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自宅でできるピーリング効果
なぜピーリングは必要なのか？
しっかりと肌ケアをしているつもりなのに、自分の顔を鏡で見た時に、肌のコンディションが悪いと感じる時はありませんか？そんな時には、「ピーリング」をしてみましょう。
私たちの皮膚は、約1カ月周期で古い角質を剥がれ落とし、新しい角質に生まれ変わるといったサイクルを繰り返しています。このサイクルのことを、「ターンオーバー」と呼びます。
本来ならば、古い角質はターンオーバーによって剥がれ落ちていきますが、生活習慣や肌の衰えによって、ターンオーバーする周期が少しづつ長くなっていきます。そのため、剥がれ落ちるはずの角質をため込むことによって肌トラブルを招く原因になります。
そんな時に行ってほしいケア方法が「ピーリング」。ピーリングで古い角質を剥がれ落とすことができます。つまりピーリングはターンオーバーの代わりになるという事です。
ピーリングを簡単に行うにはピーリングアイテムがおすすめ。以下の記事では編集部おすすめのピーリングアイテム詳しく解説しています。
ピーリング商品で肌を柔らかくする
ピーリングを行うことにより、保湿効果も期待できます。
古い角質を肌に溜め込んでしまうと、化粧水がなかなかお肌に浸透しません。ピーリングを行った後は、古い角質が剥がれ落ちた状態になるので、化粧水などの成分がしっかりと肌に浸透するのを実感できるはず。
保湿効果だけでなく、ターンオーバーの周期を正常する働きもあるので、柔らかい肌をキープすることも可能です。
角栓をとる
角栓とは、毛穴の黒ずみのこと。顔の毛穴に詰まった皮脂や角質が角栓となり、ニキビの原因にもなることがあります。この厄介な角栓もピーリングで予防できます。
ターンオーバーが正常に行われないと、古くなった皮脂と角質が毛穴に詰まって角栓の原因に。そこで、ピーリングを行うことにより、古い角栓が剥がれ落ちるので、角栓が詰まる予防に繋がります。
角質のケアを行うことで20代のツヤツヤ肌を保つことができます。以下の記事では角質が溜まる原因から自宅でできる角質ケアについて詳しく解説しています。
クリニックでおこなうピーリング効果
余計な角質を柔らかくして剥離する
クリニックでおこなうピーリング方法は、「ケミカルピーリング（メディカルピーリング）」と呼ばれる方法が一般的。グリコール酸やサリチル酸、乳酸などの薬液を使用することにより、余計な角質が柔らかくなり、剥離した後に、新しい肌への再生を促す効果があります。
ニキビやニキビ痕に効果がある
クリニックで行われる「ケミカルピーリング法」は、ニキビの治療にも用いられます。皮膚にピーリング剤を塗り、古い角質を取り除くことでニキビをできにくい肌を作る治療法。治療時間も短く、5～10分が一般的で痛みがない為、人気の治療法です。
ケミカルピーリングを行うと、ニキビができる原因の「毛穴がふさがる状態」を予防・改善する効果がある為、ニキビ治療に繋がります。使用するピーリング剤によっては、皮膚深層まで効果が期待できるものもあるので、ご自身のお肌の状態やニキビ治療に最適なピーリング剤をクリニックで試してみてください。
黒ずみ予防になる
年齢を重ねていくと、自宅のケアだけでは黒ずみが解消されないことも。毛穴の角栓を除去するだけでも、黒ずみの解消・予防が期待できます。自宅だけでは効果を実感できない方は、一度クリニックで相談してみてはいかがでしょうか。
ターンオーバーを促進させる
年齢とともにターンオーバーの周期が長くなってしまった肌でも、薬剤ピーリングの力で肌のターンオーバーを促進、正常化させることができます。ターンオーバーを促進させるだけで、およその肌トラブルの予防・改善に繋がります。
リップピーリングでぷるぷるな唇に
唇のくすみやかさつき、ごわつきの原因は、古い角質にあります。少しでもトラブルを隠そうと、ついつい口紅を厚く塗ってしまうとかえって逆効果。リップピーリング後には、くすみも除去されぷるぷるな唇に仕上がります。
脇の黒ずみやにおいをピーリングで解決
夏場に気になる脇の黒ずみやにおいも、ピーリングで解消することができます。
脇の黒ずみの原因は、古い角質や皮脂が溜まってしまったり、色素沈着が考えられます。
古い角質や皮脂は、入浴時に自然に落ちていきますが、色素沈着はメラニン色素という肌の黒ずみのもとになる原因物質を除去しない限り、なかなか解消されません。
