目次
顔の皮脂が多く分泌してしまう理由
親からの体質遺伝
顔の皮脂が多い方は、テカリが気になる、ニキビがよくできるなど、肌トラブルを引き起こしやすく悩んでいる方が多いです。
皮脂が多く分泌される肌は「脂性肌」といわれていますが、この脂性肌は親からの体質遺伝による影響で起こっている可能性があります。脂性肌に限らず肌質は両親からの影響を受けやすいのですが、脂性肌においては特に体質遺伝の影響が大きいです。
過剰すぎるスキンケア
体質遺伝だけでなく、自らの行動によって過剰な皮脂分泌を起こしてしまっていることも考えられます。よくあるケースは、肌を気にしすぎて過剰すぎるスキンケアをした結果、その間違ったスキンケアにより過剰な皮脂分泌を起こしてしまったケースです。
スキンケアに一生懸命になりすぎて洗顔を過剰にしてしまった場合、肌に必要な皮脂までも取り除いてしまって肌のバリア機能が低下してしまいます。そうなると肌を守ろうと皮脂が多く分泌されてしまうのです。
洗顔をしすぎると肌を乾燥させてしまい、それによって皮脂が多くなってしまうということもあります。
加齢による新陳代謝の衰え
年齢を重ねると新陳代謝が衰えてきます。加齢によって肌の新陳代謝が衰えてターンオーバーが乱れてしまうと、皮脂分泌の働きも衰えて、うるおい不足の乾燥肌になりやすいです。
肌が乾燥すると、皮脂によって肌を守ろうと過剰な皮脂分泌を引き起こします。そして乾燥肌になると、皮脂が多くなってオイリーな脂性肌へと変わっていくのです。
加齢で新陳代謝が衰えて乾燥肌になったなら、保湿ケアを行うことで過剰な皮脂分泌を抑える効果が期待できます。
冷暖房の使いすぎ
夏は冷房、冬は暖房の室内に長時間いる方は要注意です。その理由は、冷暖房の使いすぎによって乾燥を引き起こしやすくなるから。
冷暖房のきいた室内で長時間過ごしている方は、乾燥による脂性肌になっている可能性があります。肌の乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまうので注意しましょう。
精神的なストレスや肉体的な疲れの蓄積
精神的なストレスを抱えていると、体はストレスを退治しようと交感神経が刺激されます。ストレスが長引いて刺激がずっと続いてしまうと男性ホルモンが活発になり、ホルモンバランスを崩して皮脂が過剰に分泌されるのです。
肉体的な疲れを蓄積させることもよくありません。ホルモンバランスが乱れて皮脂が多く分泌されてしまうので、しっかり睡眠をとる、入浴時は湯船にゆっくりとつかるなど、疲れはその日のうちに取り除く努力をしましょう。
生活行動や食生活の乱れ
顔の皮脂は生活行動や食生活の影響を大きく受けます。洗顔をしすぎている、ストレスや疲れを溜め込んでいる、睡眠不足、脂っぽい食べ物や糖分を摂りすぎているなどは要注意です。
しかし、これらを気をつけることで皮脂の分泌を抑えることはできます。脂性肌を意識した正しいスキンケアをする、ストレスを発散する、リラックスをして疲れを取り除く、しっかりと睡眠をとる、栄養バランスがいい食事にするなど、正しい生活行動や食生活になるように心がけましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビ予防の基本は正しいスキンケア。皮脂だけが悪者ではない

