目次
顔のできものの種類
ニキビやふきでもの
顔にできるできものの種類でも、悩まされている人が多いのがニキビやふきでものです。ニキビとは思春期にできるできもののことで、成長ホルモンが活発で皮脂が過剰に分泌されやすい10代の肌にできます。皮脂の過剰分泌より毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖し炎症を引き起こしてできてしまうのが原因です。思春期をすぎると成長ホルモンが低下し収まります。
また、ふきでものとは20代以降の肌にできる大人ニキビのことです。ふきでものは、口周りやフェイスラインに繰り返しできやすい特徴です。乾燥によって毛穴が開き汚れや皮脂などが詰まったり、肌のターンオーバーが乱れや、生活習慣の乱れやストレスで発生します。
皮膚に傷があると出来やすいイボ
イボとは、皮膚が盛り上がってできる小さいできもののことです。皮膚に傷があるとできやすく、細菌などのウイルスが傷口に侵入することによってできるのがウイルス性イボです。その他にも、紫外線や肌の老化が原因でできる老人性イボもあります。
夏場に増える虫刺され
夏場に増える虫刺されが目立つできものになってしまう原因は、掻いて傷をつけてしまうことにより、傷口から細菌が侵入し炎症を起こして化膿します。化膿した虫刺されを触ると、とびひしてしまう可能性でがあるため注意しましょう。
細菌感染による面疔(めんちょう)
面疔とは皮膚感染症の一種で、毛穴などから黄色ブドウ球菌という細菌が侵入し、感染することで発生します。おできとも呼ばれ、赤ニキビに似ていて大きく厚みがある腫れが特徴です。面疔はムダ毛処理時、メイク時、生活習慣の乱れなどで発生しやすくなります。
鼻にできものが出来る原因
ウイルスによる鼻の炎症
外気などに含まれるウイルスや、手に付着したウイルスが肌に付着し、毛穴から侵入することによって肌の炎症を引き起こしてしまいます。ウイルスが侵入することで毛穴の炎症が起きると、さまざまな肌トラブルの原因や、できものの原因となってしまうため注意が必要です。
鼻の穴の粘膜を傷つける
鼻の穴の粘膜は、外側からの細菌の侵入を防いでくれる役割を持っています。しかし、粘膜を傷つけてしまうことにより細菌が傷口に侵入してしまい、炎症を起こすことでできものの原因となってしまうのです。特に鼻の穴にできものができるとケアが難しいため、粘膜を傷つけないように注意しましょう。
開いた毛穴から雑菌が入る
毛穴が開いている状態だと、毛穴から雑菌が侵入し、できものが発生する原因となります。毛穴から侵入した雑菌は繁殖し炎症を引き起こすことによって、目立つできものへと変化してしまうため、毛穴が開きやすい乾燥や日焼け後は十分なケアが必要です。
Tゾーンで皮脂の分泌が多いため
肌を健康に保つためには皮脂が必要ですが、皮脂が過剰に分泌していると毛穴に皮脂が詰まり、できものができてしまいます。特にTゾーンは皮脂の分泌が多いため、鼻にできものができやすくなってしまうのです。
毛穴の汚れや詰まり
毛穴に汚れなどが詰まると、毛穴に蓋をしてしまう角栓ができます。角栓で塞がれ、毛穴の中に蓄積された汚れが盛り上がってくること、でできものが発生してしまう原因となってしまうため、毛穴は清潔に保つ必要があります。
日焼けによる肌の水分不足
紫外線を浴び日焼けをすると肌が炎症を起こします。炎症を起こした肌は乾燥し、毛穴が開ききっている状態で汚れや皮脂が詰まりやすく、肌の水分が蒸発してしまい水分不足を引き起こします。肌の水分が足りていないことにより、保湿力やバリア機能が低下し、できものができやすくなってしまうのです。
ファンデーションの毛穴落ち
毎日メイクをしていると、特にできものができやすくなります。ファンデーションなどに細菌が繁殖していたり、毛穴にファンデーションが詰まることによって、できものができる原因となります。ファンデーションのパフは清潔に保ち、ファンデーションなどは叩き込むのではなく、そっと撫でるようにメイクを行うといいでしょう。
睡眠不足や運動不足
運動不足になると血行が悪くなり、肌のターンオーバー機能が低下してしまいます。また、体や毛穴に詰まった老廃物を上手く排出することができず、できものを引き起こしてしまうのです。運動を行うと血行を促進させ肌のターンオーバー機能が正常に行われ、老廃物を排出することにより肌を健康に保つことができます。
睡眠不足になると、自律神経が乱れ肌の皮脂の分泌を増やしてしまう影響があります。また、体の免疫力が低下することによってできものができやすくなります。適度な運動で運動不足を解消することにより、深い質のいい眠りにつくことができ、睡眠不足を解消しできものができにくい肌にしてくれるため、睡眠と運動は大切にしましょう。
溜まった疲れやストレス
