目次
とろろのダイエット効果
代謝がよくなる
トロロは、糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出し、疲労回復によいビタミンB1や、新陳代謝を促す作用があるので、血行を促進させる効果があります。
また、脳神経を正常に機能させるナイアシンが含まれ、動脈硬化を予防しストレスを和らげる作用もあります。病気の予防も行えて、代謝アップ効果があるので、ダイエット食として活用できます。
基礎代謝を上げるには基礎代謝が下がる理由について理解することも重要です。以下の記事では基礎代謝が下がる理由から基礎代謝を上げるための食材や日々の運動詳しく解説しています。
体脂肪がつきにくい体になる
トロロのネバネバは「ムチン」という成分で、腸内で糖質が分解されるのを遅らせ、血糖値の上昇を防ぎ肥満の予防効果があります。
また、臓器機能を高める作用や老化防止、スタミナ増強の作用もあるので、毎日の食生活にもぴったりです。老化防止作用があるため、若返り効果も現れてくるので、美容や健康におすすめできる食材です。
血糖の上昇を抑える
トロロのネバネバ効果を得るためには、ムチンの作用を引き出すことが大切です。ムチンは熱に弱い成分なので、火を通さず生で食べることをおすすめします。
ネバネバ作用により、胃や腸の負担を抑えながら血糖値の上昇も抑えることができるので、身体にとって嬉しい食材です。健康食としても活用されているので、ダイエットにどんどん活用してみましょう。
むくみの解消
トロロには、体の中の余分な水分を排出するカリウムという成分が含まれており、余分な水分を尿や汗で流してくれます。むくみの解消にもつながり、高血圧の予防としても最適な食材です。
食事でのカリウム摂取は重要になります。カリウムを摂っているかそうでないかで、むくみやすい体質と、そうではない体質とに分かれます。老廃物をしっかり流す作用もあるので、太りにくく余分な脂肪を作らせない効果も発揮されていきます。
腸内環境を整える
トロロ特有のネバネバが、消化を助け腸内環境を整える作用があります。胃もたれや胸やけの予防にも役立ち、胃や腸の壁の潰瘍を予防する働きもあるのです。
粘膜を保護する作用も強く、ウイルスから身体を守り風邪などの感染症の予防にも最適です。身体本来の免疫力を高める作用もあるので、体調を崩しにくく丈夫な身体へと導く成分があることも魅力です。
スタミナ増強作用
ビタミンB1が含まれており、エネルギーを作り出す成分なので、スタミナ増強作用があります。また、疲労回復や脳神経・手足の末梢神経の働きを正常に保ち、筋肉の機能を正常に保つ作用も。
細胞の新陳代謝を促進させ、皮膚や粘膜の機能維持に大切な栄養素が含まれており、美容や健康に最適で、子供の成長にも欠かせない栄養素が含まれています。
とろろダイエット方法
山芋は生で食べる
トロロの調理法はいろいろありますが、本来の効能を引き出すためには、生で食べることをおすすめします。生で食べることで、「ムチン」という成分が破壊されずにそのまま体内へ届けられて、消化を助ける作用が働きます。
生での調理は、手が痒くなったり皮が剥きにくく面倒に感じる方も。しかし、スーパーでは皮が削がれたパック販売もしているので、昔に比べると生で調理しやすくなっています。生で食べるようにして、トロロの効能を引き出していただきましょう。
3食のうちの1食でととろを食べる
1日3食のうち1食はトロロを食べる食生活を意識し、トロロダイエットを行っていきましょう。朝や昼はエネルギーに変換されやすく、夜は疲労回復作用が強く働きます。
自分の健康状態を見ながら、調節して食事を摂るようにするとよいでしょう。どうしても朝でなければならないというわけではなく、3食のうちいつでもよいので、1食はトロロをいただくようにしましょう。
とろろダイエットの注意点
ゆっくりよく噛んで食べる
食べるときに気を付けたいことは、ゆっくりよく噛んで食べることです。特に、生の擦り下ろしたトロロを食べるときは、とろとろと食べやすく、ご飯を噛まずに一緒に飲み込みやすくなります。
これでは、トロロの消化を助ける作用の意味がなくなります。つい噛まずに飲み込んでしまいがちですが、よく噛むことは、健康と美容を意識した食生活の基本です。トロロ効果を最大限に発揮させるためにも、よく噛んで食べることがポイントになります。
