目次
肌荒れを起こす5つの外的要因
汗をかいても放置している
汗の成分は、ほとんどが水です。そして、ミネラル、乳酸塩、尿素、少量の鉄や銅なども含んでいます。汗の成分は特別肌に悪いということはないのですが、汗をかいて放置しておくと、細菌が繁殖しやすくなります。
特に夏は、汗や皮脂が多い季節ですから、紫外線から刺激を受け乾燥した肌に、汗で刺激を与えると肌荒れを起こしてしまいます。また、汗を出す汗腺がつまると、汗や皮脂の排泄ができなくなり、皮脂膜を作ることができなくなると、肌を守る力が弱まり、これも肌荒れやかゆみを起こす原因に繋がるので気をつけましょう。
紫外線対策を怠っている
紫外線は肌荒れを起こす原因になります。日焼けには個人差があり、紫外線を受けてすぐに黒く焼ける人は、メラニン色素生成が早く、肌が赤くなる人はメラニン色素生成が遅いです。日焼け止めの紫外線散乱剤が入ってる素材は、紫外線を跳ね返すもので、天然成分のものがほとんどなので肌にやさしく安心です。
紫外線吸収剤は紫外線散乱剤より使用感がよく、紫外線防御力もすぐれ、紫外線を吸収することで肌への紫外線を減らす素材ですが、日焼け止めを塗った肌に紫外線を浴びると、化学反応で熱に変えます。
この熱が原因で、かぶれ、湿疹、シワ、シミ、皮膚がんなどの症状が出る危険性があるので、なるべく紫外線吸収剤は使わない方がよいのですが、紫外線散乱剤は紫外線を防ぐ力が弱いので、上手に使い分けて紫外線対策をしてください。
冷暖房による肌の乾燥
エアコンをつけると肌が乾燥してしまうのは、エアコンの中の熱交換器が、熱と水分も一緒に吸収してしまい、湿度が低下してしまうからです。また、強い日差しによって肌のバリア機能が低下しているため、乾燥肌になりやすいのも理由の1つです。
エアコンのフィルターや内部の掃除が行き届いていないと、稼働させたときにダストを部屋中に放出することになってしまい、肌によくないので、肌荒れになったりニキビができたりしてしまいます。部屋の湿度が低下すると、肌トラブルを引き起こす原因になるので加湿器を使って湿度を50%保つと肌荒れなどの予防になります。
化粧品による肌荒れ
洗浄力の強いクレンジングや、回数の多い洗顔は、皮脂膜や角質層の潤い成分が奪われてしまいます。また、肌が乾燥する時に化粧水をたっぷりとつけるのもよくありません。皮膚がふやけて、肌が本来持っている保湿成分が溶け出して、逆に乾燥しやすくなるので注意が必要です。
正しいスキンケアは、身体の内側から、水分を肌の中で保つことができるような成分が配合された化粧品を使うことです。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンの成分が配合されてる化粧品が効果的です。
洗ってないメイクブラシやパフは皮脂・汗・老廃物が酸化したり、多くの菌が繁殖していて、1週間使い続けただけでも数万個の雑菌があり、トイレの床を超える雑菌といわれています。
汚れたメイク道具の使用はニキビや湿疹などの肌トラブルの原因になります。パフは、2~3日に1回ぬるま湯で石鹸か、中性洗剤で洗うようにしましょう。ファンデ用ブラシは2週間に1回洗顔石鹸を使い、指ではさみながらリキッドを押し出すように洗ってください。
化粧品に入っている、パラベン、水、ホルムアルデヒド、鉱油(ワセリン)、香料、ブチルヒドロキシアニソール(酸化防止剤)、ポリエチレングリコール、ヒドロキノンなどの成分は肌トラブルを起こしやすいので避けた方がいいです。
肌荒れを起こす6つの内部要因
不十分な睡眠
不十分な睡眠はハリと潤いが失われます。成長ホルモンは主に入眠後3~4時間後にたくさん分泌されるので、肌のターンオーバーを促進させ、新しい皮膚に生まれ変わらせるためには質の良い睡眠は必要不可欠です。
寝る前のカフェインやアルコールは眠りを浅くするので控えた方がいいでしょう。牛乳、コラーゲン、ゼラチンなどは寝つきを良くする効果があるのでおすすめです。
