目次
手のマッサージについて
手のひらや甲には沢山のツボが集中している
手のひらや甲には、私たちが思っている以上にツボが集中しています。手のひらは内臓器官を刺激するツボが集中しており、手の甲には骨格や筋肉を刺激するツボが集中しています。
どちらもマッサージをすることで、身体を刺激することにつながり血行を促進させることができるのです。手は血管が集中している場所で、細くても大切な血管がたくさんあります。マッサージをすることで体のめぐりが改善され、血液の戻りも滞ることなくスムーズになっていきます。
刺激すると体の不調の改善効果がある
手をマッサージすることで、体の不調サインを知ることができます。弱すぎず強すぎない程度の、適度な刺激を加えると血行が流れやすくなり、体の不調の改善効果が高まります。
最初は痛い箇所が多いかもしれませんが、毎日続けることで痛みが和らぎ、痛気持ちよく感じてくるようになります。痛いということは、体のどこかが不調という証なので優しくアプローチしていきましょう。
マッサージやストレッチで自然にツボを刺激
何気ない手のマッサージやストレッチでも、自然にツボを刺激する効果があります。指を反らせるストレッチや、手を組んで背伸びをする感じのストレッチもよいでしょう。ストレッチをしないといけないという意識ではなく、自然にストレッチをしている方は多いです。
何気なく手を揉んでみたり手を伸ばしてみるなど、自然にツボを刺激していることなのでとてもよいことです。健康や美容にも効果が表れてくるので、意識して行ってみるとさらに効果を実感できます。
冷え性や全身の筋肉のコリに効果がある
手は、体の中の血液が折り返し通過していくようなポイントです。血管は細く滞りやすい場所でもあるのですが、手は頻繁に使うので血液を送り出すことができています。手を動かす機会が少ない方や手が冷たい方は、冷え性になりやすくコリ性でもあります。
手をマッサージしてあげることで血行が良くなり、冷え性や全身の筋肉のコリにも効果的なので、体のめぐりを整えたい方にもマッサージはおすすめのケア方法です。
親しい人とのコミュニケーションにも
一人でマッサージも良いですが、相手にやってもらうのも気持ちが良いものです。親しい人とのコミュニケーションにもなるので、お互いにマッサージをし合うのも良い方法です。
不思議なことに、同じツボを刺激しているのに、相手にやってもらうととても気持ちよくリラックスできたりします。お互いにリラックス効果を高められることができコミュニケーションも深められるので、機会があればぜひ試してみてはいかがでしょう。
マッサージをする時のポイント
最初にハンドクリームやオイルを塗る
マッサージ効果を高めるには、最初にハンドクリームやオイルを塗るとよいです。伸びが良くなるので指が滑り、余計な力が抜けて効率よく行うことができます。手もツルツルになり、血行が促進されむくみ改善にも効果的です。
塗る時は手のひらで温めたハンドクリームを塗り、手を冷やさないようにして行うだけでも血行促進効果を高められます。滑りが良くなり、ツボを刺激しやすくなるのでマッサージするときはクリームやオイルの使用がおすすめです。
少し強めに指圧する
痛すぎるのはよくありませんが、少し強めに指圧するとツボに良い刺激を与えることができ、効果を実感しやすくなります。手はデリケートな部分ではないので、少し強めでも大丈夫です。
痛い部分があれば無理に行わず、力を調節しながらマッサージを続けていきましょう。マッサージをしていると手がポカポカと温かくなり、コリがほぐれて痛みが取れる場合もあります。最初から強い力で行うのではなく、少しずつ力を加えて指圧していきましょう。
全体に響く痛さの場所を探す
手をマッサージしていると、鈍い痛みを感じる箇所が出てきます。痛みとなって体の不調を探ることができるのですから、たかが手と思わず力を調節しながらマッサージを行っていきましょう。
全体に響く痛さの場所を探し、優しくほぐしていき、慣れてきたら強弱を付けてマッサージや指圧をしていくと効果的です。
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手のひらのマッサージ
手のひらの真ん中のマッサージ
1.手の平のちょうど真ん中あたりの凹みをグッと押す
