目次
肩ニキビができる原因
汗や皮脂汚れ
汗や皮脂の汚れにより、肩ニキビができやすくなります。肩も顔のように皮脂分泌が行われており、汗や皮脂汚れなどが毛穴に溜まると、ニキビができやすくなるのです。
ニキビができる原因は、毛穴が何らかの原因でつまってしまい角質が増えて、皮脂が排出されなくなってしまうことだと考えられています。つまった毛穴の内側で、常在菌であるアクネ菌が皮脂汚れをエサにして増殖し、炎症が起こりニキビになるのです。
肩ニキビをできにくくするためは、角質やアクネ菌の増殖を抑えることが重要です。ですから、汗や皮脂汚れをしっかりと洗い落とし、肌を清潔に保つようにしましょう。
?シャンプーやリンスの洗い残し
入浴後のシャンプーやリンスの洗い残しには、十分気をつけましょう。洗い残しがあることで肩の毛穴が詰まりやすく、肩ニキビができやすくなります。肩は手が届きにくい部分で、適当に洗ったりすすいだりしてしまいがちです。
特に女性は髪が長いため、シャンプーやリンスの洗い残しが多い傾向にあります。肩ニキビを発生させないためにも、入浴時には肩も意識して丁寧に洗うことを心がけましょう。
体を洗う時にこすりすぎる
肩ニキビは体を洗う時にこすりすぎると、悪化する可能性があります。ゴシゴシとこすることにより、肌に強い刺激を与えてしまうからです。肌は強い刺激を受けると、乾燥の原因になります。
乾燥してしまうと肌は防御対策を取り、過剰に皮脂を分泌させてしまいます。皮脂が分泌すると、肩ニキビが悪化したり、増えたりするので悪循環になってしまうのです。
肩を洗う際には、ゴシゴシと刺激を与えずに優しくなでるように洗いましょう。優しくなでることで皮脂汚れも落ちやすくなり、刺激から肌を守ることができます。
紫外線によるダメージ
肌が紫外線によるダメージを受けると、肩ニキビが発生しやすくなります。紫外線のUVB波が肌の表面にダメージを与え、肌の炎症を延焼させてしまうのです。肌が炎症することで、肩ニキビが悪化しやすくなります。
また、紫外線からのダメージで、肌のターンオーバーが乱れてサイクルが早まってしまいます。ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのことです。皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り立っています。ターンオーバーのサイクルに関わるのは、肌の表面にある表皮です。表皮は一番下から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」の4段構造になっています。
表皮の一番下にある基底層で生まれた細胞が、肌表面へと押し上げられて、死んでしまった細胞が角化細胞になります。角化細胞は、新しい細胞に押し上げられることで肌表面へと到達し、垢となって自然に剥がれ落ちます。この流れが、ターンオーバーです。
ターンオーバーのサイクルが早まると、肌が角質化を早めてしまい肌が乾燥しやすくなるのです。肌が乾燥すると、皮脂の分泌が促進されてしまうので、肩ニキビが発生しやすくなります。そのため、紫外線対策・スキンケアはしっかりと行うことを心がけましょう。
エアコンなどによる肌の乾燥
肩ニキビは、エアコンなどによる肌の乾燥でもできやすいです。エアコンなどご使用されている環境は、湿度が下がっている状態で乾燥しており、肌も乾燥しやすくなってしまいます。肌が乾燥するとうるおいを保つ役割を担っているバリア機能が低下するのです。
肌バリア機能は、紫外線や乾燥、雑菌などの外部刺激から守ってくれたり、水分の蒸発を防ぐ役割を担っています。肌バリア機能が正常に機能し、肌の潤いが保てるのは、「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「角質細胞間脂質(セラミド)」の3大保湿因子のおかげです。
しかし、これらの成分は、紫外線や乾燥などの外部からの刺激を受けることにより、減少してしまいます。減少してしまうことで水分が保たれなくなり、肌バリア機能が低下してしまうのです。
肌バリア機能が低下してしまうと、肌を守るために皮脂を増やしてしまいます。皮脂が増えると肌にいるアクネ菌が増殖して、ニキビができやすくなります。
ですから、家ではできるだけエアコンをつけないで過ごすようにして、外ではその環境から少し離れたりと工夫して行動するようにしましょう。エアコンの環境から離れることで、肌を乾燥から防ぎやすくなります。
肩こりによる血行不良
肩こりによる血行不良は、肩ニキビができやすい原因の一つです。肩こりは血流が悪くなって、筋肉に十分な栄養が行き渡らず疲労が溜まってしまうことでおきます。
疲労がたまると、筋肉が硬くなり肩こりが起こってしまいます。血流が悪くなると肌のリズムが崩れてしまい、肩ニキビができやすくなるのです。
また、肩がこると筋肉を揉みほぐすために、手で直接触りがちになります。肩ニキビがある状態で直接触れることで、手に付着している汚れやばい菌が肩にも付いてしまう恐れがあります。それは肩ニキビの悪化につながるので、できるだけ控えるようにしましょう。
衣類の摩擦