理想の睡眠時間は6時間~8時間といわれます。睡眠が短か過ぎても、長過ぎてもうつになりやすく、自律神経が乱れ、女性ホルモンにも悪影響を与えるので肌にもよくないです。
食事の質の低下
夜の22時以降の食事はエネルギーを溜めやすい状態になります。この状態で夕飯を摂取すると、脂肪や糖が体の中に残りやすいくなり、成分が腸では処理されず、毛穴からにじみ出て肌が荒れやすくなります。
また、脂質、加工食品、刺激物がある食べ物は肌荒れの直接的な原因になります。
新陳代謝が悪い状態
肌の調子がよくない人は、代謝が悪い状態である可能性が高いです。新陳代謝が正常に行われずに低下する原因は、生活が不規則、ストレスが多い、食事のバランスが悪い、バリア機能の低下、老廃物の蓄積などがあります。
睡眠をしっかりとったり、生姜など体を温めるものを摂り、入浴で外側から温めることをなどすれば代謝があがります。豆、野菜、魚、キノコ類をとりいれたバランスのいい食事で内臓の動きを高めるのも効果的です。
ホルモンバランスが崩れている
2つのある女性ホルモンのうち、エストロゲンは余分な皮脂分泌を抑制し、プロゲステロンは皮脂分泌を促進します。プロゲステロンが多すぎると皮脂が分泌され、ニキビができやすくなります。
エストロゲンが減ってくると、コラーゲン線維が急激に減少し、皮脂量の低下、水分の蒸発で潤いがなくなり、乾燥しやすくなるなどの肌に大きな影響を与えます。
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エストロゲン・プロゲステロンのことを知って、女性ホルモンを整えよう
ストレスが溜まっている
ストレスを受けると、副腎からの皮質ホルモン分泌が増加し、腎皮質ホルモンの一種であるコルチゾールで免疫力が低下します。コルチゾールを減らすには、ビタミンCの摂取で副腎を活性化させるとよいでしょう。
ストレスは、代謝機能の低下を招き、体の冷えを引き起こしてしまいます。冷えはターンオーバーの乱れ、水分量の低下による皮膚の乾燥、バリア機能の低下の原因になるので注意が必要です。
腸内環境の悪化(便秘)
人の体を守ってくれる免疫細胞の70%は腸にあるといわれています。免疫細胞は善玉菌により活性化され、悪玉菌が増えると善玉菌が減少し便秘になり、血液によって毒素が全身に運ばれ皮膚に現れ、肌トラブルを起こします。
腸内環境が悪化するおもな原因は、食べ物のカスが腸内に長く停滞し、腐敗し、便秘になることです。肉類の食べ物をいっぺんに大量に摂ったり、胃や小腸が疲れていたりすると、きちんと消化されずに大腸まで運ばれます。
そうなると悪玉菌が未消化のタンパク質を分解し、腐敗させて、有害物質をつくりだし、便秘や下痢、肌荒れの原因になるのです。
肌荒れを改善するには
汗をかいたらこまめに清潔なタオルで拭く
汗をかいて放置すると肌荒れを起こすので、清潔なタオルでこまめに軽く当てるようして、汗を吸い取らせるように拭きましょう。
汗をそのままにして冷房のきいた部屋に入ると、お肌が乾燥状態になることもあります。
紫外線対策を行う
紫外線は、シミ、そばかす、しわ、日焼けの原因として有名で、お肌の角質層から水分をうばって乾燥させてしまうこともあります。
帽子や長袖シャツなどで紫外線対策をし、日焼け止めは、日常生活の紫外線ならSPF25 PA+でも十分です。冬でも紫外線の量は意外と多いです。
雨の日でも紫外線は晴れの日の30%、曇りの日は60~80%といわれています。肌の負担にならない日焼け止めを選んで紫外線対策を行いましょう。
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紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう
湿度を50%に保ち空気が乾燥しすぎないように
エアコンをつけると乾燥するので、加湿器で湿度を50%に保ち、肌荒れを防ぎましょう。
