乾燥小じわは消せるのか?原因を理解して小じわのない若々しい肌へ

2017.08.04

乾燥小じわは消せるのか?原因を理解して小じわのない若々しい肌へ

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

忙しい毎日に、ふと気がつくと目元に小じわ?!気になって化粧で隠そうとしても、逆に目立ってしまったり。特に目元は皮膚が薄く小じわができやすい部分です。乾燥などの小じわの原因とその改善方法を知って、小じわのない若々しい肌を取り戻しましょう。

INDEX

目次

    なぜ小じわができるのか

    さまざまな乾燥

    目尻や目元、口元などにあらわれる細かく散らしたようなしわのことを、小じわ(ちりめんじわ)と呼びます。指でひろげると見えなくなるほど細かいものですが、数が増えてくると、細かいしわとしわが結びついて深いしわへと進行します。

    肌(皮膚)は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層あります。通常、一番外側にある表皮の角質細胞がバリアの役割を果たして肌を守ってくれていますが、この角質細胞が、さまざまな理由で乾燥して壊れることなどによって小ジワは発生します。そして、放っておくと悪化して次の層である真皮にまで達し、深いしわとなってしまうのです。

    特に、エアコンや紫外線は肌を乾燥させます。肌は、「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といって汗をかく以外にも、常に自覚なく水分を蒸散させています。エアコンは、空気を乾燥させてしまいますので、肌の水分も蒸発しやすくなります。また紫外線は、熱をもっているため、肌内部の水分をどんどん奪っていきます。さらに、肌内部まで入りこみ、真皮層のコラーゲンを破壊しエスラチンを変性させる酵素を発生させるため、肌がハリや弾力、うるおいを失ってしまいます。

    肌がべたべたとテカっているから、肌の乾燥と無縁だと思っている方がいるかもしれませんが、その肌のテカリは、エアコンや紫外線による乾燥から肌を守るために、皮脂が過剰に分泌されているからかもしれません。

    間違ったスキンケア

    表皮にできる小じわは、間違ったスキンケアによっても起こります。洗顔時に熱いお湯で洗ったり、刺激の強い洗顔料を使用したりすると、肌表面の必要な皮脂まで落としてしまうため、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥につながります。

    また、肌をゴシゴシとこすってクレンジングしたり、洗顔したりすると、その強い摩擦で肌表面の角質層がめくれ上がり、隙間から肌内部の水分が蒸発して、肌の乾燥につながってしまいます。特に目元は皮膚が薄く皮脂の分泌の少ない場所ですので、目をこすったりといったちょっとした刺激が小じわを作ることになってしまいます。

    加齢によるもの

    加齢によって、肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルが長くなります。また、表皮の細胞間脂質や角質層の天然保湿因子(NMF)や、真皮層のコラーゲンやエラスチン、その間を埋めるヒアルロン酸など肌の弾力やハリ、うるおいを保つ役割の成分が減少していき、肌の乾燥を招いたり、しわの原因となります。

    小じわを防ぐポイント

    睡眠時間を十分とる

    睡眠中に内臓や肌の修復が行われるため、肌は寝いている間に細胞分裂を活発に行うのですが、優先順位は内臓の方が高く肌は一番最後です。6時間ほどかかって修復されますので、昼間ダメージを受けた肌を修復し、しわの少ない美しい肌を保つためには、毎日最低6時間の睡眠が必要となります。

    また、成長ホルモンが一番活発に分泌されるといわれているのが22時~翌2時の時間帯で、さらに寝始めから3時間が最も成長ホルモンが分泌されます。遅くとも夜の11時までには就寝し、6時間~8時間ほど眠るのが理想です。なお、成長ホルモンは体内時計の影響を受けますので、毎日、同じ時間に寝るようにすることも大切です。

    パランスの取れた食事

    ストレスや喫煙など日常生活のさまざまな要因で発生する活性酸素は、肌を酸化させ真皮層のコラーゲンを変質させて硬くし、老化を促進させてしまいます。そんな老化から肌を守ってくれる抗酸化力の高い食べ物を摂ることを心掛けることは非常に大事なことです。緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA、C、Eは、それぞれ抗酸化力があり、肌にとても大切な栄養素です。この3つのビタミンは一緒に摂ることで、より抗酸化力を発揮するため、3つ合わせてACE(エース)と呼ばれているほどです。