疲れが溜まると、体の免疫力が低下してしまいます。免疫力が低下することにより、菌が繁殖しやすい状態になるため、肌にできものができやすくなってしまうのです。疲れによるできものは、口周りにできるのが特徴のため、口周りに頻繁にできるようであれば、体をしっかりと休ませてあげましょう。
また、できものはストレスによっても発生しやすくなります。ストレスによるできものは、こめかみや頬周りにできるのが特徴で、自律神経機能の低下により皮脂の分泌や便秘、頭痛、睡眠不足などを引き起こします。ストレスによる食生活の乱れも、できものができやすくなる原因となるため注意しましょう。
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鼻にできものができた時の対処法
触らず潰さない
鼻にできものができるとつい気になってしまいます。しかし、できものに触ると手やできものの周りの細菌が侵入し悪化してしまう原因となるため、触らないように注意が必要です。また、できものを潰してしまうと、周囲にとびひしてしまい余計目立ってしまうため、できものを潰すのは必ず避けましょう。
マスクをして鼻の乾燥を防ぐ
鼻にできものができたら、マスクを着用し、乾燥を防ぐことで治りを早めてくれる効果があります。またマスクを着用することで、外気の細菌からできものを守る効果もあるためおすすめです。しかし、マスクをする際には注意点もあります。
不綿布のマスクは、できものや肌への刺激となってしまい逆効果になるため、ガーゼや肌に優しい生地でできたマスクを着用するようにしましょう。また、マスクは長時間着用すると、汗や皮脂の細菌が繁殖してしまう可能性があるため、乾燥や細菌侵入率の高い外出時などがおすすめです。数日間同じマスクを着用していると、マスクに菌が繁殖しできものを悪化させてしまうため避けましょう。
軟膏を塗る
鼻にできものができた時には、軟膏でできものの症状を押さえることも可能です。できものに効果的な軟膏の種類は主に二種類存在し、炎症を押さえ、細菌の感染などから守ってくれるリンデロンVG軟膏と、傷口の細菌の繁殖を抑制し治りが早く、とびひを防ぐゲンタシン軟膏があります。どちらも市販品ではなく皮膚科での処方が必要です。
痛みがひどい時は専門医に見てもらう
できものに触れてもいないのに痛みなどが生じる場合には、皮膚科など肌の専門医がいる場所で見てもらいましょう。できものの原因や適切な対処方法、薬の処方をしてくれるため、できものを綺麗に治すことができます。間違った自宅ケアでのできものの悪化や、跡になってしまう心配がないためおすすめです。
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鼻にできものがある時のスキンケア方法
スクラブ洗顔や洗顔ブラシは使わない
鼻にできものがある時には、普段行っているスキンケアができものを悪化させてしまう可能性があります。スクラブ洗顔や、洗顔ブラシなどはできものに刺激を与えてしまいます。刺激されたできものは、炎症を起こし化膿や潰れてとびひしてしまう可能性があるため、なるべく刺激の少ないスキンケアを行うようにしましょう。
敏感肌用の洗顔料を泡だてて使う
敏感肌用の洗顔料は肌への刺激が少なく、肌表面に付着した汚れを優しく落としてくれるため、鼻にできものができている時のスキンケアに安心して使用することができます。洗顔料はきめ細かい泡をつくり肌にのせ、優しくクルクルと洗うようにしましょう。汚れや皮脂を落とそうと擦るように洗うと、敏感肌用の洗顔料を使用してもできものへの刺激となってしまうため、注意が必要です。
冷たい水で毛穴を引き締める
乾燥している肌や、肌を温めた後。日焼け後などは毛穴が開いている状態になります。毛穴が開いている状態で放置していると、毛穴から細菌や汚れなどが侵入しできものを悪化させてしまうため、冷たい水を優しく肌に浴びせることにより、毛穴を引き締めてできものが悪化するのを防ぐ効果があります。また、毛穴が閉じると肌の水分蒸発を防ぐことができるためできものの治りが遅くなるのを防ぐことができます。
洗顔後素早く化粧水や美容液つける
洗顔後は毛穴に詰まった汚れや表面の皮脂が落ち、肌が最も乾燥しやすい状態です。そのまましばらく放置してしまうと毛穴が開き肌の水分が蒸発し、皮脂の過剰分泌を促してしまうため、洗顔後は素早く化粧水や美容液で十分に肌を潤すようにしましょう。
乳液やクリームで肌の水分を保持する
洗顔後に化粧水や美容液をつけたあと、乳液やクリームなどを塗らないと効果が半減してしまいます。乳液やクリームには肌に蓋をする役割があり、化粧水や美容液を閉じ込めることで肌の水分を保持する効果があります。
日焼け止めなどで紫外線対策をする
鼻にできものができている時は、紫外線による刺激はなるべく避けることが重要です。刺激を与えてしまうと症状が悪化したり、治りが遅くなったりします。そのため鼻にできものができている時には、念入りに日焼け止めなどで紫外線対策を行いましょう。できものが化膿していたり炎症を起こしている場合には、日焼け止めが逆に刺激を与えてしまうため、日傘やつばの広い防止などで紫外線から守るように心がけましょう。
