目次
ラッキョウの成分フルクタンのダイエット効果
腸内環境を整え便秘解消
フルクタンという食物繊維は、約90%が水溶性の食物繊維です。にんにくやゴボウなどにも含まれていますが、ラッキョウの含有量はダントツ。整腸作用と便秘解消に効果的です。
血糖値の上昇を抑える
ラッキョウに多く含まれているフルクタンには、血糖値の上昇を抑える効果もあることがわかっています。ほかにも、骨粗しょう症の予防などにも効果的といわれています。
脂質の吸収を抑える
最新の研究で、ラッキョウに多く含まれているフルクタンには、脂質の吸収を抑える効果があることもわかっています。肥満を抑えてくれる優れた食材なのです。
コレステロールの吸収を防ぐ
フルクタンは、血液中の中性脂肪とコレステロール値が低下する効果があることも特徴です。小さなラッキョウには、これほどの美容と健康に効果的な脅威のパワーが秘められているのです。
ラッキョウの成分サポニンの働き
抗酸化作用で美肌に導く
サポニンは、大豆やラッキョウに多く含まれている苦みや渋みの成分です。泡立つ性質があり、茹でたときのアクの中に含まれています。サポニンには、体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があり、細胞の老化を軽減する効果があります。がんや脳梗塞、生活習慣病予防などの健康面、エイジングケアや美肌などの美容面にとても効果的な成分なのです。
コレステロールや中性脂肪を下げる
サポニンの抗酸化作用には、過酸化脂質を抑制する働きがあると言われています。過酸化脂質とは、コレステロールや中性脂肪が体内で酸化したもの。血液がドロドロになり、動脈硬化や高血圧などの原因ともなるやっかいなものです。
サポニンは、こうしたコレステロールや中性脂肪を下げ、がんを予防する働きなどもあると言われています。また、過酸化脂質の生成を抑えることで、肝機能の向上にもつながり、肝機能障害を予防する効果も期待されています。
脂肪の蓄積を抑制する
サポニンには、腸で吸収したブドウ糖が脂肪と結合しないようにする働きがあります。この作用により、脂肪の蓄積を抑制して肥満を予防する効果が期待されています。また、サポニンには、血糖値を下げる働きがあるので、糖尿病の予防にも効果が期待されています。
さらに、血行を促進する効果もあるため、肩こりや冷え性の改善にも効果があり、血小板の凝縮を抑える働きがむくみ予防にもとても効果的です。血栓の予防にも効果があるとされています。
ラッキョウの臭い成分硫化アリル化合物の働き
疲れた体を癒す疲労回復効果
ラッキョウに含まれる硫化アリル化合物は、アリシンとも呼ばれており、ニンニクやネギなどの臭いの強い食材に含まれています。
このアリル化合物は、体内でビタミンB1と結合し、アリチアミンという物質に変化します。アリチアミンには、疲労回復や体力増強などの効果があるため、「疲れたな」と感じたときにはラッキョウを食べるのがおすすめです。
血行をよくし体を温める
アリル化合物を加熱すると、アホエンという物質が生まれます。このアホエンには、抗血栓効果やコレステロールを抑制する働きがあり、動脈硬化や高血圧の改善にとても効果的です。また、血液がサラサラになり、血行がよくなるので、体を温める効果もあるのです。
エネルギーと脂肪の消費を助ける
アリル化合物の血行を促進する働きによって、体内の細胞も活性化されます。これにより、体の代謝がよくなり、エネルギーと脂肪の消費をサポートする効果もあるのです。適度な運動と組み合わせることで、より代謝が上がり、脂肪燃焼も促進されることが期待できます。
ビタミンB1の働き
たんぱく質の脂質をエネルギーに変える
ダイエットには、体に余分な脂肪をつけないことと、付いている脂肪を落とすことが基本となります。
