大人ニキビを治す方法とは?生活習慣を改善して健やかな肌を目指す

2017.08.04

大人ニキビを治す方法とは?生活習慣を改善して健やかな肌を目指す

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

思春期ニキビとは異なり、改善が難しい大人ニキビ。「頻繁にニキビができて困っている」という方も多いでしょう。今回は、大人ニキビの原因や改善方法を徹底解説。原因を知り、それに適した改善を行っていきましょう。

INDEX

目次

     

    ニキビの種類を知る

    毛穴に角栓が詰まった極小ニキビ

    ニキビの一番最初の段階で発生するのが極小ニキビ。小さく目立たないためよく肌を観察しないと見つけられないことも多いです。毛穴に角栓が詰まっただけの状態で、炎症は起こっていません。

    赤みやかゆみもありませんが、放置しておくとどんどん本格的なニキビへと成長していきます。極小ニキビを発見した場合は、一度スキンケアなどを見直してみましょう。

    内部に皮脂が溜まり始めた白ニキビ

    極小ニキビが少し大きくなったのが白ニキビ。毛穴内部に皮脂が溜まり始めた状態です。この場合もまだ炎症は起こっていません。そのため、痛みやかゆみもない状態です。

    色がないので目立たないものの、極小ニキビと比べると大きく、ポツポツとしているのが特徴です。炎症が起きていないので薬などでの治療は必要ありませんが、悪化させないためにもスキンケアでしっかり対策することをおすすめします。

    皮脂が酸化して変色した黒ニキビ

    次に現れるのが黒ニキビ。溜まった皮脂が酸化し、変色した状態です。白ニキビの白かった部分が黒くなっているのが特徴。毛穴がポツポツと黒い点のように見えます。

    黒ニキビも白ニキビ同様、まだ炎症を起こしていません。そのため、行う対策は基本的にスキンケアだけ。正しいスキンケアができているか見直しましょう。生活習慣や食生活を改善することも大切です。

    炎症を起こした赤ニキビ

    ニキビがどんどん悪化し、炎症を起こしてしまった状態が赤ニキビ。アクネ菌が繁殖して炎症を引き起こしているのです。この状態になると痛みやかゆみも生じることが多いです。

    炎症が起こっているのでなるべく刺激を与えないことがポイント。ついついかいてしまいがちですが、触れずに清潔を保つようにしましょう。薬などでの治療も効果的です。

    菌が蓄積している黄ニキビ

    赤ニキビがさらに悪化してしまうと、菌が蓄積した黄ニキビとなります。ニキビ部分が化膿し、膿が溜まっていることが特徴。ニキビの外側はほんのり赤いものの、真ん中は黄色く膨らんでいます。

    この場合も赤ニキビと同様、あまり触れずに悪化させないことが重要です。メイクなども刺激となってしまうのでできるだけ避けるのが望ましいでしょう。

    炎症が極限まで悪化した紫ニキビ

    紫ニキビは炎症が極限まで悪化している状態。皮脂と血が混ざり、紫のような色合いになるのです。赤ニキビと比べると、しこりのようにかたくなっているのも特徴です。

    紫ニキビはほかのニキビと比べると、跡として残ってしまう可能性が高いです。そのため、できるだけ早めに治療を受けたほうがよいでしょう。自力で治せる場合もありますが、しっかりと医師の診察を受けるのが安心ですね。

    大人ニキビの原因

    肌の乾燥

    肌が乾燥している状態は、一見ニキビとは無縁のように感じるでしょう。しかし、乾燥している状態も要注意。肌が水分が足りない状態だと認識し、過剰に皮脂が分泌されてしまうのです。

    その結果、必要以上の皮脂が肌に。古くなった皮脂が毛穴に詰まり、大人ニキビの原因となってしまいます。ニキビ発生を防ぐには、しっかりと乾燥対策をする必要があります。

    ターンオーバーの乱れ

    ターンオーバーとは皮膚の新陳代謝のこと。つまり、肌が新しく生まれ変わるサイクルのことを指します。このターンオーバーが何らかの影響で乱れると、皮膚の健康が維持できなくなりニキビができやすくなってしまいます。

