目次
お尻の黒ずみの原因
衣服の摩擦による色素沈着
お尻はショーツを履いているので、常に下着の摩擦を受けている状態にあります。また、スキニーパンツなどのピタっとした服を着ると、摩擦も大きくなってしまうんです。
仕事などでずっと座っている状態が多いと、椅子の圧迫で肌がダメージを受けてしまいます。ダメージを受けてしまった肌は、摩擦の刺激と重なり、メラニンが生成されて色素沈着が起こってしまうんです。
それ以外にも、摩擦による炎症やかぶれが出てしまい、メラニン色素が生成されてしまうことがあるので、意外にもお尻は黒ずみやすく、色素沈着が起こりやすい部分なんです。
乾燥により角質が厚くなる
乾燥や刺激を受けた肌は、それらから守ろうとするため、ターンオーバーを早めて角質層を厚くしてしまいます。これを過角化といいます。この過角化によって角質が厚くなってしまうと、肌全体がゴワゴワした感じになったり、くすみで黒ずんでしまったりする場合があります。
垢すりやスクラブなどを使ってゴシゴシと強くこすって角質を落としてしまうのは、間違った方法です。一時的にお尻がツルツルの状態になっても、摩擦による刺激で後からだんだんと色素沈着が起きるようになったり、過角化を促進したりしてしまいます。そうなると、余計に黒ずみが目立つ肌になっていってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れからも、黒ずみが起きる場合があります。女性特有の生理や妊娠、出産などホルモンバランスは乱れていってしまうんですね。妊娠や出産によってできた黒ずみは、出産後のホルモンの分泌が元の状態に戻ると色素沈着も落ち着いていき、数カ月すると黒ずみも消えていきます。
生理不順などで色素沈着が疑われる場合、基礎体温をつけて高体温期と低体温期があるかの確認をし、もし異変があるようならば婦人科を受診してみてください。
お尻をキレイに洗えてない
意外と、お尻をきちんと洗えていない方も多いようです。自分では見えにくい場所でもあるし、十分に洗いきれていなくて汚れが残ったままになっていたり、洗剤が残っていたりしやすい部分になるんです。
そのため、洗い流せていない汚れや洗剤が毛穴に残ってしまい、お尻ニキビができてしまったり、肌に負担がかかってしまったりして、黒ずみの原因にもなるんです。ゴシゴシと強くこすらずに、手で優しく洗うことを意識してみてくださいね。
ストレスの影響
私生活や仕事場、友人関係など、ストレスを抱えている人はそのストレスが原因で黒ずみができてしまっている可能性もあります。イヤなことが起きてストレスが溜まるだけでなく、引っ越しや職場の異動など、生活の変化でもストレスは知らず知らずのうちに溜まっていっているのです。
そして、そのストレスは、かなり体力を消費するもの。特に、ビタミンを多く消費してしまうので、ストレスが溜まっていると肌荒れや肌のくすみ・黒ずみ、さらに風邪を引きやすくなったり疲れやすくなったりと体に色々なサインが出てきます。
肌を健康な状態で保つにはビタミン群をたくさん採ることが必要になってきます。意識してビタミンを採るようにしてみると、改善もされやすくなりますよ。
お尻のニキビ跡
ニキビをきちんと治さずにそのままにしておくと、黒ずみの原因になる場合もあります。ニキビができると炎症が起こり、その炎症が悪化すると膿を持った炎症性ニキビになります。この炎症は、毛穴の周りにまで影響し、戦勝性色素沈着となっていきます。
炎症性色素沈着は、ニキビ跡や傷の跡、ムダ毛を抜いた後にも起こる可能性があるんです。そのニキビなどによって、毛穴が炎症を起こすと色素沈着を起こし、黒ずみの原因になっていってしまいます。
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お尻のニキビの原因
お尻の蒸れ
お尻は、ショーツやズボンにずっと守られている部分になりますよね。なので、通気性も悪く、空気に触れることもありません。もちろん、その様な状態だと熱も溜まってしまい、汗をかいてしまいます。
汗をかいたら、その汗が溜まって蒸れてしまいます。蒸れた状態というのは、雑菌が繁殖しやすい環境なんです。なので、ニキビもできやすくなってしまうんですね。
毛穴のトラブル
過剰な皮脂分泌により毛穴が詰まり、そこでアクネ菌が繁殖してニキビができます。お尻は肌への刺激が強くなってしまう部分なので、角質化してしまう部分でもあります。角質が厚くなってしまうと、同時に毛穴を皮膚が塞いでしまい、アクネ菌の温床にもなりやすくなってしまいます。
皮脂分泌が多くて角質も厚いお尻は、ニキビができやすい条件がそろっている場所なんですね。なので、しっかりと汚れを落とす必要があります。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れによって、皮脂の過剰分泌を招いてしまう場合があります。睡眠不足は肌の代謝を滞らせる大きな原因の一つなので、ニキビなどの肌トラブル解消のためには優先的に改善していきたいところです。
体の内側からニキビの原因を除去することも意識していくと良いですよ。
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お尻にできる「できもの」。種類や予防法など、全てを徹底解明。

