目次
半身浴のダイエット効果
代謝アップで痩せやすい体に
基礎代謝は、眠っているときや日常の生活で消費されるエネルギー。この基礎代謝は年齢と共に下がってきます。「なんだか太りやすくなってきたかも…」と思うのは基礎代謝が落ちてきているから。
運動が長続きしない人も、毎日の入浴を半身浴にすることで基礎代謝をあげることができます。毎日の半身浴で基礎代謝をアップさせましょう。
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新陳代謝を上げることで内側から綺麗に。効果的な方法とは
発汗作用でデトックス効果
半身浴は、一日の疲れを癒やすだけでなく肌をきれいにする効果もあります。半身浴で、ゆっくりと体を温めると新陳代謝が活性化。汗が大量に出てきます。
この汗には、疲れや肌荒れの原因になっていた毒素や老廃物がたっぷり。入浴後は、体がすっきりしていることを実感します。
また、デトックスされた体は免疫機能が向上。アレルギーの改善にも効果があります。
血行促進で冷え予防
冷え性の人は、発汗作用が弱くなりがち。体内に毒素や老廃物を溜め込みやすくなります。そのため、むくみに悩まされることも。
毎日の半身浴で血行を促進。体の内側からゆっくりと温めることで新陳代謝がアップします。体内の毒素や老廃物が汗と一緒に出て行くことで、冷えの予防・改善に効果があります。
1時間で100kcal消費
半身浴で消費されるカロリーには個人差があります。1時間で消費されるのは100kcal~200kcalほど。散歩と同じくらいのカロリーしか消費されません。
半身浴は、血行を促進。新陳代謝をアップさせることで、日常の消費カロリーを上げていきます。毎日続けることで、痩せ体質の体に。リバウンドのないダイエットができるようになります。

半身浴ダイエットのやり方
お湯は38℃に設定する
お湯の温度が高すぎると、すぐにのぼせてしまいます。また、低すぎても風邪をひいてしまいます。お湯の温度は、38℃~40℃のぬるま湯にしましょう。じんわりと体の芯から温まることができます。
半身浴中にお湯の温度が下がってしまうことがあります。追い焚きやたし湯などで、温度を保てるようにしましょう。
お湯の量はみぞおちが浸る程度
お湯の量は、みぞおちから下。体の半分が浸かるくらいにします。お湯の量が、みぞおちよりも上。肩や首まで浸かってしまうと、心臓や内臓に負担をかけてしまいます。
半身浴前にコップ1杯の水を飲む
半身浴は、大量の汗が出てきます。体の水分が足りないと、毒素や老廃物がうまく排出されません。半身浴前に、コップ1杯分の水を飲むようにしましょう。硬水のミネラルウォーターがおすすめです。
一回20分を目安に入浴する
半身浴の目安は20分。長くても30分で上がるようにしましょう。長時間の入浴は、肌を乾燥させてしまいます。
また、20分の入浴がつらいときは無理をせずに上がりましょう。毎日、少しずつ時間を伸ばして慣れていけば大丈夫です。

