目次
お尻の形とその原因
垂れ尻は脂肪のつきすぎ
垂れ尻の原因には加齢、筋力の低下、または太りすぎなどいくつか考えられますが、多くは筋肉が少なく脂肪がつきすぎている事です。
お尻の筋肉、大臀筋(だいでんきん)の間に脂肪が入り込むことで、筋肉の強度が落ち、さらに重力が加わる事によって下へ下へとお尻はたるみだし最終的には垂れ尻になります。さらに日頃から運動(体を動かす機会)をあまりしない人は年齢とともに筋力が低下する事で脂肪も燃焼しにくくなります。また、垂れ尻は脂肪のつぎすた人だけではなくスリムな人にも起こる老化現象の1つともいわれています。
扁平尻は筋力不足
扁平尻とは、平たくてメリハリがなく女性らしい丸みのないおしりのことをいいます。この扁平尻の人は痩せ形の人に多く、正面から見るとスラッと細くスタイルよく見えるのですが、後ろ姿はおしりと太ももの境目の溝が斜め下に垂れ下がっていたり、ほとんど見当たらない、おしり自体に丸みやボリュームがなくなってしまうのが扁平尻の人の特徴です。
扁平尻になってしまう原因は単純におしりの筋肉が足りていない事が多く、痩せ型の女性、運動習慣のない女性、デスクワークメインの女性に特に多いです。
出っ尻は骨盤の歪み
オフィスワークの女性は特にですが、猫背や腰痛に悩まされている方も多いと思います。そんな腰痛の原因にもなる出っ尻は骨盤の歪みが原因かもしれません。
そもそも出っ尻とは別名、反り腰とも呼ばれていて言葉の通り腰が反ってしまいお尻が突き出てしまっている状態です。反ってお尻が高い位置にあるのでキレイなお尻の形と勘違いしてしまう事もあるそうなのですが、出っ尻を改善しないと腹部とくに下っ腹に力が入らないためポッコリお腹の原因にもなってしまいます。
四角尻は骨盤の開きと脂肪
日本人に多いといわれてる四角尻、外国人のお尻のように丸みやボリュームがなく横に広がりながら平面になってしまっていて、お尻と太ももの境界線があまりないのが四角尻の特徴です。また四角尻の人はウエストの上に肉がついていてくびれがなく、女性らしいカーブが見えなくなってしまうので、男性のようなお尻に見えてしまうそうです。
日常生活の中の座り方にはとくに注意が必要で、足を組んだり、女の子座り、アヒル座りのような骨盤や股関節が歪むような座り方ををしていると、お尻が横に広がっていく可能性が高くなります。

ヒップアップのために必要な筋肉
お尻の一番大きな筋肉の大殿筋
お尻の表面にある体の中でも最も大きな筋肉の1つが大殿筋です。この大殿筋は自宅で道具なしで出来る自重トレーニングが豊富にあり誰でも取り組みやすいく、大きい筋肉なので鍛えればすぐにボリュームアップし重力に負けない引き締まったカッコイイお尻を作る事が出来ます!お尻は大殿筋、中殿筋、小殿筋の3つの筋肉で構成されて、股関節を動かす役割やお尻のカタチを作る役割をしてくれます。
お尻の横にある中殿筋
お尻の筋肉というと1番大きい大殿筋を想像する人が多いと思いますが、中殿筋はそのすぐ隣にある筋肉です。中殿筋は大殿筋の陰に隠れていてあまり話題にあがらない事が多いのですが、キレイにヒップアップをしたいならば大殿筋と合わせてトレーニングしておきたい筋肉の1つです。
中殿筋の主な役割としては、太ももを回したり、前後へ蹴り出したりといった動作に必要な筋肉で、骨盤を安定して支える役割も持っています。
背骨に沿った脊柱起立筋
背骨から腰骨の方に背中の中心部あたりを縦に細長く走っているのが脊柱起立筋という筋肉です。重い物を持って立ち上がるときや背中を反ったりする動作を行うときに脊柱起立筋が重要な役割を果してくれます。