脂性肌を改善する正しい洗顔のコツ
洗顔は朝と夜の2回だけ行う
肌の乾燥を防ぐためにも、洗顔は朝と夜の2回だけ行うようにしましょう。それ以上の過度な洗顔は必要な皮脂まで落としてしまって、乾燥肌を促してしまう原因になります。
肌が乾燥すると、残っている水分を保持しようと皮脂が多く分泌されるので、実際には水分が不足しているのに、肌の表面はオイリーな状態でテカっているということが起こります。肌の内側は乾燥しているのに表面はオイリーな肌状態はインナードライ肌ともいわれており、過度な洗顔をするとインナードライ肌が進行してしまうので注意しましょう。
しっかり泡立てて極力擦らない
肌に刺激を与える行為も皮脂の分泌を促してしまうのでよくありません。肌が刺激を受けると、肌を守ろうとして皮脂が多く分泌されてしまうのです。そうならないためにも、しっかり泡立てて極力擦らずに優しく洗顔をするようにしましょう。
洗顔料はクリームタイプよりも、固形タイプの洗顔石鹸のほうが添加物が少なく肌に優しいのでおすすめです。
シンプルな洗顔石鹸を使う
脂性肌の方が使用する洗顔料は、シンプルな洗顔石鹸がおすすめ。肌をしっとりとさせるためにいろいろな美容成分やオイルが配合された洗顔料が多くあります。それらを使用すると洗顔後も成分が肌に残ってしまって、脂性肌を促す原因になることがあります。
洗顔は、余分な皮脂を洗い流すという目的が果たせればいいので、シンプルで油分が少ないものがベスト。脂性肌向けの肌に刺激が少ない洗顔石鹸を使用しましょう。
スクラブやメンソールは使わない
洗浄力が高いスクラブや、洗い上がりのさっぱり感を高めたメンソールは使わないようにしてください。肌への刺激が強く、皮脂の分泌が多くなってしまう原因になるので、脂性肌には向いていません。
スクラブ入りの洗顔料でゴシゴシと洗うと肌を傷つける恐れがあります。メンソール入りの洗顔料は肌内部にある必要な水分を蒸発させてしまう恐れがあり、どちらも乾燥肌の原因になります。

顔の皮脂汚れをすっきりさせる洗顔石鹸
ヴァーナル アンクソープ
洗浄力と保湿を両立したクレンジング石鹸。肌に必要なうるおいは残し、メイクや古い角質を除去し毛穴の中の皮脂やタンパク汚れもしっかりと落とします。
天然ハーブエキスの保湿成分をたっぷりと含んだクリーミーで弾力のある泡が肌に密着して、肌に負担をかけずにしっかりと皮脂汚れを落とします。
雪肌精 化粧水仕立て 石けん
植物由来の石けん成分と和漢植物エキス配合の化粧水仕立ての洗顔せっけん。ホイップ&モイスト製法で、泡立てが苦手な方でも簡単にクリーミーな濃密泡を立てることが可能です。
きめ細かく弾力のある泡が肌に心地よく、毛穴汚れや余分な皮脂を絡め取ってすっきり。洗い上がりはしっとりなめらかで、透明感のある肌に洗い上がります。
イプサ クレンジング マリンケイク
ミネラル豊富な海の恵みをたっぷり含んだ洗顔石けんです。ヒアルロン酸などの保湿成分も配合されており、うるおいを守りながら皮脂や毛穴の汚れや古い角質を吸着してきれいに洗い上げます。
洗顔後はすっきりとしてツルツル肌を実感。肌の状態や季節に応じて水分と油分のバランスを整えながら、キメの1つ1つまできれいにします。

脂性肌のテカリを抑える化粧品の選び方
皮脂を抑えるビタミンC誘導体配合
脂性肌のテカリが気になるなら、皮脂を抑える成分が配合された化粧品を選びましょう。
ビタミンC誘導体には皮脂の分泌を抑える働きや、毛穴の開きを防ぐ働きがあり、ニキビケアにも有効な成分です。表示名で調べるなら、リン酸アスコルビル酸、パルミチン酸アスコルビルなど。成分表示の欄にこれらの記載があれば皮脂を抑えるための有効成分が配合されているということです。
肌の水分量を上げるセラミド配合
乾燥による脂性肌のケアには、肌の水分量を上げるセラミド配合の化粧品がおすすめです。肌の水分が不足すると水分不足を補おうとして皮脂が多くなり、乾燥しているのにオイリーな肌という状態になります。
肌の水分不足が原因で皮脂が多くなる状態をインナードライ肌といいますが、インナードライ肌であればセラミド配合の化粧品を選びましょう。
保湿成分のコラーゲンやヒアルロン酸配合
乾燥による脂性肌を改善するためには、保湿成分のコラーゲンやヒアルロン酸が配合されている化粧品もおすすめ。インナードライ肌は乾燥肌を改善することが大切です。そのために保湿成分をたっぷりと配合した化粧品で肌に水分を浸透させましょう。
保湿成分が配合されている化粧品は、化粧水だけでなく美容液やクリームで取り入れてもいいです。
ノンコメドジェニックテスト済み
コメドというのは毛穴の中に皮脂や古い角質がたまって詰まっている状態のことです。コメドが炎症になるとニキビになります。
ノンコメドジェニックテストというのは、ニキビができにくい成分を使っている化粧品で、毛穴が詰まりにくいという効果が期待できます。ニキビを治すのではなく、ニキビになりにくいということです。
化粧品のパッケージにノンコメドジェニックテスト済みと記載されているものがおすすめです。脂性肌向きなのかを判断する材料となるので、化粧品のパッケージをよくチェックしましょう。
油分の配分量が少ないさっぱりタイプ
肌に合う化粧品を使用することで、肌の油分と水分のバランスを整えることができます。皮脂が多い脂性肌向きの化粧品は油分の配合量が少ないさっぱりタイプです。
化粧品のパッケージにさっぱりタイプ、オイルフリーという記載があれば、油分の配合量が少ないということ。これらは脂性肌向きの化粧品だといえます。