    特に、ターンオーバーが早すぎると細胞が十分成長していないため肌のバリア機能が低下。大人ニキビの原因でもある乾燥を引き起こしやすくなってしまうのです。

    角質の肥大

    ニキビの発生は毛穴の詰まりが原因。毛穴を塞いでいるのが大きくなった角質です。ターンオーバーの乱れや乾燥などが影響し、角質が肥大してしまうのです。

    角質を肥大させないためにも、生活習慣や食生活に気を配り肌状態を整えることが大切。肥大の要因はさまざまですが、一度ご自分のライフスタイルに問題点がないか考えてみましょう。

    ストレス

    ストレスが溜まると女性ホルモンのバランスが乱れてしまいます。女性ホルモンは肌に大きく影響する存在。バランスが崩れると、ターンオーバーを乱してしまう可能性があるのです。

    疲れがとれなかったり、気分が落ち込んでいるときに肌荒れをしている場合はストレスが溜まっていると考えられます。ストレス解消法を身に着け、なるべく溜め込まないようにしましょう。リラックス効果の高い半身浴はストレス解消法としてもおすすめです。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「大人ニキビの治し方」原因を突き止めてトラブル知らずの肌になる

    乾燥肌を改善する方法

    正しい洗顔方法をする

    ニキビの原因にもなる乾燥肌を改善するには、正しい洗顔を身につけましょう。

    1.ぬるま湯(35~36度程度)で顔の汚れをある程度落とす
    2.清潔な手に洗顔フォームをとる
    3.よく泡立てる
    4.たっぷりの泡を顔にのせ、クルクルと優しく洗う
    5.ぬるま湯ですすぐ
    6.清潔なタオルで水気を拭き取る

    上記が正しい洗顔方法となります。一度ご自分の洗顔方法と比較してみてくださいね。

    しっかりと保湿する

    乾燥肌の一番の原因は保湿不足。肌の水分が不足しないよう、しっかりと保湿しましょう。保湿するタイミングは、洗顔後すぐ。洗顔後は非常に肌が乾燥している状態なのです。

    洗顔を終えて5分以内に化粧水を塗布するのがベスト。すばやく水分を補うことが大切です。タオルで肌についた水気を拭き取ったあとに、適量の化粧水を手のひらに取り、優しくパッティングしていきましょう。

    保湿力の高い化粧水をつかう

    乾燥肌を対策するのであれば、使用する化粧水にもこだわりましょう。保湿力の高いものを選ぶのがポイントです。

    保湿力の高い成分として挙げられるのがヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなど。パッケージ裏の成分表をみて、どんな保湿成分が配合されているか確認の上購入しましょう。ご自分の肌にぴったりの化粧水を見つけてくださいね。

    ビタミンCを摂取する

    ビタミンCは肌の状態を整える作用を持っています。肌が乾燥してしまうのは、角層の水分が不足してしまうため。肌に充分な水分を維持できるようにするためにも、肌の環境を改善する必要があるのです。

    乾燥肌をしっかり対策したいのであれば、食事やサプリメントからビタミンCを摂取しましょう。また、ビタミンCは水溶性で身体に留まれない性質なので、こまめな摂取をおすすめします。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    乾燥肌は体質改善が効果的。カサカサ肌を正しくケアする方法

    乾燥肌と敏感肌にオススメの洗顔料

    正しいスキンケアの知識

    洗顔は朝と夜の2回だけ

    皮脂やニキビが気になるあまり、1日に何度も洗顔をしてしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、過度な洗顔は逆効果。刺激が過剰となり、肌トラブルをの原因となってしまいます。

