目次
イカを食べてダイエット効果が期待できる理由
新陳代謝がアップする
イカは、ダイエット中に取り入れたい食品のひとつです。イカには、タウリンといわれる栄養が含まれており、新陳代謝を高める働きがあります。タウリンは、魚介類に多く含まれているアミノ酸の一種。
血液中の悪玉コレステロールなどの毒素を排出させ、血液をサラサラにする働きがあります。酸素や栄養をきちんと届けることができるので、新陳代謝を促してくれるのです。
タウリンを摂取することで、新陳代謝をアップさせ、運動などによるダイエット効果をさらに高めることができます。
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新陳代謝を上げることで内側から綺麗に。効果的な方法とは
肝臓内の中性脂肪を取り除いてくれる
タウリンには、肝臓に溜まった中性脂肪を取り除く働きもあります。中性脂肪は、脂肪や糖分の多い食事を摂り過ぎたり、アルコールを飲みすぎたりすることで溜まりやすくなってしまいます。
脂肪やコレステロールが肝臓に蓄積することで起こる病気、脂肪肝を引き起こし、肝硬変や肝臓がんなどにつながる恐れがあります。タウリンを摂取することで、中性脂肪の排出を助けてくれるので、脂肪肝の改善、予防に効果的です。
ダイエット中に不足しがちなタンパク質を補える
イカには、タンパク質が豊富に含まれています。ダイエット中は、カロリーや脂肪などが気になって、肉や乳製品などのタンパク質を制限しがち。タンパク質が不足すると、筋肉量が低下してしまうため、基礎代謝が落ちてしまいます。
代謝が落ちると、脂肪が燃焼しにくくなり、同じ運動をしていても思うようにダイエット効果が得にくくなってしまうのです。高タンパクなイカで、不足しがちなタンパク質をしっかり摂取しましょう。
むくみを解消する
イカに含まれるタウリンには、気になるむくみ解消効果もあります。水分や塩分を取り過ぎると、身体のさまざまな部分がむくみやすくなってしまいます。筋肉の収縮を促す働きのあるタウリンによって、むくみを防ぐことができるのです。
低脂肪でカロリーが低い
低脂肪、低カロリーであるイカは、ダイエットにおすすめの食材です。ダイエット中には、脂肪分やカロリーが気になりますが、制限するあまりストレスとなって逆効果になってしまうことがあります。
脂肪やカロリーが低いことで、ダイエット中にも安心して食べることができます。食事を楽しむために、うまく活用していきましょう。
便秘の解消
タウリンには、便秘解消にも効果的です。さまざまな原因によって、腸の働きが鈍くなると、食べたものを食道から直腸までなかなか運ぶことができず、便秘になりやすくなります。
タウリンにより、筋肉を収縮する力を強めてくれることで、腸の動きを活発にし、便秘を解消することができます。
運動による筋肉量アップのサポートをしてくれる
イカには、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸も含まれています。カリウムやマグネシウムなどのミネラルを体内で運び、筋肉などの元となるタンパク質を作ったり、疲労回復を促したりする働きがあります。
疲労は、乳酸が溜まることで感じますが、その乳酸を分解し、エネルギーに変えることで、疲労回復につながっていくのです。

イカダイエットが手軽に始められる理由
値段がリーズナブルで簡単に手に入る
イカは、身近なスーパーなどで手に入りやすく、比較的リーズナブルな値段で購入できます。生鮮品だけでなく、乾燥させたするめ、あたりめなど、取り入れやすいものを選ぶとよいでしょう。
ただし、イカの加工品には、さきいかなど、味付けされたものも多くあるため、ダイエット目的の場合には注意が必要です。原材料を確認するとよいでしょう。
味が淡泊で料理に使いやすい
イカは、脂肪分も少なく、淡泊であるため、さまざまな食材と合わせやすい食材です。相性のいい味付けも多く、料理のバリエーションも増やしやすいので、飽きずに楽しむことができるでしょう。

