胸を大きくする方法。バストアップを妨げる原因と、巷の噂の嘘・本当

2017.08.04

胸を大きくする方法。バストアップを妨げる原因と、巷の噂の嘘・本当

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

「もっと胸が大きかったら…」と思ったことのある女性は多いですよね。実は大人になってからでも胸を大きくするのは可能。胸が大きくならないことにも原因があります。バストアップのメカニズムを理解して適切なケアを行い、理想のバストを手に入れましょう。

INDEX

目次

     

    胸が大きくならない原因

    胸が大きくなるメカニズムとは

    バストを形成しているのは、乳腺・乳房内脂肪組織・クーパー靭帯・大胸筋の4つです。女性ホルモンや成長ホルモンが、これらに影響を与えることで胸が大きくなります。クーパー靭帯・大胸筋などはバストの形を美しく整えて垂れを防止する役目をしていますが、胸の大きさ自体には関係ありません。

    バストの大きさに直接的に関係しているのは、母乳を作る乳腺と乳房内の脂肪組織。バストは1割の乳腺と9割の脂肪組織でできており、乳腺が増えるのに比例して脂肪組織も増える仕組みになっています。

    乳腺は女性ホルモンの働きによって成長するため、女性ホルモンの分泌を増やす・類似物質を摂取するなどして、体内で女性ホルモンがバストに正しく作用すると胸が大きくなるのです。

    「何をやっても胸が大きくならない」と悩んでいる方は、体内の女性ホルモンの作用を妨げている要因があると考えられます。

    過度なダイエット

    絶食や過度な食事制限などの無茶なダイエットは、バストアップを妨げます。極度に食事量を減らすと体は栄養不足になり、バストアップに必要な栄養も不足します。ホルモンバランスが崩れることでもバストに悪影響。

    筋肉量の低下によって代謝も下がり、結果的に太りやすい体質になってしまいます。また、内臓を守る腹部の脂肪などと違い、胸の脂肪は体の中でもあまり生命維持に関わっていない脂肪。体重減少の際には人体にとって不必要な部分から減っていくため「ダイエットをしたら胸から痩せた」という現象が起きるのです。

    激しい運動によるクーパー靭帯の伸び

    クーパー靭帯はコラーゲンでできたゴム状の繊維組織の束で、乳腺と筋肉や皮膚とをつなぎ、バストが垂れないように支えているケーブルのようなもの。一度伸びる・切れるなどすると元に戻らず、バストが垂れたままになってしまうのです。

    クーパー靭帯を損傷する大きな原因は、ダンス・ジョギング・ウォーキングなど胸が激しく揺れる運動です。胸が上下に揺れる際にクーパー靭帯が切れるため、運動時にはスポーツブラで胸を固定しましょう。

    また、日常的なノーブラは、クーパー靭帯が伸びる原因になります。「家ではノーブラ」という方も多いかもしれませんが、ブラジャーを付けていない時間が長いほど、重力の影響を受けて胸が垂れていきます。

    日中用のホールド力の高いブラでなくても構いません。せめてナイトブラを使用し、寝る時にも着用して寝るのがバストケアにはおすすめです。

    外食の多い食生活

    人間の体は食事によって作られており、バストも例外ではありません。外食・コンビニ弁当・レトルト食品などは栄養に乏しくバランスも偏っている上に、大量の白砂糖と食品添加物が使われています。ビタミンを破壊して腸内環境を悪化させる白砂糖は血液を汚し、ドロドロの血液が血行不良を起こして体を冷やします。

    化学物質である食品添加物は、自然界にないもののため人間の体では処理できず、毒素や老廃物として体に蓄積。血液を汚して体を冷やします。

    体が冷えると余計に血行が悪くなる悪循環が生じ、バストアップに必要な栄養素が胸に届かなくなってしまうのです。

    仕事などの大きなストレス

    強いストレスは自律神経を乱して、バストアップに必要な女性ホルモンの分泌を妨げます。また、ストレスを感じると交感神経が優位になり、体は緊張状態に。血管が収縮して血行不良が起き、バストへの栄養供給を阻害するのです。

    カフェインの過剰摂取

    ストレスを感じたときや疲れたときにホッと一息つけるティータイム。とくにコーヒーは1日に何杯も飲んでしまうという方もいますが、バストアップを目指している場合にはカフェインの摂取量に注意しましょう。とある研究では、1日3杯以上のコーヒーを飲んでいる女性は、バストサイズが17%もサイズダウンするという研究結果が出ているのです。