男性の場合は脊柱起立筋を鍛える事によってがっちりとした大きな背中を作るのに大切でトレーニングをしてる人が多いのですが、女性は背中のトレーニングをしてしまうとでっかくなってしまうのではないかと心配してしまい背中のトレーニングを避けてしまう人もいるみたいですが、脊柱起立筋を鍛える事によって、縦線の入ったキレイでセクシーな背中を作る事ができるのでキレイな後ろ姿を手に入れるためにはお尻と合わせて鍛えたい大切な筋肉です。
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「ヒップアップ筋トレ」で美しいお尻を手に入れる効果的な方法とは

ヒップアップに有効なトレーニング
大殿筋が鍛えられるスクワット
大殿筋のトレーニングには、ヒップレイズやバックキック、ランジなどいろいろな方法がありいろんな角度から刺激を与えてあげる事でキレイなお尻が作れますが、まずは1番オーソドックスなスクワットから始めてみる事をおすすめします。
スクワットとひと言にいっても種類はたくさんあり、ブルガリアンスクワットやワイドスタンスで行うスクワット、また自重で行うのかダンベルやバーベルなどを使いさらに負荷をかけて行うのかなど方法は本当にたくさんあります。
スクワットで注意するべき点は正しいフォームで行う事です。モデルさんやパーソナルトレーニングでやっている様な方法のまねをして急に強い負荷をかけたりがんばりすぎて回数を多くやりすぎてもけがをしたり、かえって逆効果になる事もあります。なので始めは軽い負荷、少ない回数でもいいのでキレイな正しい姿勢を身につけましょう。
■大殿筋が鍛えられるスクワットのやり方
1.足を肩幅に開き両手を肩の高さまで上げて前に伸ばす
2.つま先より前に出ないように膝をゆっくり曲げていく
3.ゆっくり元の姿勢に戻る
片足のブルガリアンスクワット
基本のスクワットに慣れてきたらもっと強度、負荷をあげるために片足で行うブルガリアンスクワットも取り入れてみましょう。スクワットよりも強度が高くバランスを保つのも難しいのですが、バランスが崩れないようにお尻の筋肉だけでなく内側のインナーマッスルも同時に鍛える事ができるのでよりキレイなスタイルに近づけます。
ブルガリアンスクワットはベンチ(椅子)の前に立ち、片足の甲を椅子の上に置いてスクワットを行うトレーニングで立っているほうの脚に強い負荷がかかります。スポーツジムではベンチを使いますが、自宅で行う場合ベンチの代わりに椅子で代用します。椅子は膝の高さで安定性があり倒れないものを使用してください。また足の甲を置く部分は固く、足の甲が沈まないものを選びましょう。
■片足のブルガリアンスクワットのやり方
1.左足を椅子に乗せ手は腰に置く
2.右ひざを曲げていく
3.膝を伸ばして元の位置に戻る
お尻と内腿に効くワイドスクワット
スクワットの中でもスタンス(足の幅)を広くとってあげるワイドスクワットにはお尻と内腿に効果的です。下半身を主に鍛えるスクワットですが、太ももの引き締めに効果抜群といわれているのが内ももに位置する内転筋です。股関節を内側へ動かしていく複数の筋肉の総称で美脚作りにはかかせない筋肉です。
そしてこの内転筋を効率よく鍛えるためにおすすめなのが両足を大きく広げて行うワイドスクワットです。内転筋を鍛える事でお尻だけでなく女性が気になるポッコリお腹、とくに下っ腹の筋肉にも力が入り同時に鍛えられるのでぜひ取り入れたいトレーニングです。
■お尻と内腿に効くワイドスクワット
1.足を大きく広げてつま先を外側に向ける
2.膝を外側に開きながらしゃがんでいく
お尻とももの裏を鍛えるバックランジ
片足を前方に踏み出して行うランジの反対の動作を行うバックランジ、後ろに引く動作のため普通のランジよりもバランス感覚が必要で少し難易度が高めですが、基本のランジが出来ればさほど難しくないと思います。
