肌のハリを取り戻そう。もう悩まない、老け顔からの脱出法

2017.09.02

肌のハリを取り戻そう。もう悩まない、老け顔からの脱出法

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

昔は年齢よりも若々しくみえたのに、最近では年上に見られがち、肌のキメやハリが気になって写真はもっぱら撮影担当。年齢とともにおそいかかる肌のハリの衰え。生活習慣を見直し、こまめなスキンケアをしていくことで老け顔に今すぐ別れをつげましょう。

INDEX

目次

    ハリがない肌の悩み

    年齢より老けて見える

    昔は若くみられたのに、年齢とともに実年齢より老けてみられるようになったと、悩む方も多いはず。若い子をみると「やっぱりハリがあるわよね」と会話にあがるように、綿が入ったようにふわふわだった頬も、加齢とともにハリがなくなり、一気に老けて見えてしまいます。

    肌がたるむ

    それでは、なぜハリがなくなると老けて見えるのでしょうか?地球には、物体を下へ引っ張る重力という力が存在しています。この重力は、常に私たちの皮膚を下へ下へともっていこうと作用しています。若いころは、肌は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンに支えられ、重力に逆らうことができ、ハリや弾力を維持できていたのですが、加齢とともに、皮膚が引っ張られ、ハリや弾力を失い「たるみ」となってしまうのです。

     

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    不機嫌に見られる

    ハリがなくなると老けて見られるだけでなく、不機嫌そうにみられる恐れもあります。不機嫌そうな顔を作る原因は、加齢による口角の筋肉のおとろえです。口元がたるみ、口角が下がってしまうと、機嫌が悪そうにみえたり、口にしまりがなく、だらしない印象になってしまいます。

    化粧のノリが悪い

    最近ハリがなくなったなぁと感じる要因の1つが、化粧のノリです。キメが細かなハリのある肌は、肌にでこぼこがなく均一で、化粧のノリもよくなります。しかし、ハリがなくなると、キメが崩れ、しわが寄ったり、毛穴が広がってきます。そのため、スキン化粧品やファンデーションなどを均一に塗ることができず、ムラが生じ化粧のノリが悪くなります。

     

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    肌のハリが失われる原因

    加齢による老化

    「若かった頃は何もしないのに、肌にハリがあって・・・」。よくこんな会話を耳にしませんか。肌のハリが失われる一番の原因は「加齢」です。特に、ホルモンの減少や血管、リンパ管の老化が肌に大きく影響します。また、肌の若さをたもつ大きな要素であるターンオーバーやエストロゲンの量、水分、皮脂の量、セラミド、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの量が年齢とともに減少します。そのため、自然と肌はハリを失ってしまうのです。

    表情筋の衰え

    皮膚だけではなく、皮膚の下の筋肉の衰えもハリが失われる原因の一つです。顔には、目を開いたり、表情をつくるときに動かすための表情筋といわれる筋肉があります。加齢により表情筋が衰えると、皮膚や皮下脂肪を支えられなくなり、重力に負け、たるみやすい顔になってしまうのです。

    うるおいが逃げる

    肌のハリがなくなるもう一つの原因は、肌の真皮層の衰えです。肌は3層構造でできており、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」に並びます。そして、真ん中にあるのがこの真皮層です。真皮には、コラーゲンが80%を占め、そのほか、エラスチン、ヒアルロン酸などの繊維成分が埋め尽くされ、肌の水分量を保っています。しかし、肌の衰えより、真皮の弾力が低下します。そして、これらの成分が失われると、水分も失われ、肌のハリやうるおいが逃げてしまうのです。

    紫外線の浴びすぎ

    肌の衰えだけではなく、紫外線も真皮層にダメージを与えます。肌が乾燥すると表皮の角質層が崩れ、バリア機能が低下します。バリア機能が失われることにより、中間層にある真皮も紫外線の影響を真にうけ、水分が蒸発し、ハリがうしなわれていきます。

    食生活の乱れ

    仕事が忙しく、毎日外食がコンビニ、ファーストフードなどで食事を済ませてしまう人も少なくないはずです。肌のハリが失われる原因の多くに、美肌に必要なビタミンやミネラルといった栄養成分の不足があげられます。まずは、生活習慣を見直し、偏りのないバランスのとれた食事を摂取するように心がけていきましょう。

    ハリを取り戻す方法

    顔以外の部分をマッサージする

    加齢とともにおとろえていくハリを取り戻す方法はいくつかあります。その一つとして効果的なのが、マッサージです。ここで気を付けたいのは、顔以外の部分をマッサージしていくということです。顔は強く皮膚を伸ばしたり、引きあげてしまうと、しわが増えてしまったり、伸びてしまう恐れがあります。