    うなぎや鶏レバー、ニンジンに多く含まれるビタミンA(βカロチン)は、肌のターンオーバーを活発にし、うるおいのあるなめらかな肌を作ります。赤・黄パプリカやブロッコリーに多く含まれるビタミンCは、メラニン色素の生成を防いでシミを予防したり、アミノ酸からコラーゲンが生成されるのを助けて、肌のハリを保ちます。アーモンドやかぼちゃに多く含まれるビタミンEは、血行を促進し肌代謝を活発したり、細胞を傷つける活性酸素を除去し老化を防ぐ役割があり、ビタミンA、Cと一緒に取ると抗酸化作用がより高くなります。

    また、肌のハリを作るコラーゲンの元となるのは肉や魚、卵などに含まれるタンパク質です。タンパク質が不足すると、いくらビタミンを摂っても効果がでません。ただし、肉など脂質のあるものは摂りすぎると皮脂の過剰分泌の原因となり、肌トラブルを起こしますので、適度な量を摂るよう心がけましょう。

    小じわ予防のためには、タンパク質を含む肉や魚を適量とり、ビタミンA・C・Eを多く含む緑黄色野菜をたくさん取り入れたバランスの良い食事をすることが大切です。

    紫外線対策を日ごろからする

    しわの原因となる紫外線はUV-Aです。A波は、窓ガラスやカーテンをすり抜けてしまうので、日常生活の中でもたくさん浴びていることになります。紫外線をまったく浴びない生活をすることは難しいため、日中はできるだけ日焼け止め用のファンデーションやクリームを塗るようにしましょう。

    明るい室内で過ごしたり、ベランダで洗濯物を干す際にも日焼け止めを塗るようにし、1時間以上の外出、海や山などのレジャーなどの場合には、肌の乾燥を防ぐために、日焼け止め以外にも熱を遮る帽子を被るなどの予防策を行うようにすると効果的です。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    <a href=”https://nadecica.jp/11017″>「uv対策」で恐ろしい紫外線から徹底的に身を守る。おすすめのアイテム</a>

     

    肌に合う保湿力のある化粧品を使う

    肌の角質層に水分や脂分を補うことで、乾燥による小じわを防ぎ、できてしまった小じわを目立たなくさせたり消すことができたりする場合があります。

    肌の角質層でたくさんの水分を保持する働きを行っているのが、主にセラミドで構成され、肌の細胞と細胞の間を満たすように存在する角質細胞間脂質です。セラミドは水分を抱え込む性質を持っているため、肌のうるおいを保ち、乾燥を防いでくれる働きがあります。また、表皮の一番上の層である角質層に存在する保湿成分です。自分の肌に合うセラミド入りの化粧水や美容液、クリームなどを使用して、肌のうるおいを保つように心がけましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    美肌を保つために欠かせないセラミド。効果的な美容液の選び方は?

    タバコを吸いすぎない

    喫煙をすると、血管が収縮し、一酸化酸素による影響で、肌細胞に必要な分の酸素や栄養素が行き届かなくなります。体内に入ったニコチンを解毒するために、コラーゲン生成に必要なビタミンCが大量に使用されます。また、老化の元凶物質「活性酸素」が発生し、皮膚のハリやツヤの元になるコラーゲンやエラスチンの産生力が低下したり、皮膚の結合組織の破壊を起こします。それによって、肌の新陳代謝は低下し、肌に必要なうるおいやハリ、また透明感が低下してしまいます。タバコは肌には百害あって一利なしです。吸いすぎないように心がけましょう。

     

    小じわに効くツボと注意点

    血流がよくなる攅竹(さんちく)

    眉頭の端にあるくぼんだ部分に、攅竹というツボがあります。目の周りの血行をよくして、疲れ目や目元の小じわ、顔のくすみをよくしてくれます。親指、もしくは人差し指の腹で、優しく上へ持ち上げるようにゆっくり押します。息を吐きながら左右同時に5秒押して、ゆっくりと離します。 これを5回程度行います。

    むくみにもいい球後(きゅうご)

    球後は、目の周りのむくみやたるみ、クマなどに効果的なツボです。黒目の真下の骨のキワに沿って、目の真ん中から外側に指約1本分移動したところにあります。人指や中指の腹をツボの上に横向きに当てて、目じりに向かって軽く左右に小さく動かします。

    ツボの押し方に注意

    目の周りの肌は薄く非常にデリケートなので、強くぐりぐり押したりすると、逆にしわやたるみ、シミなどの原因となってしまうため注意が必要です。やさしくなでるように行ってください。血行のよくなるお風呂に入っている時などに行うとさらに効果的です。