バックランジで主に使われる筋肉は、大殿筋、中殿筋(お尻の筋肉)とハムストリングス(太もも裏の筋肉)と大腿四頭筋(前もも)です。バックランジを行う際の注意点は背筋を伸ばして行う、しゃがんだ時に膝が左右にブレないようにする、前足の太ももが地面と平行になるまで腰を落とす、などに気を使いキレイなフォームでより効果的に鍛えましょう。
■お尻とももの裏を鍛えるバックランジのやり方
1.片足立ちになりもも上げをする
2.もも上げをした足を後ろに引きそのまましゃがむ
3.前足を軸にして後ろ足を前に持ち上げもも上げの姿勢で止まる
猫背の解消に効果的なデットリフト
現代社会で人間の動作はほとんど身体の正面で行われています。たとえば、パソコン作業や、掃除や炊事などの家事全般を思い浮かべてみてください、すべてが体の前で行われていてそれも肩より下、胸のあたりでの作業がほとんどです。多くの人は意識しなければ背中の筋肉を使う事がほとんどありません。こんな生活をずっと続けていると、体はどんどん前かがみになり肩は丸まって頭は肩よりもさらに前へ出て背中全体が丸まる猫背な体型になってしまいます。
この猫背を改善するために鍛えるべき筋肉が、ハムストリング(太ももの裏側)や殿筋群(お尻の筋肉)、脊柱起立筋(背骨のまわり筋肉)などです。それぞれの筋肉をパーツごと別々に負荷をかけてトレーニングすることもできますが、下半身と体幹をメインに背中を意識してバランスよく鍛える事ができるデッドリフトは猫背改善に最適なトレーニングです。
ただし、デッドリフトはバーベルを使用したトレーニング方法なのでスポーツジムで行う必要があります。また、手の力で上げてしまうと背中(脊柱起立筋)に効かず違う箇所の筋肉に効いてしまうので初めのうちは鏡を見ながらフォームを確認し、しっかり太ももの裏、お尻、脊柱起立筋に効いてる感覚を覚える事が大切です。
■猫背の解消に効果的なデットリフト
1.腰の幅にまっすぐ立ち背筋をのばしたままバーベルを掴む
2.立ち上がりつま先に体重をかけながらお尻を後ろに突き出す
中殿筋を鍛えるヒップアブダクション
大殿筋を支える役割の中殿筋、この中殿筋に効率よく刺激を与える事ができるトレーニングがヒップアブダクションです。このトレーニングではとくにダンベルやバーベルなどといった器具も必要なく自宅でも手軽に中殿筋を鍛えられますし、少しの空いた時間でいつでもどこでもトレーニングする事ができるのでおすすめです。
もしも効果が薄い、もっと強い負荷がほしいなと感じた場合はチューブを使用してヒップアブダクションをすればより中殿筋に大きい負荷をかけられるので、刺激を与えるのが難しい中殿筋をより効果的に成長させる事ができます。
■中殿筋を鍛えるヒップアブダクション
1.横向きに寝て下側の膝を曲げる
2.上の足と体が一直線になるようにセットし上半身よりも少しだけ上の足を後ろにする
3.上の足を上に上げていく
お尻に効くヒップスラスト
ヒップスラフトは、お尻に効く感じが出やすいトレーニングです。スポーツジムで行う場合はバーベルを使って負荷をあげて鍛える事もできますが、初めての場合はバーベルを使用せず自宅で行うだけでもお尻の筋肉を十分に鍛える事ができます。自宅ではトレーニングベンチの代わりにソファーなどで代用してください。バランスボールが自宅にある場合は、バランスボールを使ってもOKです。
注意するポイントは腰を持ち上げた時に腰を反りすぎないようにしましょう。そのためにも腹筋にも力を入れながら行うようにするのがポイントです。
■お尻に効くヒップスラスト