    カフェインの血管収縮作用と利尿作用により体が冷えることが原因で、カフェインを含む飲み物はコーヒーだけではありません。紅茶・緑茶・ココアなどにもカフェインが含まれています。飲み過ぎないよう摂取量に注意し、たくさん飲むのが日課になっている人はカフェインレスのコーヒー・紅茶に置き換えるなど工夫すると良いでしょう。

    加齢によるホルモン分泌の乱れ

    女性ホルモンは年齢とともに分泌量が減っていきます。とくに分泌が活発になるのが、出産に適した年齢と言われる20代~30代。そこから徐々に分泌量が減り、40代を境に急激に低下。閉経へと向かっていきます。

    生活習慣などで個人差はありますが、女性ホルモンが活発に分泌される年代を過ぎると、女性ホルモンが減少してバストアップの期待も薄れてしまうと言えるでしょう。

    ノーブラやサイズの合わないブラの着用

    女性の脂肪には「流動性」という性質があります。溶けたバターやラードのようなイメージで、締め付けられた部分から逃げ出し、ゆとりのある部分に移動して定着するのです。

    ブラジャーが小さい場合には胸がつぶされて、はみ出た脂肪は脇・背中・二の腕などに移動します。逆に大きすぎるブラジャーでは、胸を支えるホールド力に欠け、バストの垂れや脇・背中・おなかへの脂肪の移動が考えられます。

    ノーブラの場合、締め付けがないのは良いですが、バストを支えるものが何もありません。重力によって垂れ、おなかや脇へどんどん脂肪が移動していくと言えるでしょう。

    女性は1日の大半を下着をつけた状態で過ごします。その多くの時間をバストにとって劣悪な環境で過ごしてしまえば、胸が大きくなるとは考えられません。ブラジャーを購入する際は、面倒でも試着が必須。また、多少高額でもバストを崩さないカップと、高いホールド力のある信頼できるメーカーの商品を選ぶと良いでしょう。

    寝る時の姿勢がうつぶせ

    胸を大きくしたいと思っている場合、うつぶせ寝にならないように注意しましょう。うつぶせの体制は上半身の体重が重力によってバストを押しつぶし、脂肪の移動・胸の垂れなどの原因になります。

    あお向けの場合には、胸が両サイドに流れて「離れ乳」になりやすいため、バストケアに最も理想的な寝姿勢は横向き。ナイトブラを使用してバストの脂肪が逃げないようにホールドしつつ、横向きで寝るようにすると良いでしょう。

    バストアップ効果のあるツボ

    女性ホルモンの分泌を促す壇中(だんちゅう)

    鏡の前に立ち、両手を上にあげてバンザイの姿勢をとります。その状態で左右の乳首を直線で結び、ちょうど中心にあるツボが壇中です。少しわかりにくいですが、じっくり周辺を探ってみると、正しい壇中の部分には骨の中に指先がちょうど入るくらいのくぼみがあるのがわかります。

    女性ホルモンの分泌を促すツボのため、バストアップだけでなく美肌・食欲コントロール・抗ストレス作用など、女性にとってうれしい効果がたくさん得られるのです。

    乳腺の刺激になる天渓(てんけい)

    左右の乳首を一直線に結び、その線をまっすぐ両サイドに伸ばします。バストのふちとぶつかった部分が天渓。肋骨と肋骨の隙間にあるため、わかりやすいツボです。押してみるとツーンと効くような痛みを感じます。同じ側の親指を使い、肋骨の中からバストを持ち上げるイメージで、斜め上に向かって押すと良いでしょう。

    天渓は乳腺の発達を促すツボのため、習慣的に天渓を刺激することで乳腺が発達し、それに伴って乳房内脂肪組織の増加が期待できます。

    リンパの流れをよくする中府(ちゅうふ)

    鎖骨の終わりの部分から親指1本分下がったところにある中府。母乳の出を良くすることで有名ですが、授乳中以外でもバストのリンパの流れを良くし、ハリのあるバストへ導きます。しっかりツボに入ると、腕から指先までジーンと響くような刺激が伝わります。

    冷えに効果のある湧泉(ゆうせん)

