化粧水のつけすぎに注意。毎日のケアが実は乾燥を招く原因に

2017.05.30

化粧水のつけすぎに注意。毎日のケアが実は乾燥を招く原因に

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

乾燥が気になるとついたくさんつけすぎてしまう化粧水。潤いは美肌を目指す上で重要な役目を持っています。しかし、つけすぎは肌の角質がふやけてしまい、肌のバリアが弱まる原因になります。化粧水を正しく使い、美肌をつくっていきましょう。

INDEX

目次

    化粧水の役割は大きくわけて3つ

    1.角質層への水分補給

    角質層は肌の一番外側になる層のことを言います。角質層の水分が足りない状態になると、表面的に乾燥した肌と感じます。角質層には本来10%~20%の水分が存在します。しかし肌能力が低下していたり外気の乾燥などが影響して、蒸発し潤い成分も失われます。そして、入浴では角質層に存在する保湿因子が流れ出てしまいます。化粧水はそれらを補い、肌表面の水分量を保ちます。

    また、洗顔は肌に必要な「皮脂」を洗い流してしまいます。そのままに放置すれば皮脂の再成という悪循環が生まれます。洗顔後の水分補給はこの過剰な皮脂の生成を抑えます。

    2. 美容成分の浸透効果UP

    角質層は外部環境から肌を守る役割を果たしています。これをバリア機能といいます。しかし、このバリア機能によって、美容成分のほとんどもこの角質層で遮断されてしまいます。化粧水をつけることによって肌を柔らかく保ち、肌の深部へ必要な栄養成分を浸透させるための肌状態を作ります。

    3.角質層へ向けた保湿

    水溶性のセラミドの他、ヒアルロン酸やアミノ酸は水溶性。化粧水にも配合されている成分です。角質層へのアプローチでコンデションを整え、バリア機能の強化をはかります。

     

    化粧水のつけすぎは要注意

    トラブルの原因を引き起こす

    肌に必要ないろいろな役割をはたす化粧水は、たっぷりつければ保湿力もUP…なんてことにはなりません。肌につける栄養成分は、必要な分だけを吸収します。塗った全部が吸収されるわけではないのです。残った栄養成分は逆に様々なトラブルの原因になる可能性が大きいです。

    高保湿の化粧水のつけすぎによるベタベタ肌

    「肌がテカる」のは、皮脂の過剰生成が原因。その対策には保湿です。最近話題の保湿強化の化粧水を利用して、しかしなんだかベタベタ感が気になることはないですか?この原因は「化粧水のつけすぎ」。油性肌に高保湿は逆効果にあることも。

    油性肌も適度な保湿で皮脂の過剰な生成は抑えられますが、必要以上に保湿成分を補おうとすれば、肌は余った成分を排出しようとし、肌がベタベタになるのです。

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      化粧水のつけすぎに注意。毎日のケアが実は乾燥を招く原因に
      132-1:高保湿の化粧水のつけすぎによるベタベタ肌

      すぐ顔がテカってしまう原因を自己判断で乾燥が原因だと思い、高保湿の化粧水を利用したことがあります。26歳なので、30代~40代向けの化粧水を使用しました。ですが、お肌に合わず、さらに肌荒れやニキビが悪化してしまった経験があります。顔のテカりもよりひどくなり、化粧崩れの原因となってしまいました。やはり、年齢相応の化粧水を利用するのは大切だなと感じました。 脂性肌にはやはりさっぱり系の化粧水が良いと改めて感じました。

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      132-3:化粧水のつけすぎに注意。毎日のケアが実は乾燥を招く原因に

      乾燥肌が気になっていた時期があり化粧水は多めにつけた方がいいのかな。と思っていた頃がありました。ですが実感したことは多くつけても全部肌に吸収された感じがなく最後にはベタつきが残りました。まずは自分に合った化粧水を探してからお風呂上がり、洗顔後に時間を置かずすぐつけるようにし、使用量は私は顔が小さい方なので表示より少し少なめでつけて肌に負担をかけないように優しくマッサージするようにつけ、仕上げにハンドプッシュ。このように続けていたら今では乾燥肌に悩まされなくなりました。

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      132-2:化粧水のつけ過ぎに注意

      私もつい乾燥しがちな季節などは特に化粧水はたっぷりと!と勘違いして何度も沢山つけてしまっていました。医学的な所から研究し化粧品を開発されているメーカーさんから、化粧品のつけ過ぎは肌本来の水分をも蒸発させてしまい良くない、とお聞きしてからは、記事にある様に、適量をこまめに、そしてつけた化粧水を閉じ込める役割の、乳液やクリームなども、その後必ず忘れない様に心がけています。

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    肌荒れやニキビの赤みやかゆみが悪化

    化粧水によっては防腐剤や香料など、できれば使用を控えたい成分が含まれているものも少なくありません。化粧水のつけ過ぎは、それらの成分が影響して赤みやかゆみ、肌荒れなどを引き起こす場合もあります。

    肌のかゆみには化粧水のつけすぎ以外の可能性もあります。原因を知り正しい対処をしたいですよね。以下の記事では日常生活で起こる肌トラブルのかゆみについて詳しく解説しています。肌のかゆみに悩まされている方は是非参考にしてみて下さい。

     

    化粧水の蒸発が肌水分も蒸発させて乾燥肌になる

    角質層に存在する細胞はその10%~20%が水分で構成され、潤いを保っています。しかし、化粧水が肌を覆うと、液体はすぐに蒸発、気化してしまいます。そして液体の化粧水は蒸発するとき肌のもとある水分も一緒に蒸発させてしまうのです。それが、乾燥を招く原因のひとつにもなります。