1.肩甲骨の辺りをソファーに乗せて寄りかかる
2.お尻を下げた位置から膝までが平行になるところまで持ち上げる
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加齢に負けない。ヒップアップスクワットで魅力的な身体を目指そう

いつでも簡単にできるヒップアップエクササイズ
寝ながらショルダーブリッチ
ヒップアップのためのトレーニングはスポーツジムに行って器具を使ったトレーニング以外にも空いた時間に自宅で簡単にできる物もあります。その1つがピラティスでよく使われるショルダーブリッチです。ショルダーブリッチはお尻や太ももの内転筋、骨盤底筋群などを鍛えるために効果的と言われているエクササイズです。
もともと女性は筋肉量が少なく血行不良や冷え性になりがちです。ショルダーブリッジは下半身を引き締めるとともに、筋肉のバランスを整えてくれる効果もあると言われていますので、筋肉を鍛えて美しく引き締まった下半身を手に入れましょう。
■寝ながらショルダーブリッチのやり方
1.仰向けに寝て足を肩幅に開き膝を曲げる
2.手を横に伸ばしお尻をゆっくりと上に上げて5秒キープ
3.背中からゆっくりと床につけて元の場所に戻る
お尻の上部に効くエクササイズ
美尻メイクをする上でまず必要なのは、お尻の上部の筋肉(中臀筋)を鍛えて、引っ張り力をつけることが大切です。膨らみの位置が上がり、適度に丸みのあるキレイなお尻の形に仕上がります。
■お尻の上部に効くエクササイズ
1.うつ伏せ寝の状態から両足を揃えて真上に上げる
2.そのまま上半身を反らせる
ヒップの下部を鍛えるエクササイズ
お尻の上部を鍛えたら下部も一緒に鍛えましょう。余分なお肉が付きやすい下部を集中的に鍛える事によってお尻と太ももの間の境目をはっきりさせることができます。ここがくっきりしているだけで、後ろから見た時のお尻はとても魅力的に見えます。
■ヒップの下部を鍛えるエクササイズのやり方
1.うつ伏せ寝で上半身を起こす
2.片足の膝を曲げそのまま足を持ち上げる
ヒップにはりをだすエクササイズ
キレイなお尻の条件にプリッとしたハリも大切です。はりがあるお尻はキュッと引き上げていて若々しく見えます。実は太陽の明るい光の中だとお尻のセルライトがすごく目立ちます。キレイで健康的なお尻は、質感もとても大切です。
■ヒップにはりをだすエクササイズのやり方
1.つま先を揃え足の裏を床につける
2.腰から上に持ち上げていく
お尻の外側に効くエクササイズ
お尻の横にお肉がつきやすい人の多くは、普段の生活の中で無意識のうちに外側に体重をかけて生活をしている人が多いようです。そのため、お尻の外側がとくに張ってしまい、うまく筋肉が使えなくなってしまっている事が原因で余分なお肉が付いてしまっています。
この固まった筋肉を緩めてしっかり使えるようにしてあげれば、気になるお尻の横側のお肉もスッキリしてくるはずです。
■お尻の外側に効くエクササイズにやり方
1.仰向けに寝て両膝をつけたまま膝から下を開いていく
2.限界まで床近づける
お尻歩きエクササイズ
お尻歩きエクササイズとは床に座った状態でお尻を交互に動かして前に進んだり、後ろに下がったりするといった簡単なエクササイズです。動きそのものは簡単そうに見えますが、やってみると腰の使い方が難しく意外とハードな運動で効果も高いのでおすすめです。
■お尻歩きエクササイズのやり方
1.両足を揃えて座る
2.腰をひねりながらお尻で前進する

効果的なストレッチでヒップアップ
ハムストリングスのストレッチ
デスクワークや立ち仕事など毎日の生活のなかで固まりやすいハムストリングスですが、ももの裏の筋肉で普段あまり意識的に使われることがないため凝り固まっていることに気づかない人も多いようです。