    「気が泉のように湧き出る場所」と言われていることから湧泉と呼ばれています。全身のさまざまな不調に効果のある万能のツボでもありますが、とくに腎臓の働きを良くするため、体内の水分量や血液循環の調整が整い、むくみや冷えの改善に効果があります。

    足裏にあるツボで、足の人差し指と中指の間から指4本分ほど下にあり、足の指をグッと握りこむように力を入れるとくぼみのできる部分です。ツボの位置に指をセットしたら、少し上に向かって押し込むようにするのが上手に押すポイントです。

    ホルモンのバランスが整う耳の珠間切痕(しゅかんせっこん)

    耳たぶの上のくぼみ部分が珠間切痕。耳の穴に指を入れて、そのまま下に下げるとすっぽり指がはまる部分です。耳には生殖器に対応するツボが多く集まっており、性ホルモンの分泌にも深く関わっています。

    珠間切痕は男性ホルモン・女性ホルモンの分泌バランスを整え、体内の性機能を高めるため、バストアップにも効果的と言えます。

    女性ホルモンが胸に流れやすくなる乳根(にゅうこん)

    その名の通りバストの付け根にある乳根のツボ。バストの大きさによって見つけにくくなりますが、乳首からまっすぐ下に指2本分下がり、バストの始まりより少し上の部分にあたる肋骨の隙間にあります。

    乳根を刺激することで女性ホルモンの分泌が活発になり、滞っていたリンパの流れを改善することで、女性ホルモンがバストに作用する働きをサポートします。

    乳腺を発達させる神封(しんぷう・しんぽう)

    胸を大きくするためのツボとして有名な神封。女性ホルモンの分泌を活性化し、乳腺を育てる・バストの形を良くする・胸にハリを与えるなどの効果があると言われています。

    壇中のツボの位置から両乳首に向かって指2~3本分進んだところにあります。壇中に指をセットして、乳首に向かって移動していくと、骨の隙間のへこんだ部分にぶつかります。そこが神封です。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ツボ押しがおすすめ。疲れや余分な脂肪を効果的になくすための方法

    胸を大きくするマッサージ

    二の腕の肉をバストに変えるマッサージ

    1.二の腕をよく揉み解す

    2.バストの上の方に流す

    バストの脂肪が脇に逃げると、徐々に二の腕の脂肪になっていくと言われています。まずは二の腕をよく揉んで温め、脂肪が動きやすい環境を整えます。その後、二の腕のお肉を胸に戻すイメージで流していきましょう。

    胸に栄養を送る腋窩(えきか)リンパマッサージ

    1.わきのくぼみを指で円を描くように刺激する

    2.今度は押して刺激する

    バストから最も近いリンパ節は、脇の下にある腋窩リンパです。腋窩リンパが滞ると、バストへの栄養供給や女性ホルモンの作用が阻害されるため、マッサージによって流れを良くするのはとても効果的。

    老廃物が溜まっていると痛みを感じる場合もあるので、最初はやさしくくるくるとマッサージし、ほぐれてきたら指圧をして刺激を与えましょう。

    乳腺の発達を促す乳腺マッサージ

    1.わきからバストの下を通り反対の鎖骨まで流していく

    2.今度は反対の方向から行う

    妊娠中や授乳中は女性ホルモンが活発に働き、乳腺に刺激を与えて胸が大きくなります。妊娠・授乳をしていなくても、定期的に乳腺に適度な刺激が加われば、胸は大きくなるのです。この乳腺マッサージは片胸のアンダーバスト部分から反対胸の鎖骨部分へクロスするようなマッサージです。

    マッサージの強さは「やさしく」が基本です。胸を大きくしたい気持ちが強すぎて、グリグリと強い力で行うと、クーパー靭帯を損傷して胸が垂れる原因になります。さする程度のやさしい力加減を心掛けましょう。

    大胸筋のマッサージ

    1.右親指の付け根で左胸の上部を30回押す

    2.逆側も同じように行う

    右の手のひらを広げ左の脇の下をつかむように手を当てます。すると自然に親指が大胸筋の上にセットされた状態になるため、そのまま親指の付け根部分で大胸筋を押しましょう。肩口からバストに向かって移動していくと、大胸筋全体をマッサージ出来ます。