     

     

    小じわや肌にいい食べ物

    コラーゲン生成を助けるビタミンA

    前述したとり、小じわにはビタミンA・C・Eを多く含む緑黄色野菜が効果的なのですが、特に、ビタミンAは皮膚や粘膜を強くしてくれる働きがあり、コラーゲン生成を助け、毛穴を綺麗にし、色素沈着を抑え、小じわも防いでくれます。抗酸化効果もあるため、肌には必須の栄養素です。

    ビタミンAの多く入っている食べ物にはレバー、乳製品、ほうれん草などがありますが、西洋かぼちゃは、ビタミンA(βカロチン)が豊富なほか、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などをバランスよく含んだ栄養面ですぐれた野菜で、小じわや肌に効果的な食べ物です。

    ビタミンAは、脂溶性ビタミンですので、油と一緒に摂ると体内での吸収力が上がります。なお、ビタミンAは、摂りすぎると肝臓に蓄積され肝機能障害を起こすこともあるので、食事で摂りすぎるということはないですが、サプリなどで摂る場合には注意が必要です。

    水分保持のセラミド

    主にセラミドで構成されている角質細胞間脂質が、肌の水分を保持する役割を担っています。この保水力を高めるために、こんにゃくや小麦(胚芽)、米ぬかなどセラミドの含まれた食べ物を摂って、セラミドを補充することができます。

    有効なのは、こんにゃく芋などに含まれる植物性グルコシルセラミドです。こんにゃく芋のほか、小麦や米、トウモロコシ、大豆などに含まれています。このグルコシルセラミドは、セラミドが分解された時に作られる成分です。皮膚に存在するセラミドの素となるもので、セラミドを再合成する時に必要なものです。

    特に、こんにゃく芋には小麦や米ぬかの数十倍もの植物性グルコシルセラミドが含まれており、生のこんにゃく芋をすりおろして作られたこんにゃくには、約半丁で1日に必要なグルコシルセラミドが含まれています。こんにゃくには、こんにゃく芋を乾燥して粉にした精粉タイプと、こんにゃく芋をすりおろしてそのまま使う生芋タイプがあり、原材料欄に「こんにゃく芋」「こんにゃくいも」と書かれているものは生芋を使っています。こんにゃくに含まれるグルコシルセラミドで肌の保湿力を高めて小じわ予防を行いましょう。

    細胞をつなぐエラスチン

    エラスチンは、体内にある弾力性をもった線維状のタンパク質のことです。皮膚や血管、靭帯などにあり、柔軟性や伸縮性を維持しています。肌(皮膚)の中では真皮層の線維芽細胞によってコラーゲン、ヒアルロン酸とともに作られ、コラーゲン同士を繋ぐ役割を果たして、肌の弾力やハリを維持する重要なものです。つまり、コラーゲンだけでなく、エラスチンも摂らなければ肌の弾力やハリを保つことは不可能なのです。

    体内のエラスチンは、25歳頃を境にゆるやかに減少し、40歳代を過ぎると急激に失われていきます。また、紫外線やストレスなどで体内に発生する活性酸素によってもエラスチンは壊されるいわれています。一度壊れてしまうとちゃんと再生するとは限らないため、日々のケアが大切です。

    牛すじや手羽先、軟骨ようにコリコリ弾力のある食べ物に多く含まれています。日々の食事でなかなか摂りずらいものが多いため、サプリを併用すると効果的です。また、肌は睡眠中に修復されますので、摂取するのは、就寝前がおすすめです。

     

    小じわに効く人気クリーム

    エリクシール シュペリエル エンリッチドクリーム CB

    肌の生まれ変わる夜に使用する美容濃密クリーム。コラーゲンGLを高濃度配合し、気になる目もとなどもふっくら満たし、豊かなハリとうるおいを感じられます。心地よいアクアフローラルの香りで、するんとのびてべとつかず、就寝前でもストレスなく使用できます。

    koh ken do オリエンタルプランツ 五能クリーム

    ハリうるおい成分であるレチノールEx(レチノール誘導体+ローヤルゼリーエキス)を配合し、しっかり保湿のできる薬用美白クリームです。レチノールExが角質層の深層まで浸透し、乾燥による小じわを目立たなくして、肌にうるおいとハリをもたらします。美白有効成分の高純度ビタミンCも配合されているため、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑えます。

    アヤナス クリーム コンセントレート

    敏感肌向けブランド・DECENCIA(ディセンシア)のエイジングケアシリーズ「アヤナス」の保湿クリームです。敏感肌向けに独自開発された美容成分、健康的な肌を生み出す機能である「タイトジャンクション」に働きかける成分や、海藻パルマリン抽出エキス、朝鮮人参の高効果部分を抽出したジンゼンX、ビルベリー葉エキスの組み合わせてできている、血行を良くして体温をあげる独自のストレスバリアコンプレックスを配合し、肌本来のバリア機能を高め、ハリとうるおいを与えてくれます。

    ルルルン プレシャスクリーム(保湿タイプ)

    たるみやしわなど肌の老化対策を複合的に叶えるリッチな保湿クリームです。年齢肌の仕組みに着目し、高い抱水性をもつ植物由来のエモリエントオイルをゲルネットワークの中に絡める「三層構造のゲルネットワーク構造」を独自開発し、うるおいを長時間持続させます。また、発酵酵母細胞壁エキスがキメを整え、透明感のある素肌へと導きます。

    洗顔料の種類

    小じわに効く人気化粧品

    小見出し:キラリエ アイクリーム3

    ビタミンA不足の乾燥肌におすすめのレチノールがたっぷり配合された目もと用クリームです。コラーゲンと並ぶ人気の水溶性プロテオグリカンを配合し、肌の保湿力を強化。保湿力の高いメープルウォーターと、目元に良いといわれるアボガド、ヒマワリ種子油などの植物由来のオイル成分を配合し、しっかりと肌を保湿し、ハリや弾力を取り戻します。

    プラセホワイター 薬用美白アイクリーム 30g

    国産プラセンタ100%と贅沢に配合したアイクリームです。薬用美白成分プラセンタが肌の奥まで浸透し、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑えます。また、コラーゲン・ハトムギエキスなどの成分が、乾燥による目元・ほうれい線の小じわにアプローチし、しわやたるみのないハリと弾力のある肌へ導きます。

    肌をきれいに見せるメイクテクニック

    乾燥小じわにおすすめのファンデーション

    ラフラ パーフェクトゲルカラー

    年齢肌・乾燥肌向けの色付きUVオールインワンゲルです。コメヌカスフィンゴ糖脂質、コメヌカ油の生セラミドと水溶性の生コラーゲンを配合したオールインワンゲルで、スキンケアからベースメークまでの6つのケア(化粧水・乳液・美容液・日焼け止め・化粧下地・ファンデーション)がこれ一つで行えます。

    美容液成分として、ビタミンC誘導体・ヒアルロン酸・アーチチョーク葉エキスが配合されています。肌に優しく、塗っているだけで毛穴を目立たなくし、しわ・ほうれい線をカバーし、若々しい透明感のある美肌へ導きます。

    資生堂 フューチャーソリューション LX トータル ラディアンス ファンデーション

    独自技術による肌上の光の反射をコントロールしてくれるファンデーションです。一人一人の肌の状態や時間に合わせて肌に光をもたらし、美しい肌を演出してくれます。また、キメを整えてなめらかな肌にするとともに、肌あれが起きないようにする成分、スキンジェネセル1PGなどのスキンケア成分を配合し、使い続けることで透明感のある美しい肌へと導いてくれます。

    コフレドール プレミアムシルキィパクトUV

    光を複雑に反射させ、毛穴の凹凸をぼかして毛穴・小じわをカバーするシルキィフィットパウダーEX((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー)を配合したファンデーションです。保湿・角質保護成分の水溶性コラーゲン、ナイアシンアミノ、ローヤルゼリーエキスの美容液成分で、粒子を一粒ずつコートすることで、しっとり肌にフィットし、時間がたっても粉浮きしにくく、つけたての明るい肌を長時間キープしてくれます。

    ランコム アプソリュ タン サブリムエッセンス リキッド

    肌にハリ・弾力を促すプロキシレンや稀少なエッセンシャルオイルを高濃度に配合した美容液ファンデーションです。地肌の気になる小じわや色ムラを整え、また、使い続けることで、肌にハリや弾力を取り戻してくれます。

    小じわのお手入れをしてみずみずしいお肌へ

    小じわは乾燥や加齢によってできてしまいますが、日常生活を少し見直すことで、予防することは可能です。毎日の正しいお手入れや、紫外線対策、バランスの良い食事で小じわを予防して、ハリと弾力のあるみずみずしい肌を手に入れましょう。

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