    洗顔を行うのは基本的に朝と夜の2回でOK。朝は就寝時についた皮脂や汗を落とし、夜は1日の汚れをしっかりと除去します。どちらも正しい洗顔方法で丁寧に行ってくださいね。

    ゴシゴシ擦らず泡で洗う

    ついついやってしまいがちなのがゴシゴシ擦る洗顔。しかし、擦るという行為は肌への負担がとても大きいのです。なるべく刺激与えないように、優しく洗いましょう。

    ポイントはたっぷりの泡で洗うこと。肌へ泡を乗せクルクル動かす程度で十分。擦る必要は一切ありません。泡をたてるのが苦手な方は、泡立てネットなどを利用するとよいですね。

    ピーリングのしすぎは逆効果

    古い角質を除去する効果があるピーリング。ニキビ対策として行っている方もいらっしゃるでしょう。定期的な頻度でのピーリングは問題ありませんが、やりすぎは肌の負担となってしまいます。

    ピーリングを行う目安は週に1度。それ以上の頻度で行うと新しい角質まで傷つけてしまう恐れがあります。目安となる頻度を守り、正しく使用しましょう。

     

     

    正しいクレンジング

    ビタミンCの摂取の仕方

    ビタミンC配合の化粧品を使用する

    ビタミンCは化粧水を使用し、肌から取り入れるのも効果的。化粧水を選ぶ際はビタミンC誘導体が配合されているものを選びましょう。ビタミンC誘導体は体に取り入れることで、酵素反応しビタミンCへ変化するのです。

    ビタミンC誘導体の種類としてはリン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシドなどが挙げられます。

    レモンやピーマンなど栄養のある食べ物を食べる

    ビタミンCを豊富に含むレモンやピーマンなどを食べると、効果的に栄養を摂取できます。ビタミンCは水溶性。つまり、水に溶ける性質を持っています。そのため、調理する際は汁まで飲める料理がおすすめ。

    レモンならそのまま汁を炭酸で割って飲むのもおいしいですね。ピーマンはスープなどにするとよいでしょう。どちらも料理に取り入れやすいのでお気に入りのレシピで摂取してください。

    早く治すニキビケア

    皮膚科で処方される薬を手に入れる

    赤ニキビ以上に悪化してしまった場合は、皮膚科を訪れるのも一つの手段です。皮膚科であれば、医師により適切な処置が受けられるので治りも早いでしょう。

    ニキビの治療薬としては抗生物質、抗炎症剤、ビタミン剤などが処方されることが多いです。特に紫ニキビは跡になってしまう可能性が高いので、できるだけ早めの受診をおすすめします。

    食事を見直す

    ニキビは普段の食生活からも影響を受けます。脂肪が多く含まれる食べ物は、中性脂肪となり皮脂の過剰分泌が生じやすいため、できるだけ控えましょう。

    また、ファストフードやコンビニ食など脂質の多い食べ物にも注意。野菜を中心としたバランスのよい食生活を心掛けてください。

    きちんとした睡眠をとる

    睡眠不足はストレスの蓄積や、ホルモンバランスの乱れにつながります。さらに、睡眠時には肌のターンオーバーに関わる成長ホルモンが分泌されます。十分な睡眠時間が確保できなければ、成長ホルモンの分泌が減少しターンオーバーが乱れてしまう可能性があるのです。

    また、成長ホルモンは入眠後の3時間以内に多く分泌されるといわれています。忙しくても、最低6時間の睡眠時間を確保できるよう心掛けましょう。

    肌を清潔に保つ

    ニキビを悪化させないためにも、肌を清潔に保つことはとても重要。普段何気なくしている行為で肌が不潔になっている可能性があります。一度ご自分の習慣を振り返ってみましょう。

    手には雑菌がたくさん存在するので顔をベタベタ触るのはNG。また、毎日使用する寝具も顔が触れる場所。こまめに洗濯をしてきれいな状態を維持してください。小さなことに配慮するのが、肌の清潔を保つポイントです。