    入浴後などの体が温かいうちにやる

    体が温まり、血行が良くなった状態は、マッサージ効果があらわれやすい理想的な状態です。とくにバストアップには血流と脂肪が大きく関係しているため、体を温めるのは必須条件とも言えるでしょう。入浴中に体を洗いながらやるのも良いでしょうし、入浴後にオイルなどを使用して行うのもおすすめ。滑りの良い状態であれば肌への負担も少なく、軽い力加減でマッサージできますよ。

    胸を大きく育てるエクササイズ

    揺らして大きくする体操

    1.鎖骨の中心に向かって揺らす

    2.上に向かって揺らす

    右のバストを左手で持ち上げて、鎖骨の中心部分をめがけて揺らします。下から上にすくいあげるイメージを持つと良いでしょう。1秒間に3回揺らすリズムで30回揺らします。両方のバストを揺らし終わったら、両手で両バストを持ち、やや中心を意識しながら上に向かって揺らします。回数は同じリズムで30回。

    始める前に二の腕マッサージや、脇のお肉を胸に集めるようにして下準備を行っておくと、さらに効果的です。

    正しい姿勢でウォーキング

    有酸素運動であるウォーキングは酸素を多く取り込んで、血液の巡りを良くします。また、腕を振って歩く動きによって肩甲骨・大胸筋・小胸筋が自然とエクササイズできます。さらにウォーキングは気分転換やストレス発散になるため、バストアップの敵であるストレスへの対策にも。

    ウォーキングの運動効果を高めるためには、正しい姿勢で行うのが重要です。直立したら、頭頂部が常に天井から引っ張られているイメージを持ちましょう。自然とあごを引き、肩の力が抜けて、体の中に1本の軸が通ったように感じるでしょう。その状態が正しい姿勢です。

    正しい姿勢をキープしつつ、みぞおちから足が生えているイメージを持って大股で踏み出し、かかとから着地します。足の裏でしっかり地面を踏みしめてつま先で蹴り出しましょう。平均台の上にいるように一直線上を歩くと、バランスを取るために筋肉が使われてより効果的です。

    バストアップには腕の振りも重要。恥ずかしがらずに腕は大きく振って歩きましょう。それだけでも肩・腕まわりの筋肉が柔らかくなり、肩こり・首凝りの解消や、血行促進によりバストアップにも良い影響を与えます。

    バストアップできる腕立て伏せ

    1.膝を立てた状態で腕を肩幅に開いて床につく

    2.息を吐きながらあごが床につくくらい近づける

    3.息を吸いながらもとの姿勢に戻る

    4.15回を2セット行う

    筋力が弱めの方でもチャレンジしやすいひざ付き腕立て伏せ。効果を十分に得るためにはお尻の位置が上がり下がりしないよう、床と平行を意識しましょう。正しい姿勢で行えば腹筋・下腹部・ウエスト周りにも負荷がかかるため、バストアップとともに女性らしい引き締まった体形に近付きます。

    大胸筋を鍛える合掌のポーズ

    1.手を合わせてひじは直角の状態で肩のラインまで上げる

    2.10秒間両手のひらを全力で押し合う

    3.力を入れたまま右に平行移動して10秒キープし、反対へ

    いつでもどこでも行えて、シンプルかつ高い効果を得られるエクササイズです。猫背になると効果が下がるので、背筋を伸ばして行いましょう。回数に決まりはありませんが、気が付いたときにこまめに行のがおすすめ。続けて何セットも行う場合は、1セット終わったら5秒程休憩をはさみましょう。

    小胸筋を鍛えるエクササイズ

    1.椅子やテーブルに両手を後ろ手につきお尻を浮かせた状態にする

    2.ひじを90度に曲げて脇が開かないようにする

    3.1日5回ほど曲げ伸ばしを繰り返す

    胸を垂れさせない役割を担っている小胸筋。しかし現代人の生活スタイルは小胸筋に負担をかけ、凝りを発生させています。小胸筋の凝りはバストへの血液循環やリンパの流れを悪くして、バストアップの障害になります。

    椅子やテーブルを利用した「逆向き腕立て」エクササイズで肩甲骨を動かして、小胸筋を開放しながら鍛えましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    エクササイズで代謝をあげるコツ。自分にあった運動で理想のからだへ

    胸が大きくなるためのブラの選び方

    アンダーバストのフィット具合

    胸の脂肪が逃げないように、キツめのアンダーを選ぶ方は少なくないのですが、実はバストアップには逆効果です。アンダーがキツくなると、正常な血流が悪くなる上にバストが圧迫されて、胸の成長を妨げるのです。