効果的に半身浴をする方法
食事の前に入る
半身浴は、食事の前に行うことで食欲を抑える効果があります。食後は、消化をするため内臓の動きが活発化。この時に、半身浴をすると体に大きな負担がかかることになります。
半身浴前に軽く運動をする
半身浴の前に、軽い運動やストレッチで体を温めておきましょう。代謝が上がり、発汗作用が高まります。
運動やストレッチは、体をほぐす程度で大丈夫。激しい運動のあとの入浴は、心臓に負担がかかるのでクールダウンしてから入りましょう。
合間にこまめに水分補給をする
半身浴中は、大量の汗が出ます。そのため、こまめに水分補給をすることで毒素や老廃物をスムーズに排出します。
また、長時間の入浴は脱水症状を起こすことも。ミネラルウォーターを準備しておきましょう。
発汗作用の入浴剤を使う
ショウガ、トウガラシなどの発汗作用のある入浴剤を使うことで、新陳代謝がアップ。デトックス効果が高まります。
日本酒などのお酒入りの入浴剤も発汗作用を促します。ただし、お酒に弱い人や苦手な人は注意しましょう。
浴槽に蓋をしてサウナ空間を作る
浴槽に蓋をして、肩までのサウナ空間をつくることで発汗作用がアップします。新陳代謝が活性化され、デトックス効果もアップ。お湯の温度も下がりにくくなり、肩口が冷える心配もなくなります。
浴槽内でマッサージをする
浴槽内でマッサージを行うことで、ウェストにくびれ。足のむくみを改善。セルライトの除去など様々な効果があります。
ウェストマッサージ
- 1.両手でおへそあたりの脂肪をつまみます。
- 2.左右の手を交互に上下させてもみほぐします。
- 3.おへそのまわりを時計回りにマッサージします。
- 4.両手をウェストのくびれにあて、おへその横を通り足の付け根に向かって滑らせます。(脂肪を下に流すイメージで。)
- 5.一連の流れを10回行います。
むくみ解消マッサージ
- 1.足の裏を両手の親指で押します。
- 2.足の甲を両手の親指で骨の沿って、指の付け根から足首に向けて滑らせます。
- 3.足首を蛇口をひねるようにマッサージします。
- 4.足首からひざまで脂肪を持ち上げるように流します。
- 5.両手で膝裏を押します。
- 6.手をぐーにして、太ももの内側を足の付け根に向かってのの字を描くようにマッサージします。
- 7.6と同じ動きを太ももの外側にも行います。
セルライト除去
半身浴で温まった後は、セルライトが落ちやすくなります。むくみ解消マッサージを行ったあとにやるのがおすすめ。
- 1.太ももを手のひらで掴んでもみほぐします。
- 2.柔らかくなってきたら、指でセルライトをつまむイメージで太ももをつまみます。
- 3.全体をつまみ終わったら、両手で足首を持ち足の付け根までぎゅっとセルライトを流すイメージで滑らせます。
- 4.片側10分くらい時間をかけて行いましょう。
腹筋に力を入れる
半身浴中、腹筋に力を入れることでウエストを細くすっきりとさせます。体が温まり、汗がにじみ始めてきたら腹筋に力を入れてみましょう。血行がよくなり、脂肪の燃焼に効果的です。
歌を歌ってカロリー消費
歌を歌ってストレスを発散させましょう。腹式呼吸で歌うことはカロリーを消費します。また、ストレスを発散させることで暴飲暴食を抑え、気持ちがすっきりすることで美肌効果にもつながります。

半身浴の注意点
長時間お風呂に浸からない
長時間の半身浴は、乾燥肌の原因になります。大量に出される汗やお風呂のお湯で皮膚がふやけ、水分が蒸発しやすい肌に。
そのため、全身の乾燥肌に悩まされることになります。半身浴は、目安の20分を守るようにしましょう。
体調が優れない時はやらない
体調が優れない時はやらないようにしましょう。半身浴は、軽い運動をしている状態です。体調の優れない時に無理して行うと、悪化させてしまうおそれがあります。
薬を服用した後は行わない
薬を服用した後は、血圧が乱れやすくなっています。体調を考えてから入浴するようにしましょう。
また、飲酒後も半身浴を行わないようにしましょう。酔っている状態での入浴は危険です。さらに、半身浴では血流がよくなり、アルコールのまわりが早くなるおそれがあります。
しっかり睡眠をとる
半身浴をすると、疲れがとれてリラックス状態になり寝付きがよくなります。ですが、睡眠不足の時に無理して行うと体調不良の原因にもなります。睡眠不足の時は、無理して行わず休むようにしましょう。
食前食後すぐは行わない
食前に行うことで、食欲を抑える効果があります。ですが、入浴後すぐに食事をとることは内臓に大きな負担をかけることになります。
また、食後すぐの入浴は消化不良の原因に。食前食後の一時間は半身浴を行わないようにしましょう。