しかしこのハムストリングスをストレッチすることで姿勢改善やヒップアップ、ぽっこりおなかの解消などカラダにとって良い事がたくさんありますので、しっかりとストレッチしましょう。
■ハムストリングスのストレッチのやり方
1.床に座って片足を曲げ4の字を作る
2.伸ばした足の方にタオルをかけて両手でタオルを持つ
大腰筋のストレッチ
大腰筋、あまり聞き慣れない筋肉の1つですが、大腰筋とはみぞおちと太ももの付け根をつなぐ筋肉です。大腰筋をエクササイズやストレッチで活性化させると、骨盤が立つようになります。そうするとヒップアップ効果はもちろん、下っ腹がひっこみますので、ぽっこりお腹の改善にも繋がります。
ただし大腰筋は腰痛と深い関係にあるといわれていて、大腰筋ストレッチは腰痛改善にも効果的と言われている一方で間違ったストレッチは腰痛を悪化させる場合もあるなど腰に負担がかかる可能性がありますので、腰が痛い場合は無理をしないようにしましょう。
■大腰筋のストレッチのやり方
1.足を前後に開いて前足を90度に立て後ろ足を伸ばす
2.腹筋に力を入れて腰が反らないように前足に胸をつける
大腿直筋のストレッチ
大腿直筋と聞くとイメージしにくいかも知れませんが太ももの前の筋肉の1つです。太もも前面の筋肉、大腿四頭筋は4つの筋肉(中間広筋、内側広筋、外側広筋、大腿直筋)からなります。
この大腿直筋は毎日の生活や運動時などあらゆる場面で多く使われるとても大切な役割を持つ筋肉です。大腿直筋をストレッチする事でヒップアップ効果だけでなく毎日を快適に過ごすためのサポートにもなりますのでストレッチ方法を覚えておき、少し時間ができた時などにこまめに行いましょう。
■大腿直筋のストレッチのやり方
1.足を前後に開き後ろ足のつま先を持つ
2.腰が反らないように膝を曲げる

ガードルやヒップアップパンツの選び方
正しいサイズを選ぶ
パンツスタルがかっこよく見えるのはキュっと形よく上がったお尻、エクササイズやストレッチでお尻の筋肉を引き上げる事も大切ですが、やってみると意外とキツくて大変だし時間もやっぱり毎日は作れない、、そんな事もありますよね。そんな時、ヒップアップをあきらめなくても大丈夫!パンツの下にガードルやピップアップパンツを履くだけでお尻は見違えるようになります。
普段パンツが多いのか、タイトなスカートが多いのか。締め付け具合もハードなものからソフトなものまで種類がたくさんあるので着心地に合わせて選ぶことができます。また、インターネットで簡単に買うこともできますが、始めて買う場合は正しいサイズ感がわからないと思いますので、しっかり説明をしてくれる販売員のいる下着屋さんで相談し購入する事をおすすめします。
通気性のよい綿素材がおすすめ
ガードルやピップアップパンツを選ぶときはデザインだけではなく素材にも注意しましょう。下着は直接肌にふれるものですし、長時間脱ぎません。通気性が悪く、肌に負担がかかる(肌に合わない)素材を選んでしまうと、ムレやかぶれ、かゆみを感じてしまう事があります。
おすすめは綿素材の物で、とくに湿気が多い季節やたくさん汗をかく夏場は通気のよい素材を選ぶようにしましょう。
お尻をすっぽり包み込むデザイン
ガードル、ヒップアップパンツを購入する際、サイズの相談をしたら必ず一度試着してみましょう。できればその前後のサイズや違う種類も合わせて試着し、比べてみるようにしましょう。
試着の際のチェックポイントは、お尻をすっぽり包み込んでいるか、お尻は綺麗な形に整っているか、着脱はスムーズにできるか、裾部分が太もものお肉に食い込んでいないか、ウエストは苦しくないかなどお尻の形プラス締め付け具合にも注意が必要です。締め付けがきつすぎると、リンパや血液の流れを滞らせてしまい骨盤の歪みや体調不良につながる可能性もあります。