腹持ちのよい食品と組み合わせて食べる
トロロは、腹持ちのよい食品と組み合わせて食べる方法もおすすめです。生のトロロをかけるだけで組み合わせることができるので、誰でも簡単にできます。
ご飯だけではなく、野菜や麺類の上に乗せて食べることで、消化を助けながら食事を摂ることができます。ゆっくりと消化するので、腹持ちもよく満腹感も出るのでダイエット食に最適です。
アレルギーのある方は控えましょう
トロロはアレルギーのある方にはおすすめできません。自分の体をよく知った上で、トロロダイエットにチャレンジしましょう。
皮膚にトロロが付着すると痒みが出ますが、この程度であれば問題はありません。食べたときに口の中が痒くなるなどの症状が出た場合は、食べることを中止し、症状がひどい場合は病院で受診しましょう。
とろろと食べると相乗効果のある納豆の効果
高タンパク低糖質で低カロリーな食品
トロロに納豆を合わせて食べることで、相乗効果が生まれます。納豆は高タンパク低糖質でカロリーも低く、ダイエットに最適な食品です。
どちらもネバネバ作用があり、お互いの効能を引き出しながら消化を助け、太りにくく痩せやすい身体へと導き、ダイエットをサポートしていきます。納豆には亜鉛や食物繊維も含まれているので、若返り効果もアップします。
サポニンが栄養の吸収を抑えてくれる
納豆に含まれるサポニンが、栄養の吸収を抑え、体の余分な老廃物を流す作用が発揮されます。高コレステロール予防やダイエットにもよく、免疫力を高める作用も。
胃や腸にやさしく、血管を拡張する作用もあるため、血行促進効果も高く健康へと導き、美容効果もしっかりと発揮されやすくなります。
食物繊維が便秘を解消してくれる
トロロと納豆には、どちらも食物繊維が含まれており、便秘解消に役立ちます。体の機能を正常に働かせる作用があり、自然なお通じへと導きます。
体質改善にもおすすめの組み合わせ食品ですが、毎日継続して摂取することで体のリズムが整っていくのです。お通じがよくなり、気持ちもスッキリとするので、毎日取り入れたい食品です。
食物繊維は単純に多く取ればよいというわけでもありません。効果的に食物繊維を取るためには適切な量やベストはタイミングなど正しい知識が必要です。以下の記事では効果的に食物繊維を取る方法について詳しく解説しています。
たんぱく質が筋肉を作る
納豆にはたんぱく質が含まれており、筋肉を作る成分なので積極的に摂りいれたい食品です。たんぱく質なのに低カロリーという点も魅力で、納豆菌で風邪予防ができるのも嬉しい魅力。
ビタミンEが含まれ、抗酸化作用が強く若返り作用もあるので、美容に最適な食品です。トロロと合わせることで相乗効果が生まれ、美容と健康維持にぴったりな組み合わせで栄養摂取ができます。
なお筋肉をつけるとしてもメリットの多いところに筋肉をつけたいですよね。実は背中に筋肉をつけることは色々なメリットがあります。以下の記事では背中に筋肉をつけることで得られるメリットについて詳しく解説しています。
イソフラボンが骨密度を高める
納豆の大豆成分であるイソフラボンには、骨密度を高める作用があり、骨粗鬆症の予防や対策にもおすすめできる組み合わせになります。
健康で丈夫な身体づくりができ、体質改善にも最適です。また、美肌効果も得られ透明感のある肌へと導きます。ダイエット効果も引き出し健康な体へとサポートするので、意識して取り入れていきましょう。
納豆とろろダイエットレシピ
ねばねばサラダ
材料
・山芋20?位
・納豆1パック
・オクラ好きなだけ
・トマト適量
作り方
- 1.山芋は千切り、オクラは小口切りにして納豆は混ぜておく
- 2.山芋千切りの上にオクラ納豆をのせて、トマトを添えてできあがり
- 3.わさび醤油をかけて食べる
ポイント
ネバネバの具材での調理ですが、他にも好きな野菜をのせてもよく、サラダチキンなどの低カロリーなたんぱく質を加えてもOK。作り方も簡単で、切って器に乗せるだけなのでパパッと作れるのも魅力のレシピです。
トロロ、納豆、オクラのネバネバ作用は、消化を助け免疫力を高める作用があります。風邪を引きにくく健康な体を保つことができます。
山芋と納豆のどんぶり
材料2人分
・温かいご飯2膳分
・山芋150g
・納豆2パック
・めんつゆ80?
