代謝を上げるツボ。ツボと効果的な押し方を知り美ボディをつくろう

2017.09.05

代謝を上げるツボ。ツボと効果的な押し方を知り美ボディをつくろう

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

家事や仕事などが忙しいと、エステやマッサージなどに通ってまで身体のメンテナンスを行うのが難しいですよね。でも、代謝を上げるツボを知れば、家にいながら太りにくい身体作りができるのです。適切な位置と押し方を知り、美しい身体を作りましょう。

INDEX

目次

    ツボを押すときに注意したいことは?

    ツボを押すタイミングに注意

    ツボは直接身体をさわるため、正しく行わないとかえって状態を悪化させてしまうことがあります。まず、ツボを押すのに適さないタイミングですが、妊娠中や、飲食・飲酒後30分以内、発熱や手術後など体調の悪いときなどがあげられます。また、ツボの周辺にけがや痛みがある場合にも避けたほうがよいです。

    もしもツボを押した後に具合が悪くなったり、痛みを感じ、なかなか良くならないようでしたら医師に相談しましょう。

    リラックスした体制で呼吸を意識しながら行う

    脈は息を吸うとはやまり、息を吐くとゆっくりと拍動します。そのため呼吸を意識しながらリラックスした体制でツボ押しを行いましょう。施術の前に深呼吸をするのもよいですね。

    また寝起きのベッドの中や、入浴中や入浴後も心身ともにリラックスしていますのでツボ押しに適したタイミングといえるでしょう。

    さて、ツボの押しかたですが、口で息を吐きながら押し、鼻で吸いながら離します。そして指の力ではなく、体重をかけるように力をいれましょう。

    力任せに押さない

    直接身体に触って施術するため、専門家でなければ力任せに押さないほうがよいでしょう。やり過ぎると、炎症を起こしたり筋を痛めたりと逆効果となってしまいます。

    不快な痛みは我慢せず、心地よさを感じる程度の力で行ってください。痛みがひどいときには、さするだけでも効果があるので、ムリをしないことが大切です。

    力加減が難しく力を入れすぎてしまうという場合には、さするだけでも効果のあるツボもありますし、お灸などの温熱効果をプラスして刺激の質を変えるのもいいでしょう。

    長時間押さない

    親指のはらの部分を押し当て、ほどよい刺激を感じる程度まで押します。3~5秒程度キープし、ゆっくり指をツボから離します。このときにパッと離すと筋の神経を過度に刺激してしまうので気をつけます。

    また、痛みを感じる同じところを何度も何度も押さないように気をつけましょう。炎症を起こしたり筋を痛める可能性があります。何事もやり過ぎはよくありません。一回を長時間行うよりも、短い時間でツボ押しを継続的に行い方が効果があります。

    好転反応があることを知っておく

    よくマッサージにいったりすると「今日はモミ返しがあるかもしれません」と言われたりします。これは、それまで滞って流れていなかった老廃物やリンパ液が急に流れることで、一見状態が悪化したように感じるのです。

    ツボ押しも同じようなことが起こります。まれにツボ押し後に気分がわるくなったり吐き気や頭痛が起こるかもしれません。これは時間がたてば収まりますし、ツボ押しを継続していく中で循環がよくなれば消えていく反応です。ただ、あまりに収まらない場合は医者等に見てもらったほうがいいでしょう。

    代謝を上げる効果のある手のツボ【曲池/きょくち】

    曲池を押すと得られる効果

    幅広い効能があるので有名です。ざっと効能をあげただけでも、腕全体の痛み、五十肩や歯痛、頭痛、眼精疲労、腹痛、便秘、下痢、月経不順、神経痛、肌荒れなどがあげられます。

    代謝に関係するはたらきをあげれば、胃腸の働きを改善し、消化をスムーズにする効果があげられるでしょう。代謝をあげようと曲池を押すことで、思わぬプラスの効果も得られるかもしれません。

    曲池の位置

    曲池の「曲」は曲がったところという意味ですね。これは肘を曲げたときにできるしわの先端にツボがあるため、ツボの名前に曲という字がつけられたのです。そう考えると場所を覚えやすいかもしれません。

    肘を曲げたときのラインの端を圧迫すると、ズキンと痛む場所が見つかります。それが曲池です。肩などのツボは押すのが難しいですが、曲池は腕なのでとても押しやすい場所にあります。効果も幅広いのでぜひ知っておきたいツボのひとつです。