加湿器がない場合は、濡れタオルを干せば湿度を上げられます。その他に水が入ったコップを置いたり、霧吹きで水をかけ乾燥を防ぐのもいいでしょう。
アレルギーは専門医に相談
敏感肌とアレルギー性敏感肌はどちらも症状が似ているため見分けがつきにくいのが特徴です。また、化粧品によるアレルギー、スキンケアの成分によるアレルギー性皮膚炎の可能性もあります。
スキンケア化粧品やコスメが肌に合わない方や、何をしても一向に肌の調子が戻らないという方は「アレルギー」が原因である可能性があります。スキンケア用品・化粧品を持って専門医に相談してみましょう。
肌に優しい化粧品に変え保湿を怠らない
化粧品は、アルコールフリー(エタノール)のものや、香料、着色料が無添加のもの、石油系界面活性剤が無添加のものを選びましょう。洗顔後はすぐに保湿ケアをして、潤いを保つことも大切です。
お風呂上がりなら毛穴が開いて肌が柔らかくなっているので、化粧水が浸透しやすくなっています。ですが、必要以上に保湿をし過ぎると、バリア機能が次第に弱まってしまうので、洗顔後、1日2回程度がよいでしょう。
質の良い睡眠を取る
寝る前にコーヒーなどのカフェインを摂取すると、中枢神経を興奮させ、寝つきが悪くなるので控えましょう。良質な睡眠には、メラトニンという睡眠ホルモンの働きが欠かせません。日中に適度な光を浴びると、夜間のメラトニン分泌が増え、質の良い睡眠が取れます。
反対に、夜に光を浴びるとメラトニンの分泌は減るので、寝る前にテレビやパソコン、携帯を見ると睡眠に悪影響を及ぼします。なぜなら、画面の光が脳を刺激してしまうからです。
成長ホルモンの分泌を活発にするために寝る時間は22時~24時がベストです。自分に合っている寝具を使い、質の良い睡眠をとりましょう。
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規則正しい食生活をおくる
日本では昔から1日3食、汁物1品、おかず3品の献立が理想とされてきました。メインが1品、副菜が2品の3種類のおかずがバランスのよい理想の献立です。また、汁物におすすめなのは味噌汁です。発酵食品には脂肪を減らす効果があるといわれています。
たんぱく質、ビタミンB2、ビタミンB6、カルシウム、水、食物繊維、酵素の成分が入っているバランスのよい食事で、規則正しい食生活をおくりましょう。
適度な運動をして血行を良くする
血行不良の人は、肌の老化が進みやすく、美肌を維持するのが難しくなるので、適度な運動で成長ホルモンの分泌を促します。体内の血液循環を良くするために、ジムに通ったり、会社の帰りに少し歩いたりするなど心がけましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活が大切です。タンパク質(赤身の魚や肉)やビタミン、大豆イソフラボンを豊富に含む大豆、豆腐、納豆、豆乳、おからなどを積極的に摂り、バランスのよい食生活を送りましょう。
また、朝にきちんと朝日を浴びることで、ストレスを和らげるホルモンの「セロトニン」が分泌されます。適度な運動もホルモンバランスを整えることにつながります。
ストレスを溜めない
ストレスを溜め込むと美容や、健康に深刻な悪影響を与えます。お酒やタバコ、過食はストレスを溜める原因になります。規則正しい生活習慣と適度な運動を心がけましょう。
ゆっくりお風呂に浸かると体の疲れをとるだけではなく、ストレスを発散し、リラックス効果を得る非常に効果的な方法です。また、笑ったり泣いたりするのもストレスを発散させます。
乳酸菌やビフィズス菌で腸内環境の改善
腸内環境を整える善玉菌はビフィズス菌、そのサポート役が乳酸菌です。腸内環境が良い状態とは、腸内細菌の中で善玉菌がたくさんある状態のことをいいます。
睡眠不足や不規則な食生活は、悪玉菌を増やすので注意しましょう。腸内環境を改善するには、規則正しい食生活、十分な水分補給、排便、適度な運動が大切です。