下腹が気になる場合ハイウエストのデザイン
ヒップアップと同様にぽっこりお腹が気になる方は、下腹や腰周りの肉をしっかりと押えてくれるハイウエストのデザインがおすすめです。コルセットのようにお腹とお尻をしっかり支えてくれるので自然と美しいボディラインを作り出してくれる効果が期待できます。とくに体のラインがしっかり出る服を着る機会が多い方はハイウエストのデザインを試してみましょう。

入浴後のヒップケア
お尻に洗い残しがないようにしっかりすすぐ
お尻は普段から清潔に保つように心がけましょう。とくに入浴時お尻に洗い残しがないように気をつける事が大切です。ただし洗顔と同様、ゴシゴシと力を入れて洗うのはダメです。摩擦は黒ずみなどのトラブルの原因となるため、石けんを泡立ててやさしく丁寧に洗うようにしましょう。お尻も入浴後は肌が乾燥しやすい状態にあるため、保湿ケアも忘れずに行ってください。
すぐに化粧水で保湿する
実はお尻もニキビができやすい部分の1つです。お尻のニキビの原因の1つは、顔にできるニキビと同じくアクネ菌が原因です。しかしお尻は顔以上にニキビができてしまう要因があります。
長時間の座り作業や衣類によるしめつけや摩擦、角質づまりに乾燥によるかゆみによってお尻を掻く行為もニキビができやすくなる原因になります。乾燥によるお尻の肌ケアやニキビケアには顔と同じく保湿だけでなく補水も必要です。お風呂上がりにはすぐに化粧水で保湿、保水をして乾燥を防いであげましょう。
ボディクリームで優しくマッサージ
お風呂上がりにお尻をボディクリームで優しくマッサージしてあげる事で、保湿+ヒップアップ効果も期待出来るのでおすすめです。毎日の生活の中でお尻は意外と凝ってしまっています。リラックス効果のある、ほのかに香るボディクリームで優しくマッサージをしてあげればさらに効果的です。
肌に優しい素材のショーツをつける
お尻に長時間直接触れている下着を見直す事もお尻ケアには大切です。下着は毎日肌に直接触れるものなので、肌に合わない素材や合わないサイズの下着は思ってる以上にお尻(肌に)ダメージを与えてしまいます。
素材であれば、通気性がよく蒸れにくい肌に優しい綿素材がおすすめです。サイズは小さいと体が締め付けられて血行やリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まってニキビができやすくなったり、骨盤の歪みや体調不良につながる可能性もあります。サイズも自分に合ったものを選びましょう。
冬は加湿器をつけて乾燥を防ぐ
お尻も顔と同じように乾燥します。とくに冬の時期は空気中の水分が不足し乾燥状態になり肌の水分が空気に奪われて乾燥してしまいます。このような場合はクリームや化粧水でしっかり保湿をしてあげる事も大切ですが、加湿器などでしっかり空気の湿度を保ってあげて肌の水分を空気中に蒸発してしまわないように対策してあげましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
ピンチ「お尻の黒ずみ・カサつき・ザラつき」トラブルのケア方法

ヒップアップするための日常の工夫
背筋を伸ばした歩き方を心がける
普段の日常生活を少し改善してあげるだけでも簡単にヒップアップはできます。まずは歩き方を変えてあげましょう。街で歩いてる人を見てみると意外と下を見て歩いてる人が多くいます。下を見て歩いていると自然と首が下に下がり、背中が丸まります。携帯を見ている時なんかも丸くなりがちですよね。