そこでピーリングを行う事により、ターンオーバーを正常に整え、メラニン色素の排出を促すことにより、脇の黒ずみの解消に繋がります。また、脇の臭いの元となる古い角質除去にもつながるので、脇の臭いや、ワキガの解消も期待できます。
自宅でおこなうピーリングの種類
ピーリングクリームで洗い流すタイプ
敏感肌や乾燥肌の人におすすめしたいのは、ジェルタイプのピーリングクリーム。
ピーリングジェルには、酸性の薬剤を溶かして角質を剥がす方法です。日々の蓄積により蓄積されてしまった老廃物を流すことによって、肌のゴワつきやカサつき、シミやくすみなどの肌トラブルを解消することができます。
一番うれしい効果は、ピーリング後はゆで卵のようなつるつるな肌に。もちろん毛穴汚れや黒ずみも目立たなくなるので、肌がワントーン明るくなるような透明感を感じられるはずです。
また、スキンケアの浸透力も期待できます。翌日の化粧ノリの良さを実感してみてください。
編集部のおすすめ「WEEED(ウィード)クリアジェル」
スクラブのように粒々で擦り取るようなタイプ
古い角質を擦り落とす方法は、「ゴマージュ」と呼ばれます。
ゴマージュには、ハーブやヒマワリの種などの天然成分を細かく砕き、それを擦って角質を取り除く方法です。ピーリングと比べると、肌への刺激が低い点がありますが、ごしごしと擦りすぎて肌を傷つけてしまわないように、優しく擦ることを心がけてください。
ゴマージュの使用効果は、古い角質によるくすみを対策したり、肌のなめらかさや、肌触りが良くなった実感を感じることができます。また、角栓汚れの除去により、肌のざらつき解消も期待できます。
ピーリング洗顔料の種類
スタンダードの洗顔料フォームタイプ
チューブに入っているような形が一般的なフォームタイプの洗顔料です。普通の洗顔と同じ感覚で使用できるので、ピーリング洗顔を初めて行う方にはおすすめです。
「スクラブ」と呼ばれる、微細な粒粒が入っている洗顔料が一般的。このスクラブによって、お肌に存在する古い角質を削るように取り除きます。ただし、肌への刺激が強い為、使用方法や使用頻度をよく確認した上で使用してください。
ピーリング洗顔料石鹸タイプ
メレンゲのようなもこもこの泡でピーリング洗顔できるのが、石鹸タイプ。肌表面に溜まってしまった不要な角質を洗い流し、ターンオーバーを正常に促す効果があり、ニキビ跡にもおすすめといわれています。
石鹸タイプには、グリコール酸と呼ばれるピーリングの中でも効果を実感しやすい酸が配合されているものが多い為、他のピーリング法よりも効果の実感を早く感じられることがあります。泡立てる際は、泡立てネットを使用して泡立てましょう。
泡立て不要の泡ででてくるタイプ
洗顔料を泡立てるのが苦手な方におすすめしたいのは泡洗顔料。自身で泡立てる必要がないから時短で、不器用な方でも簡単にピーリングを行うことができます。また、皮膚が直接肌に触れずに摩擦が最低限で済むため、肌への負担が少ないのも魅力の一つです。
泡洗顔料は、素手にきめ細かい泡が出てくるので、毛穴の汚れもしっかりオフしてくれます。ただし、成分が薄めといったデメリットも。
正しいピーリング洗顔の手順
1．皮脂や汗が多いTゾーンからピーリングをおこなう
Tゾーンは、皮脂や汗などが最も多く出る部分。また顔の中では、皮膚が強い部分です。軽くマッサージをする感覚で、ピーリングを馴染ませます。
2．肌が弱いUゾーンはやさしく
頬からアゴにかけて、Tゾーンよりも優しく丁寧にピーリングを馴染ませます。目元の皮膚は、顔の中でもデリケートな部分になっている為、ピーリングを行う事はあまりおすすめしませんが、どうしても行いたい場合には、指の腹を使って優しく馴染ませてください。
3．よく洗い流す
ピーリングを使用する際は、必ずぬるま湯でよく洗い流してください。洗い残しが肌荒れの原因となる可能性があるので、しっかりと洗い流すことが重要。
洗い終わった後は、表面の皮膚が剥がれて薄くなっている状態です。タオル等でごしごし擦ってしまうと、シミやくすみ、シワの原因に繋がる可能性もあるので、優しく水分をふき取ることを心がけてください。
気をつけるピーリング洗顔のポイント
Uゾーンはピーリング剤をおいておく時間を少なくする
Uゾーンは顔の中で皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。先にピーリング剤を乗せてしまうと、肌に触れている時間が長くなってしまう為、肌荒れやニキビ、赤みの原因になってしまう可能性があります。