患部にメイクはしない
患部にメイクを行うと、ファンデーションのパフなどに付着している細菌の侵入や、メイク品に含まれる成分ができものに刺激を与えてしまったり、毛穴に詰まることで悪化させてしまう場合があります。できものを綺麗に早く治すためには、なるべく清潔な状態を維持することが重要なため、患部にメイクをするのは避けましょう。
あぶら取り紙は使用しない
皮脂は肌を細菌などから守ってくれる効果があります。必要以上に皮脂を取ってしまうと肌が皮脂が足りていないと過剰分泌を引き起こし、さらにできものが悪化してしまう原因となってしまうのです。
また、あぶら取り紙は肌に刺激を与えてしまうため、肌に優しく皮脂を過剰に取りすぎないティッシュなどで軽く肌を押さえて余分な皮脂を取るティッシュオフの方法がおすすめです。
就寝時は髪を束ねて肌に触れない
髪の毛先が肌に触れることによって、できものを刺激してしまいます。刺激されるとできものが悪化したり、できものが増える可能性もあるため、なるべく就寝時には髪を束ねて、毛先が肌に触れて刺激を起こさないようにしましょう。
鼻のできもの用の薬の塗り方
手と顔を清潔な状態にする
できものに薬を使用する際には、手と顔を清潔な状態にしてから塗るようにしましょう。顔には見えない細菌が付着しているため軽く水で洗い流すか、洗顔後に行うと効果的です。
特に手には肌トラブルを引き起こしやすい厄介な細菌がついていることが多いため、そのまま薬を使用するとできものを悪化させたり、治りが悪くなってしまいます。できものを悪化させないためにも清潔な状態で行いましょう。
患部はしっかりと乾かす
細菌は水分を好み、繁殖する特性があります。患部が汗や水で湿っていたりすると、細菌が繁殖してしまいその上から薬を使用すると、毛穴への細菌侵入やできものの悪化、薬の効き目の効果が発揮できない場合があるため、患部はしっかりと乾かしてから薬を塗るようにしましょう。
綿棒を使って薬を塗る
手で、できものに直接触れたり薬を塗ると、手についた細菌の侵入が付着しできものの症状を悪化させたりします。また、できものに触れた手で他の肌に触れると、とびひしてしまう可能性があるため、麺棒を使用し清潔な状態で薬を塗るようにしましょう。
薬は患部を覆うように塗る
薬は患部に軽く塗るのではなく、患部とその周囲をしっかり覆うように塗りましょう。しっかりと患部を薬で覆うことにより、薬の効き目が増し、できものの治りを早めてくれる効果があります。また、患部を覆うことにより空気中の細菌や、汚れから守ってくれるためおすすめです。
鼻にできものがある時に摂取すると良い物
新陳代謝に必要な亜鉛
鼻にできものがある時には、積極的に亜鉛を含む食べ物を摂取するようにしましょう。亜鉛は健康な皮膚を作る上で必要な栄養素で、新陳代謝を高めターンオーバーの促進効果が有ります。亜鉛が不足するとできものができやすかったり、傷の治りが遅かったり、ターンオーバー機能の低下に繋がってしまいます。
そのため亜鉛を積極的に摂取すると肌を健康に保ってくれる効果があるため、できものができた肌にはおすすめの栄養素です。亜鉛は納豆、卵、レバー、牛肉などに多く含まれていて、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率アップしてくれる効果もあります。
肌の免疫力を高めるビタミン類
鼻にできものが出来ている時には、肌の免疫力も低下している証拠です。そこで免疫力を高めてくれるビタミン類を摂取することにより、できものの治りを良くしてくれる効果が期待できます。レバー、うなぎ、モロヘイヤなどに多く含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を補助してくれる効果があり、ウイルスの侵入を防ぐための粘膜機能を活性化してくれます。
赤ピーマン、アセロラ、果物類など多く含まれるビタミンCは、ウイルスの増殖を抑制させる効果があるため、できものなどの肌トラブルができにくい肌にしてくれます。また、ナッツ類、レバー、ブロッコリーなどに多く含まれるビタミンEは皮膚の抵抗力を強化し、病原体から体を守る抗酸化作用が含まれているためできものの悪化を防いでくれるため、食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
鼻のできものをなくしてメイクを楽しもう
鼻のできものの種類はいくつか存在するため、できものの種類を把握し、そのできものに合った対処方法を行わなければいけません。できものに合った正しいケアと生活習慣を整えることにより、できものは綺麗に無くすことができるため、鼻のできものに悩まされていた人は参考にして、目立つ鼻のできものをなくして毎日のメイクを楽しみましょう。