ、ニキビや肌荒れの原因となります。

    顔ダニの数が多い

    顔ダニの死骸や排泄物の量が増え、顔に残りやすくなることで毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや肌荒れの原因となります。

    顔ダニは少なすぎても、多すぎても肌荒れの原因となります。では、顔ダニの数のバランスを保つためには、どうしたらよいのでしょうか。

    顔ダニは夜行性で、私たちが寝ている間に毛穴から出てきて活動し、朝方毛穴へ戻るそうです。ですので、寝る前には必ず丁寧なクレンジング、洗顔をし、朝も丁寧な洗顔をして清潔な肌を保つようにしましょう。

    便秘でガスや不要物がたまることも原因に

    新陳代謝が正常だと、皮膚や腸内にたまる不要物は体外へと排出されます。ところが新陳代謝の低下が起きると、排出機能も低下してしまい、不要物が体内にたまってしまいます。これにより、ニキビや吹き出物などの肌荒れが起こります。

    便秘が続くと、体内の老廃物は腐敗します。便がたまって老廃物が体外へ出せないと、腸壁を通って血管へ溶け出し全身へとめぐります。その後、皮脂や汗と一緒に排出されていくのですが、老廃物の排出に力を使うため、肌の代謝が悪くなり肌荒れが起こるのです。

    便秘による肌荒れに効果的な方法は、食物繊維の多い食品をしっかりと摂取し、水分をしっかりととるように心がけることです。水分といっても、利尿作用のあるコーヒーや紅茶ではなく、水を飲みましょう。

    また、運動不足にならないように適度に運動をする、スキンケアを怠らずにしっかりと行い、肌に水分を与えることも大切です。

     

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    毎日のヨーグルト習慣で便秘解消。すっきりと体の内側からきれいに。 

    肌荒れを改善するための食習慣

    タンパク質は肌を作るのに大切

    タンパク質は、不足すると基礎代謝能力が低下してしまいます。その結果、肌荒れの原因となるのです。

    必須アミノ酸を多く含む、シラス干し、イワシ、牛肉、鶏肉、大豆、牛乳、サーモンなどの「良質タンパク質」をバランス良く摂取することが大切です。

    ビタミンを十分とる

    ビタミンには様々な効果があります。個々に見ていきましょう。

     

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    肌によいビタミンとは?正しい摂り方を知って高い効果を得よう 

    ビタミンB1

    玄米、ホウレン草、納豆などに多く含まれています。糖質をエネルギーに変える働きがあり、細胞の代謝を活発化してターンオーバーを促進し、美肌へと導きます。不足すると、肌荒れ、乾燥を招き、また疲労や食欲不振なども起きてしまうので、積極的に摂りましょう。

    このビタミンは水溶性ビタミンですので、ゆでるとゆで汁に流れ出てしまいます。スープで食べると効率良く摂取することができます。

    ビタミンB2

    豆、アーモンドなどのナッツ類、納豆、レバー、牛乳、卵、さば、ぶりなどに多く含まれています。

    このビタミンは、細胞の再生を助けて免疫力をアップしてくれます。不足すると、ニキビや肌荒れが起きます。

    ビタミンC

    パセリ、赤ピーマン、キウイフルーツ、レモン、ブロッコリー、さつまいも、じゃがいもなどに多く含まれています。

    抗酸化作用があり、肌の老化を予防してくれるビタミンです。体内でつくることができないと言われているため、食事やサプリメントから積極的に摂取する必要があります。

    カルシウムは乳製品や小魚で

    カルシウムは不足すると、新陳代謝を低下させてしまうと言われています。新陳代謝が低下することで、ニキビ痕が治りにくく、しわやたるみも目立つようになってしまいます。

    重要なミネラルですので、乳製品や小魚などから積極的に摂取することが大切です。

    鉄分不足にも注意が必要

    鉄分は赤血球の中にあるヘモグロビンを作るのに欠かせません。また、コラーゲンをつくるのにも、鉄分は使われています。

    鉄分不足になると、体内に必要な酸素や栄養が行き渡らずに、コラーゲン不足になってしまいます。この結果、肌荒れが起きてしまうのです。

    冬だけでなく、夏になっても肌が乾燥している場合は、鉄分不足、いわゆる貧血が原因で肌の潤いがなくなっているのかもしれません。

    また、鉄分不足になるとミネラルも不足しています。ミネラル不足だと、体内のホルモンバランスが崩れて、ニキビや吹き出物ができやすくなってしまいます。

    鉄分は、レバーや赤みの肉、ホウレン草、小松菜、カツオ、ニボシ、パセリなどに多く含まれています。しかし、とても吸収されにくい栄養素なので、効率良く吸収させるためには、たくさんのビタミンとタンパク質が必要となります。