顔のテカリを防いでくれる化粧水
ビーシキスキンケア 白漢 しろ彩
乾燥肌、敏感肌、皮脂による顔の赤みをケアできる化粧水です。大学病院皮膚科にて肌への安全性を臨床試験しているので安心して使うことができます。
4つの和漢植物エキスにより優しくケア、そして抗アクネ効果や美白効果が期待できる高浸透型ビタミンC誘導体も配合。さらにセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンの3つの保湿成分配合でバリア機能を上げ、皮脂の分泌を抑えます。
DHC ポアナローション
毛穴の開き、たるみ、黒ずみをケアできる毛穴対策化粧水です。皮脂を抑えるマッシュルームエキスやPCA亜鉛を配合しています。
うるおいを守るフコンダインなどの保湿成分も配合されており、肌のうるおいを守りながらキメを整えて健やかな肌環境へと導きます。
毛穴の悩みをそのままにしていると、過剰に皮脂が分泌される原因になるので、ひどくなる前にしっかりとケアしましょう。
ピアベルピア ローションS
皮脂分泌を抑えるビタミンB6、炎症を緩和する黒砂糖など、抗菌、保湿、皮脂分泌抑制と調整にはたらく各種植物エキスを配合しています。
表面では皮脂は十分出ているのに体の中は水分不足で乾燥しているというインナードライ肌の方、ニキビや吹き出物が気になるという方におすすめです。

顔の脂でメイクが崩れた時の対処法
脂をティッシュでオフする
顔の脂でメイクが崩れたら、まずは脂をティッシュでオフしましょう。ティシュを顔にのせて軽くおさえるだけ。擦ると肌を傷つけてしまうので擦らないでください。
脂取り紙でもいいのですが、場合によっては脂だけでなく肌に必要な水分までも奪ってしまうことがあります。ティッシュは余分な脂のみオフしやすいので、ティッシュのほうがおすすめです。
脂取り紙はフィルムタイプを使う
最近の脂取り紙は高機能化しています。「余分な水分は吸い取らない」と記載されている脂取り紙が販売されています。
脂取り紙を使用するなら、高機能なフィルムタイプの脂取り紙がおすすめです。水分まで吸い取らない脂取り紙なら大丈夫ですが、心配であればティッシュオフで脂を吸い取りましょう。
ミストの化粧水で肌を潤す
皮脂が多いと化粧がうまく直せないということがあります。その場合はティッシュで顔の脂をオフした後に、保湿効果のあるミストの化粧水で肌を潤してみてください。蒸発するときの気化熱で肌の温度が下がるので毛穴が引き締まる効果も期待できます。
化粧水は水分を補給するということが目的なので、水分を守るという役割はありません。そのため、化粧水をしたあとは補給した水分を守るためのスキンケアも行いましょう。
乳液をコットンにつけて保湿する
皮脂が多くメイクが崩れてしまった場合、まずはティッシュで顔の脂をオフし、化粧水のミストで水分を補給します。そしてそのあとに乳液をコットンにつけて保湿をすると、補給した水分にヴェールをかけて潤いを守る役割となるのです。
化粧水のミストのみだと、こまめにミストをしないと潤いを守ることができません。潤いを長持ちさせるためには乳液で保湿することが大切です。
パウダーファンデーションでカバー
ミストの化粧水+乳液で肌の状態を整えたら、パウダーファンデーションで崩れた化粧をカバーしましょう。パウダーファンデーションでカバーすると、厚塗りを防ぐことができます。
メイクが崩れたときに、化粧水+乳液のスキンケアをせずにいきなりファンデーションを重ねることは避けましょう。厚塗りになってしまって化粧ヨレを起こしたり、厚塗りのファンデーションが乾いてヒビ割れしたり、シワになることもあります。
▼さらに詳しい解説はこちら
化粧崩れの原因は汗・皮脂・乾燥にあった。崩れ防止と化粧直しの方法