手のツボは基本的に左右対称になっていますが、違う部分もあります。特に真ん中あたりにあるツボは左右同じではありません。この辺りは内臓系のツボになり、強めにグッと力を加えると気持ちよく感じる場所でもあります。
2.体重を乗せていく感じで押す
力は体重を乗せていく感じで指圧していきましょう。親指の腹を使ってくぼみを押して、残りの四指は手の甲に添えます。手のひらの真ん中は、強めに押すことでツボを刺激することができます。
母指丘と小指丘のマッサージ
1.両手の小指を相手の親指と小指にかけて、手のひらを広げるようにする
相手に手のマッサージを行う場合は、両手の小指を相手の小指にかけて、手のひらを広げるようにします。たったこれだけの動作でも気持ちよく感じます。マッサージの前に手のひらを広げて反らせるようにしてあげると、手のひら全体が伸びて気持ちよくマッサージを受ける体制が整います。
2.両手の親指で、相手の手のひらの親指側のふくらみ(母指丘)と小指側のふくらみ(小指丘)を揉む
広げた手のひらの、親指側のふくらみと小指側のふくらみを揉んでいきます。内臓系、消化器系のツボが集まっている場所で、最初は優しく交互に押していきます。力加減は相手の好みに合わせて調節してあげるとよいでしょう。
血の巡りを良くするマッサージ
1.左手で右の指を一本ずつ掴み、回転させるように揉む
手の指をマッサージすることで血のめぐりを良くする効果が高まります。指にもツボがあり、一本ずつ回転させるように揉むことで血液循環機能を活性化させることができます。指の血行が良くなるので手が温かくなり、温かい血を心臓へ返すことができます。
2.反対側の手を右手で同様に揉む
反対側の手も同様に揉んでいきましょう。手のツボは左右対称ですが、違う部分もあります。左右同じく行うことでバランスよくツボを刺激することができ、効果を高めることができるのです。
3.人差し指と親指の付け根の間を、もう片方の手の親指と人差し指で掴む
人差し指と親指の付け根の間を、もう片方の手の親指と人差し指で掴む方法も効果的なマッサージ法です。この部分は消化器や内臓系や膀胱など、大切な機能が集まる場所です。水かきのような薄い皮膚の部分ではなく、付け根部分をじっくりと掴むように揉んできましょう。
4.ゆっくりと指圧する
ぐりぐりと指圧するというよりは、ゆっくりジワリと指圧するのがポイントです。痛気持ち良い程度の力加減で行い、じっくりとツボを刺激していきましょう。
5.手の甲で血管が浮いている部分を親指と人差し指で挟み、ゆっくりと指圧する
手の甲のマッサージは、押すというよりも、血管が浮いている部分を親指と人差し指で挟み、ゆっくりと指圧していきます。つまむだけ?と思いがちですが、これがとっても痛いと感じる方が多いので、手のひらだけではなく手の甲のツボも刺激を与えてバランスよくマッサージを行いましょう。
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手の甲と指のマッサージ
グーの手で手の甲全体をマッサージ
1.手をグーにする
手をグーにして、グーの手で甲全体をマッサージします。指の骨がツボを刺激して、全体的に行うことができます。
2.指の第二関節で手の甲をマッサージする
指の第二関節で行うとマッサージしやすく、ツボにフィットしている感じがあるので効率よくできます。
3.指先から腕の方向へ、血液を流す
グーにしたまま第二関節で、反対側の手の指先から腕の方向へ血液を流すように押し流しましょう。指と手の甲を刺激し、返す血液の流れを良くする効果があります。
4.ゆっくりと数回繰り返す
1~3をゆっくりと数回繰り返しましょう。終わったら反対の手も同様にマッサージしていきましょう。反対も行うことで左右バランスよくツボを刺激することができ、体のめぐりも良くなっていきます。
骨の間のラインのマッサージ
1.自分の手のひらを上にし、相手の手のひらを重ねるようにおく
自分の手のひらを上に、相手の手のひらを重ねるように置きます。力を入れると相手も緊張してしまうので、リラックスして行いましょう。
2.指と手首をつなぐ骨の間のラインを、指の付け根から手首のほうに向かって押す
指と手首をつなぐ骨の間のラインを、指の付け根から手首の方に向かって押していきます。人差し指から薬指にをそろえて、ゆっくりとていねいに押していきます。
親指の付け根をほぐすマッサージ
1.手のひら側から、親指の付け根の膨らんでいる部分をしっかり揉む