お尻のニキビを改善する方法
食生活の見直し
肌荒れと血液の流れは密接な関係にあるので、食生活を見直して毎食バランスのとれた食事をするだけで肌荒れの改善になります。ダイエットなどでカロリーをコントロールしようと、必要以上に油をカットしていると肌に本来必要な皮脂が不足してしまって、肌が乾燥してしまい、肌荒れが起きてしまいます。
食生活の改善がなければ、肌荒れは改善されるどころか悪化することも珍しくないので、気を付けたいポイントとなってきます。
ニキビを潰さない
ついついニキビが気になって、触ってしまったり掻いてしまったりしますよね。爪がニキビに引っかかって、潰してしまう場合もあります。ですが、ニキビを掻いたりすると肌の刺激や手についた細菌、皮脂が付着しやすくなってしまうんです。
また、ニキビを潰してしまうとニキビ跡にもなりやすく、ニキビ跡になると治りにくくなって、余計大変な思いをすることに。ニキビができても、なるべく触らずにケアをしていきましょう。
皮膚科に相談
どんどんとニキビが悪化してしまう前に、早めに皮膚科に相談するのも一つの手段です。ニキビのできている場所がお尻ということもあって、病院に行くのが恥ずかしいと思う方もいらっしゃるとは思いますが、治りが悪くなってしまう前に医師に診てもらってアドバイスをいただいたり、適切な治療を受けたりするのも大切です。

お尻にできるニキビ対策の食事について
毛穴のつまりを解消してくれるビタミンA
ニキビ対策として有効といわれている一つに、食事の改善があります。ビタミンAには、皮膚や鼻、喉などの粘膜を丈夫にするだけでなく、免疫力を高めると言われています。この免疫力を高めることで、ニキビの原因となっているアクネ菌の繁殖を防ぐことができます。
また、毛穴の詰まりを解消するビタミンAには主に、にんじんやかぼちゃ、レバー、ほうれんそう、シソの葉、ウナギなどが挙げられます。
毛穴の詰まりを解消してくれるだけでなく、肌のターンオーバーを促す働きがビタミンAにはあります。
美肌効果のビタミンC
ビタミンCは、ニキビの効果として、炎症を引き起こす活性酸素の除去やニキビの原因になるストレスの緩和などの効果があると言われています。
また、美肌効果のあるビタミンCには、主にレモンやキウイなどの果実、緑黄色野菜、芋類などが挙げられます。コラーゲン繊維の生成促進や、メラニンの生成抑制、さらに抗酸化作用で美肌を保つ作用がビタミンCにはあります。
ホルモンバランスを整える亜鉛
亜鉛は、私達人間が生きていくために欠かせないミネラルの一つ。200種類以上もの酵素の構成成分となっているんです。亜鉛が不足してしまうと、細胞の新陳代謝が満足に行えなかったり、免疫力の低下が起きたり、味覚障害といった症状を引き起こす可能性があります。
また、ホルモンバランスを整えるにも、亜鉛が良いといわれています。亜鉛には、主にゴマやチーズ、牡蠣、うなぎ、カシューナッツなどが挙げられます。ホルモンバランスを整えるだけでなく、肌のターンオーバーを促進する働きが亜鉛にはあります。
お尻のニキビの跡の修復を助けるコラーゲン
コラーゲンは、1日に3~5グラムの摂取が良いと言われています。ですが、毎日コラーゲンを摂取しようとしても、なかなか難しいもの。なので、コラーゲンのサプリやドリンクで摂取している人も多いんです。
コラーゲンには、お尻のニキビの跡の修復を助ける働きがあります。コラーゲンには、主に鶏皮や豚足、鶏軟骨牛筋肉などが挙げられます。コラーゲンはアミノ酸として体に九州され、新しい肌を作る材料となる大切な栄養素なんです。
ニキビ肌のサイクルは、28日間とされています。なので、コラーゲンは1か月は試してみてニキビの修復を見た方が良いでしょう。