食物繊維、適度な脂質、適度な糖分、リンゴ、イチゴなどの有機酸を多く含んだ食品、いも類や豆類、玄米などが腸内環境を良くする効果がある食品なので積極的に摂取するとよいでしょう。特にオリゴ糖と食物繊維は善玉菌を増やす効果があるのでしっかり摂りましょう。
ダイエットをしている人や、献立を考えるのが面倒な人は、サプリメントをおすすめします。サプリメントなら善玉菌がギュッと凝縮されていて、カロリーも非常に低いです。
正しいスキンケアの方法
クレンジングはオイルタイプやシートタイプは避ける
オイルタイプのクレンジングは強い洗浄力と刺激があるため、肌への負担が大きく、なめらかな感触なので滑りやすく、指先に力を入れてしまい、肌を傷つけてしまう場合があります。
使う場合は、メイクをなじませ、こすらず、1分以内に洗い流してください。シートタイプもアルコールや防カビ剤が含まれているものもあり、成分的にも肌に悪く、肌を擦るのも負担になるので避けた方がいいです。
洗顔は1日2回たっぷりの泡で優しく洗う
洗いすぎると、肌が厚くなってニキビができやすくなり、毛穴が開きます。ターンオーバーが早くなって、肌はボロボロになって、古い角質も溜まっていくので洗いすぎは肌によくないです。
洗顔する際は1日2回、泡立てネットで水を含み、泡が「水+空気+洗顔料」になるよう泡立てて、擦らず、すすぎ残しのないように洗いましょう。
洗顔料を33℃~36℃のぬるま湯で最低20回以上はすすぎ、洗顔料がお肌に残らないようにします。
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化粧水は手で温めてからハンドプレス
化粧水を手にとり、温めるように手のひら全体に広げ、適量を2~3回程度に分けて付けると、肌へのなじみが良く浸透力が高まります。乾燥しやすい目元、口元は重ね付けし丁寧にハンドプレスしましょう。
パーツごとに10秒ずつ、優しく丁寧にハンドプレスし、鼻回り、まぶた周辺は指を使って化粧水を浸透させるのがポイントです。
スキンケア用品の選ぶポイント
敏感肌の方はセラミド成分配合のもの
乾燥しがちな敏感肌の人におすすめしたいのが、水分を溜めこむ働きのある「セラミド」です。避けたほうがいい成分はヒリヒリや赤みの原因である「エタノール」や「アルコール」です。そして敏感肌の人によさそうな「無添加化粧品」。
これは、本当のところ何が配合されているのかは、定かではありません。特に定義がなくメーカーによって自由に決められます。そのため、使い続けると敏感肌が悪化する恐れがあります。「何が無添加か?」をチェックして、選んでください。
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ニキビ肌の方はニキビ予防の有効成分配合のもの
熱や酸素に弱い不安定なビタミンCの弱点をカバーするために誕生したのが、ビタミンC誘導体です。ニキビの炎症を防ぐ抗酸化作用や、メラニン産生を抑制する効果があります。
他にも、ホホバオイル、セラミド、コラーゲン、グリチルリチン酸、大豆イソフラボン、ヒアルロン酸、プラセンタなどの成分配合はニキビや予防に非常に効果的です。
そして、ニキビができにくい成分を使ってる化粧品「ノンコメドジェニック製品」を使うのもおすすめです。ニキビの原因であるアクネ菌の養分になりにくい油性成分を配合し、毛穴がつまりにくいことが証明されてる商品なので使ってみてください。
サプリメントを活用する方法も
肌荒れによいビタミン類
ビタミンAは、肌の新陳代謝を高めてくれる働きがあるといわれています。また、肌の乾燥を防ぎ、ニキビや吹き出物といった肌荒れの予防にもなります。逆に、不足すると肌のターンオーバーが機能しなくなり、肌のバリア機能が不安定になるので、ビタミンAは必要不可欠です。ビタミンB2は、脂質の代謝を促します。
