目次
顔の肌にできるブツブツはなに？
初期段階のニキビ
顔の肌にできるブツブツの1つに、初期段階のニキビがあります。それは、「白ニキビ」といい、皮脂が毛穴に詰まってしまった状態です。
甘いお菓子や脂っこいものをたくさん食べると皮脂の分泌が活発になり、余分な脂質が毛穴を塞いでしまってニキビとなります。また、肌の乾燥やストレスによるホルモンバランスの乱れや、生活習慣の乱れ、紫外線による影響でも皮脂の分泌が活発になり過ぎることがあります。
早めのケアで治せるものも
初期段階の「白ニキビ」だと、たとえ大量にできても洗顔で清潔に保ち、スキンケアをしっかりしていれば治ります。そして、規則正しい生活と十分な睡眠、野菜中心の食事に切り替えれば大抵はおさまります。しかし、炎症を起こして「赤ニキビ」になってしまった場合は、セルフケアでは治しにくく厄介です。さらに痛みや出血がある場合は医療機関で適切な処置が必要です。
花粉の影響によるものも
最近では、花粉症を患っている人が多いですが、花粉は目がかゆくなったりくしゃみや鼻水だけでなく、肌にも影響を与えます。
花粉が当たると皮膚がほんのり赤くなって、かゆみを伴います。症状が出たら早めに皮膚科を受診して薬を処方してもらいましょう。顔の皮膚は薄いので我慢できずに掻いてしまうと、出血したり、皮膚が黒ずんで跡が残ってしまいます。
初期段階のニキビの原因とケア
顔を強く洗いすぎている
化粧落としや毛穴の汚れが気になって顔をゴシゴシと強く洗っていませんか？強く洗いすぎると皮膚を傷めてしまうだけではなく、大事な皮脂まで洗い落としてしまうので肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると皮膚は乾燥を防ぐために皮脂の分泌を活発に行うので、余分な皮脂が毛穴に詰まってしまいニキビになります。洗顔は、1日朝晩2回しっかり泡立てて泡で肌を滑らすように優しくマッサージするように洗い、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。
汚れがしっかり落ちていない
化粧が完全に落としきれていなかったり、汗や皮脂の汚れがしっかり落ちていないと毛穴に汚れが溜まって塞いでしまうことになりニキビが発生します。
また、汗をきれいにふき取らないなど清潔に保たれていないとニキビは発生しやすくなりますので気をつけましょう。化粧はクレンジングでしっかり落とし、特にマスカラなどのアイメークは専用のリムーバーで落としてから、きっちり洗顔しましょう。
角栓が毛穴に詰まったまま
鼻の頭に黒いポツポツ。それは、角栓というものです。角栓は、毛穴の中で余分な皮脂と古い角質細胞が結合されたもので、皮脂の分泌が活発なオイリー肌の人やターンオーバーが不規則な人に多く見られます。
無理に取り出すと手についていた雑菌が入って炎症を起こしてニキビになりますのでおすすめできません。ピーリング作用のある洗顔料の使用や、面皰圧子という器具で角栓を取り除く方法がありますので、ニキビが悪化する前に行いましょう。
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保湿が十分でない
20歳を過ぎるとターンオーバーの遅れや肌の老化が進んでくるので乾燥しがちです。今までのスキンケアでは保湿が十分でない為に肌が乾燥して、それを防ぐために皮脂の過剰分泌となって余分な皮脂が毛穴に詰まってニキビが発生します。
20代のニキビの原因のほとんどが肌の乾燥が原因ですので、今まで以上に洗顔後はしっかりと保湿をしましょう。オイリー肌の人にとっては、ベタついて抵抗があるかもしれませんが、保湿されることにより皮脂の過剰な分泌がおさまるので普通肌になるのです。
化粧品が合っていない
化粧品には種類がたくさんあるので肌に合うもの、合わないものが出てきます。肌に合わない化粧品を使ってブツブツができたりかぶれたりした経験はありませんか？
オイルクレンジングはさらっとしていてついつい肌を擦ってしまいます。そのため肌は保護をしようとして硬くなります。硬くなると毛穴が狭まって皮脂が詰まりやすくなりニキビが発生するのです。