肩の肌表面は、外からの刺激を受けやすい部分です。そのため、衣類やカバンなどの摩擦による刺激で、肩ニキビができやすくなってしまいます。衣類などの摩擦によって肌表面が硬くなり、毛穴を詰まらせやすくします。
毛穴が詰まるのは肩ニキビができる原因になるので、衣服などの素材は柔らかいものを選ぶようにしましょう。柔らかい素材のものを着ることで、肌への摩擦を軽減する効果が期待できます。
また、カバンを長時間肩にかけて持ち歩いたり、重いものを持ったりすることでも、肩ニキビをできやすくします。長時間持つことで衣服と同様に摩擦が生じ、重い物を持つことで肩の筋肉が硬くなって肩こりとなって、ニキビが発生しやすくなるのです。そのため、カバンを持つときは、長時間肩にかけずたまに手に持ったりと工夫するようにしましょう。
身体に合っていないボディーソープ
身体に合っていないボディーソープを使用すると、肩ニキビができやすくなります。ボディソープには、洗浄力の高い界面活性剤やアレルゲンが含まれている場合が多いです。界面活性剤は汚れをしっかりと落してくれる効果が期待できますが、肌に強い刺激を与えてしまいます。
アレルゲンは、それに触れることで肌荒れや炎症などを起こしやすくなる可能性があります。アレルゲンで生じる肌トラブルは一人ひとり違うので、特定が難しいです。肌が荒れたらすぐに洗い流し、皮膚科に受診することをおすすめします。
肩ニキビをできにくくするためにも、ボディーソープの成分表はしっかりとチェックしましょう。また、自分に合わない成分を知ることで、アレルゲンによる肌トラブルから回避しやすくなります。
肩ニキビの予防方法
石油由来の界面活性剤不使用の石鹸を使う
肩ニキビの予防は、石油由来の界面活性剤不使用の石鹸を使用することが効果的です。界面活性剤不使用の石鹸を使うことで、肩ニキビができにくい肌になります。
界面活性は水と脂を混ぜて、皮脂などの汚れを落としやすくします。しかし、刺激が強いので肌のバリア機能を破壊してしまい、肌トラブルを起こしやすくするのです。
一方、界面活性剤不使用の石鹸は肌に与える刺激が少なく、肌に必要な油分を肌に残します。そのため、肌のバリア機能が壊れることなく、肌の乾燥も防ぎやすくなります。肩ニキビができにくい肌にするためにも、石油由来の界面活性剤不使用の石鹸を使用するようにしましょう。
洗髪後に身体を洗う
入浴時は、肩ニキビが発生しないためにも、洗髪後に身体を洗うことがおすすめです。洗髪後はシャンプーなどの洗浄成分が、身体に残る可能性があるからです。洗浄成分が肌に付着したままだと、肌に刺激を与えてしまい肌のバリア機能を低下させてしまいます。
バリア機能が低下した肌は、外部からの刺激を受けやすく、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。肩ニキビをできにくくするためにも、洗髪後に身体を洗うようにしましょう。
保湿をしっかりする
肩ニキビを改善するなら、肩をしっかり保湿することが大切です。肩をしっかりと保湿すると、皮脂の分泌を抑えられやすくなります。肌を保湿してくれる成分は、コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸などです。これらが含まれている化粧水などを使用することにより、うるおいのある肌に保つことができます。
また、肩は皮膚が厚いので、それらの保湿成分が浸透しにくい場合があります。そのため、分子が小さいものを選ぶことが重要です。分子が小さいものは、ナノや低分子と表記されています。肩ニキビを改善させるためにも、保湿成分が含まれている化粧水を使用し、分子の小さいものを選びましょう。
パジャマや寝具を清潔にする
寝るときに使用する、パジャマや寝具は毎日清潔にすることが大事です。人は寝ているときに、汗をかきます。
汗がしみ込んだ寝具をそのままにしておくと、雑菌が繁殖して肌に付着してしまいます。雑菌が付着してしまうと、肌が常に汚れた状態で清潔が保たれず、ニキビなどの肌トラブルが起こりやすくするのです。
パジャマや寝具は毎日こまめに取りかえるようにすることが大事です。肩ニキビをできにくくするためにも、寝具類は清潔に保つように心がけるようにしましょう。
血行が良くなる有酸素運動を取り入れる
肩ニキビの予防は、血行が良くなる有酸素運動を取り入れることもおすすめです。ヨガやウォーキングなどの有酸素運動を行うと肌の新陳代謝が上がり血行が良くなります。
血行が良くなると、肌のターンオーバーが整い、肌の生まれ変わりを促します。肌の生まれ変わりが促進することで、ニキビのできにくい肌になるのです。
デスクワーク中でも軽いストレッチ
デスクワークを行なっていると、肩の血行が悪くなり筋肉が硬くなり、肌のリズムが乱れてしまいます。肌のリズムが崩れてしまうと、肩ニキビができやすくなります。
肩の血行を良くするためにも、こまめに軽いストレッチをすることが大切です。軽いストレッチをすることで筋肉がほぐれて、血の巡りが良くなります。
バランスの良い食事で皮膚の新陳代謝を整える
肩ニキビを予防するためには、バランスの良い食事で皮膚の新陳代謝を整えることが大事です。バランスの良い食事を摂ると、体の機能が正常に保たれることで皮膚の新陳代謝を整えることができます。ニキビなどの肌トラブルを回避するためにも、皮膚の新陳代謝を整えましょう。