    さらにアンダーの部分のみが食い込み、お腹や背中に段のような脂肪がついた状態で定着する「おばさん体形」への第一歩にもなります。

    また、締め付けが嫌だからと、アンダーにゆとりがあり過ぎるのもNGです。両手を上げたときにアンダーがずり上がってしまう状態では、ブラジャーを付けている意味がありません。アンダーからバストの下部分の脂肪がはみ出し、そのまま腹部へ下がりお腹のお肉に。

    アンダーバストはしっかりと計測して、緩すぎずキツすぎないものを選びましょう。長い間計測しなおしていない方は、一度店員さんに計測してもらい、自分のサイズを改めてチェックしましょう。

    バストとブラジャーの隙間チェック

    ブラジャーはセットしてホックをとめて終わりではありません。周辺に逃げている「もともとバストであった脂肪」をかき集めて、ボディメイクをして初めて完成です。つけた時点でカップがパンパンになっている状態だと、集めた脂肪があふれてしまい、結局脇・二の腕・背中に脂肪が逃げていきます。

    つけた瞬間にはカップに少し隙間があり、集めた脂肪をカップインしていっぱいになる大きさがジャストサイズです。また、低価格のブラジャーはカップの形が雑であったり、集めた脂肪をホールドする力がないものが多く見られます。多少高額でも、動いたり腕を上げたりしたときにもボディメイクが崩れない、ホールド力の高いものを選びましょう。

    ストラップの長さ合わせ

    ボディメイクしたバストのキープにとても重要なのがストラップ。「買った時に合わせたきり」という方も少なくないでしょうが、洗濯ダメージや劣化にともない伸びてしまうので、正しく着けるにはこまめなチェックと微調整が必要です。

    ブラシャーから最も脂肪が逃げやすいのは脇の部分。適切な長さのストラップは、二の腕・脇・背中から集めた脂肪が元の場所に戻らないよう、バストにキープする役割を果たします。毎日のブラジャー装着時にストラップを正しく調整しておくと、バスト部分に長時間脂肪がキープされるため定着し、バストアップになるのです。

    肩からするりと落ちるようなストラップは問題外ですが、少しの動きで脂肪が脇にはみ出てしまうのもゆるい状態と言えます。逆に肩に食い込んで痛い・肩が凝るなどはキツすぎる証拠。バストの脂肪を逃がさずキープしながらも、負担を感じない長さに調節しましょう。

    左右に身体をひねった時のフィット感

    低価格やデザイン性を重視したブラジャーは、ホールド力に欠けるものが多い傾向にあります。しかし、高価なものでもメーカーやシリーズによって形や特徴が異なるため、高ければ良いわけでもありません。

    ボディメイク直後が美しいのは当たり前ですが、重要なのは日常動作の中で、どれだけボディメイク直後の状態をキープできるかです。自分の体にフィットしたブラジャーであることを確認するには、上体を左右にひねってみるとよくわかります。

    ひねる動作は腰から肩・腕にかけてが大きく伸ばされるため、バストも大きく引っ張られます。バスト周辺にそれだけの大きな動きがあっても、ボディメイクが崩れていないブラジャーであれば、自分の体形にしっかりフィットしている証拠。バストにとって良い環境が長時間持続するため、バストアップにとても効果的であると言えるでしょう。

    夜は育乳用のナイトブラを選ぶ

    ナイトブラの中でも、バストアップをサポートする働きがあるものを「育乳ブラ」と言います。バスト周辺に逃げた脂肪を寄せ集め、寝ている間もバストをキープすることで、バストアップを目指すのです。バストを支えることにより、就寝中のクーパー靭帯の伸びも防止できます。

    さらにナイトブラは締め付け感が少なく素材も柔らかいため、呼吸や血流を阻害せず、心地よい眠りを妨げない点も大きなメリットと言えるでしょう。

    胸を大きくする助けになるサプリメント

    女性ホルモンを活性化させるプエラリア

    プエラリアはクズ科の植物の一種。女性ホルモンである「エストロゲン」を増やす働きがあり、乳腺を刺激してバストアップ効果が期待できます。他にも精神安定・肌や髪に潤いを与える・更年期障害や生理痛の緩和など女性にうれしい効果がたくさん。