イカダイエットの効果をさらに上げる方法
ターメリックと一緒にとると効果が倍増する
イカのさまざまな効果を高めるためには、カレーの香辛料として知られるターメリックと一緒に摂るとよいでしょう。ターメリックに含まれるクルクミンには、強い抗酸化作用があり、胆汁の分泌を促します。
イカとターメリックを一緒に摂ることで、肝機能を向上させる働きがあるのです。味も相性がよく、おいしく食べて効果を高めましょう。
よく噛んで食べる
イカは、他の食材に比べて噛みごたえがあり、食べるときには自然と噛む回数が増えます。時間をかけてよく噛むことで、食べ過ぎる前に満腹中枢を刺激され、食欲を抑えることができるのです。
普段十分に噛まずに、早く食べてしまっている人でも、噛みごたえのあるイカを取り入れることで、自然と噛む回数を増やし、食べ過ぎるのを防ぐことができるでしょう。

新鮮なイカを選ぶ方法
きれいな黒目で目が盛り上がっているもの
イカは、鮮度が落ちやすく、見た目も食感も時間の経過とともに変化していきます。お店などで選ぶときには、より新鮮なものを選びたいですね。イカの鮮度を見分けるポイントとして、「目」をチェックしてみましょう。
新鮮なイカは、黒目が澄んでおり、目玉全体が盛り上がっています。鮮度が落ちてくると、黒目が濁り、黒目と白目の境目がなくなりぼやけたようになってしまうのでよく見てみましょう。
透明感とつやがあり体がまるいもの
イカというと、何色をイメージしますか?スーパーなどで流通しているイカは、だいたいが白。イカは白いものだと思っている人も多いのではないでしょうか。実は、イカは海にいるときには透明なのです。
水揚げされると、鮮度が落ちるとともに色が白く変化していきます。透明感やつやのあるものを選ぶとよいでしょう。また、体が丸みのあるものがおすすめです。鮮度が落ちると、内臓に弾力がなくなり、体全体が平べったくなってしまいます。
?冷凍はよく凍っていて表面に氷の塊がないもの
鮮度が落ちやすいイカは、水分が少なく、冷凍に向いている食材だと言われています。冷凍しても品質が落ちにくいため、おいしく食べることができるのです。冷凍のイカは、スーパーなどでも手頃な価格で販売しています。
冷凍のものを選ぶときには、できればしっかり凍っているものが安心です。また、長い間冷凍されているものだと、表面に氷の塊がついてしまってしることも。冷凍のイカも、しっかり選んで、おいしくいただきましょう。
食中毒の原因となる寄生虫に注意
イカには、アニキサスとよばれる寄生虫がついていることがあります。もしアニキサスがついたまま食べてしまうと、食中毒を起こし、強い腹痛や下痢、嘔吐などを引き起こすことがあるので注意が必要です。
新鮮なイカにもついていることが多いですが、加熱したり、冷凍したりすることで死滅させることができます。安心してイカをダイエットに取り入れるためには、調理や保存方法として、加熱や冷凍を取り入れるとよいでしょう。