肩ニキビ跡を悪化させない対処法
紫外線対策をしっかりする
肩ニキビ跡を悪化させないためには、紫外線対策をしっかりすることが重要です。紫外線が肌にあたると、活性酸素が活発化してしまい、ニキビが炎症を起こしてしまいます。
炎症がひどくなると、ニキビ跡が治りにくくなるのです。また、紫外線にあたるとメラニン色素が多量に分泌されてしまい、色素沈着を起こしやすくします。日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘などの紫外線グッズを使用することで、紫外線からのダメージを受けにくくしましょう。
また、紫外線を受けた後は、美白ケアを行うことが大切です。ビタミンC誘導体などの、美白成分が含まれている化粧水でケアすることで、活性酸素の活発化を抑える効果が期待できます。
できてしまったニキビを潰したり、触りすぎない
できてしまったニキビを潰したり触りすぎたりするとが、肌に刺激を与えてしまい、肩ニキビができやくなります。肌に刺激を与えることで、ニキビの炎症が悪化しやすくなります。その炎症は肌の真皮にまで影響を及ぼし、ターンオーバーが乱れてしまいます。
肌のターンオーバーが乱れてしまうと、正常に機能しにくくなります。ターンオーバーを乱さないためにも、できてしまったニキビを気にしないようにしましょう。
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肩ニキビ予防におすすめの石鹸
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マックス 無添加生活無添加生石けん
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また、石鹸で汚れを落とすという、石鹸本来の優しい洗い上がりに着目しているので、なめらかな肌に仕上がります。無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンアルコール、パラペンフリー。
豆腐の盛田屋 豆乳せっけん自然生活
天然の大豆成分が配合された石けんです。ふわふわで弾力のキメ細かい泡が、肌を優しく包み込みます。肌の汚れをしっかりと落すことができ、洗い上がりがしっとりとして、すべすべの肌へと導きます。
洗顔にも体にも使用できて、使い分けの手間がかかりません。また、天然由来100%なので、敏感肌の方も使用することが可能です。無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、アレルギーテスト済み。
尊馬油 馬油石鹸
肌を優しく洗い上げる馬油でつくられた化粧石けんです。肌との相性が良い保湿成分の馬セラミドが、肌の角質まで浸透し不足している脂質を補い、肌にハリやツヤを与えます。無着色、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンアルコール、パラペンフリー。
長寿の里 然よかせっけん
肌を優しく洗い上げる馬油でつくられた化粧石けんです。肌との相性が良い保湿成分の馬セラミドが、肌の角質まで浸透し不足している脂質を補い、肌にハリやツヤを与えます。無着色、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンアルコール、パラペンフリー。
カウブランド無添加シリーズ カウブランド無添加石鹸
グリチルリチン酸ジカリウムや、保湿成分のコラーゲンが配合された石けんです。火山灰シラスを超微粒子化し、きめ細かく泡立ち立ちが良く、毛穴の汚れをしっかり吸着し汚れを落します。
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坊っちゃん石鹸 釜出し一番石鹸
牛脂やヤシ油を原料にし、完全酸化塩析法で製造された枠練の無添加固形石鹸です。天然成分100%でできているので、肌への刺激が少なくみずみずしい使用感で、乾燥肌の方や敏感肌の方も使用できます。
また、洗顔はもちろん、浴用や食器洗いなどにも使うことができる優れものです。無着色、無香料、蛍光剤不使用、酸化防止剤不使用。
シャボン玉石けん シャボン玉浴用
ケン化法でつくられた無添加の石けんです。豊かな泡立ちが、肌の汚れを優しくスッキリと落せます。また、保湿効果があり、ハリやツヤのある肌に仕上がります。肌が弱い敏感肌の方や、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使用することが可能です。
プライマリー Non A. 100g
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肩出しファッションを楽しむために生活習慣の見直しと正しいケアを
肩ニキビの原因や予防を知ることで、肩の肌表面をキレイに保つことが可能です。そのため、肩を出すファッションや結婚式などで着けるドレスを自信を持って着ることができます。肩出しファッションを楽しむためにも、生活習慣の見直しとニキビが改善される正しいケアを行いましょう。