    曲池を押す際のポイント

    曲池を押す指は、親指ではなく人差し指を使います。肉を押すというよりは、人差し指でひじの骨に向かって強めに押し込みます。

    ツンと響くような心地よい痛みを感じたらそこがツボですので、息を吐きながら3~5秒くらい押した後、息を吸いながらゆっくりと指を離します。骨の際を押し込むようするのがポイントですね。

    代謝を上げる効果のある手のツボ【合谷/ごうこく】

    合谷を押すと得られる効果

    合谷もさまざまな効果を得られるツボのひとつです。例をあげると、頭痛、風邪のひきはじめ、鼻水、歯痛、視力低下、腹痛、難聴、肩こりなど。

    また、陽明大腸経という肺や大腸と密接な関係がある経路に位置するので大腸の働きを良くし、代謝を高めるはたらきもあります。また、それだけではなくニキビの改善にも効果的なので、女性にはうれしいツボのひとつです。

    合谷の位置

    合谷の「合」は、親指と人差し指が出会う場所を指します。「谷」は、親指と人差し指を開いたときに谷のようにくぼんでいるからです。なので、合谷の位置は手の甲側の人差し指と親指の骨が合流するところからやや人差し指寄りの位置となります。

    人差し指寄りというのがわかりにくければ、親指と人差し指の骨がぶつかるあたりから、人差し指で徐々に移動しながら探し、ズンという痛みを感じる場所がみつかればそこが合谷のツボです。

    合谷を押す際のポイント

    合谷は、反対側の手の親指を使います。合谷の位置で痛みを感じるくぼみが見つかったら、親指で人差し指の骨に向かってやや強めに押します。

    息を吐きながら3秒押し、吸いながらゆっくり離し、同様の呼吸法で3秒押し、ゆっくり離しを繰り返すと効果的です。親指で押す他には、小さな円を描くように押すやりかたもあります。

    見つけやすく、押しやすい場所にあるツボなので、テレビを見ているときや仕事の合間など気づいたときに押すことができます。毎日継続的にツボ押しをすると効果的です。

    代謝を上げる効果のある体のツボ【中?/ちゅうかん】

    中?を押すと得られる効果

    中?の「?」は胃や肺、消化器官を表しているといわれます。胃腸の働きを整えたり、血行改善に効くツボです。胃腸の調子が整うことで基礎代謝があがり、脂肪を燃焼しやすい体質に変わります。

    胃に関わる症状、ストレス太り、食あたり、食欲不振、胃痛、消化不良などの他、夏バテや肩こり、頭痛、むくみなどにも効くのでぜひ試してみてください。

    中?の位置

    おへその真ん中から指4本分上、みぞおちの真ん中あたりに中?のツボがあります。ツボは左右対称の位置にあることが多いのですが、中?のツボはひとつだけです。

    おなかのツボは押しやすいので、仕事のちょっとした合間などに押してもよいですね。ツボを押す前に深呼吸をしてリラックスをすると効果的です。

    中?を押す際のポイント

    中指を中心に三本指をそろえ、中指の腹が中?のツボに当たるようにします。そして息を吐きながら、まっすぐ体の中心に3~5秒優しく押した後ゆっくりと指を離します。

    力加減は、胃を圧迫しすぎないように気をつけて、やさしく行いましょう。さするだけでも効果があるツボなので、片手ではなく両手を添えてもよいです。

    代謝を上げる効果のある体のツボ【天枢/てんすう】

    天枢を押すと得られる効果

    天枢は消化器系や泌尿器系にはたらきかけてくれるので腎臓や肺を活性化させ、便秘にも効果があるツボです。天枢のはたらきはそれだけではありません。女性ホルモンのバランスを整えたり、体の老廃物を流してくれる作用もあるのです。

    生理痛や生理不順のような婦人科系疾患だけではなく、バストアップなどの効果も期待できます。内臓を活性化させ代謝をアップさせるだけではなく女性ホルモンのバランスを整えてくれるなんてすてきなツボですよね。