手のひら側から親指の付け根の膨らんでいる部分を押します。強めに押した方がツボを刺激することができ、ほぐす感じで行いましょう。この部分は肩コリのツボがあるので、肩コリ解消法として効果的です。
2.力をいれすぎないようにし、ゆっくり時間を掛けて揉みほぐす
肩コリの症状がひどい方は少しの力でも痛く感じる場合があります。力加減を調節して、ゆっくりと時間を掛けて揉みほぐしていきましょう。
3.親指の付け根から、親指と人差し指の間まで擦るようにマッサージする
親指の付け根から、人差し指の間まで擦るようにマッサージをしていきましょう。力加減を調節することで、丁度よい強さが分かるようになります。コリをほぐすことで血行が促進され、ツボをしっかり刺激することができます。
指をほぐすマッサージ
1.指の付け根部分を、指を輪っかのようにしてギュッと握る
指の付け根部分に、反対の手の指を輪にしてギュッと握り、圧を掛けていきます。
2.相手の指がやや白くなるくらい強めに握り、5秒間キープする
相手の指がやや白くなるくらい強めに握り、5秒キープします。5秒程度血液を止めて流すことで、血行促進効果を高めることができます。
3.やや指先側にずらして、同じようにまた5秒ほど握る
すこし指先側にずらして、同じようにまた5秒ほど握り圧を掛けます。
4.指先まで何度も繰り返す
指先に到達するまで何度も繰り返し行います。
指のマッサージ
1.親指と人差し指で、相手の指の根本から一節ずつ、左右の側面と前後を揉む
親指と人差し指で、相手の指の根元から一節ずつ左右の側面と前後を揉んでいきます。5本の指全部行い、小指から順にゆっくりとていねいに押すようにマッサージしていきます。
2.爪の生え際の両わきを、少しつまむように強めに押す
詰めの生え際の両わきと、つまむように強めに押し舞う。井穴というツボがあり、自律神経のバランスをよくするツボで、血行をよくして冷え性にも効果的です。
指の水かき部分のマッサージ
1.指の間の、水かきのあるところを親指で押す
指の間の水かきのある所を親指で押します。押すのが難しい場合は、人差し指と親指で摘む感じで刺激する方法も良いでしょう。この部分は指間穴というツボで、冷え性に効果的です。
2.強めの刺激が良い場合は、人さし指で押す
しっかり刺激を加えたい方は、人差し指で押す方法もよいでしょう。人差し指だと指の間に入りやすく、マッサージしやすいです。
改善したい症状別のマッサージ
肩こりに効果的なマッサージ
1.左手で握手するように持ち、右手の親指でツボ(手三里)をギュッギュッと3回押す
左手で握るように持ち、右手の親指でツボを3回刺激します。腕の関節より親指一本分手側に離れた場所にあるツボで、手三里というツボです。
2.相手の手の甲を両手で包み、丸めるように上から下に親指を5回滑らせる
相手の手の甲を両手で包み、丸めるように上から下に親指を5回滑らせます。血行を促進させ、肩の滞りをスムーズにしていきます。
3.手のひら下部をバツを描くように、少し圧をかけながら親指を10回滑らせる
手のひらの下部分をバツを描くように、少し圧を掛けながら親指を10回滑らせます。少し強めの方が気持ちよく効果が発揮されやすくなります。
4.今度は、逆の順序(3.→2.→1.)でマッサージをする
逆の順序、3.2.1.の順でマッサージをしていき、逆の手も同様に行います。肩こりが気になる方は多いので、これはおすすめのマッサージ法です。
便秘解消に効果的なマッサージ
1.相手の肘を台の上に置く
相手の肘を台の上に置き、リラックスした状態でいてもらいましょう。
2.相手の手首を持って、握手するように組み手をする
相手の手首を持ち、握手をするように組み手をします。相手の手は、力を入れないようにします。
3.相手側にギュッギュッと押し、10秒間そのままキープする
相手側の手首をギュッギュッと押し、圧を掛けたままの状態を10秒キープします。キープすることで血行促進効果を高められます。
4.相手の手の甲をギュッギュッと押し、10秒間そのままキープする
手の甲をギュッギュッと押して、10秒間そのままキープします。ここでも、血行促進効果を高められるので、しっかりキープしましょう。
5.組み手にし、外回しに5回、内回し5回ストレッチする
組み手の状態にして、外回しに5回、内回し5回ストレッチをします。力を入れずリラックスした状態で行いましょう。
6.親指で相手の手をひっかける