歩く時は背筋をまっすぐ伸ばし、おへそをいつもより高い位置にあるとイメージしお腹からしっかりと背筋が伸びている事を意識します。さらに足はかかとから地面に着くようにし足は長くまっすぐ、お尻の筋肉で歩くようにイメージしましょう。
骨盤を立てて座ることを意識
座る時も猫背にならないように注意してお尻のとがっている場所で座るように意識してください。また、椅子に座る時によく足を組んでしまう人は足を組むのをやめ、出来るだけ椅子に浅く座り骨盤を立てて座るようにしましょう。足を組むと骨盤が歪み、左右のお尻の形が崩れたり、これだけでもお尻が垂れる原因に繋がります。
たんぱく質を多めに摂る
せっかくトレーニングをするのであれば筋トレ効果を高めるために食事にも気を使いましょう。筋トレの効果を最大限に高めるには、たんぱく質をとる事です。筋トレしてるのに効果が出ない人の多くの原因はたんぱく質が不足しているからいわれています。サラダや野菜中心でしっかりビタミンは摂れているのに全然痩せない、筋肉が付かない、それはトレーニングをしていてもたんぱく質がちゃんと食べれていないと、筋肉がつかず思ってたより効果がないと感じてしまっているです。
筋トレの効果を高めるためにも、お肉や魚、大豆製品などからタンパク質をしっかりとりましょう。ちなみにサラダチキンやゆで卵などコンビニで手軽に買える商品もたくさんあるのでバランスよく食事に取り入れましょう。
電車では立つようにする
仕事帰りは疲れていてどうしても電車でいち早く座席を見つけて座りたくなってしまう気持ちもわかりますが、わざわざ時間を作らなくてもこの通勤時間だけでヒップアップのトレーニングができると考えれば電車で立つ事も苦にならなくなります。
電車の中ではつり革を強く握ったり、壁にもたれかかってただ立てばいいわけではなく、頭の先から足の先まで1本の棒が入っているようなイメージをして、下っ腹に力を入れお尻の筋肉とインナーマッスルを意識してまっすぐ立つとそれだけでかなりのトレーニングになります。
同じ姿勢でいることを避ける
最近では体を使ってする仕事よりもパソコンなどを使ったデスクワークの人が多くなってきています。パソコンにずっと向かって集中していると同じ姿勢で長時間作業することが多く、運動量が極端に減って血行が悪くなります。ただ良くない事はわかっていても仕事はしなくてはいけません。なので仕事の前後に軽めの体操、ストレッチをする、30分おきに大きく伸びをして背筋を伸ばす、トイレに行くなど、なるべくずっと同じ姿勢でいることを避けましょう。
半身浴で体を温める
夜はゆっくりお風呂で体を温めてあげましょう。半身浴には疲れた体をほぐしてくれる効果はもちろん、血行が良くなり冷え性の改善にも繋がりますし、ゆっくりじんわり汗をかく事で美肌効果も期待できます。さらに血行が良くなると同時にリンパの流れも良くなりますので汗と一緒に余分な水分や老廃物を排出し、足、お尻のむくみを改善してくれます。

日頃からの意識でお尻を引き締めよう
ヒップアップのためにスポージムで行う本格的なトレーニングから自宅や空いた時間に簡単にできるトレーニング、ストレッチの方法、トレーニングまではいかないかもしれませんが普段の生活を改善してヒップアップをする方法、ガードルやヒップアップパンツなどでお尻の形をキレイに見せるテクニックなどいろいろな角度からヒップアップ方法を紹介しました。
初めからキツいトレーニングをするのもいいですが、まずは毎日簡単に出来る事から改善しお尻を引き締めてみてはいかがですか。お尻の形がキレイに引き上がれば後ろ姿もかっこよく、いろんなファッションもキレイに着こなせるようになるでぜひ活用してみてください。