    ただし大量に摂取しすぎると女性ホルモンに異常をきたし、生理不順・不正出血・生理痛の悪化などが起こる場合もあるため、用法・容量を守って飲みましょう。

    ハリをアップさせるコラーゲン

    コラーゲンはバストにハリを与えてくれます。美容に良いイメージの強いコラーゲン。たるんだ顔の皮膚細胞にコラーゲンが弾力を与えて活性化すると、たるみが改善して若々しい肌になります。バストの皮膚にもたるみは発生するため、たるんだバストの皮膚にコラーゲンが作用すると、ハリが出て胸の垂れが改善される場合があるのです。

    保水力のあるヒアルロン酸

    ヒアルロン酸には胸自体を大きくする働きはありません。しかしその保水力により肌が美しく保たれるため、バストに透明感・ふっくらとした柔らかさ・ツヤなどが出て美しいバストになるのです。大きさだけでなく、見た目にも美しいバストを目指すのであれば、ヒアルロン酸の含まれたサプリメントを選ぶと良いでしょう。

    女性ホルモンに似た働きのワイルドヤム

    メキシコ原産の山芋の一種であるワイルドヤム。一定の土地・気候でしか育たない品種であるため希少な成分です。プエラリアに並ぶバストアップ成分として注目されており、体内に取り込まれると性ホルモンと同じ働きをし、主に体の若返りに作用すると言われています。

    ワイルドヤムを摂取すると、体内でいくつかのプロセスを経て女性ホルモンである「プロゲステロン」に合成されると考えられています。プロゲステロンは女性の体を妊娠に適した状態に変化させるホルモンであるため、乳腺の発達を促してバストアップへ導くのです。

    バストアップ効果の期待できるアグアへ

    南米原産のフルーツであるアグアヘ。その歴史は古くインカ帝国の時代から食されていたと言われています。女性ホルモンの「エストロゲン」を活性化させる働きがあり、食べ続けると女性ホルモンの影響を受けて、男性でも胸が膨らむというほどです。

    比較的メジャーであるプエラリアに比べると、アグアヘの場合は情報量が少なく、副作用なども明確にされていない部分が多くあります。購入の際には信頼できる流通経路から購入し、指定の用法・用量をしっかり守って飲みましょう。

    大量摂取はせず用量を守る

    健康食品であるサプリメントの中には、大量摂取しても問題のないものも多くあります。しかし、バストアップサプリは女性ホルモンに影響を与える成分を使用しているため、大量に摂取すると体内のホルモンバランスに影響を与えて、体調に異常をきたす場合があります。

    複雑なシステムが絡み合い成り立っている人間のホルモンシステムを、サプリメント等で無理に変動させるのは非常に危険です。「過ぎたるは及ばざるがごとし」たくさん摂ったからといってすぐに胸が大きくなるわけではありません。使用の際には必ず指定の用量を守り、体調の変化に注意しながら使用しましょう。

    サプリは最低3か月飲み続ける

    効果を期待していると、少しでも早く結果が出てほしいと思ってしまいます。多くの方は1か月続けて何の効果も感じられないと「効果がなかった」と諦めてしまうのではないでしょうか。しかし、バストアップはそれほど単純ではありません。

    バストアップサプリは効果が出るまでに平均3か月程度かかると言われています。サプリの成分が体に作用し、実際に目に見えて体が変化するまでには、ある程度の時間が必要なのです。

    体験者の口コミなどを見ても、1か月程度では見た目に変化はあらわれず、2か月前後ではハリやツヤを感じる程度。3か月目に入って初めて「サイズが変化した」という声が見られます。バストアップを目指すのであれば、気長に構えて最低3か月は続けるようにしましょう。

    胸を大きくするために摂りたい食べ物

    イソフラボンが豊富な豆乳

    豆乳には、体内で女性ホルモンと似た働きをする「イソフラボン」が多く含まれています。植物性エストロゲンとも呼ばれ、女性ホルモンを活性化し、バストアップにつながるのです。

    大豆製品全般に含まれているイソフラボンですが、とくに豆乳には多く含まれており、添加物や甘味料が入っている調整豆乳よりは無調整豆乳がおすすめです。

    甘みがないためそのままでは飲みにくい無調整豆乳ですが、普段の牛乳に置き換えて、シリアルにかけたり料理に使うなどすると比較的無理なく摂取できます。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビを豆乳で改善。飲み方のポイントをおさえて内側からキレイに