編集部が選んだ半身浴におすすめ入浴剤
お塩のお風呂汗かきエステ気分 ローズブロッサム
ミネラルをたっぷり含むバスソルト。天然塩と死海の塩が肌をひきしめます。冷えた体を温め、じんわりと汗を出します。
長時間の入浴におすすめ。保湿成分に白金ナノコロイド、ヒアルロン酸、コラーゲン、フルボ酸を配合。肌にうるおいを与えます。
ローズブロッサムの香りとミルキーピンクのお風呂。エステ気分を味わえるスキンケアタイプの入浴剤です。
爆汗湯 ホットジンジャーの香り
サウンドシュガー(うるおい粒)から炭酸ガスがパチパチとはじけます。トウガラシエキスやショウガエキスが発汗を促進。温泉ミネラルやゲルマニウムがお肌をうるおいのあるすべすべ肌にします。
脂肪分解酵素リパーゼを配合。肌表面の余分な脂肪を分解します。とろみのあるお風呂がラップの効果を発揮。発汗作用を高めます。
注意
とろみのあるお風呂のため、床などが滑りやすくなります。
爆汗湯 ローズカクテルの香り
炭酸ガスがパチパチとはじけるゲルマニウム快音浴。ひきしめHOT成分トウガラシエキスやショウガエキスで発汗を促し岩塩でひきしめます。美肌モイスチャー成分にコラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタエキス、ローズエキス、ローズヒップエキス、ローズウォーターを贅沢に配合。
ローズカクテルの香りとクリアピンクのお風呂。美人の湯ベース(アルカリ湯)が、余分な皮脂を落とします。とろみのあるお湯で、うるおいのある美肌を実感します。
アロマベラ バスソルト(ヒマラヤ岩塩ピンクソルト)
地殻変動でヒマラヤに閉じ込められた海水が結晶化したミネラル豊富な岩塩。天然のままのきれいなピンク色。
じっくりと体を温め、しっかりと汗を出すので半身浴におすすめ。肌をひきしめ、キメをなめらかに整えます。目的に合わせたエッセンシャルオイルと混ぜて使用することもおすすめです。
美汗SPA 酵素バス グレープフルーツの香り
ゆったりとした入浴で、すっきりとした肌にするスキンケアタイプの入浴剤。パパイン酵素を配合。古い角質を除去し、すべすべの肌にします。
肌にうるおいをあたえ、血行を促進するチンピ(みかんの皮)を配合。発汗を促すショウガ根エキスも配合されています。
汗をたっぷり出して、うるおいのあるすっきりとした肌に。自宅でスパ気分が味わえます。

編集部が選んだリラックできる入浴剤
ローラ メルシエ シャワーバス アンバーバニラ
はちみつのように、すくって入れる入浴剤。甘いバニラと官能的なアンバーが織りなすフェミニン&エレガントな香りに包まれます。
ゆったりとした優雅なバスタイムに。全身を包み込むたっぷりの泡が、なめらかでうるおいのある肌に導きます。
クナイプ クナイプ グーテルフト バスソルト パイン<松の木>&モミの香り
パイン(松の木)とモミのエッセンシャルオイルを配合。ドイツ語で「よい空気」という意味のバスソルト。森の中にいるような気分を味わえます。
すがすがしい木々のオイルをお風呂の蒸気でゆっくりと深呼吸。日々の疲れを癒やし気分をリフレッシュさせてくれます。
Epsom Salt Sea Crystals (エプソムソルト シークリスタルス)
高純度の硫酸マグネシウムを成分とする、純粋なミネラルの結晶。健康維持に不可欠なミネラルで、現代人に不足しがちなマグネシウムを効率よく肌から吸収します。
マグネシウムが肌の細胞を活性化。ざらつきが気になる肘、膝、かかともなめらかにします。赤ちゃんの入浴にも使える安心の成分です。
アユーラ メディテーションバスα
ローズウッドやラベンダー、ローズマリー、カモミールなどが絶妙に調合されたアロマティックハーブの香り。ストレスで疲れた体と心をリラックスさせてくれます。
水性の保湿成分と油性のエモリエント成分の二層のグラデーション。保湿成分が肌に浸透し、うるおいを与えます。また、エモリエント成分が肌にヴェールをつくりうるおいを逃しません。
お湯物語 贅沢泡とろ 入浴料 ローズフェミニンの香り
美容成分を配合したとろみのある泡が全身をやさしく包み込みます。保湿成分にローズヒップエキスやノバラオイルを配合。美肌成分にヒアルロン酸やコラーゲンを配合。
うるおいのある、なめらかなぷるぷる肌にします。天然香料を使用したローズフェミニンの香りでゆったりと贅沢な気分が味わえます。
注意
とろみのある泡で、滑りやすくなります。
イルコルポ ミネラルバスパウダー
ミネラルが世界一含まれる雪塩と海藻ヨードの濃厚ミネラル配合。発汗促進。通常の約三倍の汗を出します。脂肪燃焼をサポートし中性脂肪、体脂肪の燃焼を促します。
ユーカリを基調としたタラソな香り。上品な香りでリラックスしながら、ダイエット効果も期待できます。