ラッキョウに多く含まれているビタミンB1は、体内の糖質や脂質をエネルギーに変える働きをサポートする作用があります。ラッキョウの他にも、ナッツやドライフルーツ、肉類や魚などに多く含まれるビタミンB群を積極的にとるようにしましょう。
筋肉や神経の働きを正常に保つ
上記の他にもビタミンB1には、筋肉や神経の疲れを軽減させ、正常に保つ働きもあります。ビタミンB1は、体の健康のためにも積極的に摂りたい栄養素のひとつなのです。
ラッキョウダイエットポイント
毎日生のラッキョウを3~5粒食べる
ラッキョウを使ったダイエットのポイントは、食べ過ぎないこと。大きい粒なら3個程度、小さい粒なら5個程度が目安です。ラッキョウには、消化を促す作用があるため、食べ過ぎにより胃をいためてしまう可能性があります。
他の食品とバランスよく食べる
いくらラッキョウが優秀なダイエット食材だからといって、頼りすぎは厳禁です。きちんと3度の食事をバランスよく摂ることで、便通が改善されるためです。美容と健康のためにもバランスの取れた食事をしっかりと摂るようにしましょう。
酢につけると食物繊維が減少する
一般的なラッキョウの食べ方は、甘酢漬けが多いのではないでしょうか。しかし、ラッキョウの主成分であるフルクタンは、水溶性食物繊維です。そのため、酢につけておくとフルクタンが酢に溶け出し、ラッキョウ自体の食物繊維が減少してしまいます。
ラッキョウを酢漬けにして保存する際は、食べるときに漬け汁も一緒に摂るようにしましょう。溶け出したフルクタンを補うことができます。
簡単ラッキョウの漬け方
簡単ラッキョウ塩漬け
生のラッキョウを長期で保存するためには、塩漬けするのがおすすめです。漬物の中でも最も手軽な方法で、そのまま食べても、甘酢漬けにしてもOK。さらに長期で保存することが可能です。
甘酢漬けする前の塩漬けの手順は以下の通りです。
材料
泥付きラッキョウ500g
粗塩50g
ラッキョウが浸かるくらいの水
漬け方
1.泥付きラッキョウを洗い皮をむき上下を切る
ラッキョウをボウルに入れ、流水でひとつずつきれいに泥を洗い流しましょう。株がついているものは、皮をむいて取り除きます。ラッキョウの茎と根を切り落とし、ボウルにためたきれいな水で再度すすぎ洗いをします。薄皮はきれいに取っておきましょう。
洗い終わったラッキョウをざるに上げ、水を良く切ります。ざるにあげたまま2~3時間干しておきましょう。
ラッキョウを漬ける入れ物は、あらかじめ熱湯消毒しておきます。水分が完全に乾くのを待ってから漬け込むのがよいでしょう。
2.容器に塩をふりかけながらラッキョウを漬ける
ラッキョウを容器に入れ、準備しておいた分量の塩を全体にふりかけながらつけていきましょう。
3.ラッキョウが浸かるくらいの水を加える
塩を全体にふりいれたら、ラッキョウが浸かるくらいまで水を注ぎます。これで漬け液の完成となります。
4.軽く重石をして冷暗所で2週間漬け込む
漬けたラッキョウに軽く重石をして、冷暗所で漬け込みます。
5.泡が出て発酵したら取り出す
2週間ほどすると、漬け液が濁り泡が出てきます。これは、ラッキョウが発酵して美味しくなっている証拠。この時点で食べることはできますが、さらに美味しく食べるために2回目の漬け込みを行います。漬け液を取り替えるために、一度ラッキョウを取り出しましょう。
6.新しい塩水水400mlに塩小さじ2強に漬けなおす
2回目の漬け込みは、塩をやや少なめにするのがポイントです。水400mlに対し、小さじ2強程度の塩をふりいれ、再度漬け込みましょう。
7.2~3週間程冷暗所で漬けこむとできあがり
2~3週間ほど冷暗所で漬け込んだら、美味しい塩漬けラッキョウの出来上がりです。
食べるときは塩抜きする
塩漬けしたラッキョウは、塩分が高めです。そのため、食べる時には、食べる分だけを取り出し、薄い塩水で塩抜きしてから調理しましょう。