イカを使ったおすすめのレシピ
イカとチンゲン菜のスパイシー炒め
材料
・イカ 2~4杯
・チンゲンサイ 2株
・エリンギ 2本
・カレールー 1かけ
・中華だし ひとつまみ
・しょうゆ 適量
・カレー粉 小さじ1/4
作り方
- 1.イカは、下処理をして食べやすいサイズに切り、塩少々(分量外)をして置いておきます。チンゲンサイとエリンギも、イカと同じくらいのサイズで切ります。
- 2.カレールーと水をレンジにかけ、カレールーを溶かしておきます。
- 3.フライパンで具材を炒めしんなりとしてきたら、調味料を加えてさらに炒め、完成です。
イカとトマトの本格カレー
材料
・イカ 1~2杯
・タマネギ 1個
・トマト缶 1個
・ローリエ 2枚
・ニンニク お好みで
・カレー粉 大さじ1
・チリパウダー 大さじ1
・ターメリック 大さじ1
・塩 適量
・ブラックペッパー 適量
作り方
- 1.ニンニクを火にかけ、香りが出てきたら、タマネギを加えます。タマネギをしんなりするまでよく炒めたら、スパイスを入れてさらに炒めます。
- 2.トマト缶とローリエを入れ、中火で15分程度煮ます
- 3.イカを加え、弱火でさらに煮詰め、塩とブラックペッパーで味を調えたら完成です。
イカときゅうりの炒めもの
材料
・キュウリ 4本
・イカ 2杯
・ごま油 大さじ1強
・長ネギ 10センチ程度
・ショウガ 1かけ
・豆板醤 小さじ1
・中華ブイヨン 1カップ
・しょうゆ 小さじ2
・塩 小さじ1/2
・片栗粉 小さじ2
・水 小さじ4
作り方
- 1.キュウリは叩いて、5センチ程度の長さに切ります。イカは下処理をして、皮をむき、一口サイズに切ります。熱湯でさっと湯通しをしましょう。
- 2.フライパンにごま油を熱し、みじんぎりにした長ネギとショウガを炒めます。香りが出たら、豆板醤を入れて炒めます。
- 3.キュウリをさっと炒め、次にイカを入れてさらに炒めます。
- 4.調味料を入れて煮立たせ、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
イカとカラフルパプリカのカレーにんにく炒め
材料
・イカ 2杯
・赤パプリカ 1/2個
・黄パプリカ 1/2個
・ピーマン 2個
・オリーブオイル 適量
・塩こしょう 少々
・白ワイン 小さじ2
・カレー粉 小さじ1
・コンソメ 小さじ1/4
・ガーリックパウダー 適量
・しょうゆ 小さじ1/2
・塩こしょう 少々
・レモン汁 お好みで
作り方
- 1.イカは下処理をして食べやすい大きさに切ります。パプリカとピーマンは縦に細く切ります。
- 2.フライパンでオリーブオイルを熱し、パプリカとピーマンを軽く炒めます。塩こしょうをしたらいったんお皿に取り出しましょう。
- 3.同じフライパンでイカを炒め、途中で白ワインを入れます。
- 4.調味料をいれ、取り出して置いたパプリカとピーマンを加え、さっと炒め合わせたら完成です。
イカのピリ辛揚げ
材料
・イカ 1杯
・しょうゆ 小さじ3
・酒 小さじ2
・カレー粉 小さじ1/2
・ショウガ 小さじ1/2
・塩こしょう 少々
・片栗粉 大さじ2~3
・揚げ油 適量
作り方
- 1.イカを一口サイズに切り、片栗粉以外の調味料を入れて1時間ほどつけておきます。
- 2.水分をしっかり拭き取り、片栗粉をまぶします。
- 3.170~180度の油でカラッとなるまで揚げたら完成です。

するめいかダイエットで期待される効果
噛むことで満腹感を得られる
イカよりも気軽に取り入れやすいするめ。噛めば噛むほどうまみを感じることができ、自然にいつもよりも噛む回数を増やすことができます。しっかり噛むことで、食べるのに時間がかかり、食べ過ぎる前に満腹中枢を刺激します。
よく噛むことで、食欲を抑え、食べ過ぎを防ぐことができるのです。普段、よく噛まずに早く食べる癖がついてしまっている人も、するめであれば無理なく噛む回数を増やせるでしょう。
顔の筋肉が鍛えられて小顔効果が期待できる
噛みごたえのあるするめを食べると、顎の筋肉をしっかり使って噛むことになります。噛むことで顔の筋肉を鍛えることができ、フェイスラインに変化を感じることができるかもしれません。
ダイエット効果と、美容効果をダブルで得られる女性にうれしい食品です。
高カロリーだがたくさん噛めるので少量で満足できる
実は、するめはカロリーが高い食品です。低カロリーのイカで作っているため、するめも同じようにカロリーが低いと勘違いしている人も多いでしょう。実は、100グラムでおよそ330キロカロリーと、意外と高カロリー。
水分が抜けることによって、カロリーが高くなってしまうのです。ただ、するめは、とにかく噛んで食べるものです。生のイカと比べても、噛む回数は大きく増えるので、少量で満足感を得ることができます。
カロリーを頭に入れておきながら、うまく活用したいですね。
料理の必要がなく簡単に始められる
調理前のイカと比べて、するめは、加工してあるため、すぐに食べることができます。疲れて、料理をする気力がないときでも、さっと取り出してすぐ食べられる便利な食品です。
イカの下ごしらえなど、自分で行うのには抵抗がある人など、まずはするめから、始めてみてはいかがでしょうか。