顔の乾燥崩れを抑えるミスト化粧水
エテュセ アクアスプラッシュ OB N
ローズマリーエキスを配合し、皮脂過剰になりがちな肌を清潔でみずみずしく保つ、粉末入りミスト化粧水です。皮脂吸着パウダーが配合されていて、余分な皮脂をしっかり吸着しながらマットでみずみずしい肌を保ちます。
過剰な皮脂によるテカリやくすみ、毛穴に悩んでいる方におすすめ。清涼感のあるグレープフルーツの香りがさわやかです。
アルジェラン スキンコンディショニング ミストローション
厳選した植物エキス配合のオーガニック認証スキンコンディショニングミスト化粧水。オーガニックハマメリス蒸留水とカモミール蒸留水が皮脂バランスを整えて肌を引き締めます。
アーチチョークエキス、カンゾウ根エキス、ハトムギ種子などのオーガニックコンディショニング成分により、不安定な肌を落ち着かせて肌荒れを予防。健康な素肌へと導きます。
チャント ア チャーム ミストローション
細かなミストにより乾燥や不快なべたつきを防いで、肌をさわやかに整えてくれるミスト化粧水。しっかりと肌に潤いを与え皮脂バランスをコントロールすることで、乾燥から肌を守りメイク崩れを防ぎます。
化粧直しの時だけでなく、リフレッシュしたいときやお風呂上りなど、1日中いつでも全身に使用可能です。

顔の脂浮きを防ぐのにおすすめの乳液
BIRAI ソワン
開き毛穴、たるみ毛穴、黒ずみ毛穴など悩みをケアする毛穴専用美容液。アーチチョーク葉エキスが肌の再生能力を安定させて弾力と保水能力を正常化し、キメの整った肌にします。さらにビタミンC誘導体が肌の奥まで浸透し、透明感のある肌を目指すことが可能です。
高保湿美容液により保湿・保湿をしながら、他にも皮脂と水分のバランスをコントロールする成分や収れん成分もたっぷり配合して毛穴をギュッと引き締めます。
キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル
ノンオイリー処方なので、顔の脂浮きが気になる方でも安心して使える保湿ジェル。セラミドの働きで潤いを与えながら過剰な皮脂分泌が原因で起こる肌荒れやべたつきを防ぎます。
なじみのいい水ベースで、さっぱりとした使用感ながらも角層の深部まで潤いを届けて健やかな素肌を保ちます。
イヴ・サンローラン・ボーテ トップ シークレット モイスチャーエクラ
スキンケアの仕上げ、メイク直し用のスキンケアとして、クリームや乳液の代わりに、メイクアップの上からと、いろいろな使い方ができるスキンケアとメイクアップを兼ねた乳液です。独自複合成分イドラアクティブコンプレックスが72時間保湿して、潤いと輝きのある肌がよみがえります。
ジェル状の乳液が肌の上でミクロサイズの水滴となり、そしてさらりとしたパウダーへと変化。ネオスキンパウダーが日中の余分な皮脂や汗を吸着し、テカリのない美しい肌へ導きます。