親指で相手の手をひっかけます。相手の親指と小指に引っ掛けるイメージで行います。
7.パタパタと音が立つよう、左右に10回振る
パタパタと音が立つように、左右に10回振りましょう。強く刺激をあたえるというより、軽い感じでたたくようにしましょう。
8.手を軽く握って、手のひらの真ん中をトントンと5回叩く
手を軽く握り、手のひらの真ん中をトントンと5回叩きます。末端の毛細血管まで血を巡らせる効果があります。力は入れず、軽く行いましょう。
9.相手の手のひらを両手で包み込み、3秒程度呼吸を整える
相手の手のひらを両手で包み込み、3秒程度呼吸を整えます。呼吸を整えることでリラックス効果や指先までしっかり血行を巡らせてくれます。
10.そのまま指先からゆっくりと、指を抜く
そのまま指先からゆっくりと、指を抜きます。一連の手順が長いですが、便秘解消に効果的なツボを刺激することができるので、気になる方はぜひ取り入れていきましょう。
快眠を促すマッサージ
1.相手の手の甲を両手で包み、丸めるように上から下に親指を5回滑らせる
相手の手の甲を両手で包み、丸めるように上から下に親指を5回滑らせます。頭の緊張を和らげる作用があります。
2.相手の手首を持って、親指のはらを使って相手の親指をひっぱる
相手の手首を持ち、親指のはらを使って相手の親指を引っ張ります。牛の乳しぼりのイメージで、指で絞る感覚で行うと圧が掛かり血行促進効果が高まります。
3.10回繰り返し、親指の先まで血行を促進させる
2の工程を10回繰り返して行い、親指の先まで血行を促進させます。
4.手のひら下部にバツを描くように、少し圧力をかけながら親指を10回滑らせる
手のひらの下部にバツを描くように、少し圧を掛けながら親指を10回滑らせていきます。ゆっくりと行いましょう。
5.左手で相手の親指以外を握り、右手の親指の第一関節で相手の親指のはらをまんべんなく、10回ぐりぐり押す
左手で相手の親指以外を握り、相手の親指の第一関節で相手の親指のはらを10回強めに押します。ぐりぐりと押し揉むイメージで行いましょう。
6.中央部分を、ギュッと4秒押す
中央部分を、ギュッと強めに4秒押します。
7.今度は、逆の順序(4.→3.→2.→1.)でマッサージをする
逆の順序で4.3.2.1.でマッサージを行っていきます。快眠を促すマッサージなので、不眠の方におすすめの方法です。
ピンポイントで刺激したいツボ
気持ちが落ち着つく効果のツボ「労宮」
労宮は、ホルモンの分泌を高め全身活力アップに最適なツボです。手をグーに握ったときに手のひら側、薬指と中指の先端にあるところに位置します。自律神経の矯正効果もあるので、気持ちが落ち着く効果もあります。
万能のツボと言われる「合谷」
合谷は、頭痛、耳鳴り、肩コリ、のどの痛み、いびき、風邪、寝違え、神経過敏、精神不安、入眠困難、めまい、物忘れ、無気力という症状に効果があり、万能ツボと言われるツボです。
手の指を揃えたとき、親指と人差し指の間の筋肉が盛り上がるところに位置するツボです。
食欲の抑制に効果のあるツボ「胃腸点」
胃腸点は、胃もたれや胸やけの症状や食欲を抑制する効果のあるツボです。中指を内側に曲げたとき、指先が接する点から手首に向かった中間地点に位置するツボです。暴飲暴食をした時などにおすすめしたいツボです。
新陳代謝を促進する「命門」
命門は、新陳代謝を促進する効果があるツボです。小指の第二関節の中央部分に位置するツボで、代謝アップをしたい方におすすめです。
一緒にリンパの流れも改善する
リンパを流すマッサージの手順
1.中指から手首に向かった線上で、手のひらのつけ根から親指二本分の場所を、親指の先で手のひらへ向かって優しく押す
中指から手首に向かった線上で、手のひらの付け根から親指二本分の場所を親指の先で手のひらへ向かって優しく押します。もしくは、指の先で1分間に100~120回のスピードで擦る方法も有効的です。
2.手首の外側にあるツボに、こぶしをやや力を込めた状態で押し当てる
手首の外側にあるツボに、こぶしをやや力を入れた状態で押し当てます。リンパの流れが悪い方はこの状態で痛みを感じます。
3.左回りに20秒間マッサージする
左回りに20秒間マッサージしていきます。痛い場合は力を調節して行いましょう。
4.反対の手首も、同様にマッサージする
反対の手首も同様にマッサージをしていき、力加減を調節しながら行います。
5.手首の関節の内側で、小指の線上にあるツボを強く押す