    鉄分不足にならないように、鉄分、ビタミン、タンパク質をバランス良く摂取しましょう。

    食物繊維で便秘予防

    便秘により腸内環境が悪化すると、体内に老廃物がたまり、肌荒れの原因となってしまいます。

    便秘予防のためには、積極的に食物繊維を摂取することが必要です。食物繊維は、カボチャ、ゴボウ、サツマイモ、キャベツ、ダイコンなどの野菜から摂取できます。

    食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の二種類があり、どちらもバランス良く摂取することが大切です。

     

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    不溶性食物繊維

    消化器官の中にある水分を取り込みながら、摂取した「不溶性食物繊維」のかさましを図り、便の量を増やして排便を促す作用があります。

    水溶性食物繊維

    水分の保持力が高いので、ドロドロとした粘りのある状態で便を柔らかい状態に保つ作用があります。

    どちらの食物繊維もバランス良く摂取して、便秘予防に努めましょう。

    糖分の摂りすぎは吹き出物を悪化させる

    糖分の過剰摂取は、ミネラルやビタミン、カルシウムに影響を及ぼします。

    特にビタミンへの影響は、肌の潤いやツヤがなくなってしまう原因となるため、注意が必要です。糖分は体内で分解、吸収されるときに、ビタミンB群を消費します。糖分を過剰摂取することで、ビタミンがムダに消費されてしまい、肌にじゅうぶんな栄養が届かなくなってしまいます。この結果、肌のツヤや潤いがなくなってしまい、ニキビや吹き出物ができやすくなったり、すでにできているものを悪化させたりするのです。

    糖分の過剰摂取は、肌に大敵です。過剰摂取はしないようにしましょう。

    肌荒れ改善のための洗顔方法

    手やタオルは清潔に

    手は様々なものに触れているため、常に雑菌が付着しています。そんな雑菌だらけの手で肌に触れてしまうと、雑菌が付着してしまうかもしれないのです。

    手の雑菌が、ニキビや肌荒れを誘発してしまう原因にもなりますので、手で顔に触れる癖がある場合は、すぐにやめましょう。

    もちろん、洗顔前にはしっかりと手を洗うことを忘れずに行うことも大切です。

    また、爪をのばしてネイルをしている場合は、爪の裏側に雑菌が繁殖しがちなので、帰宅したらしっかりとブラシを使って爪の裏まで洗い、雑菌を落とすようにしましょう。

    洗顔後に使用するタオルは、使用したらすぐに雑菌が繁殖してしまいます。雑菌だらけのタオルで顔をふいたら、顔に雑菌ががついてしまい、肌荒れの原因になってしまうので、タオルは必ず毎日清潔なものを使用しましょう。

    洗顔のしすぎはNG

    洗顔のしすぎは、過度の乾燥を引き起こし、肌の水分と油分のバランスを崩してしまうため、ニキビや吹き出物を作ってしまう原因となります。

    肌の角質層の厚さは、ラップ1枚と同じ程度です。洗顔のしすぎは、角質層を乾燥させますので、水分保持力が低下してしまいます。

    では、どのような洗顔方法が良いのでしょうか。

    洗顔料はしっかりと泡立て、優しく洗います。1回の洗顔ですすぐ回数は20回を目安とし、洗顔料を長く肌の上にのせておくのはやめましょう。また、すすぐときは32度~36度くらいのぬるま湯を使い、髪の生え際までしっかりと洗い流すことも忘れないようにしましょう。