皮脂の分泌量を適正にしてくれる栄養素
皮脂を抑えるビタミンB2
ビタミンB2は脂質の代謝を促して皮脂を抑える働きがある栄養素です。ビタミンB2が不足すると肌が脂っぽくなり、ニキビや肌荒れを引き起こしたり鼻のまわりに赤みが出る症状があらわれることがあります。
ビタミンB2を多く含む食材は、レバー、ウナギ、納豆、卵など。ビタミンB2が不足している症状があらわれたら、意識的に摂取しましょう。
皮脂をコントロールするビタミンB6
ビタミンB6は水溶性ビタミンで、皮脂の過剰は分泌を抑えてコントロールする働きをします。タンパク質や脂質の代謝に関与しており、健やかな肌を保つためには欠かせない栄養素です。不足すると脂っぽくなり、ニキビや肌荒れや皮膚炎を引き起こすことがあります。
ビタミンB6を多く含む食材には、ニンニク、マグロ、牛レバー、カツオなどがあります。過剰に摂取しすぎるとニキビが悪化する恐れがあるので、日常の食生活の中で適度な量を摂取しましょう。ビタミンB2とともに摂取するのがおすすめです。
抗酸化作用のあるビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用があり、過剰な皮脂分泌によっておこるニキビや毛穴などの肌トラブルを抱えている方におすすめの栄養素です。皮脂が肌に残っていると、酸化して肌にダメージを与えます。皮脂の酸化を防ぐために抗酸化作用のあるビタミンCを摂取することが大切です。
皮脂分泌を抑制、メラニン生成の抑制、抗炎症作用、免疫力向上、毛穴を引き締めるなど、ビタミンCは美肌のために万能な働きをします。
ビタミンCを含む食材には、ピーマン、パセリ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜やイチゴやレモンなどの果物があるので、皮脂が原因の肌トラブルの悩みがある方はビタミンCを摂りいれてみましょう。
抗酸化力の強いビタミンE
ビタミンEは強力な抗酸化作用が注目されている栄養素で、若返りのビタミンともいわれています。アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類に多く含まれている栄養素です。
皮脂は空気に触れると酸化し、黒ずみ毛穴や黒ニキビができる原因になるのですが、ビタミンEを摂取することでこれらの予防ができるのです。またニキビや肌トラブルの原因となる活性酸素から皮膚を守る役割も担っています。
脂肪の吸収を抑えるポリフェノール
ポリフェノールは脂肪の吸収を抑える働きをします。アンチエイジングや老化防止や視力回復のイメージが強いかもしれませんが、中性脂肪を下げるためのサプリメントにもよく含まれている栄養素です。
他には脂肪燃焼、むくみ解消、抗酸化作用、血液をサラサラにする、活性酸素を分解して細胞を若返らせるなどの効果が期待できます。ポリフェノールが多い食材は、緑茶、ウーロン茶、赤ワイン、リンゴ、ブルーベリー、バナナなどがあります。
脂肪の吸収を遅らせる食物繊維
食物繊維は、体内の余分な脂肪や糖分を包み込んで脂肪や糖分の吸収を遅らせる働きをします。食物繊維を摂るためには、豆類、ヒジキ、キノコ、野菜を食べましょう。
人体に吸収されることのない栄養素ですが、排出する能力に優れており、有害なコレステロールや有害なミネラル、発がん物質やダイオキシンなどを便とともに排出。その排出能力は生活習慣病やがん予防や多くの疾患病に役立つだけでなく、ダイエットやデトックスの効果も高いといわれています。

皮脂分泌を正常に整える生活習慣
夜は22時には就寝する
肌の新陳代謝が活発になる時間が22時から深夜2時。この時間帯は肌のゴールデンタイムといわれており、この時間にしっかりと睡眠がとれていることが美肌になるためには重要です。
皮脂が過剰に分泌されるとニキビなどの肌トラブルを起こしやすくなります。そのため皮脂分泌を正常に整えることは肌のために大切なことです。22時に就寝することで肌の新陳代謝が促されて、皮脂の過剰分泌を抑えることができるので、美肌へのアプローチになります。
運動や湯船に浸かることで汗を流す
運動や湯船に浸かって汗を流すと、血流がよくなって体に栄養がいきわたりやすくなります。さらに新陳代謝が活発になり体が温まるので、毛穴が開いて皮脂や汚れが取りやすい状態となります。健康にも美容にも汗を流すのはいいことです。
しかし、汗を流したままの状態だと毛穴が広がったままになり、毛穴トラブルの原因になるので、汗を流した後はスキンケアをして毛穴を引き締めましょう。
外出時の紫外線対策を怠らない
皮脂は紫外線などの影響で酸化が促されます。皮脂が酸化すると肌にダメージを与える原因となるので、外出時の紫外線対策を怠らないようにしましょう。
紫外線を浴びると肌への刺激となり、刺激から肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されてしまうということもあります。紫外線をブロックすることが皮脂分泌を正常に整えて美肌へ導くためのポイントになるのです。

体の内と外から皮脂をコントロールしよう
顔のテカリやメイク崩れに悩んでいるなら、皮脂分泌をコントロールすることが大切です。
皮脂をコントロールする方法は、いろいろとあります。顔の皮脂汚れをしっかり落としながら肌にやさしいスキンケアをすること、皮脂と水分のバランスを整える化粧品を選ぶこと、皮脂の分泌量が正常になる栄養素を摂ることなど。
体の内と外から皮脂をコントロールして顔の脂に悩まない肌を手に入れましょう。そしたらメイク直しの手間までも解消されます。