    筋肉の緊張を解いてハリをもどすために、顔自体には触れず、耳やこめかみ、首の付け根、後頭部などをマッサージして、間接的に顔の筋肉をほぐしてきましょう。顔以外をマッサージすることにより、血流やリンパの流れがアップし、肌のハリが改善されます。

    うるおいを体内から補充する

    肌のハリを左右する要因の一つが食生活。健康的な肌、そして潤いたっぷりのハリのある美肌を手に入れるには、真皮の成分であり、水分維持の機能をもつコラーゲン、エラスチンの働きを高める食事をとることが大事です。

    肌はタンパク質でできているといわれますが、コラーゲン、エラスチンはタンパク質の一つで、動物性、海洋性食品に多く含まれています。ササミや鶏胸肉など良質なタンパク質、豚足や牛すじ、軟骨、鶏の皮、豚バラ肉、ふかひれ、魚の皮、カレイ、エビ、くらげなどから栄養を摂取することができます。

    また、普段から食事でとれない場合は、ビタミンC、エラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸、パントテン酸、亜鉛など、肌のハリに有効なサプリメントをとることも大切です。

    ビダミンCを毎日摂取する

    美肌のために必要な栄養素として欠かせないのがビタミン?です。ビタミン?はハリに欠かせないコラーゲンを再合成する働をもっています。また、しわやシミを防ぐはたらきもあるため、お肌を若々しく見せるには大切な栄養素なのです。

    しかし、このビタミンCは、体内に蓄積できない性質があり、余分に摂取してしまうと尿で排出されてしまいます。そのため、毎日定期的に摂取する必要があります。食べ物だけでは大変なときは、サプリメントなどで効率よく摂取していきましょう。

     

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    イソフラボンを摂取する

    最近、「大豆イソフラボン配合」と記載された化粧水を見たことはありませんか。イソフラボンは、アンチエンジングに効果があり、女性ホルモンの減少によるさまざまな症状の緩和や予防を促します。

    コラーゲンやヒアルロン酸の生成や合成を促進して、ハリのある美肌に保つ働きもあります。また、メラニンの生成もおさえる働きもあるので、シミ対策にも効果的です。しかし、閉経前に摂取しすぎると安全面で支障がでるため、上限摂取量80?を守るようにしましょう。

    水分が減少しないように保湿する

    肌のキメやハリを保つには水分保持が大きなキーになってきます。そのためには、水分の大敵である「乾燥」から肌を守ることが大事です。肌の3層の一番上の表皮と、真ん中の真皮にある「ヒアルロン酸」を補い、水分保持能力を高めていきましょう。

    ヒアルロン酸が高まることにより、真皮に存在するハリを高めるコラーゲンとエラスチンの減少を防ぐことができます。肌の保湿を忘れないように心がけましょう。

    たるみ改善に効果的な食べ物

    抗酸化作用のある食べ物

    細胞の酸化を防ぐ、抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂取してくことで、しみやたるみなどの老化を防ぎます。バナナやキャベツ、緑黄色野菜のカボチャ、ニンジン、香味野菜のニンニク、しょうが、ネギ、セロリなどの抗酸化作用の高い食べ物を積極的にとっていきましょう。

    イソフラボンを含む食べ物

    アンチエンジングに効果があり、肌の弾力やハリを保ち若々しさを維持してくれるイソフラボン。食品としては、卵、ゴマ、黒豆、プルーン、大豆製品などに含まれています。気を付けたいのは摂取量です。摂取しすぎてしまうと、ホルモンバランスが崩れる恐れがあります。1日の標準摂取量を70?~75?以内にとどめることを心がけましょう。

    コラーゲンを含む食べ物

    コラーゲンは真皮の大半をしめる成分で、潤いを与え、保水力をアップしてくれます。また、コラーゲンを多く摂取することで乾燥から肌を守ることができます。年齢とともにコラーゲンの量が減っていくため、コラーゲンを含む食べ物を摂取することで保水力を維持していきましょう。ふかひれ、鶏の手羽先、軟骨、豚足、ウナギなどにはコラーゲンが多く含まれています。

    ビタミン3種を含む食べ物

    体内に発生する活性酸素はコラーゲンを傷つけ、ハリを低下する原因のもととなります。そのため、できるかぎり「抗酸化作用」のある食べ物を体内にとりいれていきたいものです。

    特に、肌の新陳代謝を促すビタミンAや、抗酸化作用にすぐれ、女性ホルモンであるエストロゲンを活性化してくれるビタミンE、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発化させるビタミンUを多く含む食べ物をできる限りとりいれることで、肌にハリをもたらせます。