質の悪い成分の入ったクレンジングの使用
また、化粧品は水と油で作るので「界面活性剤」という石油系の油を使って乳化させます。それが、肌を傷める元で、強い洗浄力のあるオイルクレンジングに多く使われています。
確かに、ニキビがひどい時はオイリーなクレンジングは使わない方が良いのですが、良質の「界面活性剤」を使用したものであれば、逆に油分の多い化粧品などをきれいに洗浄するので、毛穴に汚れが詰まらずニキビ予防になります。
質の良い化粧品を選べば、肌のトラブルの予防に効果的です。
初期段階のニキビの原因となる生活
ホルモンバランスの乱れ
疲れ・生理前や最中はホルモンバランスが崩れやすくなります。ホルモンバランスが崩れると自律神経も乱れて、ニキビの原因になるターンオーバーの乱れや皮脂の異常な分泌により毛穴に余分な皮脂がびっしり詰まります。
また、老廃物の排出が滞ったり、血行が悪くなったり、腸内環境が悪化して便秘になるなどといった体調の不具合が生じるので、肌の調子も悪くなります。ホルモンバランスと自律神経は一体化しているのでどちらかが乱れると連動して一緒に乱れます。
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食生活の乱れ
ファーストフードやレトルト食品、ジャンクフードは食べやすくておいしいですよね。しかし、これらは、ビタミンやミネラルなど人間の身体に必要な栄養素があまり含まれてなく、炭水化物や糖質、脂質のような摂り過ぎるとよくない成分が多く含まれているので体調不良を起こすだけではなく肌荒れなどニキビの原因にもなります。
またこれらには、身体に有害な食品添加物が含まれているので、体内に蓄積されると毒素として皮膚の表面に現れますし、発がん性物質に変化することもあり要注意です。
ハードワークなどでのストレス
仕事が忙しすぎるとストレスが溜まりますが、人間は仕事以外でもなにかが原因でストレスは溜まります。ストレスが溜まると自律神経やホルモンバランスが乱れて、腸内環境を悪化させ悪玉菌が優位に立つので毒素が分解できずに老廃物が溜まっていきます。
その為、肌にも毒素が現れてニキビなど肌トラブルの原因を作ります。
睡眠の質が悪い
肌にはゴールデンタイムというものがあり、成長ホルモンが分泌され細胞が生まれ変わる時間帯があります。それは、22時～2時の間でその間に睡眠を取ると効果的です。肌のターンオーバーが整ってきれいな肌に導かれますし、体調も良くなります。
しかし、不規則な生活や寝不足、ゴールデンタイムに熟睡できなければ、肌のトラブルに悩まされることになるでしょう。
飲酒や喫煙
お酒が好きな人は要注意です。お酒には糖質が多く、皮脂の分泌が活発になり毛穴が詰まってしまいます。そして、アルコールは身体にとっても毒なので肝臓で分解されますが量が多すぎると分解できなくなり、その毒素が血液中に流れ込み肌に現れニキビとなります。
また、愛煙家の人も要注意です。タバコは肌の抗酸化作用のあるビタミンを破壊し、毛細血管の萎縮により血行不良になり、肌のターンオーバーが遅れ、ニキビが治りにくくなります。
初期段階のニキビ長引くとどうなる？
悪化すると赤ニキビに
ニキビを発見した時、「白ニキビ」ならスキンケアや生活習慣・食生活の改善で治すことができます。
しかし、悪化してしまうと炎症を起こして「赤ニキビ」になります。「赤ニキビ」とは、毛穴に詰まった皮脂が汚れと結合し大きくなると、皮膚内に潜在しているアクネ菌がそれを餌にして増殖して炎症を起こします。アクネ菌は常在していて普段はおとなしいのですが、大量の餌を見つけると途端に悪影響を及ぼす油断のできない菌です。
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バリア機能の低下
紫外線が皮膚の中に入り込むと活性酸素を大量に発生して肌を酸化させて、潤いを保つコラーゲンを破壊するので乾燥してシワができます。同時に、メラニン色素の生産を促して色素沈着を起こしてシミとなります。