    ニキビをつくらない睡眠方法

    ゴールデンタイムに寝る

    かつて、肌のゴールデンタイムは夜22時から深夜2時までという説が一般的でした。この時間帯に成長ホルモンが多く分泌されると考えらえていたのです。しかし、この考えは間違い。成長ホルモンの分泌が盛んになるのは、就寝後の3時間。

    つまり、肌にとってのゴールデンタイムは入眠してからの3時間なのです。このゴールデンタイムをいかに質のよい睡眠にできるかが肌質改善のカギとなります。

    毎日6時間以上睡眠をとる

    肌状態を向上させるために、必要な睡眠時間は最低6時間。これ以下だと、肌のダメージ修復がきちんと完了しないと考えられます。

    6時間以上睡眠をとることで、肌のバリア機能が回復。肌状態が少しずつ改善します。忙しい方にとっては大変ですが、できるだけきちんと睡眠時間を確保してくださいね。

    就寝前のスマホをやめる

    スマートフォンから出ているブルーライトは良質な睡眠を妨げます。また、不眠の原因となってしまうことも。

    就寝前はスマホの使用を控えましょう。また、スムーズに入眠するためには、お気に入りのアロマを焚くのがおすすめ。リラックスできる環境で身体に充分な休息を与えましょう。

    大人ニキビを予防する食事

    ビタミンBは新陳代謝を促進する

    ビタミンBには新陳代謝を促進する作用があります。この作用により、肌のターンオーバーを整えることが可能です。

    特に肌の生成に関わるタンパク質の代謝に必要不可欠なのがビタミンB6。カツオやマグロに豊富に含まれているので積極的に摂取しましょう。加熱せず、生で食べるのが効果的です。

    顎ニキビには大豆やタマネギ

    顎にできるニキビの主な原因はホルモンバランスの乱れ。改善には、大豆やタマネギがおすすめです。

    大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た働きを持っているのが特徴。摂取することで、ホルモンバランスを整えられます。また、タマネギには含硫アミノ酸という成分が含まれており、イソフラボンと同様にホルモンバランスの乱れを改善します。

    口周りニキビにはリンゴやバナナ

    口周りは、皮脂腺が多くニキビができやすい部分。改善には、リンゴやバナナがおすすめです。

    リンゴにはプロシアニジンなどのポリフェノールが含まれており、高い抗酸化作用を持っています。リンゴを摂取することで、皮脂の酸化を防ぎ毛穴詰まりを防止することが可能。また、バナナにはビタミンB6が含まれており、皮脂分泌抑える作用があります。そのため、ニキビを効果的に予防できるのです。

    額ニキビには乳製品や小魚

    額は、口周り同様に皮脂が多くニキビができやすい部分。特にストレスが影響してニキビとなりやすいです。そんな額ニキビ改善におすすめなのは乳製品や小魚。

    カルシウムには、神経の興奮を抑えストレスを緩和する作用があります。ストレスの緩和により、ホルモンバランスが安定しニキビ改善が見込めるのです。積極的に食事に取り入れましょう。

    手っ取り早いサプリメントもおすすめ

    食生活の改善が難しい場合は、サプリメントを飲むのもおすすめ。ビタミン不足の場合は、マルチビタミン。ストレスが溜まっているときは、カルシウムやミネラルを飲むとよいでしょう。

    ご自分の体がどんな状態で、なにが不足しているのかよく考えた上でサプリメントを選んでくださいね。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビを防ぐには栄養バランスの摂れた食事がポイント。今日から実行

    生活習慣を見直してニキビをなくす

    大人ニキビの原因は、間違ったスキンケアや乱れた生活習慣。正しい知識と規則正しいライフスタイルを身に着け、ニキビを改善していきましょう。

    まずは、自分のニキビの段階と原因を知ることからスタート。原因にあった対策を行うことが大切です。根本的な肌質改善には時間がかかりますが、少しずつケアを積み重ねてニキビのできにくい肌を目指しましょう。

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