    すすぎ残しをなくす

    しっかりと洗顔料を落としていないと、せっかく洗顔料で一度吸着させた汚れが洗い流されずに、毛穴の中にとどまってしまいます。

    また、洗顔料には界面活性剤作用があるものが入っています。界面活性剤は、水分と油分をなじませるものなので、長時間肌にのせておくと、肌本来の皮脂バランスや水分保持力が破壊されてしまいます。この結果、ニキビや吹き出物が発生するほか、スキンケアをしても浸透力が低下してしまいます。

    洗顔料のすすぎのこしは、絶対にしないように気を付けましょう。

    洗顔料は無添加のものを使う

    ニキビや吹き出物など、いつも何らかの肌荒れに悩んでいるとしたら、洗顔料が原因かもしれません。意外にも洗顔料が肌に合っていない場合があるので、洗顔料を見直してみましょう。

    無添加の洗顔料とは、純せっけんと呼ばれているものです。せっけん素地100パーセント、せっけん素地98パーセント以上、純せっけん分98パーセント以上と記載があります。

    洗顔料には、ほぼ全ての商品に合成界面活性剤が使用されていますので、天然の界面活性剤でつくられた洗顔せっけんを選ぶのが良いでしょう。

    洗顔料を選ぶポイントは、無添加だけど使い心地が良いもの、キメの細かい泡で優しく洗えるもの、なるべく洗顔後に肌の突っ張り感がないものを基準に選ぶと良いでしょう。

    ただし、無添加とうたわれて販売されているものの中には、注意しなくてはならないものもあります。

    無添加せっけんとは、国により決められた一定の成分である、旧指定成分という成分を含まないもののことです。

    ところが、旧指定成分が定められてから年月が経ち、その間に新たに身体に害のある成分が発見されています。次々に発見されている、安全性が確認できていない成分が含まれている洗顔料でも、旧指定成分が含まれていない場合は、無添加とうたい販売することができるのです。

    もちろん、身体に一切害のある成分が入っていない、安心で安全なせっけんもありますが、このような洗顔料も存在していますので、購入の際はパッケージに表示されている主成分や配合されているものをきちんと把握し、自分の肌に合うものを選ぶように心がけましょう。

    ゴシゴシ洗わない

    肌の角質層という部分には、主に肌を健やかに保つために肌の水分が逃げるのを防いで潤いを保ち、外からの雑菌などから侵入を防ぐという役割があります。

    ゴシゴシと洗いすぎると、摩擦力により角質層がダメージを受けて水分保持力が低下し、乾燥を招いてしまいますので、必ず優しく丁寧に洗顔するように心がけましょう。

    また、頬や目元は特にデリケートな部分ですので、肌の上で泡を滑らせるように優しく指の腹で洗うようにしましょう。

    熱いお湯は肌を刺激する

    40度以上のお湯で洗顔すると、皮脂が落ちすぎてしまい、乾燥肌を誘発する原因となります。肌に必要な油分まで落としてしまうと、結果的に肌の皮脂バランスが崩れて乾燥肌を招き、さらにシワをつくりやすくなってしまいます。

    熱いお湯は避け、32度~36度くらいのぬるま湯で洗顔するようにしましょう。

    化粧水は洗顔後すぐにつける

    洗顔後は時間の経過とともに、化粧水の肌への浸透率が低下してしまいます。また洗顔後は肌も乾燥するため、できるだけ早めに保湿成分が入った化粧水をつけることが重要なのです。

    しかし、保湿をするためといっても、化粧水を大量につければ良いというものでもありません。

    肌の角質層は約0.02ミリと非常に薄いため、吸収できる水分量には限界があります。つまり一定量の化粧水以外は浸透しないのです。

    角質層が大量の化粧水によりふやけると、少しの刺激でも剥がれやすくなってしまいます。こうなると、角質層の隙間から皮膚内部の水分が蒸発してしまい、肌は乾燥してしまうのです。

    これでは逆効果になってしまいますので、適量の化粧水を肌に与えて潤いを保ちましょう。

    ただし、肌がしみるような肌荒れがある場合には、洗顔後は化粧水ではなく、クリームをつけましょう。クリームで角質を保護し、ダメージを受けた細胞の修復を最優先にするのです。これは肌荒れが落ち着くまでの応急処置ですので、このような場合には試してみると良いでしょう。