    高タンパク質な肉類

    タンパク質は体の中で血や肉を作ります。バストアップには女性ホルモンだけでなく、バストに栄養を届けるための血液・バストを支える筋肉も必要です。豚ヒレ肉や鶏むね肉・鶏ささみなどは高タンパク低カロリーのため女性にもおすすめ。積極的に取り入れましょう。

    体を温める生姜などの薬味

    体の冷えはバストアップの敵です。血行不良で必要な栄養が届けられなくなり、女性ホルモンによる作用もバストに働きかけにくくなります。

    昔から体を温めると言われている生姜や、ニンニク・ネギ・わさびなどの薬味は体を温める働きをします。薬味であれば負担も少なくすぐにプラスできますね。生活の中にたっぷり取り入れて体を温めましょう。

    代謝をあげる生野菜やフルーツ

    生野菜やフルーツには酵素が多く含まれています。人間はエネルギーを代謝するために酵素が必要。熱で壊れてしまう栄養素も、生のままであれば丸ごと取り入れることができます。

    生野菜やフルーツは体を冷やすイメージがありますが、良質な油をドレッシングにして一緒に摂る・体を温める薬味をプラスするなど食べ方を工夫すると、熱を生む成分によって冷えが中和されるためおすすめな食べ方です。

    必須アミノ酸の含まれた魚類

    人間が体内で合成することができないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。アミノ酸は多くの種類が集まってタンパク質を構成し、1つでも欠けるとタンパク質の合成が不可能になるのです。バストの形成にもタンパク質は必要不可欠のため、アミノ酸はバストアップにも必要と言えます。

    また、アミノ酸は成長ホルモンの分泌も促進します。成長ホルモンはバストの成長にも影響するため、長期的に成長ホルモンの分泌を促進するアミノ酸を摂り続けることで、バストアップの可能性が高まると言えるでしょう。

    バストアップにまつわる噂の真実

    彼氏に揉んでもらうと大きくなるは本当

    昔から言われている有名な一説。この説は本当で、好きな人に胸を揉まれると、女性ホルモンの分泌が活発になるため乳腺が発達し、胸が大きくなると考えられます。

    ポイントは「好きな人」が相手であること。好きな人に触れられるドキドキや幸福感がホルモン分泌を活発にするため、胸を大きくするには「愛情」が重要な役割を担っているのです。

    バストサイズの遺伝は嘘

    体格・体質・顔のパーツなど、人間の体は遺伝的要素で形成されている部分が多くあります。しかし、バストに影響を与える遺伝的要素は全体の3~4割。バストを構成するごく一部分でしかないため、遺伝によって胸の大きさまでが決定するわけではないと言えます。

    タバコが胸を小さくするは本当

    タバコは全身の血流を悪化させるため、バストアップの障害になります。体にとって何一つ良い影響のないタバコは、吸わないに越したことはありません。ただし禁煙によって極度のストレス状態に陥る場合は、少量を吸ってストレスを軽くする方が良い場合もあります。

    ストレスを抱えている状態では、血管は収縮して血行不良を起こします。また、ストレスはホルモンバランスの乱れも引き起こすため、育乳には多大な悪影響を与えます。1日5本以下であれば、ストレス解消効果が勝るという考え方もあるため、自身の体と精神状態を考慮して最善の選択しましょう。

    温感湿布を張ると大きくなるは嘘

    温感湿布を貼ったからと言って胸が大きくなるわけではありません。温めることで血流が良くなるため、冷えている状態よりは良いと言えますが、湿布を貼るよりはツボ押しやマッサージなどを行う方が効果的です。また、バストの皮膚は柔らかくデリケートなため、湿布によるかぶれの心配もあります。

    温めるのであれば入浴で体の深部から温め、サプリやツボ押しなど、確実な効果が期待できる方法を試した方が良いでしょう。

    矯正下着をつけると大きくなるは嘘

    体のラインを美しく見せる下着に「矯正下着」があります。「補正下着」と混同されますが、意味合いとして少し違いがあります。矯正下着は固く伸びにくい生地などを使い、体を締め付けてボディラインを整えます。締め付けが強いため血行不良を起こしやすく、貧血・肥満・胸の崩れの原因になります。