    天枢の位置

    天枢の「天」は上半身、「枢」は要となる場所を指します。つまり、身体の上半身と下半身の境目にある大事な場所ということです。

    天枢はおへその近くに左右対称に2カ所あります。ツボを探すときは、おへそから外側へ指3本分、もしくは親指2本分くらい離れた場所をさぐりましょう。

    天枢を押す際のポイント

    左右両方のツボを同時に、親指以外の指を全て押し当てて軽く押します。呼吸は押すときにゆっくりと息を吐き、指を離すときに息を吸います。

    力加減はお腹が軽くへこむくらいのやさしさで。お腹は全身の中でも柔らかくデリケートです。そのため、あまり強く力を入れすぎないようにしましょう。

    代謝を上げる効果のある体のツボ【気海/きかい】

    気海を押すと得られる効果

    多くの気が集まるといわれている気海ですが、このツボを押すことで腸の血流を良くすることができます。腸の血流がよくなると体が元気になります。貧血や虚弱体質が改善するかもしれませんし、生理痛や生理不順がなおるかもしれません。他に下腹部痛、便秘、冷え、腰痛、ストレス、不眠などにも効果があるとされています。

    代謝を上げエネルギー消費しやすい体に改善してくれるツボなので、ダイエット効果も抜群です。

    気海の位置

    気海のツボは、おへその真ん中から指2本分下あたりにあります。丹田のひとつともいわれており、昔から気付けをするときのツボとして知られていました。

    下腹のあたりなので、仕事中などには押しにくいですよね。お風呂上がりや、朝起きて立ち上がる前などに行い代謝を切り替えましょう。

    気海を押す際のポイント

    両手の人差し指と中指の腹を重ねてツボにあて、まっすぐ体の中心に3~5秒やさしく押します。息を吐きながらゆっくりと押し込むように指圧し、指を離すときに息を吸います。

    おへそ周りのツボは圧迫しすぎないようにソフトに押すのがよいのですが、気海だけは他の場所よりも少しだけ強めにグリグリ押してもよいようです。

    代謝を上げる効果のある体のツボ【腎兪/じんゆ】

    腎兪を押すと得られる効果

    ツボの名前に「腎」の字があるように、むくみ、倦怠感、尿の量といった腎の機能に関係した効果があります。また不妊症や生理不順などの婦人科系疾患、糖尿病、中耳炎、ぎっくり腰、痔、しみ、そばかす、高血圧などにもよいです。

    血流を良くするツボなので冷えを改善し、代謝を上げることができます。結果としてお腹の脂肪を減らすことができるのでぜひ試してみてください。

    腎兪の位置

    ツボは背中側のおへその高さくらいの位置です。背中の腰のくびれの高さを目安に背骨から指2本分外側にあります。

    また仰向けになって背中にテニスボールなどをツボに当て、ゆっくりと体重をかける方法もあります。腎愈の近くには横並びに志室や命門というツボがあります。腎愈と志室は腎機能、命門は体力アップによいのでついでに刺激してもよいかもしれません。

    腎兪を押す際のポイント

    親指を背中側にまわし、ツボを探り当てます。そのまま親指で押し揉みます。

    力加減は心地よさを感じる程度で。息を吐きながら5秒程度押し込み、息を吸いながらゆっくり指を離します。これを5~6回繰り返します。足を肩幅に開き、腰をゆっくり回しながら刺激するとさらに効果的です。

    冷えに関係するツボなので、カイロやドライヤーなどを使い温めながら行うとさらに効果が上がります。

    代謝を上げる効果のある足のツボ【足三里/あしさんり】

    足三里を押すと得られる効果

    足三里のツボを押すと、胃腸の働きを整え消化をスムーズにすることができるので、代謝を上げられます。他に疲労、息切れ、動悸、吐き気、倦怠感、精神不安などにも作用します。

    中?、気海、天枢といったツボと組み合わせると効果的で、腸炎や消化不良などの治療に使われたりもします。

    足三里の位置

    ツボは、すねの骨の外側のあたりにあります。ひざの外側にあるくぼみから指4本分下くらいです。

    また、別の方法でも探すことができます。体育座りのように膝を立てます。そしてすねの骨の前縁をなで上げていきます。膝の皿の少し下のあたりで指が止まるので、その外側のへこんだ部分を探すとツボにあたります。