ピーリングに時間をかけすぎない
ピーリング剤を肌に乗せる時間が長すぎると、皮膚への刺激が長時間続く状態に。また、角質が落ちすぎて皮膚が薄くなり、乾燥しやすくなる可能性もあります。必要以上に時間をかけすぎることは、肌トラブルの原因になりますので、注意してください。
ちからを入れ過ぎない
しっかりと古い角質を落とす為に、力を入れてピーリング剤を使用するのは返って肌トラブルの原因。必要以上に肌の角質が削られてしまい、皮膚が薄くなってしまうので肌トラブルを起こしやすい状態になります。
特に、擦るタイプのピーリング剤の場合は注意が必要です。
肌荒れを起こしているときはピーリング洗顔をしない
生理前や病気をしているときなど、肌の調子が悪い時期は、肌が敏感な状態になっている可能性が高いです。肌が敏感の状態時に、ピーリングを行ってしまうと、乾燥肌や、ニキビ、肌荒れなどを引き起こしてしまうため、肌の状態を悪化させる可能性があります。
頻度をきちんと守る
ピーリングを使用する前には、必ず頻度の確認を行ってください。基本的には、週1回や2回、または多くても3回程度が一般的。ピーリングを行いすぎると、皮膚の角質層（約0.02ミリ）が必要以上に削られてしまい皮膚が異常な程に薄くなります。乾燥肌や、痛みかゆみの原因になりますので、頻度はきちんと守りましょう。
赤みやかゆみがでたらすぐにやめる
ピーリング後に出る赤みやかゆみは、ピーリングの副作用が出ている可能性があります。
原因としては、
・ピーリングを行えるような肌の状態ではなかった
・ピーリングを肌に乗せた時間が長すぎた・使用方法を間違えた
・ピーリング時に肌を擦りすぎてしまった
・そもそも肌に合うピーリング剤ではなかった
などの要因が副作用を引き起こしてしまう場合があります。
赤みやかゆみがでてきたら、肌の状態が回復するまでは様子を見ましょう。
ピーリングにより逆にターンオーバーの乱れが発生することもあります。これを防ぐためには正しいピーリング方法をマスターすることが重要です。以下の記事ではピーリングの中でも洗顔における正しいピーリング方法について詳しく解説しています。
ピーリングによる刺激を弱める方法
肌が濡れている状態で洗う
最も効果が出る方法は、肌が乾いている状態時にピーリングをすることですが、肌への刺激が強すぎてしまう可能性もあります。
特に敏感肌の方は、肌が濡れた状態でピーリングを行うことにより、ピーリング剤と肌の間に水がある分、直接ピーリング剤が肌に触れるよりも刺激を弱くする効果があります。
水などで薄めてから使う
ピーリング剤を水で薄めることにより、通常よりも濃度が薄まります。それにより肌への負担を減らすことができます。
肌にのせる時間を短くする
ピーリング剤は、肌に乗せる時間が長ければ長いほど、肌への負担はとても大きいです。乗せる時間を短縮することにより、肌に触れてる時間も短くなるので、自身が最も最適と感じる時間を見つけることが重要です。
ピーリングのあとのケア方法
保湿をする
ピーリングの正しい使用方法を知るよりも、正しいケアを行うことが何よりも重要。ピーリング後に副作用を起こさぬよう、しっかりケアしてください。
一般的なスキンケア方法として、化粧水後にクリームや乳液をつけるといった流れが主流ですが、スキンケアにおいて最も重要なのは「肌が保持できる水分量を増やすこと」。
おすすめは「セラミド成分」が配合されている化粧品です。セラミド配合の化粧品を選ぶことによって、肌が保持できる水分量を増量することができるので、ピーリング後に肌が乾燥しがちの方は一度試してみてください。
日焼け対策をする
ピーリング後の肌は、必要以上に外からの紫外線の影響を受けやすい状態になっています。家にいる間でも、日焼け止めを塗ることをおすすめします。
とても敏感な肌になっているので、少しでも肌に日が当たると、肌に大きダメージを与えてしまう可能性があります。また、シミができる原因にも繋がりますので、日焼け止めのケアも怠らないように心がけましょう。
きちんとケアしてお肌をつるつるに
肌のコンディションが良いと、化粧ノリもよくなり、一日の気分がとてもよいものにもなりますよね。
一見、良いこと尽くしのピーリング法ですが、使い方を誤ってしまうと、大きな肌トラブルの原因になりかねません。正しい方法を知った上で、ピーリングを行いましょう。