塩漬けラッキョウで甘酢ラッキョウを作る
塩漬けしたラッキョウを甘酢漬けにすることで、さらに長期保存が可能になります。
材料
塩漬けしたラッキョウ 500g
米酢 250ml
砂糖 100g
鷹の爪 1本
作り方
1.鍋に米酢250mlと砂糖100gを合わせて中火にかけます。
2.砂糖が溶けたら火を止め冷ましましょう。
3.塩抜きしたラッキョウと小口切りの鷹の爪1本を瓶に詰めます。漬け込む容器は、洗剤できれいに洗った後、あらかじめ熱湯消毒をしておきましょう。水分が完全になくなるまで乾ききってから漬け込みます。
4.3で準備した容器に甘酢を注ぎ入れます。
5.冷暗所で2週間ほど漬けこんだらできあがりです。
ラッキョウを使ったダイエットレシピ
ラッキョウの甘酢サラダ
ラッキョウと玉ねぎを使ったサラダです。漬け汁も一緒に食べることができるので、食物繊維も豊富。ダイエットに最適なオススメのレシピです。
材料
ラッキョウの甘酢漬け1/2カップ
甘酢漬けの漬け汁適量
玉ねぎ1/2個
トマト
作り方
1.ラッキョウはざるにあげて薄切りにしましょう。
2.玉ねぎは薄切りにし水にさらします。
3.ボウルにラッキョウと水を切った玉ねぎを入れます。
4.甘酢漬けの漬け汁の味を調えてボウルに入れ混ぜ合わせましょう。
5.色どりにトマトを添えてできあがりです。
玉ねぎの代わりに、レタスやパプリカなどの好きな野菜で、アレンジするのもオススメです。漬け汁は、塩や醤油で味を調え、ドレッシングとして利用するのがおすすめす。
ラッキョウのタルタルソース
自宅で漬けたラッキョウを使ったタルタルソースのレシピです。フライやサラダなどにかけて楽しむことができます。
使うラッキョウは、浅漬けよりもよく漬かったラッキョウがおすすめです。歯ごたえが無くなってしまったくらいの柔らかなものでも大丈夫。味が染み込んでいるので美味しく食べられます。ラッキョウが苦手な人でも食べやすいのでおすすめです。
材料
ゆで卵 3個
ラッキョウ 9粒程度
マヨネーズ 大さじ3
パセリ 適量
豆乳 大さじ1~1.5
レモン汁 小さじ1.5
塩胡椒 適宜
作り方
1.ゆで卵を作りましょう。沸騰したお湯に卵を静かにいれ、10~12分程度ゆで、固ゆで卵を準備しておきます。ゆで卵が出来上がったら冷水に浸し、流水で殻をむいておきましょう。
2.ゆで卵、パセリ、ラッキョウをみじん切りにします。
3.材料をすべてボウルに入れて混ぜ合わせ、調味料もすべて加えます。最後に塩胡椒で味を調えます。お好みに合わせて適宜調整してください。
酢漬けラッキョウのお寿司
酢漬けにしたラッキョウを使ったお寿司です。ミョウガやシソなどを利用したさっぱりとしたお寿司なので、夏などの暑い季節にもおすすめ。身近な材料で簡単にできるチラシ寿司なので、いつでもお手軽に作ることができます。
材料
ご飯 2合
<合わせ酢>
塩 少々
砂糖 大さじ2
酢 60cc
<具>
じゃこ 13g
ごま油 適量
白ごま 大さじ1
ラッキョウ 10粒程度
ミョウガ 2個
大葉 4枚
レモン 1/2個
<飾り>
甘酢漬けの生姜 適量
半月切りのレモン 1~2枚
作り方
1.ご飯を炊いて、合わせ酢の材料を混ぜ合わせます。人肌程度になるまでご飯を冷ましておきましょう。
2.フライパンにごま油をひいて香りがでたら、じゃこをフライバンで炒めます。カリカリになるまで炒め、最後に白ごまを混ぜ合わせましょう。
炒め合わせたじゃこを器にあげ、冷ましておきましょう。
3.ラッキョウ、ミョウガをスライスします。大葉は千切りにしておきましょう。
4.2のじゃこが冷めたら、じゃことラッキョウとミョウガの半分の量を1のご飯に混ぜ合わせましょう。
5.お皿に混ぜ合わせたご飯を盛りつけ、残りのじゃこ、ラッキョウ、ミョウガを盛り付けます。千切りにしたシソの葉を上に盛り付け、甘酢生姜と半月切りのレモンを盛り付けて完成です。