また、糖質や脂質の摂取が多いと肌のたんぱく質と結合して肌の糖化という老化現象が起こり、肌を構成しているたんぱく質がどんどん変性劣化していきます。こういった、悪循環により肌のバリア機能が低下するので、ニキビが発生しやすい肌になるのです。
初期ニキビを改善するためのスキンケア
刺激の強い洗顔を使わない
泡立ち効果を出すために洗顔料には界面活性剤のような刺激の強い化学成分を使用しています。これらは、泡と一緒に肌に必要な皮質まで一緒に洗い流すためにたちまち乾燥してしまいます。
このようなトラブルを避けるために朝だけ水洗顔をする方法があります。寝ている間は外出しないので目立った汚れが少なく洗顔フォームを使用しなくても水だけで十分という考えです。
洗顔はしっかり泡立てる
洗顔する時は、泡立てネットなどを使用してしっかり泡立てて、泡で顔の肌を滑らかにマッサージするように優しく洗い、しっかりとすすぎます。
泡立ちが少ないと肌がこすれてしまいます。また、ゴシゴシこすらないことです。こすられることにより摩擦で色素沈着を起こして、シミの原因になります。顔の肌は体のどの部分よりも繊細ですので慎重になる必要があります。
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熱いお湯を使わない
冬場は寒いのでついつい熱めのお湯で顔を洗いたくなりますがおすすめできません。熱いお湯は繊細な顔の肌にとって大敵で大事な潤いやみずみずしさをなくして乾燥させてしまいます。肌の乾燥は皮脂の分泌を活発にするのでニキビ発生の原因になりますし、手荒れの原因にもなります。
また、熱いお湯ではなくても、ぬるま湯でクレンジングや汚れはきれいに落とすことはできますので安心してください。
紫外線対策をしっかりする
紫外線が皮膚内に侵入すると皮膚細胞内にあるコラーゲンを破壊し、水分コントロール機能が悪化するために肌が乾燥して皮脂の分泌が異常に活発になるのでニキビが発生しやすくなります。また、肌の再生を促すターンオーバーも乱れるのでニキビが治りにくくなります。
紫外線は1年中曇りや雨の日でも降り注いでいますので、外出時には日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策をしっかりしましょう。
ピーリングによるケア
毛穴に余分な脂質や汚れが詰まっているとニキビが悪化します。また、鼻の頭にある黒い点々は角栓と呼ばれるもので、長年蓄積された脂質と汚れが結合したものです。手で取ることは危険で、手についている雑菌が毛穴に入り込んで炎症を起こしてしまいます。
また、角栓が取れても毛穴が大きく開いてしまうので、専用の道具を使用するか、医療機関でのケアをおすすめします。
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季節に合ったスキンケアを
日本は春夏秋冬の季節があり、気候がそれぞれ違うので肌も季節に合ったケアをする必要があります。ニキビの最大の原因は乾燥なので、暑い季節でも冷房により肌は乾燥していることが多いのです。保湿ケアは年中行うようにしましょう。
特に冬は、空気が乾燥しています。肌も影響を受けてさらに乾燥します。スキンケアは即効性がないので、特に念入りに寒くなる前から保湿をするようにしましょう。
顔にできたブツブツにオススメの洗顔料
ファンケル アクネケア洗顔クリーム
きめ細かい泡立ちが、ニキビの原因となっている皮脂や角栓を取り除いてきれいさっぱりと洗い上げるニキビ肌用洗顔料です。防腐剤や香料不使用で、石油系界面活性剤や紫外線吸収剤といった刺激物質も一切使用していないので、敏感肌の方も安心して使用できます。ノンコメドジェニックテスト、皮膚科医監修による使用テストすべて済みです。
長寿の里 然よかせっけん
天然ミネラルを含んだ火山灰シラスの「超微細シリカパウダー」が毛穴より小さなきめ細かい泡立ちを作り出し、肌の奥の汚れを綺麗に落とします。ニキビに有効な成分グリチルリチン酸ジカリウムやプルプルの肌が約束されるコラーゲンなどの美肌成分を60％配合している練りせっけんです。また、天然ミネラル配合で透明感のある肌を作り出し、ノンアルコールなので、肌の刺激も気になりません。
プライマリー Non A.