お尻の黒ずみを改善する方法
お尻の保湿をしっかりする
お尻って、常に下着をつけている状態なので、摩擦を多く受けている場所になります。なので、乾燥もしやすい場所になってくるんです。また、デスクワークなどで一日中椅子に座りっぱなしになっている人は、お尻が圧迫されている状態になっています。
この様な状態になると、刺激から肌を守るために、体がメラニンを作り始め、お尻に黒ずみができるようになってきます。乾燥状態のままにしておかず、保湿をしっかりすることが大切です。
通気性の良い素材の下着
お尻が乾燥したり蒸れたりしないためにも、通気性の良い下着をつけることも重要なポイントです。お尻の風通しを良くするためにも、コットンや麻、シルクなどでできた通気性の良い下着を選ぶようにしましょう。
また、摩擦が少なくて締め付けがきつくないタイプを選ぶことも大事です。人工的な素材のポリエステルなどは、蒸れの原因となってしまうので避けた方が良いでしょう。
泡立てて優しく洗う
お尻を綺麗にしようと、お尻を洗う事に意識するのは良いことなんですが、ゴシゴシと強くこすってしまうのはいけません。強くこすってしまうことで摩擦が起き、黒ずみが悪化する場合もあります。
なので、石鹸を泡立てて、優しく洗うことが大事です。手を使って洗うと、摩擦も少なくなるので良いですよ。
ピーリング化粧品を使う
ピーリングとは角質除去のことをいいます。このピーリング化粧品を使うと、古い角質を強制的に除去することができるんです。手軽なうえ、非常に効果的な治療方法なので普段のお手入れ用として使用している方も増えてきています。
ピーリング化粧品には、スクラブが入っているタイプや洗い流すタイプ、拭き取るタイプなど、いろいろな種類が販売されています。ピーリング化粧品を使ってお尻をマッサージしていくことで、古い角質を取り除いて綺麗な状態にしていくことができます。
ですが、ピーリング化粧品を使うことで新しい肌が露出していることになるので、必ず保湿も忘れずに行ってくださいね。
椅子に座る時はクッション使用
お尻の黒ずみは、メラニン色素の生成によってできてしまう色素沈着の場合があります。その原因には、摩擦や圧迫が考えられるのです。座るという動作は日常の中で度々ありますよね。ですが、その座る行為がお尻の摩擦や圧迫の原因の一つになっているんです。
椅子にそのまま座ると、椅子の固さがお尻の負担になってしまいます。そうすると、黒ずみなどのトラブルの原因になってしまうので、クッションを使用して刺激を減らすことも大事なケアの一つ。自分では痛みや違和感を感じていなくても、固い座面に座ることで少しずつ黒ずみの原因となるメラニンが生成されてしまっているんです。
円座クッションや低反発のクッションなど、いろいろな種類がありますので、お店で選んで自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
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ピンチ「お尻の黒ずみ・カサつき・ザラつき」トラブルのケア方法

お尻の黒ずみを解消するクリーム
ユニ リーバ ジャパン オリジナル ピュアスキンジェリー
防腐剤無添加で無着色、無香料のクリーム。低刺激で肌をしっとりと保湿し、なめらかに保ってくれます。ピュアスキンジェリーが肌の表面をしっかりコーティングしてくれるので、肌の水分を逃がさず長時間潤いを保ちます。
ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム
保湿成分尿素が入っており、低刺激なので肌にも優しいクリーム。この保湿成分尿素が働き、皮膚表面から水分が飛ばないようにしれくれます。また、皮膚を滑らかにする効果があいまって、皮膚を正常な状態にしてくれます。
小林製薬 アットノン クリーム(医薬品)
オロナインH軟膏

お尻ケアにおすすめの専用化粧品
ジャムウハーバルソープ
インドネシアの製造方法をもとにしながら、日本の女性の肌に合わせた優しい成分配合になっている石鹸です。植物の持っている自然な力で、黒ずみも気になりません。また、無添加で作られているので敏感肌の方も安心して使用することが出来ますよ。
キュレルボディウォッシュ
マイルド洗浄処方で、セラミドを守りながら汚れを落としていくことが出来ます。泡立ちのキメも細かく、肌に負担を押さえながら優しく、スッキリと洗うことが出来ます。また、詰め替え用も売っているので経済的で良いですよね。
東京ラブソープ
こちらは、200万人の女性が愛用している人気のフェミニンケアソープです。インドネシア伝承の天然ハーブの働きによって、優しく洗い流すことが出来るんですよ。また、コラーゲンやビタミン?に匹敵するセリシンなどが入っているので、美肌効果もあり、モチモチ肌に導いてくれます。

汚いお尻に効果があるスキンケア
お尻の黒ずみに効くマッサージ方法
入浴後のお尻マッサージ方法
お尻の症状に合ったケア方法できれいになろう
お尻は常に下着をつけている状態なので、蒸れたり汗をかいたりしている場所になります。椅子に座った時にも、圧迫を受けているんですね。一度できてしまったお尻のニキビは、お尻の黒ずみになる原因にもなってしまいます。出来るだけ早く治しておきましょう。
ご紹介したクリームの中には、美肌効果も高めるクリームや肌に優しいクリームなどがあります。お尻の黒ずみだけを治すだけでなく、きれいなお尻へと戻していくことも大事な一つでしょうね。