    補正下着の場合には、メーカーや価格帯にもよりますが伸縮性のある生地を使い、血流を妨げずに体のラインを整えるタイプが主です。

    強い締め付けによりボディメイク効果が高いのは矯正下着ですが、血流を阻害して結果的にはバストに悪影響を与えるため、バストアップにはつながりません。補正下着の場合には、質の良いものであればバストアップとウエストのくびれなどが期待できます。

    しかし高額な上にメーカーによってはそれほど効果の高くない商品も存在するため、消費者側が正しい知識を持ち、他社との比較をしっかり行わなくてはならない難しさがあります。低品質な補正下着を買うのであれば、信頼できるメーカーのブラジャーを購入した方が確実とも言えるでしょう。

    バストを大きくするための生活習慣

    良質な睡眠をとる

    胸を大きくするにはホルモンの働きが重要です。ホルモンバランスを整えるために睡眠が担っている役割は非常に大きいと言えます。肌や細胞の再生・修復を行う成長ホルモンは眠っている間にしか分泌されず、とくに入眠からの3時間を質の高い眠りにすることで、成長ホルモンが活性化されて全身に作用します。

    成長ホルモンは胸にも影響を与えると言われており、成長ホルモンが活発に働く環境を整えておくことは、バストアップの可能性を高めることにつながります。

    また、睡眠不足は乳腺を育てるために必要な女性ホルモンの働きを悪くするため、良質な睡眠によってホルモンバランスを整えるとバストアップにつながるのです。

    睡眠の質を高め、深く眠るためには心と体を入眠モードに導くことが大切。食事は寝る3時間以上前に済ませる・ぬるめのお湯にゆったり浸かる・睡眠前の1~2時間はテレビ・PC・スマホを避けて部屋の電気も暗めにするなどの工夫をすることで、スムーズに眠りに落ちて質の高い睡眠をとることができます。

    背筋を伸ばした正しい姿勢を心がける

    姿勢の崩れはスタイルの崩れです。見た目が悪いだけでなく、筋力低下によりバストが垂れる・血行不良によってバストに栄養が届きにくくなるなどの弊害が生じます。

    正しい姿勢はインナーマッスルを鍛えて女性らしいスタイルに導き、気持ちを前向きにする効果もあります。背筋を伸ばして、胸も気持ちも上を向いて歩きましょう。

    体を動かしてストレスを解消する

    適度な運動はストレス解消にとても効果的です。一定のリズムで行う運動にはストレスを和らげる働きがあり、ウォーキングであれば10分行うだけでも気分転換になり、頭がスッキリします。楽しい気分になるエクササイズダンスなどもおすすめです。

    ホルモンバランスの乱れや血行不良の原因になるストレスを解消し、新陳代謝もアップ。バストアップがスムーズに行われる環境を整えます。ただし運動の際にはクーパー靭帯を守るため、スポーツブラを着用し、胸が上下に激しく揺れないよう注意しましょう。

    入浴で体をよく温める

    入浴で体を芯から温めることは、胸を大きくするためにはとても大切です。全身の血行が良くなるだけでなく、就寝の1時間ほど前に入浴することで上昇した体温が急激に下がる際に強い眠気を感じ、質の高い眠りに入りやすくなるのです。

    ただし熱いお湯には覚醒効果があるため、就寝前はNG。のぼせずに体が芯から温まるよう、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるのがおすすめです。

    起床時に朝日を浴びる

    起床時に朝日を浴びることもバストアップに良い影響を与えます。朝日を浴びると幸せホルモンの「セロトニン」が活性化するためです。セロトニンが活性化すると、連動的に女性ホルモンも増加するため、バストアップにつながるのです。また、朝日によって体内時計がリセットされ、夜間の睡眠の質を高めることにもつながります。

    コツを押さえて胸を大きく育てよう

    昔から胸を大きくするためには「○○を食べる・飲むと良い」などとよく言われていますが、間違った情報もかなり存在しています。胸を大きくするためのポイントは、形を崩さない・乳腺を育てるの2点のみ。

    その2点にどうアプローチするかが個人差の部分で、人によって効果が出る・出ないがあるでしょう。しかしやみくもにケアするよりは、正しく確実な方法を一つずつ選んで試す方がよほど効率的です。

    難しく感じるツボ押しやマッサージなども、コツさえつかめばとても簡単。さまざまな選択肢の中から自分に合うものを取り入れて、自分に自信を持てる理想のバストを手に入れましょう。

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