    どちらにしろ、足三里のツボを押さえると足先まで響くような感じがするので、それを目安として探してみましょう。

    足三里を押す際のポイント

    椅子に座るなどツボを押しやすい体制をとり、親指を足三里にあて、残りの指をふくらはぎに添えます。

    押しかたですが、親指で筋肉を引っかけるように軽く回しながら刺激します。押すときに息を吐き、ゆっくり指を離すときに息を吸います。やや強めに2~3分行いましょう。

    代謝を上げる効果のある足のツボ【三陰交/さんいんこう】

    三陰交を押すと得られる効果

    三陰交は冷えを改善することができるツボです。代謝と冷えの関係ですが、体温が1度下がると基礎代謝は12%下がるといわれています。そのため、冷えを改善するのは代謝をあげる近道なのです。

    また冷え改善や代謝アップだけではなく、不妊や婦人科系疾患にも効果的なため女性の健康維持・増進によいツボとされ、「婦人の三里」ともいわれています。

    三陰交の位置

    三陰交のツボの位置は、足のくるぶしの内側から指4本分上のあたりです。足の骨に沿ってよく触ってみて、かかと側の際の筋肉と骨の境目にくぼんでいる場所があればそれがツボです。

    ツボの位置がなかなかわからない場合は、おおよその場所を指で探ってみて、へこんでいるところ、押してみて痛みを感じるところ、柔らかいもしくは堅さを感じるところを探しましょう。

    三陰交を押す際のポイント

    三陰交のツボをみつけたら、親指を添えます。片手でも両手でもかまいません。ツボをゆっくり息を吐きながら静かに押し、息を吸いながら離します。

    力加減は心地よさを感じる程度で。押し込んだときには10~20秒キープします。それを3回程度くり返しましょう。

    代謝アップのツボ押し効果をより高める方法

    入浴中やお風呂上りがおすすめ

    入浴中やお風呂上がりは体が温まり、心身ともにリラックスしています。そのためツボ押しの効果が出やすくなっています。特にお風呂上がりは筋肉や脂肪がほぐれていて、血行もよく新陳代謝も高まっています。

    この絶好のタイミングに、5~10分ほどのツボ押しを取り入れてみましょう。また、あらかじめ入浴中や入浴後にツボ押しをすると決めておくと習慣にしやすくなります。ツボ押しは継続して行うことで効果が出てくるものなので習慣化するのはとても大切なことです。

    ツボ押しにお灸をプラスして

    ツボを押すだけでもよいのですが、それにお灸をプラスするとさらに効果をアップすることができます。ツボ押しのよいところは、どこでも手軽にできることでしょう。何の道具もいりません。

    それに対してお灸のよいところは、指圧よりも筋肉の深いところまで刺激が届くことです。そして温めることで血行がよくなりますし、リラックス効果も見込めます。

    もしも勇気がなくてなかなかお灸にチャレンジできないという方は、ツボをカイロなどで温め、ツボ押しと併用するといいでしょう。

    マッサージしながらのツボ押しも効果的

    まずマッサージとツボ押しの違いですが、マッサージは指圧はせず、さするような感じで手のひら全体を使います。主に体内に蓄積している老廃物をリンパ液とともに流す考え方で、血行が良くなります。

    それに対してツボ押しは、指圧により本来体に備わっている自然治癒力をアップして体の機能をもとに戻そうとする考え方です。ツボ押しをしながら、その周囲をさするだけでも効果がアップしますのでぜひマッサージを取り入れてみましょう。

    特に足裏は多くのツボが集中していますので、ツボ押しにプラスして足裏マッサージを行うのもおすすめですよ。

    道具を使った効果的なツボ押し

    ツボは指を使って押すのが基本です。しこりや温度の変化などのわずかな差も、指先で感じることができるからです。しかし、ちょっとした小道具を使うことでより効果的に刺激することもできます。

    テニスボールやゴルフボールなどのちょっと固めのボールは、転がしたり踏んだりすることで背中のツボや足裏を心地よく刺激できます。また、ドライヤーや蒸しタオル、温カイロは、ツボの付近を温めることで温熱刺激の効果をえられます。道具がいらない手軽なツボ押しですが、ちょっとした工夫でさらに効果的にツボ押しを行うことができます。

    代謝を上げるツボを押して、太りにくい体質に

    身体には気軽に押せる代謝を上げるツボがいくつもあります。ツボの位置と注意点を知っていれば、入浴中でも仕事中でも気軽に自然治癒力を高めて体調を整えることができます。それがツボ押しの利点です。

    ツボ押しは継続することが大事。毎日リラックスしながらツボを押し、太りにくい体質を手に入れましょう。

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