消炎作用のある甘草成分と皮膚の過剰な分泌を抑制する大豆エキス配合で、通常の石けんの約4倍のモコモコとした泡がニキビ肌をさっぱりと洗い上げます。
また、化粧品を作る際に多く使われている界面活性剤やピーリング効果のあるグリコール酸は刺激があり、肌にダメージを与える成分なので、一切使用していません。医薬部外品ですから、肌の弱い方でも安心して使用できます。
水橋保寿堂製薬 いつかの石けん
30秒間の泡パックによって配合されている酵素が余分な皮脂や角質を除去してツルツルのキメの細かい肌へと導きます。28種類の微量ミネラル成分とたんぱく汚れを除去するプロアテーゼ配合。洗い上がりはつっぱり感がなく保湿効果があります。
また、肌に刺激を与える界面活性剤やラウリル硫酸ナトリウム、香料は一切使用していないのでニキビのあるトラブル肌でも安心です。
マックス 無添加生活無添加生石けん
石けん素地と水だけで作り上げた100％純粋な無添加生石けんです。余分な成分が含まれていないので、ニキビに悩まされている方やアレルギーのある方でも安心して使用できます。
もちろん、化粧品を作る際に水と油を乳化させる界面活性剤という肌に悪影響を及ぼす成分や防腐剤や酸化防止剤も不使用です。値段の割に効き目が大きくお買い得な商品です。
豆腐の盛田屋 豆乳せっけん自然生活
標高700mの宮崎県椎葉村にある豆腐の盛田屋の豆乳を配合した天然由来成分100%の洗顔せっけんです。良質の天然水と2種類の国産大豆で作られた豆乳成分のきめ細かい弾力のある泡がしっとりとツルツルの肌へと導きます。
界面活性剤や鉱物油、香料のような刺激物は一切使用していないので、赤ちゃんから敏感肌の方まで幅広い年代で使用できます。
尊馬油 馬油石鹸
肌の潤いを保ったまま、ホコリや汚れをきれいに洗い落としてつっぱり感がない馬油でつくった化粧石けんです。ヒノキの香りが爽やかです。肌になじみやすく保湿効果があるので、洗顔用にはもちろん、浴用やシャンプー代わりにも使用できます。
また、エデト酸やパラベン、界面活性剤などの肌に刺激を与える成分は不使用なので、赤ちゃんや敏感肌の方にもおすすめです。
初期ニキビの改善のための習慣
適度な運動で代謝を高める
適度な運動をすることによって体が温まり、血行も良くなり、筋力も上がるので代謝が上がります。この結果、体内の糖質や脂質が分解されて老化現象の1つである肌の糖化が防げます。そうすると、肌の糖化によってたんぱく質が変性されることがなくなるので、ターンオーバーが正常に行われて新しい細胞がどんどん生まれ、不要な角質がはぎとられていきます。
また、新陳代謝が高まると不要な老廃物が排出され腸内環境がよくなるので便通がよくなり、肌もきれいになります。そして、痩せやすい魅力的なボディも同時に手に入れることができます。
睡眠中の加湿も
寝ている間に人は知らないうちにコップ1杯分もの汗をかいています。睡眠中は意外と乾燥をするのです。朝起きたらのどがイガイガすることがありますよね。それは、乾燥が原因なのです。乾燥を防ぐためには、寝る前にコップ1杯の水を飲むことが効果的です。冷たい水は身体を冷やして免疫を下げるので常温か白湯がおすすめです。
冬場は暖房をつけると同時に加湿器を利用しましょう。ただし、暖房を切った時は加湿器も必ず切らないと加湿しすぎてカビが発生しますので気をつけましょう。
バランスの良い食事
美肌を保つバランスのよい食事は「まごわやさしい」と覚えましょう。
「ま」豆類、「ご」ごま、「わ」わかめ、「や」野菜、「さ」魚、「し」しいたけ、「い」いも
昔から日本の食卓に必ず上がっている食材です。これらをバランスよく食べることにより肌の調子がよくなりるので、毎日食べるように努力しましょう。もちろん、いろいろな不快感も改善されるので体調もよくなります。
ビタミンCの摂取
年齢と共に起こる肌の酸化。空気に触れると食品は腐敗を始め、鉄がさびる現象と同じで、人間の肌も紫外線やストレス、乱れた食生活の影響で活性酸素が大量発生し肌が老化を始めます。活性酸素は肌細胞を破壊してターンオーバー狂わせるだけではなく、恐ろしい生活習慣病までも引き起こします。
そこで、抗酸化食品を摂取することで、活性酸素の発生を抑えることができます。ビタミンCが効果的で、野菜や柑橘系の果物に含まれています。中でもドライプルーンとレーズンは抗酸化度が高いので積極的な摂取をおすすめします。忙しくて摂取が難しい時はサプリメントで補うのもよいでしょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
肌によいビタミンとは？正しい摂り方を知って高い効果を得よう
正しいケアで予防をし、症状が続くようなら皮膚科の受診を
なぜ肌にブツブツができるのか？そのブツブツの正体はなにか？これらをはっきりさせてから正しいスキンケアを行いましょう。スキンケアは即結果が出るものではありません。肌周期は28日ですので、最低1~3か月は続けてみましょう。
それでも症状が続くなら専門の皮膚科の受診をおすすめします。他に原因があるのかもしれませんし、重大な病気の前兆かもしれません。悪化すると跡が残ったり治癒までに時間がかかりますので、専門医にお任せしましょう。