    ビタミンA:レバー、うなぎ、モロヘイヤ、ヨーグルト、ニンジン

    ビタミンE:ナッツ類、菜種油、アボガド、レバー

    ビタミンU:キャベツ、レタス、パセリ、セロリ

    若々しさを保つために「鉄分」を補給する

    鉄不足と聞いて真っ先に思いつくのが「貧血」です。赤血球の酸素を運ぶヘモグロビンの成分となる鉄は、酸素だけでなく、女性の肌を若々しく保つ大切な成分でもあります。なぜならば、鉄は、体内に備わる抗酸化酵素の一つであり、過剰なメラニン色素を除去する「カタラーゼ」の働きを促進させるからです。つまり、シミを沈着させないようにしてくれます。

    また、ターンオーバーを促し、ビタミンCとともにコラーゲンを合成する働きをもっています。レバーやひじき、カツオ、納豆、卵黄、アサリなど積極的に摂取していきましょう。

    ハリを取り戻すための必需品

    自宅でエステができる美顔器

    最近では、顔のたるみやむくみに対応した美顔器が続々と売り出され、医療機関や高いエステにいかなくても、自宅で気楽にケアできるようになりました。加齢による表情筋のたるみ、いわゆる「たるみ」を改善するもの、コラーゲンを生成して肌のハリを改善させるもの、脂肪や老廃物を排出して肌を活性化させるものなど種類はさまざまです。

     

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    高周波美顔器がハリとツヤのある肌に。自宅エステ始めてみませんか? 

    手軽にできる美顔ローラー

    テレビや雑誌などで多くみられるようになった美顔ローラー。コロコロと転がる先端部を肌にあてて動かすことで表情筋を鍛えるものです。年齢とともに表情筋が衰え、皮膚が下がり、たるみや二十顎が気になりだした女性の、ハリを取り戻すためにうまれたものです。

    毎日続けることで、血行がよくなり、リンパの流れが改善され、新陳代謝も活性化されるなどのメリットがあります。また、顔だけでなく、体全体にも使うことができるものもあるので、コリやむくみの解消も期待できます。

     

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    美肌に欠かせない美顔器の種類

    超音波で治療する美顔器

    高周波、ラジオ波、サブマイクロ波と呼ばれる電磁波を利用して、皮下脂肪層にあるコラーゲンに働きかけ、皮膚を引き締めさせるタイプの美顔器です。長く続けることにより、コラーゲンの産生を促し、肌のハリを高めます。

    光をあてて治療するLED美顔器

    肌に光をあてることにより、温熱効果で細胞を活性化させ、肌のコラーゲン量をふやすことができる美顔器です。赤色のLEDは、野菜の育成にも使用されています。人間の肌にもこの赤色のLEDが働きかけコラーゲンを再生し、毛穴周りの肌にハリをもたらしてくれます。

    筋肉を運動させるEMS美顔

    EMSと呼ばれる微弱な電量を流すことで、表情筋に働きかけ筋肉を動かし、血液やリンパの流れを促してくれます。顔の筋肉を引き締めてくれたり、余分な脂肪を燃焼させる働きもあります。顔の筋肉が鍛えられることで、頬やあごのたるみが改善されるだけでなく、新陳代謝が盛んになり、肌から汚れや老廃物が排出されやすくなります。

    また、EMSは、深層筋肉にまで刺激をあたえることができるので、繊維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成を促がしてくれる点も魅力です。

    導入用液を浸透させるイオン導入美顔器

    ビタミンCやうるおい成分であるヒアルロン酸、セラミドなどを顔に塗り、電極をあててイオンを導入し、成分を真皮に浸透させるのがイオン導入美顔器です。手やコットンなどで肌につけるより、何十倍も浸透がよくなり、しみ、毛穴、しわ、たるみ、ハリを高めるなどあらゆる肌の改善に効果が期待できます。

    シミの悩みも解決するレーザー美顔器

    レーザー美顔器は、色素を照射することで、シミやソバカスを除去してくれるだけでなく、ターンオーバーを促進し、古い皮膚から新しい皮膚への再生を促してくれます。また、真皮層のコラーゲンの生成が盛んになり、たるみの解消へと導いてくれるため、ハリを戻すエイジングケアとしても最適です。

    きちんと対策してハリを取り戻そう

    年齢を重ねても、水分に満ちあふれ、肌がぷるぷると潤いがあり「ハリ」のある人は、若々しく見られます。睡眠不足や運動不足、食生活などのちょっとした乱れからまずは見直し、継続的な乾燥を防ぐスキンケアを心がけていくことで、ハリはみるみるうちによみがえります。鏡をみても驚かない、何歳になってもハリのある美肌を手に入れることができるでしょう。

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