    生活習慣を変えて肌荒れ改善

    早く寝て睡眠時間を確保

    睡眠中は成長ホルモンが分泌されます。眠ることで、成長ホルモンによりターンオーバーが促進されて肌が綺麗になるのです。深い眠りほど、より成長ホルモンが分泌されるので、早寝をしてしっかりと睡眠時間を確保することが大切です。

    また寝るときは、ゆったりとした軽い素材のパジャマなどを選び、リラックスして眠りましょう。

     

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    悩みを相談できる人を見つける

    現代はストレス社会と言われていますが、ストレスは肌にとって良くありません。ストレスをためこむと、免疫力が低下し外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。また、皮脂分泌も増えるので、肌荒れの原因となります。

    ストレスは自律神経の乱れで、この乱れによりホルモンバランスが崩れるため肌荒れが起こりやすくなります。

    悩みがあるとストレスとなってしまいますが、良き相談相手を見つけることにより、ストレスが緩和されていきます。話すだけでもすっきりすることもあるので、良き相談相手を見つけてストレスを溜め込まないようにしましょう。

    趣味の時間をとってリフレッシュ

    現代人はストレスが多いため、ストレスにより吹き出物、肌のくすみ、キメの乱れなどの肌荒れがが起こることがあります。

    好きなことをして、気分をリフレッシュすることにより、ストレス発散の効果が期待できます。

    アロマや、ゆったりとした心が落ち着く音楽を聴くなど、日々の生活の中で楽しみを見つけ、リラックスすることが大切です。

    適度に運動をする

    ウォーキングや、朝晩の軽いストレッチなど、適度な運動をすることで、自律神経を活発化させて、乱れたホルモンバランスを整える効果があります。

    普段あまり運動をしない生活でも、ストレッチなどは手軽にできますので、日々の生活に取り入れていきましょう。

    寝具などは清潔なものを使う

    寝る前につけた化粧品が枕などの寝具についてしまうと、それが肌荒れの原因となることがあります。

    また、肌を刺激する素材の枕カバーは、肌を痛めてしまうことがあるため、かゆいなどの症状がある場合は、肌触りの良いタオルや枕カバーに交換してみましょう。

    布団はお昼時の湿気が低い時間に干しましょう。雨上がりは朝も夜も湿度が高いため、湿気を取り込んでしまい逆効果となります。晴れた日に、ダニ退治を含めて布団の湿気を飛ばし、清潔な寝室環境を整えましょう。

    紫外線対策も大切

    紫外線を浴びると、まれに「ぶつぶつとした湿疹」などの肌荒れを起こす人がいます。

    これは紫外線によるアレルギー反応のようなもので、紫外線アレルギーや日光過敏症などと呼ばれています。紫外線を浴びてすぐに「水ぶくれ」や「ぶつぶつとした湿疹」が、現れた場合は、紫外線アレルギーの可能性を考えましょう。

    紫外線アレルギーを発症するのは、色白の人に多い傾向にあるようです。しかし、突然発症することもあるので、きちんとした対策が必要となります。対策法としては、帽子をかぶる、日焼け止めを塗る、日傘をさす、サングラスをかけるなどがあります。

    ところが紫外線対策に必要な、日焼け止めについては、肌にとって負担がかかるものがあるため注意が必要です。日焼け止めには、「紫外線吸収材」という成分入りの日焼け止めと、「紫外線散乱材」という成分入りの日焼け止めがあります。

    紫外線吸収材

    この成分は、紫外線を一旦身体の中に取り入れて化学反応を引き起こし、熱を放出させる作用があります。

    紫外線を身体の中に取り入れた段階で、人によっては刺激となる可能性があり、この刺激によりぶつぶつなどの肌荒れを起こすこともあります。

    この「紫外線吸収材」が含まれているタイプの日焼け止めは、紫外線カット効果が高く、肌に塗っても白浮きしません。さらりとした肌触りで、塗り心地の良い、汗に強いタイプです。この日焼け止めは、効果は高いのですが、肌への負担は大きくなります。

     

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    紫外線吸収剤が肌を乾燥させる原因に?日焼け止めの失敗しない選び方 