酢漬けラッキョウ入り卵焼き
卵焼きにラッキョウをいれ、歯ごたえを楽しめる美味しいレシピです。酢の殺菌作用があるので、夏場のお弁当のおかずとしてもおすすめです。
材料
甘酢漬けラッキョウ 20粒程度
卵 3個
ゆかり(ふりかけ) 適量
作り方
1.ラッキョウをみじん切りにします。
2.細かく刻んだラッキョウに、ゆかりを混ぜ合わせます。
3.卵を溶いて、2を混ぜ合わせます。
4.通常の卵焼きと同様にフライパンで焼いて完成です。
ラッキョウを食べた後の口臭を消す方法
においの原因は成分アリシン
ラッキョウ独特のにおいは、ニンニクやネギなどにも含まれているアリシンという成分が原因です。アリシンは、殺菌作用や血液をサラサラにしてくれるなど、優れた効果がある成分なのですが、食事の後の口臭は気になるもの。
食事の後の歯磨きで、口の中の臭いをある程度消すことは可能ですが、息の臭いは消すことはできません。口臭を消すための有効な方法について詳しく見てみましょう。
食後にお茶を飲む
お茶には、優れた殺菌作用と消臭効果があることはご存知ですか?お茶に含まれているカテキンやフラボノイド、カフェインといった成分があり、中でもカテキンには、抗菌作用があるため、臭いの原因となる物質を抑制する効果があるのです。
そのため、ラッキョウやニンニクなど臭いの強いものを食べた後にお茶を飲むと、胃の中で臭いが抑えられるため、口臭も予防することができるのです。
食後にコーヒーを飲む
ラッキョウやニンニクに含まれるアリシンは、血流を促進し、疲労回復に効果があるなど、優れた作用があります。
しかし、食べた後の口臭は、自分でも気になってしまうくらいの強烈な臭いがするのが特徴です。この臭いを消すためには、お茶に含まれるカテキンのほか、コーヒーなどもおすすめです。コーヒー独特の香りがラッキョウの臭いを消してくれる効果があります。
食後に牛乳を飲む
口の中の臭いだけなら、歯磨きやガムなどを利用する方法がありますが、胃の中から出てくる臭いにはあまり効果がありません。お茶・コーヒーなどと並んで効果的な口臭を消す方法として、食後に牛乳を飲むというのも効果的です。
牛乳に含まれる水分と脂肪分が、臭いの物質濃度を低下させ、臭いを軽減する効果があるのです。食後はもちろんですが、ラッキョウなどの臭いの強いものを食べるときには、牛乳と一緒に摂ることも口臭予防にはおすすめです。
食後にりんごを食べる
胃の中に入ったラッキョウやニンニクから生成される口臭のものとを抑えるためには、りんごも効果的です。りんごに含まれるポリフェノールが、臭い成分アリシンの働きを抑制してくれます。100%のりんごジュースでも同じ効果があるので、 食後にりんご1切れ、もしくはりんごジュースを飲むのがよいでしょう。
併用すると効果的なダイエットサプリおすすめ
ファンケル カロリミット
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FUJIFILMサプリ メタパリア プレミアムS
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悠々館 ラクビ
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オンライフ スリムフォー
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生活にラッキョウを取り入れて理想体型を手に入れよう
疲労回復、血行促進などの健康面や、抗酸化作用などの美容面、そして脂肪燃焼といったダイエットにも効果的なラッキョウ。自分で漬けこんだラッキョウを毎日の生活習慣に取り入れて、上手なダイエットに挑戦したいものですね。
毎日数粒のラッキョウで、理想体型を手に入れましょう!