・刻みのり適量
・細ネギ小口切り適量
作り方
- 1.山芋をすりおろす
- 2.ボウルにすりおろした山芋と納豆と添付のたれ、辛子を入れよく混ぜる
- 3.どんぶりにご飯を盛り、2をかけて小口切りの細ネギを散らし、刻みのりを盛りつけたらできあがり
ポイント
トロロをすりおろして具材を乗せるだけの簡単レシピです。忙しい朝にもおすすめできます。あらかじめすりおろしてもよいですね。納豆も1人分に1パックと、たくさんいただけるのも嬉しいレシピ。
納豆とトロロとご飯が絶妙にマッチするので、パクパクいけてしまいますが、しっかりと噛むことをお忘れなく。消化吸収を助けるためにも、きちんと噛んでいただきましょう。
とろろと食べると相乗効果のある蕎麦の効果
蕎麦は血糖値が上がりにくい低GI値食品
血糖値が上がりにくいソバは低GI食品で、ご飯やうどん、パンに比べて血糖値が上がりにくい食品なのです。トロロと組み合わせることで食物繊維やビタミンB群を摂取することができ、健康的でダイエット効果も表れてきます。
痩せやすく太りにくい体質へと導き、アンチエイジング効果も。とてもよい組み合わせで食べやすい麺類ですが、よく噛んで食べることを意識していただくことが大切です。そうすることで効果が発揮されやすくなります。
筋肉を作るたんぱく質が豊富
ソバにはたんぱく質が含まれており、筋肉や血液を作る成分が含まれています。筋肉量が低下すると、消費するべきカロリーも減少してしまいます。このため、体重が増加してしまいダイエットが必要になるのです。
ソバを一緒に摂取することで、エネルギーを消費しやすい身体へと導くため痩せやすくなり、新しい筋肉や血液を作りだします。アルコールの中和成分も含まれているので、二日酔いにも効果的です。
活性酸素を除去する作用がある
ソバには、いろいろな栄養素が含まれており、活性酸素(老化作用)を除去する成分も含まれています。「ルチン」というソバ特有のポリフェノールの一種である成分が含まれ、血管の弾力や血流をよくする働きがあり、若返り作用があります。
シミやシワの予防にも最適で、動脈硬化や脳内出血の予防としてもおすすめできる食品です。ソバを茹でた際のゆで汁(ソバ湯)も、ぜひ飲むことをおすすめします。
美肌成分ビタミンB群が豊富
健康によいだけではなく、美肌成分に欠かせないビタミンB群が豊富に含まれている食品でもあります。栄養素を体内に循環させ、新陳代謝を高める作用があり、美肌効果も得られます。
アンチエイジング効果もあるので、毎日のスキンケアにもよい効果が発揮されやすくなります。健康と美容に関心のある方は、ソバの組み合わせも試してみるとよいでしょう。よい効能があり、おいしくいただけます。
食物繊維が便秘を解消する
ソバは食物繊維が豊富に含まれている食品です。便秘を解消し腸内環境を改善させる作用があり、便の硬さを調節する作用も。腸のぜん動運動を促し、便の量を増やす特徴もあります。
トロロにも食物繊維が含まれているので、組み合わせることで毎日のお通じも安定し、生活リズムも整います。血行を促進させる作用もあり、おなか周りに脂肪を付けにくくするので、スッキリとしたウエストに導きます。
蕎麦とろろ置き換えダイエットレシピ
とろろそば
材料1人分
・ソバ
・長イモ中くらい1/2本
・ナメコ
・メカブ
・めんつゆ
作り方
- 1.長イモをすりおろしソバを茹でる
- 2.ゆであがったソバをざるにあけ、冷水で冷やす
- 3.器にソバを入れ長イモ、ナメコ、メカブを盛りつける
- 4.めんつゆをかけてできあがり
ポイント
トロロのネバネバと、ナメコ、メカブのネバネバ作用で、のどごしがよくソバがつるつると食べやすくなるレシピです。低カロリーでミネラルも豊富に含まれているので、美肌効果も発揮されやすくなります。
作り方も簡単で、ゆで上がって冷やしたソバにトッピングするだけなので、手間をかけずにできるのが魅力です。冷たくても温かくてもよく、年中楽しめるのも魅力。
納豆とろろそば
材料
・トロロ
・納豆1パック混ぜておく
・ソバ1/2人分
・卵黄身
・シソの葉
・きざみのり
作り方
- 1.ソバを茹でる
- 2.ソバが茹であがったら器に盛る
- 3.トロロ、納豆、黄身、シソの葉、刻みのりをのせてできあがり
- 4.よく混ぜて食べる
ポイント
ゆで上がったソバにすりおろしたトロロと納豆、黄身、シソを乗せるだけの簡単レシピです。黄身が入っているので、全体が黄身に包まれた食感を楽しめるのも魅力。たんぱく質を手軽に摂れるのもよいです。
シソの風味も合うので、よく噛んで食べましょう。全体的に混ぜていただくレシピなので、冷やして召し上がるのがおすすめです。どんどん食べてしまいそうなレシピなので、食べすぎに注意しましょう。