    紫外線散乱材

    この成分は、肌表面で紫外線を反射、散乱させる作用があります。紫外線を吸収しないため、化学反応を起こさないので肌への負担は少ないです。

    日焼け止めを選ぶときには、商品のパッケージの表示を良く確認して、「紫外線吸収材不使用」、「ノンケミカル」と表示されているものを選ぶようにしましょう。

    また、紫外線を浴びたあと湿疹ができたり、腫れて痛いようだったり、かゆみを伴う場合は、早めに皮膚科へ行くようにしましょう。

    自分でできる応急処置としては、流水や保冷剤などで冷やすことですが、かゆいからといって、絶対にかきむしってはいけません。傷ができて、雑菌が侵入し、湿疹などが悪化してしまう可能性もあります。ひどい状態になる前に、早めに皮膚科へ行くようにしましょう。

    編集部が選んだ肌荒れ改善におすすめの化粧水

    無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ

    岩手県釜石の洞窟から汲み出される、天然水を使用したスキンケアアイテムです。

    乾燥が気になる敏感肌に、潤いをたっぷり与えて保護してくれます。肌の保護成分スベリヒユエキス、天然成分グレープフルーツ種子エキス、保湿効果の高いリピジュアR(ポリクオタニウム-51)、ヒアルロン酸を配合しています。

    キュレル 化粧水 III

    うるおい成分のユーカリエキスが、角層の深部まで浸透します。外部刺激を受けにくい、なめらかな潤いに満ちた、しっとりとした肌に整えてくれます。

    アベンヌ アベンヌ ウオーター

    大地のミネラルをたっぷり含みながら、50年以上の時間をかけて地上にわき出る、アベンヌ温泉水100パーセントを使用しています。

    肌をやわらげ、みずみずしくなめらかにし、敏感な肌を優しく落ち着かせてくれます。

    アベンヌ温泉水は、ミネラルバランスが絶妙で、カルシウムとマグネシウムの割合が2:1という、とても良いバランスで配合されているのです。

    防腐剤、香料も無添加で、肌に良い成分がそのまま入っており、さらにスプレータイプなのでメイクの上からも使用できます。

    アルージェ トラブルリペア リキッド

    日常生活の中で突然できる、ニキビ、吹き出物、赤み、かゆみ、かさつきなどの様々な症状が重なる「複合的肌荒れトラブル」を、一本でトータルケアし、なめらかでよりキレイな肌にしてくれる薬用化粧水です。

    保湿成分のトウモロコシ由来のデンプンである、天然成分の水添デンプン分解物混合溶液が配合されており、保水力を高め、肌の活性化を促進しバリア機能をアップさせます。

    また、オウゴンエキス、カワラヨモギエキスなどの植物性成分の力で、トラブルの起こりにくい肌の状態をつくります。

    ラ ロッシュ ポゼ ターマルウォーター

    フランスの特別な地層から1700年かけて、ゆっくりとにじみでた湧水を使用しています。

    稀少なミネラルや、肌への有効性について研究されている、セレンを豊富に含み、肌をやわらかくし、バリア機能をサポートしてくれます。

    ミストタイプですので、メイクの上からでも使用でき、大人から赤ちゃんまで、顔だけでなく全身に使用できます。

    ファンケル 無添加 アクティブコンディショニング ベーシック 化粧液 I

    潤いが不足し乾燥している肌は、潤いに必要な成分であるアミノ酸量が少なくなっています。この化粧液は、乾燥によるダメージをケアしながら、肌のすみずみまで美容成分を届けてくれる保湿化粧液です。

    肌の潤いを保つ成分のセラミドを補いながら、肌自身のセラミドをつくる力を高めることができる独自の働きを持つ成分、「アクティブセラミド」を開発し、化粧液に配合しています。

    日々の努力で顔の肌荒れを改善しよう

    ニキビ、吹き出物、乾燥などの肌荒れをつくらない、増やさないためには、生活習慣の見直しから始めてみましょう。洗顔方法の見直しや、適度な運動、深い睡眠の確保、もちろん寝具を清潔にしておくことも忘れずに行いましょう。

    また、しっかりとした紫外線対策をして肌にダメージをを与えないように気を付けることも必要です。今使用しているスキンケアアイテムが、肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、肌の状態に合ったスキンケアアイテムを探すようにしましょう。

    日々の生活の中で、できることから少しずつ見直して、潤いに満ちた肌を目指しましょう。

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