簡単にできるするめいかダイエットの方法
日中におやつ代わりにするめを少量食べる
ダイエット中で、食事制限をしているときでも、おやつを食べたくなってしまいます。するめは、しっかり噛むことができるので、少量でも満足感を得ることができるでしょう。
口寂しいときのおやつ代わりには、するめがおすすめです。ケーキやプリン、チョコレートなどの甘くておいしいデザートは、脂肪分も糖分も高く、また、柔らかいためにあまり噛む必要がありません。
するめをおやつに食べることで、カロリーも抑え、しっかり噛んで顎を鍛えることができます。
食前20~30分にするめを食べる
するめをタイミングよく食べることで、つい食べ過ぎてしまう食事の量を抑えることができます。しっかり時間をかけて噛むことで、満腹中枢が刺激され、食欲を抑えてくれる効果を利用しましょう。
食事の20~30分前にするめをよく噛んで食べると、実際の食事のときに満腹中枢が刺激された状態になり、食べる量を抑えることができます。
夜中におなかがすいた時に少量食べる
ダイエット中は、食事制限をしたり、運動をしたりと、いつもよりもエネルギーが不足しがち。夜中になっておなかがすいて、眠れないという経験をした人も少なくないでしょう。
そんなときには、するめはおすすめ。少量をよく噛むことで、満足感を得ることができます。ダイエット中のつらいときにこそ、するめで乗り切っていきたいですね。
お酒のおつまみとして楽しむ
ダイエット中にも、ちょっとした息抜きとしてお酒を楽しみたくなるでしょう。できれば避けたいものですが、たまには息抜きも必要。楽しむ代わりに、おつまみはダイエットを意識して選びたいですね。
イカを使ったおつまみとして、塩辛や一夜干しなどがあります。塩分は高くなりがちですが、少量であれば問題ないでしょう。揚げ物などを頼むよりもカロリーを抑えることができます。
ちょっとした息抜きのつもりが、ダイエット失敗とならないように、おつまみも意識して選ぶとよいでしょう。

するめダイエットの注意事項
量を食べるより噛む回数を増やす
ダイエットに取り入れたいするめですが、食べ過ぎには気を付けましょう。カロリーだけでなく、塩分の取りすぎになってしまうことがあります。満足感を得やすくするためには、量を食べるのではなく、噛む回数を意識します。
量をたくさん食べなくても、噛む回数を増やすことで、満腹中枢を刺激し、食べ過ぎる前に食欲を抑えることができます。
マヨネーズはつけない
するめを食べるときに、マヨネーズをかける習慣のある人も多いでしょう。うまみがアップし、おいしさを感じやすくなりますが、カロリーも高く、ダイエット中には気を付けたい食品です。
また、おいしさを感じて、するめを食べ過ぎてしまう原因ともなるので、ダイエット目的の場合には、マヨネーズは付けないほうがよいでしょう。
栄養バランスを考えた主食を心掛ける
ダイエットにおすすめのするめですが、おすすめだからとするめばかり食べていてはよくありません。栄養が偏り、身体にとって必要な栄養を十分に摂取することができないのです。
するめは、食事の中心とするのではなく、食事や間食時の量を抑える目的で取り入れるとよいでしょう。
さきいかは使用しない
するめと同じように、お店などで販売されているイカの乾物、さきいか。するめとは異なり、塩以外にもさまざまな味付けがされており、比較的やわらかい食感です。食べやすく、食べ始めると止まらないという人もいるのではないでしょうか。
さきいかは味付けされているため、おいしいですが、カロリーも高くなりがち。柔らかいので、噛む時間も少なくなり、つい量を食べ過ぎてしまうこともあります。同じイカであっても、ダイエットには、さきいかはおすすめできません。
食べ過ぎないようにする
するめを食べるときには、食べ過ぎないように気を付けましょう。噛みごたえがあり、自然と噛む回数が増えますが、慣れてくるといつまでもだらだら食べてしまうことがあります。
イカは、消化に時間がかかってしまうため、なかなかすぐに消化しきれません。お腹の不調などを起こしやすくなるため、食べ過ぎには注意しましょう。

イカをうまく食事に取り入れてダイエットを成功させよう
イカは、刺身や炒め物、煮込み料理など、さまざまな料理で楽しめる食材。噛む回数を増やして満腹中枢を刺激したり、小腹がすいたときの間食として食べたり。イカは、噛みごたえがあり、低カロリーなので、ダイエットにはぜひ取り入れていきたいですね。
食べることをただただ我慢するダイエットは、つらく、継続しにくいもの。ダイエットに効果的なイカを使って、おいしく、しっかりダイエット効果を実感していきましょう。