半身浴と併せてカロリー消費する方法
低カロリーの食事にする
基礎代謝が上がったからといって高カロリーな食事を続けていては、なかなか効果が発揮されません。無理な食事制限をするのではなく、毎日の食事のカロリーも見直してみましょう。
低カロリーの食事には、野菜や大豆、海藻類を増やすことを意識してみましょう。肉は、鶏肉のささみや胸肉がおすすです。食事を改善することでカロリー消費につなげましょう。
温かい飲み物を飲む
冷たい飲み物ばかり飲んでいると、内臓が冷えてしまいます。内臓が冷えてしまうと、基礎代謝は低下。太りやすい体質になってしまいます。温かい飲み物を飲むようにしましょう。内臓が温まることで基礎代謝の低下を防ぎます。
また、半身浴前や半身浴中にぬるめの飲み物を飲むこともおすすめです。新陳代謝をさらに高める効果があります。入浴前の白湯や緑茶が効果的。
ランニングでカロリー消費
半身浴に有酸素運動をプラスすることで、カロリーを大きく消費します。ランニングは、新陳代謝を高めカロリーを消費しやすくします。また、ストレス発散や美肌効果も。
ランニング終了後(20分~30分後)に半身浴を行うことで、血行を促進。発汗作用を高めます。
また、疲れた体をゆっくりと癒すことでリフレッシュ。質の高い睡眠になります。たっぷりの汗が老廃物を出すことで美肌や免疫効果も向上します。
▼さらに詳しい解説はこちら
ランニングの痩せる効果をしっかり理解して健康的な体を手に入れよう
体を動かす機会を増やす
毎日の運動は難しい、続けられないという人は、体を動かす機会を増やしましょう。半身浴は、基礎代謝をアップさせますが消費するカロリーは大きくありません。
日常の掃除に、雑巾がけや窓掃除を足してみましょう。家がきれいになるだけでなく、ダイエットにもつながります。
また、エレベーターやエスカレーターを使うのではなく階段を使うようにすることも効果的です。毎日の買い物やお出かけも、自転車などは使わずできるだけ歩くようにしましょう。
新陳代謝もあがり、体力向上。ダイエット効果が高まります。

半身浴でカロリー消費ができない理由
温度が低下している
半身浴は、体の半分しかお湯に浸かりません。浴室内の温度にも気をつけましょう。半身浴を行う時の浴室の温度は25℃くらいが目安。浴室内の温度が低いと、体を冷やしてしまい効果がありません。
また、20分入る間にお湯の温度が下がってきてしまうこともあります。追い焚きやたし湯などで、温度が下がりすぎないように注意しましょう。お風呂の蓋を使って、温度が下がらないようにすることもおすすめです。
冷たい飲み物を飲んでいる
冷たい飲み物は、内臓を冷やします。そのため、半身浴で温めても体の内側が冷えてしまっているので、効果が発揮されません。
また、半身浴中に冷たい飲み物を飲むことで内臓が急激に冷やされ血圧が急変。動悸やめまい、吐き気などの症状が出ることがあります。半身浴中は、常温のミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
元々汗をかかない体質
通常、汗が出るはずの半身浴で汗が出ないのは、汗腺の機能が衰えてしまっている可能性があります。運動不足などで代謝が落ちると、汗をかきにくい体質に。また、空調のきいた快適な場所で過ごしていると、体温調節機能が衰えてきます。
ウォーキングやヨガなど、軽い運動と半身浴で基礎代謝を向上させましょう。無理のない範囲で毎日続けることが大切です。
肩が冷えている
体を内側からゆっくりと温める半身浴。肩が冷えていては、寒くて半身浴を続けるのは難しいでしょう。
肩が冷えている時は、タオルなどをかけて入浴するようにしましょう。また、浴室暖房やシャワーなどであらかじめ浴室内を温めておくようにすることもおすすめ。

半身浴でカロリー消費をしよう
半身浴を毎日続けることで、基礎代謝が向上します。冷え性改善、美肌効果、免疫力の向上など健康や美容によい効果が。毎日の運動は難しくても、毎日の入浴なので手軽に続けられます。
また、基礎代謝が向上することで「運動しても痩せなかった」という悩みが解消されます。体を内側から温め、ゆったりとリラックスのできるバスタイムでカロリーを消費。さらなるきれいを手に入れましょう。