    つけすぎで角質がふやけ肌のバリア機能が乱れる

    化粧水の役割のひとつは角質層の結合を緩めること。角質層は外部からの侵入を防ぐ役割を果たしています。

    たっぷりすぎる化粧水の使用は角質層もふやけ、バリア機能も低下し、紫外線や雑菌など、外部の影響を受けやすくします。肌表面も敏感な状態になって、赤みや腫れ、乾燥など、様々なトラブルを招きます。

    のちのちシミやシワの原因になることもある

    化粧水のつけ過ぎを長年続けていれば、その間バリア機能も低下した状態が続いています。知らずしらずに新陳代謝も低下し、乾燥も慢性化して、しみやしわなどの深刻なトラブルを招く原因につながります。

     

    つけすぎを防ぐ。化粧水の正しいつけ方

    回数は約3回、1分ずつ時間を置いてつける

    1回のタップリ使用を2~3回に分ける。そうすることで、角質層もふやけず、ムリなく結合を緩め、その後の栄養成分の浸透効果を上げます。

    次に美容液で水溶性の栄養成分、そして乳液で油性の栄養成分を補給。
    少し時間をおきながら、2~3回に分ければ、自分に合った適量を感じられるので使いすぎも防げます。

    手でつけると手の温度で浸透がよくなる

    温めた化粧水は浸透効果も上がり、毛穴のひらきが良くなると今話題になっています。ひと肌で温めた化粧水は毛穴への浸透もよく、角質層も柔らかくします。入浴後のスキンケアが効果的なのも、温められた細胞が美容成分を吸収しやすくなっているため。塗ったあとに両手で覆い、肌温でコーティングするのも浸透効果を引き上げます。

    乾燥肌やニキビ肌は洗顔後すぐつける

    乾燥肌

    角質層にある水分量が少なくなってしまっている状態をいいます。角質層にある保湿因子や細胞間脂質が減少し、皮脂の生成が不足するため、バリア機能も低下して、水分の蒸発を許してしまいます。
    肌本来の保湿機能が低下しているために起こります。洗顔後には化粧水で足りない水分の補給、そして乳液やクリームで内部の水分の蒸発を防ぎます。

    もし長い間乾燥肌で改善が行えていない場合には乾燥肌に本当に効果がある化粧品を選べているか見直すことも重要です。なぜならば正しい保湿ケアをするためには、自分に合ったアイテムを選ぶことが大事だからです。以下の記事では乾燥肌におすすめの化粧品とケア方法について詳しく解説しています。乾燥肌になる原因と、間違ったスキンケアや生活習慣、食生活を知り、うるおいに満ちた肌を手に入れましょう。

     

    ニキビ肌

    ニキビは皮脂の生成が過剰になることが原因しています。洗顔で皮脂も洗い流されますが、そのまま放置すれば、肌は必要な皮脂の生成を行おうとし、過剰になる悪循環が生まれます。洗顔後すぐの水分補給は皮脂の過剰な生成を抑えます。

     

    自分の肌への化粧水の適量を知る方法

    まずはメーカーの使用量で試す

    適量は人によってそれぞれ違います。その時の肌状態に合った適量の補充は、効果的なスキンケアを行う基本です。1回の適量については、商品によって違いがあります(100円玉大、500円玉大などの表示)。まず各メーカーの使用法に従ってください。2~3回に塗り分けて、その都度肌触りを確認してください。手が吸い付くようなもっちり感があればそれが適量です。

    基本はその日の肌状態に合ったスキンケアを心がけること。肌も気遣いが大切なんですね。

     

    化粧水のつけ方の注意点

    刺激になるようなつけ方はNG

    例えばパッティング。コットンに化粧水をふくませてのパッティングは、肌への刺激となって赤ら顔や敏感肌の原因になります。また、摩擦にも注意してください。

    手で付ける場合

    まずメーカーがおすすめする適量を手に取って、肌温で温めます。次に、全体に伸ばし、細かな部分は指先で付けていきましょう。気になる部分は重ね塗りをします。
    さいごに両手で全体を覆い、ハンドパックします。これをもちもちとした肌触りを感じるまでの2~3回繰り返してください。

    コットンで付ける場合

    コットンは人差し指と小指か薬指で挟むように持ち、化粧水をコットンの裏側が湿る程度に含ませます。

    付けるときは、顔の中心から外側に向けて優しく撫でてゆきます。細かな部分は押し当てるように、両手で覆い肌温でパックをしていきます。
    コットンで付ける場合も、もちもちとした肌触りを感じるまでの2~3回を繰り返してください。

    肌に赤みやかゆいときは無理して化粧水をつけない

    肌表面に赤みやかゆみが出ているとき、何が原因しているか特定は困難です。生活習慣や何かの成分に反応したための症状かもしれません。そんなときには、触れないようにするのが最良の策。化粧水にはいろいろな成分が含まれています。

    日頃は必要な栄養成分も刺激になることもありますし、化粧水の中には香料や保存料、アルコールなどの、できれば使用したくない成分を含んだものも少なくありません。赤みやかゆみのあるときには、クリームなどで肌表面の保護のみを行うのが無難です。

    化粧水はつけすぎず適量を正しいつけ方で使用して

    健康のためになるサプリも摂り過ぎれば副作用が心配です。身体のためになる運動もやり過ぎてしまうと、老化現象を早めることも。なにごとも、適量、適切であることが大切です。キレイになりたい、早く効果を出したい、そう思ってしまいますよね。しかし、はやる気持ちは抑えて、化粧水も使いすぎには注意してください。長くより良い使用法を維持することで確実にしっかりキレイを実現していきましょう。

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