これが不足すると皮脂分泌のバランスが崩れ、ニキビトラブルの原因になります。ビタミンB6は、肌のターンオーバーを正常にするのに必要です。ビタミンB5は、免疫力や抵抗力を高める効果があります。
ビタミンCは、現在炎症を起こしているニキビの改善、メラニン色素の生成を抑えニキビ跡を予防、美白効果、コラーゲンの生成を促進し、皮脂の過剰分泌を防ぎながら、アクネ菌を減らしてくれます。ニキビを元から防ぐ効果も期待できます。また、ニキビ悪化の大きな原因となる活性酸素を無毒化する効果もあります。
ビタミンEは、美容効果が高いビタミン群の中でも、最も強い抗酸化作用の働きを持っているといわれています。また、血行を促進し新陳代謝を活発にし、活性酸素から細胞を守る働きがあります。単体で摂るよりも、マルチビタミンのようなタイプのサプリメントで一緒に摂るのがおすすめです。
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肌によいビタミンとは?正しい摂り方を知って高い効果を得よう
ミネラル成分の亜鉛
亜鉛は、新陳代謝をよくし、免疫力を高めます。不足すると、肌の乾燥やシミ、シワなどのトラブルを起こしやすいです。
ただ、不足も駄目ですが、亜鉛の過剰摂取も抜け毛や肌荒れの原因になるので、適度に摂取してください。
身体の中では生成できない必須脂肪酸
必須脂肪酸とは、体内で生成することができないので、必ず食品から摂取しなければならない脂肪酸のことです。美容の商品にも多く使われ、肌の乾燥を防ぎ、老化を防ぐなどの効果があります。魚に多く含まれるオメガ3は、1日1000mg以上の摂取が望ましいのですが、普段の食事で1日1000mgの摂取は大変です。
近年の日本人の食事は欧米化し、お肉を好んで食べる人が増えたため、特に10代~40代の方は半分の500mgも摂取できていません。オメガ3は身体の中で生成できず特に不足しがちで、熱に弱いため魚を焼く、揚げるといった調理方法よりも、刺身など生で食べるほうがよいとされています。
また、酸化しやすいため食事で取り入れる場合はすぐに食べるようにするなど、普段の食事で1000mg以上の摂取は難しいためサプリメントで補うのがおすすめです。
エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボン
美容や健康に効果を発揮するイソフラボン。大豆イソフラボンは、植物エストロゲンとも呼ばれていて、女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きがあります。
強い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれる効果があります。これにより、肌のターンオーバーが正常に機能し、ハリとつやを与えます。
水分を保有する働きのヒアルロン酸
ヒアルロン酸は多くの化粧品に含まれる代表的な美容成分です。その効果は肌に弾力とハリを与え、若々しく潤いのある肌を保ちます。また、関節の痛みや健康にも効果がある成分です。ヒアルロン酸を多く含む食材は、鶏皮や軟骨、豚足、魚の目玉、フカヒレ、山芋、海藻に含まれています。
しかし、食品に含まれるヒアルロン酸は微量な上、吸収率が低く、熱に弱いため、食事から摂取するのは困難といえるでしょう。こうしたことから、サプリメントでヒアルロン酸を補うことがおすすめです。
化粧品を選ぶなら、アセチルヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸)の成分が入っているものがいいです。多量の保湿が可能で、肌からの水分蒸発を防ぎます。
美肌を目指してケアを続けましょう
あなたの生活習慣に肌荒れの原因があるかもしれません。食生活では自分に足りないものを、サプリメントで補えば肌トラブルを防げます。また、化粧品に肌荒れを起こす成分があるかもしれません。自分に合った成分の化粧品を見つけ、美しい肌を目指しましょう。