手首の関節の内側で小指の洗浄にあるツボを強く押します。人差し指、親指、こぶしのうち、一番やりやすいものを使って強く押していきましょう。
6.左回りに20秒間マッサージする
左回りに20秒間マッサージしていきます。痛みを感じる場合は力を調節して行いましょう。
7.反対の手首も、同様にする
反対の手首も同様に行い、リンパの流れをスムーズにしてあげましょう。
自分でできる手のマッサージ
最初はストレッチから
1.胸の前で手のひらを合わせ、指の筋を伸ばし後ろに押す
胸の前で手のひらを合わせ、不備の筋を伸ばし後ろに押します。少し痛いくらいの力で徐々に伸ばしていきましょう。
2.指をクロスさせて片手を上に伸ばし、もう片方の手を倒すように押す
指をクロスさせて片手を上に伸ばし、もう片方の手を倒すように押していきます。無理せず倒せるだけ倒しましょう。
3.クロスした両手を手首だけでぐるぐると回す
指をリラックスさせ、クロスした両手を手首だけでぐるぐると回していきます。
4.クロスした指と手をひっくり返して伸ばす
クロスした指を手をひっくり返し、伸ばしていきます。片方だけではなく、両方するとバランスよく行えます。
5.指先まで血のめぐりを良くする
指先まで血行が良くなり、血のめぐりを良くする効果があります。自分でも簡単にできるストレッチ法です。
セルフマッサージの手順
1.指一本一本を回転させるようにマッサージする
指は一本一本回転させるようにマッサージしていきます。指の節や爪の甘皮など、気になるとことは丁寧に行いましょう。指先に行くにつれて血が止まったような感覚になりますが、指先まで行ったら一気に血液が流れるので、血行促進効果が高まります。
2.人差し指と親指の付け根部分をつまみ、やさしく押す
人差し指と親指の付け根部分をつまみ、やさしく押します。気持ち良いと感じる場所を見つけて、慣れてきたら力を加えて指圧していきます。
3.手の甲全体を親指でやさしくマッサージする
手の甲全体を親指でやさしくマッサージします。手の甲も痛いと感じる部分がある場合は、力を調節してマッサージしていきましょう。
セルフマッサージを助けるアイテム
MARKS&WEB メープル マッサージウッド
手のひらサイズで持ち運びしやすいサイズが魅力の商品です。まろやかな丸みと、とがった部分があり適度な刺激を与えられます。カエデ材で作られており、木のぬくもりでやさしくマッサージをすることができ、ツボにフィットしやすく握りやすいのが特徴です。
ニールズヤード レメディーズ ビューティローラー
手のひらサイズの握りやすいマッサージローラーです。天然木材使用で、手以外のフェイスラインやデコルテなど他の部位にも使えるので、実用性が高く癒しアイテムとして幅広く活用できる商品です。
また、上半身や下半身などのツボを刺激するビューティローラーとしても使用できる人気商品です。
マッサージオイルを選ぶ時のポイント
新陳代謝を活発にするオイル
マッサージオイルを使用すると、ツボを効果的に刺激することができます。新陳代謝を活発にして、肌の回復を助ける作用のある、イランイラン、ジャーマンカモミール、ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ベンゾイン、ラベンダー、ローズ、ローズウッド、ローズマリーなどが含まれているオイルがおすすめです。
質の良いオイルを選ぶのも、マッサージ効果を高める方法の一つです。
外出の予定がある時は柑橘系を使用しない
外出予定がある時は、柑橘系オイルを使用しないようにしましょう。リラックス効果があるのですが、人によって肌荒れの原因になることもあります。柑橘系を使用する場合は外出予定がない時に使うようにし、特にお休み前の使用がおすすめです。
マッサージで体の不調を改善しよう
手にはいろいろなツボがあり、マッサージをすることで体の不調を改善させることができます。悩みによって効果的なマッサージ法を選ぶことができるので、悩みに合わせて取り入れていきましょう。ハンドクリームやオイルを使用すると滑りが良くなり、マッサージしやすくツボも刺激しやすくなります。
新陳代謝を活性化できるオイルもあるので、質の良いクリームやオイルを使用して疲れを癒していきましょう。自分で行うのも良いですが、友達や親しい方に行ってあげるのも良い方法です。お互いに疲れを癒しコミュニケーションを深め合えます。