とろろ昆布にもダイエット効果が期待
意外と知られていない健康食品
トロロ昆布は健康食として親しまれる食品で、ビタミンB群やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。カリウムも含まれており、体内の水分量の調節をして、むくみの解消にも効果的。
骨粗鬆症の予防にもおすすめで、健康で丈夫な自分を保ちたい方にもおすすめできる食品です。髪や爪にもよい作用があり、新陳代謝を高める効果もあり美容にも最適です。
豊富な食物繊維が脂肪や糖の吸収を抑制
トロロ昆布にも食物繊維が豊富に含まれており、脂肪や糖の吸収を抑制する働きがあります。トロロも脂肪を付きにくくする作用があるので、トロロと組み合わせることで太りにくく痩せやすい身体へと導きます。
腸の働きを活発にさせ、肌にもよい作用があり、健康と美容を兼ね備えた成分が含まれているのも魅力。脂肪や糖の吸収を抑制するのですから、ダイエットに最適な働きです。
1日10gのとろろ昆布を食べる
1日わずが10gのトロロ昆布を食べるだけで、トロロ昆布の作用が発揮されやすくなります。毎日続けることがポイントになるので、トロロと組み合わせるだけではなく、お味噌汁に入れるなどして食べる機会を増やすのもよい方法です。
10gというとほんの少しというイメージがありますが、味が濃いので少ない量を何かと合わせていただく方法がよいでしょう。食べすぎに注意して、少量をトッピングするように心がけましょう。
食事の直前に水と一緒にとろろ昆布を食べる
ダイエット効果として、食事の直前に水と一緒にトロロ昆布を食べる方法もあります。トロロ昆布の効果を実感しやすく、余分な糖や脂肪の吸収を抑えることができます。
その後にトロロを食べることで、さらに太りにくく痩せやすい身体へと導きます。トロロ昆布は、水と一緒にするりと飲んでしまいがちですが、できるだけ噛むようにすると効果が発揮されやすくなります。
メニューに加えて一緒に食べる
トロロ昆布は、いろいろなメニューに加えて食べることができます。しかし、直に食べてしまうと味が濃いので、スープなどの汁物に混ぜることをおすすめします。
和え物に加えてもよく、塩の代わりにご飯に混ぜたり、トロロ昆布おにぎりにするのもよい方法です。いろいろなメニューで試すことができるので、トロロ昆布のレパートリーも増えて、楽しくダイエットを行うことができます。
EPAの成分で血液をサラサラにする
昆布にはドロドロ血を改善する栄養素として、EPAが含まれています。一般的には青魚に含まれる成分なのですが、昆布にも多く含まれています。
血管内の血栓の生成の予防、アレルギー症状の緩和、血圧の安定、自律神経の安定によい作用があり、トロロとトロロ昆布の組み合わせもおすすめです。
とろろ昆布ダイエットレシピ
食前に食べると効果的大根おろし納豆とろろ昆布
材料
・納豆1パック
・大根おろし好きなだけ
・トロロ昆布3g位
作り方
1.大根おろしの上に納豆、トロロ昆布をのせてできあがり
ポイント
食べる直前に食べることで、ダイエット効果が高くなり、余分な脂肪を付けにくくする作用があります。大根は根に近い方がダイエット効果が高く、脂肪燃焼効果もアップします。
筋肉にもよく、食物繊維も豊富に含まれているので、健康的にダイエット効果を引き出す食事方法です。おろしとネバネバ食材であっさりといただくことができ、食前の楽しみとして習慣づける方法もよいでしょう。
豆腐ととろろ昆布のスープ
材料2人分
・豆腐150g
・トロロ昆布6g
▲出し汁
▲薄口しょうゆ
▲塩
・ネギ
作り方
- 1.▲の材料を鍋に入れ沸騰させる
- 2.沸騰したら火を弱くして豆腐を入れる
- 3.豆腐が温まったら器に盛り、ネギを散らしてできあがり
ポイント
食前に体を温めるスープを摂ることで、血行を促進し、代謝を上げ、消化吸収されやすくなります。トロロ昆布と豆腐のスープなので、ビタミンやミネラルを最初に摂取することができます。
豆腐のイソフラボン作用により、美容効果も高まって満腹感も出るので、その後の食事も食べすぎることがなくなります。いつもの食事の前に食べることで、痩せやすく太りにくい体質へと改善することができるレシピです。
栄養価の高いとろろで健康的にダイエットしよう
トロロはダイエット食に向いている食材ですが、食べ合わせる食品も考えながら摂取することで、健康的にダイエットを行うことができます。
私たちが思っている以上に栄養価が高く、老化予防作用もあります。また、病気の予防や健康維持に欠かせない成分も含まれているので、普段から健康を意識されている方の食事にもおすすめできる食材です。代謝を上げ痩せやすい身体へと導き、楽しくおいしくダイエットを行うことができます。